2025-169M 「DROP ドロップ」☆☆☆★★

Sdrop原題:DROP
邦題:DROP ドロップ
時間:95分
公開:2025-07-11
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
製作総指揮:ロン・リンチ サム・ラーナー マクダラ・ケレハー
製作:マイケル・ベイ ジェイソン・ブラム ブラッド・フラー キャメロン・フラー
監督:クリストファー・ランドン
脚本:ジリアン・ジェイコブス クリス・ローチ
原作:
撮影:マーク・スパイサー
音楽:ベアー・マクレアリー
出演:メーガン・フェイヒー、ブランドン・スクレナー、バイオレット・ビーン、ジェイコブ・ロビンソン、リード・ダイアモンド、ガブリエル・ライアン、サラ・マコーマック、ジェフリー・セルフ、エド・ウィークス、トラビス・ネルソン

東宝東和試写。七月封切予定。ブラムハウスのサスペンス。
複数ある小さな伏線も、回収しつつのコンパクトにまとめ上げた作品。一見よく出来ているのだが、なぜアレが共犯者でないのか?という映画的都合の瑕疵によって、喉に小骨が引っかかる。

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2025-177M 「ダーティ・マネー」☆☆☆★

Sdirtymoney原題:Dirty Money
邦題:ダーティ・マネー
時間:100分
公開:2025-05-30
製作年度:2024
製作国:韓国
配給:クロックワークス
製作総指揮:
製作:
監督:キム・ミンス
脚本:キム・ミンス ファン・ウンソン
原作:
撮影:パク・ジョンフン
音楽:シン・ミンスプ
出演:チョン・ウ、キム・デミョン、パク・ビョンウン、チョ・ヒョンチョル、チョン・ヘギュン、ペク・スジャン、ユ・テオ

汚職刑事、警察、中国マフィアが入り乱れる三つどもえの争いを描いた韓国製クライムアクション。

刑事仲間として兄弟のような関係性を築いてきたミョンドゥクとドンヒョク。2人は中国マフィアが資金洗浄のために巨額の現金を密輸しようとしているという情報を偶然入手する。ミョンドゥクは病気の娘の治療費、ドンヒョクはギャンブルの借金返済のため、マフィアの金を奪おうと企てるが、邪魔が入ったことで計画は失敗し、銃撃戦で大勢の死者を出してしまう。刑事としてこの事件の捜査を担当することになった2人は、事実を必死にごまかしながら捜査を進めるが、証拠が増えるにつれて嫌疑が彼らに向けられ、徐々に追い詰められてゆく。

主人公ミョンドゥク役を「善惡の刃」「野獣の血」のチョン・ウ、相棒で弟分のドンヒョク役を「ゴールデンスランバー」「国際捜査!」のキム・デミョンがそれぞれ演じる。監督、脚本は「キングメーカー 大統領を作った男」の脚本を手がけたキム・ミンス。

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2025-170M 「デビルズ・バス」☆☆☆★

Sdevilsbath原題:Des Teufels Bad
邦題:デビルズ・バス
時間:121分
公開:2025-05-23
製作年度:2024
製作国:オーストリア・ドイツ
配給:クロックワークス
製作総指揮:ウルリヒ・ザイドル ベティーナ・ブロケンパー
製作:ウルリヒ・ザイドル
監督:ベロニカ・フランツ セベリン・フィアラ
脚本:ベロニカ・フランツ セベリン・フィアラ
原作:
撮影:マルティン・ゲシュラハト
音楽:ソープ&スキン
出演:アーニャ・プラシュク、ダーヴィド・シャイト、マリア・ホーフスタッター

「グッドナイト・マミー」で世界的に注目を集めたオーストリアの監督コンビ、ベロニカ・フランツ&セベリン・フィアラが監督・脚本を手がけ、実在の裁判記録に着想を得て、宗教とタブーに支配された歴史の暗部を美しくも残酷な映像表現で描いたオーストリア・ドイツ合作映画。

