2026-077M 「夜鶯 ある洋館での殺人事件」☆☆☆★★

Syoruuguisu原題:揚名立万 Be Somebody
邦題:夜鶯 ある洋館での殺人事件
時間:123分
公開:2026-02-27
製作年度:2021
製作国:中国
配給:AMGエンタテインメント
製作総指揮:
製作:
監督:リウ・シュンズーモー
脚本:リー・バーシェン リウ・シュンズーモー
原作:
撮影:
音楽:
出演:イン・ジョン、ドン・ジアジア、ユー・エンタイ、ヤン・ハオユー、チェン・ミンハオ、チン・シアオシエン、ジャン・ベンユー

猟奇殺人事件を題材にした映画の脚本制作のため集められた業界人たちが思わぬ事態に巻き込まれていく姿を描き、中国で大ヒットを記録したミステリー映画。

1940年代、戦後混乱期の上海。謎の富豪の呼びかけにより、落ちぶれた映画監督、芽が出ない脚本家、再起を狙う元花形女優、敏腕プロデューサーら、名声と富に飢えた業界人が洋館に集められる。彼らに課せられたミッションは、世間を騒がせた未解決猟奇殺人事件を題材にした映画の脚本を一晩で完成させること。しかしその場には、事件の本物の犯人も同席していた。恐怖と野心に駆られた業界人たちは、犯人から真相を聞き出して脚本に落とし込むべく命懸けの推理戦を展開。虚実入り乱れる密室内で、事件の真相はいつしか彼ら自身の過去や秘密につながっていく。

ドラマ「君、花海棠の紅にあらず」で日本でも注目を集めたイン・ジョンが売れない脚本家役で主演を務め、ドラマ「大明皇妃 Empress of the Ming」のドン・ジアジア、「宇宙探索編集部」のヤン・ハオユーが共演。

まるで舞台劇のようなシチュエーションでの謎解きミステリ。3人の富豪が殺された事件と、歌姫のバラバラ殺人事件が絡み合い、真相の解明が、映画の脚本のための取材で進展していく。なかなかのアイデアである。三谷幸喜あたりがリメイクしたそうなネタだ。

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2026-041M 「YADANG ヤダン」☆☆☆★★

Syadang原題:Yadang: The Snitch
邦題:YADANG ヤダン
時間:123分
公開:2026-01-09
製作年度:2025
製作国:韓国
配給:ショウゲート
製作総指揮:
製作:キム・ウォングク
監督:ファン・ビョングク
脚本:キム・ヒョソク ファン・ビョングク ユン・スンヨン
原作:
撮影:イ・モゲ
音楽:キム・ホンジプ イ・ジンヒ
出演:カン・ハヌル(イ・ガンス)、ユ・ヘジン(ク・グァンヒ)、パク・ヘジュン(オ・サンジェ)、リュ・ギョンス(チョ・フン)、チェ・ウォンビン(オム・スジン)

カン・ハヌル、ユ・ヘジン、パク・ヘジュンが共演するクライムアクション。頭脳と情報を武器に国家を裏で操る「ヤダン」と呼ばれる闇の存在を中心に、野心に満ちた検事と、正義を見失った刑事の3人が繰り広げる、裏切りと復讐、欲望と狂気が交錯する物語を描く。

大統領選を間近に控えた韓国。麻薬犯罪者から情報を引き出し、検察や警察に提供して司法取引を操る「ヤダン」と呼ばれる闇のブローカー、イ・ダンスは、出世を狙う野心的な検事グァニと手を組み、次々と犯罪者の検挙を成功させていた。しかし、ある麻薬摘発事件をきっかけに、国家と裏社会をも巻き込む巨大な陰謀が姿を現し、ヤダンは地獄の底へと転落する。やがて、すべてを奪われた彼は復讐に打って出る。

「ラブリセット 30日後、離婚します」やドラマ「イカゲーム」「椿の花咲く頃」などで人気の俳優カン・ハヌルが、ヤダンのイ・ダンス役を演じ、これまでのさわやかなイメージを覆すダークで過激な役どころに挑戦。「破墓 パミョ」「タクシー運転手 約束は海を越えて」の名優ユ・ヘジンがグァニを、ドラマ「夫婦の世界」「おつかれさま」のパク・ヘジュンが、荒くれ者だが情に厚い刑事を演じる。

