劔岳 点の記

Tsurugidake 邦題:劔岳 点の記
時間:139分
公開:2009-06-20
製作年度:2008
製作国:日本
配給:東映
製作総指揮:
製作:菊池淳夫、長坂勉、角田朝雄、松崎薫、稲葉直人
監督:木村大作
原作:新田次郎
脚本:木村大作 、菊池淳夫 、宮村敏正
撮影:木村大作
音楽:池辺晋一郎
出演:浅野忠信(柴崎芳太郎(陸軍参謀本部 陸地測量部測量手))、香川照之(宇治長次郎(測量隊案内人))、松田龍平(生田信(陸軍参謀本部 陸地測量部測夫))、モロ師岡(木山竹吉(陸軍参謀本部 陸地測量部測夫))、螢雪次朗(宮本金作(測量隊案内人))、仲村トオル(小鳥烏水(日本山岳会))、宮崎あおい(柴崎葉津よ(柴崎芳太郎の妻))、笹野高史(大久保徳昭(日本陸軍少将))石橋蓮司(岡田佐吉(立山温泉の宿の主人))

主人公が「熱く」ならないキャラなのか、浅野がそういう演技をわざとしているのか、感情移入がゼロな作品。香川の案内人も卑屈だし。ドラマとしての成立が段取りだけで、心理描写が通り一遍というか、ぜんぜん為されていないんだもの。というわけで、映画的な風景に対しての評価しかできない。山岳ドキュメンタリーで綺麗な立山連峰の風景を見るほうがいい。この映画は、人間が演技しているあらゆる場面が邪魔。あ、でも原作があったんだ。新田治郎に同情。

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フレフレ少女

Furefuregirl 邦題:フレフレ少女
時間:114分
公開:2008-10-11
製作年度:2008
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:桑田潔、八木征志
監督:渡辺謙作
脚本:橋本裕志
撮影:藤澤順一
音楽:上田禎
出演:新垣結衣(百山桃子)、永山絢斗(山本龍太郎)、柄本時生(遠藤譲二)、斎藤嘉樹(大坪泰平)、染谷将太(田村晃)、柳ユーレイ(大門教諭)、加藤諒(釜本)、金田哲(北島)、梅田愛子(美紀)、奈津子(由貴)、内田明(真壁)、本多拓人(大嶋秀樹)、日向寺雅人(青田)、秋山奈々(奈津子)、鈴木晋介(海野)、伊藤洋三郎(玉井)、中沢青六(北村)、モロ師岡(仮屋)、内藤剛志(柳原源蔵)

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BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ!

Babybaby 邦題:BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ!
時間:119分
公開:2009-05-23
製作年度:2009
製作国:日本
配給:東映
製作総指揮:
製作:大賀文子、川田亮、瀬田裕幸
監督:両沢和幸
脚本:両沢和幸
原作:
撮影:上野彰吾
音楽:鴨宮諒
出演:観月ありさ(佐々木陽子)、松下由樹(大野春江)、谷原章介(工藤哲也)、神田うの(佐伯レイナ)、伊藤かずえ(日比野康子)、岡田浩暉(次郎ちゃん)、野波麻帆(井上真由美)、MEGUMI(真理)、山本ひかる(ミカ)、忍成修吾(勇治)、藤木直人(高原)、斉藤由貴(平塚みさお)、吉行和子(平塚サエ)

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ハゲタカ

Hagetaka 邦題:ハゲタカ
時間:134分
公開:2009-06-06
製作年度:2009
製作国:日本
配給:東宝
製作:訓覇圭、遠藤学
監督:大友啓史
脚本:林宏司
原作:真山仁
撮影:
音楽:佐藤直紀
出演:大森南朋(鷲津政彦)、玉山鉄二(劉一華)、栗山千明(三島由香)、高良健吾(守山翔)、遠藤憲一(古谷隆史)、松田龍平(西野治)、中尾彬(飯島亮介)、柴田恭兵(芝野健夫)

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NANA2

Nana2 邦題:NANA2   
時間:130分
公開:2006-12-09
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:信国一朗
監督:大谷健太郎
脚本:大谷健太郎
原作:矢沢あい
撮影:清久素延
音楽:上田禎
出演:中島美嘉(木崎ナナ)、市川由衣(小松奈々)、玉山鉄二(一ノ瀬巧)、姜暢雄(本城蓮)、丸山智己(高木泰士)、本郷奏多(岡崎真一)、成宮寛貴(寺島伸夫)、伊藤由奈(芹澤レイラ)、水谷百輔(藤枝直樹)

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ディア・ドクター

Deardoctor 邦題:ディア・ドクター
時間:126分
公開:2009-06-27
製作年度:2009
製作国:日本
配給:シネカノン
製作総指揮:
製作:加藤悦弘
監督:西川美和
脚本:西川美和
原作:西川美和
撮影:柳島克己
音楽:モアリズム
出演:笑福亭鶴瓶、瑛太、余貴美子、井川遥、松重豊、岩松了、笹野高史、中村勘三郎[18代目]、香川照之、八千草薫

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釣りキチ三平

Turisan 邦題:釣りキチ三平
時間:118分
公開:2009-03-20
製作年度:2009
製作国:日本
配給:東映
製作総指揮:
製作:近藤正岳、小池賢太郎、渡井敏久
監督:滝田洋二郎
脚本:古沢良太
原作:矢口高雄
撮影:葛西誉仁
音楽:海田庄吾
出演:須賀健太(三平三平)、塚本高史(鮎川魚紳)、香椎由宇(三平愛子)、土屋太鳳(高山ゆり)、小宮孝泰(松山)、志村東吾(竹田)、安居剣一郎(梅澤)、平賀雅臣、中西良太、片桐竜次、螢雪次朗(駐在)、萩原聖人(三平平)、渡瀬恒彦(三平一平)

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FLAG ~一千万のクフラの記憶~

Flag 邦題:FLAG ~一千万のクフラの記憶~
時間:100分
公開:未公開
製作年度:2007
製作国:日本
配給:オリジナルアニメ
監督:高橋良輔、寺田和男
脚本:野崎透、高橋良輔、寺田和男
原作:高橋良輔
音楽:池頼広
出演:田中麗奈、石塚運昇、日高奈留美、長嶝高士

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つみきのいえ

Tumikinoie 原題:LA MAISON EN PETITS CUBES
邦題:つみきのいえ   
時間:12分
公開:DVD
製作年度:2008
製作国:日本
配給:ROBOT
監督:加藤久仁生
脚本:平田研也
音楽:近藤研二

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プライド

Pride 邦題:プライド
時間:126分
公開:2009-01-17
製作年度:2008
製作国:日本
配給:東映・ヘキサゴン・ピクチャーズ
製作総指揮:
製作:坂井洋一、伊藤秀裕
監督:金子修介
脚本:高橋美幸、伊藤秀裕
原作:一条ゆかり
撮影:
音楽:坂井洋一
出演:ステファニー(麻見史緒)、満島ひかり(緑川萌)、渡辺大(池之端蘭丸)、高島礼子(池之端菜都子)、及川光博(神野隆)、由紀さおり(山本教授)、キムラ緑子(緑川多美)、五大路子(松島春子)、ジョン・カビラ(麻見総一郎)、新山千春(有森)、黒川智花(東野さやか)、長門裕之(星野権三郎)

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風林火山

Furinkazan 邦題:風林火山
時間:165分
公開:1969-03-01
製作年度:1969
製作国:日本
配給:東宝
製作:田中友幸、稲垣浩
監督:稲垣浩
脚本:橋本忍 、国弘威雄
原作:井上靖
撮影:山田一夫
音楽:佐藤勝
出演:三船敏郎(山本勘助)、佐久間良子(由布姫)、大空真弓(於琴姫)、中村錦之助(武田信玄)、中村勘九郎[5代目](武田勝頼)、中村翫右衛門[3代目](板垣信方)、中村賀津雄(板垣信里)、田村正和(武田信繁)、志村喬(飯富虎昌)、香川良介(長坂頼弘)、中谷一郎(内藤修理)、清水将夫(横田備中)、久保明(馬場美濃守)、土屋嘉男(土屋右衛門尉)、嵯川哲朗(秋山伯[老/日]守)、堺左千夫(山県三郎兵衛)、向井淳一郎(萩原常陸介)、村田吉次郎(戸田淡路)、山崎竜之介(甘利備前守)、中村梅之助[4代目](萩原弥右衛門)、緒形拳(畑中武平)、久我美子(三条氏)、高瀬一樹(義信)、寺田広巳(龍宝)、南原宏治(青木大膳)、平田昭彦(諏訪頼茂)、東郷晴子(諏訪岩根)、沢井桂子(諏訪茅野)、春川ますみ(武平の女房)、月形龍之介(笠原清重)、富田仲次郎(高田節頼)、戸上城太郎(村上義清)、石原裕次郎(上杉謙信)

重量感のある監督と出演者で骨太に製作された東宝時代劇。こういう真正面から剛球が飛んでくるような映画って最近ないわよね。「花男」なんだもの。ヒットするのが。わたしとしては、この「風林火山」のような「娯楽映画の王道」のような大人な作品が年に1本は作られてほしいって思うんだけど。でもこんなの作りそうなのって角川春樹くらいしかいないかもね。それはそれで方向的に不幸なことかもしれないわ。

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20世紀少年<第2章> 最後の希望

20century2 邦題:20世紀少年<第2章> 最後の希望
時間:139分
公開:2009-01-31
製作年度:2008
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:島田洋一
製作:
監督:堤幸彦
脚本:長崎尚志 、渡辺雄介
原作:浦沢直樹
撮影:
音楽:白井良明
出演:豊川悦司、常盤貴子、平愛梨、香川照之、ユースケ・サンタマリア、藤木直人、石塚英彦、宇梶剛士、小日向文世、佐々木蔵之介、森山未來、古田新太、小池栄子、木南晴夏、ARATA、前田健、荒木宏文、六平直政、佐藤二郎、片瀬那奈、光石研、石橋蓮司、中村嘉葎雄、黒木瞳、唐沢寿明

2015年が舞台。やっぱり中継ぎ、階段の踊場のような存在の映画になってる。第一部の登場人物もそれぞれ国内にちって、一度世界は滅びかけ、殺伐とした日本は「ともだち」に支配され、その支配は強固になってきているっていう背景。で、豊川悦司たちはその体制へ対して地下でレジスタンスしてるっていうエピソードが並べられる。日本映画っぽいシュリンクした世界観じゃなくて、けっこう壮大な末法な舞台にしているのあたりを評価していいかもしれないわね。いちおう、第三部の完結が気になるわ。第二部単独じゃ映画としてはダメなんだけど。

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ハッピーフライト

Happyflight 邦題:ハッピーフライト
時間:103分
公開:2008-11-15
製作年度:2008
製作国:日本
配給:東宝・フジテレビ
製作:亀山千広
監督:矢口史靖
脚本:矢口史靖
撮影:喜久村徳章
音楽:ミッキー吉野
出演:田辺誠一(鈴木和博)、時任三郎(原田典嘉)、綾瀬はるか(斎藤悦子)、吹石一恵(田中真里)、田畑智子(木村菜採)、寺島しのぶ(山崎麗子)、岸部一徳(高橋昌治)、笹野高史、竹中直人、木野花、柄本明

空港を舞台にしたライトコメディ。チーフパイロットの最終試験でホノルルへ飛ぶ田辺誠一。念願の国際線CAになった綾瀬はるか。というあたりをメインに空港を舞台の群像劇に仕立てようという意気込みは見えるけど、結局それぞれのキャストの「ご存知芝居」「定番の存在感」っていうあたりに気をつかいすぎて、まだるっこしい展開が続くの。コンパクトだけど、これじゃあテレビの2時間ドラマよね。空港と全日空の完全タイアップな。そんな底の浅い発想がざらついてしまう観賞後感。フジテレビも図に乗りすぎかもしれない。

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デトロイト・メタル・シティ

Dtmetacity 邦題:デトロイト・メタル・シティ
時間:104分
公開:2008-08-23
製作年度:2008
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:樋口優香
監督:李闘士男
脚本:大森美香
原作:若杉公徳
撮影:
音楽:服部隆之
出 演:松山ケンイチ(根岸崇一=ヨハネ・クラウザーII世)、加藤ローサ(相川由利)、秋山竜次(西田照道=カミュ)、細田よしひこ(和田真幸=アレキサン ダー・ジャギ)、大倉孝二、岡田義徳、鈴木一真(アサトヒデタカ)、高橋一生(佐治秀紀)、美波(ニナ)、大地洋輔(MC鬼刃)、大谷ノブ彦(DJライ カ)、宮崎美子(根岸啓子)、松雪泰子(デスレコーズ社長)、ジーン・シモンズ[KISS](ジャック・イル・ダーク)

コミックが原作、っていう日本映画が麻薬中毒にかかってるけど。各社は「稼ぐ」から映画道をはずしても目を瞑ってる感じがする。そんな作品がこれね。松山けんいちは素晴らしい役者だと思う。でも、それを動かす監督の力量が反映しやすい役者でもある。このあたりは役柄を自家薬籠中にとりこんじゃう役所とは違う感じかな。ともあれテレビバラエティのディレクターにすぎない李監督。狙いなんだろうけど、コミック的すぎる違和感ありすぎな松山の演技。こんなやついるわけない、っていうデフォルメされた人物像が喜劇になりきれずに、引いちゃう。ぎりぎりじゃなくて、完全に浮き上がっちゃう。そのあたりが致命的。で、わたしには楽しめない極致の作品になっちゃった。どうでもいいけど。

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20世紀少年

20seikiboys1邦題:20世紀少年
時間:144分
公開:2008-08-30
製作年度:2008
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:奥田誠治
監督:堤幸彦
脚本:福田靖 、長崎尚志 、浦沢直樹
原作:浦沢直樹
撮影:
音楽:白井良明
出演:唐沢寿明(ケンヂ)、豊川悦司(オッチョ)、常盤貴子(ユキジ)、香川照之(ヨシツネ)、石塚英彦(マルオ)、宇梶剛士(モンちゃん)、宮迫博之(ケロヨン)、生瀬勝久(ドンキー)、小日向文世(ヤマネ)、佐々木蔵之介(フクベエ)、石橋蓮司(万丈目胤舟)、中村嘉葎雄(神様)、黒木瞳(キリコ)

これまたヒットマンガ原作。東宝が気合入れての配給。三部作の初篇。原作を読んでないからよくわからないけど、ディープな読者にとっては配役の妙も一興らしい。さまざまな謎が提示されて、続編へ繋げられていくから、こりゃ次も観なきゃって思わされちゃった。ただ登場人物が多すぎてこれからが大変そう。覚えてられないかも。とはいえ、うまく宣伝すればイベントムービーに仕立てられていくのかも。花男や恋空みたいな女性客を誘因できるまでに持ってけるかしら。正念場よね。ってほど力こぶ入れるほどじゃないか。

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パコと魔法の絵本

Pakotomaho邦題:パコと魔法の絵本
時間:105分
公開:2008-09-13
製作年度:2008
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:
監督:中島哲也
脚本:中島哲也 、門間宣裕
原作:後藤ひろひと
撮影:
音楽:
出演:役所広司、アヤカ・ウイルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、加瀬亮、小池栄子、劇団ひとり、山内圭哉、國村隼、上川隆也

2度目の鑑賞。東京フォーラムでの完成披露試写。やっぱりすごい。アメリカで公開したら、絶対アカデミー賞外国映画賞の有力候補になれる。とにかく、日本映画史上だけじゃなくて、世界の映画史に存在したことのないタイプの映画よ。ルーカスもスピルバーグも絶対嫉妬すると思うもの。

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椿三十郎

1962_tubaki 邦題:椿三十郎
時間:98分
公開:1962-01-01
製作年度:1962
製作国:日本
配給:東宝
製作:田中友幸、菊島隆三
監督:黒澤明
脚本:菊島隆三 、小国英雄 、黒澤明
原作:山本周五郎
撮影:小泉福造、斎藤孝雄
音楽:佐藤勝
出演:三船敏郎(椿三十郎)、仲代達矢(室戸半兵衛)、小林桂樹(見張りの侍(木村)、加山雄三(井坂伊織)、団令子(千鳥)、志村喬(黒藤(次席家老)、藤原釜足(竹林(国許用人)、入江たか子(睦田夫人)、清水将夫(菊井(大目付)、伊藤雄之助(睦田(城代家老)、久保明(守島隼人)

角川映画のリメイクのちょっと前にも見たけど、やっぱりこちらがいい。「用心棒」の流れで「続・用心棒」ともいえる本作品。映画ビジネスの点から言えば、三十郎シリーズが連発されてもいいだけの三船敏郎演じる三十郎キャラの素晴らしさ。わくわくするストーリー。骨太な演出。まったく同じ脚本でも角川映画のていたらくが哀しい。思想のない現代映画の典型なのかもしれない。

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僕の彼女はサイボーグ

Kanosibogu邦題:僕の彼女はサイボーグ
時間:120分
公開:2008-05-31
製作年度:2008
製作国:日本
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:山本又一朗、チ・ヨンジュン
監督:クァク・ジェヨン
脚本:クァク・ジェヨン
原作:
撮影:林淳一郎
音楽:大坪直樹
出演:綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、吉高由里子、斉藤歩、田口浩正、遠藤憲一、小日向文世、竹中直人、吉行和子

