2024-177M 「ユニコーン・ウォーズ」☆☆☆★

Syunicon原題:Unicorn Wars
邦題:ユニコーン・ウォーズ
時間:92分
公開:2024-05-31
製作年度:2022
製作国:スペイン・フランス
配給:リスキット
製作総指揮:
製作:
監督:アルベルト・バスケス
脚本:アルベルト・バスケス
原作:
撮影:
音楽:
出演:

「サイコノータス 忘れられたこどもたち」で知られるスペインのアニメーション作家・漫画家のアルベルト・バスケスが、テディベアとユニコーンの聖戦を通して“分断による争い”の無意味さを描いたダークファンタジー。

不気味さとかわいさを兼ね備えた作風でコアな人気を集めるバスケス監督が、2013年に手がけた短編アニメ「Unicorn Blood」を自ら長編アニメ化し、第37回ゴヤ賞で最優秀長編アニメーション映画賞を受賞した。

魔法の森に住むテディベアとユニコーンは、先祖代々にわたって戦いを続けてきた。テディベア軍の新兵訓練所で特訓の日々を送るアスリンと双子の兄ゴルディは、消息を絶った部隊の捜索のため森へ向かうが、そこで危険な生物や無残な姿となった隊員たちを発見。彼らの聖書に記された「最後のユニコーンの血を飲む者は、美しく永遠の存在になる」という言葉を信じ、ユニコーンの生息する森の奥深くに足を踏み入れるが……。

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2023-297M 「ヨーロッパ新世紀」☆☆☆

Seuroshinseiki原題:R.M.N.
邦題:ヨーロッパ新世紀
時間:127分
公開:2023-10-14
製作年度:2022
製作国:ルーマニア・フランス・ベルギー
配給:活弁シネマ倶楽部、インターフィルム
製作総指揮:チューダー・レウ
製作:クリスティアン・ムンジウ
監督:クリスティアン・ムンジウ
脚本:クリスティアン・ムンジウ
原作:
撮影:トゥドル・ブラディミール・パンドゥル
音楽:
出演:マリン・グリゴーレ(マティアス)、ユディット・スターテ(シーラ)、マクリーナ・バルラダーヌ(アナ)、オルソルヤ・モルドヴァン(デーネシュ夫人)、アンドレイ・フィンティ(パパ・オットー)、マーク・ブレニッシ(ルディ)、オビテュ・クリサン(バチウ)

「4ヶ月、3週と2日」などで世界的に高く評価されるルーマニアの名匠クリスティアン・ムンジウが、トランシルバニア地方の小さな村で起こった些細な対立が深刻な紛争へと発展していく様子を通し、多くの火種を抱えた現代ヨーロッパの危うい状況をあぶり出した社会派サスペンス。

出稼ぎ先のドイツで暴力事件を起こし、トランシルバニアの村に帰って来たマティアス。しかし妻との関係は冷えきっており、森で起きた事件をきっかけに口がきけなくなった息子や衰弱した父との関係も上手くいかない。元恋人シーラに心の安らぎを求めるマティアスだったが、シーラが責任者を務める地元の工場がアジアからの外国人労働者を雇ったことをきっかけに、よそ者を異端視する村人との間に不穏な空気が流れはじめる。

2022年・第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品。

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2022-232M 「野獣の血」☆☆☆

Syajuunochi原題:Hot Blooded
邦題:野獣の血
時間:120分
公開:2023-01-20
製作年度:2022
製作国:韓国
配給:アルバトロス・フィルム
製作総指揮:
製作:
監督:チョン・ミョングァン
脚本:
原作:キム・オンス
撮影:
音楽:ユン・イルサン
出演:チョン・ウ、キム・ガブス、チェ・ムソン、チ・スンヒョン、イ・ホンネ

「偽りの隣人 ある諜報員の告白」やNetflixドラマ「模範家族」で知られるチョン・ウの主演で、1990年代の激動の釜山を舞台に、極道たちの生きる姿を描いたノワールサスペンス。

1993年、釜山港の外れに位置する街クアム。養護施設出身で札付きのワルだったヒスは、街を牛耳るソンに拾われ、その右腕として一帯を仕切っている。クマムのような小さな街にも利権をめぐるヤクザたちのにらみ合いがあり、クアムに目を付けたヨンド派が、ヒスとともに養護施設で育ったチョルジンを使い、ヒスを懐柔しようとしてくる。ヤクザ稼業に嫌気がさしていたヒスは、ソンのもとでのし上がることも、ヨンド派について金を稼ぐことも、そのどちらも望んではおらず、恋人のインスクと一緒に巨済島でペンションを開いて静かに暮らしたいと思っていた。ヒスはソンのもとを訪れ、組織を抜けたいと告げるが……。

