2025-129M 「ボサノヴァ 撃たれたピアニスト」☆☆☆★

Sbodsnobs原題:Dispararon al pianista
邦題:ボサノヴァ 撃たれたピアニスト
時間:103分
公開:2025-04-11
製作年度:2023
製作国:スペイン・フランス・オランダ・ポルトガル
配給:2ミーターテインメント、ゴンゾ
製作総指揮:
製作:クリスティナ・ウエテ
監督:フェルナンド・トルエバ ハビエル・マリスカル
脚本:フェルナンド・トルエバ
原作:
撮影:
音楽:
出演:ジェフ・ゴールドブラム、トニー・ラモス、ロバータ・ウォラック、アベル・アヤラ

アカデミー外国語映画賞受賞作「ベルエポック」のフェルナンド・トルエバ監督が、「チコとリタ」でもタッグを組んだハビエル・マリスカル監督と共同監督を務め、ブラジル音楽の伝説的ピアニストであるテノーリオ・ジュニオルを題材に、ラテンアメリカの光と影を描いたアニメーション映画。

1950年代末、ブラジルのボサノバが音楽の歴史を変え、エラ・フィッツジェラルドからフランク・シナトラまで世界中のアーティストがブラジル音楽を歌いはじめた。時は流れ、現代。ボサノバの歴史について調べるためニューヨークからリオデジャネイロへやって来た音楽ジャーナリストのジェフ・ハリスは、サンバジャズで名を馳せた天才ピアニスト、テノーリオ・ジュニオルの存在を知る。その足跡をたどると、彼はブエノスアイレスでのツアー中に謎の失踪を遂げていた。

ジャズピアニストとしても活動する俳優ジェフ・ゴールドブラムが、物語の語り部となる音楽ジャーナリスト役で声の出演。

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2025-128M 「テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ」☆☆☆★

Sthelma原題:Thelma
邦題:テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ
時間:99分
公開:2025-06-06
製作年度:2024
製作国:アメリカ・スイス
配給:パルコ
製作総指揮:ジューン・スキッブ フレッド・ヘッキンジャー トビアス・グーツビラー
製作:ゾーイ・ワース クリス・ケイ ニコラス・ワインストック ベンジャミン・シンプソン カール・スポエリ ビビアナ・ベッツァーニ
監督:ジョシュ・マーゴリン
脚本:ジョシュ・マーゴリン
原作:
撮影:デビッド・ボーレン
音楽:ニック・チューバ
出演:ジューン・スキッブ、フレッド・ヘッキンジャー、リチャード・ラウンドトゥリー、パーカー・ポージー、クラーク・グレッグ、マルコム・マクダウェル

「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」でアカデミー助演女優賞にノミネートされたジューン・スキッブが93歳にして映画初主演を果たし、オレオレ詐欺師に立ち向かうおばあちゃんの奮闘を描いたコメディドラマ。

夫を亡くし、寂しくも気楽なひとり暮らしを送る93歳のテルマ。ある日、仲良しの孫ダニエルが事故を起こし刑務所にいると聞いた彼女は、愛する孫を助けようと保釈金1万ドルを送金するが、それは典型的な詐欺の手口だった。犯人を突き止めてお金を取り返すことを決意したテルマは、旧友の老人ベンを巻き込んで、電動スクーターに乗って大冒険に出る。

「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」のフレッド・ヘッキンジャーが孫ダニエル、「黒いジャガー」のリチャード・ラウンドトゥリーが旧友ベン、「ボーはおそれている」のパーカー・ボージーがテルマの娘ゲイル、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」のクラーク・グレッグがゲイルの夫アランを演じ、「時計じかけのオレンジ」のマルコム・マクダウェルが共演。本作が長編デビューとなるジョシュ・マーゴリンが監督・脚本を手がけ、自身の祖母テルマとの実体験をもとに撮りあげた。