えっと、「バタフライエフェクト」と「サウンドオブサンダー」と「ターミネーター」と「イルマーレ」を混ぜて捏ねてみたら食べられたもんじゃない「謎の物体」ができてしまったというキッチンパニックな作品。時を超えた「純愛」を壮大なスケールで描きたかったんだろうけど、多分ことしの「トンデモ大賞」の映画部門の有力候補だわ。そんな部門あったかは知らないけど。

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ファンシイダンス

Fdance邦題:ファンシイダンス
時間:101分
公開:大映
製作年度:1989
製作国:日本
配給:1989-12-23
製作総指揮:
製作:山本洋
監督:周防正行
脚本:周防正行
原作:岡野玲子
撮影:長田勇市
音楽:周防義和
出演:本木雅弘(塩野陽平)、鈴木保奈美(赤石真朱)、大沢健(塩野郁生)、彦摩呂(笹木英峻)、田口浩正(信田珍来)、近田和正(慈安)、渡浩行(良好)、竹中直人(北川光輝)

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パコと魔法の絵本

Pakotomaho邦題:パコと魔法の絵本 
時間:105分
公開:2008-09-13
製作年度:2008
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:
監督:中島哲也
脚本:中島哲也 、門間宣裕
原作:後藤ひろひと
撮影:
音楽:
出演:役所広司、アヤカ・ウイルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、加瀬亮、小池栄子、劇団ひとり、山内圭哉、國村隼、上川隆也

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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

Funukedomo 邦題:腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
時間:112分
公開:2007-07-07
製作年度:2007
製作国:日本
配給:ファントム・フィルム
製作総指揮:
製作:柿本秀二、小西啓介、鈴木ゆたか
監督:吉田大八
脚本:吉田大八
原作:本谷有希子
撮影:阿藤正一、尾澤篤史
音楽:鈴木惣一朗
出演:佐藤江梨子(和合澄伽)、佐津川愛美(和合清深)、永瀬正敏(和合宍道)、山本浩司(萩原)、土佐信道(小森哲生)、上田耕一(和合曾太郎)、谷川昭一朗(神野)、吉本菜穂子(審査員)、湯澤幸一郎(審査員)、ノゾエ征爾(オーディションの相手役)、米村亮太朗(田嶋)、永作博美

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大地を叩く女

Daichi邦題:大地を叩く女
時間:30分
公開:2008
製作年度:2006
製作国:日本・東京ネットムービー
配給:
製作総指揮:
製作:熊谷まどか
監督:井上都紀
脚本:井上都紀
原作:
撮影:大森洋介
音楽:柴草玲 GLACE 
出演:GRACE 和田聰宏 柴草玲 長見順 かわいしのぶ 平沢里菜子

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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

Tokyotowerokanto邦題:東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
時間:142分
公開:2007-04-14
製作年度:2007
製作国:日本
配給:松竹・日本テレビ
製作総指揮:
製作:
監督:松岡錠司
脚本:松尾スズキ
原作:リリー・フランキー
撮影:笠松則通
音楽:上田禎
出演:オダギリジョー(ボク)、樹木希林(オカン)、内田也哉子(若い頃のオカン)、松たか子(ミズエ)、小林薫(オトン)、渡辺美佐子(筑豊のばあちゃん)、佐々木すみ江(小倉のばあちゃん)、原知佐子(現在のノブエおばさん)、結城美栄子(現在のみえ子おばさん)、荒川良々(えのもと)、辻修(ホセ)、寺島進(ハイカラな男)、小島聖(若い頃のノブエおばさん)、吉本菜穂子(若い頃のみえ子おばさん)、光石研(小料理屋の客)、千石規子(病院の借家の老婆)、仲村トオル(ラジオ局のディレクター)、土屋久美子(高校の女教師)、小泉今日子(不動産屋の事務員

原作を読んでいたから端折る端折る。まあそれは映画ってことでしょうがないわね。「がばいばあちゃん」もそうだけど、実在の人物が現存するわけで、って自伝的小説だからしょうがないけど、そんな実在の人物(しかもタレントや作家っていう有名人)を演じたり演出したりして娯楽作品として「嘘」をついていかなければならないってどうなのかしら。わたしが製作者なら、こういう原作は恐れ多くて映画化できないわ。あ、でもイギリスにも「クイーン」なんて映画あったしなぁ。

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トップをねらえ!劇場版

Topnerae邦題:トップをねらえ! 劇場版
時間:96分
公開:2006-10-01
製作年度:2006
製作国:日本
配給:
製作総指揮:
製作:GAINAX
監督:庵野秀明
脚本:岡田斗司夫
原作:岡田斗司夫
音楽:田中公平
出演:日高のり子(タカヤノリコ)、佐久間レイ(アマノカズミ)、川村万梨阿(ユングフロイト)、若本規夫(コーチ)、大木民夫(タシロタツミ)、渕崎ゆり子(ヒグチキミコ)、勝生真沙子(カシハラレイコ)

「エヴァ」を生み出した方々の初期作品。装甲ロボットパイロットを教育する学園っていうだけでなんとも狂気な世界観だけど、それらのパーツがさらに先鋭化してエヴァに繋がってるのよね。町の風景や風俗が普通の20世紀でありながら、そこに展開される物語が異次元のようなSFになってるっていう設定。少女が少女っぽい学園生活をしながらも、実戦?になるとダイハード状態になっていくっていうあたり。ここからベクトルを辿っていた人たちはエヴァには驚かなかったんだろうなってあたりを理解する教材になったみたい。わたしにとっては。

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天然コケッコー

Tennenkokeko 邦題:天然コケッコー
時間:121分
公開:2007-07-28
製作年度:2007
製作国:日本
配給:アスミック・エース
製作総指揮:
製作: 小川真司、根岸洋之
監督:山下敦弘
脚本:渡辺あや
原作:くらもちふさこ
撮影:近藤龍人
音楽:レイ・ハラカミ
出演:夏帆(右田そよ)、岡田将生(大沢広海)、夏川結衣(お母ちゃん(右田以東子))、佐藤浩市(お父ちゃん(右田一将))、柳英里沙(田浦伊吹)、藤村聖子(山辺篤子)、森下翔梧(右田浩太郎)、本間るい(田浦カツ代)、宮澤砂耶(田浦早知子)、斉藤暁(篤子の父)、廣末哲万(シゲちゃん)、黒田大輔(松田先生)、大内まり(美都子(大沢君のお母ちゃん)

「リンダ・リンダ・リンダ」では山下敦弘監督、狙いなのか、やってみたいだけなのか判らない長回しや、本当に必要なのか?の横移動撮影などなどなど。そんなカットの納得いかなさが満載で、わたしは酷評したんだけど、今回の作品は「成長」してる。俳優たちにも肩に力を入れさせず、「リンダ~」にある作りすぎた日常性じゃなくて、本当に平凡にのんびり見える日常性が描けている。東京の修学旅行のシーンだけちょっぴり力が入りすぎているけど、村の風景の部分は素敵。クライマックスからエンドクレジット一杯ある長回しも、主人公の「続いていく日常、繰り返される日常、普遍ななかで微妙に変化する日常」といった「意味」をしっかり持たせている。アンゲロプロスの真似だけじゃなくて、そのワンカットにどんな意味をもたせて、観客に使えるか、っていうあたりまでは理解が進んでるみたい。そういう意味では一皮むけた感じかな。山下監督。これからちょっと気にしてみようっと。

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バーバー吉野

Babayoshi 邦題:バーバー吉野
時間:96分
公開:2004-04-10
製作年度:2003
製作国:日本
配給:ユーロスペース
プロデューサー:天野真弓
製作:矢内廣、中村雅哉、児玉守弘、黒坂修、高野力
監督:荻上直子
脚本:荻上直子
撮影:上野彰吾
音楽:
出演:もたいまさこ(吉野良子)、米田良、大川翔太、村松諒、宮尾真之介、石田法嗣、岡本奈月、森下能幸、たくませいこ、三浦誠己、浅野和之、桜井センリ

なんで村祭りでオカッパの少年がハレルヤコーラスなのか、っていう極端なシュールな田舎の村を舞台にした、ゆるーい映画。けっこうこのムードっていうか芸風にはまると温水プールでゆらゆら浮かんでるみたいな不安定な安定感のあるゆるゆるぬくぬくな気分が心地よくなる荻上直子節。男の子のヘアスタイルが妙!ってだけでたんたんと巻き起こる小さなローカルきわまりない事件がなんとなく描かれる。そんな雰囲気が心地よい。

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チーム・バチスタの栄光

Bachist 邦題:チーム・バチスタの栄光
時間:120分
公開:2008-02-09
製作年度:2008
製作国:日本
配給:東宝・TBS
製作総指揮:間瀬泰宏
製作:佐倉寛二郎、山内章弘
監督:中村義洋
脚本:斉藤ひろし 、蒔田光治
原作:海堂尊
撮影:佐々木原保志
音楽:佐藤直紀
出演:竹内結子(田口公子)、阿部寛(白鳥圭輔)、吉川晃司(桐生恭一)、池内博之(鳴海涼)、玉山鉄二(酒井利樹)、井川遥(大友直美)、田口浩正(羽場貴之)、田中直樹(氷室貢一郎)、佐野史郎(垣谷雄次)、野際陽子(藤原看護師)、平泉成(黒崎誠一郎)、國村隼(高階権太)

文芸ドラマっぽく書店では原作が平積みになっていて、医療ドラマで「白い巨塔」みたいなスキャンダリズム溢れて、なんてイメージとは程遠い。夢オチにちかいタブーの「狂人の凶行」って、そりゃないわよね。原作を読んでたら絶対みない映画だわ。阿部寛も傍若無人なエラソーなテキトーなキャラに見せつつ有能なエリート官僚なんて、ステレオタイプな役柄といつもの芸風。竹内結子だけが一人深刻にお芝居をしてるっていう、脇はテキトーに流してる竹内座長公演みたいな映画。かなりガッカリだわ。

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眉山 2008-01-06

Bizan邦題:眉山
時間:120分
公開:2007-05-12
製作年度:2007
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:
監督:犬童一心
脚本:山室有紀子
原作:さだまさし
撮影:蔦井孝洋
音楽:大島ミチル
出演:松嶋菜々子(河野咲子)、大沢たかお(寺澤大介)、宮本信子(河野龍子)、円城寺あや(大谷啓子)、山田辰夫(松山賢一)、黒瀬真奈美(河野咲子(14歳))、永島敏行(島田修平)、中原丈雄(小畠剛)、金子賢(吉野三郎)、本田博太郎(綿貫秀雄)、夏八木勲(篠崎孝次郎)


映画ドラマらしいドラマ。母娘の心に住み続けた「秘密」の哀しい物語。犬童監督のきめ細かい演出で、それぞれの登場人物が無駄なくしっかり映画を構成するパーツとしての働きをしているの。宮本信子の母(名演)を軸に、クライマックスの阿波踊りの波をはさんでの父母の再会の感動まで描き切っていく。なんとなく四国のご当地映画、ローカル映画ってイメージだったんで公開時は観なかったのが残念。今回観たDVDよりスクリーンのほうがラストシーンは感動できたかもしれないわ。

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椿三十郎 2007-12-10

Tubaki30 邦題:椿三十郎
時間:119分
公開:2007-12-01
製作年度:2007
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:角川春樹
プロデューサー:三沢和子、徳留義明、市川南、田中迪、梅澤道彦   
監督:森田芳光
脚本:菊島隆三 、小国英雄 、黒澤明
原作:山本周五郎
撮影:
音楽:大島ミチル
出演:織田裕二、豊川悦司、松山ケンイチ、鈴木杏、村川絵梨、佐々木蔵之介、林剛史、一太郎、粕谷吉洋、富川一人、戸谷公人、鈴木亮平、小林裕吉、中山卓也、風間杜夫、西岡徳馬、小林稔侍、中村玉緒、藤田まこと


テレビ朝日あたりでお正月の「スペシャルドラマ」って立ち位置にしておけばよかったのにね。角川春樹さんも映画だけじゃなくてテレビドラマっていう選択肢を持ったほうがいいって思うわ。衛星放送でオリジナルを見たことあるけど、それと比較するとバラエティ番組のパロディコントみたいな軽さ。なんか黒澤明巨匠の作品って、黒澤明だから監督できたっていうことなのね。娯楽作品なのに、ものすごく作家性が高いっていう貴重な作品群なのかもしれない。黒澤フィルモグラフィって。だから「ジャンゴ」みたいに思いっきり黒澤作品の「用心棒」をマカロニウエスタンにした「用心棒」があって、そのマカロニウエスタンをパロディにして、っていう二重三重の屈折した化学変化を加えないと黒澤明の呪縛からは逃走できないのね。オリジナル脚本どおりに再映画化した、っていうところで、もう負けなのかも。

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日本の熱い日々 謀殺・下山事件 2007-11-05

Simoyama邦題:日本の熱い日々 謀殺・下山事件
時間:115分
公開:1981-11-07
製作年度:1981
製作国:日本
配給:松竹
製作:佐藤正之、阿部野人
監督:熊井啓
脚本:菊島隆三
原作:矢田喜美雄
撮影:中尾駿一郎
美術:木村威夫
音楽:佐藤勝
出演:仲代達矢、山本圭、隆大介、井川比佐志、平幹二朗、浅茅陽子、中谷一郎、岩崎加根子、橋本功

1981年の作品。この時代だと十分カラー作品が主流なんだと思うけどモノクロ映画。まあ描かれてる時代背景が松本清張の「日本の黒い霧」の世界なんで、時代の空気感や緊張感や暗黒感を表現するにはモノクロが良かったのかもしれない。それにしても1981年っていうわたしが3歳くらいの頃の、能天気な文化が始まった頃(調べたら「なんとなくクリスタル」とかが書かれた時代らしい)に、こんな戦後の占領軍の謀略告発映画をなんで制作したんだろう。真実を風化させたくない、っていう正義の論調っていうタイプの「一部の納得しない人たち」のための作品なのかしら。主人公の新聞記者役の仲代達也が「真相に迫る=真相の代弁者」といった役どころで、まるで舞台芝居のように青筋たてて叫び続ける演技の見せ場の連続。ちょっと疲れた。事件そのものに興味のかけらもない私にとっては、どうでもいい真相暴露。映画として重いし硬すぎるわよね。

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ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ  2007-10-26

Negahappychained 邦題:ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
時間:109分
公開:2008-01
製作年度:2007
製作国:日本
配給:日活
製作総指揮:
製作:松村傑、廣瀬和宏、山本章
監督:北村拓司
脚本:小林弘利
原作:滝本竜彦
撮影:
音楽:
出演:市原隼人 、関めぐみ 、浅利陽介 、三浦春馬


日活って通を完全に見失ってるって思う。どうしてこういう映画が日活で作られなければいけないの?コミックのようなライトノベルが原作らしいけど、映画と しては監督力が足りなさすぎ、演出力がなさすぎでかなり低レベル。もっと伝わるような演出をして欲しい。あらゆるエピソードや人物描写が唐突で不可思議で ご都合主義で意味のなさそうな悪ふざけをしてるし、本筋じゃないシーンで無意味に映像的に凝ってみたり、もしそれが狙いなら完全にミスだと思うし、演出力 の問題なら監督は廃業したほうがいいって思う。残念ながらわたしの年齢じゃシンクロできないテーマだしね。そんな映画を日活はどうしようっていうのかし ら。

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時をかける少女(2006) 2007-06-23

Tokiwokakerusyojo邦題:時をかける少女(2006)
時間:100分
公開:2006-07-15
製作年度:2006
製作国:日本
配給:角川ヘラルド
製作総指揮:
製作:
監督:細田守
脚本:奥寺佐渡子
原作:筒井康隆
撮影:
音楽:吉田潔
出演:仲里依紗 、石田卓也 、板倉光隆 、原沙知絵 、谷村美月 、垣内彩未 、関戸優希

学園青春アニメってテイストで、原作の「味わい」が出てるのかな?ちとわからないけど、都合が悪い局面になると時間をスキップスキップって便利かも。かなり欲しい能力だけど、限度数があるってのが映画のクライマックスの仕掛けなわけで、まあ辻褄をあわせたのね。でもこの程度のアニメが去年話題になってプチヒットしたっていうけど、アニメマニアじゃない私としては分析不能。

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大日本人 2007-06-07

Dainihonjin邦題:大日本人
時間:113分
公開:2007-06-02
製作年度:2007
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:白岩久弥
製作:岡本昭彦
監督:松本人志
脚本:松本人志、高須光聖
原作:
撮影:山本英夫
音楽:テイ・トウワ
出演:松本人志 、竹内力 、UA 、神木隆之介 、海原はるか 、板尾創路

こんなもの、カンヌがなぜ呼んだか全く理由不明。バッシングされて松っちゃんがキレたとか新聞でも読んだけど「赤いポストは赤い」って言われてキレるのと同じレベル。松竹のロードショーだから公開数からみて多分200本以上フィルムをプリントしてると思う。そんなフィルムが可哀想。こんなの焼付けられて。映画としてどこが面白いかとか不味いとかっていうレベル以前に、これは映画じゃないの。映画って呼んだらいけないし、そういう意味では松っちゃんが「観たことのない映画」って言ってたのは、ある意味正しかったわね。今年観た映画の本数にカウントしたくないって心から思う。

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大勝負  2007-06-01

20070601邦題:大勝負 
時間:92分
公開:1965-05-08
製作年度:1965
製作国:日本
配給:東映
製作総指揮:
企画:俊藤浩滋、彼末光史、新海竹介 
監督:井上梅次
脚本:井上梅次 、宮川一郎
原作:
撮影:わし尾元也
音楽:鏑木創
出演:大川橋蔵、高千穂ひづる 、新城みち子 、大友柳太朗 、片岡千恵蔵 、大坂志郎 、加賀邦男 、多々良純 、天王寺虎之助

