2026-114M 「炎かがよへ」☆☆★★

Shomura邦題:炎かがよへ
時間:112分
公開:2026-04-03
製作年度:2026
製作国:日本
配給:S・D・P、shinshin
製作総指揮:堀江圭馬
製作:梅村安 嶋田豪
監督:松田圭太
脚本:冨岡淳広 松田圭太
原作:堀江圭馬
撮影:吉沢和晃
音楽:朝倉紀行
出演:荒木飛羽(蘆名盛隆)、元之介(佐竹義重)、樋口日奈(彦姫)、ゆうたろう(大庭三左衛門)、吉田メタル(佐瀬種常)、松大航也(松本行輔)、杉江大志(蘆名盛興)、翔(栗村盛胤)、佳久創(蘆名盛氏)、加藤小夏(桔梗)、ダイアモンド☆ユカイ(鷗閑斎)、原嘉孝(金上盛備)、戸塚祥太(織田信長)、京本政樹(松本氏輔)、中村梅雀(富田氏実)

現在の福島県会津地方を中心に、鎌倉時代から400年続いた蘆名家の第18代当主として、織田信長からも一目置かれながらも、わずか24年で生涯を閉じた戦国武将・蘆名盛隆(あしなもりたか)を描いた時代劇。

陸奥国を本拠とし、鎌倉時代から400年続く戦国大名・蘆名家に、戦で敗れた二階堂家は、幼い嫡男の盛隆を蘆名家に人質として差し出していた。14歳で初陣した盛隆は、やがて同盟を超えた関係を育むことになる武将・佐竹義重と運命的な出会いを果たす。ほどなくして蘆名家跡取りの蘆名盛興が若くして病死すると、当主・蘆名盛氏は盛興の妻である彦姫の婿として人質の身である盛隆を迎え、やがて盛隆は蘆名家の18代当主となる。実権を掌握した盛隆はある日、美しい舞を舞う家臣・大庭三左衛門に出会い、心を奪われる。

盛隆役を、NHK大河ドラマ「西郷どん」、連続テレビ小説「半分、青い。」などに出演した荒木飛羽が演じ、俳優・インフルエンサーなどの顔を持つ元之介、「乃木坂46」元メンバーの樋口日奈らが顔をそろえる。監督・脚本を「最果てリストランテ」「渚に咲く花」の松田圭太が手がけた。

戦国武将・蘆名盛隆を描いた時代劇。驚いた!BL時代劇だった。嫉妬に狂った美形小姓。

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2026-088M 「パリに咲くエトワール」☆☆☆★★

Sparisnisakuetoire邦題:パリに咲くエトワール
時間:119分
公開:2026-03-13
製作年度:2026
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
監督:谷口悟朗
脚本:吉田玲子
原作:谷口悟朗 BNF ARVO
撮影:江間常高
音楽:服部隆之
アニメーション制作:アルボアニメーション
出演:當真あみ(継田フジコ)、嵐莉菜(園井千鶴)、早乙女太一(ルスラン)、門脇麦(オルガ)、尾上松也(若林忠)、角田晃広(エンゾ)、津田健次郎(矢島正一)、榊原良子(千鶴の母)、大塚明夫(千鶴の父)、甲斐田裕子(フジコの母)

20世紀初頭のパリを舞台に、異国の地でそれぞれの夢を追い求めるふたりの日本人少女の奮闘を、繊細かつみずみずしく描いたアニメーション映画。

1900年代初頭のパリに、それぞれ日本からやって来たふたりの少女が暮らしていた。ひとりは、夫を支えるよき妻となる将来を望まれながらも画家を夢みるフジコ。もうひとりは、武家に生まれナギナタの名手だがバレエに心惹かれる千鶴。かつて横浜で出会ったふたりは、トラブルに巻き込まれたフジコを千鶴が助けたことで、5年ぶりに再会を果たす。千鶴の夢を知るフジコは、同じアパルトマンに暮らす青年ルスランの母オルガがロシア出身の元バレリーナであることを知り、レッスンを依頼する。そんな中、フジコの保護者である叔父が失踪する事件が起こる。

