« 2026年3月 | トップページ | 2026年5月 »

2026-146M 「ダイ・マイ・ラブ」☆☆★★★

Sdiemylove原題:Die My Love
邦題:ダイ・マイ・ラブ
時間:118分
公開:2026-06-12
製作年度:2025
製作国:アメリカ・イギリス
配給:クロックワークス
製作総指揮:レイチェル・スミス ブルース・フランクリン リック・ヨーン クリス・ドネリー エフェ・ジャカレル ジェイソン・ロペル リン・ラムジー ロバート・パティンソン ジャミン・オブライエン アリアナ・ハルウィッツ
製作:マーティン・スコセッシ ジェニファー・ローレンス ジャスティン・チャロッキ モリー・スミス サッド・ラッキンビル トレント・ラッキンビル アンドレア・カルダーウッド
監督:リン・ラムジー
脚本:エンダ・ウォルシュ リン・ラムジー アリス・バーチ
原作:アリアナ・ハルウィッツ
撮影:シーマス・マッガーベイ
音楽:ジョージ・ビエスティカ レイフ・バーチェル リン・ラムジー
出演:ジェニファー・ローレンス、ロバート・パティンソン、ラキース・スタンフィールド、ニック・ノルティ、シシー・スペイセク

「ビューティフル・デイ」「少年は残酷な弓を射る」のリン・ラムジー監督が、ジェニファー・ローレンスとロバート・パティンソンを主演に迎え、愛と狂気の狭間で揺れる夫婦の姿を描いた心理ドラマ。第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、第83回ゴールデングローブ賞ドラマ部門主演女優賞にもノミネートされた。

田舎町に移り住んだ作家のグレースは、夫ジャクソンとともに新たな生活を始める。穏やかな日々が続くはずだったが、出産をきっかけに彼女の生活は一変。執筆活動は滞り、育児による重圧と孤独、さらに断片的に訪れる幻覚が、日常を徐々に歪めていく。やがて現実と幻想の境界が揺らぎはじめ、グレースの精神は静かに、しかし確実に崩壊へと向かっていく。

主人公グレースを演じるのは、「世界にひとつのプレイブック」でアカデミー主演女優賞に輝いたジェニファー・ローレンス。本作ではプロデューサーも兼任し、出産後の女性が抱える孤独や不安を、自身の出産経験も生かした役作りで体現。夫ジャクソンには、「THE BATMAN ザ・バットマン」のロバート・パティンソンが扮した。原作はアリアナ・ハルウィッツによる小説「死んでよ、アモール」。プロデューサーとしてマーティン・スコセッシが名を連ねる。

いやまさに、カンヌ映画祭向きの「不条理系」作品。出産育児ノイローゼをここまでドロドロに描き、共感を許さない?のも凄い。

| | コメント (0)

2026-145M 「5-25-77 あの日の映画少年たちへ」☆☆☆★

Sanohinoeiga原題:5-25-77
邦題:5-25-77 あの日の映画少年たちへ
時間:135分
公開:2026-05
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:パトリック・リード・ジョンソン
製作:フレッド・ルース ゲイリー・カーツ
監督:パトリック・リード・ジョンソン
脚本:パトリック・リード・ジョンソン
原作:
撮影:デビッド・ブルーム ケン・セング
音楽:デビッド・ルッソ
出演:ジョン・フランシス・デイリー、コリーン・キャンプ、ニール・フリン、オースティン・ペンドルトン、エミ・チェン

田舎町でSF映画オタクだった主人公の青春ドラマ。脚本監督のパトリック・リード・ジョンソン自伝だ。タイトルは「スターウォーズ」の全米公開日のことだ。

| | コメント (0)