二人用心棒な作品。相対する親分それぞれに助っ人に加わりつつ、実は別の目的を秘している二人のライバル。粋な女座長も裏の顔があったり、代官も肝の据わった政略家だし、と登場人物のキャラクターがきちんと過不足なく、都合よく、仕立て上げられていて、きっちり事件を痛快な剣劇とともに片付けていくっていう、人気が絶頂だったころの読み本的な時代劇映画。コンパクトで納得感と満足感があって、それでいて読み捨てる感じに消費できる「娯楽」としての「そう特別なものでもない」っていうカジュアルな存在感がいい。そんな映画にとって幸せな時代の製品なのね。

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べクシル 2077 日本鎖国 2007-05-29

Vexille2邦題:べクシル 2077 日本鎖国
時間:100分
公開:2007-08-16
製作年度:2007
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:濱名一哉
監督:曽利文彦
脚本:半田はるか
原作:
撮影:
音楽:ポール・オークンフォールド
出演:黒木メイサ 、谷原章介 、松雪泰子 、柿原徹也 、朴路美
「砂の惑星」のサンドウォームや「ナウシカ」の王蟲のようなミミズか芋虫の巨大化したものが大量発生して大暴れするクライマックス。なんだかなぁ。日本鎖国なんて仰々しい副題をつけていながら、その動機なんか小悪党の「古典的な世界征服欲求」だし、ナノマシーンウィルスでロボット化されて人格を喪失した日本人のジャンクが集まって芋虫様になって「悪を崩壊させる」っていう勧善懲悪、人間讃歌。アニメーションやCGのテクニックの見せ所を楽しめばいいのか、物語に感動してあげればいいのか全く不明だけど、残念ながら感動できるような高揚感もなくダラダラと「アニメ映画として消化」するしかないの。もっとある意味では作家性が強くてもいいのかもしれないけど、夏休み後半の勝負アニメ作品っていう立ち位置にあるからそういうわけにもいかないでしょう。松竹はバックアップ作品を用意しておいたほうがいいかもしれないわね。公開3週後には「パイレーツ3部作連続上映」なんてあたりを企画しておくべきよ。老婆心ながら。

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パッチギ! LOVE&PEACE 2007-05-28

Pachigilovepeace邦題:パッチギ! LOVE&PEACE
時間:127分
公開:2007-05-19
製作年度:2007
製作国:日本
配給:シネカノン
製作総指揮:
製作:李鳳宇、河合洋、キム・ウテク、西垣慎一郎、川崎代治、千葉龍平、冨木田道臣
監督:井筒和幸
脚本:羽原大介 、井筒和幸
原作:
撮影:山本英夫
音楽:加藤和彦
出演:井坂俊哉 、中村ゆり 、西島秀俊 、藤井隆 、風間杜夫 、キムラ緑子 、手塚理美 、キム・ウンス 、今井悠貴 、米倉斉加年 、馬渕晴子 、村田雄浩 、ラサール石井 、杉本哲太 、麿赤兒 、でんでん 、寺島進 、国生さゆり 、田口浩正 、すほうれいこ 、宮川大輔 、山本浩司 、松尾貴史 、清水優 、桐谷健太 、粟野史浩 、土平ドンペイ 、田中要次 、徳山昌守 、浜田学 、菅原大吉 、堀江慶 、長原成樹 、田中哲司 、日向丈 、愛染恭子 、木下ほうか 、金田敦 、並樹史朗 、竹下明子 、鎌田愛 、吉田千晃 、川村亜紀 、松永京子 、ソン・チャンウィ 、ちすん 、パク・ソヒ 、新屋英子 、中村有志 、温水洋一 、木村祐一

前作は2004年の私の日本映画ベストワンだったけど、残念ながら2007年日本映画ベストワンにはなりそうもないわね。それだけ「泣き笑い&感動の狙い」がゴツゴツと見えてしまって、しらけてしまう。前作の舞台が京都で、そこから上京してきたアンソンの一家のその後の物語。もっと庶民的な事件やエピソードが描かれるかと思ったらキョンジャが映画スターになったり、アンソンが玄界灘で密輸やったり、子供が難病だったりっていう「極端」な状況がベタベタと張り付いてくるからいけない。キョンジャの舞台挨拶のカムアウトにしても「狙い」が見えすぎ。「ここで感動せにゃならんやろ」っていう井筒監督の観客に対するサインがイヤ。そりゃ民族問題や差別問題を正面から描いているから「映画を否定するやつは人道にもとる差別主義者だ」な強迫観念もあるけど、あえて「映画としては平凡」って言っておこう。

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憑神 2007-05-24

Tsukigami邦題:憑神
時間:104分
公開:2007-06-23
製作年度:2007
製作国:日本
配給:東映/TBS
製作総指揮:
製作:
監督:降旗康男
脚本:
原作:浅田次郎
撮影:木村大作
音楽:
出演:妻夫木聡 、夏木マリ 、佐々木蔵之介 、鈴木砂羽 、森迫永依 、笛木優子 、佐藤隆太 、赤井英和 、香川照之 、西田敏行 、江口洋介

浅田次郎作品って映画じゃ奪い合いなのかしら。本当に映画化されるの多いわよね。でも最近はヒットしたのって記憶ないけど。で、東映はこの「憑神」なわけで、ジャンルは時代劇コメディ。もちろんわたしはかなり前に原作を読んでしまっているわけで、あのとぼけた雰囲気がどう出るのかなって期待もたっぷり。で、一応全編原作に忠実に映画化されてたわけだけど、第一印象は、この作品はいったい誰を観客に想定してるのかしらってこと。時代劇っていうだけで鑑賞リストから却下するケースが多いなか、キムタクの「武士の一分」は「大人の鑑賞に耐える」ってことで大ヒットしてたから、そのあたりのラインを狙ってるのかしら。でもコメディだし、妻夫木君がキムタクほどの動員力を持ってるとは思えないし。ストーリーも王道時代劇のそれじゃないし。デートムービーでもないし、夫婦50割引やシルバー割引な人たちには「もの足りない」って思われそうだし。なんか宙に浮いているような立ち位置の作品になっちゃってるの。興行のこと心配してもしょうがないけどね。

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大帝の剣  2007-05-09

Taiteinoken邦題:大帝の剣
時間:110分
公開:2007-04-07
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東映
製作総指揮:
製作:浜村弘一、坂上順、石黒吉貞、渡辺純一、亀山慶二 
監督:堤幸彦
脚本:天沢彰
原作:夢枕獏
撮影:唐沢悟
音楽:見岳章
出演:阿部寛 、長谷川京子 、宮藤官九郎 、黒木メイサ 、竹内力 、大倉孝二 、六平直政 、杉本彩 、遠藤憲一 、津川雅彦 、本田博太郎 、谷口高史 、船木誠

夢枕獏さんの小説は好きで、とっても映像的な表現でサクサク読める。でも、文字で読んで映像的なんだけど、じゃ、それを映像にしたらどうなるかっていうと、とっても映像にしづらいわけで、「陰陽師」なんて頑張ってるけど、やっぱり映像のもつ限界(日本映画のレベルで)があるみたい。ていうわけで、この作品も主人公の怪物的なキャラが阿部寛でいいのか?っていうポイントからして夢枕原作とベクトルがずれてきているだろうし、敵になる忍者軍団にしても、戦隊ものの宇宙人な造形でしかないっていう貧乏ったらしい安っぽさ。やっぱり日本映画じゃムリなのかもしれない。ということは去年の「妖怪大戦争」でも感じたことだし、未見だけど「鬼太郎」だってそうかもしれない。

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日本以外全部沈没 2007-05-05

Nihonigaichinbotsu邦題:日本以外全部沈没
時間:98分
公開:2006-09-02
製作年度:2006
製作国:日本
配給:クロックワークス
製作総指揮:
製作:二木大介、河崎実、鈴木政信 
監督:河崎実
脚本:右田昌万 、河崎実
原作:筒井康隆
撮影:須賀隆
音楽:石井雅子
出演:小橋賢児 、柏原収史 、松尾政寿 、土肥美緒 、ブレイク・クロフォード 、キラ・ライチェブスカヤ 、デルチャ・ミハエラ・ガブリエラ 、リカヤ・スプナー 、岡村洋一 、イジリー岡田 、つぶやきシロー 、ジーコ内山 、松尾貴史 、デーブ・スペクター 、筒井康隆 、黒田アーサー 、中田博久 、寺田農 、村野武範 、藤岡弘、

筒井康隆の原作を読んでないけど、いかにもな発想ね。まあ東宝大作「日本沈没」にあやかろうって促成栽培したテレビのコントみたいな映画。シチュエーションの発想だけ原作どおり(読んでないから想像だけど)だと思うけど、あとはショートコントっぽいシーンの連続。あまりにあからさまで、風刺にもパロディにもなってない「各国要人・セレブの避難民」と傲慢な日本人のやりとり。何の思想も啓蒙もないダラダラした映像が垂れ流されているを眺めながら、ひたすら「早く終わらないかな」って願い続ける98分だったわ。

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HAZAN 2007-05-02

Hazan邦題:HAZAN
時間:108分
公開:2004-01-02
製作年度:2003
製作国:日本
製作:村山英世
監督:五十嵐匠
脚本:荻田芳久 、五十嵐匠
原作:荒川正明
撮影:芦澤明子
音楽:安川午朗
出演:榎木孝明 、南果歩 、康すおん 、柳ユーレイ 、寺島進 、長谷川初範 、大鶴義丹 、益岡徹 、中村嘉葎雄

なぜ板谷波山の伝記映画なんだろう。ご当地ものってことで、どっかから資金が出たのかしら。なんか貧乏なんだけど芸術に人生の全てを注ぎ込んで、妻子の協力のもと遂には日本の陶芸に革命を起こすような作品を作り上げるっていうお話。そのわりには盛り上がりもなく淡々と「貧乏」を描いているだけで、榎木孝明が眉間にしわを寄せてデザイン画を描いてるシーンばっかり。多分脚本が完璧にダメなんだろうなぁ。演出力もゼロなんだろうなぁ。なにをしたかったのかしら、この映画で。

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パビリオン山椒魚 2007-04-13

Pavillionsanshouo邦題:パビリオン山椒魚
時間:98分
公開:2006-09-16
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東京テアトル
製作総指揮:
製作:松下晴彦、御領博 
監督:冨永昌敬
脚本:冨永昌敬
原作:
撮影:月永雄太
音楽:菊地成孔
出演:オダギリジョー 、香椎由宇 、高田純次 、麻生祐未 、光石研 、KIKI 、キタキマユ 、斉藤陽一郎 、杉山彦々 、津田寛治

いったい何をしたかったのか意味不明な映画。単なるオダジョーファンならば、彼が動いて写ってればいいのかもしれないけど、別に動く写真集を観たいわけじゃない私としては、ただただ苦痛な98分だった。物語の設定も、物語の意味も、物語のベクトルも、さっぱり理解不能なまま、姉と思ってた人が母だった、っていうことを唐突にオチとして提示して終わらせてしまう。家族の物語なのか、山椒魚の物語なのか、まあ、年に何本か、わけのわからないモノを焼きこまれたフィルムに同情する作品があるけど、これはその一本なのは確実だわ。

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バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 2007-02-10

Bublego邦題:バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
時間:116分
公開:2007-02-10
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:亀山千広
製作:宮澤徹、種田義彦、和田倉和利、蔵本憲昭、仁科昌平 
監督:馬場康夫
脚本:君塚良一
原作:ホイチョイ・プロダクションズ
撮影:松島孝助
音楽:本間勇輔
出演:阿部寛 、広末涼子 、吹石一恵 、伊藤裕子 、劇団ひとり 、小木茂光 、森口博子 、愛川ゆず季 、鈴木一功 、有吉弘行 、山岸拓生 、杉崎真宏 、小野ヤスシ 、露木茂 、松山香織 、木幡美子 、ラモス瑠偉 、飯島愛 、八木亜希子 、飯島直子 、伊武雅刀 、薬師丸ひろ子

「バブル崩壊」の原因となる政策の発表を阻止するっていう目的でタイムマシンで1990年へ向った母親が行方不明に。そこで娘の広末も送り込まれて、ってプロローグから展開する1990年を舞台にしたバブル絶頂コメディ。純粋に楽しかったわ。とはいえ、わたしが中学に入った頃の話だから「私が謳歌してた」わけじゃないけどね。でも学校じゃお立ち台ごっこや覚えたてのメークやファッションや、ってあたりの「お手本のお姉さん」がああだったもの。カラオケボックスも携帯もなくて、原宿歩くだけで満足してた時代だしね。忙しがってたパパにはめったに家で会えなかったって思いでもあるわ。ともかく、そんなバブル絶頂期の「大人」たちがやってた事が描かれてるから、わたしとしては「そうだったんだ」って改めて客観的にあの「お祭り騒ぎの時代」を感じ取れたわ。ああ、あのときせめて大学生くらいだったら面白かっただろうに。わたしの大学時代なんか「失われた90年代のど真ん中」だものね。最低。なんてプチ嫉妬とともに笑いながら見れたコメディ。ラストのオチも「矛盾だ!!!」ってつっこんでもしょうがないし、そういう種類の映画じゃないから。娯楽作品として多分、面白がり方が特殊かもしれないわね。六本木の夜景とかタワーの電飾とかお店とかのディテールに凝ってると思うから。そういうところを笑ってる人がいたもの。劇場で。ギャグじゃない単なる風景カットに突然ゲラゲラと笑い声が聞こえるの。おそらく製作者がイチバン理想とするお客さんなのかもしれない。風景で笑う観客って。なんかいちいち凝ったポイントをカット毎に説明する本とか出ないかしら。

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弁天小僧

Bentenkozou邦題:弁天小僧
時間:86分
公開:1958-11-29
製作年度:1958
製作国:日本
配給:大映
製作総指揮:
製作:酒井箴
監督:伊藤大輔
脚本:八尋不二
原作:
撮影:宮川一夫
音楽:斎藤一郎
出演:市川雷蔵、勝新太郎 、青山京子 、阿井美千子 、近藤美恵子 、田崎潤 、島田竜三 、舟木洋一 、河津清三郎 、伊沢一郎 、小堀明男 、香川良介 、中村鴈治郎[2代目] 、荒木忍 、清水元 、南條新太郎 、水原浩一 、尾上栄五郎 、伊達三郎 、天野一郎 、志摩靖彦 、市川謹也 、遠山金四郎 、浅尾奥山

原作を良く知らないからなんともいえないけど「真説・弁天小僧」な感じ。出生の秘密や、自己犠牲。なさぬなかの富豪の父と妹を、名乗りもあげずに死を賭して守りきる、っていうお涙頂戴なメロドラマ。苦悩する犯罪者として生きる青春。なんてね。そういうタイプに仕上がった伊藤大輔作品。脚本や撮影も巨匠たちが集まってるし、そういう意味では破綻のない「骨太なドラマ」を指向してるってのはわかるんだけどね。弁天小僧が犯罪計画を語る時に「歌舞伎舞台上の芝居」という形式で劇中劇として表現するところが、なんとも素敵。しかも、語ったあとのカットで、その計画が成功してるっていう時空を超えた演出のキレ。昨今の、あんたナニモノ?な新人監督作品じゃお目にかかれないプロの技って感じだったわ。

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どろろ 2007-02-05

Dororo邦題:どろろ
時間:138分
公開:2007-01-17
製作年度:2007
製作国:日本
配給:東宝、TBS
製作総指揮:
製作:平野隆
監督:塩田明彦
脚本:NAKA雅MURA 、塩田明彦
原作:手塚治虫
撮影:柴主高秀
音楽:安川午朗 、福岡ユタカ
出演:妻夫木聡 、柴咲コウ 、瑛太 、原田美枝子 、杉本哲太 、麻生久美子 、土屋アンナ 、劇団ひとり 、中村嘉葎雄 、原田芳雄 、中井貴一

ラストまで行くとTBSと東宝としては「当たれば続編つくるぞぉ!」って大宣言してる。それなりに当たってるから作るかもね。あと24体あるし。とにかく百鬼丸がまばたきしないかなってとこを注目しつつ観たけど、我慢してたわね。義眼なんだもの、設定が。2度だけまばたきを発見した。ってことを自慢してもしょうがないけど、そんな事でもしてないと眠ってしまいそうだから頑張った。起きてるために。日本らしい国の物語。魔物と天下を獲るために自分の子供の体パーツ48個を交換した父。20年後に奇跡的に成長した子、百鬼丸が魔物をを退治すると失われた体のパーツが戻ってくるっていうロードムービー。途中は進行が面倒なようでバトルシーンだけ。陳腐なクリーチャーと。どうして日本映画ってこうなんだろう。ウェットな抒情を背景にしないと魔物と戦うことさえ出来ない。原作のせいかしら。ともあれ、意識が喪失しそうな瞬間が頻発する138分。最後まで席をたたなかった自分を褒めてあげよう。決して1800円も払ったからじゃないからね。

