2026-099M 「ザ・コラール 希望を紡ぐ歌」☆☆☆★

Schoral原題:The Choral
邦題:ザ・コラール 希望を紡ぐ歌
時間:113分
公開:2026-05-15
製作年度:2025
製作国:イギリス・アメリカ
配給:ロングライド
製作総指揮:エバ・イェーツ キャロライン・クーパー・チャールズ ポール・グラインディ チャールズ・ムーア フィル・ハント コンプトン・ロス
製作:ケビン・ローダー ニコラス・ハイトナー ダミアン・ジョーンズ
監督:ニコラス・ハイトナー
脚本:アラン・ベネット
原作:
撮影:マイク・エリー
音楽:
出演:レイフ・ファインズ、ロジャー・アラム、マーク・アディ、アラン・アームストロング、ロバート・エムズ、サイモン・ラッセル・ビール

「教皇選挙」のレイフ・ファインズ主演で、戦争により存続危機にある合唱団が前代未聞の試みによって新たな希望を見いだしていくさまを描いたヒューマンドラマ。

第1次世界大戦下のイギリス北部ヨークシャー。徴兵で多くの団員を失い、存続の危機にあった合唱団が、若者や町の人々を迎え入れ、再び歩み出そうとしていた。そんな合唱団の指揮者に、敵国ドイツで活動していた医師ヘンリー・ガスリーが選ばれる。偏見と不信を背負いながら、彼は退役軍人、売春婦、敬虔なボランティア、徴兵を控えた少年たちなどの寄せ集めの団員たちと向き合い、失われたつながりや希望を取り戻していく。やがて彼らは、前代未聞の挑戦に乗り出す。しかし再び徴兵通知が届き始め、ようやく芽生えた平穏は、戦争の影にのみ込まれていく。

合唱団の指揮者を務めることになる医師ヘンリー・ガスリーをレイフ・ファインズが演じ、厳格だが偏屈な男の複雑な内面を体現。ロジャー・アラム、マーク・アディらイギリスの実力派キャストが共演。監督は「英国万歳!」のニコラス・ハイトナー。

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2026-092M 「カミング・ホーム」☆☆☆★

Scominghome原題:Jules
邦題:カミング・ホーム
時間:87分
公開:2026-03-20
製作年度:2023
製作国:アメリカ
配給:ナカチカピクチャーズ
製作総指揮:デビッド・バウシュ
製作:デビー・リーブリング アンディ・デイリー マイケル・B・クラーク アレックス・タートルトーブ マーク・タートルトーブ
監督:マーク・タートルトーブ
脚本:ギャビン・ステックラー
原作:
撮影:クリストファー・ノア
音楽:フォルカー・ベルテルマン
出演:ベン・キングズレー(ミルトン)、ゾーイ・ウィンターズ(デニス)、ハリエット・サンソム・ハリス(サンディ)、ジェーン・カーティン(ジョイス)、アンナ・ジョージ

名優ベン・キングズレーが主演を務め、孤独な老人が隣人たちとともに奇想天外な騒動に巻き込まれるなかで人生の喜びを取り戻していく姿をユーモラスにつづったヒューマンドラマ。

ペンシルベニア州西部の小さな町に住む79歳の男性ミルトンは、娘デニスに認知症の初期症状を心配されながらも、ひとり暮らしを続けていた。ある夜、空から現れた正体不明の飛行物体がミルトンの家の庭に墜落し、平穏だった彼の日常は大きく揺らぎはじめる。周囲に訴えても相手にされず、ミルトンはともに飛行物体を目撃した同年代の隣人サンディーとジョイスと秘密を共有することになる。それぞれ孤独を抱えていた3人は忘れかけていた人生の喜びを取り戻し、これからの人生と向き合っていく。

「ボディビルダー」のハリエット・サンソム・ハリスがサンディー、「コーンヘッズ」のジェーン・カーティンがジョイス、ドラマ「メディア王 華麗なる一族」シリーズのゾーイ・ウィンターズがミルトンの娘デニスを演じた。監督は「リトル・ミス・サンシャイン」「ラビング 愛という名前のふたり」などのプロデューサーとして知られるマーク・タートルトーブ。

