2024-325M 「ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US」☆☆★★★

Sfutarideowarase原題:It Ends with Us
邦題:ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US
時間:130分
公開:2024-11-22
製作年度:2024
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:スティーブ・サロウィッツ トッド・ブラック アンドレア・アジェミアン ジョン・ローガン・ピアソン ブレイク・ライブリー ロブ・サリバン
製作:アレックス・サックス ジェイミー・ヒース クリスティ・ホール
監督:ジャスティン・バルドーニ
脚本:クリスティ・ホール
原作:コリーン・フーバー
撮影:バリー・ピーターソン
音楽:ロブ・シモンセン ダンカン・ブリッケンスタッフ
出演:ブレイク・ライヴリー(リリー・ブルーム)、ジャスティン・バルドーニ(ライル・キンケイド)、ジェニー・スレイト(アリッサ)、ブランドン・スクレナー(アトラス・コリガン)、イザベラ・フェレール(10代のリリー)、アレックス・ニューステッター(10代のアトラス)

アメリカの作家コリーン・フーバーが自身の体験をもとに執筆し、全世界で発行部数1000万部を記録するベストセラーとなった恋愛小説「イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる」を映画化。

理想のフラワーショップを開くという夢を実現すべく、ボストンにやってきた若い女性リリー。そこで彼女はクールでセクシーな脳神経外科医のライルと知り合い、情熱的な恋に落ちる。幸せな日々を過ごす2人だったが、彼らはそれぞれ過去に秘密を抱えていた。リリーに対するライルの愛は次第に望まぬ方向へと加速していき、それによってリリーは、自身のうちに封じていた過去のある記憶を呼び覚ます。自分の信じる未来を手にするため、リリーは過去の自分自身と向き合い、ある決意を胸にする。

人気ドラマ「ゴシップガール」や映画「ロスト・バケーション」などで知られるブレイク・ライブリーが主人公リリーを演じたほか、プロデューサーも務めた。「ファイブ・フィート・アパート」のジャスティン・バルドーニがメガホンをとり、ライル役として出演もしている。

全米でベストセラーになった恋愛小説の映画化だそうだ。翻訳も出版されているが、評判は聞かなかったな。
まあキャストも監督もB級なノーネームで、原作の知名度だけが頼りのラジー賞候補になりそうな、古風な今彼元彼トライアングル。にしても、ヒロインが出す結果を、決断するメンタルは前世紀には共感され辛かったろうな。

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2024-322M 「ぼくとパパ、約束の週末」☆☆☆★

Sbokutopapa原題:Wochenendrebellen
邦題:ぼくとパパ、約束の週末
時間:109分
公開:2024-11-15
製作年度:2023
製作国:ドイツ
配給:S・D・P
製作総指揮:リヒャルト・クロプ マルク・ポップ
製作:ユスティナ・ムーシュ クイリン・ベルク マックス・ビーデマン
監督:マルク・ローテムント
脚本:リヒャルト・クロプ
原作:ミルコ・フォン・ユターセンカ ジェイソン・フォン・ユターセンカ
撮影:フィリップ・ペシュロー
音楽:ジョニー・クリメック ハンス・ハフナー
出演:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ(ミルコ)、セシリオ・アンドレセン(ジェイソン)、アイリン・テツェル(ファティメ)

自分の好きなサッカーチームを決めるため、ドイツ国内のスタジアムを巡る自閉症の少年とその父親の旅を実話に基づいて描き、本国ドイツで100万人を動員するヒットとなったヒューマンドラマ。

幼い頃に自閉症と診断された10歳のジェイソンは、生活に独自のルーティンとルールがあり、それが守られないとパニックを起こしてしまう。ある日、クラスメイトから好きなサッカーチームを聞かれるも答えることができなかった彼は、ドイツ国内の56チームを全て自分の目で見てから好きなチームを決めたいと家族に話す。父ミルコは息子の夢をかなえるべく、ドイツ中のスタジアムを一緒に巡ることを約束し、多忙な仕事の合間を縫って週末ごとに旅をしていく。