2026-144M「トゥ・ランド」☆☆☆★

Stoland原題:Where to Land
邦題:トゥ・ランド
時間:75分
公開:2026-04-25
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:ポッシブルフィルムズ
製作総指揮:ダグラス・エリオット ニック・フォード グレゴリー・ジェイコブズ エイダン・オブライアン ジム・ロドニー ステイシー・スミス ジェームズ・シャイダ ビクトリア・ウィズダム
製作:ハル・ハートリー
監督:ハル・ハートリー
脚本:ハル・ハートリー
原作:
撮影:サラ・コーリー
音楽:ハル・ハートリー
出演:ビル・セイジ、キム・タフ
ケイトリン・スパークス、ロバート・ジョン・バーク、イーディ・ファルコ、ジェレミー・ヘンドリック、ジェイ・レノックス、ジア・クロヴァティン、ジョージ・フィースター、ジョー・ペリノ、キング・ムスタファ・オバフェミ、キャスリーン・チャルファント

「トラスト・ミー」「シンプルメン」などでニューヨークのインディペンデントシーンを象徴する映画作家として知られるハル・ハートリーが、コロナ禍での制作中止を乗り越えて完成させた、11年ぶりとなる長編監督作品。隠遁状態だった映画監督が、余命わずかと勘違いされたことから起こる騒動を描くドタバタ喜劇。

58歳のジョー・フルトンは、かつてロマンチックコメディで人気を博した映画監督だが、今は半ば引退状態にあった。時間を持て余すのはよくないと考え、近所にある墓地で管理人の求人が出ていたことから、その仕事に応募する。一方、ジョーの恋人でテレビ界のスター、ミュリエルは、ジョーが遺言書を作ろうとしていることを知り、彼が余命わずかで終活しているのだと早とちりしてしまう。その勘違いはたちまち周囲にも広まっていき、ジョーのアパートには友人や知人、さらには見知らぬ若者たちまでが押しかけてくる。

ハートリー自身を思わせる主人公ジョー・フルトン役を、「シンプルメン」で主人公兄弟の弟を演じたビル・セイジが務めた。そのほか、「シンプルメン」「ブラック・クランズマン」のロバート・ジョン・バーク、「トラスト・ミー」「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」のイーディ・ファルコらが共演する。

| | コメント (0)

2026-143M 「ツイッギー」☆☆☆★

Stwiggy原題:Twiggy
邦題:ツイッギー
時間:97分
公開:2026-04-24
製作年度:2024
製作国:イギリス
配給:アンプラグド
製作総指揮:ロニ・アンコーナ ロリー・キンドロン アンドリュー・グリーン クリス・グリーンヒル アシュリング・オコナー
製作:サイモン・ジョーンズ ニック・ハムソン
監督:サディ・フロスト
脚本:
原作:
撮影:ダイアナ・オリフィロバ ルーカス・タックナット
音楽:マーラ・カーライル
出演:ツイッギー、ダスティン・ホフマン、ブルック・シールズ、ポール・マッカートニー、ステラ・マッカートニー、シエナ・ミラー

1960年代に世界中を虜にしたイギリスの伝説的モデル、ツイッギーの人生と魅力に迫ったドキュメンタリー。

1965年に16歳でデビューしたツイッギーは瞬く間にスターの階段を駆け上り、その愛称通り小枝のように華奢なスタイルと唯一無二のファッションセンスで、それまでの美の常識を覆した。若者を中心に流行したスウィンギング・ロンドンを象徴する存在となった彼女は、世界中でミニスカートブームを巻き起こすなどファッション界に革命をもたらした。その後は自分らしい表現を追い求めて俳優や歌手としても活躍し、1971年にはケン・ラッセル監督のミュージカル映画「ボーイフレンド」で主演を務め大きな注目を集めた。

本作では、ツイッギー本人の言葉や貴重なアーカイブ映像、ブルック・シールズ、ダスティン・ホフマン、ポール・マッカートニー、シエナ・ミラーら彼女にゆかりのある人々へのインタビューなどを通して、ひとりの女性、そして母としての彼女の生き方、葛藤や選択を描き出す。監督は、ドキュメンタリー映画「マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説」なども手がけた俳優のサディ・フロスト。

| | コメント (0)

2026-142M 「PILOT 人生のリフライト」☆☆☆★

Spilot原題:PILOT
邦題:PILOT 人生のリフライト
時間:114分
公開:2026-04-03
製作年度:2024
製作国:韓国
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
監督:キム・ハンギョル
脚本:チョ・ユジン
原作:
撮影:
音楽:
出演:チョ・ジョンソク、イ・ジュミョン、ハン・ソナ、シン・スンホ