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2026-091M 「決断するとき」☆☆☆★

Sketsudansurutoki原題:Small Things Like These
邦題:決断するとき
時間:96分
公開:2026-03-20
製作年度:2024
製作国:アイルランド・ベルギー
配給:アンプラグド
製作総指揮:ベン・アフレック ケビン・ハローラン マイケル・ジョー
製作:アラン・モロニー キリアン・マーフィ キャサリン・マギー マット・デイモン ドリュー・ビントン
監督:ティム・ミーランツ
脚本:エンダ・ウォルシュ
原作:クレア・キーガン
撮影:フランク・バン・デン・エーデン
音楽:センヤン・ヤンセン
出演:キリアン・マーフィ(ビル・ファーロング)、エミリー・ワトソン(シスター・メアリー)、アイリーン・ウォルシュ(アイリーン・ファーロング)、サラ・デヴリン(サラ・レッドモンド)、ミシェル・フェアリー(ウィルソン)、クレア・ダン(シスター・カーメル)、ヘレン・ビーハン(ケホー)

「オッペンハイマー」のキリアン・マーフィが主演を務め、アイルランドの小説家クレア・キーガンによるベストセラー小説「ほんのささやかなこと」を映画化。アイルランドに実在した「マグダレン洗濯所」の人権問題を背景に、社会が長く黙認してきた現実を知ってしまった者の葛藤と決断を描く。

1985年、アイルランドの小さな町。家族と慎ましく暮らす石炭商人のビル・ファーロングは、クリスマス前のある日、石炭を届けに訪れた地元の修道院で、そこに身を置く少女から「ここから出してほしい」と懇願される。若い女性たちが行き場もなく苦しんでいる現実を突きつけられた彼は、見て見ぬふりをすることが賢明だと理解しながらも良心の責めに悩み、ある決断を下す。

「奇跡の海」のエミリー・ワトソンが修道院の院長シスター・メアリーを演じ、2024年・第74回ベルリン国際映画祭で最優秀助演俳優賞(銀熊賞)を受賞。「マグダレンの祈り」のアイリーン・ウォルシュがビルの妻アイリーンを演じた。原作小説にほれ込んだマーフィが自ら映画化を希望し、初めて製作を担当。マーフィ主演のテレビドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」のティム・ミーランツが監督を務め、製作にマット・デイモン、製作総指揮にベン・アフレックが名を連ねた。

 

 

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2026-060M 「クライム101」☆☆☆★

Scrim101原題:Crime 101
邦題:クライム101
時間:140分
公開:2026-02-13
製作年度:2026
製作国:アメリカ・イギリス
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:バーゲン・スワンソン サラ=ジェーン・ライト アメリア・グレンジャー ジョエリー・フェザー ピーター・ストローハン
製作:ティム・ビーバン エリック・フェルナー デリン・シュレシンジャー ディミトリ・ドガニス バート・レイトン シェーン・サレルノ クリス・ヘムズワース ベンジャミン・グレイソン
監督:バート・レイトン
脚本:バート・レイトン
原作:ドン・ウィンズロウ
撮影:エリック・アレクサンダー・ウィルソン
音楽:ブランク・マス
出演:クリス・ヘムズワース(デーヴィス)、マーク・ラファロ(ルー刑事)、バリー・コーガン(オーモン)、モニカ・バルバロ(マヤ)、コーリー・ホーキンズ、ジェニファー・ジェイソン・リー、ニック・ノルティ、ハル・ベリー(シャロン)

現代アメリカを代表する犯罪小説の巨匠ドン・ウィンズロウの原作を、主演のクリス・ヘムズワースをはじめとする豪華キャストの共演で映画化したクライムアクションスリラー。

高級なスーツと時計を身に着け、悪者だけをターゲットにし、痕跡は一切残さない。そして、必ずアメリカ西海岸線を走るハイウェー101号線に出没するという独自のルールのもと、白昼堂々、狙ったものを確実に奪う犯罪者デーヴィス。4年間にわたり一切のミスもなく完璧な犯行を繰り返してきた彼は、人生最大の大金を得るため、高額商品を扱う保険会社に勤めるシャロンに接触し、共謀を持ち掛ける。しかし、その選択が思わぬ綻びを生む。1100万ドルの宝石をターゲットにしたシャロンとの裏取引は成功したかに思えたが、犯罪組織や警察、そしてデーヴィス捜査網を敷くルー刑事らの思惑が絡み合い、彼の犯罪計画とルールは次第に崩れていく。