原作は「設計者」「キャビネット」などが邦訳されている作家キム・オンスによるノワール小説。自身もベストセラー作家のチョン・ミョングァンが初メガホンをとって映画化した。主人公ヒスをチョン・ウが演じ、「箪笥」「殺人の疑惑」のキム・ガプス、Netflixドラマ「悪霊狩猟団:カウンターズ」のイ・ホンネらが共演。

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2021-084M 「約束の宇宙」☆☆☆★

Syakusokunosora原題:Proxima
邦題:約束の宇宙(そら)
時間:107分
公開:2021-04-16
製作年度:2019
製作国:フランス
配給:ツイン
製作総指揮:
製作:イザベル・マドレーヌ エミリー・ティスネ
監督:アリス・ウィンクール
脚本:アリス・ウィンクール ジャン=ステファヌ・ブロン
原作:
撮影:ジョルジュ・ルシャプトワ
音楽:坂本龍一
出演:エヴァ・グリーン(サラ・ロロー)、ゼリー・ブーラン・レメル(ステラ・アッカーマン・ロロー)、マット・ディロン(マイク・シャノン)、アレクセイ・ファティーフ(アントン・オチェフスキ)、ラース・アイディンガー(トマス・アッカーマン)、ザンドラ・ヒュラー(ウェンディ・ハウアー)

「007 カジノ・ロワイヤル」「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のエバ・グリーンが主演を務め、シングルマザーの宇宙飛行士と幼い娘の愛と絆を描いたドラマ。欧州宇宙機関(ESA)で日々訓練に励むフランス人宇宙飛行士サラ。物理学者の夫と離婚し7歳の娘ステラと2人で暮らす彼女は、「Proxima(プロキシマ)」と名付けられたミッションのクルーに選ばれる。長年の夢が実現し喜ぶサラだったが、宇宙へ旅立てば娘と約1年もの間、離れ離れになってしまう。過酷な訓練の合間に、サラはステラと「打ち上げ前に一緒にロケットを見る」という約束を交わすが……。共演に「クラッシュ」のマット・ディロン、「ありがとう、トニ・エルドマン」のサンドラ・フラー。「博士と私の危険な関係」のアリス・ウィンクールが監督・脚本を手がけ、坂本龍一が音楽を担当。

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2020-191M 「43年後のアイ・ラヴ・ユー」☆☆☆★

S43nengo原題:Remember Me
邦題:43年後のアイ・ラヴ・ユー
時間:89分
公開:2021-01-15
製作年度:2019
製作国:スペイン・アメリカ・フランス
配給:松竹
製作総指揮:ジェイム・オルティス・デ・アルティネイト
製作:ゴンザロ・サラザール・シンプソン ダビッド・ナランジョ
監督:マルティン・ロセテ
脚本:マルティン・ロセテ ラファ・ルッソ
原作:
撮影:
音楽:パスカル・ゲーニュ
出演:ブルース・ダーン、カロリーヌ・シロル、ブライアン・コックス

「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞し、アカデミー賞にもノミネートされた名優ブルース・ダーンが主演を務め、アルツハイマーで過去の記憶が失われた元恋人に思いを伝えようと奮闘する老人の姿を描いたハートフルドラマ。妻を亡くし、ひとり老後の生活を謳歌していた70歳の元演劇評論家クロードは、昔の恋人で人気舞台女優のリリィがアルツハイマーのため介護施設に入ったことを知る。もう一度リリィに会いたいと考えたクロードは、自身もアルツハイマーのフリをして同じ施設に入居するという大胆な計画を実行。リリィと再会を果たすことに成功するが、リリィの記憶からクロードの存在はきれいに失われていた。そんなリリィに対し、クロードは毎日のように2人の思い出を語って聞かせる。そしてある日、かつてリリィが演じたこともあるシェイクスピアの「冬物語」を施設で観劇することなり、クロードは孫娘と一緒にある作戦を立てる。
ブルース・ダーンの存在感で満足できる小品。今年の「男と女 人生最良の日々」と同様なモチーフ。古くは「君に読む物語」でもある。こういった記憶喪失、アルツハイマー症などなどから「呼び戻す」ための必須アイテムが「愛」であるという、最大公約数な解答が待っている。まあ模範解答をみせていただいて、ご同慶な気分にさせられる。