一夜にしてすべてを失ったスターパイロットの男性が、新人女性パイロットとして再起を目指す姿を描き、韓国で観客動員数470万人を突破する大ヒットを記録したコメディ。

優れた操縦技術を持つパイロットのハン・ジョンウは有名テレビ番組に出演するほどの人気者だったが、予期せぬトラブルと誤解により職を失ってしまう。ブラックリストに載ったジョンウを雇おうとする航空会社はなく、窮地に追い込まれた彼は妹ジョンミになりすまし、完璧に変身して再就職を果たす。しかし喜びもつかの間、またもや思わぬ困難が彼の前に立ちはだかる。

「EXIT」「観相師 かんそうし」のチョ・ジョンソクが主人公ジョンウと彼がなりすました妹ジョンミを演じ、2025年・第61回百想芸術大賞の映画部門で最優秀演技賞(主演男優賞)を受賞。ジョンウが出会う女性スルギをドラマ「二十五、二十一」のイ・ジュミョン、ジョンウの最も身近な理解者である本物の妹ジョンミをアイドルグループ「Secret」出身のハン・ソナ、ジョンウの元同業者ヒョンソクをドラマ「D.P. 脱走兵追跡官」のシン・スンホが演じた。「最も普通の恋愛」のキム・ハンギョル監督がメガホンをとり、韓国の最新コスメやカルチャーを散りばめたポップな映像美と洗練されたユーモアで描き出す。

| | コメント (0)

2026-141M 「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」☆☆☆★

Smario2026原題:The Super Mario Galaxy Movie
邦題:ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー
時間:99分
公開:2026-04-24
製作年度:2026
製作国:アメリカ・日本
配給:東宝東和
製作総指揮:
製作:クリス・メレダンドリ 宮本茂
監督:アーロン・ホーバス マイケル・ジェレニック、ピエール・ルデュック ファビエン・ポラック
脚本:マシュー・フォーゲル
原作:
撮影:
音楽:ブライアン・タイラー
出演:宮野真守、志田有彩、畠中祐、三宅健太、関智一、坂本真綾、山下大輝

任天堂のゲーム「スーパーマリオ」シリーズの世界をアニメーション映画化し、2023年に公開されて全世界興行収入が13億ドルを超える大ヒットを記録した「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のシリーズ第2作。

双子の配管工マリオとルイージは、キノコ王国でピーチ姫を助けながら、捕らわれた大魔王クッパの世話をしたり、みんなの困りごとを解決したりしていた。そんなある日、2人は新たな相棒となるヨッシーに出会う。そしてピーチ姫の誕生日パーティをきっかけに、クッパの息子であるクッパJr.が抱く邪悪な野望を阻止するため、宇宙を舞台にした新たな冒険の旅に出る。

マリオやルイージ、ピーチ姫、クッパ、キノピオといった前作にも登場したおなじみの面々に加え、原作ゲームシリーズからヨッシーやロゼッタ、クッパJr.といったキャラクターたちが新たに登場する。「ミニオンズ」「SING シング」シリーズなどを手がけるイルミネーションのクリス・メレダンドリと、任天堂の宮本茂が共同でプロデュース。監督のアーロン・ホーバスとマイケル・ジェレニック、脚本のマシュー・フォーゲルも続投し、キャスト陣もオリジナル版のクリス・プラット、アニヤ・テイラー=ジョイ、チャーリー・デイ、ジャック・ブラックら、吹き替え版の宮野真守、志田有彩、畠中祐、三宅健太、関智一らが引き続き担当する。

一作目がマニアックにマリオの世界を丁寧にアニメ化して、相当に面白い作品だった。期待とともに二作目。任天堂、マリオ40年とのことで、製作にも参加している。ぎやらくしーのゲームは未知なので、なんとも言えないが、二作目は映画的娯楽性を高める表現が多い気がする。近くの席の子どもたちは、大笑い大喜びだっとので、狙いは当たったのであろう。吹き替え版での鑑賞。