3月に『ジェリーの災難』を観たが、詐欺に合った被害者の物語が多いのはご時世かな。本作は老婆がオレオレ詐欺の被害者に。6月封切予定。

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2025-127M 「ゴーストキラー」☆☆☆★

Sghostkiller邦題:ゴーストキラー
時間:104分
公開:2025-04-11
製作年度:2024
製作国:日本
配給:ライツキューブ
製作総指揮:
製作:人見剛史 才津博明 和田佳恵
監督:園村健介
脚本:阪元裕吾
原作:
撮影:伊集守忠
音楽:森野宣彦
出演:高石あかり(松岡ふみか)、黒羽麻璃央(影原利久)、井上想良(本多俊吾)、東野絢香(飯田マホ)、川本直弘(桂雅治)、アベラヒデノブ(片山将暉)、倉冨なおと(ナルミ)、木部哲(勝茂)、一ノ瀬竜(リュウスケ)、本宮泰風(渡瀬)、山口祥行(猪俣)、舘昌美、北代高士、中澤達也、本田広登、川崎健太、三元雅芸(工藤英雄)

「ベイビーわるきゅーれ」シリーズや「陰陽師0」などのアクション監督として知られる園村健介がメガホンをとり、「ベイビーわるきゅーれ」の阪元裕吾が脚本、髙石あかりが主演を務めたアクション作品。

ストレスの多い日々を送る女子大生のふみかは、ある日道に転がる一発の弾丸を見つける。その弾丸を自宅に持ち帰ったふみかは、何者かに殺され、成仏できずにいた殺し屋の工藤の幽霊にとり憑かれてしまう。工藤がふみかに乗り移ることで、彼女に生前の工藤の身体能力も同時に乗り移ることに気が付いた2人は、工藤の無念を晴らすために復讐へと動き出すが……。

ふみか役を今作が映画単独初主演となる髙石、殺し屋の幽霊・工藤役を「燃えよデブゴン TOKYO MISSION」「BAD CITY」などアクションにも定評がある三元雅芸、工藤をライバル視する影原役を黒羽麻璃央がそれぞれ演じる。

『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの阪元裕吾が脚本で高石あかりが主演。という流れもあってか、テレビ東京の出資作品である。ハリウッドでリメイクしても面白いかもしれない。

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2025-126M 「アマチュア」☆☆☆★

Samature原題:The Amateur
邦題:アマチュア
時間:123分
公開:2025-04-11
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:J・J・フック
製作:ハッチ・パーカー ダン・ウィルソン ラミ・マレック ジョエル・B・マイケルズ
監督:ジェームズ・ホーズ
脚本:ケン・ノーラン ゲイリー・スピネッリ
原作:ロバート・リテル
撮影:マーティン・ルーエ
音楽:フォルカー・ベルテルマン
出演:ラミ・マレック(チャーリー・ヘラー)、ローレンス・フィッシュバーン(ヘンダーソン)、レイチェル・ブロズナハン(サラ)、ケイトリーナ・バルフ(インクワライン)、ジョン・バーンサル(ザ・ベア)

「ボヘミアン・ラプソディ」でアカデミー賞を受賞したラミ・マレックが主演を務め、戦闘や暗殺については素人のCIA職員の男が、殺された妻の復讐に乗り出す姿を描いたアクションサスペンス。

内気な性格で愛妻家のチャーリー・ヘラーは、CIA本部でサイバー捜査官として働いているが、暗殺の経験もないデスクワーカーだ。最愛の妻とともに平穏な日々を過ごしていたが、ある日、無差別テロ事件で妻を失ったことで、彼の人生は様変わりする。テロリストへの復讐を決意したチャーリーは、特殊任務の訓練を受けるが、教官であるヘンダーソンに「お前に人は殺せない」と諭されてしまう。組織の協力も得られない中、チャーリーは彼ならではの方法でテロリストたちを追い詰めていくが、事件の裏には驚くべき陰謀が潜んでいた。

原作は、スパイ小説を多く手がける作家ロバート・リテルの小説。監督はドラマ「窓際のスパイ」や映画「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」を手がけてきたジェームズ・ホーズ。主人公チャーリーをラミ・マレックが演じ、上官のヘンダーソン役で「マトリックス」のローレンス・フィッシュバーンが共演。

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2025-125M 「ベテラン 凶悪犯罪捜査班」☆☆☆★

Sbeteran202_20250411204701原題:I, the Executioner
邦題:ベテラン 凶悪犯罪捜査班
時間:118分
公開:2025-04-11
製作年度:2024
製作国:韓国
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
製作総指揮:
製作:
監督:リュ・スンワン
脚本:リュ・スンワン イ・ウォンジェ
原作:
撮影:チェ・ヨンファン
音楽:チャン・ギハ
出演:ファン・ジョンミン、チョン・ヘイン、アン・ボヒョン、オ・ダルス、チャン・ユンジュ、オ・デファン、キム・シフ、シン・スンファン

