シャーロック・ホームズ ☆☆☆★★

Sherlockholmes 原題:SHERLOCK HOLMES
邦題:シャーロック・ホームズ
時間:129分
公開:2010-03-12
製作年度:2009
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:ブルース・バーマン 、マイケル・タドロス
製作:スーザン・ダウニー、ダン・リン、ジョエル・シルヴァー、ライオネル・ウィグラム
共同製作:スティーヴ・クラーク=ホール
監督:ガイ・リッチー
脚本:マイケル・ロバート・ジョンソン 、アンソニー・ペッカム 、サイモン・キンバーグ
原作:アーサー・コナン・ドイル
撮影:フィリップ・ルースロ
音楽:ハンス・ジマー
出演:ロバート・ダウニー・Jr(シャーロック・ホームズ)、ジュード・ロウ(ジョン・ワトソン)、レイチェル・マクアダムス(アイリーン・アド ラー)、マーク・ストロング(ブラックウッド卿)、ケリー・ライリー(メアリー)、エディ・マーサン(レストレード警部)、ジェームズ・フォックス、ハン ス・マシソン、ウィリアム・ホープ、ブロナー・ギャラガー、ジェラルディン・ジェームズ、ロバート・メイレット

ドイルの小説じゃ思いもよらないタフでワイルドなダーティヒーローっぷりを造形した快作。「ロックストック・スモーキング・バルブス」を彷彿とさ せるガイ・リッチーの荒削りなスピード感とウィットが、ホームズ像に革命を起こしている。2時間以上を全然飽きさせないで引っ張って行ってくれたし、クラ イマックスの古典的なラストバトルも素敵。宿敵モリアーティとの続編を十分期待させてのエンディングも粋。アメリカでも大ヒットしてるから、続編製作は実 現できそうね。

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しあわせの隠れ場所 ☆☆☆★

Blindside 邦題:しあわせの隠れ場所
時間:128分
公開:2010-02-27
製作年度:2009
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:モリー・スミス 、ティモシー・M・バーン 、アーウィン・ストフ
製作:ギル・ネッター、アンドリュー・A・コソーヴ、ブロデリック・ジョンソン
監督:ジョン・リー・ハンコック
脚本:ジョン・リー・ハンコック
原作:マイケル・ルイス
撮影:アラー・キヴィロ
音楽:カーター・バーウェル
出演:サンドラ・ブロック(リー・アン・テューイ)、ティム・マッグロウ(ショーン・テューイ)、クィントン・アーロン(マイケル・オアー)、 キャシー・ベイツ(スー夫人)、リリー・コリンズ(コリンズ・テューイ)、ジェイ・ヘッド(S・J・テューイ)、レイ・マッキノン(バート・コットン)

原題がアメフトの専門用語らしく、その言葉を象徴的にタイトルにつかってるっていうのはなんとなくわかるけど、それを邦題にしたらこうなっちゃう のか?というボキャ貧な昨今の配給会社国語力低下。ともあれ、サンドラ・ブロックがアカデミー賞を受賞した演技ってことでチェックを入れたんだけど、それ ほどのものか。演技というより、なんともナチュラルにお人よしのセレブ人妻を演じてるだけ。日本じゃほとんど知らないアメフトの有名スター選手の、有名な エピソードが映画化。だから、アメリカンドリームとして全米が感動する、「アメリカじゃみんな知ってる」物語、というあたりの題材が受賞への追い風になっ てるのかも。冒頭のオアーを保護していて学校へ入学をあっせんした知人男性がそれっきり登場しなかったり、という乱暴このうえないご都合主義的な突っ込み どころも多い。オアーの生い立ちについても、とても語れないようなこともあるんだろうけど(真実では)、そのあたりがテキトーにイメージ処理されてたり、 という偽善もかなりありそう。まあ、アメフト版「おしん」だろうけど、セレブ一家に保護されてからはちょっと幸せすぎ。