 

| | コメント (0)

2026-140M 「LOST LAND ロストランド」☆☆☆★

Slostland邦題:LOST LAND ロストランド
時間:99分
公開:2026-04-24
製作年度:2026
製作国:日本・フランス・マレーシア・ドイツ
配給:キノフィルムズ
製作総指揮:國實瑞惠 安川正吾
製作:渡邉一孝
監督:藤元明緒
脚本:藤元明緒
原作:
撮影:北川喜雄
音楽:エルンスト・ライジハー
出演:ムハマド・ショフィック・リア・フッディン、ソミーラ・リア・フッディン

「僕の帰る場所」「海辺の彼女たち」で国内外から注目を集めてきた藤元明緒監督が、「世界で最も迫害されている民族のひとつ」と言われるロヒンギャの証言をもとに、故郷を追われた難民の幼い姉弟が家族との再会を求め命懸けで国境を越える姿を描いたロードムービー。容赦ない現実と幻想的な表現が入り混じる世界観で、難民たちの過酷な密航の旅路を子どもの視点から映し出す。

難民キャンプで暮らす5歳のシャフィと9歳の姉ソミーラは家族との再会を願い、叔母とともに遠く離れたマレーシアへ向かう。パスポートを持つことができない彼らは密航業者に導かれるまま漁船に乗せられ、自然の猛威や警備隊による追跡、人身売買の危機に追い込まれながらも、過酷な道のりを必死に乗り越えていく。

主演を務めたソミーラとシャフィの姉弟をはじめ、キャストには総勢200人を超えるロヒンギャたちを起用。故郷を追われた当事者である彼らの声とまなざしは、演技未経験ながらも映画の世界にリアリティを与えている。2025年・第82回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門にて日本人監督初の審査員特別賞を受賞するなど、世界各地の映画祭で高く評価された。

ミャンマーから密出国するロヒンギャの家族。海難の末、タイ南部にたどり着くも、そこからのマレーシアへの逃避行。叔母と生き別れ、幼い姉弟がサバイバルする。2024年のドキュメンタリー『ビヨンド・ユートピア 脱北』のテイストだが、本作はドラマ。ロヒンギャの未来の無さは壮絶であるが、あえて彼等を描いていく藤元明緒監督に脱帽。特にクライマックスは冷酷だ。

 

| | コメント (0)

2026-139M 「最終楽章 響け!ユーフォニアム 前編」☆☆☆★

Syoufo202601邦題:最終楽章 響け!ユーフォニアム 前編
時間:120分
公開:2026-04-24
製作年度:2026
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
監督:石原立也、小川太一
脚本:花田十輝
原作:武田綾乃
撮影:髙尾一也
音楽:松田彬人
出演:黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、戸松遥、石谷春貴、大橋彩香、雨宮天、七瀬彩夏、久野美咲、土屋神葉、杉浦しおり、夏川椎菜、松田彩音、寺澤百花、陶山恵実里、櫻井孝宏

吹奏楽にかける高校生のひたむきな青春を描いた京都アニメーション制作の人気アニメ「響け!ユーフォニアム」シリーズの完結編となる劇場版2部作の前編。2024年に放送されたテレビシリーズ第3期を再編集し、本編カットのブラッシュアップが行われたほか、新たに書き下ろされたシナリオによる新作シーンも多数追加。テレビシリーズでは描かれなかった演奏シーンなども盛り込まれる。

北宇治高校3年生となり、吹奏楽部の部長となった黄前久美子は、どんな新入部員がやってくるのか、部長として皆をまとめていくことができるのか、そして悲願の目標である「全国大会金賞」を達成できるのか――さまざまな期待と不安を胸に、部長として日々奔走していた。そんな久美子の前に、全国大会出場常連の強豪校からやってきた転校生・黒江真由が現れる。彼女が手にする楽器は、久美子と同じユーフォニアムだった。

2015年に放送された第1期から約10年にわたり「響け!ユーフォニアム」シリーズを手がけてきた石原立也が総監督を務め、ともにシリーズの要を担ってきた小川太一が監督を務めた。