2015年に韓国で大ヒットを記録したアクション映画「ベテラン」のシリーズ第2作。

法では裁かれない悪人を標的にした連続殺人事件が発生。不条理な司法制度に不満を抱えていた世論は、犯人のことを善と悪を裁く伝説の生き物「ヘチ」と呼び、正義のヒーローとしてもてはやすようになる。熱血ベテラン刑事ソ・ドチョルと凶悪犯罪捜査班、さらにドチョルに心酔する新人刑事パク・ソヌも捜査に加わり、事件は解決に近づくかに見えた。しかし犯人は刑事たちをあざ笑うかのように、次の標的を名指しする予告をインターネット上に公開する。

前作に続いてファン・ジョンミンがベテラン刑事ソ・ドチョル役で主演を務め、「ソウルの春」のチョン・ヘインが正義感あふれる新人刑事パク・ソヌを演じた。「オールド・ボーイ」のオ・ダルス、「三姉妹」のチャン・ユンジュ、ドラマ「梨泰院クラス」のアン・ボヒョンが共演。「密輸 1970」「モガディシュ 脱出までの14日間」のリュ・スンワン監督が前作に引き続きメガホンをとった。

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2025-124M 「シンシン SING SING」☆☆☆★

Ssingsing原題:Sing Sing
邦題:シンシン SING SING
時間:107分
公開:2025-04-11
製作年度:2023
製作国:アメリカ
配給:ギャガ
製作総指揮:テディ・シュワルツマン マイケル・ハイムラー コールマン・ドミンゴ ラウル・ドミンゴ ラリー・カラス ラリー・ケリー ナンシー・シェイファー クラレンス・マクリン ジョン・“ディバイン・G”・ウィットフィールド
製作:モニーク・ウォルトン クリント・ベントレー グレッグ・クウェダー
監督:グレッグ・クウェダー
脚本:クリント・ベントレー グレッグ・クウェダー
原作:クリント・ベントレー グレッグ・クウェダー クラレンス・マクリン ジョン・“ディバイン・G”・ウィットフィールド
撮影:パット・スコーラ
音楽:ブライス・デスナー
出演:コールマン・ドミンゴ、クラレンス・“ディヴァイン・アイ”・マクリン、ショーン・サン・ホセ、ポール・レイシー、デヴィッド・“ダップ”・ジローディ、パトリック・“プリム”・グリフィン、モーシ・イーグル、ジェイムズ・“ビッグE”・ウィリアムズ、ショーン・“ディノ”・ジョンソン、コーネル・ネイト・オルストン、カミーロ・“カーマイン”・ロヴァッコ、ダリオ・ペーニャ、ペドロ・コットー、ミゲル・ヴァランタン、ジョン=エイドリアン・“JJ”・ベラスケス、ジョン・デヴァイン・G・ウィットフィールド、シャロン・ワシントン、ジョニー・シモンズ、ブレント・ビュエル、マイケル・キャプラ、ジョアンナ・チャン、セシリー・リン、キャスリン・ヴォキンズ、レイナルド・ゲイル

米ニューヨークで最も厳重なセキュリティが施されたシンシン刑務所で行われている収監者更生プログラムの舞台演劇を題材に、無実の罪で収監された男と収監者たちとの友情を描いた実話を映画化。主演を、「ラスティン ワシントンの『あの日』を作った男」でアカデミー賞にノミネートされたコールマン・ドミンゴが務めた。

無実の罪で収監された男、ディヴァインGは、刑務所内更生プログラムである「舞台演劇」のグループに所属し、収監者仲間たちと日々演劇に取り組むことで、わずかながらの生きる希望を見いだしていた。そんなある日、刑務所で一番の悪人として恐れられている男、通称ディヴァイン・アイことクラレンス・マクリンが演劇グループに参加することに。そんな中で演劇グループは、次の公演に向けた新たな演目の準備に取り掛かるが……。

主人公ディヴァインGを演じたコールマン・ドミンゴは、第97回アカデミー主演男優賞にノミネートされ、「ラスティン ワシントンの『あの日』を作った男」に続いて2度目の主演男優賞ノミネートを果たした。そのほかのキャストには、シンシン刑務所の元収監者で、舞台演劇プログラムの卒業生及び関係者である俳優たちが多数参加している。監督は「ザ・ボーダーライン 合衆国国境警備隊」などの作品を手がけてきたグレッグ・クウェダー。