18世紀半ば、オーストリア北部。古くからの伝統が残る小さな村に嫁いできたアグネスは、夫の育った閉鎖的な世界や村の住人たちになじむことができず、憂うつな日々を過ごしていた。アグネスは彼らの無神経な言動やおぞましい儀式、何かの警告のように放置された腐乱死体など異様な光景を日常的に目撃し、精神的に追い詰められていく。極限状態のなかで現実と幻想の区別がつかなくなった彼女を、村人たちは狂人あつかいするようになる。やがてアグネスは、この世界から自由になることを求めて驚くべき行動に出る。

「ソープ&スキン」の名でミュージシャン、歌手、作曲家としても活動するオーストリアのアーニャ・プラシュクがアグネス役で主演を務め、音楽も手がけた。2024年・第74回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(芸術貢献賞)、第57回シッチェス・カタロニア国際映画祭にて最優秀作品賞を受賞した。

18世紀を舞台のコスチュームもの。グロテスク、メンタル崩壊、宗教的狂乱、閉鎖的因習、捕らわれる村。キーワードだけでキワモノっぽいが、時々『薔薇の名前』のような傑作が出現するジャンルでもある。
本作は史劇で鬱病を描く珍作。とっても真面目に地味に淡々と、新妻が鬱を拗らせ、遂には『自殺』は教会が許してくれないので、殺人を犯して死刑になる事を企図するに至るお話。邦題では『浴室スプラッタホラー』なイメージとなるが、死を望むほどの鬱状態を『悪魔の浴槽』と欧米では呼ぶそうだ。邦題のミスリードを期待してるのか?絶叫ホラーと勘違いして来る客いるかも。

 

 

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2025-128M 「テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ」☆☆☆★

Sthelma原題:Thelma
邦題:テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ
時間:99分
公開:2025-06-06
製作年度:2024
製作国:アメリカ・スイス
配給:パルコ
製作総指揮:ジューン・スキッブ フレッド・ヘッキンジャー トビアス・グーツビラー
製作:ゾーイ・ワース クリス・ケイ ニコラス・ワインストック ベンジャミン・シンプソン カール・スポエリ ビビアナ・ベッツァーニ
監督:ジョシュ・マーゴリン
脚本:ジョシュ・マーゴリン
原作:
撮影:デビッド・ボーレン
音楽:ニック・チューバ
出演:ジューン・スキッブ、フレッド・ヘッキンジャー、リチャード・ラウンドトゥリー、パーカー・ポージー、クラーク・グレッグ、マルコム・マクダウェル

「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」でアカデミー助演女優賞にノミネートされたジューン・スキッブが93歳にして映画初主演を果たし、オレオレ詐欺師に立ち向かうおばあちゃんの奮闘を描いたコメディドラマ。

夫を亡くし、寂しくも気楽なひとり暮らしを送る93歳のテルマ。ある日、仲良しの孫ダニエルが事故を起こし刑務所にいると聞いた彼女は、愛する孫を助けようと保釈金1万ドルを送金するが、それは典型的な詐欺の手口だった。犯人を突き止めてお金を取り返すことを決意したテルマは、旧友の老人ベンを巻き込んで、電動スクーターに乗って大冒険に出る。

「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」のフレッド・ヘッキンジャーが孫ダニエル、「黒いジャガー」のリチャード・ラウンドトゥリーが旧友ベン、「ボーはおそれている」のパーカー・ボージーがテルマの娘ゲイル、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」のクラーク・グレッグがゲイルの夫アランを演じ、「時計じかけのオレンジ」のマルコム・マクダウェルが共演。本作が長編デビューとなるジョシュ・マーゴリンが監督・脚本を手がけ、自身の祖母テルマとの実体験をもとに撮りあげた。