一応ずっと追いかけているシリーズ。コレで完結2部作ということで、初日鑑賞。この前編は、アニメのサードシーズンのダイジェスト。関西大会金賞まで。9月にいよいよ全国大会のオリジナル作品が予定されている。

 

| | コメント (0)

2026-138M 「見えない娘 THE INVISIBLES」☆☆☆★

Smienaimusume邦題:見えない娘 THE INVISIBLES
時間:110分
公開:2026-08-28
製作年度:2026
製作国:日本
配給:パルコ、CHOCOLATE Inc.
製作総指揮:
製作:
監督:竹林亮
脚本:夏生さえり 竹林亮
原作:
撮影:
音楽:
出演:毎熊克哉、鈴木凛子、近藤華、矢山花、寺島進、余貴美子、友近、濱田祐太郎、宇野正平、円井わん、浅沼晋太郎、坂口涼太郎、板尾創路、加藤雅也、映美くらら

父と娘三人の隠遁生活。9歳の三女は透明人間である。母は死んでいる。女優の義母が入院したという連絡をうけて、東京へ見舞いにいく4人家族のロードムービー。という設定。

| | コメント (0)

2026-137M 「ブリング・ハー・バック」☆☆☆

Sbringherback原題:Bring Her Back
邦題:ブリング・ハー・バック
時間:104分
公開:2026-07-10
製作年度:2025
製作国:オーストラリア
配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作総指揮:
製作:
監督:ダニー・フィリッポウ マイケル・フィリッポウ
脚本:ダニー・フィリッポウ マイケル・フィリッポウ
原作:
撮影:
音楽:
出演:サリー・ホーキンス、ビリー・バラット、ソラ・ウォン、ジョナ・レン・フィリップス、サリー=アン・アプトン、スティーブン・フィリップス

「TALK TO ME トーク・トゥ・ミー」で長編映画デビューを果たした双子の兄弟ダニー&マイケル・フェリッポウ監督によるホラー。

兄のアンディと目の不自由な妹のパイパーは父親が亡くなり、里親ローラのもとで暮らすこととなった。そこには言葉を話さない男の子オリヴァーが一緒に住んでいた。ローラの過剰ともいえる愛情にアンディが違和感を覚えるが、彼女のもとで兄妹の新たな生活がスタートする。ある日を境に、この家で不穏な出来事が次々と起こる。さらに、家の周辺の点在する謎の円のモチーフ、そしてオリヴァーの存在。無関係に思えたそれらがすべてつながった時、それまで隠されていたローラのある「恐るべき願い」が明らかとなる。

兄のアンディを「クレーターをめざして」のビリー・バラットが演じ、妹のパイパー役のソラ・ウォンとオリヴァー役のジョナ・レン・フィリップスが本作で映画デビューを果たした。里親のローラ役を「シェイプ・オブ・ウォーター」のサリー・ホーキンスが演じる。

冒頭に「カルトじゃないよ」と出るが、十分カルトな感じだ。境界線となる円の意味が最後まで分からなかった。なんだろう。

| | コメント (0)

2026-136M 「GOOD BOY グッドボーイ」☆☆☆

Sgoodboy原題:GOOD BOY
邦題:GOOD BOY グッドボーイ
時間:73分
公開:2026-07-10
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:アット・エンタテイメント
製作総指揮:
製作:カリ・フィッシャー ベン・レオンバーグ
監督:ベン・レオンバーグ
脚本:アレックス・キャノン ベン・レオンバーグ
原作:
撮影:
音楽:サム・ボーズ=ミラー
出演:インディ、シェーン・ジェンセン、アリエル・フリードマン、ラリー・フェセンデン

| | コメント (0)

2026-135M 「ひつじ探偵団」☆☆☆★★

Shitujitantedan原題:The Sheep Detectives
邦題:ひつじ探偵団
時間:109分
公開:2026-05-08
製作年度:2026
製作国:アメリカ・イギリス
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:
製作:
監督:カイル・バルダ
脚本:クレイグ・メイジン
原作:レオニー・スバン
撮影:
音楽:
出演:ヒュー・ジャックマン、エマ・トンプソン、ニコラス・ガリツィン、モリー・ゴードン、ホン・チャウ

