原題:STAR TREK
邦題:スター・トレック
時間:126分
公開:2009-05-29
製作年度:2009
製作国:アメリカ
配給:パラマウント
製作総指揮:ブライアン・バーク 、ジェフリー・チャーノフ 、ロベルト・オーチー 、アレックス・カーツマン
製作:レナード・ニモイ、J・J・エイブラムス、デイモン・リンデロフ
監督:J・J・エイブラムス
脚本:ロベルト・オーチー 、アレックス・カーツマン
原作:ジーン・ロッデンベリー
撮影:ダン・ミンデル
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:クリス・パイン(ジェームズ・T・カーク)、ザカリー・クイント(スポック)、エリック・バナ(ネロ)、ウィノナ・ライダー(アマンダ・グレイソン)、ゾーイ・サルダナ(ウフーラ)、カール・アーバン(レナード・“ボーンズ”・マッコイ)、ブルース・グリーンウッド(クリストファー・パイク)、ジョン・チョー(スールー)、サイモン・ペッグ(スコッティ)、アントン・イェルチン(パーヴェル・チェコフ)、ベン・クロス(サレク)、レナード・ニモイ(未来のスポック)、クリス・ヘムズワース(ジョージ・カーク)、ジェニファー・モリソン(ウィノナ・カーク)
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原題:SABRINA
邦題:サブリナ
時間:124分
公開:1995-12
製作年度:1995
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:
製作:スコット・ルーディン、シドニー・ポラック
監督:シドニー・ポラック
脚本:バーバラ・ベネディック 、デヴィッド・レイフィール
原作:
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ハリソン・フォード、ジュリア・オーモンド、グレッグ・キニア、ナンシー・マーチャンド、ジョン・ウッド、リチャード・クレンナ、ポール・ジアマッティ、エリザベス・フランツ
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原題:SLUMDOG MILLIONAIRE
邦題:スラムドッグ$ミリオネア
時間:120分
公開:2009-04-18
製作年度:2008
製作国:イギリス/アメリカ
配給:GAGA
製作総指揮:ポール・スミス 、テッサ・ロス
製作:
監督:ダニー・ボイル
脚本:サイモン・ボーフォイ
原作:ヴィカス・スワラップ
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
音楽:A・R・ラーマン
出演:デヴ・パテル(ジャマール・マリク)、マドゥル・ミッタル(サリーム・マリク)、フリーダ・ピント(ラティカ)、アニル・カプール(プレーム・クマール)、イルファン・カーン(警部)、アーユッシュ・マヘーシュ・ケーデカール(ジャマール(幼少期))
アズルディン・モハメド・イスマイル(サリーム(幼少期))、ルビーナ・アリ(ラティカ(幼少期))
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原題:THE INTERNATIONAL
邦題:ザ・バンク 堕ちた巨像
時間:117分
公開:2009-04-06
製作年度:2009
製作国:アメリカ/ドイツ/イギリス
配給:SPE
製作総指揮:アラン・G・グレイザー 、ライアン・カヴァノー
製作:チャールズ・ローヴェン、リチャード・サックル、ロイド・フィリップス
監督:トム・ティクヴァ
脚本:エリック・ウォーレン・シンガー
撮影:フランク・グリーベ
音楽:トム・ティクヴァ 、ジョニー・クリメック 、ラインホルト・ハイル
出演:クライヴ・オーウェン(ルイ・サリンジャー)、ナオミ・ワッツ(エレノア・ホイットマン)、アーミン・ミューラー=スタール、ブライアン・F・オバーン
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原題:SWORDFISH
邦題:ソードフィッシュ
時間:99分
公開:2001-11-03
製作年度:2001
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:ブルース・バーマン 、ジム・ヴァン・ウィック
製作:ジョナサン・D・クレイン、ジョエル・シルヴァー、ポール・ウィンズ
監督:ドミニク・セナ
脚本:スキップ・ウッズ
原作:
撮影:ポール・キャメロン
音楽:クリストファー・ヤング 、ポール・オークンフォールド
出演:ジョン・トラヴォルタ(ガブリエル)、ヒュー・ジャックマン(スタンリー)、ハリー・ベリー(ジンジャー)、ドン・チードル(ロバーツ)、ヴィニー・ジョーンズ(マーコ)、カムリン・グライムズ(ホリー)、サム・シェパード(ライズマン上院議員)、ルドルフ・マーティン(アクセル・トーパルズ)、ザック・グルニエ(A・D・ジョイ)
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原題:THE PURSUIT OF HAPPYNESS
邦題:幸せのちから
時間:117分
公開:2007-01-27
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:SPE
製作総指揮:ルイス・デスポジート 、マーク・クレイマン 、デヴィッド・アルパー 、テディ・ジー
製作:トッド・ブラック、ジェイソン・ブルメンタル、スティーヴ・ティッシュ、ジェームズ・ラシター、ウィル・スミス
監督:ガブリエレ・ムッチーノ
脚本:スティーヴン・コンラッド
原作:
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:アンドレア・グエラ
出演:ウィル・スミス 、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス 、タンディ・ニュートン 、ブライアン・ホウ 、ジェームズ・カレン 、カート・フラー 、ダン・カステラネタ 、タカヨ・フィッシャー 、ケヴィン・ウェスト 、ジョージ・K・チェン
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原題:SHOOT 'EM UP
邦題:シューテム・アップ
時間:86分
公開:2008-05-31
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:ムービーアイ
製作総指揮:ダグラス・カーティス 、トビー・エメリッヒ 、ケイル・ボイター
製作:スーザン・モントフォード、ドン・マーフィ、リック・ベナーター
監督:マイケル・デイヴィス
脚本:マイケル・デイヴィス
原作:
撮影:ピーター・パウ
音楽:ポール・ハスリンジャー
出演:クライヴ・オーウェン(スミス)、ポール・ジアマッティ(ハーツ)、モニカ・ベルッチ(ドンナ)、スティーヴン・マクハティ、グレッグ・ブリック
ひたすら銃を撃つというアクションシーンを86分間続けるためだけにストーリーが存在する映画。アクション場面は凄い。これまでに観たことがないっていうか、物理的に不可能な状況や体勢での銃撃。主人公は絶対に弾に当たらないし、主人公の弾はどんな不可能な場所にいる相手にもザクザク当たっていく。もう確信犯よね。「あずみ」の100人斬りの銃撃版ってとこかしら。物語なんか無いも同然だから、アクションシーンだけを眺めて終わる作品。なんか格闘技を観てるみたいな感じ。びっくりするような技の出し合いとかね。
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原題:THE WORLD'S FASTEST INDIAN
邦題:世界最速のインディアン
時間:127分
公開:2007-02-03
製作年度:2005
製作国:ニュージーランド/アメリカ
配給:SPE
製作:ロジャー・ドナルドソン、ゲイリー・ハナム
監督:ロジャー・ドナルドソン
脚本:ロジャー・ドナルドソン
撮影:
音楽:J・ピーター・ロビンソン
出演:アンソニー・ホプキンス(バート・マンロー)、クリス・ローフォード(ジム・モファット)、アーロン・マーフィ(トム)、クリス・ウィリアムズ(ティナ・ワシントン)、ダイアン・ラッド(エイダ)、パトリック・フリューガー(ラスティ)、ポール・ロドリゲス(フェルナンド)、アニー・ホイットル(フラン)
なんとも、実話だったとは。「冒険者たち」でリノ・ヴァンチェラが男臭くスピード記録を狙っていたけど、この映画の舞台はオーストラリアの老スピード狂がアメリカで開かれる競技会へ出場するまでのロードムービー仕立て。どこまで本当なのかわからないけど、行く先々でモテモテのおじいさん。飄々として朴訥で、でもレースに熱く命を賭けてるっていうあたりがアンソニー・ホプキンスの不良老人っぷりの色気がたっぷり。こんなおじさんに出会ったら抱きしめちゃいそう。
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原題:XANADU
邦題:ザナドゥ
時間:96分
公開:1981-02
製作年度:1980
製作国:アメリカ
配給:CIC
製作総指揮:リー・クレイマー
製作:ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルヴァー
監督:ロバート・グリーンウォルド
脚本:リチャード・クリスチャン・ダナス 、マーク・リード・ルベル
撮影:ヴィクター・J・ケンパー
音楽:バリー・デ・ヴォーゾン 、ジェフ・リン 、ジョン・ファーラー
出演:オリヴィア・ニュートン=ジョン、ジーン・ケリー、マイケル・ベック、ジェームズ・スローヤン、ディミトラ・アーリス
珍品映画として聞いていたこの作品を、何を血迷ったかNHKBSで放送。録画しておいたのをやっと観たわ。ジーン・ケリーの遺作でもあるこの作品。オリヴィア・ニュートン=ジョンが音楽の女神で登場。しかもローラースケートでビュンビュン。いきなり長髪の看板描きの青年にキス。青年は浜辺でクラリネットを吹いている老人と出会い、富豪の彼とディスコ(音楽の殿堂)を作ることにする。ああ、書いていて狂ってきそう。無事ディスコができるけど、音楽の女神は父親のゼウスに人間界へ行くことを禁じられてしまう。しかし愛の力は強く・・・。クライマックスは新装開店ディスコ「ザナドゥ」でオリヴィアが表題ヒット曲を歌いまくる。なんとも「バーバレラ」以来のトリップできる映画だったわ。
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原題:NIGHTS IN RODANTHE
邦題:最後の初恋
時間:97分
公開:2008-09-27
製作年度:2008
製作国:アメリカ/オーストラリア
配給:WB
製作総指揮:ダグ・クレイボーン 、アリソン・グリーンスパン 、デイナ・ゴールドバーグ 、ブルース・バーマン
製作:デニーズ・ディ・ノヴィ
監督:ジョージ・C・ウルフ
脚本:アン・ピーコック 、ジョン・ロマーノ
原作:ニコラス・スパークス
撮影:アフォンソ・ビアト
音楽:ジャニーン・テソリ
出演:リチャード・ギア(ポール・フラナー)、ダイアン・レイン(エイドリアン)、ジェームズ・フランコ(マーク・フラナー)、クリストファー・メローニ(ジャック)、ヴィオラ・デイヴィス(ジャン)
なんとも古風というか安直なメロドラマ。リチャード・ギアとダイアン・レインっていう熟年俳優の「大人の恋」っていう企画なんだろうけど、幼稚な恋愛。もっと複雑な状況に対応できるだけの年輪を重ねてると思われる世代なのに、考えの底が浅い。メロドラマなりにラストはリチャードが死んでしまうのだけど、なんとも自業自得。同情のかけらもできないの。アメリカの女性観客のレベルってここまで落ちてしまったの?っていうくらいにバカ単純。
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原題:GOYA'S GHOSTS
邦題:宮廷画家ゴヤは見た
時間:114分
公開:2008-10-04
製作年度:2006
製作国:アメリカ/スペイン
配給:ゴー・シネマ
製作総指揮:ポール・ゼインツ
製作:ソウル・ゼインツ
監督:ミロス・フォアマン
脚本:ミロス・フォアマン 、ジャン=クロード・カリエール
撮影:ハビエル・アギーレサロベ
音楽:ヴァルハン・バウアー
出演:ハビエル・バルデム(ロレンソ神父)、ナタリー・ポートマン(イネス・ビルバトゥア/アシリア)、ステラン・スカルスガルド(フランシスコ・デ・ゴヤ)、ランディ・クエイド(国王カルロス4世)、ミシェル・ロンズデール(異端審問所長)、ホセ・ルイス・ゴメス(トマス・ビルバトゥア)、マベル・リベラ(マリア・イザベル・ビルバトゥア)
ナタリー・ポートマンが強烈。ハビエル・バルデムの凄みがどんどん増幅されている。「ノーカントリー」も狂気だったけど、この作品のロレンソ神父役も凄まじいものがあるわ。この二人を観るだけで、この作品の価値があるかもしれないわ。スペインの異端審問とフランス革命に翻弄されるキリスト教的ヨーロッパで、ゴヤが社会観察者というスタンスで物語が描かれていく。コスチュームものでオーソドックスな「歴史が主人公」な作品は好きかも。「エリザベス」のような伝記ものじゃないのもいい。「パフューム」もそうだったけど、「本当のような嘘」は映画的よね。
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原題:NIM'S ISLAND
邦題:幸せの1ページ
時間:96分
公開:2008-09-06
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:角川映画
製作総指揮:スティーヴン・ジョーンズ
製作:ポーラ・メイザー
監督:マーク・レヴィン、ジェニファー・フラケット
脚本:マーク・レヴィン、ジェニファー・フラケット 、ポーラ・メイザー 、ジョセフ・クォン
原作:ウェンディー・オルー
撮影:スチュアート・ドライバーグ
音楽:パトリック・ドイル
出演:アビゲイル・ブレスリン(ニム・ルソー)、ジョディ・フォスター(アレクサンドラ・ローバー)、ジェラルド・バトラー(アレックス・ローバー/ジャック・ルソー)、アンソニー・シムコー、クリストファー・ベイカー、マイケル・カーマン、マディソン・ジョイス
予告はなんか「秋の恋愛ものシーズン」っていう雰囲気で、ハッピーな女性映画かなって思ったら、ディズニー映画みたいなんだもの。結局、邦題にだまされたのかしら。悪くない映画だけど。最初から「児童文学の映画化」ってことがわかってたら、そのつもりで観たし、その前提で評価もしたのに。というわけで、ニムっていう孤島に海洋研究家の父親と素敵に暮らす女の子の大活躍。そんな彼女が助けを求めるのが、愛読しているヒーロー小説の主人公。で、そのメールを受信するのが、引きこもりのヒーロー小説の作者であるジョディ・フォスター。ディズニー風な健全なギャグとウルトラハッピーエンドがお待ちかねっていうロハスな映画。決して「ロマンチックな恋愛映画」なんかじゃないのよ。間違えないでね。
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原題:BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD
邦題:その土曜日、7時58分
時間:117分
公開:2008-10-11
製作年度:2007
製作国:アメリカ/イギリス
配給:SONY
製作総指揮:デヴィッド・バーグスタイン 、ジェーン・バークレイ 、ハンナ・リーダー 、エリ・クライン 、ジェフリー・メルニック 、J・J・ホフマン 、ベル・アヴェリー 、サム・ザハリス
製作:マイケル・セレンジー、ブライアン・リンス、ポール・パーマー、ウィリアム・S・ギルモア
監督:シドニー・ルメット
脚本:ケリー・マスターソン
撮影:ロン・フォーチュナト
音楽:カーター・バーウェル
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホーク、マリサ・トメイ、アルバート・フィニー、ブライアン・F・オバーン、ローズマリー・ハリス、マイケル・シャノン、エイミー・ライアン
バカ兄弟がそれぞれの生活に切羽詰って大金が必要になり、両親の宝石店に強盗に入ろうという計画。そこに至るまでに、ろくでもない二人の壊れきってる生活があるわけで、そんな彼らが場当たり的な計画がうまく行くわけなく(ってうまくいったら映画にならないしね)、完全にファミリー崩壊。父は長男を殺害するという悲劇がクライマックス。なんとも病みきったアメリカの見栄だけの中産階級の汚泥部分を見せ付けられた感じ。シドニー・ルメットの冷酷な演出と、フィリップ・シーモア・ホフマンのテキトー長男、イーサン・ホークのチキンな次男が渾身の演技。破滅の極致っていう鬱なドラマを見たければ、けっこうお勧めなのね。
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原題:THE LAST SUPPER
邦題:最後の晩餐/平和主義者の連続殺人
時間:91分
公開:未公開
製作年度:1995
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:デヴィッド・クーパー
製作:ラリー・ワインバーグ、マット・クーパー
監督:ステイシー・タイトル
脚本:ダン・ローゼン
撮影:ポール・A・キャメロン
音楽:マーク・マザースボウ
出演:キャメロン・ディアス、マーク・ハーモン、ビル・パクストン、ノーラ・ダン、アナベス・ギッシュ、ロン・パールマン、ジョナサン・ペナー、コートニー・B・ヴァンス、ロン・エルダード
キャメロン・ディアスが性格俳優狙いをしたっぽい。リベラルな大学院生仲間がとんがった意見の持ち主をディナーに招待し、語るだけ語らしてから殺害して庭に埋めていく連続殺人をブラックコメディで描いている、イヤーな雰囲気の作品。未公開なのもわかるわ。笑えないんですもの。結局はテレビでえらそーに極論を発言しているコメンテーターを招待して、議論をしたら、論破されちゃって、それでも殺そうとして返り討ちになるっていうオチ。そんなのアリ?な後先考えない結末にしちゃってるんだもの。
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原題:SPEED RACER
邦題:スピード・レーサー
時間:135分
公開:2008-07-05
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:デヴィッド・レイン・セルツァー 、マイケル・ランバート 、ブルース・バーマン
製作:ジョエル・シルヴァー、グラント・ヒル、アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
監督:アンディ・ウォシャウスキー 、ラリー・ウォシャウスキー
脚本:アンディ・ウォシャウスキー 、ラリー・ウォシャウスキー
原作:吉田竜夫
撮影:デヴィッド・タッターサル
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:エミール・ハーシュ(スピード・レーサー)、クリスティナ・リッチ(トリクシー)、マシュー・フォックス(レーサーX)、スーザン・サランドン(スピードの母)、ジョン・グッドマン(スピードの父)、キック・ガリー(スパーキー)、ポーリー・リット(スプリトル)、ロジャー・アラム(ローヤルトン)、RAIN(ピ)、(タエジョー・トーゴーカーン)、真田広之(ミスター・ムシャ)、リチャード・ラウンドトゥリー(ベン・バーンズ)
ウォシャウスキー兄弟監督ということで「マトリックスの・・・」っていう宣伝。で、あれくらいアダルトな哲学的能書きに裏付けられた作品をイメージさせていくのは失敗よね。ぜんぜんお子様ファミリー映画なんだもの。日本のアニメ「マッハゴーゴー」を実写化っていうけど、まあオリジナルを知らないからわたし世代以下の、今の若い観客には関係ないしね。おもちゃ箱をひっくり返したみたいな、キャンディボックスみたいな原色映像と圧倒的にゲーム画面のようにデフォルメされたレースシーン。物理法則なんか関係ない上下左右。そんな映像の中で「友情・努力・勝利」「正義は勝利が必然」がストレートに描かれていくの。画面のスピード感にわくわくしながら、楽しめばいいのよね。「マトリックス」なんか関係ないし、そのあたりに拘る観客には酷評されるかもしれないけど、絶対安全な優良お子様ファミリー映画っていう作品の「立場」を理解してあげれば、けっこう楽しめる作品になってる。だから支持派よ、わたしは。ちょっと長すぎたけど。
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原題:STARSHIP TROOPERS 3: MARAUDER
邦題:スターシップ・トゥルーパーズ3
時間:105分
公開:2008-07-19
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:SPE
製作総指揮:クラウディオ・ファエ
製作:デヴィッド・ランカスター
監督:エド・ニューマイヤー
脚本:エド・ニューマイヤー
撮影:ロレンツォ・セナトーレ
音楽:クラウス・バデルト 、イーアン・ハニーマン 、アンドリュー・レイハー
出演:キャスパー・ヴァン・ディーン、ジョリーン・ブラロック、ボリス・コジョー、スティーヴン・ホーガン、アマンダ・ドノホー、ステリオ・サヴァンテ、マーネット・パターソン、セシール・ブレシア、キャサリン・オクセンバーグ
生理的嫌悪感さえ感じさせるタイミングをはずしたギャグが突如。STシリーズのアナクロな佇まいは、きっとはまれば堪えられない快感になるのかもしれない。オーストラリアの芋虫料理みたいに、大好きな人にとっては最高のご馳走みたいな。でもわたしは残念ながらこの映画については「こっち側」100%で、「あっち側」を動物園のように眺めているしか出来ないの。人間と蟲エイリアンの戦いだけで3作品作り続けているっていうのは、ヴァン・ダムやセガールのアクション映画が確保しているポジションと同じものをもっているんでしょうね。
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原題:JUNO
邦題:JUNO/ジュノ
時間:96分
公開:2008-06-14
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:ジョー・ドレイク 、ネイサン・カヘイン 、ダニエル・ダビッキ
製作:リアンヌ・ハルフォン、ジョン・マルコヴィッチ、メイソン・ノヴィック、ラッセル・スミス
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ディアブロ・コディ
原作:
撮影:エリック・スティールバーグ
音楽:マテオ・メッシーナ
出演:エレン・ペイジ(ジュノ)、マイケル・セラ(ポーリー)、ジェニファー・ガーナー(ヴァネッサ)、ジェイソン・ベイトマン(マーク)、オリヴィア・サールビー(リア)、J・K・シモンズ、アリソン・ジャネイ
ブロックバスターな作品ばっかりじゃない、っていうアメリカ映画産業の意地?でもけっこう痩せ我慢。映像ビジネスとして確固たる合理性を達成しているアメリカで、これほど「どうだかなぁ」っていう小品が成立するのが奇跡よね。ビジネスとして。だからそういう「小さな作品」を発見するサンダンス映画祭なんてのが受け皿としてあったりするんだろうけどね。で、この作品はそんな小品のなかでも「大ヒット」っていう奇跡を演じたもの。ヒットはしてないけど、こういう映画って時々登場するわよね。普通のドラマ。「アリスの恋」「ミスデイジー」「ペーパームーン」「サイドウェイ」等々。もしかしたら「スケアクロウ」なんてものそういう一本かも。キャスティングはメジャーすぎるけどね。で、この作品は地味なキャスティングで、少ない予算で、16歳の高校生が妊娠出産っていうセンセーショナル(アメリカの社会じゃね)なテーマで話題になって、とってもかわいいエレン・ペイジが主人公を生き生きと演じている。出産の瞬間の彼女ってとっても素敵。深刻なテーマを彼女が役柄をしっかり明るく演じていることで、アメリカ人たちは「映画で表現されている状況」に対してほっとしているのかもしれない。救いがあるもの。逆にアメリカの現実は本当に深刻なんだろうなぁ。
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原題:SEX AND THE CITY
邦題:セックス・アンド・ザ・シティ
時間:143分
公開:2008-08-23
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:サラ・ジェシカ・パーカー、ジョン・メルフィ、ダーレン・スター、マイケル・パトリック・キング