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近松物語 2006-12-18

Mizoguchi邦題:近松物語
時間:102分
公開:1954-11-23
製作年度:1954
製作国:日本
配給:大映
製作総指揮:
製作:永田雅一
監督:溝口健二
脚本:依田義賢
原作:近松門左衛門
撮影:宮川一夫
音楽:早坂文雄
出演:長谷川一夫 、香川京子 、南田洋子 、進藤英太郎 、小沢栄 、菅井一郎 、田中春男 、石黒達也[俳優] 、十朱久雄 、荒木忍 、東良之助 、橘公子 、浪花千栄子 、葛木香一 、水野浩 、天野一郎 、原聖四郎 、伊達三郎 、石原須磨男 、芝田総二 、篠原隆 、三上哲 、横山文彦 、藤川準 、玉置一恵 、堀北幸夫 、岩田正 、三浦志郎 、金剛麗子 、仲上小夜子 、小柳圭子 、種井信子 、小林加奈枝 、小松みどり
近松門左衛門の原作。心中モノじゃないのね。とはいえ、さまざまな誤解とボタンのかけ違いで堕ちていく、長谷川一夫の手代と香川京子の大経師夫人の不倫。ふつうなら、その前に逃げようも調整しようも説明しようもあるのに、って思うけど、主人公たちは「悲劇的に死ぬ」という予定されたクライマックスへ到達するために、あらゆる救われる可能性を排除していくっていう釈然としない物語。でも演劇だものね。クライマックスがあるからこそ、その経過の物語が「避けようのない迷い込んだ袋小路」でなければならないし、演劇的に道行もなければならないし、互いに「愛」に目覚める場もなければならなし、だって近松だもの。早坂文雄の音楽が文楽、歌舞伎的な音響効果をメインに使っていて、あくまで「演劇的な心理と状況における映画的な表現による近松舞台」っていう「見世物」としての作品の立ち位置を現出しているの。溝口健二監督の画が古典演劇の格調に見事にはまっていて、それでいて映画的な奥行きや動きが計算されているっていう点では巨匠の力なのね。

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手紙 2006-12-11

Tegami2006邦題:手紙
時間:121分
公開:2006-11-03
製作年度:2006
製作国:日本
配給:GAGA=東映
製作総指揮:
製作:宇野康秀、大澤茂樹、高瀬哲、細野義朗、日下孝明、常田照雄 
プロデューサー:朴木浩実、橋口一成
EXプロデューサー:河井信哉、星野有香、大村正一郎、松山彦蔵
監督:生野慈朗
脚本:安倍照雄 、清水友佳子
原作:東野圭吾
撮影:藤石修
音楽:佐藤直紀
出演:山田孝之 、玉山鉄二 、沢尻エリカ 、吹石一恵 、尾上寛之 、田中要次 、山下徹大 、石井苗子 、松澤一之 、螢雪次朗 、小林すすむ 、松浦佐知子 、山田スミ子 、鷲尾真知子 、高田敏江 、吹越満 、風間杜夫 、杉浦直樹

差別についての物語。服役中の強盗殺人犯の弟が、さまざまな人生の局面で「殺人犯の身内」ってことで差別され続けるっていうお話。でも「殺人犯」という言葉を別の言葉に置き換えていけば、あらゆる差別の問題に符号するのかもしれない。という点では「殺人犯」というキーワードが「無難」なものになってるのよね。この場合、差別を描くのに。まあ原作がそういうものなのだろうから、この映画の場合、どこまで悲劇的に弟を差別によって追い込むかっていう表現的エスカレートが大事なんで、成功や幸せが大きいほど、差別によってそこからつき落とされる落差が大きいって事で、落差の分、墜落した時の痛みも大きくなるの。兄弟の、っていうより兄からの切々たる「手紙」に対応していく弟と、彼に思いを寄せる女性っていう構造で、結局のところ「不確かな和解」みたいなあやふやで、未来に何にも救いが具体的に置かれていないままエンディングを迎えてしまう。ヒトゴトのような上司の説教や、公園で遊びに入れてもらえる娘の姿だけで、主人公たちの明るい未来を想像しろって無理な話よね。実はなにも終わってないし始まってもいないっていう、はなはだ映画的カタルシスを欠如した作品になってるってことが致命的。ヒットしてるらしいけど、テレビドラマ鑑賞力しかないレベルの観客が刑務所慰問の漫才で兄に語りかける「ここしかないお涙ちょうだいシーン」と「小田和正の歌」で「予定調和に泣かされて」、結果「いい映画だったみたい」な感想を保持して「お茶」しにいくっていう事が可能だ、っていう安っぽさが理由なのかもしれないわね。

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東京ゴッドファーザーズ 2006-12-08

Tokyogodfathers原題:Tokyo Godfathers
邦題:東京ゴッドファーザーズ
時間:90分
公開:2003-11-08
製作年度:2003
製作国:日本
配給:SPE
製作総指揮:
製作:小林信一、滝山雅夫
監督:今敏
脚本:今敏 、信本敬子
原作:今敏
撮影:須貝克俊
音楽:鈴木慶一
出演:江守徹 、梅垣義明 、岡本綾 、飯塚昭三 、加藤精三 、石丸博也 、槐柳二 、屋良有作 、寺瀬今日子 、大塚明夫 、小山力也 、こおろぎさとみ 、柴田理恵 、矢原加奈子 、犬山犬子 、山寺宏一

アメリカ映画で、しかも40年代あたりの「人間謳歌」系な物語。ジェームズ・スチュワートが主役やってもよさそうな、ウォルター・ブレナンがいい脇役やっててもよさそうな物語。映画的な「ご都合」がふんだんに盛り込まれて、登場人物3人の人生が「クリスマスの奇跡」のように、神様に感謝したくなるような、ハッピーエンディングを用意していある帰納法的なアニメね。捨て子を拾ったホームレス3人が右往左往して、っていうロードムービー風でもあるんだけど、ってここまで書いていて、これはきっと「ジャパンアニメっていう市場があるアメリカマーケットで、アメリカ人好みのストーリーでおもねった、狙いが明確な」映画なのかも、って気づいた。ああ、そういう映画だったんだ。日本でうけるより、アメリカマーケットで満足していただくタイプのアニメなんだぁ。ってアメリカでヒットしたって聞いてないけどね。

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武士の一分 2006-12-06

Bushinoichibun邦題:武士の一分
時間:121分
公開:2006-12-01
製作年度:2006
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:迫本淳一
製作:深澤宏、山本一郎
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 、平松恵美子 、山本一郎
原作:藤沢周平
撮影:長沼六男
音楽:冨田勲
出演:木村拓哉 、檀れい 、笹野高史 、小林稔侍 、赤塚真人 、綾田俊樹 、近藤公園 、岡本信人 、左時枝 、大地康雄 、緒形拳 、桃井かおり 、坂東三津五郎[10代目]

山田洋次監督の「田舎侍もの」ならリスペクトしなければならないっていう、へんな風潮があるみたい。っていうか、批判しづらい状況へ追い込まれていくっていうのかしら。「毒見役の貧乏侍が腐った貝を食べて盲目になって、女房を寝とられて、相手に復讐する」っていうだけの物語を121分かけて見せてくれる。巨匠だから。キムタクが出てるから。映画が「見世物(スペクタクル)」ってことなら、それは十分に資格や条件を備えているんだけど、それが面白いかどうかっていうのは冷静に見極めたいわよね。で、わたしは「たいしたことない」っていう結論。知り合いで「黒沢映画は全部傑作」って豪語する人がいるけど、それに近いわ。「寅さん」以降の山田洋次は「傑作しか作らない」みたいなプロパガンダが松竹からされているっぽい。油断しちゃだめ。

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ハチミツとクローバー 2006-11-22

Hachimitsutoclover邦題:ハチミツとクローバー
時間:116分
公開:2006-07-22
製作年度:2006
製作国:日本
配給:アスミックエース
製作総指揮:
製作:小川真司、今村景子、多田真穂
監督:高田雅博
脚本:河原雅彦 、高田雅博
原作:羽海野チカ
撮影:長谷川圭二
音楽:菅野よう子
出演:櫻井翔 、伊勢谷友介 、蒼井優 、加瀬亮 、関めぐみ 、堺雅人 、西田尚美 、堀部圭亮 、宮崎吐夢 、銀粉蝶 、中村獅童 、利重剛 、春田純一 、清水ゆみ 、池田鉄洋 、田辺誠一

コミック原作の二本立てっていう久しぶりの名画座。原作はつまみ食いした位しかないから、キャラクターや主題となるストーリーについての知識はゼロっていう理想的な予断ゼロな環境で観る事ができた。で、素敵な青春映画になってるの。多分、原作コミックと比較して云々っていうハチクロマニアな方々はいろいろ言いたいこともあるって思うけど、前知識が無いわたしとしては十分堪能できたドラマになってる。蒼井優が本当にいい女優になったわね、っていう「感動」と櫻井君って頑張るじゃないってね。それぞれのキャラクターをきちんと個性的に浮き彫りにしていく高田監督を今後チェック対象にしよって決心してみたりしたわ。大学出る頃のわたしの「気分=先が見えない恐怖と憂鬱と閉塞」を思いだしたわ。まあ、今になって時間が経って見たらたいしたことなかったんだって振り返ることができるけどね。当時は目の前の恋愛さえも、5分先がわからなくて精神がボロボロになってるときもあったしね。登場人物たちはすっごく共感できる人たち。

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DEATH NOTE デスノート the Last name 2006-11-21

Deathnote2v2邦題:DEATH NOTE デスノート the Last name
時間:140分
公開:2006-11-03
製作年度:2006
製作国:日本
配給:ワーナー
製作総指揮:
製作:
監督:金子修介
脚本:大石哲也
原作:大場つぐみ 、小畑健
撮影:石山稔
音楽:川井憲次
出演:藤原竜也 、松山ケンイチ 、戸田恵梨香 、片瀬那奈 、マギー 、上原さくら 、中村獅童 、池畑慎之介 、青山草太 、中村育二 、清水伸 、小松みゆき 、前田愛 、板尾創路 、満島ひかり 、五大路子 、津川雅彦 、藤村俊二 、鹿賀丈史

デスノートって原作のコミックはほとんど知らなくて(終わってるの?連載)前編を観たら、金子監督の「いい面」が出て面白かったっていうのと、前編のラストが「続く…」っていう状態で、結末への渇望もあったしね。で、完結編、140分っていう長尺が途中時間が気にならないままに観終えられたってことで「面白かった」んだろうなぁ。一種のコンゲームみたいなライトとエルの騙しあいがテンポ良くプチドンデンを繰り返しながら展開するから、観客としても「推理=これはどっちがどっちに仕掛けてる?」をしながら参加感たっぷりに観れるの。相変わらず藤村俊二の立ち位置が不明なままなんで、誰か教えて。あれは何の役?ともあれ、全編270分の映画って考えると、よくこれだけダレずにテンポ良く仕上げられたなって感心するわ。金子監督の劇画調が「ガメラ」以来ひさしぶりに成功したって言えるかも。

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寝ずの番 2006-11-04

Nezunoban邦題:寝ずの番
時間:110分
公開:2006-04-08
製作年度:2006
製作国:日本
配給:角川
製作総指揮:
製作:鈴木光
監督:マキノ雅彦
脚本:大森寿美男
原作:中島らも
撮影:北信康
音楽:大谷幸
出演:中井貴一 、木村佳乃 、木下ほうか 、田中章 、土屋久美子 、真由子 、石田太郎 、蛭子能収 、桂三枝 、笑福亭鶴瓶 、浅丘ルリ子 、米倉涼子 、中村勘三郎[18代目] 、高岡早紀 、堺正章 、笹野高史 、岸部一徳 、長門裕之 、富司純子

俳優津川雅彦がマキノ雅彦名義で初監督っていうだけが売りのバカ映画でした。「津川さんへご祝儀」って感じでそこそこの俳優がたちが大集合してるんだけど「上方落語」が舞台っていうだけで設定の決定的なミスなわけで、って原作がそうなんだからしょうがないのかしら。映画つくるなら、こんなのじゃなくて、もっと大上段に構えた「洒脱な娯楽大作」を狙えばよかったのに。どうせこの映画に出てる俳優たちはどんな映画でも「津川さんへご祝儀」で駆けつけて来るんだろうし。といっても監督振りはどうやらダメっぽい感じね。後半の「春歌大合戦」はどんどん引いちゃう。いったいどこが面白くて延々とこのシーンを続けるのかしらって背筋が凍った。きっとやりたかったんだろうなぁ。正常な感覚なら面白くもなんともないシーンなのに、監督っていう立場になると嵌って後へ引けなくなっちゃうんだろうなぁって同情さえ感じるの。津川さん、もう止めたほうがいいわ。

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フラガール 2006-10-27

Hulagairl邦題:フラガール
時間:120分
公開:2006
製作年度:2006-09-23
製作国:日本
配給:シネカノン
製作総指揮:
製作:李鳳宇、河合洋、細野義朗 
監督:李相日
脚本:李相日 、羽原大介
企画:石原仁美
撮影:山本英夫
音楽:ジェイク・シマブクロ
出演:松雪泰子 、豊川悦司 、蒼井優 、山崎静代 、池津祥子 、徳永えり 、三宅弘城 、寺島進 、志賀勝 、高橋克実 、岸部一徳 、富司純子

李相日監督は「雇われ仕事」は上手ね。「69」も素敵だったし。で、自分が作りたいオリジナル作品にチャレンジした「スクラップ・ヘブン」どうしようもなく破綻してしまっていたわね。で、この「フラ・ガール」炭鉱が閉鎖されて行く時代に何らかのビジネスを創り上げなければ、という常磐炭鉱の物語。どこまで演出が加わってるかはともかく「陽はまた昇る」の系統の「企業モノ」の範疇に入れていいのかしら。実話だし。基本的に。だけどそのわりには矢口史靖的な「まきこまれ&目的達成経過感動」モノでもあるし。竹中直人は出てないけどね。ともはれ主役はハワイアンの先生(実在の人なんだそうだ)役の松雪泰子。映画の時間軸はせいぜい1年くらいなんだけど、どんどんババアになっていくの。人間って「イヤな性格」の時は不当に若く美人に見えて、「人間味がでてきた」時は表情が緩んでババアに見えてしまうっていうポイントを抑えた「見事な演技(メイク術も)のお手本」かもしれない。で、肝心の常磐ハワイアンセンターはわたしは行った事もないし、おそらく一生行く事もないだろうから、なーんにも思い入れがないので映画のクライマックスで「ついに完成!大成功!みんな綺麗に踊れた!」って言われてもねぇ、感動の押し売りにちょっと引いた。しずちゃんがでかいのに驚いた。あのでかさだけで日本映画界には貴重なキャラになるかもしれないわ。

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大停電の夜に 2006-10-14

Daiteidennoyoruni邦題:大停電の夜に
時間:132分
公開:2005-11-19
製作年度:2005
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:椎名保
製作:荒木美也子
監督:源孝志
脚本:相沢友子 、源孝志
原作:
撮影:永田鉄男
音楽:菊地成孔
出演:豊川悦司 、田口トモロヲ 、原田知世 、吉川晃司 、寺島しのぶ 、井川遥 、阿部力 、本郷奏多 、香椎由宇 、田畑智子 、淡島千景 、宇津井健
こういうグランドホテル形式っていうの?の映画をつくって見たかったんだろうなぁっていう脚本家や監督の「思い」が見事に空回りしてしまう。大停電という事件によってさまざまな人間関係が交錯して、それぞれの人生のドラマの中でちょっぴりづつ、それと気づかずにすれ違ったり影響を与えたり、っていう物語。でもなんとなく映画の企画書に描かれた「相関図」がまんま見えてしまうの。骨格図がみえてしまう。計算式がね。それじゃあ「・・・のためにココにいる」「・・・のために通りすがる」「・・・のために」っていう映画のために作られたちょっと無理な偶然や、不自然な必然が積み重なってしまうの。スタイリッシュな演出や都会っぽいセリフにコーティングしながらも、まだまだドラマとしての肉付けがしきれてないの。高い目標を掲げたんだろうけど、残念でした。それから病気の美少女モデルと少年のエピソードはいらないかもしれない。意味不明だし。

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涙そうそう 2006-10-12

Nadasousou邦題:涙そうそう
時間:118分
公開:2006-09-30
製作年度:2006
製作国:日本
配給:TBS、東宝
製作総指揮:八木康夫
製作:濱名一哉、那須田淳、進藤淳一 
監督:土井裕泰
脚本:吉田紀子
原作:
撮影:浜田毅
音楽:千住明
出演:妻夫木聡 、長澤まさみ 、麻生久美子 、塚本高史 、中村達也 、平良とみ 、森下愛子 、大森南朋 、船越英一郎 、橋爪功 、小泉今日子

歌謡映画っていうジャンルが昔あったんだよ、って一緒に観た「男」に言われた。ヒットした歌謡曲を映画のタイトルにして、歌詞のテイストを生かした世界観でどーでもいいアダルトな物語が「お約束」のように展開していく、歌のヒットにあやかった、歌の知名度だけを期待した映画。もちろん、多くの場合は歌手がきっちり歌うシーンがバーやクラブとかで作られるんだよ。なんて豆知識を披露してくれた。で、「リンダリンダリンダ」は?って聞いたら、あれは違うって。その時にヒットしてる歌謡曲をサクサクっと作って、歌がヒットしてる時に間に合わせて公開する、らしい。歌じゃないけど「電車男」が速成映画としちゃ存在は似ているね、だって。検索してみたら歌謡曲だけじゃなくてフォークソングの「妹」や「赤ちょうちん」「神田川」あたりも映画になってるみたいだしね。で、「涙そうそう」だ。TBSが社運?をかけて「涙そうそうプロジェクト」を展開してて、特番やドラマを作ってるのは知ってたし、映画もその延長線上にあるっていうのは理解できるわ。で、ふつうの歌謡映画だったわ。兄妹の愛情を描いた感動作に仕立ててあるんだけど、こんな男いないわよ!って憤慨するくらいなキャラクターを妻夫木聡が熱演してた。「お金だして泣きにきてちょーだい」っていう映画だから、どんなにクサくても観客の涙1滴のためには魂も売ります!な気合が十分。韓国映画がクライマックスをしつこいくらいに重奏的に感動を盛り上げようとベタベタに作り上げるのを超えるクライマックス。主人公は死ななきゃ「泣いてもらえないし」、主人公に冷たくしてたばあさんは死んだ主人公のために島歌を歌わなければ「泣いてもらえないし」、アルバムの写真は抜かれてなければ「泣いてもらえないし」、成人式の晴れ着は突然届かなければ「泣いてもらえないし」、おばあちゃんが解脱したような人生論を滔滔と説教しないと「泣いてもらえないし」・・・。もちろんクレジット後にも用意してます!という「泣いていただくためのツールはクライマックスにたっぷりお好みで用意させて頂いています」っていうサービス満点の映画に仕立て上げられてる。わたしはどれも気に入ったのは無かったから、シラけてたけど、どうやら一緒に観た「男」は晴れ着でツボにはまったらしい。脇が甘い人ね。ああ、油断大敵。