ヒュー・ジャックマンが主演を務め、大好きな飼い主を殺された羊たちがその犯人を見つけ出すべく奮闘する姿を描いた異色のミステリー映画。

イギリスののどかな田舎町。羊飼いのジョージは、愛する羊たちに囲まれながらひとりで暮らしている。彼は毎晩羊たちに探偵小説を読み聞かせているが、実は羊たちは物語を理解しており、その時間を楽しみにしていた。そんなある日、ジョージが死体となって発見される。羊たちはこれが事故だと信じようとせず、最も賢いリーダーのリリーを先頭に調査に乗り出す。手がかりを追ううちに、ジョージには巨額の遺産があったことが判明。愛するジョージの無念を晴らすべく、犯人捜しに奔走する羊たちだったが……。

事件の被害者となる羊飼いジョージをヒュー・ジャックマンが演じ、オスカー俳優エマ・トンプソン、「アイデア・オブ・ユー 大人の愛が叶うまで」のニコラス・ガリツィン、テレビシリーズ「メディア王 華麗なる一族」のニコラス・ブラウンが共演。ジュリア・ルイス=ドレイファス、パトリック・スチュワート、ブライアン・クランストンらが羊の声を担当した。ドイツの小説家レオニー・スバンが2005年に発表した同名ベストセラー小説を原作に、「ミニオンズ」シリーズのカイル・バルダ監督がメガホンをとった。

劇場で予告編を観た。気になるので劇場へ見に行く予定だ。

| | コメント (0)

2026-134M 「チェイン・リアクションズ」☆☆☆★

Schainreactions原題:Chain Reactions
邦題:チェイン・リアクションズ
時間:102分
公開:2026-03-28
製作年度:2024
製作国:アメリカ
配給:エクストリームフィルム
製作総指揮:キム・ヘンケル イアン・ヘンケル パット・キャシディ ハムザ・アリ ベイディー・アリ グレッグ・ニューマン
製作:ケリー・ディーグナン・ロイ
監督:アレクサンドル・O・フィリップ
脚本:アレクサンドル・O・フィリップ
原作:
撮影:ロバート・ミュラトール
音楽:ジョン・ヘーゲル
出演:スティーヴン・キング、三池崇史、アレクサンドラ・ヘラー=ニコラス、パットン・オズワルト、カリン・クサマ

ホラー映画の金字塔「悪魔のいけにえ」製作50周年を記念し、同作がなぜ50年を経てもなお語り継がれるのか、その核心に迫ったドキュメンタリー。

トビー・フーパー監督によって1974年に生み出され、映画史に名を刻んだホラー映画の名作「悪魔のいけにえ」について、コメディアンのパットン・オズワルト、映画監督の三池崇史とカリン・クサマ、ホラー映画についての著作で知られる映画評論家アレクサンドラ・ヘラー=ニコラス、「ホラーの帝王」の異名をとる世界的作家スティーブン・キングという、それぞれが第一線で活躍する表現者たちが、「悪魔のいけにえ」に受けた衝撃や影響について語る。彼らの証言から、低予算で製作されたインディペンデント映画である「悪魔のいけにえ」が、なぜ世界の人々の間で語り継がれる作品となりえたのかを検証する。

監督は「ピープルVSジョージ・ルーカス」「ウィリアム・フリードキン リープ・オブ・フェイス」など、これまでも巨匠監督の名作をひも解くドキュメンタリーを手がけてきたアレクサンドル・O・フィリップ 。第81回ベネチア国際映画祭のクラシック部門で上映され、映画に関するドキュメンタリーの最優秀賞を受賞。

 

 

| | コメント (0)