ラストシークエンスのリベンジ仕上げのくだりは、なかなか良く出来たコンゲームのテイスト。こまかな伏線回収もいい。

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2026-033M 「汚れた血」☆☆☆★

Syogoretachi原題:Mauvais sang
邦題:汚れた血
時間:120分
公開:2026-01-10(1988-02-06)
製作年度:1986
製作国:フランス
配給:ユーロスペース
製作総指揮:
製作:アラン・ダアン フィリップ・ディアス
監督:レオス・カラックス
脚本:レオス・カラックス
原作:
撮影:ジャン=イブ・エスコフィエ
音楽:
出演:ジュリエット・ビノシュ、ドニ・ラバン、ミシェル・ピコリ、ハンス・メイヤー、ジュリー・デルビー、キャロル・ブルックス、ユーゴ・ブラット、ジェローム・ズッカ、シャルル・シュミット、フィリップ・フルタン、ラルフ・フラウン

フランスの鬼才レオス・カラックスが1986年に手がけた長編第2作。監督デビュー作「ボーイ・ミーツ・ガール」に始まるアレックス3部作の第2作で、結ばれない男女の三角関係を独自の映像センスと鮮烈な色彩でスピーディに描き、弱冠25歳にして映画作家としてのカラックスの評価を決定づけた一作。

愛のないセックスにより感染する奇妙な病気「STBO」が蔓延した近未来のパリ。空虚な日々を過ごす青年アレックスは父が不可解な死を遂げた後、父の友人であるギャングの男マルクから犯罪に誘われる。マルクを手伝うことにしたアレックスは、彼の愛人であるアンナにひかれていくが……。

「ボーイ・ミーツ・ガール」に続いてドニ・ラバンが主人公アレックスを演じ、名優ミシェル・ピコリが父の友人マルク、キャリア初期のジュリエット・ビノシュがマルクの愛人アンナを演じた。後にアメリカで「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」などを手がけるジャン=イブ・エスコフィエが「ボーイ・ミーツ・ガール」に引き続き撮影を担当。1986年度ルイ・デリュック賞、第37回ベルリン国際映画祭アルフレッド・バウアー賞を受賞。2026年1月、4Kレストア版にてリバイバル公開。

40年近くぶりにスクリーンで観る、レオス・カラックスの名作。当時、カラックスの溢れんばかりの才能に打ちのめされた記憶がある。確かその5年くらい後に『レザボア・ドッグス』でタランティーノに打ちのめされたんだっけ。
原題はアルチュール・ランボーの『地獄の季節』の詩に由来しているようで、「悪い血筋」って意味。アレックスは父親譲りの手先の器用さを買われ、亡き父の仲間たちから、犯罪グループに勧誘される。おりしも性交で感染する致死率51%というレトロウイルスが蔓延しており、こちらも汚れた血が媒介するようだ。原色が効果的に配され、観念的な台詞が配され、音楽が画面を爆発的躍動感を演出し、当時のおとなしい理詰めのフランス映画の常識を超えたアバンギャルドを、レオス・カラックスが僕を驚かせた。

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2026-030M 「役者になったスパイ」☆☆☆★

Syakushaninattaspy原題:Moskau Einfach!
邦題:役者になったスパイ
時間:102分
公開:2026-01-23
製作年度:2022
製作国:スイス
配給:カルチュアルライフ
製作総指揮:
製作:アン=キャサリン・ラング オリビエ・ツォプリスト
監督:ミヒャ・レビンスキー
脚本:プリニオ・バッハマン バルバラ・ゾマー ミヒャ・レビンスキー
原作:
撮影:トビーアス・デングラー
音楽:エフレム・リュッヒンガー
出演:フィリップ・グラバー、ミリアム・シュタイン、マイク・ミュラー、ミヒャエル・マールテンス

冷戦下のスイスを舞台に、潜入捜査のため劇団に送り込まれた警察官と舞台女優の恋を描くポリティカルロマンスコメディ。

1989年、冷戦の緊張が続く中、スイスではソ連の共産主義に対する恐れが社会を覆っていた。反体制派の監視と情報収集を目的に、警察官のヴィクトール・シュエラーはデモ活動を行うシャウシュピールハウス劇場への潜入を命じられる。しかし、シュエラーは監視対象の女優オディール・ヨーラと恋に落ちてしまう。さらに劇団員たちとも交流を重ねるうちに、シュエラーは自らの任務に疑問を抱き始める。ウィリアム・シェイクスピア「十二夜」の稽古と現実が交錯しながら、シュエラーの心は任務と恋の狭間で揺れ動いていく。

