2026-140M 「LOST LAND ロストランド」☆☆☆★
邦題:LOST LAND ロストランド
時間:99分
公開:2026-04-24
製作年度:2026
製作国:日本・フランス・マレーシア・ドイツ
配給:キノフィルムズ
製作総指揮:國實瑞惠 安川正吾
製作:渡邉一孝
監督:藤元明緒
脚本:藤元明緒
原作:
撮影:北川喜雄
音楽:エルンスト・ライジハー
出演:ムハマド・ショフィック・リア・フッディン、ソミーラ・リア・フッディン
「僕の帰る場所」「海辺の彼女たち」で国内外から注目を集めてきた藤元明緒監督が、「世界で最も迫害されている民族のひとつ」と言われるロヒンギャの証言をもとに、故郷を追われた難民の幼い姉弟が家族との再会を求め命懸けで国境を越える姿を描いたロードムービー。容赦ない現実と幻想的な表現が入り混じる世界観で、難民たちの過酷な密航の旅路を子どもの視点から映し出す。
難民キャンプで暮らす5歳のシャフィと9歳の姉ソミーラは家族との再会を願い、叔母とともに遠く離れたマレーシアへ向かう。パスポートを持つことができない彼らは密航業者に導かれるまま漁船に乗せられ、自然の猛威や警備隊による追跡、人身売買の危機に追い込まれながらも、過酷な道のりを必死に乗り越えていく。
主演を務めたソミーラとシャフィの姉弟をはじめ、キャストには総勢200人を超えるロヒンギャたちを起用。故郷を追われた当事者である彼らの声とまなざしは、演技未経験ながらも映画の世界にリアリティを与えている。2025年・第82回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門にて日本人監督初の審査員特別賞を受賞するなど、世界各地の映画祭で高く評価された。
ミャンマーから密出国するロヒンギャの家族。海難の末、タイ南部にたどり着くも、そこからのマレーシアへの逃避行。叔母と生き別れ、幼い姉弟がサバイバルする。2024年のドキュメンタリー『ビヨンド・ユートピア 脱北』のテイストだが、本作はドラマ。ロヒンギャの未来の無さは壮絶であるが、あえて彼等を描いていく藤元明緒監督に脱帽。特にクライマックスは冷酷だ。
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