2026-133M 「今日からぼくが村の映画館」☆☆☆★

Skyoukarabokuga原題:Willaq Pirqa, el cine de mi pueblo
邦題:今日からぼくが村の映画館
時間:88分
公開:2026-4-17
製作年度:2022
製作国:ペルー・ボリビア
配給:ブエナワイカ
製作総指揮:
製作:
監督:セサル・ガリンド
脚本:セサル・ガリンド アウグスト・カバ ガストン・ビスカラ
原作:
撮影:フアン・ドゥラン
音楽:カリン・ジエリンスキ
出演:ビクトル・アクリオ、エルメリンダ・ルハン、メリーサ・アルバレス、ベルナルド・ロサード、フアン・ウバルド・ウアマン

南米ペルーの雄大なアンデス山脈に囲まれた小さな村を舞台に、映画に魅せられた少年の成長をつづったドラマ。

アンデスの小さな村に住む好奇心旺盛な少年シストゥは、新学期を迎えた日、風に運ばれてきた映画の広告を手にする。導かれるままに移動映画館にたどり着いた彼は、そこで初めて映画というものを知り、瞬く間にその物語に魅了される。この日を境に、シストゥは週に一度の語り部として、観た映画の内容を村人たちに伝えるようになる。ところがある日、移動映画館がこつ然と姿を消してしまい、事態は思わぬ方向へと転がっていく。

本作が編映画第2作となるセサル・ガリンド監督がメガホンをとり、ペルーの教育制度の現実や、アンデス高地地域の軽視、多文化国家における差別意識、内戦の傷跡といったテーマを温かい物語のなかに描き出す。主人公シストゥ役に抜てきされたビクトル・アクリオをはじめ、キャストの多くに非職業俳優を起用。劇中ではペルーの公用語のひとつであるケチュア語が使用され、ケチュア語映画としてペルー映画史上最高の興行収入を記録した。

 

| | コメント (0)

2026-132M 「ヌーヴェルヴァーグ」☆☆☆★★★

Snouvellverge原題:Nouvelle Vague
邦題:ヌーヴェルヴァーグ
時間:106分
公開:2026-07-10
製作年度:2025
製作国:フランス
配給:AMGエンタテインメント
製作総指揮:エマニュエル・モンタマ ジョン・スロス
製作:ミッシェル・ペタン ロラン・ペタン
監督:リチャード・リンクレイター
脚本:ホリー・ジェント ビンス・パルモ レティシア・マッソン
原作:
撮影:デビッド・シャンビル
音楽:
出演:ギョーム・マルベック、ゾーイ・ドゥイッチ、オーブリー・デュラン

2025年・第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
ジャン=リュック・ゴダールが「勝手にしやがれ」を監督する再現ドラマ。リンクレイター監督のオタクを極めたようなヌーヴェルヴァーグに対してのリスペクトが溢れ出る。僕に思いっきり突き刺さるマニアックな作品だ。山田宏一がどう観るか、知りたい。

| | コメント (0)

2026-131M 「河童の家」☆☆

Skappa邦題:河童の家
時間:53分
公開:2026-04-18
製作年度:2025
製作国:日本
配給:シアター・イメージフォーラム
製作総指揮:
製作:
監督:芝田日菜
脚本:芝田日菜
原作:
撮影:芝田日菜
音楽:
出演:矢島理佐、長崎葵、森環、野尻和輝、新野純平、マリアンネ和田

東京藝術大学大学院先端芸術表現科に在籍し、映像作家として活躍する芝田日菜監督が手がけた長編劇映画で、初の劇場公開作品。誰もいないはずの家で、さまざまな世界が交錯していくさまを描く。

青年が、ある空き家のメンテナンスにやってくる。誰もいないはずのその家には、複数の世界が異なる仕方で共在していた。そこでは女性たちがそれぞれその家で生活しており、ときにそれぞれの世界が交差する。

芝田監督が、50年前に建てられたものの、誰にも住まわれることのなかったある一軒家と出合ったことから生まれた作品。「『河童の家』芝田日菜監督特集」(2026年4月18日~/シアター・イメージフォーラム)にて、芝田監督の短編「瞑映」(2023年/22分)、「水面に映る家」(2022年/2分)とあわせて公開。

| | コメント (0)

