劇場版ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海(うみ)の王子マナフィ 2006-08-09

Pokemon2006邦題:劇場版ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海(うみ)の王子マナフィ
時間:108分
公開:2006-07-15
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:
監督:湯山邦彦
脚本:園田英樹
原作:田尻智
撮影:
音楽:宮崎慎二
出演:松本梨香 、大谷育江 、うえだゆうじ 、KAORI 、山田ふしぎ

去年はヒーロー系で、一昨年が妖精ジラーチ。カッコいい体育会系主人公の年と可愛い妖精系主人公の年と交互に作られてるのが劇場版のポケモン。で、今年は「可愛い系」。海の妖精マナフィが可愛い。ぬいぐるみ売れただろうなぁ。劇場販売で。今年が9作目だって。ポケモンの初期世代っていま何歳くらいなんだろう。ディズニーみたいに親から子へっていうことになるまで続けばいいのにね。無理だと思うけど。

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ゲド戦記 2006-08-03

115459102217928邦題:ゲド戦記
時間:115分
公開:2006-07-29
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:鈴木敏夫
監督:宮崎吾朗
脚本:宮崎吾朗 、丹羽圭子
原作:アーシュラ・K・ル=グウィン
撮影:
音楽:寺嶋民哉
出演:岡田准一 、手嶌葵 、田中裕子 、小林薫 、夏川結衣
ル・グゥインの原作が欲しくて交渉したけどダメで「ナウシカ」からの一連の作品が生まれたって聞いた。そう見るとナウシカとウパ様の関係性や地上世界の崩壊というテーマは、原点としてジブリでは創造済みなのよね。で、この時期になって「ゲド戦記」のオリジナル作品を映像化することができても、全く後の祭りっていうわけで。いまさら恥ずかしくって宮崎パパは自分じゃゲドを映像化できないでしょう。ジュニアが「ジブリ絵」の力と、これまでの「実績」による「観客の確認行為」で50億円以上の興収をあげてもリスペクトできないわよね。だれもが「やらなくてもいい」って思ってることを「やってしまう」ことによる後悔。女優になりたいからAVに出ちゃうっていうピントはずれな状況を正当化しちゃう女の子と同じ。

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カーズ 2006-07-12

Cars原題:CARS
邦題:カーズ
時間:122分
公開:2006-07-01
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:ブエナビスタ
製作:ダーラ・K・アンダーソン
監督:ジョン・ラセター
脚本:ジョン・ラセター 、ドン・レイク
音楽:ランディ・ニューマン
出演:オーウェン・ウィルソン 、ポール・ニューマン 、ボニー・ハント 、ラリー・ザ・ケイブル・ガイ 、チーチ・マリン
ピクサーってやっぱり素敵。って言いたいけど、ますますディズニーテイストになってきてる感じがする。トイ・ストーリーとかはまだ「ディズニーとは一線を画してるんだぜ」っていうプライドみたいな勢いを感じたけど、この作品は「ディズニー映画のオーダー注文に応答しました」っていう感じかな。フラバーみたいな「意志のある自動車」、その自動車だけの世界の「スポ根」「友情」「努力」「勝利」「ジャンプテイスト」を作ってみました。っていう作品よね。とはいえ、擬人化した自動車のキャラクターや物語の破綻のなさ(安定さ)とかは、さすがだわ。でもやっぱりディズニーに同化していちゃうのかしら。会社も吸収されちゃったしね。

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親指タイタニック  2006-04-21

Thumbtanic原題:THUMBTANIC
邦題:親指タイタニック
時間:26分
公開:
製作年度:1999
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:スティーヴ・オーデカーク
製作:ポール・マーシャル
監督:スティーヴ・オーデカーク
脚本:スティーヴ・オーデカーク
原作:
撮影:
音楽:スティーヴン・オディオン
出演:スティーヴ・オーデカーク、メアリー・ジョー・ケフナン、ポール・グリーンバーグ

親指ウォーズも観たけど、悪ふざけなタイタニック。パロディの質は低いんだけど、親指でそれを作ろうっていう狂気がすごい。こんなこと誰も思いつかない!っていうところが「映画」であるっていう証左かもしれないけど、ってこんな小難しく感想文書くレベルの映画じゃないものね。感想はひとこと「変!引いた」でいい。