監督は、2008年の長編デビュー作「Der Freund」がスイス映画賞の最優秀長編映画賞を受賞したミヒャ・レビンスキー。

 

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2025-277M 「ユニバーサル・ランゲージ」☆☆☆★

Suniversallungage原題:Universal Language
邦題:ユニバーサル・ランゲージ
時間:89分
公開:2025-08-29
製作年度:2024
製作国:カナダ
配給:クロックワークス
製作総指揮:ピローズ・ネマティ イラ・フィルザバディ ダニエル・バーガー アーロン・カッツ マシュー・ランキン
製作:シルバン・コルベイユ
監督:マシュー・ランキン
脚本:マシュー・ランキン ピローズ・ネマティ イラ・フィルザバディ
原作:
撮影:イザベル・スタチチェンコ
音楽:アーミン・フィルザバディ クリストフ・ラマルシュ=ルドゥー
出演:ロジーナ・エスマエイリ、サバ・ヴェヘディウセフィ、ピローズ・ネマティ、マシュー・ランキン

ペルシャ語とフランス語が公用語となった“もしもの世界”のカナダ・ウィニペグを舞台に、同級生のためにメガネを買おうと奮闘する姉妹と、風変わりな住民たちが織りなす日常を描いたファンタジードラマ。

新調したばかりのメガネを七面鳥に奪われたと語る少年オミッドは、学校の先生から、「黒板の字が読めるようになるまで授業を受けさせない」と言われてしまう。同級生のネギンと姉ナズゴルはそんな彼に同情し、凍った湖の中に眠る大金を取り出して新しいメガネを買ってあげようと考える。姉妹は街の大人たちにアドバイスを求めるが、なかなか良い助言は得られない。そんな中、廃墟を観光スポットとして紹介するツアーガイドのマスードや、仕事に嫌気が差して自暴自棄になったマシューの登場により、事態は一転する。

2019年の長編監督デビュー作「The 20th Century」で国際的に注目を集めたマシュー・ランキンがメガホンをとり、2024年・第77回カンヌ国際映画祭の監督週間で観客賞を受賞した。

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2025-172M 「夕陽のガンマン」☆☆☆★★

Syuhinogunman原題:Per qualche dollaro in meno
邦題:夕陽のガンマン
時間:132分
公開:1967-01-20
製作年度:1966
製作国:イタリア・スペイン・西ドイツ
配給:アーク・フィルムズ
製作総指揮:
製作:アルベルト・グリマルディ
監督:セルジオ・レオーネ
脚本:ルチアーノ・ビンチェンツォーニ セルジオ・レオーネ
原作:
撮影:マッシモ・ダラマーノ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテ

「荒野の用心棒」で世界中に“マカロニ・ウエスタン”ブームを巻き起こしたセルジオ・レオーネ監督と主演のクリント・イーストウッド、音楽のエンニオ・モリコーネが再結集し、2人の賞金稼ぎの共闘と友情をスタイリッシュに活写した西部劇アクション。

凶悪犯エル・インディオが刑務所から脱獄し、1万ドルの賞金が懸けられた。インディオ一味を追う若き賞金稼ぎ・モンコと商売敵のモーティマー大佐は、一味全員の賞金を山分けすることを条件に手を組むことに。2人は反発し合いながらも次第に絆を深め、インディオを追い詰めていくが、大佐にはある別の目的があった。

「真昼の決闘」のリー・バン・クリーフがモーティマー大佐を存在感たっぷりに演じた。同じくレオーネ監督とイーストウッド、モリコーネがタッグを組んだ「荒野の用心棒」「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」とあわせて「ドル3部作」と呼ばれる。

テレビ放映(たぶん放送時間に合わせてズタズタなショートバージョン)が初体験。その後、雨の降りまくったフィルム上映の名画座。レンタルビデオやDVD。コンディションの良い映像音声で、大スクリーンで堪能するのは初体験。セルジオ・レオーネの洒脱な演出、エンニオ・モリコーネの血湧き肉躍る圧巻の口笛テーマ曲。そしてクリント・イーストウッド、リー・バン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテ!映画ってコレだよねえ。