3月に『ジェリーの災難』を観たが、詐欺に合った被害者の物語が多いのはご時世かな。本作は老婆がオレオレ詐欺の被害者に。6月封切予定。

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2025-118M 「天国の日々」☆☆☆★

Stengokunohibi原題:Days of Heaven
邦題:天国の日々
時間:94分
公開:2025-04-04(1983-05)
製作年度:1978
製作国:アメリカ
配給:アンプラグド
製作総指揮:ジェイコブ・ブラックマン
製作:バート・シュナイダー ハロルド・シュナイダー
監督:テレンス・マリック
脚本:テレンス・マリック
原作:
撮影:ネストール・アルメンドロス ハスケル・ウェクスラー
音楽:エンニオ・モリコーネ レオ・コトケ
出演:リチャード・ギア、サム・シェパード、ブルック・アダムス、リンダ・マンズ、ロバート・ウィルク、ジャッキー・シュルティス、スチュアート・マーゴリン、ティム・スコット、ジーン・ベル、ダグ・カーショー、リチャード・リバティーニ、フレンチー・リッチモンド、サーブラ・マーカス、ボブ・ウィルソン、ミュリエル・ジョリフ、ジョン・ウィルキンソン、キング・コール

本作の後「シン・レッド・ライン」(1998)まで20年にわたり沈黙する巨匠テレンス・マリックの監督第2作。1979年・第32回カンヌ国際映画祭で監督賞、第51回アカデミー賞で撮影賞を受賞した。

1910年代、青年ビリーと妹リンダ、そしてビリーの恋人アビーはテキサスの農場に流れ着き、そこで働き始める。やがてビリーの妹と偽っていたアビーにひかれる農場主のチャックが病気で余命幾ばくもないことが発覚。ビリーはアビーをチャックと結婚させ、そのお陰で厚遇を受けることに。しかしチャックは妻とビリーの関係を疑い……。

20世紀初頭のテキサスの壮大な農場を舞台に、人間の弱さともろさを静謐な演出でつづる。名手ネストール・アルメンドロスの映像美は圧巻。日本では1983年に劇場初公開された。2011年8月に特集上映「ZIGGY FILMS '70s '70年代アメリカ映画伝説 第2弾」でリバイバル。2025年4月には、マリック監督監修による4Kレストア版でリバイバル公開。

リバイバルでも見逃していたテレンス・マリック作品。スクリーンでは初見だ。しかし最近4Kリマスター上映が多いな。嬉しいことだが。先日の「バッドランズ」(TV放映題『地獄の逃避行』)に続き、マリックのデビュー作と2作目をスクリーンで体験できたわけだ。特に本作は、アカデミー賞撮影賞に輝かいたネストール・アルメンドロスによる、マジックアワーの映像を、スクリーンで観ることができる眼福がキモである。各映画賞で監督賞もいくつか獲得しているが、ストーリーの語り口が優れているわけでなく、映像への徹底したこだわりによるものだと思う。

 

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2025-079M 「ドマーニ! 愛のことづて」☆☆☆★★

Sdomani_20250318224101原題:C'e ancora domani
邦題:ドマーニ! 愛のことづて
時間:118分
公開:2025-03-14
製作年度:2023
製作国:イタリア
配給:スモモ
製作総指揮:
製作:マリオ・ジャナーニ ロレンツォ・ガンガロッサ
監督:パオラ・コルテッレージ
脚本:フリオ・アンドレオッティ ジュリア・カレンダ パオラ・コルテッレージ
原作:
撮影:
音楽:レーレ・マルキテッリ
出演:パオラ・コルテッレージ、ヴァレリオ・マスタンドレア、ジョルジョ・コランジェリ、ヴィニーチョ・マルキオーニ

戦後ローマでたくましく生きる市井の人々と権利を渇望する女性たちの姿を描き、2023年のイタリア国内興行収入第1位を記録したドラマ。「ジョルダーニ家の人々」などで知られるイタリアのコメディアンで俳優のパオラ・コルテッレージが初メガホンをとり、自ら主演を務めた。

