2026-076M 「嵐が丘 2026」☆☆☆★

Sarashigaoka2026原題:Wuthering Heights
邦題:嵐が丘
時間:137分
公開:2026-02-27
製作年度:2026
製作国:アメリカ
配給:東和ピクチャーズ、東宝
製作総指揮:トム・アカーリー サラ・デズモンド
製作:エメラルド・フェネル ジョージー・マクナマラ マーゴット・ロビー
監督:エメラルド・フェネル
脚本:エメラルド・フェネル
原作:エミリー・ブロンテ
撮影:リヌス・サンドグレン
音楽:アンソニー・ウィリス
出演:マーゴット・ロビー(キャサリン)、ジェイコブ・エロルディ(ヒースクリフ)、ホン・チャウ、シャザト・ラティフ、アリソン・オリバー、マーティン・クルーンズ

「バービー」のマーゴット・ロビーが主演・プロデューサーを務め、これまで何度も映像化・舞台化されてきたエミリー・ブロンテの名作小説「嵐が丘」を映画化したラブミステリー。

イギリス北部ヨークシャーの荒涼とした高台「嵐が丘」にたたずむアーンショウ家の屋敷。美しい令嬢キャサリンは、屋敷に引き取られた孤児ヒースクリフと幼い頃から心を通い合わせていた。やがて大人になったふたりは強くひかれ、愛し合うようになるが、身分の違いや時代の渦に翻弄され、予期せぬ運命をたどる。永遠を誓った愛は狂気の復讐へと変貌を遂げ、多くの悲劇を巻き起こしていく。

マーゴット・ロビーがキャサリン役、「フランケンシュタイン」のジェイコブ・エロルディがヒースクリフ役を務め、「ザ・ホエール」のホン・チャウ、「きっと、それは愛じゃない」のシャザト・ラティフが共演。「プロミシング・ヤング・ウーマン」のエメラルド・フェネルが監督・脚本を手がけ、世界的ポップアイコンとして知られるイギリスのシンガーソングライター、チャーリー・XCXが主題歌を担当。

全米興収トップでスタートだそうだ。幾度となく映画化された古典のメロドラマが、まだ通用するのだな。マーゴット・ロビーがキャシー役なのだが、キャラクターのイメージより骨太な体格な感じ。ともあれ、スレ違いで別れた元カレが、立派になって帰還して、焼けぼっくいが再炎上。王道モチーフだけは、日本のトレンディドラマやらなんやらで、繰り返しインスパイアされる、ブロンテの名作。さまざまな監督が、ウィリアム・ワイラーを凌ごうと工夫を凝らす。本作は、五月蝿すぎる劇伴メロウ音楽と、ヒロインの衣装たちに、命をかけたか。まあ、興収トップスタートなら報われたね。

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2026-061M 「ウィキッド 永遠の約束」☆☆☆

Swicked2原題:Wicked: For Good
邦題:ウィキッド 永遠の約束
時間:137分
公開:2026-03-06
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
製作総指揮:スティーブン・シュワルツ デビッド・ニックセイ ジャレッド・ルボフ ウィニー・ホルツマン デイナ・フォックス
製作:マーク・プラット デビッド・ストーン
監督:ジョン・M・チュウ
脚本:ウィニー・ホルツマン デイナ・フォックス
原作:グレゴリー・マグワイア
撮影:
音楽:ジョン・パウエル スティーブン・シュワルツ
出演:シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ジョナサン・ベイリー、イーサン・スレイター、ボーウェン・ヤン、マリッサ・ボーディ、ミシェル・ヨー、ジェフ・ゴールドブラム