デーヴィス役を演じるヘムズワースのほか、彼を追う刑事ルー役のマーク・ラファロ、共謀者となるシャロン役のハル・ベリー、犯罪組織の男オーマン役のバリー・コーガンら豪華実力派キャストが顔をそろえる。監督・脚本は、「アメリカン・アニマルズ」のバート・レイトン。

 

 

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2026-058M 「ゴダールのリア王」☆☆★★

Skinglear原題:King Lear
邦題:ゴダールのリア王
時間:90分
公開:1998-08-10
製作年度:1987
製作国:アメリカ
配給:コムストック
製作総指揮:
製作:ヨーラン・グローバス メナハム・ゴーラン
監督:ジャン=リュック・ゴダール
脚本:ジャン=リュック・ゴダール ノーマン・メイラー
原作:ウィリアム・シェークスピア
撮影:ソフィー・マンティニュー カロリーヌ・シャンペティエ
音楽:
出演:ピーター・セラーズ、バージェス・メレディス、モリー・リングウォルド、ジャン=リュック・ゴダール、ウッディ・アレン、レオス・カラックス、ジュリー・デルビー、ノーマン・メイラー

「ゴダールの決別」などの映画の革命児ジャン=リュック・ゴダールが文豪シェイクスピア『リア王』を自在に解釈した一作。以前にビデオ化はされていたが劇場公開は今回が初めて。監督・脚本・編集・出演はゴダール。製作はキヤノン・フィルムを率いたメナハム・ゴーランとヨラン・グローバス。撮影は「緑の光線」のソフィー・マンティニューと、一部「右側に気をつけろ」のカロリーヌ・シャンプティエが担当。録音は「パッション」以降ゴダールと組むフランソワ・ミュジー。出演はオペラ演出家のピーター・セラーズ、「ロッキー」シリーズのバージェス・メレディス、「プリティ・イン・ピンク」のモリー・リングウォルド、「恋人までの距離」のジュリー・デルピー、映画監督のウディ・アレンとレオス・カラックス、作家のノーマン・メイラーほか。
ゴダールはキャノン・フィルムのゴランから映画の製作を依頼される。脚本担当は作家のノーマン・メイラー(本人)だが、彼は映画を降りた。こうしてゴダールによる「リア王」の物語が始まる。ニヨン。ホテルで食事をとるウィリアム・シェークスピア5世(ピーター・セラーズ)。彼の後方で、マフィアのボスであるドン・レアーロ(バージェス・メレディス)とその娘コーディリア(モリー・リングウォルド)がいる。老いたドン・レアーロはコーディリアら3人の娘に財産を3等分にして分けたという。彼らの話を聞き入ったウィリアムは、祖先の作った物語を作り直すことを思いつく。そもそも彼は、数十年に渡って物語を作り直す「魔術」の研究をしているブラギー教授(ジャン=リック・ゴダール)に会うため当地に来たのだ。ウィリアムは人真似をする精霊たちにからかわれながら、ブラギー教授の助手エドガー(レオス・カラックス)に出会う。その頃、ドン・レアーロはコーディリアの愛を疑っていた。ブラギー教授は光を投影することを発見する。そう、「映画」の発見だ。エドガーと彼の恋人ヴァージニア(ジュリー・デルピー)は教授の手伝いをする。教授は「映画」のデモンストレーションを行う。復活祭、ブラギー教授は映画のフィルムを一缶残して死ぬ。ウィリアムはそのフィルムをミスター・エイリアン(ウディ・アレン)のいる編集室に届ける。ミスター・エイリアンは針と糸で編集を始める。コーディリアは死んだ。ウィリアムはコーディリアの愛馬の白馬が駆け抜ける映像を見る。