父ミルコ役に「100日間のシンプルライフ」のフロリアン・ダービト・フィッツ。「5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生」のマルク・ローテムント監督がメガホンをとった。

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2024-291M 「二つの季節しかない村」☆☆☆

Sfutatsunokisetsushikanaimura原題:Kuru Otlar Ustune
邦題:二つの季節しかない村
時間:198分
公開:2024-10-11
製作年度:2023
製作国:トルコ・フランス・ドイツ
配給:ビターズ・エンド
製作総指揮:
製作:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
脚本:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン エブル・ジェイラン アキン・アクス
原作:
撮影:ジェバヒル・シャヒン キュルシャット・ウレシン
音楽:ジュゼッペ・ベルディ
出演:デニズ・ジェリオウル(サメット)、メルヴェ・ディズダル(ヌライ)、ムサブ・エキチ(ケナン)、エジェ・バージ(セヴィム)、エルデム・シェンオジャク(トルガ)、ユクセル・アクス(ヴァヒト)、ミュニル・ジャン・ジンドルク(フェイヤズ)、オヌル・ベルク・アルスランオウル(ベキル校長)、ユルドゥルム・ギュジュク(教育部長)、ジェンギズ・ボズクルト(ナイル)、S・エムラ・オズデミル(軍曹)、エリフ・ウルセ(サイメ副校長)、エリト・アンダチャム(フィルデヴス)、ナラン・クルチム(ケヴセル)、フェルハト・アクグン(アタカン)、エイレム・ジャンポラト(ハリメ)

「雪の轍」で第67回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したトルコの名匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督が、トルコ・アナトリア東部に広がる荘厳な自然の大きさと、自我に縛られた人間の悲しいほどの小ささを大胆に対比させて描いたドラマ。

冬が長く雪深いトルコ東部の村。プライドの高い美術教師サメットはこの村を忌み嫌っているが、村人たちからは尊敬され、女生徒セヴィムからも慕われていた。ところがある日、サメットは同僚ケナンとともに、セヴィムたちから身に覚えのない“不適切な接触”を告発されてしまう。そんな中、サメットは美しい義足の英語教師ヌライと知り合う。

主人公メット役に「シレンズ・コール」のデニズ・ジェリオウル。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ヌライ役のメルベ・ディズダルがトルコ人として初めて女優賞を受賞した。

 

 

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2024-281M 「ホワイトバード はじまりのワンダー」☆☆☆★

Swhitebird原題:White Bird
邦題:ホワイトバード はじまりのワンダー
時間:121分
公開:2024-12-06
製作年度:2024
製作国:アメリカ
配給:キノフィルムズ
製作総指揮:ジェフ・スコール ロバート・ケッセル ケバン・バン・トンプソン アレクサンダー・ヤング レネー・ウルフ マーク・ボンバック
製作:トッド・リーバーマン デビッド・ホバーマン
監督:マーク・フォースター
脚本:マーク・ボンバック
原作:R・J・パラシオ
撮影:マティアス・クーニクスビーザー
音楽:トーマス・ニューマン
出演:アリエラ・グレイザー、オーランド・シュワート、ブライス・ガイザー、ジリアン・アンダーソン、ヘレン・ミレン

2017年製作の映画「ワンダー 君は太陽」の原作者R・J・パラシオが同作のアナザーストリーとして執筆した小説「ホワイトバード」を、「チョコレート」のマーク・フォースター監督のメガホンで映画化。前作で主人公オギーをいじめた少年ジュリアンと彼の祖母サラ、そして少女時代のサラをナチスから救った同級生ジュリアンにスポットを当てて描く。