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たそがれ清兵衛  2006-10-10

Tasogareseibei邦題:たそがれ清兵衛
時間:129分
公開:2002
製作年度:2002-11-02
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:中川滋弘、深澤宏、山本一郎
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 、朝間義隆
原作:藤沢周平
撮影:長沼六男
音楽:冨田勲
出演:真田広之 、宮沢りえ 、小林稔侍 、大杉漣 、吹越満 、伊藤未希 、橋口恵莉奈 、深浦加奈子 、神戸浩 、草村礼子 、嵐圭史 、中村梅雀[2代目] 、赤塚真人 、佐藤正宏 、桜井センリ 、北山雅康 、尾美としのり 、中村信二郎 、田中泯 、岸恵子 、丹波哲郎

山田洋次監督が図に乗って「時代劇でも僕は巨匠」っていうスタンスを「発見」して、あと10年は生きていけるっていう監督余命を確信したマイルストーンな作品。よく年は「鬼の爪」、今年は「キムタクのズラは似合うかしら?の一分」。で、おさらいのためにチェック。前にも見た時感じた違和感は今回も同じだったわ。真田広之の彫の深いソース顔の武士。これってちょっと「合わない」って思いだすと、物語なんかそっちのけで「違和感」を克服する努力をし続けなきゃいけないの。今回はショックアブソーバがかかってたから大丈夫だったけどね。それに「宮沢りえをもう一回見ておこう」っていう目的だったから。で、再見した宮沢りえは演技者としては、やっぱりこの作品は優れていたって結論ね。抑えて我慢する「愛」を描くのにぴったりだったかも。「鬼の爪」でも同じようなテーマがあって、東宝でも「蝉しぐれ」でも流行にのって、あ、やっぱりマイルストーンよね。この映画。「愛に対する武士のやせ我慢」っていうほんの12文字で語れちゃうレベルのテーマだけど。

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眠狂四郎 殺法帖 2006-09-15

115830496218232邦題:眠狂四郎 殺法帖
時間:82分
公開:1963-11-02
製作年度:1963
製作国:日本
配給:大映
製作総指揮:
製作:
監督:田中徳三
脚本:星川清司
原作:柴田錬三郎
撮影:牧浦地志
音楽:小杉太一郎
出演:市川雷蔵[8代目] 、中村玉緒 、城健三朗 、小林勝彦 、真城千都世

Gyaoでずいぶん前に雷蔵の眠狂四郎を見たけど、今作はそのシリーズ「第一作」らしい。ととりあえず映画検定も控えてるし観ておこうかなっていう鑑賞。主人公はもっとニヒルで無口かというイメージがあったけど、けっこう語るし恋するし世俗的だし。事件もローカルなお家騒動系汚職ネタだし、スケールが小さいってば。ただ映画全盛の大量生産時代には、こういうタイプの「お気楽な娯楽」作品がふさわしかったのかもね。

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劇場版ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海(うみ)の王子マナフィ 2006-08-09

Pokemon2006邦題:劇場版ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海(うみ)の王子マナフィ
時間:108分
公開:2006-07-15
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:
監督:湯山邦彦
脚本:園田英樹
原作:田尻智
撮影:
音楽:宮崎慎二
出演:松本梨香 、大谷育江 、うえだゆうじ 、KAORI 、山田ふしぎ

去年はヒーロー系で、一昨年が妖精ジラーチ。カッコいい体育会系主人公の年と可愛い妖精系主人公の年と交互に作られてるのが劇場版のポケモン。で、今年は「可愛い系」。海の妖精マナフィが可愛い。ぬいぐるみ売れただろうなぁ。劇場販売で。今年が9作目だって。ポケモンの初期世代っていま何歳くらいなんだろう。ディズニーみたいに親から子へっていうことになるまで続けばいいのにね。無理だと思うけど。

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ブレイブ ストーリー 2006-07-21

Blavestory邦題:ブレイブ ストーリー
時間:111分
公開:2006-07-08
製作年度:2006
製作国:日本
配給:
製作総指揮:亀山千広
アニメーション制作:GONZO
製作:村濱章司、秋山創一、渡辺純一、小池英彦
監督:千明孝一
脚本:大河内一楼
原作:宮部みゆき
撮影:
音楽:JUNO REACTOR
出演:松たか子 、大泉洋 、常盤貴子 、ウエンツ瑛士 、今井美樹
フジテレビがGONZOというアニメ制作会社を買ってまで作りたかった「本格アニメでヒットした歴史」。まあヒットしてるのだろうけど、ジブリやポケモンにははるか及ばないっていう点では不満かもしれないわね。あとはどこまで海外で稼げるかってことかしら。どうでもいいけど。対象年齢がどうも中途半端な感じの作品だったし、映像的にも「見たい」というレベルの「オタク的興味を引く話題」もなかったし、で失敗作って言っておこうかしら。単純に「面白くなかった」って書けばいいのかもね。

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バルトの楽園 2006-07-07

Barutonorakuen邦題:バルトの楽園
時間:134分
公開:2006-06-17
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東映
製作総指揮:岡田裕介 、宮川也
製作:野口正敏、妹尾啓太、冨永理生子、ミヒャエル・シュヴァルツ
監督:出目昌伸
脚本:古田求
原作:
撮影:原一民
音楽:池辺晋一郎
出演:松平健 、ブルーノ・ガンツ 、高島礼子 、阿部寛 、國村隼

昭和を感じる映画。老練な「映画屋」がよってたかって「いっちょ上がり!」って仕上げた古典的感動風ドラマ。「あっしら職人はさ、ゴタゴタ言わないで、ココの柱とココの土台とココの建てつけだけしっかりさせときゃ、そりゃあ真っ当な映画を作れるんだぜぃ」っていうお手本みたいな作品。(好き嫌いば別として)脚本(ホン)があって、(好き嫌いは別として)あてがわれた役者がいて、見せ場のポイントを長年の経験と勘でツーカーの職人仲間と阿吽の呼吸で設置して、あとは「お客は喜んでんだろう!」って安酒を呷ってるような映画のたたずまい。って判る?こういう「大量生産品=規格品」みたいな映画をどう言えばいいんだろう。つまり、そういう映画なの。企画から制作、配給、宣伝も含めて全部が「いつものやつね!」っていう手筋で出来てる感じ。観客も「ああ、いつものやつなんだ」ってそれなりに割り引いて観てる。ちょっと有名な女優ととでてると「奢ったねぇ」って得した気分になれるの。そういうところが「昭和」を感じるのかな。って、わたしは小学生時代なんだけどね。昭和って時代は。

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DEATH NOTE デスノート 前編 2006-07-07

Deathnote邦題:DEATH NOTE デスノート 前編
時間:126分
公開:2006-06-17
製作年度:2006
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:高田真治
製作:佐藤貴博、福田豊治、小橋孝裕
監督:金子修介
脚本:大石哲也
原作:大場つぐみ 、小畑健
撮影:高瀬比呂志
音楽:川井憲次
出演:藤原竜也 、松山ケンイチ 、瀬戸朝香 、香椎由宇 、細川茂樹

金子修介監督ってダメなのかイイのか混沌としてるっていうイメージで、いっつも注意してるの。「あずみ2」とか泣きそうになったもの。で、この映画も同じ系統のコミック原作ものってことで、ショックアブソーバをいつも以上にしっかりかけて観た。そしたら、拍子抜けするくらいに破綻も少なくまとまっててイイ感じ。後編も観て見たいって思わせるから「アタリ」の部類に入るかも。「荒唐無稽なSF」なのか「ホラー」なのか「クライムストーリーなのか」って立ち位置を決めずに映画を存在させたことが最大の成功(ってわけじゃないけど)の秘密かもね。松山ケンイチがいい役よね。香椎由宇は「道具」にしかすぎなかったわ。どんどんダメになっていくわね女優として。「リンダ!リンダ!リンダ!」あたりがピークなのかしら。そろそろ見捨てよう。

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トリック 劇場版2 2006-06-19

Trickthemovie2題:トリック 劇場版2
時間:111分
公開:2006-06-10
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東宝・テレビ朝日
製作総指揮:早河洋、島谷能成
製作:桑田潔、蒔田光治、佐藤毅、山内章弘
監督:堤幸彦
脚本:蒔田光治
原作:
撮影:斑目重友
音楽:辻陽
出演:仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久、野際陽子、片平なぎさ、堀北真希、平岡祐太、綿引勝彦、上田耕一、北村有起哉、大島蓉子、アベディン・モハメッド、池田鉄洋、瀬戸陽一朗

こんなものを劇場で観る自分が悲しい。やっぱりテレビドラマのスペシャル版を劇場で観るのってやめよう、今後は。逆に映画のためにスペシャルドラマやってたけど、そっちの方が面白かったもの。ってドラマも見てるわたしは「トリック」ファンかしら。ともあれ、物語はだらだらとりとめないし、予算もないのに大作風な脚本にしちゃったのか、映像も陳腐で安っぽくて雑。こんなバカ映画でも20億円くらいの興収になりそうっていうのだから、日本映画のテレビ局依存体質の「酷さ」が悲しい。このままだと日本映画には川島雄三や山田洋二っていう映画的な娯楽を作れる人や、黒沢明や小林正樹っていう映画的超大作を作れる人は出てこないってことになる。テレビドラマあがりの「30インチのフレーム」でしか勝負してなかったディレクターが大劇場の大スクリーンに投射されるものを作れるわけないじゃないってことに早く気づいて欲しい。映画業界に。

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台風クラブ  2006-06-09

Taifuclub邦題:台風クラブ
時間:96分
公開:1985-08-31
製作年度:1985
製作国:日本
配給:ATG
製作総指揮:宮坂進
製作:山本勉
監督:相米慎二
脚本:加藤裕司
原作:
撮影:伊藤昭裕
音楽:三枝成章
出演:三上祐一 、紅林茂 、松永敏行 、工藤夕貴 、大西結花

なんのことはない田舎の中学生の日常がこれほど瑞々しく描かれてる映画だとは思わなかった。というより、教室の状況なんか十数年前に心がワープした気分。共学じゃなかったけどね。でもなんか日々退屈で「なんか壊れたい!」っていう身の置き所のなさや、このまま年とってババアになるのかっていう身もだえしそうな不安感や、異性への興味や、分化してない性のあっけらかんさや、生きてるだけで面倒で死んだほうが楽そうって思ったり、分別くさくて計算高いオトナの理屈や説得がウザイってだけで、教師は敵でオモチャで汚くて、友達も本当の友達かどうか判らないけど、とりあえず流れとノリでつきあって、カラオケとかたしなんで、っていうグチャグチャな時代。そんな糸がほぐれて真っ当?なオトナになっちゃった自分が振り返ると、とても鼻の奥がツンってなっちゃう「青春」だったのね、って分別臭く考えちゃうことを強要する映画。そんな空気感をオトナのオヤジである相米監督が演出できるって凄い。

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花よりもなほ  2006-06-08

Hanayorimonaho邦題:花よりもなほ
時間:127分
公開:2006-06-03
製作年度:2006
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:佐藤志保、榎望
監督:是枝裕和
脚本:是枝裕和
原作:
撮影:山崎裕
音楽:タブラトゥーラ
出演:岡田准一 、宮沢りえ 、古田新太 、浅野忠信 、香川照之

ライブハウスでは、そのバンドを理解してあげる熱狂ファンがフルキャパになって盛り上がるのに、同じバンドが勘違いして武道館とかに出ると「格が違って負けちゃって」ボロボロになってしまうっていうことあるわよね。ってあったっけ。それはともかく、是枝監督ってライブハウスでフルキャパにするレベルなの。カンヌで盛り上がった「誰も知らない」にしても、その前の作品にしても、商業性から見ると「失格」な監督なのよね。カンヌ監督だから全国拡大ロードショー映画を監督してもらおう、っていうのは彼に武道館を満員にしろ、っていう要求と一緒なの。そりゃライブハウスじゃ手弁当でスタッフがチープだけど照明や音響をやってくれるからいいけど、武道館じゃそうは行かないでしょ。やっぱりお金を書けたステージとセット、照明とかも必要だし。そんな感じで俳優たちも「名のある」キャスティングをしちゃったりして。でも、やっぱり映画のレベルはライブハウス。ということなの。是枝監督がきっと作りたかったのかな。こういう忠臣蔵外伝みたいなの。でもテレビドラマでもいいし、岡田君なんかじゃなくて単館系レベルの作品にしておいても良かったのにね。全国ロードショーの大作にしちゃったことで、映画だけでなく是枝監督そのものの「力量」の限界をあらわにしちゃってるんだもの。

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日本沈没(2006) 2006-06-01

Nipponchinbotsu2006邦題:日本沈没(2006)
時間:135分
公開:2006-07-15
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:濱名一哉
製作:中沢敏明
監督:樋口真嗣
脚本:加藤正人
原作:小松左京
撮影:
音楽:岩代太郎
出演:草彅剛 、柴咲コウ 、豊川悦司 、大地真央 、及川光博

結局のところ草彅剛がアリかどうか、っていう好みの問題だと思うけど、柴咲コウとの恋愛を一方の軸に置いてしまったことが、映画としての最大の敗因ね。ってまだ公開もしてないから失礼か。豊川悦司のやたら格好いい超天才地質学博士が眉間にしわを寄せて「日本を救うのは俺様ひとり」な芝居のハザマに草彅剛が柴咲コウの関西大震災トラウマ独白に同情&恋する物語が、誰がなんと言おうとも語られ、ついでに地震やら列島沈没やら火山噴火やらのCGスペクタクルが唐突に説明無く提示される、っていう統合不全症のような映画。いったい何を言いたいのかまったく不明。肝心の石坂浩二内閣総理大臣も冒頭十数分であっけなくご臨終。あとは残された若手女性閣僚の大地真央が右往左往するけど「なにかをやってる」気配はまったく無いの。って、演出的な語り不足なのかしら。ともあれ、政府中央の確執もちょこっと描いてそれっきり。豊川と大地が元夫婦っていうのも「だからなにか起きるの?」っていう仕掛けにもなにもなってないし、いったいどこまでシナリオを推敲したのかっていうと、多分そんな暇なかったんだ、ってことかしら。

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眠狂四郎 勝負  2006-04-19

Nemurisyobu邦題:眠狂四郎 勝負
時間:83分
公開:1964-01-09
製作年度:1964
製作国:日本
配給:大映
製作総指揮:
製作:
監督:三隅研次
脚本:星川清司
原作:柴田錬三郎
撮影:牧浦地志
音楽:斎藤一郎
出演:市川雷蔵[8代目] 、加藤嘉 、藤村志保 、高田美和 、久保菜穂子

市川雷蔵ってカリスマ的に語られることが多いわよね。若くして死んでしまうと伝説になっていくからなんだろうけど。リアルタイムな人じゃないし、時代劇だしってことで、その現代の映画よりゆるいリズム感もあってピンとこないで終わった。それより、横顔でアゴのラインに緊張感がないっていうか、ゆるい感じなんでちょっとタイプじゃないな。って別に合コンの感想じゃないからどうでもいいんだけど。物語は緊縮財政を進める勘定奉行とそれを助ける眠狂四郎。贅沢をやめられないお姫様と取り巻きが勘定奉行を亡き者にしようっていうすったもんだ。これまたなんとも緩いストーリーね。この時代の大映映画の2本立てプログラムピクチャーとしてはこのクオリティでも許容範囲だったんだろうなって思う。製作費と興収との見合いでね。

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大怪獣東京に現わる 2006-03-31

Daikaijutokyo邦題:大怪獣東京に現わる
時間:101分
公開:1998-09-26
製作年度:1998
製作国:日本
配給:
製作総指揮:
製作:木村政雄、古里靖彦、渡邊惇
監督:宮坂武志
脚本:NAKA雅MURA
原作:NAKA雅MURA
撮影:坂江正明
音楽:鈴木大介
出演:桃井かおり 、本田博太郎 、角替和枝 、吉行由実 、高松英郎

公開当時、怪獣が出てこない怪獣映画っていう話題だった映画ね。知らないうちに終わってしまっていて、かといってレンタルするにもプライオリティ低くて、放置してたけどやっと観るチャンスなわけ。脚本も監督も練れてない世代だからどうこう言ってもしょうがないけど、所詮ワンアイデアで仕立て上げた映画でしかなかったわ。これがフランス映画とかだったら、もっと怪獣という存在に象徴性を持たせたり、ものすごいキャメラワークやさりげない仕草で「誤認」を誘ったりってテクニックを駆使していくんだろうけど、やっぱりテレビコントの域を超えれらなかったみたい。グランドホテル形式を表層だけ真似てみたところで、作者たちの自己満足でしかないっていうスカスカな製品になっちゃって、反省会とかしてるのかしら。

