2024-005M 「シネマ歌舞伎 唐茄子屋 不思議国之若旦那」☆☆☆★★

Stonasuyaseidan邦題:シネマ歌舞伎 唐茄子屋 不思議国之若旦那
時間:113分
公開:2024-01-05
製作年度:2024
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
演出:宮藤官九郎
脚本:
原作:宮藤官九郎
撮影:
音楽:グッドラックヘイワ
出演:中村勘九郎、中村獅童、中村七之助、坂東新悟、中村虎之介、中村勘太郎、中村長三郎、中村鶴松、澤村國矢、中村歌女之丞、荒川良々、片岡亀蔵、坂東彌十郎、中村扇雀

歌舞伎の舞台を映画館でデジタル上映する「シネマ歌舞伎」シリーズ第39弾。十八世中村勘三郎が江戸の芝居小屋を現代に復活させた「平成中村座」で2022月10月に上演され、古典落語「唐茄子屋政談」に「不思議の国のアリス」を織り交ぜた新作歌舞伎「唐茄子屋 不思議国之若旦那」をスクリーン上映。

吉原遊びがすぎて勘当された若旦那の徳三郎は、橋から身投げをしようとしているところを偶然通りかかった八百屋の叔父に助けられる。渋々ながら唐茄子(かぼちゃ)売りの商いをすることになった徳三郎は、商いを通して少しばかり成長していくが、吉原への思いは断ち切ることができずにいた。そんな徳三郎が迷い込んだのは、不思議なパラレルワールド「第二吉原」だった。

これまでも「大江戸りびんぐでっど」「天日坊」など歌舞伎作品を手がけた宮藤官九郎が脚本・演出を担当し、NHK大河ドラマ「いだてん」でもタッグを組んだ中村勘九郎を主演に迎えた。

いつもこの手のは東劇で観るのだが、本日は新宿。言わずと知れた落語の名作人情噺『唐茄子屋政談』を宮藤官九郎が歌舞伎化したもの。中村座には行けなかったので初見。

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2023-112M 「わが心の歌舞伎座」☆☆☆★★

Skabukiza邦題:わが心の歌舞伎座
時間:167分
公開:2011-01-15
製作年度:2010
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
監督:十河壯吉
脚本:
原作:
撮影:柏原聡
音楽:土井淳
ナレーター:倍賞千恵子
出演:市川團十郎、尾上菊五郎、片岡仁左衛門、坂田藤十郎、中村勘三郎、中村吉右衛門、中村芝翫、中村富十郎、中村梅玉、坂東玉三郎、松本幸四郎

2010年4月、これまで数々の名舞台を生み出してきた東京・銀座の歌舞伎座が、建て替えのため59年の歴史に幕を下ろした。2009年1月の「古式顔寄せ手打ち式」から2010年4月30日の閉場式までの16カ月間にわたる歌舞伎座さよなら公演に密着し、歌舞伎の真髄に迫るドキュメンタリー。豪華な顔ぶれの名優たちが歌舞伎座への思いを語るほか、初公開となる稽古(けいこ)風景や舞台裏の様子などを映し出していく。

2010年に閉館した旧歌舞伎座のドキュメンタリー。3時間近くある大作。この10年で鬼籍に入られた名優たちが、生き生きと歌舞伎座と芸への思いを語っているのに、涙が溢れる。現存しているのは仁左衛門、菊五郎、玉三郎、梅玉、幸四郎(白鸚)。
東劇でリバイバル上映中。

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2023-034M 「シネマ歌舞伎「日本振袖始」「二人藤娘」」☆☆☆★★

Sfurisodehajimefujimusume邦題:シネマ歌舞伎「日本振袖始」「二人藤娘」
時間:90分
公開:2015-01-27
製作年度:2015
製作国:日本
配給:松竹
出演:坂東玉三郎、中村七之助、中村米吉、中村勘九郎

