2026-108M 「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き」☆☆☆★★

Smilkysubway邦題:銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き
時間:46分
公開:2026-02-06
製作年度:2026
製作国:日本
配給:バンダイナムコフィルムワークス
製作総指揮:
製作:
監督:亀山陽平
脚本:亀山陽平
原作:亀山陽平
撮影:
音楽:キャンディーズ
出演:寺澤百花、永瀬アンナ、小松未可子、金元寿子、小市眞琴、内山昂輝、山谷祥生、藤原由林

暴走する銀河特急を舞台に、個性的なキャラクターたちが織り成すシュールで賑やかな展開が話題を呼んだショートアニメ「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ」の劇場版。監督の亀山陽平が2年をかけてほぼひとりで作り上げ、2025年7月から放送・配信された全12話を再編集し、新たなシーンを追加した。

銀河道路交通法違反で逮捕された強化人間のチハルとサイボーグのマキナ、同じタイミングで警察に捕まった強化人間のアカネとカナタ、サイボーグのカートとマックス。警察官のリョーコは、そんなクセ者のコンビたちを集め、奉仕活動として惑星間走行列車・通称「ミルキー☆サブウェイ」の清掃を命じる。それは簡単に終わるはずだったが、ミルキー☆サブウェイが突然暴走し、一同は大混乱に陥る。解決に向けてリョーコも奮闘するものの、やがて彼らは予期せぬ大事件へ巻き込まれていく。

評判が良いようで、気にはなっていたものの、46分の尺。作家ほぼ1人きりで頑張るアニメ。しっかり劇場定価の木戸銭。普通の映画の倍の濃密さで心に響いて欲しい。と期待したら、現時点では今年のアニメ1位だ。脚本と声優の演出演技が秀逸。観て良かった。

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2026-101M 「アメリと雨の物語」☆☆☆★

Sameritoamenomonogatari原題:Little Amélie or the Character of Rain
邦題:アメリと雨の物語
時間:77分
公開:2026-03-20
製作年度:2025
製作国:フランス
配給:ファインフィルムズ
製作総指揮:
製作:
監督:マイリス・バラード リアン=チョー・ハン
脚本:マイリス・バラード リアン=チョー・ハン エディン・ノエル
原作:アメリー・ノートン
撮影:
音楽:福原まり
出演:ロイーズ・シャルパンティエ、ヴィクトリア・グロボワ、ユミ・フジモリ

1960年代の神戸を舞台に、日本で生まれたベルギー人の女の子アメリの成長を描いたアニメーション映画。ベルギーの小説家アメリー・ノートンによる自伝的小説「チューブな形而上学」を原作に、2歳の主人公アメリから見た生命と色彩、そしてウィットに富んだ彼女の言葉が織りなす情感豊かな世界を描き出す。

1960年代、神戸。外交官の家に生まれたベルギー人の女の子アメリは、2歳半までは無反応状態だったが、あるきっかけから無敵の子ども時代に突入し、自らを「神」だと信じて魔法のような世界を生きるようになる。大好きな家政婦のニシオさんや家族と過ごす日々は、彼女にとって冒険であり、新たな発見に満ちていた。ある日彼女は、自分にぴったりな「雨」という漢字を知る。そして3歳の誕生日、彼女のすべてを変えてしまう出来事が起こる。

「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」などに参加したマイリス・バラードとリアン=チョー・ハンが監督を務め、日本人作曲家・福原まりが音楽を手がけた。2025年アヌシー国際アニメーション映画祭で観客賞を受賞。第98回アカデミー賞でも長編アニメーション部門にノミネートされた。

 

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2026-088M 「パリに咲くエトワール」☆☆☆★★

Sparisnisakuetoire邦題:パリに咲くエトワール
時間:119分
公開:2026-03-13
製作年度:2026
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
監督:谷口悟朗
脚本:吉田玲子
原作:谷口悟朗 BNF ARVO
撮影:江間常高
音楽:服部隆之
アニメーション制作:アルボアニメーション
出演:當真あみ(継田フジコ)、嵐莉菜(園井千鶴)、早乙女太一(ルスラン)、門脇麦(オルガ)、尾上松也(若林忠)、角田晃広(エンゾ)、津田健次郎(矢島正一)、榊原良子(千鶴の母)、大塚明夫(千鶴の父)、甲斐田裕子(フジコの母)