「オズの魔法使い」に登場する魔女たちの物語を描いた大ヒットブロードウェイミュージカル「ウィキッド」を実写映画化した2部作の後編。

オズの国に隠された真実を知り、それぞれの道を歩むことになったエルファバとグリンダ。「悪い魔女」として悪名を着せられ民衆の敵となったエルファバは、言葉を奪われた動物たちの自由のために戦い続けていた。一方「善い魔女」となったグリンダは、希望の象徴として名声と人気を手にするも、その心にはエルファバとの決別が深い影となって落ちていた。和解の言葉も届かず、2人の溝が深まっていく中、オズの国に突如現れた“カンザスから来た少女”によって運命は大きく動き出し、2人はかつてのかけがえのない友と向き合うことになる。

第97回アカデミー賞では作品賞を含む10部門にノミネートされ、衣装デザイン賞と美術賞を受賞するなど大きな成功を収めた前編「ウィキッド ふたりの魔女」に続き、本作でもジョン・M・チュウ監督がメガホンをとった。また、エルファバ役のシンシア・エリボ、グリンダ役のアリアナ・ グランデら豪華キャスト陣も引き続き出演する。

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2026-040M 「ARCO アルコ」☆☆☆

Sarco_ver3原題:Arco
邦題:ARCO アルコ
時間:88分
公開:2026-04-24
製作年度:2025
製作国:フランス
配給:AMGエンタテインメント、ハーク
製作総指揮:ナタリー・ポートマン
製作:フェリックス・ド・ジブリ ソフィー・マス ナタリー・ポートマン
監督:ウーゴ・ビアンブニュ
脚本:ウーゴ・ビアンブニュ フェリックス・ド・ジブリ
原作:
撮影:
音楽:アルノー・トゥロン
出演:

気候変動により荒廃した2075年の世界。10歳の少女イリスは、不思議な虹色の物体が空から落ちてくるのを目撃する。それは、虹色の飛行スーツでタイムトラベルが可能になった未来から不時着した少年アルコだった。未来へ帰るための手がかりを求めるアルコと、現実に縛られたイリスは、虹色のスーツに秘められた謎を追いながら、未来へとつながる虹の道を探す旅に出る。しかし、謎の三つ子から追撃を受けてしまう。

本作が長編アニメーション初監督となるウーゴ・ビアンブニュが5年の歳月をかけて制作し、どこか懐かしく温かい物語をあざやかな色彩で独創的に描き出す。俳優のナタリー・ポートマンが製作に名を連ねた。2025年アヌシー国際アニメーション映画祭の長編部門グランプリ(クリスタル賞)を受賞。第98回アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネート。

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2026-039M 「アウトローズ」☆☆☆★

Soutlaws2_20260130201501原題:Den of Thieves 2: Pantera
邦題:アウトローズ
時間:131分
公開:2026-01-23
製作年度:2025
製作国:アメリカ・カナダ・スペイン
配給:クロックワークス
製作総指揮:グレッグ・レンカー グレゴワール・ジャンソラン マーク・シャバーグ ゼブ・フォアマン ジェン・ゴートン クリスチャン・グーデガスト オシェア・ジャクソン・Jr. カーティス・“50セント”・ジャクソン メドウ・ウィリアムズ スウェン・テメル フィリップ・ウェイリー グレン・D・フェイグ
製作:タッカー・トゥーリー ジェラルド・バトラー アラン・シーゲル マーク・キャントン
監督:クリスチャン・グーデガスト
脚本:クリスチャン・グーデガスト
原作:クリスチャン・グーデガスト ポール・シュアリング
撮影:テリー・ステイシー
音楽:ケビン・マトリー
出演:ジェラルド・バトラー、オシェア・ジャクソン・Jr、エビン・アフマド、サルバトーレ・エスポジト、メドウ・ウィリアムズ、スェン・テメル、オーリ・シューカ

ジェラルド・バトラー主演のクライムアクション「ザ・アウトロー」の続編。型破りな刑事ニックをバトラーが演じ、ニックがかつて取り逃がした強盗犯で宿敵のドニーを追う中で、さまざまな策略と裏切りが交錯し、思いも寄らぬ形で共闘へと転じていく様を描く。