高田馬場の早稲田松竹という名画座。モーニングショーで奇跡の一本。ゴダールがピーター・セラーズ、バージェス・メレディス、モリー・リングウォルド、ジャン=リュック・ゴダール、ウッディ・アレン、レオス・カラックス、ジュリー・デルビー、ノーマン・メイラーら、スターや映画監督を並べてのシェイクスピア作品を映画化。もう、それだけで碌でもない胡散臭さ満点なのだが、こんなのを劇場スクリーンで観られるシネフィルの至福は、誰か理解してくれ。とにかく劇場では初公開らしい。

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2026-044M 「カリギュラ 究極版」☆☆☆

Skarigra2026原題:Caligula: The Ultimate Cut
邦題:カリギュラ 究極版
時間:178分
公開:2026-01-23
製作年度:2023(1979)
製作国:アメリカ・イタリア
配給:シンカ
製作総指揮:ジャック・シルバーマン
製作:フランコ・ロッセリーニ ボブ・グッチョーネ トーマス・ネゴバン
監督:ティント・ブラス
脚本:ゴア・ビダル
原作:
撮影:ティント・ブラス シルバーノ・イッポリティ
音楽:トロイ・スターリング・ニース
出演:マルコム・マクダウェル、ヘレン・ミレン、ピーター・オトゥール、ジョン・ギールグッド、テレサ・アン・サヴォイ

史上最も退廃的といわれるローマ皇帝カリギュラを描いた歴史大作「カリギュラ」を再編集した「究極版」。

紀元1世紀、ローマ帝国の皇室は第2代皇帝ティベリウスの下で堕落しきっていた。初代皇帝の曾孫カリギュラは、祖父ティベリウスの異常な性癖に辟易としながら、虎視眈々と玉座を狙っていた。やがてティベリウスが病床に臥せると、カリギュラは暗殺を企て第3代皇帝の座に就く。世継ぎのためカエソニアという女性を妻に迎え、本格的な統治を開始した彼は民衆から絶大な人気を集めるが、次第に内なる欲望を抑えきれなくなっていく。

「時計じかけのオレンジ」のマルコム・マクダウェルが皇帝カリギュラ、「クィーン」のヘレン・ミレンが皇妃カエソニア、「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥールが前皇帝ティベリウスを演じた。ペントハウス誌の創設者ボブ・グッチョーネが巨額を投じて製作し、官能映画の巨匠ティント・ブラスが監督、「パリは燃えているか」のゴア・ビダルが脚本を担当。倫理観を揺るがす衝撃的なシーンを散りばめつつ、暴君カリギュラの狂気を独特の世界観で描いた。製作中に訴訟騒動や監督の解雇などさまざまなトラブルに見舞われたが、1979年に公開されると大ヒットを記録。2023年には、90時間以上の素材を再編集した本作「究極版」が製作された。

45年ほど前オリジナル版?を観たが、あまりに退屈で、何度も意識を失いかけた思い出がある。それはまあ、悪趣味な刺激的なシーンを羅列してあったのだが、物語としての吸引力が皆無だったからに違いない。で、今作の『究極版』という謳い文句。そこまで言うなら、宣伝に乗ってやろうじゃないかという決断を、やっと下した。本日は3時間映画を2本ハシゴという暴挙に出る。劇中弁当にアンパンも買いこんだしね。

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2025-024M 「グッドワン」☆☆☆★★

Sgoodone原題:Good One
邦題:グッドワン
時間:89分
公開:2026-01-16
製作年度:2024
製作国:アメリカ
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
製作総指揮:サラ・ウィンシャル ロジャー・ドナルドソン ニール・シャンパーニュ ベロニカ・ディアフェリア サラ・エオリン ジャック・ブラック レテ・ブラック ジェームズ・レグロス
製作:ダイアナ・アービン グラハム・メイソン ウィルソン・キャメロン インディア・ドナルドソン
監督:インディア・ドナルドソン
脚本:インディア・ドナルドソン
原作:
撮影:ウィルソン・キャメロン
音楽:セリア・ホランダー
出演:リリー・コリアス(サム)、ジェームズ・レグロス(クリス)、ダニー・マッカーシー(マット)