1946年5月。ローマにある半地下の家で家族と暮らすデリアは、夫イヴァーノの暴力に悩まされながらも意地悪な義父の介護や家事をこなし、さらに複数の仕事を掛け持ちして家計を助けている。過酷な毎日を送る彼女にとって、市場で青果店を営む友人マリーザや自動車工のニーノと過ごす時間だけが心休まるときだった。母の生き方に不満を感じている長女マルチェッラは、裕福な家の息子ジュリオからプロポーズされ、彼の家族を自宅に招いて昼食会を開くことに。そんなある日、デリアのもとに1通の謎めいた手紙が届く。

夫イヴァーノ役に「おとなの事情」のバレリ・オマスタンドレア。「イタリア映画祭2024」では「まだ明日がある」のタイトルで上映。

予告では、ビットリオ・デ・シーカやロベルト・ロッセリーニの香りのする古き良きイタリア映画、というイメージ。ついソフィア・ローレンやマルチェロ・マストロヤンニをスクリーンに探してしまいそうな雰囲気だった。邦題の副題がイマイチ練れていない。もっと牽引力あるタイトルを考えればよいのに。

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2025-065 「TATAMI」☆☆☆★★

Statami原題:TATAMI
邦題:TATAMI
時間:103分
公開:2025-02-28
製作年度:2023
製作国:アメリカ・ジョージア
配給:ミモザフィルムズ
製作総指揮:アビ・ニール アロン・シュトルズマン ピーター・トラゴッド オリ・アイゼン ピーター・ソビロフ オリ・アロン サルバトーレ・モナコ マヤ・アンセレム シャロン・ハレル=コーエン セリーヌ・ラトレイ モシェ・エデリー オリ・サッソン リー・ラッシャー マイモニデス・ファンド ドロール・イレズ
製作:アディ・エズロニ マンディ・タガー・ブロッキー ジェイミー・レイ・ニューマン ガイ・ナッティブ
監督:ガイ・ナッティブ ザーラ・アミール
脚本:ガイ・ナッティブ エルハム・エルファニ
原作:
撮影:トッド・マーティン
音楽:ダッシャ・ダウエンハウエル
出演:アリアンヌ・マンディ、ザール・アミール、ジェイミー・レイ・ニューマン、ナディーン・マーシャル、リル・カッツ、アッシュ・ゴールディ、ヴァレリウ・アンドリウツァ、メフディ・バジェスタニ、ファリマ・ハバシザデアスル、エルハム・エルファニ

「SKIN 短編」で第91回アカデミー短編実写映画賞を受賞したイスラエル出身の映画監督ガイ・ナッティブと、「聖地には蜘蛛が巣を張る」で第75回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したイラン出身の俳優ザーラ・アミールが共同でメガホンをとり、実話をベースに描いた社会派ドラマ。スポーツ界への政治介入や中東の複雑な情勢、イラン社会における女性への抑圧を背景に、アスリートたちの不屈の戦いを描いた。

ジョージアの首都トビリシで女子世界柔道選手権が開催されている。イラン代表選手のレイラ・ホセイニとコーチのマルヤム・ガンバリは、順調に勝ち進んでいたが、金メダルを目前に、政府から敵対国であるイスラエルとの対戦を避けるため棄権を命じられる。自分自身と人質に取られた家族にも危険が及ぶなか、政府に従い怪我を装って棄権するか、それとも自由と尊厳のために戦い続けるか、人生最大の決断を迫られる。

レイラ・ホセイニ役をアリエンヌ・マンディ、コーチのマルヤム・ガンバリ役をザーラ・アミールが演じた。第36回東京国際映画祭のコンペティション部門で審査委員特別賞と最優秀女優賞(ザーラ・アミール)の2部門を受賞。映画史上初めてイスラエルとイランにルーツをもつクリエイターが協働した作品とされ、製作に参加したイラン出身者は全員亡命し、映画はイランでは上映不可となっている。