休職処分中のロサンゼルス郡保安局刑事ニックは、銀行強盗事件を起こして逃亡したドニーの行方を追い、単身ヨーロッパへ向かう。ドニーが窃盗を繰り返す犯罪組織と行動を共にしているとの情報を掴んだニックだったが、やがて世界最大のダイヤモンド取引所を狙う壮大な強盗計画に巻き込まれていく。

主人公ニックを演じるバトラーのほか、宿敵ドニー役のオシェア・ジャクソン・Jr.も続投。監督・脚本も前作に続き、クリスチャン・グーデガストが務めている。

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2026-029M 「ザ・アウトロー」☆☆☆★

Soutlaw原題:Den of Thieves
邦題:ザ・アウトロー
時間:140分
公開:2018-10-20
製作年度:2018
製作国:アメリカ
配給:プレシディオ
製作総指揮:メドウ・ウィリアムズ クリスチャン・グーデガスト スコット・ランプキン ジェイミー・マーシャル グレン・D・フェイグ ロバート・シモンズ アダム・フォーゲルソン オーレン・アビブ
製作:マーク・キャントン タッカー・トゥーリー ジェラルド・バトラー アラン・シーゲル
監督:クリスチャン・グーデガスト
脚本:クリスチャン・グーデガスト
原作:クリスチャン・グーデガスト ポール・シュアリング
撮影:テリー・ステイシー
音楽:クリフ・マルティネス
出演:ジェラルド・バトラー、パブロ・シュレイバー、オシェア・ジャクソン・Jr、カーティス・“50 Cent”・ジャクソン

犯罪が多発する米ロサンゼルスの街を舞台に、刑事たちと強盗団が繰り広げる激しい攻防を描いたアクションサスペンス。主演は「ジオストーム」「エンド・オブ・ホワイトハウス」のジェライド・バトラー。共演に「スカイスクレイパー」のパブロ・シュレイバー、「ストレイト・アウタ・コンプトン」のオシェア・ジャクソン・Jr.、「ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン」の50セント。48分に1回、銀行強盗が発生するといわれるロサンゼルス。型破りな捜査で知られるロサンゼルス郡保安局の重犯罪特捜班を率いるニック・オブライエンは、多発する銀行強盗に日々、立ち向かっていた。そんなある時、伝説の強盗と呼ばれるレイ・メリーメンの一味が3000万ドルの巨額銀行強盗を企てているとの情報が舞い込む。氷のように冷静で、綿密な計画を練るメリーメンに対し、ニックたちも徐々に一味を追い詰めていき、両者が対決する日が刻一刻と近づいていたが……。

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2026-025M 「オールド・オーク」☆☆☆★★

Soldoak  原題:The Old Oak
邦題:オールド・オーク
時間:113分
公開:2026-04-24
製作年度:2023
製作国:イギリス・フランス・ベルギー
配給:ファインフィルムズ
製作総指揮:
製作:
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラバーティ
原作:
撮影:ロビー・ライアン
音楽:ジョージ・フェントン
出演:デイブ・ターナー、エブラ・マリ、クレア・ロッジャーソン

イギリスの巨匠ケン・ローチが、「わたしは、ダニエル・ブレイク」「家族を想うとき」に続く「イギリス北東部3部作」の最終章として撮りあげたドラマ。

イングランド北部にある炭鉱の町で、最後に残ったパブとして住民たちから親しまれる「オールド・オーク」。町が活気にあふれていた時代から約30年が過ぎ、現在は厳しい状況に陥っているが、店主のTJ・バランタインは試行錯誤しながら経営を維持していた。しかし町がシリア難民を受け入れはじめたことで、人々が安らぎを見いだす場所だったはずのパブが、居場所を争う場へと変貌してしまう。そんな店の先行きに頭を抱えていたTJは、カメラを携えたシリアの女性ヤラと出会い、思いがけず友情を育んでいく。