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シャッター アイランド ☆☆☆★

S_island 原題:SHUTTER ISLAND
邦題:シャッター アイランド
時間:138分
公開:2010-04-09
製作年度:2009
製作国:アメリカ
配給:パラマウント
製作総指揮:クリス・ブリガム 、レータ・カログリディス 、デニス・ルヘイン 、ジャンニ・ヌナリ 、ルイス・フィリップス
製作:ブラッドリー・J・フィッシャー、マイク・メダヴォイ、アーノルド・W・メッサー、マーティン・スコセッシ
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:レータ・カログリディス
原作:デニス・ルヘイン
撮影:ロバート・リチャードソン
音楽:ロビー・ロバートソン
出演:レオナルド・ディカプリオ(テディ・ダニエルズ)、マーク・ラファロ(チャック・オール)、ベン・キングズレー(ジョン・コーリー医師)、 ミシェル・ウィリアムズ(ドロレス・シャナル)、パトリシア・クラークソン、マックス・フォン・シドー、エミリー・モーティマー、ジャッキー・アール・ヘ イリー、イライアス・コティーズ、テッド・レヴィン、ジョン・キャロル・リンチ

ものすごい古風な作り。舞台背景が1950年代半ばだからか。岸壁のサスペンスの映像はハンフリー・ボガードあたりが登場しても違和感のない演出と撮影の テイスト。パラマウントがひた隠しにしる「真実」も、そんな時代の映画には、いくつかあったかもしれない。「レベッカ」とか。というわけで、スコセッシは ヒチコックへのオマージュとして、このスリラー映画を作ったに違いない。と、断言しておこ。絶対、比較論を展開させる映画評論家でてくるもの。

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17歳の肖像 ☆☆☆★★

Aneducation 原題:AN EDUCATION
邦題:17歳の肖像
時間:100分
公開:2010-04-17
製作年度:2009
製作国:イギリス
配給:SPE
製作総指揮:
製作:
監督:ロネ・シェルフィグ
脚本:ニック・ホーンビィ
原作:リン・バーバー
撮影:ジョン・デ・ボーマン
音楽:
出演:キャリー・マリガン、ピーター・サースガード、ドミニク・クーパー、ロザムンド・パイク、アルフレッド・モリナ、カーラ・セイモア、エマ・トンプソン、オリヴィア・ウィリアムズ、サリー・ホーキンス

原題がAN EDUCATION。邦題だとなんだかテーマがわからなくなってる。この作品も邦題ミス。で、なにがEDUCATIONかというと、、、。地味なガリ勉の 女子高生が大人の男にコロリと騙され処女をささげ、妻子いるのを隠され棄てられ泣いて改心して、進学して処女のふりをする。というお話。どこがEDUで しょう。「いろいろあったけどリセットしちゃえば、清純なフリ、演技が罪悪感なくできるようになる」ためのレッスンだったんじゃないかって。女性監督なら ではの、したたかな女性像がここにあるのかも。涙の数だけ強くなる・・・って本当?

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サロゲート ☆☆☆

Surrogates_5 原題:SURROGATES
邦題:サロゲート
時間:89分
公開:2010-01-22
製作年度:2009
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:デヴィッド・ニックセイ 、エリザベス・バンクス
製作:デヴィッド・ホバーマン、トッド・リーバーマン、マックス・ハンデルマン
監督:ジョナサン・モストウ
脚本:マイケル・フェリス 、ジョン・ブランカトー
原作:ロバート・ヴェンディティ 、ブレット・ウェルデル
撮影:オリヴァー・ウッド
音楽:リチャード・マーヴィン
出演:ブルース・ウィリス(トム・グリアー)、ラダ・ミッチェル(ジェニファー・ピータース)、ロザムンド・パイク(マギー・グリアー)、ボリ ス・コジョー(アンディ・ストーン)、ジェームズ・フランシス・ギンティ(キャンター)、ヴィング・レイムス(予言者)、ジェームズ・クロムウェル(キャ ンター博士)