画家を夢みる主人公・フジコ役で當真あみ、バレリーナを目指す千鶴役で嵐莉菜、フジコと出会う青年・ルスラン役で早乙女太一が声の出演。「ONE PIECE FILM RED」「コードギアス 反逆のルルーシュ」シリーズの谷口悟朗が監督を務め、「魔女の宅急便」などのスタジオジブリ作品でキャラクターデザイン・原画を担当した近藤勝也がキャラクター原案を手がけた。脚本は「きみの色」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の吉田玲子。

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2026-069M 「TOKYO BURST-犯罪都市-」☆☆☆★

Stokyoburst邦題:TOKYO BURST-犯罪都市-
時間:116分
公開:2026-05-29
製作年度:2026
製作国:日本・韓国
配給:KADOKAWA、BY4M STUDIO
製作総指揮:
製作:マ・ドンソク
監督:内田英治
脚本:三嶋龍朗 内田英治
原作:
撮影:
音楽:
出演:水上恒司、ユンホ、オム・ギジュン、福士蒼汰

マ・ドンソク主演の「犯罪都市」シリーズを、新宿を舞台にスピンアウトしたもの。マ・ドンソクがプロデューサーとしてもたつ日韓共作映画。世界観は同じで、オリジナルシリーズのトリックスターキャラクターのチャン・イス(パク・ジファン)も暗躍登場する。構造はオリジナルと同様に、絶大な権力を背景にした巨悪を、乱暴ものの刑事が、暴れながら解決していく。という安心設計。内田英治監督の職人芸もあって、スピード感ある娯楽作品になっている。

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2026-054M 「廃用身」☆☆☆★

Shaiyoshin邦題:廃用身
時間:124分
公開:2026-05
製作年度:2026
製作国:日本
配給:アークエンタテインメント
製作総指揮:
製作:
監督:𠮷田光希
脚本:𠮷田光希
原作:久坂部羊
撮影:
音楽:
出演:染谷将太、北村有起哉、瀧内公美、廣末哲万、中村映里子、中井友望、吉岡睦雄、六平直政

現役医師の作家・久坂部羊が2003年に発表した同名デビュー小説を、染谷将太が主演を務めて映画化したヒューマンサスペンス。

デイケア施設「異人坂クリニック」に通う高齢者の間では、院長の漆原糾が考案した画期的な治療が密かに広まっていた。コストパフォーマンスに優れた介護を目指すその医療行為は、「廃用身(麻痺などにより回復見込みがない手足のこと)」をめぐるもので、「身体も心も軽くなった」「厳しい性格が柔らかくなった」などと予想外の“好ましい副作用”が現れたという。噂を聞きつけた編集者の矢倉は、老齢期医療に革命を起こす可能性を感じ、漆原に本の出版を打診する。しかし、デイケアに関する内部告発が週刊誌に流出し、さらに患者宅で衝撃的な事件が起こったことで、すべてが暗転していく。

理想を追い求めるあまり合理性と狂気の狭間へと踏み込んでいく医師・漆原を染谷将太が怪演し、編集者・矢倉を北村有起哉、漆原の治療で人生を取り戻した高齢者・岩上を六平直政、漆原の妻・菊子を瀧内公美が演じる。監督・脚本は「家族X」「三つの光」などで国内外から注目を集めてきた𠮷田光希。

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2026-053M 「たしかにあった幻」

Stashikaniattamaboroshi邦題:たしかにあった幻
時間:115分
公開:2026-02-06
製作年度:2025
製作国:日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作総指揮:
製作:ダビド・ゴキエ ジュリアン・デリス 河瀨直美
監督:河瀨直美
脚本:河瀨直美
原作:
撮影:鈴木雅也 百々新
音楽:中野公揮
出演:ヴィッキー・クリープス、寛一郎、尾野真千子、北村一輝、永瀬正敏、中野翠咲、中村旺士郎、土屋陽翔、吉年羽響、山村憲之介、亀田佳明、光祈、林泰文、中川龍太郎、岡本玲、松尾翠、早織、小島聖、平原テツ、利重剛、中嶋朋子