20世紀初頭のパリを舞台に、異国の地でそれぞれの夢を追い求めるふたりの日本人少女の奮闘を、繊細かつみずみずしく描いたアニメーション映画。

1900年代初頭のパリに、それぞれ日本からやって来たふたりの少女が暮らしていた。ひとりは、夫を支えるよき妻となる将来を望まれながらも画家を夢みるフジコ。もうひとりは、武家に生まれナギナタの名手だがバレエに心惹かれる千鶴。かつて横浜で出会ったふたりは、トラブルに巻き込まれたフジコを千鶴が助けたことで、5年ぶりに再会を果たす。千鶴の夢を知るフジコは、同じアパルトマンに暮らす青年ルスランの母オルガがロシア出身の元バレリーナであることを知り、レッスンを依頼する。そんな中、フジコの保護者である叔父が失踪する事件が起こる。

画家を夢みる主人公・フジコ役で當真あみ、バレリーナを目指す千鶴役で嵐莉菜、フジコと出会う青年・ルスラン役で早乙女太一が声の出演。「ONE PIECE FILM RED」「コードギアス 反逆のルルーシュ」シリーズの谷口悟朗が監督を務め、「魔女の宅急便」などのスタジオジブリ作品でキャラクターデザイン・原画を担当した近藤勝也がキャラクター原案を手がけた。脚本は「きみの色」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の吉田玲子。

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2026-064M 「新劇場版 銀魂 吉原大炎上」☆☆☆★

Sgintamayoshiwara邦題:新劇場版 銀魂 吉原大炎上
時間:124分
公開:2026-02-13
製作年度:2026
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
製作総指揮:
製作:
監督:安藤尚也
脚本:岸本卓
原作:空知英秋
撮影:五明真利
音楽:Audio Highs
出演:杉田智和(坂田銀時)、阪口大助(志村新八)、釘宮理恵(神楽)、甲斐田裕子(月詠)、三瓶由布子(晴太)、井上喜久子(日輪)、銀河万丈(鳳仙)、日野聡(神威)、大塚芳忠(阿伏兎)、石田彰(桂小太郎)、千葉進歩(近藤勲)、中井和哉(土方十四郎)、鈴村健一(沖田総悟)、太田哲治(山崎退)

空知英秋の同名コミックを原作とするアニメ「銀魂」の名エピソード「吉原炎上篇」を完全新作アニメとして映画化。宇宙から来た異星人・天人と地球人が共存する江戸を舞台に、何でも屋「万事屋」を営む主人公・坂田銀時と仲間たちが親子の絆を守るため巨大な闇に立ち向かう姿を、原作では描かれなかったエピソードやシーンも追加して描く。

江戸・かぶき町で万事屋を営む坂田銀時は、スリで生計を立てる孤児の晴太と出会う。晴太は生き別れた母を捜しており、巨大な地下遊郭都市・吉原桃源郷で頂点に君臨する花魁・日輪こそが自分の母かもしれないと考えていた。法の力が及ばない吉原では、戦闘民族・夜兎族の中でも圧倒的な強さを誇る鳳仙がすべての利権を掌握しており、花魁たちもその支配下にあった。銀時と仲間たちは、ひと目でも母に会いたいという晴太の小さな願いをかなえるべく、壮絶な戦いに身を投じていく。

監督は短編集「藤本タツキ 17-26」の一編「シカク」や、テレビアニメ「Paradox Live THE ANIMATION」を手がけた安藤尚也。ロックバンド「SUPER BEAVER」が主題歌を担当。

 

 

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2026-052M 「花緑青が明ける日に」☆☆☆★★

Shanarokusyoga邦題:花緑青が明ける日に
時間:78分
公開:2026-03-06
製作年度:2026
製作国:日本・フランス
配給:アスミック・エース
製作総指揮:
製作:
監督:四宮義俊
脚本:四宮義俊
原作:四宮義俊
撮影:富崎杏奈
音楽:蓮沼執太
出演:萩原利久、古川琴音、入野自由、岡部たかし

日本画家としての活動を軸にジャンルを超えてさまざまな創作活動を行ってきた四宮義俊が長編初監督・脚本を手がけ、フランスの気鋭スタジオ「Miyu Productions」との日仏共同製作で制作したアニメーション映画。

森の中にある創業330年の老舗花火工場・帯刀煙火店は、町の再開発で立ち退きを迫られていた。そこで育った帯刀敬太郎は工場に4年間立てこもり、失踪した父・榮太郎に代わって幻の花火と呼ばれる「シュハリ」を完成させようと奮闘している。一方、敬太郎の幼なじみである式森カオルは、過去の事件をきっかけに地元を離れ東京で暮らしていた。市役所に勤める敬太郎の兄・千太郎から連絡を受けたカオルは、帯刀煙火店の立ち退きが翌日に迫った夏の終わりの日に帯刀家を訪れ、4年ぶりに敬太郎と再会を果たす。彼らは戻らない時間と失われた絆を取り戻すようにぶつかりあいながら、幻の花火の秘密に迫るべく驚きの計画を立てる。その鍵を握るのは、美しい青色の顔料「花緑青」だった。