監督:マイケル・パトリック・キング
脚本:マイケル・パトリック・キング
原作:
撮影:ジョン・トーマス
音楽:アーロン・ジグマン
出演:サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソン、クリス・ノース、デヴィッド・エイゲンバーグ、エヴァン・ハンドラー、ジェイソン・ルイス、ジェニファー・ハドソン
アメリカのオーブニングでバックスオフィストップ。配給元のGAGAとしてはプレッシャーよね。確かにアメリカではテレビ関係のアワードを総なめの歴史に残るお化け番組なんだけど、残念ながら日本では無名。WOWOWでやってた、っていうくらいの記憶。あと何本かまとめてひっそり劇場上映もしてたけど話題にもならなかったし、私も興味なかった。で、日本じゃ多分この無名なタイトルじゃローカルは壊滅。一部の都市部なら宣伝の展開で女性客を動員できるかもしれないけど、今の「オシャレなNYセレブ」路線だけじゃ限界。ドラマを浸透させて、宣伝担当が「ご存知の」っていう知識の初期スキルを高いレベルで要求するのを改めなきゃね。無名度合いじゃ「ライラ」なみだし、ファミリームービーてニコール・キッドマンというスターも一応いたから、とりあえず興行になってたけど、このSATCは映画じゃ超脇役クラス。無名な俳優ばかり。スクリーンで観たことない女優がラブコメなんてね。テレビ版の四年後って設定で主人公たちのハッピーエンドドラマにしてるけど、テレビを知らないから感情移入さえできない。キャラクターだって説明不足だしね。唯一、ブランドバックを買えない貧乏な娘のためにレンタルショップがあるってのに感心したくらい。あれば利用しちゃうかも。よければ買うっていうお試しにいいから。サイズとか後悔することあるものね。で鳴り物入りで公開されるだろうこの映画。わかりやすく「プラダ」を基準に予測すると、ローカル壊滅、男性壊滅、熟年女性壊滅、ということで、興行収入8億円が限界ってとこかしらね。それに2時間半は長すぎ。
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原題:27 DRESSES
邦題:幸せになるための27のドレス
時間:111分
公開:2008-05-31
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮: ボビー・ニューマイヤー 、ベッキー・クロス・トルヒーリョ 、マイケル・メイヤー
製作:ロジャー・バーンバウム、ゲイリー・バーバー、ジョナサン・グリックマン
監督:アン・フレッチャー
脚本:アライン・ブロッシュ・マッケンナ
原作:
撮影:ピーター・ジェームズ
音楽:ランディ・エデルマン
出演:キャサリン・ハイグル(ジェーン・ニコルズ)、ジェームズ・マースデン(ケビン・ドイル)、マリン・アッカーマン(テス・ニコルズ)、ジュディ・グリア(ケイシー)、エドワード・バーンズ(ジョージ)
イケイケの妹テスの眉毛が気になってしょうがない。そういう役どころなんだろうけど、ちょっと映画の本質とは別なところで集中力を欠いてしまった。まあ、よくある「ひょんなとこから知り合ったけど、最初は悪印象、クライマックスは愛し合ってハッピーエンド」なボーイミーツガールもの。それはそれでほんわかした肩に力が一切入らないお気楽な逸品ってことで、需要はあるんだろうし、わたしはしっかり消費した。
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原題:THE BUCKET LIST
邦題:最高の人生の見つけ方
時間:97分
公開:2008-05-10
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:ジャスティン・ザッカム 、トラヴィス・ノックス 、ジェフリー・ストット
製作:ロブ・ライナー、クレイグ・ゼイダン、ニール・メロン、アラン・グライスマン
監督:ロブ・ライナー
脚本:ジャスティン・ザッカム
原作:
撮影:ジョン・シュワルツマン
音楽:マーク・シェイマン
出演:ジャック・ニコルソン(エドワード・コール)、モーガン・フリーマン(カーター・チェンバーズ)、ショーン・ヘイズ(トマス)、ビヴァリー・トッド(バージニア)、ロブ・モロー(ホリンズ医師)
余命半年を宣告された富豪のジャック・ニコルソンと貧乏な豆知識オヤジのモーガン・フリーマンが友情を築きながら世界中を旅して「死ぬまでにやりたかったこと」を実現していくヒューマンロードムービー。その場所毎でリストを消していくんだけど、映画が描きたかったのはクライマックスの「世界一の美女とキス」と「壮大な風景を見る」の部分なのね。メジャー作品とはいえ小品の部類に入るから製作費も抑え気味。世界中の風景を歩き回る二人は合成の連続っぽい。そんな画面が続くから映画そのものが安っぽく見えてしまう。もうちょっと工夫すればよかったのにね。でもロブ・ライナー監督の軽妙な演出とそれに応える名優二人はいい感じ。
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原題:THE WAY I SPENT THE END OF THE WORLD
邦題:世界の終わりの過ごし方
時間:106分
公開:未公開
製作年度:2006
製作国:ルーマニア
配給:
製作総指揮:
製作:カタリン・ミツレスク、ダニエル・ミツレスク、イン=アー・リー
監督:カタリン・ミツレスク
脚本:カタリン・ミツレスク
原作:
撮影:マリウス・パンドゥル
音楽:アレクサンダー・バラネスク
出演:ドロテア・ペトレ、ティモテイ・ドゥマ、ヨヌツ・ベケル、ミルセア・ディアコニュ、マリウス・スタン
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原題:GRACE IS GONE
邦題:さよなら。いつかわかること
時間:85分
公開:2008-04-26
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:ザナドゥー
製作総指揮:ポール・バーンスタイン 、リーガン・シルバー 、トッド・トレイナ 、ジャイ・ステファン
製作:ジョン・キューザック、グレイ・ロー、ガルト・ニーダーホッファー、セリーヌ・ラトレイ、ダニエラ・タップリン・ランドバーグ
監督:ジェームズ・C・ストラウス
脚本:ジェームズ・C・ストラウス
原作:
撮影:ジャン=ルイ・ボンポワン
音楽:クリント・イーストウッド
出演:ジョン・キューザック(スタンレー)、シェラン・オキーフ(ハイディ)、グレイシー・ベドナルジク(ドーン)、アレッサンドロ・ニヴォラ(ジョン)
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原題:CHARLOTTE GRAY
邦題:シャーロット・グレイ
時間:121分
公開:2002-12-14
製作年度:2001
製作国:イギリス/ドイツ/オーストラリア
配給:UIP
製作総指揮:ロバート・バーンスタイン 、ハンノ・ヒュース 、ポール・ウェブスター
製作:サラ・カーティス、ダグラス・レエ
監督:ジリアン・アームストロング
脚本:ジェレミー・ブロック
原作:セバスチャン・フォークス
撮影:ディオン・ビーブ
音楽:スティーヴン・ウォーベック
出演:ケイト・ブランシェット(シャーロット・グレイ)、ビリー・クラダップ(ジュリアン)、マイケル・ガンボン(ジュリアンの父・ルベード)、ルパート・ペンリー=ジョーンズ(ピーター)、ジェームズ・フリート(リチャード・カナリー)
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原題:THERE WILL BE BLOOD
邦題:ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
時間:158分
公開:2008-04-26
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:スコット・ルーディン 、エリック・シュローサー 、デヴィッド・ウィリアムズ
製作:ジョアン・セラー、ポール・トーマス・アンダーソン、ダニエル・ルピ
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
原作:アプトン・シンクレア
撮影:ロバート・エルスウィット
音楽:ジョニー・グリーンウッド
出演:ダニエル・デイ=ルイス(ダニエル・プレインビュー)、ポール・ダノ(ポール・サンデー/イーライ・サンデー)、ケヴィン・J・オコナー(ヘンリー)、キアラン・ハインズ(フレッチャー)、ディロン・フレイジャー(H.W.)
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原題:THE SPIDERWICK CHRONICLES
邦題:スパイダーウィックの謎
時間:96分
公開:2008-04-26
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:パラマウント
製作総指揮:ジュリア・ピスター 、トニー・ディテルリッジ 、ホリー・ブラック
製作:マーク・キャントン、ラリー・フランコ、キャリー・カークパトリック、エレン・ゴールドスミス=ヴァイン
監督:マーク・ウォーターズ
脚本:キャリー・カークパトリック 、デヴィッド・バレンバウム 、ジョン・セイルズ
原作:ホリー・ブラック 、トニー・ディテルリッジ
撮影:キャレブ・デシャネル
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:フレディ・ハイモア(サイモン/ジャレッド)、サラ・ボルジャー(マロリー)、メアリー=ルイーズ・パーカー(ヘレン)、ニック・ノルティ(マルガラス)、ジョーン・プロウライト(ルシンダ叔母)、デヴィッド・ストラザーン(アーサー・スパイダーウィック)、セス・ローゲン(ホグスクイール)、マーティン・ショー
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原題:The Yes Men
時間:80分
公開:2003-09-23(Canada)
製作年度:2003
製作国:カナダ
製作総指揮:
製作:Sarah Price、Chris Smith
監督:Dan Ollman、Sarah Price
撮影:Sarah Price、Chris Smith
音楽:Jon Solomon
出演:Mike Bonanno、Andy Bichlbaum、Michael Moore
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原題:JUMPER
邦題:ジャンパー
時間:88分
公開:2008-03-07
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:ステイシー・マエズ 、キム・ウィンザー 、ヴィンス・ジェラルディス 、ラルフ・M・ヴィチナンザ
製作:サイモン・キンバーグ、アーノン・ミルチャン、ルーカス・フォスター、ジェイ・サンダース
監督:ダグ・リーマン
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー 、サイモン・キンバーグ 、ジム・ウールス
原作:スティーヴン・グールド
撮影:バリー・ピーターソン
音楽:ジョン・パウエル
出演:ヘイデン・クリステンセン(デヴィッド・ライス)、ジェイミー・ベル(グリフィン・オコナー)、レイチェル・ビルソン(ミリー・ハリス)、サミュエル・L・ジャクソン(ローランド・コックス)、ダイアン・レイン(メアリー・ライス)
とにかく「テレポーテーション」できる一族がいる、っていうネタだけで映画を仕立てちゃったイージーな映画。前半はサクサクとテレポートしてる「頭に乗った」シーンが繰り返されて、後半は一転「そんな一族を古代から追い続ける一族から狙われる」っていう無理やりなチェイスが始まる。あとは追っかけものに成り下がる。しかもどうやって終わらせるのかっていうかオチもとってつけたようで、あわよくば続編も作れるようにしておこよね、っていう狡猾さもたっぷり。っていう思想的にクズのような志の低いハリウッド・バカ・映画の出来上がりってわけ。なにこれ?
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原題:LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON
邦題:潜水服は蝶の夢を見る
時間:112分
公開:2008-02-09
製作年度:2007
製作国:フランス/アメリカ
配給:アスミック・エース
製作総指揮:ジム・レムリー、ピエール・グルンステイン
製作:キャスリーン・ケネディ、ジョン・キリク
監督:ジュリアン・シュナーベル
脚本:ロナルド・ハーウッド
原作:ジャン=ドミニク・ボビー
撮影:ヤヌス・カミンスキー
音楽:ポール・カンテロン
出演:マチュー・アマルリック(ジャン=ドミニク・ボビー)、エマニュエル・セニエ(セリーヌ・デスムーラン)、マリ=ジョゼ・クローズ(アンリエット・デュラン)、アンヌ・コンシニ(クロード)、パトリック・シェネ(ルパージュ医師)、ニエル・アレストリュプ(ルッサン)、オラツ・ロペス・ヘルメンディア(マリー・ロペス)、ジャン=ピエール・カッセル(リュシアン神父/店主)、イザック・ド・バンコレ(ローラン)、エマ・ドゥ・コーヌ(ウジェニー)、マリナ・ハンズ(ジョゼフィーヌ)、マックス・フォン・シドー(パピノ)、
去年のカンヌ映画祭で評判で、帰ってきたバイヤーの知り合いからも「けっこういけてた」っていう話だけ聞いていた。で、シネカノンの満席続きがひと段落してからの期待の鑑賞。結局のところ「海を飛ぶ夢」だとかの系列の全身不随もの。もちろん実話。で、この作品の特徴が「患者の主観」っていうこと。不随の患者が見渡せる風景の主観カメラ、語れないけどモノローグナレーション。それらが「手法」として新しいってことだけなのかもね。「海を飛ぶ夢」みたいにスペイン人でカソリックへの挑戦とも言える自殺、っていう重いテーマを投げかけるわけでもなく、この作品の主人公は「生」への執着をだらだら続けながらも衰弱して死んじゃうの。主人公が物凄い努力で表現した原作を映画化しているわけだから、まあ逆に「関係者」への配慮が必要で、残念ながらこの程度ってレベルなのねって不完全さの言い訳か、コレ。
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原題:JULIA
邦題:ジュリア
時間:118分
公開:1977-06
製作年度:1977
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:ジュリアン・デロード
製作:リチャード・ロス
監督:フレッド・ジンネマン
脚本:アルヴィン・サージェント
原作:リリアン・ヘルマン
撮影:ダグラス・スローカム
音楽:ジョルジュ・ドルリュー
出演:ジェーン・フォンダ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ジェイソン・ロバーズ、マクシミリアン・シェル、ハル・ホルブルック、メリル・ストリープ、リサ・ペリカン
女流劇作家リリアン・ヘルマンの回顧録の映画化。リリアン・ヘルマン自体を良く知らず、なんの思い入れもないから、たんなる有名女性作家が反ナチ運動に協力した戦争時代の物語、っていうだけにしか受け止められない。主人公の活躍やら友情やらが「真実」ならでは呪縛で、その地味っぽさが映画的なダイナミックさを欠く結果になってると思う。ハリウッドじゃ「製作する意味」のある作品だったかもしれないけれど、それが日本市場での商業映画としての必然にはならないって思うな。
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原題:SWEENEYTODD:THEDEMONBARBEROFFLEETSTREET
邦題:スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師
時間:117分
公開:2008-01-19
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:パトリック・マコーミック
製作:リチャード・D・ザナック、ウォルター・パークス、ローリー・マクドナルド、ジョン・ローガン
監督:ティム・バートン
脚本:ジョン・ローガン
原作:スティーヴン・ソンドハイム、ヒュー・ウィーラー
撮影:ダリウス・ウォルスキー
音楽:スティーヴン・ソンドハイム
出演:ジョニー・デップ(スウィーニー・トッド)、ヘレナ・ボナム=カーター(ミセス・ラベット)、アラン・リックマン(ターピン判事)、ティモシー・スポール(バムフォード)、サシャ・バロン・コーエン(ピレリ)、エドワード・サンダース(トビー)
あああ、ドロドロ・ザクザク。新しいお札も指をきりそうで怖い、先端恐怖症な私にはムリだった。多分肝心なザックリシーンはけっこう目を伏せてた。くらいにスタイリッシュなスプラッタ。ジョニー・デップが歌いまくるミュージカルっていうのも驚きだけど、ティム・バートン監督の「興味の対象の幅広さ」と「屈託」にゃ素直に頭が下がるわ。ヘレナ・ボナム=カーターが存在感あった。なんかすごく楽しんでる感じ。デップより。
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原題:THE NAMESAKE
邦題:その名にちなんで
時間:122分
公開:2007-12-22
製作年度:2006
製作国:アメリカ/インド
配給:FOX
製作総指揮:小谷靖、孫泰蔵、ロニー・スクリューワーラー
製作:リディア・ディーン・ピルチャー、ミーラー・ナーイル
監督:ミーラー・ナーイル
脚本:スーニー・ターラープルワーラー
原作:ジュンパ・ラヒリ
撮影:フレデリック・エルムズ
音楽:ニティン・ソーニー
出演:カル・ペン(ゴーゴリ)、タブー(アシマ)、イルファン・カーン(アショケ)、ジャシンダ・バレット(マクシーン)、ズレイカ・ロビンソン(モウシュミ)、ライナス・ローチ、ブルック・スミス、ジュンパ・ラヒリ
ジュンパ・ラヒリの、インド人であることのルーツや母国に住んでいない葛藤や文化的違和感、疎外感、喪失感などが丁寧な精密な表現で描かれる「停電の夜に」がとっても感動した本だったので、その作家が原作の映画っていうことで期待。で、この映画も、そんなインド人でありながら厳寒のアメリカ北部へ住む「異邦人」となってしまった家族の物語。しかしアメリカ生まれの子供たちは、インドという母国への違和感を逆に持ち続けて、アメリカ人になりきれない葛藤に悩んでいるの。多分それほど海外に住まざる(永住っていう意味で)を得ない日本人って少ないだろうからピンとこないのかもしれない。でもいつの日か日本人が放浪の民族になってしまったら、この映画のインド人家族のようなことになるんだろうなぁ。日本人がそんなことにはならない!って信じ切ってるところが、わたしは怖いって思う。そんな自信はどこからくるのかしら。
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原題:JUNGFRUKALLAN
邦題:処女の泉
時間:89分
公開:1961-03
製作年度:1960
製作国:スウェーデン
配給:昭映
製作総指揮:
製作:
監督:イングマール・ベルイマン
脚本:ウルラ・イザクソン
原作:ウルラ・イザクソン
撮影:スヴェン・ニクヴィスト
音楽:エリック・ノードグレーン
出演:マックス・フォン・シドー、ビルギッタ・ペテルスン、グンネル・リンドブロム、ビルギッタ・ヴァルベルイ、アラン・エドワール
ベルイマン監督作品で観ていなかったもの。宗教の存在が全ての出来事を昇華していってしまう寓話として高い評価を得ているみたい。ただこういう「お勉強」な「啓蒙」をされてしまうことを映画に望んでいない私としては退屈きわまりない作品だったわ。映画としてのあり方を理解してあげればテーマ性や芸術性でアリなんだろうけど。別にわたしは評論家じゃないもの。楽しくなくて痛いだけの作品にしか思えない。クライマックスに少女の遺体の下から泉が湧き出すのを「象徴」として論評されてるみたいだけど、だから何?って感じだわ。
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原題:REIGN OVER ME
邦題:再会の街で
時間:124分
公開:2007-12-22
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:SPE
製作総指揮:
製作:ジャック・バインダー 、マイケル・ロテンバーグ
監督:マイク・バインダー
脚本:マイク・バインダー
原作:
撮影:ラス・オルソーブルック
音楽:ロルフ・ケント
出演:アダム・サンドラー、ドン・チードル、ジェイダ・ピンケット=スミス、リヴ・タイラー、サフロン・バロウズ、ドナルド・サザーランド
911テーマがこういう展開のドラマになるなんて。太平洋戦争やベトナム戦争や湾岸戦争といった「サドンデス」な悲劇の後遺症って、残された人々のドラマになりやすいので映画ビジネスとしては格好のネタなんだろうけど。で、この作品は911で家族を全員失ったアダム・サンドラーの心の旅路。再生の物語。深い悲しみが現実逃避へ向かうっていうのは公式的にありなんだし、そういうテーマを前提にした(原因はどうであれ)物語は多い。よしもとばななの「アルゼンチン・ババア」のような作品もあるしね。って書いていて映画化したの観てないのを思い出した。お正月に見よう。ところで、アダム・サンドラーとドン・チードルの友情を縦糸にしながら、ドン・チードルの「生き続けている澱」のような葛藤も癒されていくっていうあたりは楽観的なハリウッド映画の典型的なハッピーエンドなのね。そんなに単純な話じゃないと思うけど
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原題:SHINE
邦題:シャイン
時間:105分
公開:1997-03
製作年度:1995
製作国:オーストラリア
配給:KUZUIエンタープライズ
製作総指揮:
製作:ジェーン・スコット
監督:スコット・ヒックス
脚本:ジャン・サーディ
原作:
撮影:ジェフリー・シンプソン
音楽:デヴィッド・ハーシュフェルダー
出演:ジェフリー・ラッシュ、ノア・テイラー、アレックス・ラファロウィッツ、アーミン・ミューラー=スタール、リン・レッドグレーヴ、ジョン・ギールグッド、グーギー・ウィザース
精神や肉体に問題のある登場人物にチャレンジする俳優冥利に尽きる仕事。もちろん、その「入り方」次第じゃアカデミー賞とかの候補には高確率で選出される。そんな、のしあがりたい「演技派」にとって、この主人公役は美味しい仕事だったかもしれないわね。まんまとアカデミー賞だし。デカちゃんだって「ギルバート・グレイブ」で、ラッセル・クロウも「ビューティフル・マインド」で。でも候補どまりよね。やっぱり普通は。だって狙いすぎなんだもの。でも、この作品のジェフリー・ラッシュは受賞しちゃうんだもの。まあ、時々はこういう変化球にもストライクコールしなきゃっていうバランス感覚かしら。実話だし、いまいちモデルになるピアニストの真実を美化しすぎな感じがするし、ちょっとわたし的には鼻持ちならない映画なんだけどね。
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原題:SHREK THE THIRD
邦題:シュレック3
時間:93分
公開:2007-06-30
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:アスミック
製作総指揮:アンドリュー・アダムソン 、ジョン・H・ウィリアムズ
製作:アーロン・ワーナー
監督:クリス・ミラー、ロマン・ヒュイ
脚本:ピーター・S・シーマン 、ジェフリー・プライス 、クリス・ミラー 、アーロン・ワーナー
原作:ウィリアム・スタイグ
撮影:
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:マイク・マイヤーズ、キャメロン・ディアス、エディ・マーフィ、アントニオ・バンデラス、ジュリー・アンドリュース、ジョン・クリーズ、ルパート・エヴェレット
シュレックに子供が出来た、っていうセールストークで宣伝してたわね。メインストーリーは王国の乗っ取り事件なんだけど、シュレックの子供ねぇ。宣伝ポイントがそこしかなかったのかしら。というよりアメリカのドリームワーク本社がそういう指令だしたのかな。大変ね。アスミックエース。少子化が極まる日本で、芸能人の出来ちゃった婚しか興味のない日本の消費者に「シュレックに子供」っていうアメリカ市民なら狂喜乱舞するテーマが通用するわけないじゃない。と、宣伝のミスっていうかベクトルの決定的なアメリカ本社の日本への誤解を追及してもしょうがないけどね。で、シュレックというCGアニメのクオリティ。これは十分高いわよね。お金かけてるし、ファンタジーパロディとしての第一作からのスタンスと世界観をきっちり守備しながら、新しい物語を構築しているの。その点では「ビジネスになるコンテンツ」としてのクオリティレベルは保ってるっぽい。でも日本じゃ興行収入は目標の7割くらいだったみたい。そういうものかもしれない。冷静に考えるとね。50億円のポケモンに興行後半はぶつかってたもの。お子様中心のファミリー映画としては、メジャーだってポケモンには勝てないわ。