「あん」「朝が来る」の河瀨直美監督が6年ぶりに劇映画のメガホンをとり、「愛のかたち」と「命のつながり」を題材に、日本の失踪者と心臓移植の現実を重ねてオリジナル脚本で描いた人間ドラマ。

フランスから来日したコリーは、神戸の臓器移植医療センターで働きながら小児臓器移植医療の促進に取り組んでいた。しかし西欧とは異なる日本の死生観や倫理観の壁は彼女が思っていた以上に厚く、医療現場の体制の改善や意識改革は困難で、無力感や所在のなさを感じていた。そんな彼女にとって、屋久島で出会った恋人・迅が心の支えだったが、彼の誕生日でもある7月7日の七夕に突然姿を消してしまう。1年後、迅が失踪するはるか前に彼の家族からも捜索願が出されていたことを知ったコリーは、彼の実家がある岐阜を訪れる。そこでコリーは、自身と迅との出会いが宿命的であったことを知る。一方、心臓疾患を抱え入院していた少女・瞳の病状が急変する。

主演は「ファントム・スレッド」「蜘蛛の巣を払う女」などで知られるルクセンブルク出身のビッキー・クリープス。謎めいた恋人・迅を寛一郎が演じ、尾野真千子、北村一輝、永瀬正敏、小島聖、岡本玲、利重剛、中嶋朋子が共演。

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2026-052M 「花緑青が明ける日に」☆☆☆★★

Shanarokusyoga邦題:花緑青が明ける日に
時間:78分
公開:2026-03-06
製作年度:2026
製作国:日本・フランス
配給:アスミック・エース
製作総指揮:
製作:
監督:四宮義俊
脚本:四宮義俊
原作:四宮義俊
撮影:富崎杏奈
音楽:蓮沼執太
出演:萩原利久、古川琴音、入野自由、岡部たかし

日本画家としての活動を軸にジャンルを超えてさまざまな創作活動を行ってきた四宮義俊が長編初監督・脚本を手がけ、フランスの気鋭スタジオ「Miyu Productions」との日仏共同製作で制作したアニメーション映画。

森の中にある創業330年の老舗花火工場・帯刀煙火店は、町の再開発で立ち退きを迫られていた。そこで育った帯刀敬太郎は工場に4年間立てこもり、失踪した父・榮太郎に代わって幻の花火と呼ばれる「シュハリ」を完成させようと奮闘している。一方、敬太郎の幼なじみである式森カオルは、過去の事件をきっかけに地元を離れ東京で暮らしていた。市役所に勤める敬太郎の兄・千太郎から連絡を受けたカオルは、帯刀煙火店の立ち退きが翌日に迫った夏の終わりの日に帯刀家を訪れ、4年ぶりに敬太郎と再会を果たす。彼らは戻らない時間と失われた絆を取り戻すようにぶつかりあいながら、幻の花火の秘密に迫るべく驚きの計画を立てる。その鍵を握るのは、美しい青色の顔料「花緑青」だった。

俳優の萩原利久と古川琴音が敬太郎役とカオル役でアニメ声優にそれぞれ初挑戦し、声優の入野自由が敬太郎の兄・千太郎役、俳優の岡部たかしが父・榮太郎役で声の出演。2026年・第78回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品された。

花火で宇宙を空に描くというテーマを、芸大で日本画専攻しただけに、四宮監督の秀逸なコンテがグイグイと牽引する。観客に感情移入させ、物語世界に没頭していく。安直なファンタジーSFなどでなく、いまある現代日本を舞台に、失われていく文化を継承していく「心」が深く突き刺さっていく。5年ほど前の『サイダーのように言葉が湧き上がる』のネオジャポニズムアニメの系統という印象だった。ともあれ、2026年の日本アニメ映画を代表する作品になると断言する。