実話を基にした刑務所の演劇プログラムの物語。クライマックスはショーシャンクのそれに匹敵する開放感がある。

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2025-123M 「エレクトリック・ステイト」☆☆☆★

Selestate原題:The Electric State
邦題:エレクトリック・ステイト
時間:128分
公開:2025-03-14
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:Netflix
製作総指揮:クリストファー・マルクス スティーブン・マクフィーリー ティム・コナーズ ニック・バン・ダイク ジェイク・オースト ジェフリー・ヘイリー ジェフリー・フォード シモン・ストーレンハーグ ジュリア・アンジェリン ラッセル・アッカーマン ジョン・シェーンフェルダー アンディ・ムスキエティ バーバラ・ムスキエティ
製作:ジョー・ルッソ アンソニー・ルッソ マイク・ラロッカ アンジェラ・ルッソ=オトストット クリス・カスタルディ パトリック・ニュウォール
監督:アンソニー・ルッソ ジョー・ルッソ
脚本:クリストファー・マルクス スティーブン・マクフィーリー
原作:シモン・ストーレンハーグ
撮影:スティーブン・F・ウィンドン
音楽:アラン・シルベストリ
出演:ミリー・ボビー・ブラウン、クリス・プラット、キー・ホイ・クァン、ジェイソン・アレクサンダー、ウディ・ノーマン、ジャンカルロ・エスポジート、スタンリー・トゥッチ、ウディ・ハレルソンアンソニー・マッキー、ブライアン・コックス、ジェニー・スレイト、ハンク・アザリア、コールマン・ドミンゴ、アラン・テュディック

「アベンジャーズ エンドゲーム」のアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟監督が、シモン・ストーレンハーグの同名グラフィックノベルを原作に、レトロフューチャーな世界観で描いたSFロードムービー。

人類に反旗を翻した自律型ロボットたちが、塀に囲まれた広大な土地「エレクトリック・ステイト」に追放された世界。ロボットは危険な存在という認識のなかで育った孤児の少女ミシェルは、失った弟クリストファーに似た雰囲気をまとうロボットのコスモと出会い、弟がどこかで生きていることを知る。コスモと一緒に弟を捜す旅に出た彼女は、道中で出会った怪しげな密輸業者キーツとその相棒ロボット・ハーマンと行動をともにすることに。やがてミシェルは、ある邪悪な組織が弟の失踪に関わっていることを知る。

「ストレンジャー・シングス 未知の世界」「エノーラ・ホームズの事件簿」のミリー・ボビー・ブラウンがミシェル、クリス・プラットが密輸業者キーツを演じ、キー・ホイ・クァン、ジャンカルロ・エスポジート、スタンリー・トゥッチが共演。アンソニー・マッキー、ウッディ・ハレルソンらがロボットの声を担当。Netflixで2025年3月14日から配信。

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2025-122M 「政党大会 陰謀のタイムループ」☆☆☆★★

Sseitotaikai原題:Maanaadu
邦題:政党大会 陰謀のタイムループ
時間:147分
公開:2025-05-02
製作年度:2021
製作国:インド
配給:SPACEBOX
製作総指揮:
製作:スレーシュ・カーマーッチ
監督:ベンカト・プラブ
脚本:ベンカト・プラブ
原作:
撮影:リチャード・M・ナーダン
音楽:ユバン・シャンカル・ラージャー
出演:シランバサラン、SJスーリヤー、カリヤニ・プリヤダルシャン、SAチャンドラシェーカル、YGマヘーンドラン、アラビンド・アーカーシュ、カルナーカラン、プレームジ・アマラン

政党大会の会場で要人暗殺テロの犯人に仕立て上げられてしまった青年が、テロを阻止するためタイムループを繰り返す姿を描くインド・タミル語映画のSFポリティカルアクション。

ドバイ在住の裕福なタミル人ムスリムのアブドゥル・カーリクは、友人の結婚式に参列するためインドに帰ってくる。しかし、偶然出会った警察官のダヌシュコディに拘束され、その日の夜に開かれる与党の政治集会でテロ行為を行うよう強要される。逆らうことができずにテロの犯人に仕立て上げられたカーリクは、現行犯として射殺されるが、気が付くとその日の朝に戻っていた。タイムループが起きていることを理解したカーリクはテロを止めるために奔走し、失敗しては朝に引き戻されるというタイムループを何度も繰り返していくが……。