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原題:STARDUST
邦題:スターダスト
時間:128分
公開:2007-10-27
製作年度:2007
製作国:アメリカ/イギリス
配給:UIP
製作総指揮:デヴィッド・ウォマーク 、クリス・サイキエル 、ピーター・モートン 、スティーヴン・マークス
製作:マシュー・ヴォーン、ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ、マイケル・ドライヤー、ニール・ゲイマン
監督:マシュー・ヴォーン
脚本:マシュー・ヴォーン 、ジェーン・ゴールドマン
原作:ニール・ゲイマン 、チャールズ・ヴェス
撮影:ベン・デイヴィス
音楽:アイラン・エシュケリ
出演:クレア・デインズ 、チャーリー・コックス 、シエナ・ミラー 、リッキー・ジャーヴェイス 、ジェイソン・フレミング 、ルパート・エヴェレット 、ピーター・オトゥール 、ミシェル・ファイファー 、ロバート・デ・ニーロ 、ベン・バーンズ 、リッキー・ジャーヴェイス 、ジェイソン・フレミング 、ルパート・エヴェレット 、ピーター・オトゥール 、ミシェル・ファイファー 、ロバート・デ・ニーロ 、ナサニエル・パーカー 、ケイト・マゴーワン 、デヴィッド・ケリー 、メラニー・ヒル 、ヘンリー・カヴィル 、マーク・ストロング 、ストルアン・ロジャー 、デヴィッド・ウォリアムズ 、ジュリアン・リンド=タット 、サラ・アレクサンダー 、ジョアンナ・スキャンラン 、ジョージ・イネス 、マーク・ウィリアムズ 、デクスター・フレッチャー 、ジェフ・ベル 、マーク・バーンズ
王道のファンタジー映画。一般人に身をやつした王家の血を引く主人公と、流れ星のお姫様の冒険物語。悪い魔女の呪いや正義感あふれる好人物の海賊が、怒涛の「めでたしめでたし」へ向かって突き進む。それはそれはハッピーエンドが確実に約束された絶対安全な娯楽映画。ファンタジーっていうジャンルがひとつのマーケットとして「ある」って認知されて試行錯誤のような勘違い作品も生まれてきたけど、なんか「初心に戻って、基本からやり直してみよう」っていうタイプの映画よね。旧き良きハリウッド映画始祖の頃のファンタジー映画なアイデアだけど、現代のCG技術がしっかりと効果的に使われている、ひとつの到達点なのかもしれない。映画をファミリー娯楽ツールとして捉えた場合には合格点をあげられる作品ね。社会的テーマや芸術性っていうものを一切排除してるんだから。
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原題:SMOKE
邦題:スモーク
時間:113分
公開:1995-10
製作年度:1995
製作国:アメリカ/日本
配給:ヘラルド
製作総指揮:
製作:ピーター・ニューマン、グレッグ・ジョンソン、ケンゾー・ホリコシ、ヒサミ・クロイワ
監督:ウェイン・ワン
脚本:ポール・オースター
原作:ポール・オースター
撮影:アダム・ホレンダー
音楽:レイチェル・ポートマン
出演:ハーヴェイ・カイテル 、ウィリアム・ハート 、ストッカード・チャニング 、ハロルド・ペリノー・Jr 、フォレスト・ウィッテカー 、アシュレイ・ジャッド 、ジャレッド・ハリス 、メアリー・ウォード 、ヴィクター・アルゴ 、ジャンカルロ・エスポジート 、エリカ・ギンペル
ポール・オースターの原作がものすごくいいんでしょうね。14年間毎日、自分の店の写真を撮影し続けているタバコ屋の主人がハーヴェイ・カイテル。通って
くる小説家がウィリアム・ハート。あるときその写真を見せられた小説家が喪った妻が写っているのを発見して思わず泣いてしまう。ここで私の涙腺がぶち切れ
た。以降ボロボロになりながらの鑑賞。ああ、劇場じゃなくて良かった。お部屋でDVDで良かった。劇場だったら、崩れまくったメイクを復活させないと街に
は出られないもの。で、嘘ばかりつく黒人の少年が生き別れた父親に会いに行く、タバコ屋の主人がかつてつきあってた女性が「娘が大変」と数十年ぶりに助け
を求めてくる、少年が小説家の家に持ってきた札束の理由と行方は。そんな登場人物と登場物品全部が複雑にからみあってひとつの物語のパーツになっていき、
クライマックスではきちんと納まっていく。ラストクレジットにハーヴェイ・カイテルのカメラの「クリスマス・ストーリー」が描かれる。なんて暖かい映画な
のかしら。思い出しただけで涙がでてきそう。
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原題:INTACTO
邦題:10億分の1の男
時間:108分
公開:2003-09-20
製作年度:2001
製作国:スペイン
配給:日本ヘラルド
製作総指揮:フェルナンド・ボバイラ 、エンリケ・ロペス・ラビニュ
製作:
監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ
脚本:フアン・カルロス・フレスナディージョ 、アンドレス・M・コッペル
原作:
撮影:シャビ・ヒメネス
音楽:ルシオ・ゴドイ
出演:レオナルド・スバラグリア 、ユウセビオ・ポンセラ 、マックス・フォン・シドー 、モニカ・ロペス 、アントニオ・デチェント
運のいい人間を集めて、命をかけた運だめしをするっていうゲームを主催するアウシュビッツで唯一生き残った大富豪。人の運を吸い取る超能力を持っている人
々がさまざまな偶然が支配するゲームを勝ち残って言って・・・。なんか世界観にはまりきれないで、いったいどこを面白がればいいのかまったくわからないま
ま終わっちゃった。女刑事が主人公を追うのに「偶然ゲーム」に参加したり、運が良い(偶然を支配する)ってことが、何の意味を持ってるのかっていうことが
さっぱり提示されないんだもの。なにかものすごいキリスト教的な比喩暗喩があるのかしら。スペイン映画だものね。何年か前に渋谷のシネセゾンで予告編だけ
観て、ちょっと興味があったけど見逃していた作品。見逃したままにしておいてもよかったかも。
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原題:SALVADOR
邦題:サルバドールの朝
時間:135分
公開:2007-09-22
製作年度:2006
製作国:スペイン/イギリス
配給:CKエンタテインメン
製作総指揮:
製作:ハウメ・ロウレス
監督:マヌエル・ウエルガ
脚本:ユイス・アルカラーソ
原作:フランセスク・エスクリバノ
撮影:ダビ・オメデス
音楽:ルイス・リャック
出演:ダニエル・ブリュール 、トリスタン・ウヨア 、レオナルド・スバラグリア 、ホエル・ホアン 、セルソ・ブガーリョ 、メルセデス・サンピエトロ 、イングリッド・ルビオ 、レオノール・ワトリング
ダニエル君の出演作品って、なんかこだわりがあるっぽい。なんだろうなぁ。レーニンから3年くらいしか経ってないのに、彼のフィルモグラフィーは多彩。観
てないけど「ボーン・アルティメイタム」が、本当ならメジャーデビューな作品なんだろうけど、異物にしか観えない。ともあれ、この作品じゃスペインの若き
過激派死刑囚。実在の人物の物語だから劇的すぎる展開にはできなかったんだろうなか。主人公を「まきこまれた被害者」な視点で「やむをえずのテロリスト」
といった国際人権世論のアングルから描いているっぽいけど、冷静に観てると、単なる「ギャング」にしか見えない。そりゃいくら鼠小僧=義賊っていうテーマ
で犯してるって言っても、強盗は強盗。警官を射殺しちゃったら、どこの国でも極刑は納得かもしれないわよね。死刑の朝まで姉妹が彼を見守り、家族愛を見
せ、支持者たちは各国の有力者へ救命嘆願をしていく、っていう「悲劇的な最後の一刻」を延々と後半は見せられちゃう。疲れる。そんなんなら裁判中に泣いて
喚いて改心して助命を願えばいいのに、なぜ?しかも「殉教者にはなりたくない」なんて言うし。結果、スペインの自由のための殉教者になっちゃうんだけど、
彼の意思はどこにあったのかしら。わたしは全然知らない「サルバドール君」なんだけどヨーロッパじゃ英雄なの?。サルバドールを演じられたら名誉!なんて
ことなのかなぁ。最近の映画としてスペインの独裁政権時代を描いているものとしては、わたしは「パンズラビリンス」のほうが好き。
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原題:SHREK
邦題:シュレック
時間:90分
公開:2001-12-15
製作年度:2001
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:ペニー・フィンケルマン・コックス 、サンドラ・ラビンス 、スティーヴン・スピルバーグ
製作:ジェフリー・カッツェンバーグ、アーロン・ワーナー、ジョン・H・ウィリアムズ
監督:アンドリュー・アダムソン 、ヴィッキー・ジェンソン
脚本:テッド・エリオット 、テリー・ロッシオ 、ジョー・スティルマン 、ロジャー・S・H・シュルマン
原作:ウィリアム・スタイグ
撮影:
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ 、ジョン・パウエル
出演:マイク・マイヤーズ 、エディ・マーフィ 、キャメロン・ディアス 、ジョン・リスゴー 、ヴァンサン・カッセル 、ピーター・デニス 、ジム・カミングス
さすがアカデミー賞。おとぎ話をまぜこぜにして荒唐無稽なお話を素敵に作り上げている。呪いのかかりかたが「逆」だったっていうオチも粋な感じ。「2」はその余韻の勢いで作られていたからイマイチだったけど、やっぱり「1」は練られていて品質も高いわ。で、まだ「3」を観ていないのが残念。どこで上映してるのかしら。もう終わっちゃった?
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原題:SICKO
邦題:シッコ
時間:123分
公開:2007-08-25
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:GAGA、博報堂
製作:キャスリーン・グリン
監督:マイケル・ムーア
脚本:
原作:
撮影:
音楽:
出演:マイケル・ムーア
「コロンバイン」のころはかなりゴツゴツとしてて、取材先の痛いところを思いっきり抉り出すようなゲリラ的な手法が痛快なだけに、その「子供の絶叫」のようなテーマ性がわかり易いくらいに浮き彫りになってた。「911」じゃターゲットをブッシュに絞って、コマーシャルな部分がちょっと嫌味かなって印象。で、この作品。ムーアの手法がより計算ずくにエレガントになっていて、ゲリラ的な手法が「周到な予定調和」でハプニングとして演出されてるの。もちろん、そこで主張されているアメリカ社会の問題点(医療保険問題)とかはしっかり語られているし、これまで誰も「映画というメディアで主張」してこなかったものなんだろうけど、ムーアテイストが一種の「定番の手口」になってしまっているだけに、かつてのような鬼気迫る必死さが薄れてしまっているって感じ。理詰めの展開が行き当たりばったりになってない、ってことが違和感なのかもね。キューバのグアンタナモ刑務所突撃が、実はキューバの医療事情の優秀さにつながっていくあたりって、「映画的な語り口のための準備のされかた」が露骨に出ているんだもの。まあ、それはそれでムーア監督の芸風の固定化ってことなんだけどね。そういった手法の「角のとれかた」はともかく、アメリカ人に生まれなくてよかった、ってほっとさせられてしまうだけのことは十分つたわってきたからいいのかな?今回の目玉は発掘されたニクソンの録音テープ。これがあったから、この作品を作ろうって思ったのかもしれないくらいインパクトがあるわよ。
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原題:300
邦題:300
時間:117分
公開:2007-06-09
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:フランク・ミラー 、デボラ・スナイダー 、クレイグ・J・フローレス 、トーマス・タル 、ウィリアム・フェイ 、スコット・メドニック 、ベンジャミン・ウェイスブレン
製作:ジャンニ・ヌナリ、マーク・キャントン、バーニー・ゴールドマン、ジェフリー・シルヴァー
監督:ザック・スナイダー
脚本:ザック・スナイダー 、マイケル・B・ゴードン 、カート・ジョンスタッド
原作:フランク・ミラー 、リン・ヴァーリー
撮影:ラリー・フォン
音楽:タイラー・ベイツ
出演:ジェラルド・バトラー 、レナ・ヘディ 、デヴィッド・ウェンハム 、ドミニク・ウェスト 、ミヒャエル・ファスベンダー 、ヴィンセント・リーガン 、トム・ウィズダム 、アンドリュー・プレヴィン 、アンドリュー・ティアナン 、ロドリゴ・サントロ 、マリー=ジュリー・リヴェス 、スティーヴン・マクハティ 、タイロン・ベンスキン 、ピーター・メンサー
多勢に無勢っていう悲壮感ある物語。神話に近いけどね。桶狭間の織田信長ってとこかしら。民主主義?なギリシアの議会と軍部の葛藤とかあって、登場人物が死地へ赴く覚悟と必死の戦闘。スパルタ軍の超人的なバトル。なんて物語をCGによるデフォルメを駆使して描いている。ストーリーよりも、それを映像化するのに一番理想的?な映像表現を追求した結果がある。もう数十年前の歴史スペクタクル映画のアナログな手法じゃムリってことね。ここまで映像表現技術が到達しちゃうと、映画そのものの「手作り感」「人間としての限界」っていう職人芸な部分が完全に無くなっちゃってるもの。それはそれで「進化」のひとつの極点かもしれないわね。もう一方にはアンゲロプロスが仁王立ちしてるっていうのは確実に言えるけど。
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原題:ZODIAC
邦題:ゾディアック
時間:157分
公開:2007-06-16
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:ルイス・フィリップス
製作:マイク・メダヴォイ、アーノルド・W・メッサー、ブラッドリー・J・フィッシャー、ジェームズ・ヴァンダービルト、シーン・チャフィン
監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:ジェームズ・ヴァンダービルト
原作:ロバート・グレイスミス
撮影:ハリス・サヴィデス
音楽:デヴィッド・シャイア
出演:ジェイク・ギレンホール 、マーク・ラファロ 、ロバート・ダウニー・Jr 、アンソニー・エドワーズ 、ブライアン・コックス 、イライアス・コティーズ 、クロエ・セヴィニー 、ドナル・ローグ 、ジョン・キャロル・リンチ 、ダーモット・マローニー 、リッチモンド・アークエット 、ボブ・スティーヴンソン 、ジョン・テリー 、ジョン・ゲッツ 、キャンディ・クラーク 、フィリップ・ベイカー・ホール 、ジェイソン・ワイルズ 、マット・ウィンストン 、ザック・グルニエ 、アダム・ゴールドバーグ 、ジェームズ・レグロス 、クレア・デュヴァル 、ポール・シュルツ 、ジョン・レイシー 、エド・セトレキアン 、ドーン・リー 、ペル・ジェームズ 、リー・ノリス 、ジョエル・ビソネット 、トーマス・コパッチ 、バリー・リヴィングストン 、クリストファー・ジョン・フィールズ
2時間半もだらだらと連続殺人犯の物語を見せられて、結局は未解決なんだもの。だいたい事前知識をもたずに映画を観るとこういうことになる。こういう犯罪映画って最後には勧善懲悪?悪のシニカルな勝利?とかそういう「決着」を見せてくれるって信じてたのに、いまだ解決に至らずなんだもの。しかもアメリカじゃ殺人事件に時効は無いっていうから延々と今後も未解決って。そんなの映画にしないでほしい。実在の事件と、それにかかわった実在の「地方新聞のイラストレーター」。彼が事件を追い続けた物語を本にして、その本が原作。ジェイクの役柄はその原作者。まあ現実が未解決じゃしょうがないのかな。暗号がキーワードなんだけど、暗号解読のサスペンスとかまったく無いし、どこで緊迫していけばいいのか全然わからない単調な作品。DVDとかで観てクライマックスで「バカヤロー!」って叫ぶ人、多いかも。
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原題:DAS JESUS VIDEO
邦題:サイン・オブ・ゴッド
時間:110分
公開:TVM
製作年度:2003
製作国:ドイツ
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:トーマス・ローテ
監督:セバスチャン・ニーマン
脚本:マーティン・リッツェンホッフ
原作:アンドレアス・エシュバッハ
撮影:ゲルハルト・シルロ
音楽:エゴン・リーデル
出演:マティアス・ケーベルリン 、ナイケ・リベリ 、マヌウ・リボウスキー 、ハンス・ディール 、ディートリッヒ・ホリンダーボイマー
ドイツのSF映画。このC級感って思いっきりGAGAよね。ドイツの考古学者が偶然見つけた古代の白骨死体に不思議なオーパーツが。なんと数年後に発売されるSONYの最新型ビデオの説明書だった、なんてことから始まるタイムトラベルもの。ところが、どこの誰が何の理由かわからないけど、その「秘密」を守ろう?として考古学者の周りの人間をどんどん殺していく。もう、映画として主人公を追い詰めるためだけに、意味不明に危機また危機。わたしとしては、最後まで「なぜ主人公を殺してビデオの秘密を守らなきゃいけないのか」っていう理由がわからないままだったんだけど、肝心のタイムトラベルのオチのほうも最悪なんで、もろもろの破綻っぷりが、さすが日本未公開ってことだけあるわね。
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原題:SPLASH
邦題:スプラッシュ
時間:109分
公開:1984-09
製作年度:1984
製作国:アメリカ
配給:東宝
製作総指揮:
製作:ブライアン・グレイザー
監督:ロン・ハワード
脚本:ローウェル・ガンツ 、ババルー・マンデル 、ブルース・J・フリードマン
原作:ブライアン・グレイザー
撮影:ドン・ピーターマン
音楽:リー・ホルドリッジ
出演:ダリル・ハンナ 、トム・ハンクス 、ユージン・レヴィ 、ジョン・キャンディ 、ドディ・グッドマン 、リチャード・B・シャル 、シェッキー・グリーン 、ハワード・モリス 、ジョディ・ロング 、ボビー・ディ・シッコ 、ロイス・D・アップルゲイト 、ビル・スミトロヴィッチ
人魚と恋に落ちちゃう御伽噺。トム・ハンクスがすっごいスリムなの。びっくり。ロン・ハワード監督がちょいちょいとまとめあげたラブコメね。トム・ハンクスのデコボコ兄弟が構造的にハリウッド好みなのかしら。ローレル&ハーディみたいに。体型でキャラを説明しちゃうっていう判り易さ。ダリル・ハンナの人魚姫はちょっとハスッぱなんだけど、言葉を覚える前の白痴っぽいとこが可愛い。台詞をしゃべりだすと平凡。水が足にかかると人魚なのがバレルっていう、単純だけどいじりやすい設定が「水をかけたい悪役」の「どうしても失敗しちゃう笑いどころ」をうまくまとめ上げてるわ。
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原題:SWIRI
邦題:シュリ
時間:124分
公開:2000-01
製作年度:1999
製作国:韓国
配給:シネカノン=アミューズ
製作総指揮:
製作:イ・グァナク、ピョン・ムリム
監督:カン・ジェギュ
脚本:カン・ジェギュ
原作:
撮影:ファン・ソシク
音楽:イ・ドンジュン
出演:ハン・ソッキュ 、キム・ユンジン 、チェ・ミンシク 、ソン・ガンホ 、ユン・ジュサン 、パク・ヨンウ
韓流ブームのきっかけっていうか、象徴となったヒット作品。もちろん、その後の韓流ブームはヨン様から始まる「美男子スタア」への中年女性たちの熱狂的傾倒と、映画より連続ドラマを軸にしたブームだけどね。だから、韓流ブームっていうくくりとしてしまうにはちょっと違うかもしれないわね。作品として面白かった、っていう「映画的な力」によってヒットしたわけだし。純粋にね。それにしても南北問題をテーマに愛と裏切りとテロルとアクションをスケール大きく描いたっていう点では、ハリウッド映画を十分意識してる作品に仕上がってるわね。あくまで「模倣」として。やっぱり韓国映画ってまだるっこしいし、クライマックス以後がだらだらと「これでもか」っていうくらいに叙情しちゃうんだもの。このあたりをサクっと切れ良く終わらせられたらいいのにね。
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原題:THE BANQUET/夜宴
邦題:女帝 [エンペラー]
時間:131分
公開:2007-06-02
製作年度:2006
製作国:中国・香港
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:
監督:フォン・シャオガン
脚本:フォン・シャオガン
原作:
撮影:レイモンド・ラム
音楽:タン・ドゥン
出演:チャン・ツィイー 、ダニエル・ウー 、グォ・ヨウ 、ジョウ・シュン 、ホァン・シャオミン 、リー・ビンビン 、マー・チンウー 、チン・ハイルー
「ハムレット」を翻案としてるってふれこみ。古代王朝の美女が婚約者(皇太子)がいるのに、その父(皇帝)に奪われ、皇帝が毒殺されると、その犯人(皇帝の弟)の皇后となり、って悲劇的な美女の愛と葛藤のスペクタクル。なことをしたかったのね、って気持ちだけ汲んであげる。でも私はひたすら眠かった。チャン・ツイィにあまり思いいれも無いから余計。ワイヤーアクションとかもあって見せ場を作ってるみたいだけど、ひたすら「何を物語りたかったのか」っていうことが曖昧なまま終わっちゃうの。「ハムレット」らしさ、格調高い王朝悲劇を作ろう、とかにとらわれないで、もっとエンタテイメントしてくれればいいのに。そのほうが映画としては面白くなってたかもしれないわよ。
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 原題:LE CONCILE DE PIERRE 邦題:ストーン・カウンシル 時間:103分 公開:2007-06-09 製作年度:2005 製作国:フランス 配給:アルバトロス 製作総指揮:オリヴィエ・タオン 製作:イヴ・マルミオン 監督:ギョーム・ニクルー 脚本:ギョーム・ニクルー 、ステファーヌ・カベル 原作:ジャン=クリストフ・グランジェ 撮影:ピーター・サシツキー 音楽:エリック・ドゥマルサン 出演:モニカ・ベルッチ 、カトリーヌ・ドヌーヴ 、モーリッツ・ブライブトロイ 、サミ・ブアジラ 、エルザ・ジルベルスタイン 、ニコラ・タウ 、ロレンツォ・バルドゥッチ 、エリック・カラヴァカ |
モニカ・ベルッチとカトリーヌ・ドヌーヴの競演で、ジャン=クリストフ・グランジェ原作のミステリアスなゴシックロマン。てな感じの一見そこそこのチェーン公開ができそうな「要素」が並んでるけど、やっぱりパトス。2005年に製作されて、なぜ2007年まで公開が放置されたのかっていうことよね。仕上がりがダメだと劇場も空けてくれないってことの典型みたいなわけ。スティーヴン・キングっぽいプチオカルトな設定でモニカ・ベルッチがヨーロッパからロシア、モンゴルまで謎を解明(息子を救出)に行くダイナミックな物語になってるらしいけど、演出力、脚本力、編集力が皆無。もたもたと一体なにが行われているのかさっぱり意味不明。俳優への演出も完全にヘン。これでクライマックスは「続編予定あり」な感じにしてあるから製作者と監督の妄想も回復不可能な状態よね
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原題:SHOOTER
邦題:ザ・シューター/極大射程
時間:125分
公開:2007-06-01
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:エリク・ハウサム 、マーク・ジョンソン
製作:ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ、リック・キドニー
監督:アントワーン・フークア
脚本:ジョナサン・レムキン
原作:スティーヴン・ハンター
撮影:ピーター・メンジース・Jr
音楽:マーク・マンシーナ