いじめによって学校を退学処分になり、自分の居場所を失っていたジュリアンのもとに、パリから祖母サラが訪ねてくる。孫の行く末を心配するサラは、彼に自身の少女時代について語りはじめる。1942年、ナチス占領下のフランス。ユダヤ人であるサラは、学校に押し寄せてきたナチスに連行されそうになったところを同じクラスのいじめられっ子の少年ジュリアンに助けられ、彼の家の納屋に匿われる。クラスでいじめられていたジュリアンに全く関心を払わなかったサラを、ジュリアンと彼の両親は命懸けで守ってくれる。サラとジュリアンが絆を深めていくなか、終戦が近いというニュースが流れるが……。

名優ヘレン・ミレンがジュリアンの祖母サラを演じ、前作のブライス・ガイザーがサラの孫のジュリアン役を続投。少女時代のサラは「キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱」のアリソン・グレイザー、サラを助ける同級生ジュリアンは「トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング」のオーランド・シュワートがそれぞれ演じた。

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2024-279M 「ヒューマン・ポジション」☆☆☆

Shumanposition原題:A Human Position
邦題:ヒューマン・ポジション
時間:78分
公開:2024-09-24
製作年度:2021
製作国:ノルウェー
配給:クレプスキュールフィルム
製作総指揮:
製作:スティアン・スキャルタッド アンダース・エンブレム
監督:アンダース・エンブレム
脚本:アンダース・エンブレム
原作:
撮影:マイケル・マーク・ランハム
音楽:エイリク・スリニング・コルネス
出演:アマリエ・イプセン・イェンセン(アスタ)、マリア・アグウマロ(ライヴ)、ラース・ハルヴォル・アンドレアセン

病気の療養から復帰した新聞記者が、なにげない日常や社会とのつながりから心の居場所を見いだしていく姿を描いたノルウェー製のドラマ。

ノルウェーの港町で新聞社に勤めるアスタは、地元のホッケーチームやアールヌーボー建築を保存するための小さなデモ、クルーズ船の景気など、地元に関するニュースを取材し、記事にしている。プライベートではガールフレンドのライヴとふたり、穏やかな時間を過ごしている。そんなある日、アスタは、ノルウェーに10年間住み、働いていた難民が強制送還されたという記事を目にする。その事件を調べていくについれて、アスタは自身を覆っていた無気力感を払拭し、仕事とプライベートの両方で自分が求める“心の居場所”を次第に見いだしていく。

これが長編2作目となるアンダース・エンブレム監督が、自身の故郷であるノルウェーのオーレスンを舞台に、主人公の心の機微や日常を優しく美しく、静かなタッチで描いていく。心に傷を抱いた主人公アスタを、エンブレム監督のデビュー作でもタッグを組んだアマリエ・イプセン・ジェンセンが演じた。

スローライフな椅子フェチのお話。

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2024-278M 「ハヌ・マン」☆☆☆

Shanuman_20241008135801原題:Hanu-Man
邦題:ハヌ・マン
時間:158分
公開:2024-10-04
製作年度:2023
製作国:インド
配給:ツイン
製作総指揮:
製作:
監督:プラシャーント・バルマ
脚本:プラシャーント・バルマ
原作:
撮影:
音楽:
出演:テージャ・サッジャー、ヴィナイ・ラーイ、アムリタ・アイヤル、ヴァララクシュミ・サラトクマール、ラヴィ・テージャ

インド神話に登場する猿神ハヌマーンの力を手に入れた平凡な青年の戦いを描いたヒーローアクション。

山奥の小さな村で、姉アンジャンマと一緒に暮らす青年ハヌマントゥ。温和な性格の彼は気の強いアンジャンマの後ろに隠れてばかりで、村の男たちから馬鹿にされていた。そんなある日、幼なじみのミーナークシを助けようとして海に落ちたハヌマントゥは、そこで不思議な力を持つ宝石を手にする。その石には、古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」で活躍する猿の将軍ハヌマーンの力が宿されていた。無敵のスーパーパワーを手に入れるハヌマントゥだったが、石を狙う邪悪な組織が彼の前に現れ……。