俳優の萩原利久と古川琴音が敬太郎役とカオル役でアニメ声優にそれぞれ初挑戦し、声優の入野自由が敬太郎の兄・千太郎役、俳優の岡部たかしが父・榮太郎役で声の出演。2026年・第78回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品された。

花火で宇宙を空に描くというテーマを、芸大で日本画専攻しただけに、四宮監督の秀逸なコンテがグイグイと牽引する。観客に感情移入させ、物語世界に没頭していく。安直なファンタジーSFなどでなく、いまある現代日本を舞台に、失われていく文化を継承していく「心」が深く突き刺さっていく。5年ほど前の『サイダーのように言葉が湧き上がる』のネオジャポニズムアニメの系統という印象だった。ともあれ、2026年の日本アニメ映画を代表する作品になると断言する。

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2026-038M 「クスノキの番人」☆☆☆★

Skusunoki邦題:クスノキの番人
時間:113分
公開:2026-01-30
製作年度:2026
製作国:日本
配給:アニプレックス
製作総指揮:
製作:
監督:伊藤智彦
脚本:岸本卓
原作:東野圭吾
撮影:佐藤哲平
音楽:菅野祐悟
出演:高橋文哉(直井玲斗)、天海祐希(柳澤千舟)、齋藤飛鳥(佐治優美)、宮世琉弥(大場壮貴)、大沢たかお(佐治寿明)

ベストセラー作家・東野圭吾のファンタジー小説をアニメーション映画化。数多くの著作が映像化されてきた東野作品の中で初のアニメ映画化となり、「その木に祈れば願いがかなう」と伝えられるミステリアスなクスノキと、その番人となった青年の運命を描く。

理不尽な解雇で職を失った玲斗は、追い詰められた末に過ちを犯し、逮捕されてしまう。失意のなか、亡き母の腹違いの姉で、大企業・柳澤グループの発展に貢献してきたという千舟が現れ、釈放と引き換えにある条件を提示する。それは「月郷神社にある、祈れば願いをかなえてくれるというクスノキの番人になること」だった。戸惑いながらも番人になった玲斗は、千舟や、クスノキに通い続ける男・佐治寿明、そんな父の行動を不審に思う女子大生の娘・佐治優美、家業を継ぐことに葛藤する青年・大場壮貴ら、さまざまな人々と関わっていくなかで、クスノキが秘めた力の真実に近づいていく。

「少年と犬」「ブルーピリオド」の若手俳優・高橋文哉が主人公の直井玲斗役を演じ、物語のカギを握る伯母・柳澤千舟役を天海祐希が務めた。「ソードアート・オンライン」の伊藤智彦が監督、A-1 Picturesがアニメーション制作を担当。脚本は「ハイキュー!!」シリーズの岸本卓。

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2026-005M 「迷宮のしおり」☆☆★★★

Smeikyunoshiori邦題:迷宮のしおり
時間:115分
公開:2026-01-01
製作年度:2026
製作国:日本
配給:ギャガ
製作総指揮:
製作:依田巽 松崎容子
監督:河森正治
脚本:橋本太知
原作:スロウカーブ Vector Vision ギャガ フジテレビジョン
撮影:林翔子
音楽:yonkey
出演:SUZUKA(前澤栞/SHIORI@REVOLUTION)、原田泰造(小森)、伊東蒼(倉科希星)、齋藤潤(山田健斗)、寺西拓人(架神傑)

「マクロス」「アクエリオン」シリーズなどの人気アニメを生み出し、2025年大阪・関西万博ではパビリオン「いのちめぐる冒険」をプロデュースするなど幅広く活躍するクリエイターの河森正治が手がけた劇場長編オリジナルアニメ。スマホの中に閉じ込められた女子高生が繰り広げる脱出劇を、歌と映像で彩る異世界エンタテインメント。

どこにでもいる普通の女子高生・前澤栞は、ある日突然スマホの画面が割れてしまい、気がつくと異世界の横浜にいた。そこで彼女の前に、小森と名乗るしゃべるウサギのスタンプが現われ、「あなたはスマホの中に閉じ込められた」と告げる。一方、現実世界では、姿を消した栞と入れ替わるように、もうひとりの彼女「SHIORI」が現れる。SHIORIはSNSを駆使して自由奔放に振る舞い、やがて世界を巻き込む騒動の中心になっていく。栞は、SHIORIに現実を乗っ取られる前に、奇妙なスマホの迷宮からの脱出を目指すが……。