トークショーのイベント付きの回しか時間が合わず、オプション料金にて鑑賞。
しかし、実話ベースということだが、イランは恐ろしい国だなあ。実際には東京大会で男子選手がイスラエル選手との対戦を可否するために棄権を要求されるも、指令を拒否して出場したという事件。結果、その選手はドイツに難民として受け入れられたが、本作はジョージアの国際選手権で女子選手の物語として構成されている。製作に参加したイラン出身者は全員亡命し、映画はイランでは上映不可となっているそうだ。
トークショーは阿部詩選手。

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2025-054M 「ドライブ・イン・マンハッタン」☆☆☆★

Sdriveinmanhattan 原題:Daddio
邦題:ドライブ・イン・マンハッタン
時間:100分
公開:2025-02-14
製作年度:2023
製作国:アメリカ
配給:東京テアトル
製作総指揮:ジャン=リュック・デ・ファンティ コスタス・ツカラス マックス・ワーク クリストファー・ドネリー
製作:ダコタ・ジョンソン ロー・ドネリー エマ・ティリンジャー・コスコフ クリスティ・ホール パリス・カシドコスタス=ラトシス
監督:クリスティ・ホール
脚本:クリスティ・ホール
原作:
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:ディコン・ハインクリフェ
出演:ダコタ・ジョンソン(女性)、ショーン・ペン(運転手)

「フィフティ・シェイズ」シリーズのダコタ・ジョンソンと「ミスティック・リバー」のショーン・ペンが共演し、真夜中のタクシー内を舞台に2人だけの芝居で織りなすワンシチュエーションの会話劇。

夜のニューヨークを走るタクシーに、ジョン・F・ケネディ空港から1人の女性客が乗り込む。運転手はシニカルなジョークで車内を和ませ、2人は会話を弾ませる。運転手は2度の結婚を経験し、幸せも失敗も味わってきた。一方、プログラマーとしてキャリアを築いてきた女性は、恋人が既婚者であることを運転手に見抜かれてしまう。もう2度と会うことのない関係だからこそ、お互いの本音を赤裸々に語りあう2人。他愛ない内容のはずだった会話はいつしか予想もしなかった方向へと展開し、女性は誰にも打ち明けられなかった秘密を告白しはじめる。

「ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US」の脚本家クリスティ・ホールが、自身の執筆による脚本をもとに長編初メガホンをとった。「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」などのフェドン・パパマイケルが撮影を担当。

たった二人の会話で90分見せきる。個人的にはタクシーで運転手とお喋りするのは好かないので、共感はし辛い。

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2025-044M 「劇場版 トリリオンゲーム」☆☆☆★

Storiiongame邦題:劇場版 トリリオンゲーム
時間:118分
公開:2025-02-14
製作年度:2025
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:
監督:村尾嘉昭
脚本:羽原大介
原作:稲垣理一郎、池上遼一
撮影:
音楽:木村秀彬
出演:目黒蓮(天王寺陽)、佐野勇斗(平学)、今田美桜(黒龍キリカ)、福本莉子(高橋凜々)、鈴木浩介(蛇島透)、竹財輝之助(長瀬忠則)、あかせあかり(水樹風華)、原嘉孝(桜心護)、津田健次郎(功刀数良)、シシド・カフカ(ラモーナ・タキガワ)、田辺誠一(宇喜多隼人)、石橋凌(ウルフ・リー)、吉川晃司(祁答院一輝)、國村隼(黒龍一真)

原作・稲垣理一郎、作画・池上遼一による人気漫画を映像化した2023年放送のテレビドラマ「トリリオンゲーム」の劇場版。テレビドラマ版に続いて原作者・稲垣理一郎が監修を手がけ、世界を覆すハッタリ男・ハルと気弱な凄腕エンジニア・ガクが日本初のカジノリゾート開発に挑む姿を劇場版オリジナルストーリーで描く。