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2020-143M 「ようこそ映画音響の世界へ」☆☆☆★★

Sonkyo原題:Making Waves: The Art of Cinematic Sound
邦題:ようこそ映画音響の世界へ
時間:94分
公開:2020-08-28
製作年度:2019
製作国:アメリカ
配給:アンプラグド
製作総指揮:
製作:ボベット・バスター カレン・ジョンソン ミッジ・コスティン
監督:ミッジ・コスティン
脚本:ボベット・バスター
原作:
撮影:サンドラ・チャンドラー
音楽:アリソン・ニューマン
出演:ウォルター・マーチ、ベン・バート、ゲイリー・ライドストローム、ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ、デヴィッド・リンチ、アン・リー、ライアン・クーグラー、ソフィア・コッポラ、クリストファー・ノーラン、アルフォンソ・キュアロン、バーブラ・ストライサンド

ハリウッドの映画音響にスポットをあてたドキュメンタリー。1927年に初のトーキー映画「ジャズシンガー」が誕生して以来、常に進化を続けている映画音響。本作では「キング・コング(1933)」「市民ケーン」「ROMA ローマ」など、新旧名作群の映像を使用し、映画音響の世界を紹介。ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグ、デビッド・リンチ、クリストファー・ノーランら監督陣、「スター・ウォーズ」のベン・バート、「地獄の黙示録」のウォルター・マーチ、「ジュラシック・パーク」のゲイリー・ライドストロームといった映画音響界のレジェンドたちのインタビューを盛り込み、映画における「音」の効果と重要性に迫っていく。

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2020-123M 「道」☆☆☆☆

S116270_01原題:La strada
邦題:道
時間:108分
公開:1957-05-25,2020-08-03
製作年度:1954
製作国:イタリア
配給:コピアポア・フィルム
製作総指揮:
製作:
監督:フェデリコ・フェリーニ
脚本:フェデリコ・フェリーニ、トゥリオ・ピネッリ エンニオ・フライアーノ
原作:フェデリコ・フェリーニ トゥリオ・ピネッリ
撮影:オテッロ・マルテッリ
音楽:ニーノ・ロータ
出演:アンソニー・クイン、ジュリエッタ・マシーナ、リチャード・ベースハート、アルド・シルヴァーニ、マルセーラ・ロヴェーレ

イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニの代表作のひとつで、旅回りの芸人たちの悲哀を描き、第29回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した古典的名作。貧しい家庭に生まれ育った知的障害の女性ジェルソミーナは力自慢の大道芸人ザンパノに買われ、彼の助手として旅回りに出る。粗暴で女好きなザンパノに嫌気が差したジェルソミーナは彼のもとから逃げ出すが、捕まって連れ戻されてしまう。そんなある日、2人はサーカス団と合流することになり、ジェルソミーナは綱渡りの陽気な青年と親しくなる。青年の言葉に励まされ、ザンパノのもとで生きていくことを決意するジェルソミーナだったが……。「アラビアのロレンス」のアンソニー・クインがザンパノ、フェリーニ監督の公私にわたるパートナーであるジュリエッタ・マシーナがジェルソミーナを演じた。1954年製作で日本では57年に劇場初公開。2020年、フェリーニ生誕100年を記念した「生誕100年フェデリコ・フェリーニ映画祭」(2020年7月31日~8月20日=東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか)でも上映。

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2020-048M 「夜も昼も」☆☆☆

Yoruhiru原題:Night and Day
邦題:夜も昼も
時間:128分
公開:1951-01-11
製作年度:1946
製作国:アメリカ
配給:セントラル
製作総指揮:
製作:アーサー・シュワルツ
監督:マイケル・カーティス
脚本:チャールズ・ホフマン レオ・タウンゼント ウィリアム・バワーズ
原作:ジャック・モフィット
撮影:J・ペバレル・マーレイ ウィリアム・V・スコール
音楽:レオ・F・フォーブステイン
出演:ケイリー・グラント、アレクシス・スミス、メアリー・マーティン、モンティ・ウーリー、ジェーン・ワイマン、イヴ・アーデン、ヴィクトル・フランサン、ドロシー・マローン