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真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章 2006-03-16

hokutonoken2006邦題:真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章
時間:103分
公開:2006-03-16
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:井本満、堀江信彦
製作:山本秀基、宮直樹
監督:今村隆寛
脚本:堀江信彦、鴨義信、真辺克彦
原作:武論尊、原哲夫
撮影:佐藤正人
音楽:梶浦由記
声優:宇梶剛士 、阿部寛 、柴咲コウ

致命的に声優がダメ。どうしてこういう大作ぶりたい(ってもテレビアニメ上がりのお里が知れてるタイトルだけどね)アニメって勘違いして「俳優」をつかっちゃうのかしら。柴咲コウや宇梶がぜんぜんキャラクターに合ってない。「スチーム・ボーイ」の悪夢が再びってとこかしら。アニメ業界のなかで全然教訓が生かされてないってことよね。俳優が声優しちゃうと、声あてるとき思いっきりアクションしながらあてて、実のところ「声の演技」が放置されちゃってるという想像するけど、どうかしら。プロデューサーの作品クオリティに対しての大ミスね。キャスティングレベルではコマーシャルな声優陣で宣伝はきいたかもしれなけど、やっぱり作品の完成度を犠牲にしちゃいけないわ。

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太陽を盗んだ男 2006-01-23

taiyonusundaotoko邦題:太陽を盗んだ男
時間:149分
公開:1979-10-06
製作年度:1979
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:山本又一朗
製作:伊地智啓
監督:長谷川和彦
脚本:レナード・シュレイダー、長谷川和彦
原作:レナード・シュレイダー
撮影:鈴木達夫
音楽:井上堯之
出演:沢田研二 、菅原文太 、池上季実子 、北村和夫 、神山繁

面白かった日本映画っていう投票で3位になってるってパッケージにあった。で、さすがに面白かった。古くないし。でも私が歩き出してもいない頃の大昔の映画。年バレ…自爆。沢田研二が素敵。今再映画化するなら誰だろう。キムタクかもね、投票してみたら。でも個人的には浅野忠信がいいかも。いずれにしろ、核テロを真正面から扱っていて、それが深刻にならないできちんとエンタテイメントになってるのが凄いと思うわ。この長谷川監督が、この映画以降作品を作ってないらしい。ちょっと判るかも。こんな映画を作ってしまったら、超えるの大変だもの。自分でゴールをきっちゃったのね、多分。いま余生?奥さんが稼ぐからいいのかな。

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立喰師列伝 2006-01-18

tachigui邦題:立喰師列伝
時間:104分
公開:2006-04-08
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東北新社
企画:石川光久
製作:渡辺繁、安永義郎、二宮清隆、奥田誠司
監督:押井 守
脚本:押井 守
原作:押井 守
撮影:坂崎恵一
音楽:川井憲次
出演:吉祥寺怪人、兵頭まこ、石川光久、河森正治、樋口真嗣、寺田克也、鈴木敏夫、山寺宏一

虚構っていうものは「他人を許容」するのか「他人を拒絶」するのか二者択一だと思うけど、この映画は後者かもしれない。なんか自分の観た夢を他人が理解しないのに延々と語ってるだけで、饒舌なアジテーションにも似た山寺宏一ナレーションに意識が朦朧とさせられていくの。「立喰師」という存在が前提となっている戦後日本の社会で、彼らを通して昭和史を検証していくみたいな「理想」があったらしい。ただ、それがパラレルワールドな「もうひとつの」日本であるはず(パロディ化した)が架空と実在の混在という中途半端な背景描写によって揺れてしまってる。1951年生まれという微妙にポスト団塊な押井監督だけに、吉本隆明の言葉や行き止まった学生運動に「社会の必然」として「立喰師」の進化を描いて行くのは、宿便を処理する腸内洗浄にも似た行為なのかもしれないわね。そんな精神的な風俗プレイにつき合わされ、汚臭ただよう自慰的なスクリーンに投射される写真人形劇に対して「傑作」と言わざるえない押井教祖の側近たちや信者たちって哀れよね。

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日本侠客伝 2005-12-16

nihonkyokyakuden 邦題:日本侠客伝
時間:98分
公開:1964-08-13
製作年度:1964
製作国:日本
配給:東映
製作総指揮:
製作:
監督:マキノ雅弘
脚本:笠原和夫、村尾昭、野上竜雄
企画:俊藤浩滋、日下部五朗
撮影:三木滋人
音楽:斎藤一郎
出演:中村錦之助、高倉健、松方弘樹、津川雅彦、田村高広、大木実、長門裕之、三田佳子、藤純子、藤間紫、南田洋子、品川隆二、ミヤコ蝶々、南都雄二、安部徹

東映の任侠映画の代表作っていわれている。笠原和夫脚本とはいえ、やっぱり今みるとストーリーもゆったりしすぎてる。出演者があたりまえだけど、みんな若くて、そればかり気になってしまった。でも今の映画じゃこれだけの「面構え」の役者って少ないわよね。そういう意味では今の日本映画の「かるさ」が悲しいかも。

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春の雪 2005,12,2

harunoyuki 邦題:春の雪
時間:150分
公開:2005-10-29
製作年度:2005
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:富山省吾
監督:行定勲
脚本:伊藤ちひろ 、佐藤信介  
原作:三島由紀夫
撮影:
音楽:岩代太郎
出演:妻夫木聡 、竹内結子 、高岡蒼佑 、スウィニット・パンジャマワット 、アヌチット・サパンポン
三島由紀夫の原作を大事に大事に大事に、丁寧に丁寧に丁寧に、世界観を考証をしっかりして映画化したら「面白くするのを忘れた」っていう作品ね。なんか肩に力が入ってしまったのかしら。こういう時代背景で三島作品だと貴種、耽美、華麗、退廃、爛熟、っていう、いまどきの日本人じゃ完全に文化として喪失したポイントを描ける必要があると思うの。でも行定監督じゃムリだし、ましてや体現する妻夫木聡 、竹内結子じゃ「お里が知れてる」わけだからね。演技だけでフォローできないし、監督も素養がないから、あとは教科書的になぞっていくしかないのよね。で、冒頭に書いたとおりの事態になっちゃったっていうわけね。戦後まもなくな時代の日本映画界だったら、多分きっちり作る事ができたタイプの作品だけど、もうムリね。平成なんだもの。

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博士の愛した数式 2005,11,18

hakasesusiki 邦題:博士の愛した数式
時間:117分
公開:2006-02
製作年度:2005
製作国:日本
配給:アスミックエース
製作総指揮:椎名保
製作:荒木美也子、桜井勉
監督:小泉堯史
脚本:小泉堯史  
原作:小川洋子
撮影:上田正治
音楽:加古隆
出演:寺尾聰 、深津絵里 、齋藤隆成 、吉岡秀隆 、浅丘ルリ子

小泉監督が自ら脚本を書いてる。で、その弊害が映画に出てしまってる。監督は自分で「分かってる」ことを説明してくれない。っていうか、前提である博士の記憶障害や義姉との秘めやかな恋愛感情に対する義姉の「思い」という重大要素を、観客に伝え切れてないの。つまり、過剰にその要素を説明する「ベタさ」を排除してる。オーケストラでバイオリンが主題を奏でている時に、密やかにチェロが通奏低音で曲の深みを演出しているような描き方。でも、この映画じゃ小さすぎて聞こえない、効果が無い。もう少し主張してもよかったんじゃない?って感じ。深津絵里の右往左往する演技についても博士との関係性が時間を経ても「変わらない」対応というのも不自然。一番この映画がダメなのは、原作のハイライトである阪神タイガースの試合を観にいって、少年が江夏が出場しない理由を博士にいう場面がないの。博士の時代を超えた記憶障害の「悲劇」がフォルテッシモで描かれるハイライトなのに、無いの。だから一本調子なダラダラしたバロック音楽みたいになってしまってる。数学の先生になった少年の回想という形式だけど、途中の授業部分が興ざめ。ストーリーからわれに返らされちゃう。ということで、結論は「失敗作」ね。

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TAKESHIS’ 2005,11,18

takeshis 邦題:TAKESHIS’
時間:107分
公開:2005-11-05
製作年度:2005
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:森昌行、吉田多喜男
監督:北野武
脚本:北野武 
原作:
撮影:柳島克己
音楽:NAGI
出演:ビートたけし 、京野ことみ 、岸本加世子 、大杉漣 、寺島進

なんか「契約」で映画を作んなきゃいけないらしいから、一本でっちあげてみようって作られた感じの映画。ひどい出来だから外国の映画祭でハクでもつけようってヨーロッパへ持ってったけど、これじゃ無視されて当然ね。脚本ってあったのかしら、この映画。あったなら読みたい。何年かしたら北野武のフィルモグラフィーから抹消されるかもしれないわね。時間とお金の無駄って宣言するわ。

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東京戦争戦後秘話 2005,11,7

sensohiwa 邦題:東京戦争戦後秘話
時間:97分
公開:1970-06-27
製作年度:1970
製作国:日本
配給:ATG
製作総指揮:
製作:山口卓治
監督:大島渚
脚本:原正孝、佐々木守
原作:
撮影:成島東一郎
音楽:武満徹
出演:後藤和夫、岩崎恵美子

どこが東京戦争なのか全然わからないけどゴダールの「中国女」みたいに、政治的アジテーションがそのままセリフになって若い映画マニアたちが棒読みのような会話をしていくヘンな映画。画面で右往左往してるブルジョア出身の学生が人民革命を真剣に討論する様子が、バブル時代に小学生だった私にとっては「言葉の無駄遣い」にしか見えない。死んだ同志学生が残した「フィルムによる遺書」っていう発想だけで、日本最高学府出身の有名映画監督が「革命家」気取りで難解にゴダールを模倣したゴミなのね。なんか、楽しくなさすぎなんだもの。でも、バカな学生や映画フリークたちは、当時この映画で徹夜で討論とかしたんだろうなぁ。真剣に。でも張本人の監督は銀座で豪遊してたのかもしれない。

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帝都大戦 2005,9,28

teitotaisen 邦題:帝都大戦
時間:107分
公開:1989-09-15
製作年度:1989
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:一瀬隆重
製作:久里耕介、神野智
監督:藍乃才、一瀬隆重
脚本:植岡喜晴、李美儀
原作:荒俣宏
撮影:安藤庄平
音楽:上野耕路
出演:加藤雅也、南果歩、嶋田久作、野沢直子、戸恒恵理子、斉藤洋介、丹波哲郎

「帝都物語」が関東大震災で帝都崩壊するっていう加藤の陰謀を描いて、その続編で東京大空襲で帝都崩壊して加藤再登場っていう映画。でも主軸は丹波哲郎の僧がヒトラーを呪い殺すっていう不可思議な「日本敗戦」の陰謀だったり、とりとめがなさすぎ。加藤もなにをしにきたのかわからないままで打ち破られてしまう。っていうわけで、タイトルというかヒットした前作の余韻だけがウリの無思想な映画ということでした。っていっても今年登場した3度目の加藤は「妖怪祭り」の主催者だものね。

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特急にっぽん 2005,9,23

tohomonos 邦題:特急にっぽん
時間:85分
公開:1961
製作年度:1961
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:藤本真澄、菅 英久
監督:川島雄三
脚本:笠原良三
原作:獅子文六
撮影:遠藤精一
音楽:真鍋理一郎
出演:フランキー堺、団 令子、白川由美、小沢栄太郎、中島そのみ、沢村貞子、滝田裕介、太刀川寛、森川 信、中山 豊

これまた忘れられた傑作喜劇。とはいっても、フランキー堺の絶妙な演技が映画そのもののキレのよさを体現してるって言える。新幹線が無くて「特急こだま号」が東京と大阪を7時間半で結んでいた時代。庶民派の食堂車のウェイトレスやハイソなエリート職のスチュワーデス(って凄い役割があったのね)や彼女たちをお嫁さん候補に「観察」に来ている母子や、刑事やスリや、さまざまな乗客と乗員が右往左往するグランドホテル形式のコンパクトな喜劇。なんか日本映画の「娯楽の幅の広さ」があった時代ってうらやましい。こんな映画が毎週新作で封切られるんだもの。考証が雑なテレビドラマが映画を凌駕してしまう今はつまらない。クライマックスの「だんまり」に似た無言劇で完全無欠なハッピーエンドを一気に見せきる演出の冒険と、その要求に応えたフランキー堺をはじめとるす演技陣に「失われた栄光」を垣間見てしまう。

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箱根山 2005,9,23

tohomonos 邦題:箱根山
時間:105分
公開:1962
製作年度:1962
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:藤本真澄、角田健一郎
監督:川島雄三
脚本:井手俊郎、川島雄三
原作:獅子文六
撮影:西垣六郎
音楽:池野 成
出演:東山千栄子、加山雄三、藤原釜足、北あけみ、佐野周二、三宅邦子、星由里子、東野英次郎、有島一郎、森繁久彌

加山雄三が19歳の学生っていう役柄。箱根の、多分富士急や小田急や西武の開発競争のさなかに「タイムリー」なテーマだっていう話題性で製作されたんだろうなって想像。温泉テーマパークみたいな箱根小桶園をモデルにした巨大資本と老舗のいがみあってる2軒の温泉宿を舞台にロミオとジュリエットをなぞったような関係性の男女を軸に構成されてる。ただちょっと突き抜けたような軽さ、笑いが少ないから残念ね。時代背景もあるのかちょっと「旧い人間と新時代の若者の主張」っていう雰囲気の構図も計算にいれてあるだけにひいてしまうわ。でも喜劇だけあって、登場人物に悪人が一人も出てこないのだから凄い。

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帝都物語 2005,9,23

teitomonogatari 邦題:帝都物語
時間:136分
公開:1988-01-30
製作年度:1988
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:一瀬隆重
製作:堤康二、飯泉征吉
監督:実相寺昭雄
脚本:林海象
原作:荒俣宏
撮影:中堀正夫
音楽:石井眞木
出演:勝新太郎、嶋田久作、原田美枝子、石田純一、姿晴香、寺泉憲、桂三枝、坂東玉三郎、佐野史郎、平幹二朗、高橋幸治、いとうせいこう

初めて観た。「妖怪大戦争」をプロデュースっていうかめちゃくちゃにした張本人グループの首領である荒俣宏の傑作ヒット小説の映画化っていうことで覗いてみたかったの。それに「妖怪」でも怨霊の権化として登場した加藤のデビュー作?っていうから余計に興味津々。で、こっちのオリジナル?加藤の方が凄かった。嶋田久作あなどれない。その異様な貌。それにしても歴史上の人物をそのまま自由に配役して、それなりに辻褄を合わせていく「物語る」力はすっごく感じた。テクニックとかは一昔のものなんだ割り引かなきゃいけないけど、原作がすごいのかな?これは。実相寺監督の芸風って変わらないのね。今年観た新作「姑獲鳥の夏」、演出力はゼロ成長だったもの。

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釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪ 2005,9,2

turi16 邦題:釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪
時間:115分
公開:2005-08-27
製作年度:2005
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:瀬島光雄、深澤 宏
監督:朝原雄三
脚本:山田洋次 、石川勝己 、平松恵美子
原作:やまざき十三 、北見けんいち
撮影:近森眞史
音楽:信田かずお
出演:西田敏行 、三國連太郎 、浅田美代子 、伊東美咲 、加藤武

壮絶な定番映画だから、楽しく時間をすごせたわ。尾崎紀世彦が素敵なパパ役。1000円均一っていうお気楽映画よっていう主張が「居直った」感じでいいな。ちゃんとその程度の料金分は楽しめるもの。1800円だったら暴れるかもしれないけど、そういう意味では料金に見合った娯楽なのよね。常連のみなさん快調。運転手さんも出番が多くて芝居のしがいがあったみたいだしね。

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博奕打ち 総長賭博 2005,8,6

socho 邦題:博奕打ち 総長賭博
時間:95分
公開:1968-01-14
製作年度:1968
製作国:日本
配給:東映
製作総指揮:
製作:
監督:山下耕作
脚本:笠原和夫
原作:
撮影:山岸長樹
音楽:津島利章
出演:鶴田浩二、藤純子、桜町弘子、名和宏、曽根晴美、佐々木孝丸、三上真一郎、沼田曜一、香川良介、中村錦司

笠原和夫さんの本「仁義なき戦いをつくった男たち―深作欣二と笠原和夫」を読んで、絶対観たかった映画。やっと見つけた。東映の任侠映画最後の時代の最高傑作であり、その後の実録路線への境界にあるって書いてあった。笠原和夫が綿密な取材を通して、リアルに任侠の人たちの「言語」を集めて脚本に仕立てていった「台詞の完成度」の高さがどんなものか知りたかった。この本を読まなければ、絶対観るタイプの映画じゃないし、もし観てても、台詞の細部の「任侠系単語=符牒」に気づきもしなかっただろうなって思う。そういう意味では、この本で予習していただけに、映画における台詞の凄さっていうものを実感したわ。たかがヤクザ映画って流して観てはいけないっていうことが良く理解できた。ものすごく緻密に構築された「芸術作品」であることに脱帽だわ。