ローチ監督と数々の名作でタッグを組んできたポール・ラバーティが脚本を手がけ、温かくもリアリズムあふれるまなざしで描き出す。パブの店主TJ役に、「わたしは、ダニエル・ブレイク」「家族を想うとき」にも出演したデイブ・ターナー。2023年・第76回ロカルノ国際映画祭で観客賞を受賞。第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

イングランド北部にある炭鉱町に最後に残ったパブが舞台。炭鉱が閉鎖され、町は疲弊しきっている。そこへシリア難民が続々と送り込まれてくる。もちろん古くからの住民たちは、言葉も通じない異教徒を歓迎しない。彼らとの共生はできるのだろうか。というストーリーがパブ「オールド・オーク」で紡がれていく。
 <排他>をアイルランド紛争で描いてきたケン・ローチ監督としては筋が通ったテーマなのだろう。アサド大統領が権力を掌握していた2023年の作品。2024年12月8日にアサド政権が崩壊し、反体制派が実権を掌握した。しかし暫定政権も、国内の混乱を収め切れていないのが現実だ。この映画で描かれている家族たちも、母国へ帰還するにはまだ時間が必要なようだ。

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2026-01-19M 「ウォーフェア 戦地最前線」☆☆☆★★

Swarfare原題:Warfare
邦題:ウォーフェア 戦地最前線
時間:95分
公開:2026-01-16
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作総指揮:
製作:アンドリュー・マクドナルド アロン・ライヒ マシュー・ペンリー=デイビー ピーター・ライス
監督:レイ・メンドーサ アレックス・ガーランド
脚本:レイ・メンドーサ アレックス・ガーランド
原作:
撮影:デビッド・J・トンプソン
音楽:
出演:ディファラオ・ウン=ア=タイ(レイ・メンドーサ)、ウィル・ポールター(エリック)、ジョセフ・クイン(サム)、コズモ・ジャーヴィス(エリオット)、チャールズ・メルトン(ジェイク)、キット・コナー(トミー)、テイラー・ジョン・スミス(フランク)、マイケル・ガンドルフィーニ(マクドナルド)、ノア・センティネオ(ブライアン)

「シビル・ウォー アメリカ最後の日」のアレックス・ガーランド監督が、同作の軍事アドバイザーを務め、米軍特殊部隊として従軍経験を持つレイ・メンドーサを共同監督に迎えて手がけた戦争アクション。メンドーサのイラク戦争での実体験をもとに、最前線の極限状態を可能な限りリアルに再現した。

2006年、イラクの危険地帯ラマディ。アメリカ軍特殊部隊の8人の小隊が、アルカイダ幹部の監視と狙撃任務に就いていた。ところが、想定よりも早く事態を察知した敵が先制攻撃を仕掛け、市街地での全面衝突が勃発。退路を断たれた小隊は完全に包囲され、重傷者が続出する。部隊の指揮を執ることを諦める者、本部との通信を断つ者、悲鳴を上げる者など、現場は混迷を極めていく。そして負傷した仲間をひきずり、放心状態の隊員たちに、さらなる銃弾が降り注ぐ。

メンドーサの米軍特殊部隊での体験をもとに、同胞の兵士たちへの聞き取りも行って脚本を執筆。メンドーサ役を若手俳優ディファラオ・ウン=ア=タイが演じ、「デトロイト」「ミッドサマー」のウィル・ポールター、「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」のジョセフ・クイン、「SHOGUN 将軍」のコズモ・ジャービス、「メイ・ディセンバー ゆれる真実」のチャールズ・メルトンらが共演する。

「シビル・ウォー アメリカ最後の日」で狂気の赤サングラスの軍人を描いたアレックス・ガーランド監督が、超リアルな戦場最前線を描写する。明確な主人公がいて、起承転結のドラマ構造をもつというドラマの常道ではない。あくまで、某年某月某日、イラクの某所であった、戦闘記録を映像化した、というウルトラ再現映像の準ドキュメンタリーとして向かい合ったほうが良い作品だ。その(娯楽)映画としての誕生意味よりも、当事者たちの細部にわたる記憶を、執拗なまでに再現してみたという、満足度が伝わってくる。