世界No.1企業の時価総額と同等の資産、1兆ドルを稼いでこの世のすべてを手に入れるべく、さまざまな事業に挑戦しては予測不能な作戦で成功を重ねてきた天王寺陽(ハル)と平学(ガク)。「トリリオンゲーム社」を日本トップクラスの大企業にまで成長させた2人は、日本初のカジノリゾート開発に挑むことに。世界一のカジノ王・ウルフを次なるターゲットに定める彼らだったが、裏では2人の友情を引き裂く巨大な陰謀がうごめいていた。

キャストにはハル役の目黒蓮とガク役の佐野勇斗をはじめ、今田美桜、福本莉子、吉川晃司らテレビドラマ版のメンバーが再結集。さらに劇場版キャストとして、カジノ王・ウルフ役の石橋凌、謎の女ディーラー・ラモーナ役のシシド・カフカ、財閥企業の社長・宇喜多役の田辺誠一が出演。

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2025-043M 「セプテンバー5」☆☆☆★★

Sseptnber5原題:September 5
邦題:セプテンバー5
時間:95分
公開:2025-02-14
製作年度:2024
製作国:ドイツ・アメリカ
配給:東和ピクチャーズ
製作総指揮:マーティン・モスコウィック クリストフ・ムーラー
製作:フィリップ・トラウアー トーマス・ブュブケ ティム・フェールバウム ショーン・ペン ジョン・イラ・パーマー ジョン・ウィルダーマス マーク・ノルティング
監督:ティム・フェールバウム
脚本:モリッツ・ビンダー ティム・フェールバウム アレックス・デビッド
原作:
撮影:マルクス・フェルデナー
音楽:ロレンツ・ダンゲル
出演:ジョン・マガロ(ジェフリー・メイソン)、ピーター・サースガード(ルーン・アーレッジ)、ベン・チャップリン(マーヴィン・ベイダー)、ジョージナ・リッチ(グラディス・ダイスト)、レオニー・ベネシュ(マリアンネ・ゲブハルト)、コーリイ・ジョンソン(ハンク・ハンソン)、ジヌディーヌ・スアレム(ジャック・レスガード)、マーカス・ラザフォード(カーター・ジェフリー)、ダニエル・アデオスン(ゲイリー・スローター)、ベンジャミン・ウォーカー(ピーター・ジェニングス)、フェルディナンド・ドルフラー(ヘルマン・イェーガー)

1972年のミュンヘンオリンピックで起きたパレスチナ武装組織によるイスラエル選手団の人質テロ事件の顛末を、事件を生中継したテレビクルーたちの視点から映画化したサスペンスドラマ。「HELL」のティム・フェールバウムが監督・脚本を手がけ、報道の自由、事件当事者の人権、報道がもたらす結果の責任など現代社会にも通じる問題提起を盛り込みながら緊迫感たっぷりに描く。

1972年9月5日。ミュンヘンオリンピックの選手村で、パレスチナ武装組織「黒い九月」がイスラエル選手団を人質に立てこもる事件が発生した。そのテレビ中継を担ったのは、ニュース番組とは無縁であるスポーツ番組の放送クルーたちだった。エスカレートするテロリストの要求、錯綜する情報、機能しない現地警察。全世界が固唾を飲んで事件の行方を見守るなか、テロリストが定めた交渉期限は刻一刻と近づき、中継チームは極限状況で選択を迫られる。

出演は「ニュースの天才」のピーター・サースガード、「パスト ライブス 再会」のジョン・マガロ、「ありふれた教室」のレオニー・ベネシュ。第82回ゴールデングローブ賞の作品賞(ドラマ部門)ノミネート、第97回アカデミー賞の脚本賞ノミネート。

1972年のミュンヘン五輪でのイスラエル選手惨殺テロをメディア側からの視点で描いたという作品。
元テレビマンとしては、こういうシチュエーションにライブ対応する、アドレナリン爆散の快感はよくわかる。瞬時に最適解を導いて、数多のスタッフを完璧に統制、制御する超感覚。

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