父とその友人と3日間のキャンプに出かけた少女が、大人の不完全さに気づく瞬間をとらえ、大人になることの喪失感と希望を描いたドラマ。

17歳の少女サムは父クリスと彼の旧友マットとともに、ニューヨーク州キャッツキル山地へ2泊3日のキャンプに出かける。旅の間、クリスとマットは長年のわだかまりをぶつけあいながらも、ゆるやかにじゃれあう。サムはそんな彼らの小競りあいに呆れながらも聞き役と世話役を引き受け、静かに空気を読み続ける。しかし男たちの行動によりサムの大人への信頼が裏切られ、サムとクリスの親子の絆は揺らいでしまう。

映画初主演のリリー・コリアスが主人公サムを繊細に演じ、「ドラッグストア・カウボーイ」のジェームズ・レグロスが父クリス役、テレビドラマ「プリズン・ブレイク」のダニー・マッカーシーが父の友人マット役を務めた。ロジャー・ドナルドソン監督の娘としても知られるインディア・ドナルドソンが長編初監督を務め、2024年・第96回ナショナル・ボード・オブ・レビューで新人監督賞を受賞、カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)にノミネートされるなど高く評価された。ロサンゼルスのマルチメディアアーティスト、セリア・ホランダーが音楽を担当。

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2026-023M 「96分」☆☆☆★

S96fun原題:96分鐘 96 Minutes
邦題:96分
時間:120分
公開:2026-03-13
製作年度:2025
製作国:台湾
配給:ハーク
製作総指揮:
製作:ジェフ・ツォウ
監督:ホン・ズーシュアン
脚本:ホン・ズーシュアン イボンヌ・チェン ヤン・ワンジュ
原作:
撮影:
音楽:
出演:リン・ボーホン、ビビアン・ソン、ワン・ポーチエ、リー・リーレン、イレブン・ヤオ、ケント・ツァイ、フレデリック・リー、ン・キピン

走行中の新幹線に仕掛けられた爆弾を止めるべく奔走する爆弾処理専門家の戦いを描き、2025年台湾映画の興行収入1位を記録したノンストップアクション。

台北から高雄へ向けて発車した台湾高速鉄道の新幹線車内。妻とともに乗車していた爆弾処理専門家カンレンのもとに、元上司から「列車内に爆弾が仕掛けられている」との衝撃的な報せが届く。しかもその爆弾は、列車を停めると爆発するという。高雄に到着するまでの96分の間に爆弾を見つけ出し、爆発を阻止するべく奮闘するカンレンだったが……。

「僕と幽霊が家族になった件」「ナイト・オブ・シャドー 魔法拳」のリン・ボーホンが主人公カンレンを演じ、「私の少女時代 Our Times」のビビアン・ソンが妻役で共演。2018年の長編デビュー作「狂徒」で注目を集めたホン・ズーシュアン監督が、脚本の構想から完成までに9年をかけて制作。台湾初となる高速鉄道車両用スタジオの建設や、ハリウッドのバーチャルアート技術を導入するなど、リアリティを追求して描き出した。

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2026-019M 「喝采」☆☆☆★

Skassai原題:The Great Lillian Hall
邦題:喝采
時間:110分
公開:2026-01-09
製作年度:2024
製作国:アメリカ
配給:彩プロ
製作総指揮:トム・カペロ マイケル・クリストファー アレックス・プラティス ジェシカ・ラング キャシー・ベイツ
製作:スコット・シグペン マリー・ハリデイ ブルース・コーエン スティーブン・ロジャース
監督:マイケル・クリストファー
脚本:エリザベス・セルデス・アナコーン
原作:
撮影:サイモン・デニス
音楽:マック・クエイル
出演:ジェシカ・ラング(リリアン・ホール)、キャシー・ベイツ(イーディス)、リリー・レーブ(マーガレット)、ジェシー・ウィリアムズ(デヴィッド)、シンディ・ホーガン(ジェーン)、マイケル・ローズ(カールソン)、クレイトン・ランディ(アルヴィン)、ピアース・ブロスナン(タイ)