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ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! 2006-04-01

Wallacegromit2005原題:WALLACE & GROMIT: THE CURSE OF THE WERE-RABBIT
邦題:ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
時間:86分
公開:2006-03-18
製作年度:2005
製作国:アメリカ/イギリス
配給:アスミック
製作総指揮:ジェフリー・カッツェンバーグ 、セシル・クレイマー 、マイケル・ローズ製作:ニック・パーク、クレア・ジェニングス、ピーター・ロード、カーラ・シェリー、デヴィッド・スプロクストン
監督:ニック・パーク 、スティーヴ・ボックス
脚本:ニック・パーク 、スティーヴ・ボックス 、ボブ・ベイカー 、マーク・バートン 原作:
撮影:トリスタン・オリヴァー、デイヴ・アレックス・リデット
音楽:ジュリアン・ノット
出演:ピーター・サリス 、レイフ・ファインズ 、ヘレナ・ボナム=カーター 、ピーター・ケイ 、ニコラス・スミス

基本的に「ピングー」が大好きなわけで、そういう意味では粘土人形をチマチマと動かして撮影していく映画っていうのも「緻密な作業の大変さを認める」っていうスタンスにあるから、このシリーズも「作業の結果」としての完成度は認める。ってまだるっこしいけど、どういうことかというと、映画としては全然おもしろくなかったっていうこと。ひたすらウサギが可愛いっていうだけ。まあ、女の子にとってはウサギが可愛くて、劇場グッズでウサギのプチなのをゲットしてOKっていうことかな。天才犬グルミットもいいけど、今回はやっぱりウサギよね。吸引機でふわふわ吸われるウサギがホント可愛いんだから。

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真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章 2006-03-16

hokutonoken2006邦題:真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章
時間:103分
公開:2006-03-16
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:井本満、堀江信彦
製作:山本秀基、宮直樹
監督:今村隆寛
脚本:堀江信彦、鴨義信、真辺克彦
原作:武論尊、原哲夫
撮影:佐藤正人
音楽:梶浦由記
声優:宇梶剛士 、阿部寛 、柴咲コウ

致命的に声優がダメ。どうしてこういう大作ぶりたい(ってもテレビアニメ上がりのお里が知れてるタイトルだけどね)アニメって勘違いして「俳優」をつかっちゃうのかしら。柴咲コウや宇梶がぜんぜんキャラクターに合ってない。「スチーム・ボーイ」の悪夢が再びってとこかしら。アニメ業界のなかで全然教訓が生かされてないってことよね。俳優が声優しちゃうと、声あてるとき思いっきりアクションしながらあてて、実のところ「声の演技」が放置されちゃってるという想像するけど、どうかしら。プロデューサーの作品クオリティに対しての大ミスね。キャスティングレベルではコマーシャルな声優陣で宣伝はきいたかもしれなけど、やっぱり作品の完成度を犠牲にしちゃいけないわ。

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立喰師列伝 2006-01-18

tachigui邦題:立喰師列伝
時間:104分
公開:2006-04-08
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東北新社
企画:石川光久
製作:渡辺繁、安永義郎、二宮清隆、奥田誠司
監督:押井 守
脚本:押井 守
原作:押井 守
撮影:坂崎恵一
音楽:川井憲次
出演:吉祥寺怪人、兵頭まこ、石川光久、河森正治、樋口真嗣、寺田克也、鈴木敏夫、山寺宏一

虚構っていうものは「他人を許容」するのか「他人を拒絶」するのか二者択一だと思うけど、この映画は後者かもしれない。なんか自分の観た夢を他人が理解しないのに延々と語ってるだけで、饒舌なアジテーションにも似た山寺宏一ナレーションに意識が朦朧とさせられていくの。「立喰師」という存在が前提となっている戦後日本の社会で、彼らを通して昭和史を検証していくみたいな「理想」があったらしい。ただ、それがパラレルワールドな「もうひとつの」日本であるはず(パロディ化した)が架空と実在の混在という中途半端な背景描写によって揺れてしまってる。1951年生まれという微妙にポスト団塊な押井監督だけに、吉本隆明の言葉や行き止まった学生運動に「社会の必然」として「立喰師」の進化を描いて行くのは、宿便を処理する腸内洗浄にも似た行為なのかもしれないわね。そんな精神的な風俗プレイにつき合わされ、汚臭ただよう自慰的なスクリーンに投射される写真人形劇に対して「傑作」と言わざるえない押井教祖の側近たちや信者たちって哀れよね。