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2025-039M 「野生の島のロズ」☆☆☆★★

Srozu原題:The Wild Robot
邦題:野生の島のロズ
時間:102分
公開:2025-02-07
製作年度:2024
製作国:アメリカ
配給:東宝東和、ギャガ
製作総指揮:ディーン・デュボア
製作:ジェフ・ハーマン
監督:クリス・サンダース
脚本:クリス・サンダース
原作:ピーター・ブラウン
撮影:
音楽:クリス・バワーズ
出演:綾瀬はるか(ロズ)、柄本佑(チャッカリ)、鈴木福(キラリ)、いとうまい子(ピンクシッポ)、千葉繁(クビナガ)、種崎敦美(ヴォントラ)、山本高広(パドラー)、滝知史(サンダーボルト)、田中美央(ソーン)、濱崎司(赤ちゃんキラリ)

アメリカの作家ピーター・ブラウンによる児童文学「野生のロボット」シリーズを原作に、野生の島で起動した最新型ロボットが愛情の芽生えをきっかけに運命の冒険へと導かれていく姿を描いた、ドリームワークス・アニメーションによる長編アニメ映画。

大自然に覆われた無人島に流れ着き、偶然にも起動ボタンを押されて目を覚ました最新型アシストロボットのロズ。都市生活に合わせてプログラミングされた彼女は野生の島では全く機能せず、動物たちの行動や言葉を学習しながら未知の世界に順応していく。そんなある日、雁の卵を見つけて孵化させたロズは、ひな鳥から「ママ」と呼ばれたことで、思いもよらなかった変化の兆しが現れる。ひな鳥に「キラリ」と名付けたロズは、動物たちにサポートしてもらいながら子育てに奮闘するが……。

監督は「リロ&スティッチ」「ヒックとドラゴン」のクリス・サンダース。「ブラックパンサー」シリーズのルピタ・ニョンゴが主人公のロボット・ロズの声優を務め、ペドロ・パスカル、キャサリン・オハラ、ビル・ナイ、キット・コナー、ステファニー・スーが声の出演。日本語吹き替え版はロズ役を綾瀬はるかが担当し、柄本佑、鈴木福、いとうまい子らも吹き替え声優として参加した。第97回アカデミー賞では長編アニメーション賞のほか、作曲賞、音響賞の3部門にノミネートされた。

吹替版にて鑑賞。予告編からのイメージは『天空の城ラピュタ』の園丁ロボットのビジュアルを連想させられるが。『バルス』な瞬間は残念ながら無い。終映後に子供たちの『あー面白かった!』の声が、客席のあちこちで聞こえた。楽しんで、心に刺さったのだろう。それだけ良作なのだ。

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2024-326M 「山逢いのホテルで」☆☆☆

Syamaainohotel原題:Laissez-moi
邦題:山逢いのホテルで
時間:92分
公開:2024-11-29
製作年度:2023
製作国:スイス・フランス・ベルギー
配給:ミモザフィルムズ
製作総指揮:
製作:ガブリエラ・ブスマン ヤン・デコペ カミーユ・ジュノー
監督:マキシム・ラッパズ
脚本:マキシム・ラッパズ マリオン・ベルノー
原作:
撮影:ブノワ・デルボー
音楽:アントワーヌ・ボドソン
出演:ジャンヌ・バリバール、トーマス・サルバッハー、ピエール=アントワーヌ・デュベ、ヴェロニク・メルムー

「ボレロ 永遠の旋律」「バルバラ セーヌの黒いバラ」などで知られるフランスの俳優ジャンヌ・バリバールが主演を務めた大人のラブストーリー。スイスの壮麗な山々と湖畔に囲まれた実在のホテルを舞台に、息子への献身的な愛と現実逃避の夢の間で揺れ動く女性を描く。

スイスアルプスをのぞむ小さな町で仕立て屋として働く女性クローディーヌは、障がいのある息子をひとりで育てている。毎週火曜日になると彼女は白いワンピースをまとって山の上のリゾートホテルを訪れ、一人旅の男性客を選んではその場限りの関係を楽しんでいた。もう真剣に恋をすることなどないと思っていたクローディーヌだが、ある男性との出会いによって彼女の人生は大きく揺さぶられる。

ファッションデザイナーとして活躍してきたスイス出身のマキシム・ラッパズが長編初メガホンをとった。「トリとロキタ」「その手に触れるまで」などダルデンヌ兄弟監督作を手がけたブノワ・デルボーが撮影を担当。

欧州映画的なるメロドラマだな。若き美男美女でなく中年の出会い。

 

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2024-244M 「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間」後編 ☆☆☆★★★