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2026-051M 「ほどなく、お別れです」☆☆☆★★

Shodonakuowakaredesu邦題:ほどなく、お別れです
時間:124分
公開:2026-02-06
製作年度:2026
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:市川南 上田太地
監督:三木孝浩
脚本:本田隆朗
原作:長月天音
撮影:柳田裕男
音楽:亀田誠治
出演:浜辺美波(清水美空)、目黒蓮(漆原礼二)、森田望智(赤坂陽子)、古川琴音(柳沢玲子)、北村匠海(柳沢亮太)、志田未来(久保田理恵)、渡邊圭祐(久保田宏之)、野波麻帆(長野桂子)、西垣匠(長野翔一)、久保史緒里(長野玲奈)、原田泰造(長野正史)、光石研(坂東稔)、鈴木浩介(清水佑司)、永作博美(清水美波)、夏木マリ(清水花子)

「小学館文庫小説賞」大賞を受賞した長月天音の同名ベストセラー小説を浜辺美波と目黒蓮の主演、「アオハライド」「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の三木孝浩監督のメガホンで映画化。葬儀会社に就職したヒロインが、指南役の葬祭プランナーとともに、「最高の葬儀」を目指す姿を描く。

就職活動に苦戦する清水美空には、「亡くなった人の声を聴くことができる」という、誰にも打ち明けることができない秘密があった。そんな彼女に運命を変える出会いが訪れる。彼女の能力に気づいた葬祭プランナーの漆原礼二から、葬祭プランナーの道に誘われたのだった。なにかに導かれるように葬儀会社「坂東会館」のインターンとなった美空は、漆原とタッグを組み、妊婦の妻を亡くした夫、幼い娘を失った夫婦など、さまざまな家族の葬儀を通して、「残された遺族だけでなく、故人も納得できる葬儀とは何か?」という問いに向き合っていく。やがて美空は、誰よりも真摯に故人と遺族に寄り添う漆原の姿勢に憧れを抱くようになり、自身も葬祭プランナーを志すことを決心する。

美空役を浜辺、漆原役を目黒がそれぞれ演じ、森田望智、光石研、志田未来、渡邊圭祐、古川琴音、北村匠海ら豪華キャストが顔をそろえる。さまざまなヒット作を手がけた岡田惠和監修のもと、ドラマ「ライオンのおやつ」の本田隆朗が脚本を担当。

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2026-048M 「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」☆☆☆★

Sbunin邦題:ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生
時間:111分
公開:2026-02-20
製作年度:2026
製作国:日本
配給:KADOKAWA
製作総指揮:
製作:宮田興 遠藤徹哉
監督:中嶋梓
脚本:
原作:
撮影:宮崎剛
音楽:スタニスラフ・ブーニン
出演:スタニスラフ・ブーニン

ロシア出身の天才ピアニスト、スタニスラフ・ブーニンのドキュメンタリー。

1985年に19歳でショパン国際ピアノコンクールに優勝し、鮮烈なデビューを果たしたスタニスラフ・ブーニン。その後も世界を舞台に華々しい活躍を続け、特に日本では「ブーニン・ブーム」と呼ばれるほどの人気を集めるも、2013年に突如として表舞台から姿を消した。9年にわたる長い沈黙期間、病や怪我、左手の麻痺、大手術などピアニスト生命を脅かすさまざまな困難に直面してきた彼は、懸命なリハビリの末、22年についに舞台への復帰を果たした。

本作では25年12月の東京・サントリーホールでの公演も完全収録予定で、至高の音楽体験とともにブーニンの内面に迫る。復帰への道をともに歩んだ妻・榮子との絆や、彼を敬愛する著名ピアニストたちの証言などを交えながら再生への軌跡を追い、天才ピアニストが苦悩と葛藤の末にたどり着いた景色を映し出す。

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2026-046M 「幕末ヒポクラテスたち」☆☆☆

Sbakumatsuhipokura邦題:幕末ヒポクラテスたち
時間:103分
公開:2026-05-08
製作年度:2026
製作国:日本
配給:ギャガ
製作総指揮:大森一樹 浮村理
製作:
監督:緒方明
脚本:西岡琢也
原作:映画「ふんどし医者」
撮影:清久素延
音楽:coba
出演:佐々木蔵之介、藤原季節、藤野涼子、真木よう子、柄本明、内藤剛志