主演は、長年にわたりタミル語映画界のスターのひとりとして活躍しながら、日本での出演作の公開はこれが初となるシランバラサン。カーリクを陥れる警察官ダヌシュコディを、「ジガルタンダ・ダブルX」などで知られるS・J・スーリヤーが演じた。

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2025-121M 「ロール・ザ・ドラム!」☆☆☆

Srollthedram原題:Tambour battant
邦題:ロール・ザ・ドラム!
時間:90分
公開:2024-10-04
製作年度:2019
製作国:スイス
配給:カルチュアルライフ
製作総指揮:
製作:ジャン=マルク・フルーレ
監督:フランソワ=クリストフ・マルザール
脚本:ニコラ・フレイ フランソワ=クリストフ・マルザール
原作:
撮影:セブリーヌ・バルド
音楽:ニコラ・ラベウス
出演:ピエール・ミフスッド、パスカル・ドゥモロン、ザビーネ・ティモテオ、ジャン=リュック・ビドー

スイスにあるワインの名産地バレー州で実際に起きた出来事をもとに、地元の新旧ブラスバンドの対立をユーモラスにつづったコメディドラマ。女性参政権を巡る問題や、多様性、友情、中年の危機といったテーマを盛り込みながら、バレー州の美しい景色ととも描き出す。

1970年、バレー州の小さな村モンシュ。ワイン醸造家のアロイスは地元のブラスバンドの指揮者を務めており、村で毎年開催されている音楽祭のオーディション通過を目指して練習に励む日々を過ごしていた。しかし彼の指導力を疑問視する楽団のメンバーが、村出身でプロの音楽家としてパリで活躍するピエールをこっそり呼び寄せてしまう。伝統を重んじるアロイスと違い、ピエールは才能ある女性や移民を次々と楽団のメンバーに迎え入れる。やがて、アロイスとピエールをそれぞれ指揮者に立てた2つの楽団が出来あがり、両者の対立は村全体を巻き込んだ大騒動へと発展していく。

監督・脚本は、スイスで数々の映画やテレビシリーズを手がけてきたフランソワ=クリストフ・マルザール。

本興行で見逃していたが、見逃しっぱなしでも良かったレベル。

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2025-120M 「ベテラン」☆☆☆★★

Sbeteran原題:Veteran
邦題:ベテラン
時間:123分
公開:2015-12-12
製作年度:2015
製作国:韓国
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
製作総指揮:
製作:チョ・ソンミン
監督:リュ・スンワン
脚本:リュ・スンワン
原作:
撮影:チェ・ヨンファン
音楽:パン・ジュンソク
出演:ファン・ジョンミン(ソ・ドチョル)、ユ・アイン(チョ・テオ)、ユ・ヘジン(チェ常務)、オ・ダルス(オ チーム長)、チャン・ユンジュ(ミス・ボン)、オ・デファン(ワン刑事)、キム・シフ(ユン刑事)

朝鮮半島情勢を巧みに取り入れたスパイアクション「ベルリンファイル」のリュ・スンワン監督が、韓国最大のタブーとされている「財閥の横暴」に切り込んだアクションドラマ。

悪は絶対に許さない武闘派ベテラン刑事ドチョルを筆頭に、個性的な5人による特殊強力事件担当・広域捜査隊。あるパーティでドチョルが出会った財閥3世テオの同族会社社員が自殺を図った。この自殺の裏にテオが絡んでいると疑うドチョルは、単独で捜査をはじめるが、財閥の息がかかった警察上層部の圧力により、捜査の打ち切りを迫られてしまう。チーム一丸となって事件の核心に迫るドチョルたちをあざ笑うかのように、テオが金と巨大な権力をバックに包囲網からすり抜けていくが……。

ベテラン刑事ドチョル役に「国際市場で逢いましょう」のファン・ジョンミン。「カンチョリ オカンがくれた明日」の若手俳優ユ・アインが、財閥3世のテオ役で初の悪役を演じた。2025年4月、続編「ベテラン 凶悪犯罪捜査班」の公開にあわせて、本作も1週間限定リバイバル上映。

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