Syorunosotogawa原題:Esterno notte
邦題:夜の外側 イタリアを震撼させた55日間
時間:340分
公開:2024-08-09
製作年度:2022
製作国:イタリア
配給:ザジフィルムズ
製作総指揮:エレナ・レッキア
製作:ロレンツォ・ミエーリ シモーネ・ガットーニ
監督:マルコ・ベロッキオ
脚本:マルコ・ベロッキオ ステファノ・ビセス ルドビカ・ランポルディ ダビデ・セリーノ
原作:マルコ・ベロッキオ ステファノ・ビセス ジョバンニ・ビアンコーニ ニコラ・ルズアルディ
撮影:フランチェスコ・ディ・ジャコモ
音楽:ファビオ・マッシモ・カポグロッソ
出演:ファブリツィオ・ジフーニ、マルゲリータ・ブイ、トニ・セルヴィッロ、ファウスト・ルッソ・アレジ、ダニエーラ・マッラ

イタリアの名匠マルコ・ベロッキオが、2003年製作の「夜よ、こんにちは」でも題材にした「アルド・モーロ誘拐事件」を再び映画化した人間ドラマ。

1978年3月のある朝。戦後30年にわたりイタリアの政権を握ってきたキリスト教民主党の党首で5度の首相経験を持つアルド・モーロが、極左武装グループ「赤い旅団」に誘拐された。国家を揺るがした55日間の事件の真相を、モーロ本人、彼を父と慕い救出の陣頭指揮を執った内務大臣フランチェスコ・コッシーガ、モーロと親交の深かった教皇パウロ6世、赤い旅団のメンバーであるアドリアーナ・ファランダ、モーロの妻エレオノーラら事件に関わった人物それぞれの視点から、史実とフィクションを織り交ぜて描き出す。

「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」でも同役を演じたファブリツィオ・ジフーニがアルド・モーロを演じ、「はじまりは5つ星ホテルから」のマルゲリータ・ブイ、「グレート・ビューティー 追憶のローマ」のトニ・セルビッロが共演。「イタリア映画祭2023」では「夜のロケーション」のタイトルで上映。

計6つのエピソードで構成され、イタリア本国では前後編にわけて劇場公開。日本でも前編(エピソードI~III)と後編(IV~VI)の各170分に分けて上映される。

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2024-242M 「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間」前編 ☆☆☆★★★

Syorunosotogawa原題:Esterno notte
邦題:夜の外側 イタリアを震撼させた55日間
時間:340分
公開:2024-08-09
製作年度:2022
製作国:イタリア
配給:ザジフィルムズ
製作総指揮:エレナ・レッキア
製作:ロレンツォ・ミエーリ シモーネ・ガットーニ
監督:マルコ・ベロッキオ
脚本:マルコ・ベロッキオ ステファノ・ビセス ルドビカ・ランポルディ ダビデ・セリーノ
原作:マルコ・ベロッキオ ステファノ・ビセス ジョバンニ・ビアンコーニ ニコラ・ルズアルディ
撮影:フランチェスコ・ディ・ジャコモ
音楽:ファビオ・マッシモ・カポグロッソ
出演:ファブリツィオ・ジフーニ、マルゲリータ・ブイ、トニ・セルヴィッロ、ファウスト・ルッソ・アレジ、ダニエーラ・マッラ

イタリアの名匠マルコ・ベロッキオが、2003年製作の「夜よ、こんにちは」でも題材にした「アルド・モーロ誘拐事件」を再び映画化した人間ドラマ。

1978年3月のある朝。戦後30年にわたりイタリアの政権を握ってきたキリスト教民主党の党首で5度の首相経験を持つアルド・モーロが、極左武装グループ「赤い旅団」に誘拐された。国家を揺るがした55日間の事件の真相を、モーロ本人、彼を父と慕い救出の陣頭指揮を執った内務大臣フランチェスコ・コッシーガ、モーロと親交の深かった教皇パウロ6世、赤い旅団のメンバーであるアドリアーナ・ファランダ、モーロの妻エレオノーラら事件に関わった人物それぞれの視点から、史実とフィクションを織り交ぜて描き出す。

「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」でも同役を演じたファブリツィオ・ジフーニがアルド・モーロを演じ、「はじまりは5つ星ホテルから」のマルゲリータ・ブイ、「グレート・ビューティー 追憶のローマ」のトニ・セルビッロが共演。「イタリア映画祭2023」では「夜のロケーション」のタイトルで上映。

計6つのエピソードで構成され、イタリア本国では前後編にわけて劇場公開。日本でも前編(エピソードI~III)と後編(IV~VI)の各170分に分けて上映される。

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