ワンアイデアのB級SF作品。ハリウッドメジャーの企画枯渇と、このレベルでも製作GOをしてしまう脇の甘さが哀しい。テレビの洋画劇場でぴった りな89分。ブルース・ウィリスである必要もなく、でなければストレートビデオレベル。こんな作品を正月2弾で宣伝しなきゃいけないメジャーの日本ブラン チもかわいそう。それで一定の興業ができなきゃクビなんだものね。

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シャネル&ストラヴィンスキー ☆☆☆★★

Coco_and_igor 原題:COCO CHANEL & IGOR STRAVINSKY
邦題:シャネル&ストラヴィンスキー
時間:119分
公開:2010-01-16
製作年度:2009
製作国:フランス
配給:ヘキサゴン
製作総指揮:
製作:クローディー・オサール、クリス・ボルズリ
監督:ヤン・クーネン
脚本:クリス・グリーンハルジュ 、ヤン・クーネン
原作:クリス・グリーンハルジュ
撮影:ダヴィド・アンガロ
音楽:ガブリエル・ヤレド
出演:アナ・ムグラリス(ココ・シャネル)、マッツ・ミケルセン(イゴール・ストラヴィンスキー)、アナトール・トーブマン(アーサー“ボーイ” カペル)、エレーナ・モロゾーワ(カトリーヌ・ストラヴィンスキー)、ナターシャ・リンディンガー(ミシア・セール)、グリゴリ・モヌコフ(セルゲイ・ ディアギレフ)

これで、シャネルに関する3本の映画を見たことになるが、これがとりあえず一番映画的にまっとう。二番目がシャーリー・マクレーンが老境のシャネ ルを演じた作品。オードレイ・トゥトゥのは問題外。で、この作品はシャネルがストラヴィンスキーのパトロンをしている数カ月の物語。それにしてもここまで 高いところから見下して支配してたとは思わなかった。映画ではシャネルがどういう心持ちでパトロンしてたのか、というあたりが「ニュアンス」でしか描かれ ていないからもうひとつはっきりしない。ストラヴィンスキー夫人がいい味を出している美女だったのが印象的。存在感がすっごくある。スーパーキャリアウー マン的なシャネル役も悪くないけど、マクレーンの重厚さには負ける。

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ジュリー&ジュリア ☆☆☆★★

Juliejulia 原題:JULIE & JULIA
邦題:ジュリー&ジュリア
時間:123分
公開:2009-12-12
製作年度:2009
製作国:アメリカ
配給:SPE
製作総指揮:スコット・ルーディン 、ドナルド・J・リー・Jr 、ダナ・スティーヴンス
製作:ローレンス・マーク、ノーラ・エフロン、エイミー・ロビンソン、エリック・スティール
監督:ノーラ・エフロン
脚本:ノーラ・エフロン
原作:ジュリー・パウエル 、ジュリア・チャイルド
撮影:スティーヴン・ゴールドブラット
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:メリル・ストリープ(ジュリア・チャイルド)、エイミー・アダムス(ジュリー・パウエル)、スタンリー・トゥッチ(ポール・チャイルド)、 クリス・メッシーナ(エリック・パウエル)、リンダ・エモンド、メアリー・リン・ライスカブ、ジェーン・リンチ、フランシス・スターンハーゲン、ヘレン・ ケアリー、ジョーン・ジュリエット・バック、クリスタル・ノエル、ヴァネッサ・フェルリト