出演:マーク・ウォールバーグ 、マイケル・ペーニャ 、ダニー・グローヴァー 、ケイト・マーラ 、イライアス・コティーズ 、ローナ・ミトラ 、ネッド・ビーティ 、ラデ・シェルベッジア 、ジャスティン・ルイス 、テイト・ドノヴァン 、レイン・ギャリソン 、ブライアン・マーキンソン 、アラン・C・ピーターソン 、トム・バトラー 、レベッカ・トゥーラン 、レヴォン・ヘルム
書店へ行くと原作が平積みになってるけど、ちょっと手が伸びない。なんかジャンル的にあわなさそうなんで。トム・クランシーとかが限界。ってわたしの読書傾向を言ってもしょうがないけど、でもそういう原作を映画にしてくれるから、内容を知るにはお手軽ってことで。狙撃の名人がCIAやFBIや軍産複合体の手先の上院議員とか、さまざまな「アメリカの陰謀ネタツール」キーワードになる団体に翻弄されて大統領暗殺未遂犯にされて、逃亡・反撃・復讐をしとげるっていう男性客向けのハードボイルドなアクション作品。そういう意味では原作本に対するわたしのイメージ通りだったわ。メジャー作品にしてはキャスティングも中途半端だし、爆破炎上系の表現も予算不足っぽいし、ブロックバスターは最初から狙ってなんかないっていうタイプの、プログラム消化系の作品ね。きっと。前半はけっこう睡魔と闘っちゃった。朝、ジムで泳いだからかしら。
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原題:SMOKIN' ACES
邦題:スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい
時間:108分
公開:2007-05-12
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:ロバート・グラフ
製作:ティム・ビーヴァン、ジョー・カーナハン、ライザ・チェイシン、エリック・フェルナー
監督:ジョー・カーナハン
脚本:ジョー・カーナハン
原作:
撮影:マウロ・フィオーレ
音楽:クリント・マンセル
出演:ベン・アフレック 、アンディ・ガルシア 、アリシア・キーズ 、レイ・リオッタ 、ジェレミー・ピヴェン 、ライアン・レイノルズ 、ピーター・バーグ 、タラジ・ヘンソン 、クリス・パイン 、マーティン・ヘンダーソン 、ジェイソン・ベイトマン 、コモン 、ネスター・カーボネル 、ジョセフ・ラスキン 、ジョエル・エドガートン 、トミー・フラナガン 、ケヴィン・デュランド 、モーリー・スターリング 、アレックス・ロッコ 、ウェイン・ニュートン 、クリストファー・ホリー 、スコット・ハルバースタッド 、マシュー・フォックス 、マリアンヌ・マルラライリー 、ダヴェニア・マクファデン 、カーティス・アームストロング 、デヴィッド・プローヴァル 、パトリック・セント・エスプリト 、マイケル・マーフィ 、ブライアン・ブルーム 、クレア・ケアリー
アンディ・ガルシアが大好きなんで観たんだけど、けっこう太ってしまってオヤジになってたんでショック。マフィアの抗争で一人の男に殺し屋が殺到して、グチャグチャに入り乱れる「殺し屋ばっかりのエピソードのグランドホテル形式ドラマ」っていうおもむき。ところが監督が悪いのか、誰が誰やら混乱の極み。殺し屋たちのエピソードもとってつけたようにバラバラで、クライマックスは「そりゃ卑怯じゃない」っていうオチ。しかも説明が下手だから「へええビックリ」って驚きにならないの。「あ、そう」ってレベルかしら。だって、オチが映画的なカタルシスにならないんだもの。ってことで、わたし的にはオヤジになっちゃったアンディ・ガルシアに別の意味の失望をしてしまったことだけが、悔しい。
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原題:MONSIEUR RIPOIS
邦題:しのび逢い
時間:99分
公開:1954-10
製作年度:1954
製作国:フランス
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
監督:ルネ・クレマン
脚本:ルネ・クレマン 、ヒュー・ミルズ
原作:ルイ・エモン
撮影:オズワルド・モリス
音楽:ロマン・ヴラド
出演:ジェラール・フィリップ 、ヴァレリー・ホブソン 、ジョーン・グリーンウッド 、ナターシャ・パリー 、マーガレット・ジョンストン 、ジェルメーヌ・モンテロ
映画スターはジュラール・フィリップが素敵なの、ってずいぶん昔に祖母が言ってた。で、もてもてのフランス青年がイギリスで女性遍歴をするっていう、ジェラールマニア垂涎のロマンチック映画っていう次第かしら。凛々しいブラックタイ姿からおちぶれて無精ひげで肩を落とした可哀そうな姿や、ワルぶって卑屈になってみたり、ジェラール・フィリップ様のいろんな姿が満載!な映画。で、恋に勝ち、愛に負け、ラストはちょっとした罰をうけたりしての一種のラブコメ。いまならペ・ヨンジュンが演じるといいかもしれないわね。日本のマーケットなら。劇場中の女性のため息が場内の湿度を10%くらい上げたんじゃないかしらっていうタイプの「超美男人気スターの恋愛映画」としてきちんとビジネスになったんだろうなって思うわ。わたしの祖母の時代。
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原題:GOODBYE AGAIN
邦題:さよならをもう一度
時間:120分
公開:1961-10
製作年度:1961
製作国:アメリカ
配給:UA
製作総指揮:
製作:アナトール・リトヴァク
監督:アナトール・リトヴァク
脚本:サミュエル・テイラー
原作:フランソワーズ・サガン
撮影:アルマン・ティラール
音楽:ジョルジュ・オーリック
出演:イングリッド・バーグマン 、イヴ・モンタン 、アンソニー・パーキンス 、ジェシー・ロイス・ランディス 、ダイアン・キャロル 、ジャッキー・レイン 、ミシェール・メルシェ
サガン原作のメロドラマ。40歳役のイングリッド・バーグマンが大人の女性でありながら恋にゆらめくっていう、女性映画。チョイ悪なイヴ・モンタンが素敵。若くて大人の美女にメロメロになるエキセントリックなアンソニー・パーキンスも可愛い。で、バーグマンだもの。もちろん、ロッセリーニとの世紀の恋愛スキャンダルをしたたかに「背負って」の、意味が深い恋愛ドラマってことで、ヒット要素たっぷりな映画にしたててあるのね。そのあたりをまとめあげた、ハリウッドのプロデューサーの手腕は見事っていうことかしら。
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原題:WHITE NOISE
邦題:サイレントノイズ
時間:101分
公開:2006-09-16
製作年度:2005
製作国:カナダ/イギリス/アメリカ
配給:ザナドゥー
製作総指揮:サイモン・ブルックス 、スティーヴン・ヘジェス 、スコット・ニーマイヤー 、ノーム・ウェイト
製作:ポール・ブルックス、ショーン・ウィリアムソン
監督:ジェフリー・サックス
脚本:ニーアル・ジョンソン
原作:
撮影:クリス・シーガー
音楽:クロード・フォワジー
出演:マイケル・キートン 、チャンドラ・ウェスト 、デボラ・カーラ・アンガー 、イアン・マクニース 、サラ・ストレンジ 、アンバー・ロスウェル 、コナー・トレイシー 、アーロン・ダグラス
テレビのオカルト番組でこういうの見た事ったかも。テレビの砂嵐の画面に「霊がコンタクトする」って研究してるのを取材してるの。何をどう観れば「霊の顔」かわからなかったけどね。で、そんなネタで映画をつくっちゃおうっていう安直な企画が実現すると、こういう作品になるってわけね。映画だから「砂嵐にCGで顔っぽいのを出し」てみたり、「砂嵐の音に声っぽいのを出し」てみたり、映画だから好き放題。結局は悪霊退治な定番オカルトサスペンスになるんだけど、アプローチとして「最近のオカルトネタの新機軸」を使ってるってだけ。砂嵐を分析する描写が妙に「映画的に強調」されすぎて、逆にしらけちゃう。
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原題:SEPTEMBER TAPES
邦題:セプテンバー・テープ
時間:94分
公開:2006-09-30
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:アート・ポート
製作総指揮:
製作:
監督:クリスチャン・ジョンストン
脚本:クリスチャン・ジョンストン
原作:
撮影:クリスチャン・ジョンストン
音楽:
出演:ジョージ・カリル 、ワリ・ラザキ
「ブレアウィッチ」な発想でいまさら映画を作るんだ、っていう「恥ずかしげもないあざとさ」にちょっとムカつくんだけど、まあ久しぶり?だからカンヌとかでも要チェックになってた作品よね。アフガンの山奥にビデオテープが残されてて、っていうことで、そのテープを再編集したらこういう物語がありました、っていうことなんだけど「失踪アメリカ人記者の遺品らしい」っていう映画的に大前提であることを精神的に全編維持してなきゃいけないのが面倒。単なるアフガンへ行った記者の「普通の映画」だったら、お寒い演出で安っぽいドラマにしか見えないけど、遺品の再編集ものっていう一ひねりをすると、ドキュメンタリーだからしょうがないわよね、って演出にダメ出しをしなくなることを期待してるのかしら。ともあれ、銃撃戦あり、主人公のアフガン行きの「真の理由」がクライマックスにオチとして用意されていて、完全無欠な作り物であることは確かなんだけどね。だけど、こんなレベルの甘い「ブレア系」でも2年前のカンヌじゃ「ブレアウィッチ」みたいに本物か作り物かの観客の論争が期待できる、なんて絵に描いたモチみたいな評判だったらしいわ。バカね。
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原題:APRIL SNOW
邦題:四月の雪 (ディレクターズ・カット完全版)
時間:140分
公開:2005-09-17、2006-09-09
製作年度:2005
製作国:韓国
配給:UIP
製作総指揮:キム・ドンジュ 、ペ・ヨンク
製作:カン・ボンレ
監督:ホ・ジノ
脚本:ホ・ジノ 、シン・ジュンホ
原作:
撮影:イ・モゲ
音楽:チョ・ソンウ
出演:ペ・ヨンジュン 、ソン・イェジン 、イム・サンヒョ 、リュ・スンス
六本木シネマートで見逃してたのを友達に誘われて観た。160席くらいのうち90%くらいが女性客っていう異様な雰囲気。韓流ブームは去ったと思ってたけど、あなどれないペ・ヨンジュン。映画のスタートと終了後には拍手が出るんだもの。で、映画はなんとも甘ったるい、やたら長くてくどい韓国風メロドラマ。不倫男女が交通事故にあって、その夫と妻が病院でであって恋に落ちちゃうっていうのを延々と語る語る。しつこいくらいに叙情的描写を積み重ねるのが韓国映画だってことは覚悟してるんだけど、それにしてもしつこすぎるって思ってたらディレクターカットってことで、初公開時より40分も長いらしい。こりゃ長すぎるわ。しかも短縮版?を観た友達に言わせると「ラストが違う」っていうんだもの。前のは二人が再開しないまま「どうなるのかしら二人は」って喫茶店でもりあがったのに、今日のだと「二人はしっかり思い出の場所で再開しちゃう」っていう余韻もなにもあったもんじゃないラストになってるって言う。前のを知らないわたしとしてはどっちでもいいんだけど、彼女が言う短縮版クライマックスのほうが気がきいてそうねって感じかな。作品のよしあしは、このレベルの韓国メロドラマで語るべきほどのものはないけど、来てよかったのはペ・ヨンジュンファンのおばさま方がいまだに精力的に「追いかけてる」ってこと。現役なのね、まだ。凄かった。
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原題:A STAR IS BORN
邦題:スタア誕生
時間:154分
公開:1955-05
製作年度:1954
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:
製作:シドニー・ラフト
監督:ジョージ・キューカー
脚本:モス・ハート
原作:ウィリアム・ウェルマン、ロバート・カールソン
撮影:サム・リーヴィット
作詞:アイラ・ガーシュウィン
作曲:ハロルド・アーレン
出演:ジュディ・ガーランド 、ジェームズ・メイソン 、ジャック・カーソン 、チャールズ・ビックフォード 、アマンダ・ブレイク
オリジナルが失われて、一部サウンドだけで映像はスチール構成っていう状態なんだけど、女性のアメリカンドリーム物語。ラストのヒロインの台詞が感動を誘う。なんとも切ないメロドラマ。でもショービジネスやハリウッドスタジオを舞台にしたゴージャスな世界と、でもそこに生きるスター。でもどんなに一世風靡したスターも明日をも知れない「実力本位」の残酷。逆にチャンスを掴めば、一夜で大スターってことも夢じゃない。なんて50年代のアメリカじゃ「本当に存在するアメリカンドリーム」として観客全員が信じていたのかもしれないわね。ベトナム以前のアメリカの能天気なまでの楽天主義。こんな時代へのアンチテーゼとして、スクリーンの中はもうひとつの真実、なんて事を本気で信じてる女性を主人公にした「カイロの紫のバラ」が、そんなことは全部嘘なの!って残酷に描いたウディ・アレンはベトナム以降のメッセンジャーなのね。
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原題:SUNSHINE
邦題:サンシャイン 2057
時間:108分
公開:200704-14
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:
製作:アンドリュー・マクドナルド
監督:ダニー・ボイル
脚本:アレックス・ガーランド
原作:
撮影:アルウィン・カックラー
音楽:
出演:キリアン・マーフィ 、真田広之 、ミシェル・ヨー 、クリス・エヴァンス 、ローズ・バーン 、トロイ・ギャリティ 、ベネディクト・ウォン 、クリフ・カーティス 、マーク・ストロング
真田広之は前半三分の一で死んじゃうの。と、ばらしておこう。だから真田ファン(ってどれだけ存在するかわからないけど)は期待しないほうがいいわよ。ってことで、映画のたたずまいは、ハードスペースオペラな構想だけは超大作なんだけど、話が進むにつれてどんどん安っぽくなっていくの。オリジナルディレクターカットになれば150分以上あるんじゃないかしら、っていうくらいに108分ヴァージョンじゃ「はしょりすぎて説明不足」な感じだし、結局、ゾンビ映画に成り下がって、クライマックスはよせばいいのに「アルマゲドン」な自己犠牲でお涙頂戴。太陽がどうなろうと知ったこっちゃないけど、こんな低レベルな乗員しか集められなかった地球は、それ以前に救いようの無い状態だったんだろうな、って方向違いの「心配」しちゃう。
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原題:STIGMATA
邦題:スティグマータ/聖痕
時間:102分
公開:2000-05
製作年度:1999
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:
製作:フランク・マンキューソ・Jr
監督:ルパート・ウェインライト
脚本:トム・ラザラス 、リック・ラメージ
原作:
撮影:ジェフリー・L・キンボール
音楽:ビリー・コーガン 、エリア・クミラル
出演:パトリシア・アークエット 、ガブリエル・バーン 、ジョナサン・プライス 、ニア・ロング 、トーマス・コパッチ 、レイド・セルベッジア 、パトリック・マルドゥーン 、アン・キューザック 、トム・ホッジス
ちょっとムリがあるかも。キリストの磔刑と同じ傷が現れていく謎、オカルト、なんていうホラーなんだろうけど、カソリック本山の陰謀や奇跡が軸になって恋愛ドラマにもなって、最後は死海文書・新発見の福音書なんていう大掛かりな物語になっていくの。世界観だけ。まるで背景だけは「ダビンチコード」みたいな超大作・話題作なんだろうけど、映画のクオリティはB級から一歩も出てないっていう消化不良がダメね。
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原題:THE WHITE COUNTESS
邦題:上海の伯爵夫人
時間:136分
公開:2006-10-28
製作年度:2005
製作国:イギリス/アメリカ/ドイツ/中国
配給:東宝東和、ワイズポリシー
製作総指揮:アンドレ・モーガン
製作:イスマイル・マーチャント
監督:ジェームズ・アイヴォリー
脚本:カズオ・イシグロ
原作:
撮影:クリストファー・ドイル
音楽:リチャード・ロビンズ
出演:レイフ・ファインズ 、ナターシャ・リチャードソン 、ヴァネッサ・レッドグレーヴ 、真田広之 、リン・レッドグレーヴ 、アラン・コーデュナー 、マデリーン・ダリー 、マデリーン・ポッター 、イン・ダ 、リー・ペイス 、リョン・ワン 、ジョン・ウッド
もんのすごい古風なメロドラマ。最愛の娘をテロで失い、自らも盲目になり、これまでの栄光の外交官人生からドロップアウトして魔都上海で自堕落なセレブ生活を送ってる主人公が、ひょんなことから人生を転換させる女性に出会って。っていうのっけから戦争が引き裂く愛、民族の引き裂く愛、裏切りと誤解と思い込みで、さんざんすれ違う心と体。そんな恋愛メロドラマのパーツをふんだんに盛り込んで、骨太に愛の再確認作業をし続けるわけで、謎の日本人軍属やら没落ロシア貴族や亡命ユダヤ人やら時代背景適合済みなキャラクターも作品のアクセント。手に手をとってのクライマックスの逃避行の行く先は悲惨なんだろうけど、ほどよく希望を見せつつの136分は、作品として時代遅れね。悪くない映画なんだけど。
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原題:STRANGER THAN FICTION
邦題:主人公は僕だった
時間:124分
公開:2007-05
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:SPE
製作総指揮:ジョー・ドレイク 、ネイサン・カヘイン 、エリック・コペロフ
製作:リンゼイ・ドーラン
監督:マーク・フォースター
脚本:ザック・ヘルム
原作:
撮影:ロベルト・シェイファー
音楽:
出演:ウィル・フェレル 、エマ・トンプソン 、ダスティン・ホフマン 、クイーン・ラティファ 、マギー・ギレンホール
普通の素人の女性が思いついた脚本があれよあれよとハリウッド作品になっちゃったっていうサクセスストーリーにもなってるらしいけど、やっぱり、ハリウッドで素人の思いつきレベルでも企画が欲しいのかしら。わたしも書いてみたい。アイデアはいくらでもあるわ、この程度なら。あとはメジャースタジオへのコネだけかもしれない。それはさておき、この映画の決定的なミスは、実在の主人公をモデルにして書かれている「小説作品」が「名作」じゃないっていうこと。絶対面白くなさそうなんだもの。そりゃスクリーンの中の映画世界では「すごい名作だ」って文学部学者のダスティン・ホフマンに言わせてたりしてるけど、どう考えても「その作品を完成してもらいたいくらい、主人公の命なんかより小説としての完成度がプライオリティ高いわよね」っていうレベルの小説が書かれているように思えないの。絶対に。だから逆に主人公が生き延びて欲しいってことになるわけで、小説のクオリティを犠牲にして主人公を殺さないっていう結末も、小説のクオリティについては「残念」が皆無。もともと映画の観客にとっては読みたくもない小説にしか思えないんだもの。そこが決定的に映画へ感情移入できていけない理由。割り切って娯楽を求めていっても、その「小説が名作だ」っていう前提を強要されるから楽しめない。そういう意味では作られてはいけない、っていうか作る意味さえない、企画を通した人が血迷ってたとしか思えない、クズフィルムになっちゃったっていうわけ。
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原題:SNAKES ON A PLANE
邦題:スネーク・フライト
時間:107分
公開:2006-10-21
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:ムービーアイ
製作総指揮:ストークリー・チャフィン 、トビー・エメリッヒ 、ペニー・フィンケルマン・コックス 、マイケル・フォトレル 、ジャスティス・グリーン 、ジェフ・カッツ 、サンドラ・ラビンス 、ジョージ・ワウド
製作:クレイグ・ベレンソン、ドン・グレンジャー、ゲイリー・レヴィンソン
監督:デヴィッド・R・エリス
脚本:セバスチャン・グティエレス 、ジョン・ヘファーナン
原作:ジョン・ヘファーナン、デヴィッド・ダレッサンドロ
撮影:アダム・グリーンバーグ
音楽:トレヴァー・ラビン
出演:サミュエル・L・ジャクソン 、ジュリアナ・マーグリーズ 、ネイサン・フィリップス 、ボビー・カナヴェイル 、フレックス・アレクサンダー 、トッド・ルイーソ 、サニー・メイブリー 、キーナン・トンプソン 、レイチェル・ブランチャード 、リン・シェイ 、デヴィッド・コークナー 、エルサ・パタキ 、キース・“ブラックマン”・ダラス 、ブルース・ジェームズ 、ジェラルド・プランケット 、バイロン・ローソン 、トム・バトラー
スカイパニックものって定番なんだけど、毒蛇が仕掛けられて、っていう無理難題を強引に因数分解しちゃった映画。でも娯楽作品という観点で言えば十分楽しめちゃったからくやしい。起承転結、人物配置、強引だけどサスペンスとスペクタクル。ハッピーエンド。そんなパーツが「蛇が機内で人を襲う」という荒唐無稽なアイデア本体に設置されて、ご都合主義の典型のようなシナリオ。監督も「セルラー」や「デッドコースター」の人。メリハリはあるぞっていう職人芸を見せてくれる。バカ映画なんだけど、作品としては真面目にちゃんと仕上げてて「手を抜かなさっぷり」が痛快かもしれないわ。
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原題:THE HANGING TREE
邦題:縛り首の木
時間:106分
公開:1959-02
製作年度:1959
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:
製作:マーティン・ジュロー
監督:デルマー・デイヴィス
脚本:ウェンデル・メイズ 、ハルステッド・ウェルズ
原作:
撮影:テッド・マッコード
音楽:マックス・スタイナー
出演:ゲイリー・クーパー 、マリア・シェル 、カール・マルデン 、ベン・ピアッツァ 、ジョージ・C・スコット 、カール・スウェンソン 、ヴァージニア・グレッグ
マリア・シェルがフランスから輸入されて、スイスから移住して西部へやってきたヒロイン役。珍しいわね。ゲイリー・クーパーが「過去のあるドクター」を渋く演じてるし、カール・マルデンが卑怯な中年男。ゴールドラッシュの時代の小さな金鉱の町のすったもんだ。ちょこっとしたエピソードレベルの物語なのに106分でちゃんと語り切るっていう点で昔の映画って腰の座り方が立派よね。照れちゃいそうな内容なのに堂々と描いて行くんだもの。俳優も大真面目に正義のヒーロー(辛い過去あり)を演じ切るし。ピュアだったのかなぁ、昔のハリウッドって。お客さんもそんなゲーリー・クーパーを観に行って満足してたんだろうし。なんか単純で良い時代だったのね。
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原題:MY SUPER EX-GIRLFRIEND
邦題:Gガール 破壊的な彼女
時間:93分
公開:2007-02-10
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:ウィリアム・C・カラッロ
製作:アーノン・ミルチャン、ギャヴィン・ポローン
監督:アイヴァン・ライトマン
脚本:ドン・ペイン
原作:
撮影:ドン・バージェス
音楽:テディ・カステルッチ
出演:ユマ・サーマン 、ルーク・ウィルソン 、アンナ・ファリス 、レイン・ウィルソン 、エディ・イザード 、ワンダ・サイクス 、マーク・コンスエロス
ユマ・サーマンがこういうラブコメに似合うか、っていう根本的な部分でキャスティングプロデューサーの見識を疑うわけ。ゴージャスでも可愛くもなくて、C級な女子プロレスラーみたいな風貌の彼女が、恋する逆ギレ系スーパーヒロインっていう「演じごたえ」がありそうな役柄のオファーに「イエス」と言ってしまうのだからエージェントが悪いのか、ユマの頭が悪いのか。ともかく、主人公(Gガール)の存在感っていうか、キャスティングで全て完結するタイプのB級コメディなんだから、そこを間違っちゃってるってだけで、作品としては「失敗作」なわけ。ということは、キャスティングが終わったところで、クランクインもしない前に失敗作の烙印がおされちゃって、っていうかわいそうな映画ってことね。