主演は幼少期から子役としてテルグ語映画界で活躍し、本作のヒットによりブレイクしたテージャ・サッジャー。インド版ゾンビ映画「Zombie Reddy」で注目されたプラシャーント・バルマ監督が、CGやアニメーションを駆使した斬新な映像で描き出す。

神話のヒーローが憑依しての、ウルトラアクション活劇。3時間近く終わったら「序章」のようだ!なんてこったい。

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2024-277M 「花嫁はどこへ?」☆☆☆★

Shanayomehadokohe原題:Laapataa Ladies
邦題:花嫁はどこへ?
時間:124分
公開:2024-10-04
製作年度:2024
製作国:インド
配給:松竹
製作総指揮:
製作:アーミル・カーン ジョーティー・デーシュパーンデー キラン・ラオ
監督:キラン・ラオ
脚本:スネハ・デサイ
原作:ビプラブ・ゴースワーミー
撮影:ビーカス・ノゥラカー
音楽:ラーム・サンパト
出演:ニターンシー・ゴーエル(プール)、プラティバー・ランター(ジャヤ)、スパルシュ・シュリーワースタウ(ディーパク)、ラヴィ・キシャン(マノハル警部補)
チャヤ・カダム(マンジュ)

インドの人気俳優アミール・カーンが製作を手がけ、ひょんなことから取り違えられた2人の花嫁の思いがけない人生の行方を描いたヒューマンドラマ。

大安吉日のインド。育ちも性格も全く異なる2人の女性プールとジャヤは、それぞれの花婿の家へ向かう途中で、同じ満員列車に乗り合わせる。しかし2人とも赤いベールで顔が隠れていたため知らぬ間に入れ替わり、そのまま別の嫁ぎ先に連れて行かれてしまう。予期せぬ旅を通して新しい価値観と可能性に気づいたプールとジャヤは、周囲の人々をも笑顔にしながら、生まれて初めて自分自身の手で人生を切りひらいていく。

インフルエンサーとしても注目される俳優ニターンシー・ゴーエルがプール、本作が映画初主演となるプラティバー・ランターがジャヤを演じた。アミール・カーンの元妻で「ムンバイ・ダイアリーズ」などで知られるキラン・ラオ監督がメガホンをとり、豊かな大自然とインドの魅力たっぷりに描き出す。

女性の、結婚についての不自由さが大変な国だな。インドは。

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2024-273M 「ザ・バイクライダーズ」☆☆☆★

Sbikeriders原題:The Bikeriders
邦題:ザ・バイクライダーズ
時間:116分
公開:2024-11-29
製作年度:2023
製作国:アメリカ
配給:パルコ
製作総指揮:ヤリフ・ミルチャン マイケル・シェイファー サム・ハンソン デビッド・カーン フレッド・バーガー
製作:サラ・グリーン ブライアン・カバナー=ジョーンズ
監督:ジェフ・ニコルズ
脚本:ジェフ・ニコルズ
原作:ダニー・ライアン
撮影:アダム・ストーン
音楽:デビッド・ウィンゴ
出演:オースティン・バトラー、ジョディ・カマー、トム・ハーディ、マイケル・シャノン、マイク・フェイスト、ノーマン・リーダス

アメリカの写真家ダニー・ライアンが1965~73年にかけてのシカゴのバイクライダーの日常をとらえた同名写真集にインスパイアされた作品で、伝説的モーターサイクルクラブの栄枯盛衰を、「エルヴィス」のオースティン・バトラーと「ヴェノム」シリーズのトム・ハーディの共演で描いた。

1965年、シカゴ。不良とは無縁の日々を送っていたキャシーは、ケンカ早くて無口なバイク乗りベニーと出会って5週間で結婚を決める。ベニーは地元の荒くれ者たちを束ねるジョニーの側近でありながら群れることを嫌い、狂気的な一面を持っていた。やがてジョニーの一味は「ヴァンダルズ」というモーターサイクルクラブに発展し、各地に支部ができるほど急速に拡大していく。その結果、クラブ内の治安は悪化し、敵対クラブとの抗争も勃発。暴力とバイクに明け暮れるベニーの危うさにキャシーが不安を覚えるなか、ヴァンダルズで最悪の事態が起こる。