ダンス&ボーカルユニット「新しい学校のリーダーズ」のSUZUKAが、栞とSHIORIの二役を務め、アニメ声優に初挑戦。ウサギのスタンプ・小森役を原田泰造、栞の幼なじみの倉科希星役を伊東蒼、クラスメイトの山田健斗役を齋藤潤、若き起業家の架神傑役を「timelesz」の寺西拓人が務める。

ビジネス的成功妄想の結果のような、という予断で観る。
SNSでの高い承認欲求が果たされず、そのコンプレックスが深く心の傷となり、破瓜型統合失調症となってしまった女子高生。彼女が、本当の自分と向き合って、心の病を克服したお話。
と、書いてしまうと身も蓋もないので『スマホの異世界に閉じ込められた少女が、手に汗握る冒険の末、世界を救いながら、現実世界へ帰還する』というお話としたほうが、集客できるんだね。

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2026-001M 「この本を盗む者は」☆☆☆

Skonohonwonusumu邦題:この本を盗む者は
時間:85分
公開:2025-12-26
製作年度:2025
製作国:日本
配給:角川ANIMATION
製作総指揮:
製作:
監督:福岡大生
脚本:中西やすひろ
原作:深緑野分
撮影:戸澤雄一朗
音楽:大島ミチル
出演:片岡凜(御倉深冬)、田牧そら(真白)、東山奈央(御倉ひるね)、諏訪部順一(御倉あゆむ)、伊藤静(与謝野蛍子)、土屋神葉(春田貴文)、千葉繁(要純一郎)、鈴木崚汰(チェ・タンビ)、上田麗奈(原田夏芽)、関智一(菊地田治)、高橋李依(春田栞)、朴路美(御倉たまき)

2021年本屋大賞にノミネートされた深緑野分の同名小説をアニメーション映画化。本嫌いの少女と、犬の耳を持つ不思議な少女が手を取り合い、本の世界を駆け巡る冒険と謎解きを描く。

書物の街・読長町(よむながまち)に暮らす高校生・御倉深冬は、曾祖父が創設した巨大な書庫「御倉館(みくらかん)」を管理する一家の娘だが、本を好きになれずにいた。ある日、御倉館の本が盗まれたことで、読長町は突然、物語の世界に飲み込まれてしまう。それは本にかけられた呪い「ブックカース」によるものだった。町を救うため、深冬は犬の耳を持つ不思議な少女・真白とともに、本泥棒を追って物語の世界を旅する。その中で深冬は、呪いの真実と御倉家に隠された秘密に迫っていく。

深冬役はNHK連続テレビ小説「虎に翼」で注目された片岡凜が務め、声優初挑戦&映画初主演。深冬を本の世界へ誘う真白役は、同じく声優初挑戦となる田牧そらが務めた。監督は「結城友奈は勇者である 鷲尾須美の章」「神クズ☆アイドル」などを手がけた福岡大生。脚本は「かぐや様は告らせたい」「地縛少年花子くん」の中西やすひろ。音楽は実写からアニメまで幅広く手がける大島ミチル。アニメーション制作は、これが初の劇場長編アニメ作品となる新進気鋭のスタジオ「かごかん」が担当する。

この年末年始に、何か壮大なビジネス的理想を詰め込んだアニメが公開されたが、それほど期待もしていないので、ちと後回しにしていた。まあ、年も明けたし、消化せねばと、今日明日で劇場鑑賞とする。
まずは2021年本屋大賞にノミネートされた深緑野分の小説を原作にアニメ化した作品。盗まれた、さまざまなジャンルの本の世界に迷い込み、本を取り返していく少女の冒険。
話題の小説をアニメにして、という主幹事カドカワの製作委員会に各社ご乗っただけのもの。平凡。

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2025-412M 「神々の山嶺」☆☆☆★

Skamigaminoitadaki原題:Le sommet des dieux
邦題:神々の山嶺
時間:94分
公開:2022-07-08
製作年度:2021
製作国:フランス・ルクセンブルク
配給:ロングライド、東京テアトル
製作総指揮:ティボー・ルビー
製作:ジャン=シャルル・オストレロ ディディエ・ブリュネール ダミアン・ブリュネール ステファン・ローランツ
監督:パトリック・インバート
脚本:マガリ・プゾル パトリック・インバート ジャン=シャルル・オストレロ
原作:夢枕獏、谷口ジロー
撮影:
音楽:アミン・ブアファ
出演:堀内賢雄、大塚明夫、逢坂良太、今井麻美