歌舞伎の舞台を映画館でデジタル上映する「シネマ歌舞伎」シリーズ第21弾。2014年4月に、第5期歌舞伎座(13年4月開業)のこけら落とし公演「歌舞伎座新開場柿葺落 鳳凰祭三月大歌舞伎」で上演された「日本振袖始」と「二人藤娘」を映像化し、2本立てで上映。役者たちが化粧をして舞台へ臨む姿など、普段は見られない舞台裏映像も収められている。「二人藤娘」は、舞踏の人気演目として知られる「藤娘」を2人で演じるという新解釈で再構成された演目。「京鹿子娘道成寺」を2人で舞った「京鹿子娘二人道成寺」もシネマ歌舞伎化されている坂東玉三郎が、中村七之助とともに藤の精を艶やかに演じた。14年1月に大阪松竹座で初演されて評判となり、同年3月に歌舞伎座で東京初演となった。

もうライブでは望めないかも。あと若い若い米吉もお目当て。19歳のころの稲田姫、まだ太めですな。

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2021-009M 「ダンシング・ベートーヴェン」☆☆☆★

Sdancingbethoven原題:Beethoven par Bejart
邦題:ダンシング・ベートーヴェン
時間:83分
公開:2017-12-23
製作年度:2016
製作国:スイス・スペイン
配給:シンカ
製作総指揮:
製作:
監督:アランチャ・アギーレ
振付:モーリス・ベジャール
脚本:
原作:
撮影:
音楽:ルードビヒ・バン・ベートーベン
出演:マリヤ・ロマン、エリザベット・ロス、ジュリアン・ファヴロー、カテリーナ・シャルキナ、那須野圭右、オスカー・シャコン、大貫真幹、上野水香、柄本弾、吉岡美佳、クリスティン・ルイス、藤村実穂子、福井敬、アレクサンダー・ヴィノグラードフ、栗友会合唱団、ジル・ロマン、ズービン・メータ

2007年に逝去したフランスの天才バレエ振付家モーリス・ベジャールの代表作「第九交響曲」の舞台裏をとらえたドキュメンタリー。「ベジャール、そしてバレエはつづく」のアランチャ・アギーレ監督が、ベジャール・バレエ団と東京バレエ団、世界的指揮者ズービン・メータ率いるイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団が奇跡の共演を果たした東京公演に密着。21世紀のバレエ史上最高傑作と称されたステージが完成するまでの度重なるリハーサル風景をはじめ、ベジャールの後継者ジル・ロマン芸術監督のもとでベジャール・バレエ団が新たな一歩を踏み出す様子、さまざまな文化的背景を持つダンサーたちがそれぞれの思いを抱えながらステージに挑む姿を映し出す。ベジャール・バレエ団に所属する大貫真幹ら日本人ダンサーにも注目。

 

 

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2019-126M 「42ndストリート」☆☆☆★★

42street邦題:42ndストリート
時間:135分
公開:2019-10-18
製作年度:2019
製作国:イギリス
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
監督:マーク・ブランブル
脚本:
原作:
撮影:
音楽:
出演:クレア・ハルス、ボニー・ラングフォード、トム・リスター

ブロードウェイミュージカルの劇場収録版。
本作は、1933年公開の大ヒット・ミュージカル映画『四十二番街』を舞台化した作品です。『四十二番街』は、ミュージカル映画の画期的な位置にありました。誰もが知りたいと思う、競争社会の裏側を描いていて、この作品に沢山の人達が影響されたと言っても過言ではありません。中でも、カレイドスコープ(万華鏡)の様な、群舞のダンサーを絶妙な上の位置から撮影しているシーンは必見です。これは、「バークレイ・ショット」と言われていて、今では大変有名な手法となりました。

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2019-014M 「シネマ歌舞伎 野田版 桜の森の満開の下」☆☆☆☆