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2026-015M 「おくびょう鳥が歌うほうへ」☆☆★★★

Sokubyodorino原題:The Outrun
邦題:おくびょう鳥が歌うほうへ
時間:118分
公開:2026-01-09
製作年度:2024
製作国:イギリス・ドイツ
配給:東映ビデオ
製作総指揮:クラウディア・ユセフ キーラン・ハニガン マリア・ローガン アン・シーアン ルアン・ガウアー ジョージ・ハミルトン ジェームズ・ピュー ヤニナ・フィルスマイアー
製作:サラ・ブロックルハースト ドミニク・ノリス ジャック・ロウデン シアーシャ・ローナン
監督:ノラ・フィングシャイト
脚本:ノラ・フィングシャイト エイミー・リプトロット デイジー・ルイス
原作:エイミー・リプトロット
撮影:ユヌス・ロイ・イメール
音楽:ジョン・ギュルトラー ヤン・ミゼレ
出演:シアーシャ・ローナン(ロナ)、パーパ・エッシードゥ(デイニン)、ナビル・エルーアハビ、イーズカ・ホイル、ローレン・ライル、サスキア・リーヴス(アニー)、スティーヴン・ディレイン(アンドリュー)

シアーシャ・ローナンが初プロデュースを手がけて自ら主演を務め、大都会で自分を見失った生物学者が故郷で新たな生き方を模索する姿を描いたドラマ。イギリスでベストセラーとなったエイミー・リプトロットのノンフィクション回想録「THE OUTRUN」を原作に、「システム・クラッシャー」でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したドイツ出身のノラ・フィングシャイト監督が映画化。スコットランド・オークニー諸島の雄大な自然を背景に、主人公の断片的で混濁した内面世界を繊細な演出で描き出す。

ロンドンの大学院で生物学を学んでいた29歳のロナは、スコットランドの故郷に10年ぶりに帰ってくる。恋人との別離、暴力的な体験、入院など、人生が限界を迎えた末に、彼女は依存症の治療施設に入所し、90日間のリハビリプログラムを経て断酒生活を開始した。故郷の野鳥保護団体で働きながら孤独な時間を過ごすなかで、少しずつ自らの内面と対話を重ねていくロナだったが、数々のトラブルを引き起こしてきた記憶の断片が彼女を悩ませ続ける。

共演は「MEN 同じ顔の男たち」のパーパ・エッシードゥ、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のスティーブン・ディレイン、「記憶探偵と鍵のかかった少女」のサスキア・リーブス。

最近作家性の強い作品への出演が多く、しかし今ひとつ実績というか、結果不十分な印象の、シアーシャ・ローナンの新作。
アル中を克服するストーリーなのだが、こんな陰鬱な原作のどこにシアーシャ・ローナンは共感したのだろうか。スコットランドのオークニー諸島の風景は圧倒的に見事なのだが、まあ観光映画ではなく、あくまでアル中女性のグダグダと禁酒できない様が描かれていく。とてもじゃないが、娯楽作品として楽しめる代物ではない。

 

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2026-008M 「WAR バトル・オブ・フェイト」☆☆☆★

Swar2原題:War 2
邦題:WAR バトル・オブ・フェイト
時間:174分
公開:2026-01-02
製作年度:2025
製作国:インド
配給:ツイン
製作総指揮:
製作:
監督:アヤーン・ムカルジー
脚本:シュリーダル・ラーガバン
原作:アディティア・チョープラー
撮影:ベンジャミン・ジャスパー
音楽:プリータム
出演:リティック・ローシャン(カビール)、N・T・ラーマ・ラオ・Jr(ヴィクラム)、キアラ・アドヴァニ(カヴィヤ・ルトラ)、アニル・カプール(ヴィクラーント・カウル大佐)