夢枕獏の小説を谷口ジローが漫画化した山岳コミックの傑作「神々の山嶺」を、フランスでアニメーション映画化。エベレスト初登頂をめぐる未解決の謎に迫るクライマーたちの姿を描き、第47回セザール賞でアニメーション映画賞を受賞するなど高い評価を獲得した。記録上に残るエベレストの初登頂は1953年だが、伝説的なイギリス人登山家のジョージ・マロリーが1924年6月にエベレストの山頂付近で消息を絶っていたことから、「マロリーが初登頂を成し遂げていたのかもしれない」という説もささやかれていた。ある時、取材でネパールのカトマンズを訪れた雑誌カメラマンの深町誠は、長らく消息不明になっていた孤高の登山家・羽生丈二が、マロリーの遺品と思われるカメラを手に去っていく姿を目撃する。羽生を見つけ出し、マロリーの謎を突き止めようと考えた深町は、羽生の人生の軌跡を追い始めるが、尋常ならざる執念で危険な山に挑み続ける羽生という男の人間性に次第に魅了されていく。やがて2人の運命は交わり、冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑む羽生に、深町も同行することになるが……。日本版は堀内賢雄、大塚明夫、逢坂良太、今井麻美ら実力派声優が吹き替えを担当。

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2025-379M 「果てしなきスカーレット」☆☆★★★

Sscarlet邦題:果てしなきスカーレット
時間:111分
公開:2025-11-21
製作年度:2025
製作国:日本
配給:東宝、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:澤桂一
製作:桑原勇蔵 門屋大輔 菊池剛 市川南 齋藤優一郎
監督:細田守
脚本:細田守
原作:細田守
撮影:斉藤亜規子
音楽:岩崎太整
出演:芦田愛菜(スカーレット)、岡田将生(聖)、山路和弘(ポローニアス)、柄本時生(レアティーズ)、青木崇高(ローゼンクランツ)、染谷将太(ギルデンスターン)、白山乃愛(少女)、白石加代子(老婆)、宮野真守(墓掘り人)、津田健次郎(墓掘り人)、羽佐間道夫(年寄りの長)、古川登志夫(宿の主人)、吉田鋼太郎(ヴォルティマンド)、斉藤由貴(ガートルード)、松重豊(コーネリウス)、市村正親(アムレット)、役所広司(クローディアス)

「竜とそばかすの姫」「未来のミライ」などで国内外から高く評価されてきたアニメーション映画監督・細田守監督が手がける、オリジナルの長編アニメーション。復讐にとらわれて死者の国をさまよう王女が、現代日本からやってきた看護師の青年と出会い、ともに旅をする中で変化していく姿を描き、「生きるとは何か」を問いかける。

父を殺して王位を奪った叔父クローディアスへの復讐に失敗した王女スカーレットは、「死者の国」で目を覚ます。そこは、略奪と暴力がはびこり、力のなき者や傷ついた者は「虚無」となって存在が消えてしまう世界だった。この地にクローディアスもいることを知ったスカーレットは、改めて復讐を胸に誓う。そんな中、彼女は現代日本からやってきた看護師・聖と出会う。戦いを望まず、敵味方の区別なく誰にでも優しく接する聖の人柄に触れ、スカーレットの心は徐々に和らいでいく。一方で、クローディアスは死者の国で誰もが夢見る「見果てぬ場所」を見つけ出し、我がものにしようともくろんでいた。

声の出演は、主人公スカーレット役を芦田愛菜、聖役を岡田将生が担当。スカーレットの宿敵で冷酷非道なクローディアス役を、細田作品に4度目の参加となる役所広司が演じる。そのほか、市村正親、吉田鋼太郎、斉藤由貴、松重豊、山路和弘、柄本時生、青木崇高、染谷将太、白山乃愛、白石加代子ら豪華キャストが顔をそろえる。

過去作を並べる予告が、後期のPRで目についた。よほど中味がなんちゃってとなっているのか。またまた黴の生えたマルチバースものかしれない、という恐れ。一種の死生観とともに、復讐に囚われた姫君の、仇を追い求めるロードムービー。しかも舞台が死後の世界の荒野。
 どこかの宗教法人が、教義を啓蒙する為に製作したかのような、自己啓発臭がプンプンする仕上がり。いったい何れ程、細田教祖は高い所から、観客に説教するのだろうか。

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