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原題:HART'S WAR
邦題:ジャスティス
時間:125分
公開:2002-09-28
製作年度:2002
製作国:アメリカ
配給:GAGA
製作総指揮:ウォルフガング・グラッテス
製作:デヴィッド・フォスター、グレゴリー・ホブリット、デヴィッド・ラッド、アーノルド・リフキン
監督:グレゴリー・ホブリット
脚本:ビリー・レイ 、テリー・ジョージ
原作:ジョン・カッツェンバック
撮影:アラー・キヴィロ
音楽:レイチェル・ポートマン
出演:ブルース・ウィリス 、コリン・ファレル 、マーセル・ユーレス 、テレンス・ハワード 、コール・ハウザー 、ライナス・ローチ 、ヴィセラス・シャノン 、エイドリアン・グレニアー
先月末は甘ったるいドラマを見続けたので反動で男映画ばっか。で、女性が一人も出てこない宿命の「戦争収容所映画」。連合軍捕虜の中に黒人兵が入ったことでまきおこる殺人事件。そんな推理小説ばりの世界が収容所の中で展開されて、法廷劇みたいになるから、ナニコレ?って思ってたら、そういうオチだったのね。ドイツ軍の収容所長がエール大学を卒業したコリン・ファレルの学校の先輩なんていうチャラけたご都合主義も整って、予定調和な結末へ突き進むの。帰納法的な映画ね。ブルース・ウィリスはハードボイルドなリーダー士官としてしっかり「死に様=見せ場」でスターの貫禄みせつけたってことかしら。
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原題:SWEET SMELL OF SUCCESS
邦題:成功の甘き香り
時間:96分
公開:1957-10
製作年度:1957
製作国:アメリカ
配給:UA
製作総指揮:
製作:ジェームズ・ヒル
監督:アレクサンダー・マッケンドリック
脚本:クリフォード・オデッツ 、アーネスト・レーマン
原作:アーネスト・レーマン
撮影:ジェームズ・ウォン・ハウ
音楽:エルマー・バーンスタイン
出演:トニー・カーティス 、バート・ランカスター 、スーザン・ハリソン 、マーティン・ミルナー 、バーバラ・ニコルス
トニー・カーチスが卑怯は小物のマスコミコバンザメ。バート・ランカスターが世の中に大きな影響力を持つスターコラムニスト。マスメディアが「活字」であった時代の映画よね。いまならグルメ番組で取材してあげるから、って言ってレストランで食い逃げする事件とかがあるけど、そういうのかしら。トニー・カーチスがバートのコラムのゲラを読んで、そこに書かれてる芸人に「あのコラムニストに書かせてやる」って言いに行くアイデアは笑ったわ。カテゴリとしては社会派ドラマっていうのに入る映画なのかしら。どういう観客が観たのかしら。ちょっと興味ある。少なくともWASP中心なんだろうけど、1957年くらいだと。田舎じゃ閑古鳥だったかもね。
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原題:MOUCHETTE
邦題:少女ムシェット
時間:80分
公開:1974-09
製作年度:1967
製作国:フランス
配給:
製作総指揮:
製作:アナトール・ドーマン
監督:ロベール・ブレッソン
脚本:ロベール・ブレッソン
原作:ジョルジュ・ベルナノス
撮影:ギスラン・クロケ
音楽:クラウディオ・モンテヴェルディ 、ジャン・ウィエネル
出演:ナディーヌ・ノルティエ 、ポール・エベール 、マリア・カルディナール 、ジャン=クロード・ギルベール 、ジャン・ヴィムネ 、マリーヌ・トリシェ
ブレッソンの名作らしい。らしい、って書いたのは名作とは思えなかったから。リアリズム満点な荒い画質とゆれるカメラと演技になってない演技と、唐突な登場人物の意味不明なアクションと説明不足っていうか、説明を欠落させてる、説明を放棄している、ストーリー。そういうもの全てが「見るものを疲弊させる」作品になってるって思う。この作品のリアリズムや象徴的なカットやセリフを深読みして、解釈して、語られていない部分を想像と思いこみで補完して、観客側の最大限の歩み寄りをしたうえで、作品として完成するって感じかしら。わたしにはちょっとそんな努力をする力量も閑もないからね。「ドリーマーズ」っていう映画で、ムシェットがゴロゴロと草むらを転がって入水自殺?するシーンをしつこく使ってたけど、ベルトリッチ監督は、この映画がお気に入りなのね、きっと。どうでもいいけど。
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原題:CHARLOTTE'S WEB
邦題:シャーロットのおくりもの
時間:97分
公開:2006-12-23
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:ポール・ニーサン 、バーニー・ウィリアムズ 、エドガー・M・ブロンフマン 、ジュリア・ピスター 、カレン・ローゼンフェルト
製作:ジョーダン・カーナー
監督:ゲイリー・ウィニック
脚本:キャリー・カークパトリック 、スザンナ・グラント
原作:E・B・ホワイト
撮影:シーマス・マッガーヴェイ
音楽:ダニー・エルフマン
出演:ダコタ・ファニング 、ジュリア・ロバーツ 、スティーヴ・ブシェミ 、ケヴィン・アンダーソン 、エシー・デイヴィス 、ゲイリー・バサラバ 、ボー・ブリッジス 、エレン・バースティン 、エル・ファニング 、ドミニク・スコット・ケイ 、ジョン・クリーズ 、オプラ・ウィンフリー 、セドリック・ジ・エンターテイナー 、キャシー・ベイツ 、レバ・マッケンタイア 、ロバート・レッドフォード 、トーマス・ヘイデン・チャーチ 、アンドレ・ベンジャミン
ジュリア・ロバーツがクモの声をあててるっていう。どうでもいいけど。ダコタ・ファニングが余裕綽々の演技で「少女」を演じてる、ファンタジーお子様映画。こういう映画を論評してもしょうがないけど、アメリカ映画の場合は「人種に気を使う」って事が必要なようで、そのあたりをチェックしてみたわ。最近のアニメとかだと「ああ、この動物は黒人ね」「あ、これはラテンなヒスパニック」なんて動物のクセに人種キャラがつけられてるもの。て、ことで、この作品を分析してみると、なんと主人公のシャーロット(ジュリア・ロバーツ)は黒人、って結論になったの。わたしの分析は間違ってるかしら。
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原題:BEYOND BORDERS
邦題:すべては愛のために
時間:127分
公開:2003-12-20
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:日本ヘラルド
製作総指揮:
製作:ダン・ハルステッド、ロイド・フィリップス
監督:マーティン・キャンベル
脚本:カスピアン・トレッドウェル=オーウェン 、サイラス・ナウレステ 、ジェレミー・ブロック
原作:
撮影:フィル・メヒュー
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:アンジェリーナ・ジョリー 、クライヴ・オーウェン 、ライナス・ローチ 、テリー・ポロ 、ノア・エメリッヒ 、ティモシー・ウェスト 、ケイト・アシュフィールド
なんの啓蒙映画なのかしら。悪い宗教に嵌ってるのかしら。国境のない医師団がモデルなんだろうけど、とにかく世界各地の「危険地帯=難民多発地帯」のガイドブックみたいな映画。で、危険なところ好きの医師と、思想的に啓蒙されて、それが愛になっちゃったブルジョアの人妻が、医師がいる危険地帯へ追いかけていくの。しかも医師と恋愛して、子供まで生んでしまうっていうのだから、モラルもなにもあったもんじゃない。世界の難民救済を「個人的恋愛」のレベルで語ってしまうのだから、ある意味では不道徳極まりない不遜な映画かもしれない。難民多発地帯のガイドブックでもあるからエピソードが細切れで、いちいち安全地帯のイギリスの豪邸は帰って行く主人公も、かなり偽善なイメージを増幅してる。はなもちならないヒロインね。
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原題:THE MARKSMAN
邦題:ザ・マークスマン
時間:94分
公開:2006-09-16
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:SPE
製作総指揮:J・S・カーダン
製作:ドナルド・カシュナー、ピエール・スペングラー。アンドリュー・スティーヴンス
監督:マーカス・アダムス
脚本:J・S・カーダン 、アンディ・ハースト
原作:
撮影:マイケル・スロヴィス
音楽:
出演:ウェズリー・スナイプス 、エマ・サムズ 、ウィリアム・ホープ 、アンソニー・ウォーレン 、ピーター・ヤングブラッド・ヒルズ 、ダン・バダルー
ウェズリー・スナイプスがどうしてこんなにヒーローなの?っていう疑問は、カラードの映画観客マーケットに聞いてくれって製作者が吐き捨てるように応答してくれるかもしれない。ともあれ、需要があるから、ウェズリー主役のアクション映画がコンスタントに製作されるんだろうし、そういう「ビジネス上、取りこぼすにはもったいないマーケットのための映画」っていう存在に対してコミットしておかなければね、っていう映画ファンとしてはかなり屈折した鑑賞の仕方かもしれないわ。ともあれ、舞台はどこでもいいし、敵はだれでもいいし、必要なのは、「制限時間」と「主役が活躍できる多すぎる敵がいる舞台」なわけで、そこではジョン・ウェインやジャン・ギャバンとは違って「絶対死なない」ヒーローが観客の溜飲を下げさせてくれる。しかも、WASPが支配する「アメリカ合衆国を救う」結果になるから最高!ってことね。そういう映画。
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原題:ASCENSEUR POUR L'ECHAFAUD
邦題:死刑台のエレベーター
時間:92分
公開:1958-09
製作年度:1957
製作国:フランス
配給:
製作総指揮:
製作:ジャン・スイリエール
監督:ルイ・マル
脚本:ロジェ・ニミエ 、ルイ・マル
原作:ノエル・カレフ
撮影:アンリ・ドカエ
音楽:マイルス・デイヴィス
出演:モーリス・ロネ 、ジャンヌ・モロー 、ジョルジュ・プージュリー 、リノ・ヴァンチュラ 、ヨリ・ヴェルタン 、ジャン=クロード・ブリアリ 、シャルル・デネ
ゴダールの「勝手にしやがれ」が翌年の1959年。ヌーベル・ヴァーグの第一走者っていう評価のある犯罪ミステリっていうことらしい。ちょっと前に「嘆きのテレーズ」を観たけど、カチカチっとした画面構成と計算された演技。予定調和に仕立ててある人生悲劇(まあ、原作エミール・ゾラっていうわけで文芸作品だしね)。そういう「スキのない」映画に対してレジスタンスしたのがヌーベルヴァーグっていうことらしい。ゆれるカメラ(アンリ・ドカ)、転がり転がり続ける物語。撮影手法だけでヌーベルヴァーグっていうわけじゃないけど、要素の一つだとは思うわ。冷静に観ると「雑でゆるい」って思うんだけど、多分この作品が作られた時代は「新鮮でアヴァンギャルドで既存の価値観を破壊」してるっていう革命って評価されたんだと思うわ。ジャズの即興演奏の音楽もね、今じゃ珍しくないけど、当時は画期的だったのかも。映画そのものは「人生ってひょんなとこで上手くいかなくなる」って「ダメダメスパイラル」を描いている、フランス映画っぽいフランス映画になってるし、クライマックスのジャンヌ・モローの表情は、素敵に悲劇的だったわ。
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原題:THE PURSUIT OF HAPPYNESS
邦題:幸せのちから
時間:117分
公開:2007-01-27
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:SPE
製作総指揮:ルイス・デスポジート 、マーク・クレイマン 、デヴィッド・アルパー 、テディ・ジー
製作:トッド・ブラック、ジェイソン・ブルメンタル、スティーヴ・ティッシュ、ジェームズ・ラシター、ウィル・スミス
監督:ガブリエレ・ムッチーノ
脚本:スティーヴン・コンラッド
原作:
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:アンドレア・グエラ
出演:ウィル・スミス 、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス 、タンディ・ニュートン 、ブライアン・ホウ 、ジェームズ・カレン 、カート・フラー 、ダン・カステラネタ 、タカヨ・フィッシャー 、ケヴィン・ウェスト 、ジョージ・K・チェン
ウィル・スミスが本気で「演技」してるの。しかも息子も準主役だし。アメリカンドリームは黒人だったあるんだよ、っていうカラードの観客に希望と勇気を与える「溜飲を下げてね」っていう映画。でも117分たつと、厳しい現実へ引き戻されちゃうんだけどね多分。そんな数少ない「死ぬ気で頑張って奇跡的に成功したホームレス寸前の高卒の黒人」っていう典型的な物語が実話だったっていうことで、イタリア移民のロッキーよりはインテリかもしれないわ。ともあれ、主人公の「成功」は褒めてあげたいけど、夫と息子を棄ててニューヨークへ行ってしまう母親はいったどうなったのかしら。子供を捨てるなんて想像もできないんだけど、アメリカ人って平気なのかしら。このあたり、ちょいと追求してみたい。映画みたいに本筋から「忘れて」しまっていいのかしら。実話なら、逃亡した母親と「成功した夫」のすったもんだがあったんじゃないかしら。
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原題:CELEBRITY
邦題:セレブリティ
時間:114分
公開:1999-07
製作年度:1998
製作国:アメリカ
配給:松竹富士
製作総指揮: J・E・ボーケア
製作:ジーン・ドゥーマニアン
監督:ウディ・アレン
脚本:ウディ・アレン
原作:
撮影:スヴェン・ニクヴィスト
音楽:
出演:ケネス・ブラナー 、ジュディ・デイヴィス 、レオナルド・ディカプリオ 、メラニー・グリフィス 、ジョー・マンテーニャ 、ウィノナ・ライダー 、シャーリーズ・セロン 、マイケル・ラーナー 、ベベ・ニューワース 、グレッチェン・モル 、ハンク・アザリア 、アイダ・タートゥーロ 、サフロン・バロウズ 、ファムケ・ヤンセン 、エイドリアン・グレニアー
自虐的な映画。「かっこつけた監督がモノクロで映画なんかとるし」なんてセリフも出てくるしね。このあたりのハリウッドメジャーへのコンプレックスが「さよならハリウッド」っていう映画に収束していってるのかなって穿って考えてしまう。ともあれHELPで始まりHELPで終わる「夢見るバカの右往左往」を追ってるんだけど、貧相なだけの無能作家のケネス・ブラナーのバカっぷりエピソードがなんかちぐはぐでまとまりきれてない感じだったわ。っていうか、映画の登場人物の誰一人にも感情移入ができないタイプの作品だから疲れた。
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原題:THE SHAWSHANK REDEMPTION
邦題:ショーシャンクの空に
時間:143分
公開:1995-05
製作年度:1994
製作国:アメリカ
配給:松竹富士
製作総指揮:
製作:ニキ・マーヴィン
監督:フランク・ダラボン
脚本:フランク・ダラボン
原作:スティーヴン・キング
撮影:ロジャー・ディーキンス
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ティム・ロビンス 、モーガン・フリーマン 、ウィリアム・サドラー 、ボブ・ガントン 、ジェームズ・ホイットモア 、クランシー・ブラウン 、ギル・ベローズ 、ポール・マクレーン 、マーク・ロルストン 、ジェフリー・デマン 、ラリー・ブランデンバーグ 、ニール・ジュントーリ 、ブライアン・リビー 、デヴィッド・プローヴァル 、ジョセフ・ラグノ 、ジュード・チコレッラ
ワケの判らない映画を観てしまって気分が悪くなったので、口直しで借りたDVD。ぐいぐいと引きこまれていく「語り口」の上手さ。何度観てもため息が出るモーガン・フリーマンの演技。溜飲が轟音を立てて下がるクライマックス。ラストカットの夢のような風景。2時間半があっと言う間に過ぎて行く映画(物語る娯楽)としてのお手本みたいなの。って、必要以上に褒めてるかしら。でもわたしの数少ない「気分を治す」映画のひとつなの。
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原題:LA TIGRE E LA NEVE
邦題:人生は、奇跡の詩
時間:114分
公開:2005
製作年度:2006-12-09
製作国:イタリア
配給:ムービーアイ
製作総指揮:エルダ・フェッリ
製作:ニコレッタ・ブラスキ
監督:ロベルト・ベニーニ
脚本:ロベルト・ベニーニ、ヴィンセンツォ・セラミ
原作:
撮影:ファビオ・チャンチェッティ
音楽:ニコラ・ピオヴァーニ
出演:ロベルト・ベニーニ 、ニコレッタ・ブラスキ 、ジャン・レノ 、トム・ウェイツ 、エミリア・フォックス 、ジャンフランコ・ヴァレット
ロベルト・ベニーニのキャラクター芸が冴える作品ね。とにかく大阪人じゃないけど、お喋りの「間」を作りたくないっていうタイプのキャラで、ひたすらしゃべり続けるの。原題と邦題に落差がありすぎなんだけど、原題の直訳じゃ日本人には理解できないだろうし、でも、原題こそ、この映画の「感動」を表現しているの。しかも、想像もしてなかった「どんでん返し」が用意されていて、ちょっと泣かされてしまったわ。「ライフ・イズ・ビューティフル」でもそうだったけど、ロベルト・ベニーニが演じる夫の「一途さ」って凄い。本当に凄い。こういう彼氏が欲しい!って心から思うわ。絶対日本人じゃいないと思うけど。これほど愛されてみたいわ。まじ。
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原題:GITANO
邦題:ジターノ
時間:102分
公開:2001-08-04
製作年度:2000
製作国:スペイン/ドイツ
配給:コムストック
製作総指揮:ホセ・マヌエル・ロレンソ 、アントニオ・カルデナル
製作:
監督:マヌエル・パラシオス
脚本:アルトゥーロ・ペレス=レヴェルト 、マヌエル・パラシオス
原作:アルトゥーロ・ペレス=レヴェルト
撮影:ハンス・バーマン
音楽:エヴァ・ガンチェド
出演:ホアキン・コルテス 、レティシア・カスタ 、マルタ・ベラウステギ 、ホセ・マヌエル・ロレンソ 、ファン・フェルナンデス 、マヌエル・ド・ブラ 、ホセ・ルイス・ゴメス
ホアキン・コルテスが売りの映画らしい。ところがわたしはホアキン・コルテスについて興味もないし、っていうか「知らない」。となるとこの映画が想定する観客じゃないってことになってしまうわよね。ジプシーの2大勢力がマフィアのように争って、さらにジプシーより上位にある「白人」たちに搾取されて、っていう民族差別と同族憎悪の物語。スペインの民族問題や階級問題について全く知識もないから何が行われていて、何が問題になっているのか理解不能なまま、ホアキン・コルテスについても1ミリも興味がわかないまま終わってしまったわ。
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原題:THANK YOU FOR SMOKING
邦題:サンキュー・スモーキング
時間:93分
公開:2006-10-14
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:ピーター・シール、イーロン・マスク、マックス・レヴチン、エドワード・R・プレスマン、ジョン・シュミット、アレッサンドロ・ケイモン、マイケル・ビューグ
製作:デヴィッド・O・サックス
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ジェイソン・ライトマン
原作:クリストファー・バックリー
撮影:ジェームズ・ウィテカー
音楽:ロルフ・ケント
出演:アーロン・エッカート 、マリア・ベロ 、アダム・ブロディ 、サム・エリオット 、ケイティ・ホームズ 、ロブ・ロウ 、ウィリアム・H・メイシー 、ロバート・デュヴァル 、キャメロン・ブライト
女性喫煙者割合は12%ってことで、その12%の一人である私は「テーマだけで支持したい映画」の一本ってことで注目してた映画。タバコ産業界の広報担当者が主人公で、タバコバッシングをするエキセントリックな上院議員とわたりあうっていうだけで溜飲が下がりそうなんだけど、作品としてはちょっとモタモタしててイライラしたわ。軽いコメディなんだろうから複雑な「啓蒙的テーマ・問題意識」なんてものは「あるフリ」だけしてればいいのに、なにか一言いわないと気がすまない「飲み会の上司」みたいな感じに鎮座してるの。子供との家族関係とか…。で、まあ上院議員は勝利してタバコ産業は衰退の一途になっていくんだけど喫煙者としては悲しい。アメリカで「ティファニーで朝食を」の切手が発行されたときも、オードリーのもつエレガントなロングパイプの、タバコがある先っぽを印面からはずしたっていう「方向違いの悪意」イヤ。この「エスカレートする狂気」でアメリカは世界を滅ぼすことになるかもしれないから、怖い。
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原題:THE SENTINEL
邦題:ザ・センチネル/陰謀の星条旗
時間:108分
公開:2006
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:ビル・カラッロ
製作:マイケル・ダグラス、マーシー・ドロギン、アーノン・ミルチャン
監督:クラーク・ジョンソン
脚本:ジョージ・ノルフィ
原作:ジェラルド・ペティヴィッチ
撮影:ガブリエル・ベリスタイン
音楽:クリストフ・ベック
出演:マイケル・ダグラス 、キーファー・サザーランド 、エヴァ・ロンゴリア 、キム・ベイシンガー 、マーティン・ドノヴァン 、リッチー・コスター 、ブレア・ブラウン 、デヴィッド・ラッシュ 、クリスティン・レーマン 、ライナー・ショーン 、チャック・シャマタ 、ポール・カルデロン
キーファー・サザーランドが大統領警護官(シークレットサービス)役ってことで、案の定大統領暗殺を阻止するわけで、バウワー人気でキャスティングされたのは見え見えってことかしら。ピストル持ってコーナーの向こう側にいそうな敵を狙う「ピストルを保持する腕の角度と目線」はバウワーだったわ、確かに。とはいえ、この映画は自分でもプロデュースして気合入れているベテラン俳優マイケル・ダグラス主演映画だから、それほど目立っちゃいけないし。なんとも複雑な思いが錯綜している映画かもしれないわね。マイケルは自分主演で「おいらが素敵な中年野郎に見える」映画を作りたかったけど、周りが「お前じゃ集客があぶないしぃ」って言われて「ほんじゃ、大統領暗殺ネタだから24でちょっと名を売ってるキーファーに声かけてみよう」「だけど、食われちゃうかもなぁ」なんていう見栄とコマーシャルのせめぎ合いな理由が錯綜して生まれた映画なのかもね。って全部想像だけど。でもありえない!っていう設定だし映画としては脚本に無理があるかもね。ラストの銃撃戦も誰が誰やら、味方と敵の区別も判らないくらいに撃ち合うし、ここまで一応ストーリーを踏んできたのにラストに意味不明になっちゃってる。マシンガン撃ってるカナダバッヂの人たちは何?やっぱり雇われた敵?なんだろうなぁ。
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原題:STAY
邦題:ステイ
時間:101分
公開:2006-06-03
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:ビル・カラッロ、ガイモン・キャサディ
製作:エリック・コペロフ、トム・ラサリー、アーノン・ミルチャン
監督:マーク・フォースター
脚本:デヴィッド・ベニオフ
原作:
撮影:ロベルト・シェイファー
音楽:アッシュ&スペンサー、トム・スコット
出演:ユアン・マクレガー 、ナオミ・ワッツ 、ライアン・ゴズリング 、ケイト・バートン 、ボブ・ホスキンス
「夢オチ」「臨死オチ」のジャンルの典型。とはいえ、映画の主観が誰のものか、っていうあたりがブレていて、制作者の思いこみが深すぎて観客が応答しきれないくらいに「ミステリ仕立ての過剰なアレンジ」が致命的。臨死主人公の主観である「仕掛け」がウエブサイトやプログラムの解説を読まないと「納得」できないっていうだけで、もうダメね。あとから聞いても「そうだったかしら」っていう仕掛けが多いし。それなりの俳優を集めたメジャー系なのに、こんな作品がうまれちゃうのね、っていう点では勉強させられたかもしれないわ。というか、脚本段階じゃ理解不能だと思うから、映画の企画そのものにゴーサインを出したプロデューサーが己の無能さに気づけば良かったのにね。