ブロードウェイの伝説的な女優マリアン・セルデスをモデルに、キャリア終焉の危機に直面した大女優が最後の舞台に挑む姿を描いたドラマ。

ブロードウェイの第一線で活躍してきた大女優リリアン・ホールは、チェーホフの戯曲「桜の園」の公演を間近に控えていたが、稽古中に突然言葉を失うアクシデントに見舞われ、医師から認知症だと告げられてしまう。それは彼女にとって引退勧告にも等しい、あまりにも残酷な現実だった。人生のすべてを舞台に捧げてきたリリアンは、病気の事実を自らの胸の奥に押しとどめたまま「桜の園」をやり遂げることを決意する。病状は悪化の一途をたどり、現実と妄想の境界さえも曖昧になっていくなか、最期になるであろう舞台のためにすべてをかけるリリアンだったが……。

「トッツィー」などの名優ジェシカ・ラングが主人公リリアンを熱演し、リリアンを支え続けるアシスタントのイーディスを「ミザリー」のキャシー・ベイツ、隣人で元芸術家のタイを「007」シリーズのピアース・ブロスナン、リリアンの娘マーガレットをテレビドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズのリリー・レーブがそれぞれ演じた。監督は「ナイト・ウォッチャー」「ポワゾン」のマイケル・クリストファー。

認知症になったベテランスター舞台女優のお話。チェーホフの『桜の園』の主演となったベテラン女優が、リハーサルで台詞をとばし、認知症が発見される。彼女は、ブロードウェイの伝説的名女優のプライドで役にしがみつくが、症状は悪化していく。アメリカ映画らしく、大団円に結末するので安心して観られるシニア向けドラマである。

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2026-017M 「コート・スティーリング」☆☆☆★★

Scaught-stealing原題:Caught Stealing
邦題:コート・スティーリング
時間:107分
公開:2026-01-09
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:アン・ロアク チャーリー・ヒューストン タラク・ベン・アマール モハナド・マラス
製作:ジェレミー・ドーソン ディラン・ゴールデン アリ・ハンデル ダーレン・アロノフスキー
監督:ダーレン・アロノフスキー
脚本:チャーリー・ヒューストン
原作:チャーリー・ヒューストン
撮影:マシュー・リバティーク
音楽:ロブ・シモンセン
出演:オースティン・バトラー(ハンク)、レジーナ・キング(ローマン刑事)、ゾーイ・クラヴィッツ(イヴォンヌ)、マット・スミス(ラス)、リーヴ・シュレイバー(リーパ)、ヴィンセント・ドノフリオ(シュムリー)、ベニート・マルティネス・オカシオ(コロラド)

「ブラック・スワン」「ザ・ホエール」の鬼才ダーレン・アロノフスキーが、「エルヴィス」のオースティン・バトラーを主演に迎え、90年代ニューヨークを舞台に描くクライムアクション。

1998年、ニューヨーク。かつてメジャーリーグのドラフト候補になるほど野球で将来を嘱望されたハンクだが、運命のいたずらによって夢は潰え、今はバーテンダーとして働きながら恋人のイヴォンヌと穏やかな日々を送っていた。そんなある日、変わり者の隣人ラスから突然ネコの世話を頼まれる。親切心から引き受けたのもつかの間、街中のマフィアたちが次々と彼の家に殴り込んでくる。ハンクは、自分が裏社会の大金絡みの事件に巻き込まれたことを知るが、時すでに遅かった。警察に助けを求めながら逃げ回る日々を送る中で、ついにある悲劇が起こる。ついに堪忍袋の緒が切れたハンクは、自分を巻き込んだ隣人やマフィアたちへのリベンジを誓う。

「エルヴィス」でアカデミー主演男優賞にノミネートされたオースティン・バトラーが主人公ハンクを演じる。そのほか、ハンクを手助けする刑事役にレジーナ・キング、恋人イヴォンヌ役にゾーイ・クラビッツ、災いの発端となった隣人ラス役をマット・スミスが演じるなど、豪華キャストが集結した。タイトルの「コート・スティーリング(Caught Stealing)」は「盗塁失敗」を意味する野球用語で、広義では「チャンスをつかもうとして失敗すること」を指す。

 

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