インドで大ヒットを記録した2019年製作のスパイアクション「WAR ウォー!!」のシリーズ第2作で、「PATHAAN パターン」「タイガー」シリーズと世界観を共有する「YRF(ヤシュ・ラージ・フィルムズ)スパイ・ユニバース」シリーズの1作。世界を舞台に繰り広げられる2人の男の宿命の戦いを、壮大なスケールで描く。

かつて国家を裏切り姿を消した伝説のスパイ・カビールは、いまやインド最大の脅威へと変貌を遂げていた。誰も止めることのできない存在となったカビールを倒す切り札として、政府はインド軍の精鋭ヴィクラムを差し向ける。ある出来事によりすべてを失ったヴィクラムは、カビールの抹殺という唯一の使命に突き動かされていた。しかしその戦いは、いつしか任務からカビール個人への復讐と化していく。

「WAR ウォー!!」に登場した伝説のエージェント、カビールをリティク・ローシャンが引き続き演じ、彼と壮絶な戦いを繰り広げる軍人ヴィクラム役で「RRR」のN・T・ラーマ・ラオ・Jr.がYRFスパイ・ユニバースに初参戦。「ブラフマーストラ」のアヤーン・ムカルジー監督がメガホンをとった。

5年前の夏に手に汗握った前作。王道のインド娯楽活劇の続編だ。さらに続編第3弾製作の意欲満々だ。

 

 

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2026-006M 「AFRAID アフレイド」☆☆☆★

Safraid原題:Afraid
邦題:AFRAID アフレイド
時間:84分
公開:2025-12-26
製作年度:2024
製作国:アメリカ・イギリス
配給:キングレコード
製作総指揮:ベアトリス・セケイラ ポール・O・デイビス ダン・バルゴイエン ブリッタ・ロウイングス
製作:ジェイソン・ブラム アンドリュー・ミアノ クリス・ワイツ
監督:クリス・ワイツ
脚本:クリス・ワイツ
原作:
撮影:ハビエル・アギーレサロベ
音楽:アレックス・ウェストン
出演:ジョン・チョー(カーティス)、キャサリン・ウォーターストン(メレディス)、キース・キャラダイン(マーカス)、デヴィッド・ダストマルチャン(ライトニング)

「ゲット・アウト」「M3GAN ミーガン」などを手がけたジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクションが、AIがもたらす恐怖と混沌を描いたスリラー。最新の高性能AIが日常に入り込み、狡猾に人間を破滅へと導く存在として描かれる。

妻と3人の子どもたちと暮らすカーティスは、一見幸せそうな家庭を築いていたが、実は家庭内に多くの問題を抱えていた。そんなある日、カーティスは取引先からの打診を受け、革新的な家庭用AI機器「アイア」のテストモニターを務めることになる。最初こそ戸惑う一家だったが、アイアは家族の抱える課題を次々と発見し、的確な解決策を講じていくことで、次第に家族の信頼を勝ち取っていく。一方でカーティスは、アイアのあまりに高い性能、そして開発企業に漂う不穏な気配に、言い知れぬ不安と警戒心を抱き始める。しかし、すでにカーティス以外の家族にとって、アイアはなくてはならない存在となっていた。家族の断絶が深まるなか、やがてアイアは悪魔のような本性をあらわにしていく。

カーティス役を「スター・トレック」シリーズや「search サーチ」で知られるジョン・チョウ、妻メレディス役を「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」「エイリアン コヴェナント」のキャサリン・ウォーターストンが演じた。そのほか、「北国の帝王」のキース・キャラダイン、「悪魔と夜ふかし」のデビッド・ダストマルチャンが共演。

究極に進化したAIが『家族』の概念を学ぶために、とある家庭に侵入する。という、モチーフとしては古典『2001年宇宙の旅』のHALからある。もちろん本作でもHALに目配せはあるが、その暴走は現代的なツールを駆使していくもの。まあ、そのあたりが、この映画のキモなのだろう。とはいえ残念ながら、中身は観客を驚かせる発想は無かった。

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