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原題:TWELVE O'CLOCK HIGH
邦題:頭上の敵機
時間:133分
公開:1950-11
製作年度:1949
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:
製作:ダリル・F・ザナック
監督:ヘンリー・キング
脚本:バーン・レイ・Jr 、サイ・バートレット
原作:バーン・レイ・Jr 、サイ・バートレット
撮影:レオン・シャムロイ
音楽:アルフレッド・ニューマン
出演:グレゴリー・ペック 、ディーン・ジャガー 、ヒュー・マーロウ 、ゲイリー・メリル 、ミラード・ミッチェル
あまりに製作された時代背景に対して知識がないから、戦争の空中戦フィルムのいいのがあるから、これを使った映画を作っちゃおうか、っていう安直な企画にしか見えない。多分もう少し真摯なテーマや人間ドラマを狙ったと思うけど、やっぱりクライマックスの空中戦は「リアルでしょ!」っていう戦争中の本物の記録フィルムをこれみよがしに多用してて退屈。イマに生きるわたしにとっては「スターウォーズ・エピソード4」でさえ緩く見えるのに、これじゃあしょうがないわ。映画の「表現手法」の進化に伴って、かつて持っていた「付加価値」が「逆効果」になってしまうっていう映画史的な考証に値するタイプの作品かもしれないわ。
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原題:SUPERMAN RETURNS
邦題:スーパーマン リターンズ
時間:154分
公開:2006-08-19
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:クリス・リー 、トーマス・タル 、スコット・メドニック
製作:ブライアン・シンガー、ギルバート・アドラー、ジョン・ピーターズ
監督:ブライアン・シンガー
脚本:マイケル・ドハティ 、ダン・ハリス
原作:ジェリー・シーゲル、ジョー・シャスター
撮影:ニュートン・トーマス・サイジェル
音楽:ジョン・オットマン
出演:ブランドン・ラウス 、ケヴィン・スペイシー 、ケイト・ボスワース 、ジェームズ・マースデン 、フランク・ランジェラ
全身マヒの前スーパーマン役の俳優が亡くなったのは最近のニュースだっけ。その映画を観て無かったんだけど立て続けにテレビで放映してた。もちろん、今年の作品の宣伝もあってだろうけど、比較しちゃうわよね。前回のシリーズのクライマックスから数年後っていう設定らしい。人物構造もストーリーの起承転結な「お約束」も進化皆無。スーパーマン役の俳優が、C級の学園ドラマでバスケ部のその他大勢が似合いそうなIQ低そうな目線の定まらない兄ちゃん。ビシって目線が定まるのって、ピストルの玉が瞳に当たって潰れるシーンだけなんだもの。あとは浮ついたまま2時間半。となると悪役が活躍して溜飲を下げさせてもらわなきゃならないんだけど、これまた小物。テレビで見たジーン・ハックマンの「洗練された狡猾さ」っていう存在感がなくて、チョイ悪なクルーゾー警部みたいなバカ。それでもお気楽な勧善懲悪な映画に仕上げてあるからアメリカ人レベルには週末のお楽しみ映画ってことで成立しちゃってるのね。
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原題:16 BLOCKS
邦題:16ブロック
時間:101分
公開:2006-10
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:SPE
製作総指揮:ボアズ・デヴィッドソン 、ダニー・ディムボート 、ジョージ・ファーラ 、マンフレッド・D・ヘイド 、グレッド・コーチリン 、ジョセフ・ローテンシュレイガー 、ハディール・レーダ 、トレヴァー・ショート 、アンドレアス・ティースマイヤー
製作:ランドール・エメット、アヴィ・ラーナー、アーノルド・リフキン、ジョン・トンプソン、ジム・ヴァン・ウィック、ブルース・ウィリス
監督:リチャード・ドナー
脚本:リチャード・ウェンク
原作:
撮影:グレン・マクファーソン
音楽:クラウス・バデルト
出演:ブルース・ウィリス 、モス・デフ 、デヴィッド・モース 、ジェナ・スターン 、ケイシー・サンダー
最初から「敵」の正体をばらされるとは思わなかった。その後予告とか見てもばらしてるしね。もう少し「敵」の正体は伏せてもいいのになっていうのが感想。ともかくウェルメイドな都市型チェイスアクション。ブルース・ウィリスとモス・デフがバディな逃走者。っていう計算づくで制作されて、予定通りブルーカラーのウィークエンド娯楽に適応する作品に仕上がりましたっていう「製品」ね。そういう点でいうと観客の平均IQを想定すると、「敵の正体」はこのポイントでばらすのが適当なのかもね。っていうか、まるでそういうの計算する方程式とかある見たい。
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原題:SILENT HILL
邦題:サイレントヒル
時間:126分
公開:2006-07-08
製作年度:2006
製作国:アメリカ/日本/カナダ/フランス
配給:松竹
製作総指揮:ヴィクター・ハディダ 、アンドリュー・メイソン 、山岡晃
製作:ドン・カーモディ、サミュエル・ハディダ
監督:クリストフ・ガンズ
脚本:ロジャー・エイヴァリー
原作:
撮影:ダン・ローストセン
音楽:ジェフ・ダナ
出演:ラダ・ミッチェル 、ショーン・ビーン 、ローリー・ホールデン 、デボラ・カーラ・アンガー 、キム・コーツ
おすぎがワイドショーで褒めてたから観てしまった。今更ながらおすぎのコメントの影響力は私にも及ぶわけで、それは自戒しなきゃいけないわね。で、映画なんだけど、おすぎのコメントで監督を持ち上げてた。クリストフ・ガンズ監督の「映像の芸風、手口と個性」について見どころはココと語ってたけど、それは正しかった。さすがにジワジワとくる映像加工は、映画の不気味さをしっかり表現していたし、その点ではアリな監督だったんだろうけど、いかんせん物語が遅い。展開が遅い。同じようなシーンというか風景が延々と繰り返されるので途中で飽きてしまったわ。原作のゲームそのものがストーリーの重厚さがないのかもしれないわね。ってゲームのこと知らないけど。あと、納得できないのはクライマックス。主人公たちが帰れないのはかわいそう。ハッピーエンドにして欲しかったな。
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原題:CONFIDENCES TROP INTIMES
邦題:親密すぎるうちあけ話
時間:104分
公開:2006-06-10
製作年度:2004
製作国:フランス
配給:ワイズポリシー
製作総指揮:クリスティーヌ・ゴズラン
製作:アラン・サルド
監督:パトリス・ルコント
脚本:ジェローム・トネール
原作:
撮影:エドゥアルド・セラ
音楽:パスカル・エステーヴ
出演:サンドリーヌ・ボネール 、ファブリス・ルキーニ 、ミシェル・デュショーソワ 、アンヌ・ブロシェ 、ジルベール・メルキ
オトナの恋愛。っていうか、ちょっと恋にまつわる「短編掌説」っていう素敵な映画。勘違いしてカウンセラーに飛び込んだ人妻と、間違えられた税理士の男性。そのうちふたりはお互いにウソである関係を理解しながら「語り手」と「耳」である役どころを演じはじめていく。そして、相手を失いがたい存在と認識していく。そんな綱渡りな関係の中でも、互いの心が少しずつ近づいて、近づいて、いく様が淡々と描かれていくのが、「ああ、いい感じのフランス映画観てる」っていう満足感に浸らされていくの。ラストも「乱暴」だけど、微笑できる終り方だもの。
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原題:THE HUMAN STAIN
邦題:白いカラス
時間:108分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:GAGA
製作総指揮:ロナルド・M・ボズマン 、スティーヴン・ハッテンスキー 、エバーハード・ケイサー 、アンドレ・ラマル 、マイケル・オホーヴェン 、リック・シュウォーツ 、ボブ・ワインスタイン 、ハーヴェイ・ワインスタイン
製作:ゲイリー・ルチェッシ、トム・ローゼンバーグ、スコット・スタインドーフ
監督:ロバート・ベントン
脚本:ニコラス・メイヤー
原作:フィリップ・ロス
撮影:
音楽:レイチェル・ポートマン
出演:アンソニー・ホプキンス 、ニコール・キッドマン 、エド・ハリス 、ゲイリー・シニーズ 、ウェントワース・ミラー
文芸作品。日本では全然聞いたこと無かったけど、アメリカではそれなりに話題になったらしい原作の映画化。キャスティングも一応拡大公開レベルの知名度もあるしね。ただ、とにかく理屈っぽく、だらだらと、続く。大学を黒人差別発言で退職するはめになった主人公が実は黒人であることを隠した一生であった、っていう話。ニコール・キッドマンが子供を焼死させたトラウマに苛まれてるっていう話。そんな過去アリの老若が出会って恋愛関係になって。こう整理するとかなり荒唐無稽な設定で、なにを映画として「発信」したいのか全く不明なまま主人公は交通事故で死んじゃうの。ああ、この「終わってない感」をどうしてくれるのかしら。
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原題:GENTLEMAN'S AGREEMENT
邦題:紳士協定
時間:118分
公開:1947-10
製作年度:1947
製作国:アメリカ
配給:20FOX
製作総指揮:
製作:ダリル・F・ザナック
監督:エリア・カザン
脚本:モス・ハート
原作:ローラ・Z・ホブソン
撮影:アーサー・C・ミラー
音楽:アルフレッド・ニューマン
出演:グレゴリー・ペック 、ドロシー・マクガイア 、ジョン・ガーフィールド 、セレステ・ホルム 、アルバート・デッカー
体当たり派の社会告発系ジャーナリストが中央のベストセラー有名雑誌の記者契約を結んで、なにかどでかいネタをぶちあげよう!っていうことで「ユダヤ人差別問題」をとりあげるっていうスタート。アメリカっていう社会で「ユダヤ人差別」があってってことが驚きなんだけど、監督がエリア・カザンっていう左翼系社会問題告発映画テイストな作品の作家といわれてるから必然なのかしら。ハリウッドの商業主義と融合した「社会派ドラマ」ジャンルというわけね。アカデミー賞も獲ってるし。で、主人公は「ユダヤ差別問題」を取材するために自ら「ユダヤ人」だと表明して受ける差別を記述していこうという作戦に出る。そこへ保守的な地域に住む恋人といさかいを起こしたり、子供が学校で差別されたりという問題に直面して「正義の怒り」を記事にぶつけるっていうストーリー。日本人が自ら「在日」や「被差別部落出身」とウソをついて「差別の実態を記事にする」ような感じかしら。それって逆差別はなはだしいって思うけど。あまりに短絡的な手口でね。多分、映画そのものは「アメリカに巣食う反ユダヤ主義」を告発したかったのかもしれないわね。そのために主人公の記者にとらせる「卑怯なおとり捜査のような手口」の善悪には思いが及ばなかったのか、もしくはアメリカ人はこういう手口はOKという民族なのか、ああどっちだろう。
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原題:THE JACKET
邦題:ジャケット
時間:103分
公開:2006-05-20
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:松竹
製作総指揮:ベン・コスグローヴ 、マーク・キューバン 、ジェニファー・フォックス 、アンディ・グロッシュ 、オリ・マーマー 、ティモシー・J・ニコラス 、クリス・ロバーツ 、ピーター・E・ストラウス 、トッド・ワグナー
製作:ジョージ・クルーニー、ピーター・グーバー、スティーヴン・ソダーバーグ
監督:ジョン・メイバリー
脚本:マッシー・タジェディン
原作:トム・ブリーカー、マーク・ロッコ
撮影:ピーター・デミング
音楽:ブライアン・イーノ
出演:エイドリアン・ブロディ 、キーラ・ナイトレイ 、クリス・クリストファーソン 、ジェニファー・ジェイソン・リー 、ケリー・リンチ
未来から過去を変えに行くっていう時間SFのパターンは小説ではハインラインの「夏への扉」を筆頭に沢山描かれている。映画でも同じで最近では超C級の「タイムライン」とかね。で、この作品は精神病院で治療実験しているうちに未来へ意識が飛んで行くっていう設定。まずそこからして暗い。精神科の病院だもの。拘束衣を着せられて実験されるわけで、その拘束衣の意味で映画のタイトルになってる。そんなこと知らなかった。ポール・スチュワートとかのジャケットにまつわる映画かと思ってたのにね。で、首尾よく無事に過去を是正することができてハッピーエンドになるんだけど100分つきあったわりに何にも心に残らない。「バタフライ・エフェクト」のような思いっきり切ないエンディングを観てしまうと、この映画の「ラストなんかどーでもいいやぁ」っていう「纏め上げることへのサボタージュ」に本当に心から怒りを覚えるわ。
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原題:SANS SOLEIL
邦題:サン・ソレイユ
時間:100分
公開:1986-05
製作年度:1982
製作国:フランス
配給:アテネフランセ
製作総指揮:
製作:アナトール・ドーマン
監督:クリス・マルケル
脚本:クリス・マルケル
原作:
撮影:クリス・マルケル
音楽:アリエル・ドンバール
出演:アレクサンドラ・スチュワルト
多重的に日本とアフリカとサンフランシスコが語られるドキュメンタリー。この作品もある意味は「記憶」をテーマにしてる。時代が持つ記憶、っていうか、社会そのものが有機的な生き物として在り、それが時間を切り刻みながら「記憶」として滞留しているモノを「二次元の動画」で切り取っていく作業。四次元の記憶は二次元の100分のフィルムになるっていう感じ。うまく言えないけど。日本をフランス人っていうか日本人以外の視線で、しかも文化ドキュメンタリーではない視点で、たまたまカメラが日本にあったので、そこにある「記憶の断片」を切り取ったっていう映画。さらにその映像を解釈するために映像であることさえも忘れ去らせようという、今でいうデジタル画像処理を随所にほどこしてるのね。目が離せないけど不安でいてもたってもいられない気分にさせられる作品だわ。
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原題:A SOUND OF THUNDER
邦題:サウンド・オブ・サンダー
時間:102分
公開:2006-03-25
製作年度:2004
製作国:アメリカ/ドイツ
配給:松竹
製作総指揮:エリー・サマハ 、ロマーナ・シサローヴァ 、ジョン・ハーディ 、リック・ナサンソン 、イエルク・ヴェスターカンプ 、ウィリアム・J・イマーマン 、ブレック・アイズナー
製作:ハワード・ボールドウィン、カレン・ボールドウィン、モシュ・ディアマン、アンドリュー・スティーヴンス
監督:ピーター・ハイアムズ
脚本:トーマス・ディーン・ドネリー 、ジョシュア・オッペンハイマー 、グレッグ・ポイリアー
原作:レイ・ブラッドベリ
撮影:ピーター・ハイアムズ
音楽:ニック・グレニー=スミス
出演:エドワード・バーンズ 、キャサリン・マコーマック 、ベン・キングズレー 、ジェミマ・ルーパー 、デヴィッド・オイェロウォ
死ぬほど退屈なB級SF映画。ブラッドベリーの原作の設定だけを使って、アクションと特撮で、さあ楽しんでくださいっていうつもりなんだろうけど、ダメ。冒頭の主役の男女が歩く未来の街頭で、いかにも合成でしょうっていう安っぽい映像。1950年代のハリウッドモノクロ映画のフォードの車中のシーンでバックウィンドーに写る風景みたいな、とってつけたような合成なんだもの。って例がヘンすぎる?ともあれ、二人はただクロマキー幕の前で足踏みしながらセリフ芝居をして、あとから風景を合成したっていうのがみえみえ。そこからもう奈落よね。CG費用を思いきりけちった映像のオンパレード。進化したサルと恐竜がミックスしたような怪物もデザインがダメ。地下鉄の中には巨大ウツボが泳いでいるし。間違って過去へ行くとインディアンが襲ってくるし。ああ、書いていてもなさけない。「タイムライン」もひどい時間旅行系の作品だったけど、まだましかもしれない。って「タイムライン」レベルと比較してしまうことがもう情けないと思うけどね。
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原題:FEARLESS
邦題:SPIRIT
時間:103分
公開:2006-03-18
製作年度:2006
製作国:香港・アメリカ
配給:WB
製作総指揮:
製作:ビル・コン
監督:ロニー・ユー
脚本:クリスティン・トー 、クリス・チョウ
原作:
撮影:プーン・ハンサン
音楽:
出演:ジェット・リー 、中村獅童 、スン・リー 、原田眞人 、ドン・ヨン
中国の「武術家」という職業がそれなりに認知されていたっていう事にビックリ。実話っていうか実在の武術家の伝記映画らしいので、かなり史実なんだろうし、そういう意味では20世紀初頭の中国というのは映画の中でも自嘲的に言われてるように「病んだ、腐った超大国」だったのね。武術の力だけで図に乗っていた主人公が、人生の本当の意味を「愛国」という要素とともに再発見して、戦い続けるという単純な一本線な映画。で、見所はラストという触れ込みのジェット・リーのカンフーアクションと中村獅童との禅問答のような演技合戦。アクションシーンがこれでもかって続くから、そういう意味で眺めていれば飽きないかもしれないな。
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原題:SYRIANA
邦題:シリアナ
時間:128分
公開:2006-03-04
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:ジョージ・クルーニー 、ベン・コスグローヴ 、ジェフ・スコール 、スティーヴン・ソダーバーグ
製作:ジェニファー・フォックス、ジョージア・カカンデス、マイケル・ノジック
監督:スティーヴン・ギャガン
脚本:スティーヴン・ギャガン
原作:ロバート・ベア
撮影:ロバート・エルスウィット
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:ジョージ・クルーニー 、マット・デイモン 、アマンダ・ピート 、ミシェル・モナハン
どうも説明不足な映画。ジョージ・クルーニーがアカデミー助演賞を獲ったから見に行ったんだけど、それほどの演技とは思えない。肉体改造(太っただけ)のご苦労様賞かしら。石油をめぐる王族とアメリカ国家と石油産業の陰謀を描くっていう大上段にふりかぶった「社会派」な映画ってふれこみ。それなりにシリアスな抑揚を抑えたストイックな仕上げになってるけど、そのために「高揚感」がゼロ。どこにクライマックスをおいて、そこに向かってグイグイを観客を引っ張っていくっていう「演出力」が欠けてる。っていうか抑制してるのかな?だから単調なままで終わってしまうの。物語はアメリカじゃなくて中国に石油を売ろうとしてる長男王子を次男王子とアメリカが結託して暗殺するっていうお話。その主題に複雑でさまざまな立場の登場人物が右往左往するんだけど、結局「人物の背景」がとってつけたような描き方で、よけい浅く見えてしまう。コスタ・ガブラスになりたかったのかしらって勝手に想像するけど、無理だったわね。
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原題:JARHEAD
邦題:ジャーヘッド
時間:123分
公開:2006-02-11
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:ボビー・コーエン 、サム・マーサー
製作:ルーシー・フィッシャー、ダグラス・ウィック
監督:サム・メンデス
脚本:ウィリアム・D・ブロイルズ・Jr
原作:アンソニー・スオフォード
撮影:
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ジェイク・ギレンホール 、ピーター・サースガード 、ルーカス・ブラック 、クリス・クーパー 、ジェイミー・フォックス
「戦場にかける橋」「大脱走」と世界大戦を描く戦争映画。朝鮮戦争やベトナム戦争を描く戦争映画。アメリカは戦争映画のネタが尽きない。だって国家がネタを提供してくれるんだもの。で、この作品は911以前の対イラク戦のお話。戦争が人間を壊すのに、ベトナムのようにあとからあとから湧いて出てくるベトコンや住民を虐殺してくことのトラウマでドラッグ漬けになる必要もなく、この映画のように主人公は敵に一発も弾丸を発射することなく戦争が終結していく「空疎感」が兵士を壊すんだわ。世界中が注目する劇場型戦争だった砂漠での戦いは「愛国」でも「平和の希求」でもなく「ゲームのホイッスルを待つ」時間との戦いにすぎなかったかもしれないわね。戦意高揚を意図した映画じゃないから余計に醒めた視点で「善VS悪」とはちがう、砂漠で止まった時間の「意味VS無意味」の検証をしているのかもしれない。
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原題:SOPHIE SCHOLL - DIE LETZTEN TAGE
邦題:白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々
時間:121分
公開:2006-01-28
製作年度:2005
製作国:ドイツ
配給:キネティック
製作総指揮:
製作:クリストフ・ムーラー、スヴェン・ブーゲマイスター、フレート・ブライナースドーファー、マルク・ローテムント
監督:マルク・ローテムント
脚本:フレート・ブライナースドーファー
原作:
撮影:マルティン・ランガー
音楽:ラインホルト・ハイル 、ジョニー・クリメック
出演:ユリア・イェンチ 、アレクサンダー・ヘルト 、ファビアン・ヒンリヒス 、ヨハンナ・ガストドロフ 、アンドレ・ヘンニック
第二次世界大戦中のナチスドイツにあった反政府団体が根こそぎ弾圧され、逮捕され、処刑されたっていう「実話」の映画化。フランスのレジスタンスにまつわる、ある意味では能天気な「ボンボヤージュ」っていう映画と対極にあるの。さすがドイツ。硬いわ。それにしても「理想」を語るんだけど、内容が幼稚で陳腐。この程度で反政府運動なんてお笑いぐさだわって思うけど、まあ必死だったんだろうから、そのあたりは素直に読み取ってあげよう。それはさておき、ドイツの警察って親切なの。日本の憲兵とかだったら、これほど法律を遵守して、容疑者の人権を尊重してってことはなかったんじゃないかなって想像する。おいしそうなパンを与えられているし(しかもバターもついて)ね。結局はヨーロッパっていう「贅沢」な土地柄での出来事でしかないのよね。多分。グループ名が「白バラ」なんだもの。そこからして笑止!っていったら怒られるかしら。でも抒情的すぎるもの。戦うには。
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原題:ENEMY AT THE GATES
邦題:スターリングラード
時間:132分
公開:2001-04-14
製作年度:2000
製作国:アメリカ/ドイツ/イギリス/アイルランド
配給:ヘラルド
製作総指揮:アラン・ゴダール 、アリサ・テイガー
製作:ジャン=ジャック・アノー、ジョン・D・スコフィールド
監督:ジャン=ジャック・アノー
脚本:ジャン=ジャック・アノー 、アラン・ゴダール
原作:ウィリアム・クレイグ
撮影:ロベール・フレース
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:ジュード・ロウ 、ジョセフ・ファインズ 、レイチェル・ワイズ 、ボブ・ホスキンス 、ガブリエル・トムソン
「薔薇の名前」っていう傑作から「トゥ・ブラザース」っていう困った作品まで、出来の振幅が大きなジャン=ジャック・アノー監督の「標準点」な映画。こういうのって昔ならきっとソ連映画で作られるんだろうなって思いながら、英語をしゃべるソ連人とドイツ人が「狙撃」の腕を競いあう様を2時間。「歴史を動かすのは女」っていうけど、ソ連の英雄狙撃兵のモチベーションは「女」だったっていう結論でいいのかしら。そうとしか思えないんだけど。それに狙撃兵を英雄に仕立てる政治情報官も、行動の基本線は「女」。「女」は思想よりも強いのかしら。ああ、そうなら歴史を動かしてみたいわ。チャンス?