アメリカ人ならみんな知ってるらしい「テレビの料理おばさん」ジュリア・チャイルド。わたしは全然知らなかったけどね、そんな人。日本でいえば、 田村魚菜かな。キャラの強さで言えば。土居まさるとかじゃ「キャラ」があんまりたってないイメージだし。そんなジュリアの料理人生と、彼女のレシピを制覇 するジュリーのブログが並行して進む。予告では路上で知人のブログが出版されるのを聞いて「わたしもブログ書く」というようなシーンがあったと思うけど、 本編には無い。なぜだろう。それはともかく、ジュリーとジュリアが邂逅するのかなって思っていたけど、結果、別々のストーリーのまま終わる。メリル・スト リープがあまりに達者すぎる演技なのだが、多分アメリカ人が観たら本物のジュリアにそっくりで抱腹絶倒なんだろうなぁ。

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すべて彼女のために ☆☆☆★★★

Pourell 原題:POUR ELLE
邦題:すべて彼女のために
時間:96分
公開:2010-02-27
製作年度:2008
製作国:フランス
配給:ブロードメディア
製作総指揮:
製作:
監督:フレッド・カヴァイエ
脚本:フレッド・カヴァイエ 、ギョーム・ルマン
原作:
撮影:アラン・デュプランティエ
音楽:クラウス・バデルト
出演:ヴァンサン・ランドン、ダイアン・クルーガー、ランスロ・ロッシュ、オリヴィエ・マルシャル

2008年のセザール賞の新人監督作品賞にノミネートされたらしい。それにしても、かなり拾い物な作品。なんにも期待してないで観たんだから。妻 を救い出すために夫ジュリアン(平凡な教師)がとった行動。そのクライマックスへむかう緊張感。周りの人間の造形(ちょっとだけご都合主義もあるが、弟と か)、どれをとってもハイレベルなサスペンスドラマに仕上がっている。フランス映画だからクライマックスは、と思っていたら・・・。ハリウッドがリメイク する方向らしいが、たんなるバカアクション映画とかになっちゃうんだろうなぁ。

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千年の祈り ☆☆★★★

Senneninori 原題:A THOUSAND YEARS OF GOOD PRAYERS
邦題:千年の祈り
時間:83分
公開:2009-11-14
製作年度:2007
製作国:アメリカ/日本
配給:東京テアトル
製作総指揮:小谷靖 、孫泰蔵
製作:木藤幸江、リッチ・コーワン
監督:ウェイン・ワン
脚本:イーユン・リー
原作:イーユン・リー
撮影:パトリック・リンデンマイヤー
音楽:レスリー・バーバー
出演:ヘンリー・オー(シー氏)、フェイ・ユー(イーラン)、ヴィダ・ガレマニ(マダム)、パシャ・リチニコフ(ボリス)

父娘の融和。といったあたりがテーマなんだろうけど、とにかくダルくゆるゆると進む。もうちょっと現代の父親はアグレッシブだと思うけど。老いた中国人っていうのに偏見があるような描き方。

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人生に乾杯! ☆☆☆★★

Konyec 原題:KONYEC
邦題:人生に乾杯!
時間:107分
公開:2009-06-20
製作年度:2007
製作国:ハンガリー
配給:アルシネテラン
製作総指揮:
製作:
監督:ガーボル・ロホニ
脚本:バラージュ・ロヴァシュ 、ジョルト・ポジュガイ
原作:
撮影:ペーター・サトマーリ
音楽:ガーボル・マダラース
出演:エミル・ケレシュ(エミル)、テリ・フェルディ(ヘディ)、ユーディト・シェル(アギ)、ゾルターン・シュミエド(アンドル)

ハンガリー映画ってのも珍しい。新作で。単館系の映画マーケットが崩壊しつつある現在では、こういった小品は公開されるのが奇跡。製作年度からみて、本格的崩壊前のマーケットで安く買ったんじゃないかな、という作品。年金生活者の老夫婦が突如強盗を始める、という珍展開だが、警察側は本気の追跡捜査。ほのぼのとしつつもヨーロッパ映画的なシニカルな塩味も利いている。でも平凡かな、って思ってたら、クライマックスで気のきいたオチをつけてくれたので★がひとつ増えてしまった。

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