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劇場版 NARUTO-ナルト- 大激突!幻の地底遺跡だってばよ 2005,7,29

naruto05 邦題:劇場版 NARUTO-ナルト- 大激突!幻の地底遺跡だってばよ
時間:94分
公開:2005-08-06
製作年度:2005
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:
監督:川崎博嗣
脚本:川崎博嗣 、宮田由佳
原作:岸本斉史
撮影:
音楽:六三四プロジェクト 、増田俊郎
出演:竹内順子 、中村千絵 、森久保祥太郎 、石田彰 、黒川智花

去年のNARUTOはとっても良くて、クライマックスからエンディングロールでは不覚?にも涙が止まらなかったけど、今回はちょっとダメ。冒頭からタイトルまで主人公のナルトは出てこないし、説明無用のアクションシーンから始まるから意味不明。去年は、それが映画館で見てる映画だったっていうバラシですんなりストーリーにはいっていけたけどね。今年の作品は「ハガレン」みたいに世界観や人物相関の既知前提になってるから、ストーリーに追いつくのが大変。しかも、物語る過程が乱暴で、想像力を要求されちゃうの。そういう意味では「凝りすぎ」な監督の「作品」ね。だれでも楽しめる「娯楽製品」にはなってないもの。

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劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 2005,7,28

hagane 邦題:劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者
時間:105分
公開:2005-07
製作年度:2005
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
監督:水島精二
脚本:曾川昇
原作:荒川弘
撮影:
音楽:大島ミチル
出演:朴路美 、釘宮理恵 、豊口めぐみ 、大川透 、内海賢二

レギュラー放送しているアニメ映画の場合、前提になる世界観を既知のものとするか未知のものとするかで観客を選択していると思う。ポケモンは、対象が子供っていうこともあって、毎回、ポケモンとは何?っていう説明がされてから、その回の状況や背景をきちんと冒頭で説明してくれる。ところが、この作品はそういった世界観解説が皆無なところから始まるので困った。だって、アニメを観てないんだモノ。ということは、私はこの映画の想定観客にされてなかったっていうことなのよね。それはそれでいいけど、仲間はずれにされた気分で、ちょっとムカついた。

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フライ,ダディ,フライ 2005,7,28

flydaddy 邦題:フライ,ダディ,フライ
時間:121分
公開:2005-07
製作年度:2005
製作国:日本
配給:東映
製作総指揮:
製作:
監督:成島出
脚本:金城一紀
原作:金城一紀
撮影:
音楽:安川午朗
出演:岡田准一 、堤真一 、須藤元気 、星井七瀬 、松尾敏伸 、渋谷飛鳥

物語に高揚感が欠けてる。鍛錬の末に目的を達成するっていう構図はロッキーでもジャンプのコミックでも、どこにでもころがってるから珍しくない。ということは、あとは映画的にどこまで元気にさせてくれるのかなっていう一点が評価の分かれ目になるの。で、この映画は、その高揚感を与えてくれなかった。元気になれなかった。そういうものなのね。っていう物語の結末を淡々と見せられて、さあ終わりですってつきなはされちゃう。で、多分、中盤に挫折がなかったからかなって勝手に想像するけど、どうかしら。

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たどんとちくわ 2005,7,26

tadon 邦題:たどんとちくわ
時間:102分
公開:
製作年度:1998
製作国:日本
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:板谷健一、川崎隆
監督:市川準
脚本:市川準、佐藤信介、NAKA雅MURA
原作:椎名誠
撮影:小林達比古
音楽:板倉文
出演:役所広司 、真田広之 、根津甚八 、田口トモロヲ 、桃井かおり

まさに「たどん」と「ちくわ」で、2本の映画がとりあえず1本にしてあるの。しかも原作まであるっていうから狂気の連鎖は怖い。どこで誰が、こんな映画を作ってしまおうって思ったのかは謎だけど、出来てからの映画説明や紹介や褒め言葉やっていう「コメント」がすっごい作りにくい映画だっただろうなって思う。で、多分、監督のフィルモグラフィやオピニオンコメントでごまかしちゃうっていうパターンかしら。どっちにしても、映画そのものの存在無意味、皆無は実験性と後ろ向きな先鋭性、ああ、言葉を選んでるだけでイヤになっちゃう。

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ドンを撃った男 2005,7,21

don 邦題:ドンを撃った男
時間:91分
公開:
製作年度:1999
製作国:日本
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:板谷健一、米山紳
監督:和泉聖治
脚本:友松直之
原作:山田勝啓
撮影:
音楽:
出演:的場浩司、千堂あきほ、中野英雄

USENのオンデマンドの映画ってCMが入るからイヤだけど、無料だもの。我慢しなきゃ。で、つい観てしまったけど、こういう映画が需要があるっていうことにビックリ。なんかオーダーメイドのような狭い需要なんだろうなぁって思う。どういう観客たちがあつまるのかしら。内容は妻子あるヤクザが親分の仇を討つのに、大阪の巨大組織の大ボスに銃撃するまでの物語。映画として、ストーリーがもたついていて、観ていて飽きるけど、そういうものなのかな。

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NANA 2005,7,5

nana 邦題:NANA -ナナ-
時間:114分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:
監督:大谷健太郎
脚本:浅野妙子 、大谷健太郎
原作:矢沢あい
音楽:
出演:中島美嘉 、宮崎あおい 、成宮寛貴 、平岡祐太 、松山ケンイチ

可愛い映画。なんか、いろんなエピソードや細かなリアクションで自分に投影しやすい映画かもしれない。かっこよくて可愛い。でもそれだけ。メッセージとかは安っぽい方向へ向きすぎ。もっと堂々としてればいいのに。20歳の女の子がいろんな「ワケアリ」を背負っていくんだけど、やっぱり映画と実際の生活と「距離感」がありすぎ。お伽話になっちゃってる。「下妻物語」はそのあたりをファンタジックは映像加工で「嘘だから」っていう居直り的な手法をとってたけど、この作品はマジなまま終わる。それはそれでいいんだけど、映画のもつ「ありえない」っていう現実逃避道具として有効か?っていうと不満は残ってしまうわね。

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電車男 2005,7,2

densha 邦題:電車男
時間:101分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:
監督:村上正典
脚本:金子ありさ
原作:中野独人
音楽:服部隆之
出演:山田孝之 、中谷美紀 、国仲涼子 、瑛太 、佐々木蔵之介

期待ゼロで見たら、意外ときちんと作ってた。昨日死んだ芸能界の有名人の追悼番組が放送されてるみたいな促成栽培な映画かなって思ってた。だから雑な内容や練りきれてない矛盾だらけの脚本かなってナメてたら、プロの仕事してた。テレビの2時間くらいのスペシャルドラマレベルのクオリティがあるんだもの。ただ、こういう異端なベストセラーだから「発端」の説得力のなさや、心情の希薄さは残ってたわね。

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天使 2005,5,24

tenshi 邦題:天使
時間:115分
公開:
製作年度:2005
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
監督:宮坂まゆみ
脚本:
原作:桜沢エリカ
音楽:
出演:深田恭子、永瀬正敏、安藤希

深田恭子ちゃんが世の中を見つめる、ちょっと不思議ちゃんなB級っぽい天使。ちいさな幸せを小さな町の人たちのあれこれに分け与えてい映画。原作が短編集なんで、エピソードが連なるタイプの映画になっているけど、もうしこしシナリオを練ったほうがよかったのかもしれない。起伏がほとんどなくて、本線の物語も事件らしい事件もなく、のほほんとささやかな恋愛が成就する。それはそれで最近はやっているオフビート系の脱力ムービーなんだろうけど、それにしては計算がされていない感じもするわ。原作が桜沢さんの描写力で「世界観や雰囲気」をかもし出しているのに、やっぱり実写だとリアルすぎちゃうから。深田恭子ちゃんの台詞が一言もないのも不思議。どっかで一言くらい「決める」っていう場面があるかなって思っているうちに終わった。

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亡国のイージス 2005,5,17 CANNES 2005

aegis 原題:AEGIS
邦題:亡国のイージス
時間:127分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:日本
配給:ヘラルド・松竹
製作総指揮:
製作:
監督:阪本順治
脚本:
原作:福井晴敏
音楽:
出演:真田博之、寺尾 聡、佐藤浩一、中井貴一

福井作品が今年は映画化が連続してる。で、やっぱり想像通り。イージス艦の中でスッタモンダ。これが潜水艦ならローレライだし。スケールが小さいのはどうしようもないけど、それ以前に「誰に見せたいの」っていうのが判らない。作りたかっただけの映画で完結しちゃっている気がする。メッセージ性を追求するなら「博士の異常な愛情」をもっと分析すればよかったのにね、って思う。中井貴一が演じる北朝鮮工作員の「動機」が最後まで判らなかったの。動機って結果を目的とするものだろうし、そうなると何を「結果」したかったのか全然わからないの。まあ、そういう国家なんだから工作員もそうなの、っていうことかな。それにしては野球場のシーンとか意味不明。オープニングの数分間が意味不明。如月の存在が意味不明。で、真田博之に娘がいて、っていうエピソードが存在理由ないのに延々と語られる。ってなぜ?もっともっと削ることができそうなのに2時間以上の映画になっちゃってる。お客さんを呼ぶなら荒唐無稽な戦争シミュレーションスペクタクルにしたててアクション映画に仕切ってしまえばいいのに、日本映画ってウェットな要素をどうしても「意味ないのに」入れたがる。入ってないと不安なのかしら。そういう点では日本映画には「ダイ・ハード」は永遠に生まれないかもしれない。

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東京ゾンビ 2005,3,25

TokyoZombiev2 邦題:東京ゾンビ
時間:103分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:日本
配給:東芝
製作総指揮:
製作:
監督:佐藤佐吉
脚本:
原作:花くま ゆうさく
音楽:
出演:浅野忠信、哀川翔

あああ、新人監督がやっちゃいましたぁっていう映画。今まで観たことが無いような世界を見せてくれるのが映画なら、この作品は確かに映画なんだろうけど、やっぱり文法がたどたどしいので奇跡は起きなかった。自然文で作る俳句のような方向しかできないっていうか、技術がなかったんだろうけど、時の運があれば、素人でも素晴らしい句を詠めるはず。でも、やっぱり奇跡をおこすまでの底力はなかってみたいね。残念。

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パッチギ! 2005,1,27

batigi 邦題:パッチギ!
時間:119分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:日本
配給:
監督:井筒和幸
脚本:羽原大介 、井筒和幸
原作:
音楽:加藤和彦
製作:
出演:塩谷瞬 、高岡蒼佑 、沢尻エリカ 、楊原京子 、尾上寛之

今のさまざまなポップスは時代をおいてけぼりにして、アーティストの作品としてしか存在しないものが大半。でも、ここに描かれている「歌」は時代とそこに生きている人たちと歩調を合わせて「生きて」いる。なんか幸せな時代ね。目的や目標や問題意識やさまざまな「怒りを向ける対象」や「具体的に見える閉塞感の原因」とかがあって。日本人、朝鮮人という民族の関係性はドラマとしては「ウェストサイド物語」。「ロミオ~」というよりね。素敵な高揚感を与えてくれる映画だったな。好き。

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劇場版 テニスの王子様 二人のサムライ The First Game 2005,1,20

tenipri 邦題:劇場版 テニスの王子様 二人のサムライ The First Game
時間:65分
公開:2005-01-29
製作年度:2005
製作国:日本
配給:松竹
監督:浜名孝行
脚本:前川淳
原作:許斐剛
音楽:渡部チェル
製作:
出演:皆川純子 、置鮎龍太郎 、近藤孝行 、津田健次郎 、甲斐田ゆき

コアなファン向けの映画っていうことで、犬夜叉なみに排他的な映画だった。それでも努力してそれぞれのキャラクターを紹介をしてはいるけど、消化しきれないで終わった。それぞれの「話っぷり」が、アニメ視聴者にとってはご存知なものなのかもしれないけど、笑う場所がわからないだけに辛いな、やっぱり。ストーリーむおざなり。同じマニアが喜んだ去年のNARUTOはストーリーがしっかりしてたから、初体験ユーザーでも楽しめたけど、テニプリは無理だった。短編も多分マニアには垂涎のキャラ総登場なんだろうけど、よくわからないで終わった。

邦題:跡部からの贈り物~君に捧げるテニプリ祭り~
時間:30分
公開:2005-01-29
製作年度:2005
製作国:日本
配給:松竹
監督:浜名孝行
脚本:前川淳
原作:許斐剛
音楽:渡部チェル
製作:
出演:皆川純子 、置鮎龍太郎 、近藤孝行 、津田健次郎 、甲斐田ゆき

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劇場版とっとこハム太郎ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔 2004,12,23

hamu2004 邦題:劇場版とっとこハム太郎 はむはむぱらだいちゅ!
ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔
時間:40分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:出崎 統
脚本:金春智子
原作:河井リツ子
音楽:
製作:
出演:間宮くるみ 、池澤春菜 、松浦亜弥

今年は40分くらい。これまでの「ゴジラ」と併映じゃなくて「犬夜叉」とのペア。相変わらず、ものすごいスピード感で物語がすすむ。子供たちはついていけるのかしらって心配になっちゃう。松浦亜弥がゲストで声優しているけど、カツゼツがちょっと悪い。キャラクターは可愛いけどね。でもエコハムはうざい。いらない。(2回目)

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劇場版とっとこハム太郎 ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔 2004,12,10

hamu2004 邦題:劇場版とっとこハム太郎 はむはむぱらだいちゅ!
ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔
時間:40分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:出崎 統
脚本:金春智子
原作:河井リツ子
音楽:
製作:
出演:間宮くるみ 、池澤春菜 、松浦亜弥

今年は40分くらい。これまでの「ゴジラ」と併映じゃなくて「犬夜叉」とのペア。相変わらず、ものすごいスピード感で物語がすすむ。子供たちはついていけるのかしらって心配になっちゃう。松浦亜弥がゲストで声優しているけど、カツゼツがちょっと悪い。キャラクターは可愛いけどね。でもエコハムはうざい。いらない。

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ピンポン 2004,11,17

pinpon 邦題:ピンポン
時間:114分
公開:2002
製作年度:2002
製作国:日本
配給:アスミック
監督:曽利文彦
脚本:宮藤官九郎
原作:松本大洋
音楽:
製作:
出演:窪塚洋介 、ARATA 、サム・リー 、中村獅童 、大倉孝二

久しぶりだなって思いながらテレビ放映で観てしまった。どうせテレビだから20分ちかくハサミをいれてるわけで、映画の見方としては最低。でも窪塚洋介の出世作だし、獅童の出世作だし、ということで、スクリーンで見逃したっぽい「演技」をメインに観た。窪塚の放り投げるようなセリフの言い回しが、この時点でほぼ完成形になってるし、「GO」の乾燥系青春像ときちんと線が繋がるって再発見。獅童もいいけど演技過剰かもね。あ、観てないけど「隣人13号」ってこれ系かもしれない。少なくとも「いま会い」じゃないだろうし、役柄の幅っていうとこからみると窪塚よりは振幅が大きいかな。って、たかがテレビ放映の映画だものね。明るい部屋で見てたし、CMでテンションをブチブチ切られるしね、

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ハウルの動く城 2004,10,15

haul 邦題:ハウルの動く城
時間:119分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:宮崎駿
脚本:宮崎駿
原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
音楽:久石譲
製作:鈴木達男
出演:木村拓哉 、倍賞千恵子 、美輪明宏

顔が違う。そればっかり気になってしまう。老婆にされたソフィー顔。アップの描きこみと、全身ショットの時と顔が違いすぎる。全身ショットの雑さ加減は致命的。90歳っていうしわくちゃな老婆が、全身ショットだとせいぜい40歳くらいの中年女性な姿にしか描けてない。アニメーターがすっごくレベル低い人なのか。それとも、ストーリー上の狙いなのか。でも、ストーリー上に狙って、実年齢のソフィーに戻るシーンは「意味をもって」存在しているから、それとは別で、アップから引きになっていきなり年齢が若返るっていうのは、やっぱりアニメーターの質の悪さなんだろうなって思う。これって映画の根本を壊してしまってる。ストーリーも、何を描きたいかのテーマが希薄で、ハウルの心を取り戻すっていう本筋が曖昧なままで時間が経っていく。ソフィーの何事にも動じないキャラクターはいいんだけど、テーマのどこに寄与していくのか曖昧。戦争も反対っていうか「いかがなものか」な扱いなんだけど、戦争発生の意味が不明。反対するための「戦争」っていう道具みたいな表現にしかなっていない。映画の全てが曖昧で、何を観客に伝えたいかが全然わからない。わたしがバカだからなのかもしれないけど。でも盲目的に「宮崎アニメ」っていうジャンルを信奉する「世の中」は、きっと誉めるんだろうなぁ。ありゃりゃ「やっちゃいましたぁ」って決して言えないだろうし、これが「面白がって感動できないのはヘン」ていう風潮ができてくるっていうか、ファッショ的に強要されるんだろうなぁ、この冬は。でもわたしは、この映画については「王様は裸だ!」って叫ぶ勇気を持ちたいな。「ハウルの動く城」って「わけわかんなくて、全然おもしろくない。ベネチア映画祭で無視されたの、良くわかるわ!」ってね。

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茶の味 2004,9,23

chanoaji 邦題:茶の味
時間:143分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:日本
配給:クロックワークス
監督:石井克人
脚本:石井克人
原作:石井克人
音楽:リトルテンポ
製作:
出演:佐藤貴広 、坂野真弥 、浅野忠信 、手塚理美 、我修院達也