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原題:SONNY
邦題:SONNY ソニー
時間:110分
公開:2004-04-17
製作年度:2002
製作国:アメリカ
配給:GAGA
製作総指揮:ノーム・ウェイト
製作:ポール・ブルックス、ニコラス・ケイジ、ノーマン・ゴライトリー
監督:ニコラス・ケイジ
脚本:ジョン・カーレン
原作:
撮影:バリー・マーコウィッツ
音楽:クリント・マンセル
出演:ジェームズ・フランコ 、ブレンダ・ブレシン 、ハリー・ディーン・スタントン 、ミーナ・スヴァーリ 、ジョシー・デイヴィス
ニコラス・ケイジがなぜ監督をやりたがったのかしら。で、なぜこの映画の脚本を選んだのかしら。いったいなぜ?っていう疑問だけが残るの。ニコラス・ケイジの原風景なのかな。フリーなホストっていう主人公が、このままじゃいけないって現状脱出を図るけどうまく行かないっていう救いのない映画。だけどこの程度の「行き止まり=閉塞」な青春映画ってそれこそ星の数ほどあるだろうし、今ニコラス・ケイジが作る必然も感じないのかだらしょうがないわよね。だから、なぜ?なの。もうちっとすっ飛んだアートな作品なら「了解」してあげるけど、このレベルのどうしようもないドラマなんかだと「ニコラス、時間の無駄だったわね」としか言いようがないわ。
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原題:NORTH COUNTRY
邦題:スタンドアップ
時間:124分
公開:2006-01-14
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:ヘレン・バック・バートレット 、ナナ・グリーンウォルド 、ダグ・クレイボーン 、ジェフ・スコール
製作:ニック・ウェクスラー
監督:ニキ・カーロ
脚本:マイケル・サイツマン
原作:クララ・ビンガム 、ローラ・リーディー・ガンスラー
撮影: クリス・メンゲス
音楽:グスターボ・サンタオラヤ
出演:シャーリーズ・セロン 、フランシス・マクドーマンド 、ショーン・ビーン 、リチャード・ジェンキンス 、ジェレミー・レナー
邦題がいいわね。原題だとなんだか判らないけど。邦題で救われる映画かもしれない。でもお客は全然はいってなかったから寂しかったけど。セクハラ裁判にまつわる物語で「エリン・ブロコビッチ」に重なるテーマよね。テーマというよりジャンルかしら。ただ、舞台で描かれているセクハラは強烈すぎるし、あれだけひどければセクハラだけじゃなくて「通常犯罪」でも十分戦えるんじゃないかしらって思った。日常的にあんなにひどい事がアメリカにあったのにはビックリだけど、それが今や「子供は元気?」ってたずねるだけでもセクハラになるんだからアメリカの司法制度ってのは凄いわよね。いったん堰を切るとどこまでも「訴訟対象」になっていくんだもの。そのうちデパートの下着売り場も隔離されるようになるかもしれない。男性はその階に足を踏み入れただけで逮捕とか。でも、わざと誘い込むこともあるんだけど、私とかの場合。困ってる彼を見てるの面白い。たいていは復讐だけど。
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原題:GERRY
邦題:GERRY ジェリー
時間:103分
公開:2004-09-18
製作年度:2002
製作国:アメリカ
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:ダニー・ウルフ
監督:ガス・ヴァン・サント
脚本:ガス・ヴァン・サント 、マット・デイモン 、ケイシー・アフレック
原作:
撮影:ハリス・サヴィデス
音楽:アルヴォ・ペルト
出演:マット・デイモン 、ケイシー・アフレック
「エレファント」でパルムドールに輝いた監督の作品だけど、学生映画みたいね。お金がかってないし、監督が伝えたいっていう「核」みたいなのが読み取れないし。印象的なのは「エレファント」に通じる「空」の情景。よほど「空」と「雲」の表情にガス・ヴァン・サント監督はこだわってるに違いないわ。ただ「空」が作る造形になんらかの意味をもたせようっていう試みは「買う」けど「不毛」であるって絶対的に思う。少なくともこの監督の見せ方じゃね。
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原題:MEMOIRS OF A GEISHA
邦題:SAYURI
時間:146分
公開:2005-12-10
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:ブエナ・松竹
製作総指揮:ゲイリー・バーバー 、ロジャー・バーンバウム 、ボビー・コーエン 、パトリシア・ウィッチャー
製作:スティーヴン・スピルバーグ、ルーシー・フィッシャー、ダグラス・ウィック
監督:ロブ・マーシャル
脚本:ロビン・スウィコード 、ダグ・ライト
原作:アーサー・ゴールデン
撮影:ディオン・ビーブ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:チャン・ツィイー 、渡辺謙 、ミシェル・ヨー 、役所広司 、桃井かおり
すっごく「日本」に似ているけど「エキゾチック&オリエンタルな架空の国」の物語よね。って思わなければいけない映画。映画っていうのはそういうもんだろうし、LOTRだって、どこにもない「どこか」の話だし。それに近い感覚で観なきゃ。で、映画の舞台になってる「架空の国」には「ゲイシャ」という貧乏な女性が栄達の可能性を追求できる職業があって、その職業の究極の目標は「ダンナ」をゲットすることっていう事になってる。もちろん「ダンナ」をゲットするためには、ヴァージンでいて「ミズアゲ」を受けなければならないっていう条件がつく。しかも、それ以降かせいだお金は「オキヤ」という所属するプロダクションの経営をささえることに使われる。もちろん、そのプロダクション経営者は女性で、稼ぐ「ゲイシャ」を養女にして後を継がせるという人生ルートも用意されている。ああ、不思議。そんなシステムが唯一の価値観にある「架空の国」を思いついて映画にしてみようっていう感覚。どうやら、この国の公用語は英語らしいけど、まあLOTRでは、どんな種族でも英語を使ってたから、これは「世界で公開する映画の都合」なんだって割り切るしかない。わたしが所属する日本という国にそっくりなだけに、ともすれば「日本を舞台にした映画」って思ってしまうシーンもあるけど、それじゃいけない。インド人がこの映画を観る感覚で対応しなきゃいけないのよね。別にインド人じゃなくてもいいけど。
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原題:ABILENE TOWN
邦題:静かなる対決
時間:90分
公開:1952-12
製作年度:1946
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:
製作:ジュールス・レヴィ
監督:エドウィン・L・マリン
脚本:ハロルド・シューメイト
原作:アーネスト・ヘイコックス
撮影:アーチー・J・スタウト
音楽:ナット・W・フィンストン
出演:ランドルフ・スコット、アン・ドヴォラック、エドガー・ブキャナン
Gyaoへ行ったら西部劇がたくさん公開されてたのでまとめて鑑賞。で、最初にこの思いっきり地味な映画に当たってしまった。アメリカがカウボーイの時代から開拓者による街づくりの時代への転換期を社会派な視点から描いたドラマ。だから派手なガンアクションもないし、うじうじと主人公たちは「時代の転換」に順応しなきゃと悩んでいるし、守旧的なカウボーイたちは最後のあがきで暴れてみせるし、でも否定されて。っていうのを我慢してたら、気がついた。最近の日本にそっくりなのね。なんか時代が変わってるのに、順応できない守旧勢力がそれを認めようとしないっていうなんてところ。
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原題:ZATHURA
邦題:ザスーラ
時間:110分
公開:2005-12-10
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:SPE
製作総指揮:テッド・フィールド 、ルイス・デスポジート
製作:マイケル・デ・ルカ、スコット・クルーフ、ウィリアム・ティートラー
監督:ジョン・ファヴロー
脚本:デヴィッド・コープ 、ジョン・カンプス
原作:クリス・ヴァン・オールズバーグ
撮影:ギレルモ・ナヴァロ
音楽:ジョン・デブニー
出演:ジョシュ・ハッチャーソン 、ジョナ・ボボ 、ダックス・シェパード 、クリステン・スチュワート 、ティム・ロビンス
「ジュマンジ」の続編?っていうか進化形っていう宣伝。でも、よりお子様に向けたサイエンス・ファンタジー冒険映画に仕上がってる。難しくないしね。ある意味ではご都合主義映画の教科書みたいなストーリーになってるけど、それぞれの伏線とかがきちんと計算してあって(って子供でも判るレベルでね)、意外と拾い物の映画だったわ。クリスティン・スチュワートが生意気なお姉さんで、おいしい役どころ。これから人気が出るバービー女優の雰囲気を持ってたわ。ホロっとする兄弟のエピソードもアメリカンなホームドラマとしては、ファミリームービー合格っていう仕上がりになってるからお勧めね。でも全然ヒットしてないみたい。残念ね。
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原題:THE GOD OF COOKERY
邦題:食神
時間:92分
公開:1997-07
製作年度:1996
製作国:香港
配給:彩プロ
製作総指揮:
製作:ヤン・ゴッファイ
監督:チャウ・シンチー、リー・リクチ
脚本:チャウ・シンチー、ケー・シー・ツァン、ロー・マンサン
原作:
撮影:ジングル・マー
音楽:クラレンス・ホイ
出演:チャウ・シンチー、カレン・モク、ウ・マンタ、クー・タクチュン
新宿系ハードボイルド作家の馳星周がペンネームを頂戴したチャウ・シンチー。心から格闘系コメディが好きなんだなって感心する。少林サッカーもそうだけど格闘技と異質なものをミックスして展開するコメディって日本では「異質な舞台で展開される青春感動ドラマ」の典型って言える「しこふんじゃった」から「スウィングガール」に繋がる系譜と重なる部分があると思わない?ともあれ「食」を舞台に成功=挫折=努力=勝利という少年ジャンプ型カタルシスを追求するチャウ・シンチーの発想の一形態として認めるわ。映画そのものはあんまり面白くないんだけど。やりたかった事はわかるもの。
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原題:BORN TO FIGHT
邦題:七人のマッハ!!!!!!!
時間:95分
公開:2005-12-03
製作年度:2004
製作国:タイ
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:プラッチャヤー・ピンゲーオ
監督:パンナー・リットグライ
脚本:
原作:パンナー・リットグライ
撮影:
音楽:
出演:ダン・チューポン 、ゲーサリン・エータワッタクン 、ピヤポン・ピウオン 、アモーンテープ・ウェウセーン 、ラッタナポーン・ケムトーン
どこのシーンから観始めても関係ない映画ね。結局、冒頭のツカミになるアクションシーンと、村人が捕虜になって、スキをみて敵とさまざまなスポーツ技術を駆使して戦うクライマックスのアクションシーンがウリな映画だから。宣伝は正しいのね。「ドラマ性」は売る映画じゃ決してないもの。ある程度のアクションへの必然性だけ描ければ、あとはアクション監督の大活躍。命がけのスタントが続く。っていうより、お金がないから体をはるしかないっていうギリギリ感がたっぷり。アメリカ映画とかじゃ、絶対やらないわよね。あるポイントから完全CGで描いちゃうと思うもの。そういう意味では手作り感がある作品だけど、絶対観なきゃっていうタイプの映画じゃないからパスしても大丈夫よ。ってどういう意味かしら。わかりやすく言えば、「試験に出ない」から飛ばしていいわっていう感じかな。
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原題:SUDDENLY!
邦題:三人の狙撃者
時間:73分
公開:1955-01
製作年度:1954
製作国:アメリカ
配給:松竹、UA
製作総指揮:
製作:ロバート・バスラー
監督:ルイス・アレン
脚本:リチャード・セイル
原作:
撮影:
音楽:デヴィッド・ラクシン
出演:フランク・シナトラ、スターリング・ヘイドン、ジェームズ・グリースン
前年の作品「地上より永遠に」でアカデミー助演男優賞を獲得して、演技派性格俳優として売り出し始めたフランク・シナトラが「語りまくり」の映画。といっても、多分時期的には、アカデミー賞が決まる前に出演を決めてただろうから、歌うスターっていう色物俳優からの脱出を図っていた一連の作品選定の流れのなかにあるのかもしれない。このあたりは私にはわからない時代だから詳しい人に教えて欲しいな。「ゴッド・ファーザー」で監督のベッドの馬の首を入れて掴んだ作品が「地上より永遠に」とフレッド・ジンネマン監督をモデルにしてるって、なにかで読んだ事もあるしね。で、この作品はアメリカが抱える永遠のテーマ。「戦争」をなりわいにする国家が兵士だった国民に負わせる「心の傷」をテーマにしてる。第二次世界大戦の戦争未亡人や、戦場の狙撃兵あがりや、といった今でも通じる骨格があるの。ベトナム戦争や湾岸戦争がテーマになっていくし、来年にはイラク戦争がテーマの映画もできる。底流にながれるのは「戦争の心の傷」。癒えるか爆裂するかは、映画の製作者のビジネス感覚によるけど、いずれにしろ「ネタ」としてハリウッドは「戦争で商売」してることには違いないとおもうわ。反戦ビジネスってあるものね。この作品は時代からいってアイゼンハワー大統領を狙撃暗殺しようとする「殺し屋」と、狙撃場所として占拠された一軒の家と、そこにすむ家族の物語。サスペンスな展開だけど、不必要にシナトラが演じる「犯人」が戦争についてナーバスになって語りまくるのが異様。娯楽サスペンス映画としては視点がぶれちゃってるみたいね。密室劇としては平板だし、そういう意味では実は深いテーマがありそうで、真のところは「犯人役が美味しい」というだけの映画なのかもしれないわね。
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原題:七剣
邦題:セブンソード
時間:153分
公開:2005-10-01
製作年度:2005
製作国:香港、中国
配給:東映
製作総指揮:レイモンド・ウォン 、ホン・ボンチュル 、チャン・ヨン
製作:
監督:ツイ・ハーク
脚本:ツイ・ハーク 、チェン・チーシン 、チュン・ティンナム
原作:リャン・ユーシェン
撮影:
音楽:川井憲次
出演:レオン・ライ 、ドニー・イェン 、チャーリー・ヤン 、スン・ホンレイ 、ルー・イー
クライマックスの3分くらいの剣戟が凄い。こんなアクションは初めて見た。眼福、眼福。で、わたしはそのために残りの150分の苦痛を我慢しなきゃいけなかったの。これはつらい。なんら感情移入できない物語、ダラダラと「七人の侍」もどきの中国剣仙譚が続く。絶対不利な状況で一騎当千な剣士が強敵をバッタバッタと倒していってるらしいけど茫洋としていて何がなんだかわからない。っていうかディテールのストーリーにばかり凝っていくから大筋がどーでもいいっていうか大味になって「見えてこない」まま時間が経過していちゃうの。すっごい眠気を誘うとともにイライラがつのる。ということで、この映画は「映画のアクションシーンベスト」みたいな企画のときにベスト10入りさせるだけの魅力があるクライマックスの3分のために存在する「てんぷらの巨大な衣」みたいな作品なのね。
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原題:DRAGONS ARE FOREVER
邦題:サイクロンZ
時間:94分
公開:1988-04
製作年度:1988
製作国:香港
配給:東宝東和
製作総指揮:レイモンド・チョウ、レナード・ホー
製作:ジャッキー・チェン、ユン・ケイ
監督:サモ・ハン・キンポー
脚本:シートゥ・チャホン
原作:
撮影:リョウ・ジイメン
音楽:ジェームズ・ウォン
出演:ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウ
公開すればアベレージヒットしていた頃のジャッキー・チェン。今はできの悪い息子の映画にゲストアクションしたりね。思えば「80デイズ」という映画では「ジャッキー映画」ってウリをしてなかったわよね。準主役なのに。ということは、ジャッキーが興行のカリスマじゃなくなってきてるのね。で、この映画は減りつつあるジャッキーの固定ファン数が多分ピークに近いころの作品だから、こんな程度のデキでも「ジャッキー映画」として成立してヒットしたりしたんだろうなっていう感慨とともに、見たことを忘れたい映画のリストに入れてしまった。
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原題:CINDERELLA MAN
邦題:シンデレラマン
時間:144分
公開:2005-09-17
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:ブエナビスタ
製作総指揮:トッド・ハロウェル
製作:ブライアン・グレイザー、ロン・ハワード、ペニー・マーシャル
監督:ロン・ハワード
脚本:アキヴァ・ゴールズマン 、クリフ・ホリングワース
原作:クリフ・ホリングワース
撮影:サルヴァトーレ・トチノ
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ラッセル・クロウ 、レネー・ゼルウィガー 、ポール・ジアマッティ 、クレイグ・ビアーコ 、ブルース・マッギル
もう完全にハッピーエンドだろうし、ロッキータイプなカタルシスもあるだろうし、実話っていうアドバンテージもあるし、っていうことで「さあ感動しよう」って意気込んで見た。で、やっぱり泣かされちゃった。ということは、まんまとハリウッドの仕掛けにしてやられたわけだけど、まあいいや。成功者が一転、奈落に落ちた失業、生活苦、電気も止められ家庭離散。そんな中、家族と暮らしたいというだけで小さなカムバックのチャンスの前髪を掴んでっていう、超予定調和な感動を「おくめんもなく」与えてくれるから、それはそれで素直に享受しておくのがいいかも。細かいこと言わないで素直に「いい気持ち」になればいいのよ。
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原題:HASARDS OU COINCIDENCES
邦題:しあわせ
時間:120分
公開:2001-02-03
製作年度:1998
製作国:フランス、カナダ
配給:日活
製作総指揮:
製作:クロード・ルルーシュ
監督:クロード・ルルーシュ
脚本:クロード・ルルーシュ
原作:
撮影:
音楽:フランシス・レイ
出演:レッサンドラ・マルチネス、ピエール・アルディティ、マルク・オローニュ
他人を信用しない監督なのね。ルルーシュって。全部自分でやって「完了」させちゃうの。巨匠だからしょうがないのかしら、この独りよがり。とはいえ、ゴダールほどいっちゃうわけじゃなくて、コマーシャルなポイントはそれなりになるから始末に負えない。タイトルからして「偶然と必然」なんて哲学的だし、構造は恋愛、悲恋、愛の再生、っていう主題があるし、それなのにどうやっても観客として、ついていきづらいリズム感なんだもの。似た印象の映画としては「ハッカビース」かな。
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原題:THUNDERPANTS
邦題:サンダーパンツ!