 

「カサブランカ」「カンサス騎兵隊」のマイケル・カーティズが監督した1946年度作品で、現在アメリカのミュージカル作家として第一流の名声をもつコール・ポーターの半生と作品を主題としたテクニカラー音楽映画。作家のジャック・モフィットの書下しより、「婿探し百万弗」のチャールズ・ホフマン、「凸凹西部の巻」のウィリアム・バワーズがレオ・タウンゼントと共同脚本を書き、「父との生活」のペヴァレル・マーレーがウィリアム・V・スコールと撮影を担当、レイ・ハインドーフがポーターの作品の編曲、追加作曲はマックス・スタイナーが行なった。出演俳優は「恋はかくの如し」のケーリー・グラント、「アメリカ交響楽」のアレクシス・スミス、「浮世はなれて」のモンティ・ウーリイ、「ジョニー・ベリンダ」のジェーン・ワイマン、「処女読本(1938)」のイヴ・アーデンや歌手のジニー・シムズ、カルロス・ラミレス、それに「オペレッタの女王」のメアリー・マーティン等である。

 

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2020-023M 「ようこそ、革命シネマへ」☆☆☆

Kakumeisinema原題:Talking About Trees
邦題:ようこそ、革命シネマへ
時間:97分
公開:2020-03
製作年度:
製作国:フランス・スーダン・ドイツ・チャド・カタール
配給:アニモプロデュース
製作総指揮:
製作:マリー・バルドゥッキ
監督:スハイブ・ガスメルバリ
脚本:スハイブ・ガスメルバリ
原作:
撮影:スハイブ・ガスメルバリ
音楽:
出演:イブラヒム・シャダッド、スレイマン・イブラヒム、エルタイブ・マフディ、マナル・アルヒロ、ハナ・アブデルラーマン・スレイマン

 

映画が失われた軍事独裁政権下のスーダンを舞台に、一夜限りの映画館復活を目指す古老の映画人たちを追ったドキュメンタリー。1956年のスーダン独立後に海外で映画を学び、スーダンで映画を製作してきたイブラヒム、スレイマン、エルタイブ、マナル。1989年には、スーダンに映画文化を根付かせるため「スーダン・フィルム・グループ」を設立するが、同年に誕生した軍事独裁政権によって言論の自由が奪われ、映画は発禁処分、彼ら自身も国外への亡命を余儀なくされた。それから20年以上の時を経て、映画産業が崩壊した母国スーダンで再会した4人は、「映画を再びスーダンの人々のもとに取り戻したい」というスローガンのもと、一夜限りで映画館を復活させるため行動を開始する。第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門でドキュメンタリー賞と観客賞を受賞。

 

 

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2018-090M 「欲望という名の電車」☆☆☆☆

Yokubo 原題:A Streetcar Named Desire
邦題:欲望という名の電車
時間:122分
公開:1952-05-22
製作年度:1951
製作国:アメリカ
配給:WB
監督:エリア・カザン
脚本:テネシー・ウィリアムズ
原作:テネシー・ウィリアムズ
音楽:アレックス・ノース
製作:チャールズ・フェルドマン
出演:ヴィヴィアン・リー 、マーロン・ブランド 、キム・ハンター 、カール・マルデン 、ルディ・ボンド
1948年度のピュリッツア賞を受けたテネシー・ウィリアムズ「ガラスの動物園(1950)」の同名の戯曲の映画化1951年度作品。「ガラスの動物園(1950)」のチャールズ・K・フェルドマンが製作、原作者ウィリアムズが自ら脚本を書き「暗黒の恐怖」のエリア・カザンが、部隊初演以来の監督を担当する。撮影は「踊る海賊(1948)」のハリー・ストラドリング、音楽はアレックス・ノースの担当。主演はこの舞台劇をロンドンで演じたヴィヴィアン・リー(「アンナ・カレニナ」)と、ニューヨーク初演以来のマーロン・ブランド(「兵隊」)で、助演陣も初演以来のキャストを中心にして、キム・ハンター(「天国への階段」)、カール・マルデン(「拳銃王」)、ルディ・ボンド、ニック・デニス、ベグ・ヒリアスらが出演する。なおヴィヴィアン・リー、キム・ハンター、カール・マルデン及び美術監督のリチャード・デイ、装置のジョージ・J・ホプキンスは夫々51年度アカデミー賞を受けた。

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