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銀色の髪のアギト 2006-01-10

ginagito 邦題:銀色の髪のアギト
時間:95分
公開:2006-01-07
製作年度:2005
製作国:日本
配給:GONZO、松竹
製作総指揮:
製作:稲田浩之、石川真一郎、関一郎、喜多埜裕明、亀山慶二、島本雄二
監督:杉山慶一
脚本:椎名奈菜 、柿本直子
原作:飯田馬之介
撮影:
音楽:岩崎琢
出演:勝地涼 、宮崎あおい 、古手川祐子 、濱口優 、布川敏和

多分、マニアからは指摘されまくってボロボロになってると思うけど、いちおう言っておきたい。ナウシカの世界観、ラピュタの関係性と一部世界観のゴンゾ版。どうして、この手の「マニア垂涎系アニメ劇場映画」ってエコに走っていくのかしら。まあ、そのほうが見栄えはいいし、テーマでどうこう言われないだろうし、っていう「逃げ」なのか、それとも悪い宗教というかスピリチュアルな電波を浴びまくってるのか。大見得きった「自然共生・文明否定」なのには辟易。マニアあがりの作家がマニアックに模倣を繰り返していく前途喪失なスパイラルに入ってきてるみたい。コピーを繰り返すとそのうち癌細胞になってしまうみたいにね。けっこう悪性に進行してるかもしれないけど。日本のアニメ映画界って。

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チキン・リトル 2006-01-06

chilittle 原題:CHICKEN LITTLE
邦題:チキン・リトル
時間:81分
公開:2005-12-23
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:ブエナビスタ
製作総指揮:
製作:ランディ・フルマー
監督:マーク・ディンダル
脚本:スティーヴ・ベンチック 、ダン・ガーソン 、ロバート・L・ベアード
原作:
撮影:
音楽:ジョン・デブニー
出演:

ニワトリの父子の「相互理解」にまつわる啓蒙的なアニメ。アメリカ人にとっては一番必要としてるテーマかもしれない。子供にも判りやすいしね。パパは最後は僕の味方なんだなって子供が刷り込まれれば大成功なんでしょうね。でも、リトルのママはどうしたんだろう。死んでしまったのか、父子を残して離婚してしまったのか。ちょっとそのあたりのエピソードを見逃したみたい。というより、いないことは表現してたけど、何故?っていうのは語られてなかったかもしれない。片親が多いアメリカの子供にとっても親近感がある環境なのかもね。クライマックスのエピソードでリトルの活躍をハリウッドが映画化したっていう劇中劇は面白かったわ。いかにもハリウッド的でね。

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ケイナ 2005,12,4

kaena 原題:KAENA: LA PROPHETIE
邦題:ケイナ
時間:92分
公開:2004-03-06
製作年度:2002
製作国:フランス
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:
監督:クリス・デラポート、パスカル・ピノン
脚本:クリス・デラポート、タリク・ハムディーン 
原作:
撮影:
音楽:ファリッド・ルスラン
声優:キルステン・ダンスト、リチャード・ハリス、アンジェリカ・ヒューストン、グレック・ブループス

フランスの前編CGアニメ。世界観がとってもオタッキーで日本のアニメが好む世界観に似てるかも。宮崎アニメとか押井アニメとかとね。こまかなところも作りこんであるしフランスっていうか、欧州のカソリックな宗教観をこえた架空性がしっかり破綻せずに存在させてるだけに、ダン・シモンズのシリーズみたいな狂乱な重厚さも感じるわ。ただ色が深い、暗い、って感じだからスクリーンで観るほうがよかったみたい。残念ながら明るい部屋でテレビモニターで観るタイプの映像じゃなかったわ。

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