Sakuranomori 邦題:シネマ歌舞伎 野田版 桜の森の満開の下
時間:133分
公開:2019-04-05
製作年度:2019
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
演出:野田秀樹
脚本:野田秀樹
原作:坂口安吾
撮影:
音楽:田中傳左衛門
出演:中村勘九郎(耳男)、市川染五郎(オオアマ)、中村七之助(夜長姫)、中村梅枝(早寝姫)、坂東巳之助(ハンニャ)、坂東新悟(アナマロ)、中村児太郎(ビッコの女)、中村虎之介(左カタメ)、市川弘太郎(右カタメ)、中村芝のぶ(エナコ)、中村梅花(マネマロ)、中村吉之丞(青名人)、市川猿弥(マナコ)、片岡亀蔵(赤名人)、坂東彌十郎(エンマ)、中村扇雀(ヒダの王)
歌舞伎の舞台を映画館でデジタル上映する「シネマ歌舞伎」シリーズ第33弾。坂口安吾の「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」をベースに、安吾作品のエッセンスを盛り込み完成させた、野田秀樹の戯曲「贋作 桜の森の満開の下」。1998年の初演以来、92年、2001年と再演を重ね、2018年にも上演された野田の代表作の一つを、2017年8月に歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」で野田自身の演出で歌舞伎版として上演。十八世中村勘三郎と野田秀樹が歌舞伎版の上演企画をあたためてきた作品に、中村勘九郎、市川染五郎(現・松本幸四郎)、中村七之助らが顔をそろえた舞台をスクリーン上映。
コップの水に青インクを一滴たらすと、その水は青いのか。いや一滴じゃ青くないのか。しかし確実に青インクの要素は加わっている。さらに加える。どこから青い水となっていくのだろうか。その主観的基準は水でもインクでもなく、それを観察する者のものだ。野田演劇が歌舞伎役者の中村勘三郎と化学変化の実験を始めてから、生み出されてきた舞台はどちらの色をしているのだろうか。一方の雄が鬼籍に入った今、その実験はその息子たちに継がれている。平成29年に結果された本作をスクリーンで見ることができるのは嬉しい。坂口安吾の「耳長と夜長姫」の物語軸を「桜の森の満開の下」の舞台で、日本史的な背景では壬申の乱の大海人皇子が天武天皇となる時代の物語。主人公耳長の勘九郎をはじ、夜長姫の七之助が素晴らしくいい。マナコの市川猿弥が野田演劇を体現して見事。

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2017-226M 「シネマ歌舞伎 め組の喧嘩」

Megumi 邦題:シネマ歌舞伎 め組の喧嘩
時間:103分
公開:2017-11-25
製作年度:2017
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
出演:中村勘三郎(め組辰五郎)、中村扇雀(辰五郎女房お仲)、中村橋之助(四ツ車大八)、中村錦之助(露月町亀右衛門)、中村勘九郎(柴井町藤松)

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現代舞踊公演 2007-03-02

Inoue070302 2007都民芸術フェスティバル

Tokyo Performing Arts Festival 2007

井上恵美子/曽我辺靖子/石黒節子

東京芸術劇場 中ホール

井上恵美子グループの「かもめ食堂」がいい感じ。曽我辺靖子グループのフラメンコも格好良くて素敵だった。

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2007 OSCAR

Oscar2007作品賞はおもいっきり納得がいかない。どう考えても「インファナル・アフェア」を超えてないのに。

【作品賞】
「ディパーテッド」

【監督賞】
マーティン・スコセッシ  「ディパーテッド」

【主演男優賞】
フォレスト・ウィッテカー  「ラストキング・オブ・スコットランド」

【主演女優賞】
ヘレン・ミレン  「クィーン」

【助演男優賞】
アラン・アーキン  「リトル・ミス・サンシャイン」

【助演女優賞】
ジェニファー・ハドソン  「ドリームガールズ」

【オリジナル脚本賞】
「リトル・ミス・サンシャイン」

【脚色賞】
「ディパーテッド」

【外国映画賞】
「善き人のためのソナタ」(ドイツ)

【撮影賞】
「パンズ・ラビリンス」

【編集賞】
「ディパーテッド」

【歌曲賞】
"I Need To Wake Up" 「不都合な真実」

【作曲賞】
「バベル」

【長編ドキュメンタリー賞】
「不都合な真実」

【視覚効果賞】
「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」

【衣裳デザイン賞】
「マリー・アントワネット」

【メイクアップ賞】
「パンズ・ラビリンス」

【美術賞】
「パンズ・ラビリンス」

【長編アニメ賞】
「ハッピー フィート」

【録音賞】
「ドリームガールズ」

【音響効果賞】
「硫黄島からの手紙」

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flor-花-  2006-12-26

Florhana演目 flor-花-
作・演出 井上恵美子ダンスカンパニー
劇場 スペース・ゼロ

ストーリーやテーマを言葉を使わずにダンスだけ、群舞や井上さんのソロだけで描く。やっぱり難解だわ。ある程度の「語られるはずの内容」っていう前知識がなければね。わたしは残念ながらそこまで敏感に繊細じゃないもの。でもクライマックスのラインは綺麗だったわ。

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