「最後の決闘裁判」のジョディ・カマーがストーリーテラーとなるキャシー役を務め、バトラーがベニー、ハーディがジョニーを演じた。監督・脚本は「MUD マッド」「ラビング 愛という名前のふたり」のジェフ・ニコルズ。

ターゲットが見えないなあ。どこへ訴求していくのだろう。

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2024-271M 「ビーキーパー」☆☆☆★

Sbeekeeper原題:The Beekeeper
邦題:ビーキーパー
時間:105分
公開:2025-01-03
製作年度:2024
製作国:アメリカ・イギリス
配給:クロックワークス
製作総指揮:アンドリュー・ゴロブ トム・ザドラ マーク・バーミンガム
製作:ビル・ブロック ジェイソン・ステイサム デビッド・エアー クリス・ロング カート・ウィマー
監督:デビッド・エアー
脚本:カート・ウィマー
原作:
撮影:ガブリエル・ベリスタイン
音楽:デビッド・サーディ ジェレッド・マイケル・フライ
出演:ジェイソン・ステイサム、ジョシュ・ハッチャーソン、ジェレミー・アイアンズ

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2024-268M 「ビートルジュース ビートルジュース」☆☆☆★

Sbeatljuce2原題:Beetlejuice Beetlejuice
邦題:ビートルジュース ビートルジュース
時間:105分
公開:2024-09-27
製作年度:2024
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
製作総指揮:サラ・デズモンド カッテルリ・フラウエンフェルダー アルフレッド・ガフ マイルズ・ミラー ブラッド・ピット ラリー・ウィルソン ローレンス・セネリック アンドリュー・ラリー セス・グラハム=スミス デビッド・カッツェンバーグ
製作:マーク・トベロフ デデ・ガードナー ジェレミー・クライナー トミー・ハーパー ティム・バートン
監督:ティム・バートン
脚本:アルフレッド・ガフ マイルズ・ミラー
キャラクター創造:マイケル・マクダウェル ラリー・ウィルソン
原作:アルフレッド・ガフ マイルズ・ミラー セス・グラハム=スミス
撮影:ハリス・ザンバーラウコス
音楽:ダニー・エルフマン
出演:マイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラ、ジャスティン・セロー、モニカ・ベルッチ、ジェナ・オルテガ、ウィレム・デフォー

ティム・バートン監督が、自身の出世作となった1988年の映画「ビートルジュース」の35年後を描いたホラーコメディ。

死後の世界で「人間怖がらせ屋」を営む推定年齢600歳のビートルジュースは、かつて結婚を迫るもかなわなかったリディアのことをいまだに忘れられずにいた。リディアは自身の霊能力を生かしてテレビ番組の司会者として活躍しているが、私生活では一人娘アストリッドとの関係に頭を悩ませている。アストリッドは幽霊の存在を信じておらず、母の霊能力もインチキだと思っているのだ。ある日、数世紀前から死後の世界の倉庫に封じられていたビートルジュースの元妻ドロレスが復活し、ビートルジュースに対して復讐を企てる。一方、アストリッドが死後の世界に囚われてしまい、リディアは最終手段としてビートルジュースに助けを求めるが……。

前作に続いてビートルジュースをマイケル・キートン、リディアをウィノナ・ライダーが演じ、リディアの娘アストリッド役でジェナ・オルテガ、ビートルジュースの元妻ドロレス役でモニカ・ベルッチが新たに参加。

『ゴーストバスターズ』のリフォームのように、本作も前作の登場人物関係の基本をきちんと踏襲しての仕上げ。ウィノ・ライダーが前作では「娘」役で丁々発止だったが、本作では「娘をもつ母」としての時間経過した世界観。まあ、そんな辻褄はどうでもよいコメディホラーでしかないのだが、細部にこだわったティム・バートンのこだわりが、ある意味ここちよい。

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