旧来の漢方医と西洋医学を学んだ蘭方医が混在した幕末を舞台に、村医者である蘭方医・大倉太吉の奮闘を、佐々木蔵之介の主演で描いた時代劇。

幕末、京都の郊外に位置する村。大倉太吉は、貧富や身分を問わず市井の人々を救う、寛容で好奇心旺盛な蘭方医。漢方医・玄斎とは、日々激しい論争を繰り広げる犬猿の仲だ。ある日、気性の激しい青年・新左を太吉が手術で救ったことを契機に、太吉と新左の人生が大きく変化していく。

京都の医大生たちを描いた群像劇「ヒポクラテスたち」で知られる大森一樹監督が、人情味あふれる医者とその妻を描いた1960年の映画「ふんどし医者」をベースに、幕末の京都を舞台とした、日本の現代医学の黎明期を描く作品として本作を企画。撮影準備中の2022年に大森監督が逝去したことで、企画は幻となりかけたが、かつて大森監督の助監督を務めていた「独立少年合唱団」の緒方明監督が遺志を継ぎ、完成へとこぎつけた。

太吉役を佐々木蔵之介が演じる。そのほか、「ヒポクラテスたち」が映画デビュー作の内藤剛志が太吉のライバルである玄斎役を務め、「ヒポクラテスたち」で研修医を演じた柄本明が謎の侍・弾蔵役で出演。また、ナレーションを大森監督作「風の歌を聴け」で映画デビューを果たした室井滋、脚本を70年代から大森監督をよく知る西岡琢也が担当するなど、大森一樹監督ゆかりのキャスト、スタッフ陣が多数参加している。

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2026-034M 「ただいまって言える場所」☆☆☆★

Stadaima邦題:ただいまって言える場所
時間:97分
公開:2026-01-23
製作年度:2026
製作国:日本
配給:ホリプロ
製作総指揮:
製作:三瓶慶介 浜崎元希 新井光樹 兼定力 しばざきひろき
監督:塚本連平
脚本:伊藤彰汰
原作:
撮影:曽根剛
音楽:haruka nakamura
出演:鈴木愛理(朝井えりこ)、川口真奈(月岡千花)、伊藤歩(月岡円香)、山中崇(月岡裕人)、六角慎司、吉田ウーロン太、高山璃子、桜まゆみ、酒井敏也(中学校の校長)、尾美としのり(中学校の教頭)、大塚寧々(朝井百合子)

親元を離れられない「子ども部屋おばさん」の中学校教師と、優等生ながらも学校に通えない不登校の少女が、SNSでのつながりを通してそれぞれの居場所を探す姿を描いたヒューマンドラマ。歌手・俳優・モデル・タレントとして幅広く活躍する鈴木愛理が、映画単独初主演を務めた。

親元から自立できずにいる中学校教師・えりこ。勉強もできて友だちもいるが、原因不明の不登校が続く中学生・千花。2人は同じ学校の教師と生徒だった。ある日、えりこは趣味のBL漫画をネット出品したことをきっかけに、「チー」という少女と意気投合する。その少女こそ、実は千花だった。互いの素性に気づかぬままSNSで交流を重ね、やがて本音を語り合える関係になっていく2人。やがてえりこと千花は、それぞれ一歩を踏み出そうと、親や学校と向き合っていくが……。

心に葛藤を抱えながら生徒に向き合う中学校教師・えりこを鈴木愛理が演じ、不登校の少女・千花役を「金子差入店」の川口真奈が務める。監督は「35年目のラブレター」「今日も嫌がらせ弁当」の塚本連平。音楽は「ルックバック」のharuka nakamuraが担当した。

原因不明の引き篭もり女生徒と、その女性担任教師。その教師にも学生時代に、いじめによる引き篭もり不登校のトラウマがあって。という社会派ドラマ。しかし、脚本の錬磨が足りないのか、教師と生徒のエピソードのカットバックが単調で、さらに回想シーンをミスディレクションさせるように挿入してくる。よって、バタバタな雰囲気なうえ、生徒の両親が演出も芝居もステレオタイプで共感できない。テーマも、ラストの邂逅も良いのだから、もう少し『演出曲線』を意識して欲しかった。

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