時間:88分
公開:2003-10-11
製作年度:2002
製作国:イギリス
配給:GAGA
製作総指揮:アンドリュー・ハウプトマン、フランソワ・イヴェルネル、キャメロン・マクラッケン
製作:グレアム・ブロードベント、ピーター・ヒューイット、ダミアン・ジョーンズ
監督:ピーター・ヒューイット
脚本:フィル・ヒューズ
原作:
撮影:
音楽:ルパート・グレグソン=ウィリアムズ
出演:ブルース・クック、ルパート・グリント、サイモン・キャロウ
誰もそんなことは信じはしないメッセージ「どんな人にもある欠点、でもそれを武器にすれば、どんな夢だって叶うんだよ」っていう、いじめられっ子の福音みたいなタワゴトが主題のお子様映画。こういう無駄な夢を見せる啓蒙、洗脳系映画の存在っていうのもどうかと思うけど、輸入して単館系っぽい公開しちゃう日本の興行の世界もどうかと思う。完全なる児童映画だから、荒唐無稽に作られてる。でも、この映画を見るレベルの年齢の子供たちは、世の中はそんなに単純じゃないってことを骨の髄まで知ってるはずよね。大人の傲慢さがイヤらしく見える、映画としてまったくムダで最低な存在ね。
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原題:STEALTH
邦題:ステルス
時間:120分
公開:2005-10-08
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:SPE
製作総指揮:
製作:マイク・メダヴォイ、アーノルド・メッサー、ニール・H・モリッツ、ローラ・ジスキン
監督:ロブ・コーエン
脚本:W・D・リクター
原作:W・D・リクター
撮影:ディーン・セムラー
音楽:BT
出演:ジェイミー・フォックス 、ジェシカ・ビール 、ジョシュ・ルーカス 、サム・シェパード 、ジョー・モートン
空とぶ無敵の兵器に進化したHALの物語。っていうか、擬人化して複雑な感情バグで狂った機械に人間が右往左往していくって定番なのよね。というわけで、あとはどう物語を処理して大団円にもっていくか、っていうことになるんだけど、HAL=EDIとパイロットに友情が芽生え、人間を助けるために最後は犠牲になることを選択し、別れを告げて破壊されていく(しかもカミカゼな体当たり)っていう狂乱のストーリー。映像もデジタルテクニックを駆使して凄いし、軍産複合体な政府議員っぽい黒幕が暗躍したり、アフガンや北朝鮮やっていう「記号」は満載だけど、やっぱり最後は西部劇なのよね。アメリカって国は。
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原題:SHADOW MAGIC
邦題:西洋鏡 映画の夜明け
時間:115分
公開:中国・アメリカ
製作年度:2000
製作国:2003-01-18
配給:GAGA
製作総指揮:チャールズ・シュー、スティーヴ・チャン、チュウ・シュンチン、ハン・サンピン、ウルリッヒ・フェルスベルク、エイタン・ハカミ、カティア・ミラニ
製作:アン・フー
監督:アン・フー
脚本:アン・フー、ホアン・タイ、タン・ルーイ
原作:
撮影:ナンシー・シュライバー
音楽:チャン・リダ
出演:シア・ユイ、ジャレッド・ハリス、シン・ユイフェイ リン、リュイ・リーピン、リー・ユーシェン
中国の「ニューシネマパラダイス」っていう触れ込みだったかしら。確か。油断してたら、けっこう感動しちゃった。20世紀初頭の清朝末期に一旗揚げようとイギリス人が映画を北京に持ち込む。北京で高級写真館の撮影技師をしている主人公が新しいもの好きで、その映画に魅せられ、映画館を手伝うというストーリー。最新の科学技術が4000年の歴史を持つ旧世界と出会うことによって、文化と文明の衝突が起きるっていう「黎明」。すっごくロマンチックだわ。「黎明」って。そんな瞬間に立ち会いたい。というより、立ち会ってるんだろうけど、気づかないだけなのかしら。とはいえ、この「映画」みたいに、「想像を絶する新しいもの」の誕生を目撃したことはないかもしれない。なんか、成熟しすぎた世界に生まれてしまった「喪失感」や「袋小路感」を持つ自分が悲しいわ。
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原題:THE MEXICAN
邦題:ザ・メキシカン
時間:127分
公開:2001-04-21
製作年度:2001
製作国:アメリカ
配給:GAGA
製作総指揮:クリストファー・ボール 、アーロン・ライダー 、ウィリアム・タイラー 、J・H・ワイマン
製作:ジョン・バルデッチ、ローレンス・ベンダー
監督:ゴア・ヴァービンスキー
脚本:J・H・ワイマン
原作:
撮影:ダリウス・ウォルスキー
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演:ブラッド・ピット 、ジュリア・ロバーツ 、ジェームズ・ガンドルフィーニ 、デヴィッド・クラムホルツ 、ジーン・ハックマン
やっぱりコメディなのかしら。サスペンスっぽい仕立てだと思ってたら、ブラピとジュリアの痴話げんかが最高のテンションで展開するし、ゲイの殺し屋が動揺しまくるし、メキシカンっていう伝説のピストルの回想シーンはマカロニウエスタンのパロディっぽいし。なにより、ブラピが死ぬほどついてない男っていう設定で、ダメダメ君なの。とにかく不運に右往左往しながらテキトーな性格で、楽観的で、ピントはずして行動して、っていう難しい演技をきっちりこなしているのが見ものかもしれない。ゲイの殺し屋は殺さないで置いて欲しかったわ。いいキャラだったんだもの。ジュリアの切れ系の演技も面白かった。というわけで、映画はたいしたことないのに、俳優の演技は力が入ってて見る価値ありっていう不思議な作品だわ。
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原題:Star Wars: Episode III - Revenge of the Sith
邦題:スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
時間:141分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:ジョージ・ルーカス
製作:
監督:ジョージ・ルーカス
脚本:ジョージ・ルーカス
原作:
撮影:
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ユアン・マクレガー 、ナタリー・ポートマン 、ヘイデン・クリステンセン 、イアン・マクディアミッド 、サミュエル・L・ジャクソン
大団円っていうか、うまく第一作につながっていく。ただ、第一作が28年も昔の作品だから、SF的な特撮表現力じゃ「退化する未来」になっちゃってるんだろうなって思う(未見につき想像よ)。それはさておき思いっきりお金と特撮の最先端技術を駆使した、イベント系エンタテイメント娯楽超大作っていう点では大合格。夏休みは「宇宙戦争」とともに観客が殺到するのが決まりみたいね。過去2作の歴史を宗まとめにして、エピソード4へつなげていくから、辻褄を合わせるためのさまざまなシーンや伏線を全部つめこんで、それでいて、ストーリーに破綻をきたさないように計算して、っていうプロの仕事をしてる。そこに派手なCG映像がたっぷり乗っかってるから、もう十分。人間ドラマや深い心理描写なんか無くても、映画としての「ありかた」の正解のひとつよね。
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原題:SHIVERS
邦題:シーバース
時間:94分
公開:
製作年度:1975
製作国:カナダ
配給:
製作総指揮:ジョン・ダニング 、アンドレ・リンク 、アルフレッド・パリサー
製作:
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
脚本:デヴィッド・クローネンバーグ
原作:
音楽:アイヴァン・ライトマン
出演:ポール・ハンプトン 、ジョー・シルヴァー 、リン・ローリイ 、アレン・マジコフスキー 、バーバラ・スティール
クローネンバーグ監督の初期作品らしい。ゾンビものっていうくくりなんだけど、やっぱり若いのかしら。もたもたしたストーリー展開がつらい。お金が無い映画で、造形してるクリーチャー?も陳腐でチープ。こういう映画で監督の才能を見つけるのって難しい。私がプロデューサーなら自分の作品には起用しないレベルの演出力にしか見えないもの。
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原題:HITCH
邦題:最後の恋のはじめ方
時間:118分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:ウィンク・モードーント 、マイケル・タドロス
製作:
監督:アンディ・テナント
脚本:ケヴィン・ビッシュ
原作:
音楽:ジョージ・フェントン
出演:ウィル・スミス 、エヴァ・メンデス 、ケヴィン・ジェームズ 、アンバー・ヴァレッタ 、ジュリー・アン・エメリー
ウィル・スミスだっていうだけで成立してるアメリカン・ラブコメ。しかも、ブルーカラーが週末にポップコーンを頬張りながらゲラゲラ笑う用の道具。それも多分、人種のるつぼのアメリカを象徴するような労働者たち。WASPのデブな会計士の恋を助けるウィル・スミスっていうのが「溜飲が下がる」構図なんだろうなって思う。恋愛指南を受ける客たちも、ユダヤ系やイタリア系って多種多様。アメリカって「アメリカ人」っていう民族が喪失しちゃってるのかな。インディアン(先住民)たちが描かれても、その他の移民民族が多すぎて埋没してるのかな。ともあれ、そういう構造を映画自体も自覚していて、移民名簿で彼女の先祖を探し出してるシーンが象徴的に出てくるもの。
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原題:A COEUR JOIE
邦題:セシルの歓び
時間:88分
公開:
製作年度:1967
製作国:フランス
配給:
製作総指揮:
製作:
監督:セルジュ・ブールギニョン
脚本:バエ・カチャ 、バスカル・ジュルダン
原作:バエ・カチャ
音楽:ミシェル・マーニュ
出演:ブリジット・バルドー、ローラン・テルジェフ
この作品で監督生命が絶たれたらしいけど、そのほうがよかったみたいね。脚本も演出も学生の自主映画みたいな低レベル。バルドーの美しさは素晴らしいけど、それだけの映画。フランス映画らしい「人生」や「恋愛」を考えさせるような仕掛けや葛藤が全然ないしね。あ、バルドーはちょっと葛藤してるかもしれないけど、次元の低い「退屈な愛」へのレジストっていうことかしら。
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原題:Shutter
邦題:
時間:97分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:タイ
配給:
製作総指揮:
製作:
監督:Pakpoom Wongpoom
脚本:
原作:
音楽:
出演:Ananda Everingham、Natthaweeranuch Thongmee、
めあたらしい発想や怖がらせ方がないのでイマイチでした。主人公の男の子はちょっといい感じなんだけど、女の子はダメ。特に呪い役の子は、生きてる時から怖い感じで落差ゼロ。死体メークだけ。仏教国だけに、因果応報な物語だから、無作為に普通の人がまきこまれる不条理な怖さが無いから他人事なんだもの。酷いことやった犯人が幽霊に呪い殺されていくから「バチ」があたってるだけなのね。
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原題:The Interpreter
邦題:ザ・インタープリター
時間:118分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:G・マック・ブラウン 、アンソニー・ミンゲラ 、シドニー・ポラック
製作:
監督:シドニー・ポラック
脚本:チャールズ・ランドルフ 、スコット・フランク 、スティーヴン・ザイリアン
原作:
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ニコール・キッドマン 、ショーン・ペン 、キャサリン・キーナー 、イェスパー・クリステンセン 、イヴァン・アタル
ニコールがお人形じゃなくてサスペンス演技をゴリゴりしてくる映画。ショーン・ペンが眉間にしわをよせながら妻を亡くしたばかりのシークレット・サービス役でニコールを警護する。監督も巨匠。で、どうしてこんなに平板で「想定の範囲内」の映画になってしまったのか不思議。個性的なコマーシャルなパーツを組み合わせたら、既製品が出来ちゃったっていう感じ。オートクチュールでボタンダウンのシャツに紺ベストを組み合わせたモードを仕上げたみたいな感じって判ってもらえるかしら。テレビの洋画劇場で観る分には十分なんだけど、劇場のスクリーンでワクワクして観るには物足りなさすぎ。
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原題:THE BOW
邦題:未定
時間:115分
公開:未定
製作年度:2005
製作国:韓国
配給:ハピネット
製作総指揮:
製作:
監督:Kim Ki-Dok
脚本:Kim Ki-Dok
原作:
音楽:
出演:Jeon Sung-hwan,Han Yeo-run
老人と少女の船の上で暮らす、ラブストーリーっていう触れ込みで、キム・ギドクらしくないわね、って思ってたら、思いっきりキム・ギドクだったわ。もう直らないわね絶対。まあ、直ってってもどういう状態が正常かはわからないけど。設定は沖合いに係留してる住居にもなってる漁船に釣り客をはしけで連れてきて魚釣りをさせる商売をしている老人と少女。祖父と孫かという設定なんだけど、そのうち親戚関係じゃないことを見せていく。カレンダーには老人が少女と結婚するスケジュールが書かれていて、その日を待っている老人は結婚衣裳をそろえていく。そんなプラトニックな関係が淡々と描かれていくのは、ヨーロッパ映画っぽい「儚さ」があるの。でも少女に心をよせる釣り客の若者が登場して、老人と少女の関係性は破綻し始める。っていうあたりから映画そのものも破綻していく。結局少女は10年前に誘拐された子で、老人が船で「飼育」していたっていうことが明らかになっていく。新潟の事件みたいね。そこからラストの20分くらいが、もうわけわからない状態。キム・ギドクらしいっていえばらしいけど、誰にでもわかりやすい結末をつくれない監督なのよね。「サマリア」もそうだったけど。独りよがりで、なんか深遠な自分しか理解してないテーマを暗喩で描いていくからもう観客は思いっきり置いてけぼり。釣り少年が見ている中で少女と老人は結婚式をあげ、初夜をはしけの甲板で迎える。でも老人は海へ飛び込み自殺するけど、少女は老人の放った矢を股間にうけて、老人の霊魂と交わるって、ああ、書いていて嫌になるくらい変。もう絶対おかしい。それを観続ける釣り少年って誰?何の比喩?キリスト教的な分析ができるの?でも、監督は理屈をもってるんだろうなぁ。
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原題:SLEEPER
邦題:未定
時間:99分
公開:未定
製作年度:2005
製作国:オーストリア
配給:未定
製作総指揮:
製作:
監督:Benjamin Heisenberg
脚本:
原作:
音楽:
出演:Bastian Trost,Loretta Pflaum,Medi Nebbou,Gundi Ellert,Wolfgang Pregler
カメラドール作品だから新人よね。しかもオーストリアだもの。期待しないで観たけど、やっぱり判らなかった。どうやら薬学部の研究室に外国のスパイがいるらしいから、その証拠をつかめと送り込まれたスパイ&研究者が、研究をするうちに一人の女の子を互いに好きになりながら「冒険者」みたいな友情が生まれてきて、っていう話。ドイツ語にフランス語の字幕、スクリーン下に英語字幕って最悪の環境の映画だから画面もじっくり見てられないので本当に困ったわ。結局、なぜか同僚は逮捕され、主人公は介護していた祖母が死に、って何を言いたいのかまったく掴めないクライマックス。こういうのは娯楽っていえないかもしれない。日本ではね。
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原題:SIN CITY
邦題:未定
時間:125分
公開:未定
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:未定
製作総指揮:
製作:
監督:Robert,Rodriguez,Frank Miller,GUEST=TARANTINO
脚本:
原作:
音楽:
出演:Bruce Willis,Mickey Rourke,Benicio Del Toro,Jessica Alba,Clive Owen,Rosario Dawson,Brittany Murphy
クレージーな映画。ほんと狂乱のコミック映画。モノクロで陰影コントラストを強くした画面に、たとえば深紅のサテンドレスだけ色づけてある、みたいな。俳優たちもメークが凄すぎて、これはいったい誰?状態。フランク・ミラーの暗黒系ヴァイオレンスコミックを映画にしちゃうっていうところから観客設定が無理になってると思う。いったい誰に見せたいのかしら。でも、凄かった。コミックでしか表現できないものを実写で表現しちゃうんだからハリウッドの底力ね。パトカーは走るときは宙に浮くんだもの。残光描写は徹底してるし、出てくる女性は全員娼婦で武器の達人。もうわけわかんない。で、コミックをコミックの表現で実写にしちゃおうっていう試みは「キューティハニー」が思想的に一番近いけど、演出力・構想力・技術力全部でメジャーリーグと原っぱの三角ベースくらいの格差があるの。って例が死語っぽいわね。ストーリーもよく判らないし、多分3つか4つのエピソードがブルース・ウィリスを縦軸に描かれてるんだけど、この映画は物語を見る作品じゃなくて、映像の徹底さを観る作品ね。そういう意味では「スカイキャプテン」に通じるものがあるけど、「SIN CITY」の大勝。残酷すぎて女の子にはつらいかもしれないから日本でも観客がかなりセグメントされそう。ということはコケるかもね。必見なんだけど。
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原題:A HISTORY OF VIOLENCE 2005-05-16
邦題:未定
時間:96分
公開:未定
製作年度:2005
製作国:
配給:未定
製作総指揮:
製作:
監督:DAVID CRONENBERG
脚本:JOSH OLSON
原作:
音楽:
出演:Viggo Mortensen,Maria Bello,William Hurt,Ashon Holmes,Ed Harris
前評判は高かったけど、はずす映画かもって心配した。クローネンバーグって不調なイメージあるんだもの。いい意味で裏切られた。ちょっとばかりコーエン兄弟テイストなブラックな笑いっぽいクライマックス。過去を隠した異常に強い父親のホームドラマ。ある事件で家族に軋みが出ててきて、それを修復するのに、殺人マシンのように冷酷に殺しまくるっていうのが凄い。隠してた過去っていうのも、リアリティに欠けまくりなんだけど、強引な「これが必要なんだ」っていう監督の「要求」を観客にまで飲むことを嫌と言わせないから、もう好きにしてっていう感じ。平凡なホームドラマの父親の平凡であり続けるための非凡な殺戮が「暗喩」であれば、いかようにも解釈して現実のマクロ分析を仕立て上げることができる「問題意識」がたっぷりな映画なのかもしれない。
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原題:Hollywood Ending
邦題:さよなら、さよならハリウッド
時間:113分
公開:2005
製作年度:2002
製作国:アメリカ
配給:日活
製作総指揮:スティーヴン・テネンバウム
製作:
監督:ウディ・アレン
脚本:ウディ・アレン
原作:
音楽:
出演:ウディ・アレン 、ティア・レオーニ 、トリート・ウィリアムズ 、ジョージ・ハミルトン 、デブラ・メッシング
本当にウディ・アレンってハリウッドが嫌いなのねっていうのがあからさまな映画。だって、翻弄される巨匠なんだもの。ヒット作を創れなくなったアカデミー賞監督が、ビッグチャンスを貰っても右往左往するだけで大駄作にしちゃうっていうブラックなお話。ピーター・ボグダノビッチとコマーシャルの監督の仕事を取り合ったりするの。なんか、商業主義&採算論理のハリウッド産業へ「おまえら馬鹿か!」ってツバを吐いて背を向けてフランスへ行ってしまう。これも皮肉。ハリウッドになりたがっている現在のフランス映画界(ベッソン・コングロマリット)の実態を知ってるのかしら。バカみたいな大団円・ハッピーエンドなんだけど、この結末が「Hollywood Ending」っていうタイトルにしたわけじゃないって思うわ。もっともっとシニカルな「ハリウッド、お前はすでに死んでいる」ってケンシロウな意味なんだろうな。ある意味でないものねだりっぽいコンプレックス満点なニューヨーク系アメリカ映画って、物悲しい。逆にウディ・アレンがそこにアイデンティティを置いてるんだけどね。
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原題:Jungle Juice
邦題:ジャングル・ジュース
時間:99分
公開:2005
製作年度:2001
製作国:韓国
配給:SPO
製作総指揮:
製作:
監督:チョ・ミノ
脚本:チョ・ミノ
原作:
音楽:キム・ジュウォン
出演:チャン・ヒョク、イ・ボムス、ソン・チャンミン 、チョン・ヘジン 、キム・ヨンソン
韓流シネマフェアで公開された映画がもうDVDになったの。で、この作品。見事にチャン・ヒョクだけが売りの映画。他にはなんにもない。脚本も演出も破綻しきって、チープで不毛な場当たり的な青春&ヤクザ映画風。テレビドラマにもなり得ないその程度の低さでも韓国じゃヒットしたって謳ってる。本当か?世界の映画を席巻するっていう韓流ブームだけど、実はの底の浅さが致命的。調子のっているのもいい加減にして欲しいって叫ばなければいけない時期はとっくにやってきてるって思う。このバブル、いつ弾けるんだろう。日本でチープなサブカル系文化人が初監督するブームと同じだから、同時に糾弾しておこう。あなたたち、まだ映画つくるの無理。って。
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原題:edward SCISSORHANDS
邦題:シザーハンズ
時
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