登場人物の関係性や背景が全然わからなくて、事前にある程度、知識を入れて見なければいけない映画。っていうか、石井監督信者ならそうするんだろうな。だから、そういう前知識を前提に「観客の予習に甘えて」作った傲慢な映画ていえる。どれほどの巨匠なのか知らないけど(「パーティ7」なんか最低だと思う)。じゃ、なんで観にいったのって、言われても「公開中の映画全部観ちゃった」から「パスし続けてたこの映画しかなかった」ていうのが本音。ああ、家でDVDでも借りて観てればよかった。時間の無駄。2時間半もね。でも「やっぱりダメなのね」っていう事を再確認するだけでもよかったかな。渋谷ライズの初回に行ったけど、終わって出るときはけっこう並んでるの。どこを騙されて観にくるんだろう。映像の不思議さなのか、石井作品を「意味不明だけど観ることがおしゃれ」だし、サブカルっぽいでしょって、頭よく見えるでしょ?って思ってるのかな。頭蓋骨に梅干がつまってるようなシブカル系な濁った瞳が配給炊き出しを待つみたいに階段に並んでいるの。ああ、不気味だった。わたしは誰かに見られたら恥ずかしいから初回にささっと逃げ隠れるように劇場に入ったのに。堂々と並ぶ羞恥心のなさ。こんな、たかが、石井作品にね。

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誰も知らない 2004,9,6

daresira 邦題:誰も知らない
時間:141分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:シネカノン
監督:是枝裕和
脚本:是枝裕和
原作:
音楽:ゴンチチ
製作:
出演:柳楽優弥 、北浦愛 、木村飛影 、清水萌々子 、韓英恵

いい映画かどうかって言えば、いい映画の部類にはいるんだけど、ヒットする映画かどうかって言えば、人知れず公開されて終わるタイプの映画ね。柳楽君がカンヌであんなことにならなければ、順当な興行で終わってしまっただろうに。不器用をナチュラルな演技に見せかける是枝監督の上級な手口で存在感を印象付けられた結果なのね。劇場はシルバー世代の女性だらけ。孫のような柳楽君の顔を観にきたんでしょうね。地味に淡々と描かれる壊れていく日常を、静かに見つめ続けるカメラが映画のすべて。そして役者たちはカメラが存在しないかのように生きている。フィルムの中で。そういう意味では熱くないっていうより、体温が低い映画。でも、このヒットは奇跡ね。

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デビルマン 2004,8,25

devilman 邦題:デビルマン
時間:116分
公開:2004/10/6
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東映
監督:那須博之
脚本:那須真知子
原作:永井豪
音楽:
製作:泊懋
出演:伊崎央登 、伊崎右典 、酒井彩名 、渋谷飛鳥 、宇崎竜童

ああ、どうしてこんなのが出来てしまったの?夏前の公開予定が10月に延びて、いろいろ手直ししてるって聞いてたけど。無理かも。直しきれてないっていうか、土台が間違っているからどんなにリフォームしても住めない家って感じ。ほんとなら全部壊して更地にして建て直すべきかもしれないわ。いまなぜデビルマン?っていう前提はともかく、映画として、どうしてこれほどツマラナイものできるのか疑問。テレビシリーズのヒーロー実写ものの子供だまし系劇場版のほうが、まだ真っ当かも。誉めどころが皆無。監督がわるいのか。多分そうね。

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釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない !? 2004,8,23

turibaka15 邦題:釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない !?
時間:107分
公開:2004/08/21
製作年度:2004
製作国:日本
配給:松竹
監督:朝原雄三
脚本:山田洋次 、朝間義隆
原作:やまざき十三 、北見けんいち
音楽:信田かずお
製作:
出演:西田敏行 、三國連太郎 、浅田美代子 、江角マキコ 、筧利夫

三國さんが高齢で、船に乗るのがきついって、来年の「釣りバカ」は無くなるらしいって噂。だからかどうか知らないけど、今回の作品はやりたい放題みたい。小津の「麦秋」へのオマージュのようなストーリーが主軸でハマちゃんが都合よく狂言回しになってる。そういう意味では15作品も続くとメインキャラは主題からはずれるようになってくるのね。大物ゲストの物語が「釣りバカ」の世界観で展開されていくの。普通なら、収束してハマちゃんが大きな仕事を鈴木建設の為にゲットするっていうオチとかが用意されるはずなのにね。今回はゲストたちの恋物語の成就で完結。本当にこの作品がラストなら、もうちょっと「まとめ」な感じに仕上げると思うけど、そういう意味では来年も続いていく期待もちょっぴりある。って私の映画鑑賞のプライオリティではかなり低いとこにあるシリーズではあるけどね。

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劇場版 NARUTO-ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!! 2004,8,13

naruto2004 邦題:劇場版 NARUTO-ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!
時間:85分
公開:2004/08/14
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:岡村天斎
脚本:隅沢克之
原作:岸本斉史
音楽:
製作:
出演:竹内順子 、杉山紀彰 、中村千絵 、井上和彦

8/2に続き2回目

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劇場版 NARUTO-ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!! 2004,8,2

naruto2004 邦題:劇場版 NARUTO-ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!
時間:85分
公開:2004/08/14
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:岡村天斎
脚本:隅沢克之
原作:岸本斉史
音楽:
製作:
出演:竹内順子 、杉山紀彰 、中村千絵 、井上和彦

短編はいらなかったかも。キャラが「ギャグ」向きじゃないし、ボケ方がマニアックで、かなりのキャラスキルが必要っぽい。どうせなら、ベタな動きオチのギャグ中心にして、キャラの特技ギャグを排除しておけばいいのに。それに絵もSD系にしなきゃね。さて、長編はというと、これが良くできてる。ストーリーも前半はちょっと冗漫かなって思うところもあるけど、見せ場やチェイスもほどよいタイミングでダレることなくきちんと配してある。テーマもしつこいくらいに判り易いし、クライマックスからエンディングは宮崎アニメな爽快感さえ漂ってしまう。初弾としては、右往左往した「迷い」が無く、ストーリーアニメの王道を行ってるって断言できる。テレビアニメの映画化っていう、お子様御用達じゃなくて、もっと広い「一般観客」にも耐えうるクオリティになってるわ。お見事。

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NIN×NIN 忍者ハットリくん・ザ・ムービー 2004,7,6

nhattori 邦題:NIN×NIN 忍者ハットリくん・ザ・ムービー
時間:100分
公開:2004/08/28
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:鈴木雅之
脚本:マギー
原作:藤子不二雄(A)
音楽:服部隆之
製作:
出演:香取慎吾、田中麗奈、ゴリ、知念侑李、戸田恵子、浅野和之、升毅、宇梶剛士、東幹久、伊東四朗

いまなぜ?っていう疑問だけが残る映画。スタッフもキャストも「お仕事」としてプロの作業をしましたっていう感じ。だって、この時代にハットリ君を映画化するモチベーションがあるわけ無いって思うもの。どこかにあるなら教えて欲しい。多分J・K氏の、すっごく短絡的な「思い付き」が、シャレで終わらないで回りが気を遣って実現させちゃったにすぎないんだと思う。そういう意味では存在しなくてもよかった映画なのかもしれない。でもあれだけのスタッフやお金や東宝のチェーン劇場を巻込むのだから、凄い。方向違いだけど、尊敬してしまう。

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劇場版ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション 裂空の訪問者デオキシス 2004,7,4

poke2004 邦題:劇場版ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション 裂空の訪問者デオキシス
時間:100分
公開:2004/07/17
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:湯山邦彦
脚本:園田英樹
原作:
音楽:宮崎慎二
製作:
出演:松本梨香 、大谷育江 、上田祐司 、KAORI[声優] 、山田ふしぎ

いつもより長い。っていうより、今年は短編が無い分だけ本格的な映画の長さがある。100分ならちょっとした大人の映画。それだけに、単純な物語にできず、人物描写とか行動動機とか精神的外傷とかが描かれている。それだけに子供たちがついていけるかなって思ったけど、ラストの30分くらいのサクサクした展開で満足していたみたい。トーイ君がポケモンが触れないキャラクターで、ラストに思い余ってポケモンに触れてしまう瞬間が感動シーンに設定されているけど、きちんと伝わっていたみたい。アンケートに書いている子供いたもの。それより、新キャラのコネタ風なゴンベがいい。しかも私のベストポケモンのガビゴンの幼生なんだもの。最高のキャラだわ。

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トニー滝谷 2004,4,26

tonytaki 原題:「トニー滝谷」(村上春樹著「レキシントンの幽霊」所収)
邦題:トニー滝谷
時間:75分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:スローラーナー
監督:市川 準
脚本:市川 準
音楽:坂本龍一
製作:米澤桂子、石田基紀、越川道夫
出演:イッセー尾形、宮沢りえ

ひたすら眠い。原作本を朗読するだけのナレーションに一見スタイリッシュな映像。芝居。坂本教授のピアノ。でも退屈。室内セットを外に作った手法はなるほどって思ったけど、そんなところに制作費をかけるのはもったいないかも。もっとドラマを!って思う。成立しているのが不思議な映画でした。

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ドラえもん のび太のワンニャン時空伝 2004,3,16

Doraemon2004 邦題:ドラえもん のび太のワンニャン時空伝
原索:藤子・F・不二雄
時間:90分
公開:2004/03/06
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:芝山 努
脚本:岸間信明
製作:小倉久美、大澤正亨、濱田千佳、太田賢司
出演:大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、たてかべ和也、肝付兼太

どこかで観たようなストーリー。25周年だものね。のび太たちが、異世界に行って、そこに住む似たような構成の住民と、その世界の破綻を救う。っていう44文字で全てを表現できるシリーズなのね。だから、骨格はいつもどおりで、乗せていく道具を変えるだけで、いっちょあがり、ってなっている。ある意味で様式美。25年間見続ける子供もいるわけじゃなし、3~4年ユーザーで、あとはそれっきりだから、同じ骨格のものを作り続けても飽きられないってことね。ディズニーの手口。とはいえ、アニメの主人公は不変でも声優たちは老いていくのだから、そろそろ潮時って声があがるのも理解できる。嫌いじゃないんだけどなぁ。ドラえもん。ミニドラが短編で無くなってしまったので残念。

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釣りバカ日誌14お遍路大パニック! 2004,1,24

turi14 邦題:釣りバカ日誌14お遍路大パニック!
時間:116分
公開:2003
製作年度:2003
製作国:日本
配給:松竹
監督:朝原雄三
脚本:山田洋次、朝間義隆
製作:
出演:西田敏行、浅田美代子、高島礼子、谷啓、三宅裕司、三國連太郎

DVDを貰ったから観た。国民映画・・・っていうか、そうしたい松竹のアベレージヒッター。ものすごーく予定調和と仕掛けやオチがシンプルで、お年寄りの脳にやさしい作りになってる。でも、西田敏行がこんなに歌いまくる映画とは知らなかったわ。ゲロッパが成立するのがよくわかる。ほかのレギュラー出演者も、それぞれ立場がもう解っていて、肩の力が抜けたいい感じ。テレビ番組には出来にくいけど、映画なら、って「ならでは」の存在なんだろうな。ずっと続いてほしい。なんかの基準になると思うから。なんの基準かよくわからないけど。日本映画の「釣りバカ度」みたいな基準かな。DVDで2回見た。2回目は、スタッフが延々とシーンに合わせて、撮影の思い出や裏話してるの。超カジュアルな会話で笑った。こういうのっていい。手品の種明かしみたいでね。

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劇場版とっとこハム太郎 オーロラ谷の奇跡  2003,12,4

hamu3 原作:河井リツ子
邦題:劇場版とっとこハム太郎 ハムハムグランプリン オーロラ谷の奇跡 リボンちゃん危機一髪!
時間:53分
公開:2003/12/13
製作年度:2003
製作国:日本
配給:東宝
監督:出崎 統
脚本:金春智子
製作:とっとこ8686プロジェクト2003
出演:ハム太郎、ロコちゃん

ものすごいスピード。作画も見事。学齢の低い、それも女の子をターゲットにした作品なのに、そこに使われているテクニックは十分ジャパニメーションの最高峰に近いもの。ストーリーの展開がこれ以上速いと意味崩壊寸前まで無駄をそぎおとしてある。だらだらとつじつまを合わせてたら90分は超える物語が53分にまで凝縮されて、しかもミニハムズとかの唄が5曲ももりこんである。説明不要にストーリーの読点のようにミュージックステージが突風のようにかけぬける。これだけのスピードにターゲットとなる女の子がついていけるか心配、っていう声もあるけど、多分、ちょうどいいかもしれない。それくらい、子供たちって疾走してると思う。

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劇場版ポケットモンスター ルギア爆誕

「劇場版ポケットモンスター ルギア爆誕」「ピカチュウたんけんたい」
1999 日本 鑑賞 1999/08/21
【監  督】 湯山邦彦
【キャスト】山寺宏一/浜ちゃん
去年のポケモン映画がちょっと大人っぽくて子供には難解かなって思ったけど、今年のは面白かった。一緒に見たゆうくんも満足してたみたい。ストーリーもわかりやすいし、今TVで放送してるオレンジ諸島エピソードの流れだし、わかりやすかった。ポケモンコレクター富豪が世界の自然を調和させている要になるポケモン、フリーザー、ファイアー、サンダーをゲットしてしまうことから地球規模で自然の崩壊が始まってしまう。それを伝説のポケモン海底にひそむルギアが呼び出されるというRPGテイストな物語。いちおう大人なのに手に汗握ってはまってしまった。あと「ピカチュウたんけんたい」は可愛かったなぁ。セリフも無いのに物語もわかるし、こっちのほうが世界中で人気になるかも。

【結論】相変わらず面白いね。ポケモン、好きだわ。でも、いろいろ強力なキャラが増殖していくと、これまでの個性的だけど地味なポケモンの影が薄くなってしまうので可哀相。ちなみにAyaringはコダックとカビゴンとヤドンが大好きなのよ。

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のど自慢

「のど自慢」 鑑賞 1999/02/19
【監  督】 井筒和幸
【キャスト】室井滋/大友康平/尾藤イサオ/伊藤歩/松田美由紀/竹中直人/北村和夫

一曲の歌に思いを込めることが出来るとしたら、やっぱりこんな場なんだろうな。NHKのど自慢なんてダサダサで見ることもないけど、本当にこんな人たちの悲劇喜劇があるのかな?それぞれの人生を抱えてステージに立つ人々を描いていくのに、あまりに日本的な「のど自慢」という設定は最高に上手な選択かもしれない。映画として。登場人物たちが、ある一点へ集合する場面をクライマックスにする映画は多いし、多分、構成的に定番なのかもしれない。「タイタニック」だって、一種、それに近いものがあるものね。授業の映画芸術論では「グランドホテル形式」っていうって聞いた。共通の状況にある登場人物のそれぞれの人生を描いていくっていう、まさに、この映画はそれね。語源になってる「グランドホテル」っていう映画は観たことないけど。で、この「のど自慢」は売れない演歌歌手やダメ中年や家庭に問題かかえる女子高生やって、純和風な問題を抱えた人たちの物語。それぞれの人たちがそれぞれの物語でホロリとさせて、ステージでの熱唱に繋がる。不覚?にも泣いてしまった。「花」を歌った女子高生が「故郷をはなれた姉のために歌った」っていうインタビュー。大友康平も焼き鳥屋さんの修行をしているダササとステージでの本業?の格好良さのアンバランスがすごい良かった。というわけで、今年の、今のところ、日本映画のベストワンだな。ってあとは「モスラ3」しか観てないけど。

【結論】笑わせて泣かせるって映画、こういうのって松竹が得意なはずなのに。なぜ、東宝なの?

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不夜城

「不夜城」 鑑賞1998/07/17
【監  督】 李志毅(リー・チーガイ)
【キャスト】金城 武 山本未来 椎名桔平 郎雄(ラン・シャン)

馳星周の評判の原作の映画化。新宿歌舞伎町を舞台に、日本人が殆ど出てこない、中国マフィアの世界を描いた小説だった。あんまり好きなジャンルじゃないんで、大沢在昌の「新宿鮫」シリーズも1作くらいしか知らないし・・・(直木賞受賞した作品)。で、新宿ってなんか日本離れしたエリアだなって思っていた。そんな舞台で台湾人との混血という設定の主人公を金城 武が演じる。で、かっこいいの。本当。耳元で囁かれたらふらふらと理性より本能が勝って、後をついていってしまいそうな悪漢ぶり。だけど、なんかこの金城に違和感。なんだろうなぁって思いながら観ていたら、日本語が変。台湾語でべらべらと台詞を言うときはすっごい格好いいんだけど、日本語の台詞になると、感情がこもらない。まあ台湾人とのハーフっていう設定だから「そういうものかぁ」って許せてしまうけど、でも、日本語が板についていない・・・というより、あまりに上手に訓練された日本語だけど、外人が喋る違和感を拭い去れない日本語。うーん表現が難しい。でもね、フジテレビのドラマでは純粋な日本人を演じていて、日本語を「母国語」として喋っているけど、こっちも変。こんな日本語話す日本人いないよねっていう日本語なの。だから、はまりたいのにはまりきれない違和感をドラマでも感じてしまう。金城にとって母国語は「台湾語」であって、日本語はまったく不自由なく使える「外国語」でしかないんだろうなぁ。って映画の感想じゃないかなぁ。映画は「小説の映画化もの」としてはこんなものなんだろうなぁ。監督も中国人だし。日本を見つめる視点が日本的じゃないような部分、逆に日本的な視点をあえて外して行く<努力>が見えてしまうのがちょっと嫌かな。

【結論】金城はいいよぉ。こういう人に出会いたいなぁ

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