2026-130M 「暝映」☆☆

Skappa邦題:暝映
時間:22分
公開:2026-04-18
製作年度:2023
製作国:日本
配給:シアター・イメージフォーラム
製作総指揮:
製作:
監督:芝田日菜
脚本:
原作:
撮影:芝田日菜
音楽:
出演:星実里、岩沢希実

東京藝術大学大学院先端芸術表現科に在籍しながら映像作家として活躍し、「撮る」ことを通してメディアとしての映画の再発見を試みる芝田日菜監督が2022年に手がけた監督第1作。

暗闇でほのかに光るヤコウタケというキノコと、暗闇でスクリーンにイメージが投影される映画というメディアを重ね合わせ、「映画とはなにか」を自らに問い直すようにして制作された。映像制作の経験者不在のなか、日没から深夜にかけてわずかな照明で画づくりすることで、映画を発見するようにして撮影された。

「『河童の家』芝田日菜監督特集」(2026年4月18日~/シアター・イメージフォーラム)にて、芝田監督の長編「河童の家」(2025年/53分)、「水面に映る家」(2022年/2分)とあわせて公開。

| | コメント (0)

2026-129M 「水面に映る家」☆☆

Skappa邦題:水面に映る家
時間:2分
公開:2026-04-18
製作年度:2022
製作国:日本
配給:シアター・イメージフォーラム
製作総指揮:
製作:
監督:芝田日菜


東京藝術大学大学院先端芸術表現科に在籍し、映像作家として活躍する芝田日菜監督の、映像制作における出発点ともいえる2分間の映像作品。

濁った川に映る家の映像。しかし水面のゆらめきや横切る水鳥、風によってイメージは変容してゆく。芝田監督がカメラを手にして間もない頃、散歩中に何気なく記録されたもので、ごく普通に起こる小さな奇跡への驚きが、以降の芝田監督の映像制作の出発点となった。

「『河童の家』芝田日菜監督特集」(2026年4月18日~/シアター・イメージフォーラム)にて、芝田監督の長編「河童の家」(2025年/53分)、「暝映」(2023年/22分)とあわせて公開。

| | コメント (0)

2026-128M 「ボーイズ・ゴー・トゥ・ジュピター」☆☆★★★

Sboysgotojupiter原題:Boys Go to Jupiter
邦題:ボーイズ・ゴー・トゥ・ジュピター
時間:87分
公開:2026-05-22
製作年度:2024
製作国:アメリカ
配給::boid、コピアポア・フィルム
製作総指揮:
製作:ジュリアン・グランダー
監督:ジュリアン・グランダー
脚本:ジュリアン・グランダー
原作:
撮影:
音楽:ジュリアン・グランダー
出演:ジャック・コルベット、エルシー・フィッシャー、タビー・ジェビンソン

イラストやゲームの分野で活躍してきた3Dアーティスト、ジュリアン・グランダーが自主制作で4年の歳月をかけ、長編初監督作として完成させたアニメーション作品。

フロリダの郊外。高校を中退し、フードデリバリーで生計を立てる16歳の少年ビリー・5000は、この町から抜け出すため、5000ドルを稼ぐことを目標に奔走している。しかし、配達先で出会う人々や出来事は、どこか風変わりなものばかりだった。ある時、ジュース業界の女王ドクター・ドルフィン率いる「ドルフィン果樹園」に配達で訪れた彼は、そこで果樹園の内部崩壊を企む少女ローズバットや、奇妙なエイリアンと遭遇する。それをきっかけにビリー・5000は、愛や友情、そして何よりも大切なお金についての難しい選択を迫られる。

監督のグランダーは、アドベンチャーゲーム「ART SQOOL」などで知られ、本作でも独特の色彩と造形による映像表現で日常の風景を再構築。5000ドルを稼いで人生を立て直そうとするティーンエイジャーの姿を、幻想的な青春映画として描いた。インディ・メンフィス映画祭最優秀長編劇映画賞を受賞し、新千歳空港国際アニメーション映画祭、トライベッカ映画祭やオタワ国際アニメーション映画祭など、各国の映画祭に出品。声の出演はジャック・コルベット、タビ・ジェビンソン、エルシー・フィッシャーら。

| | コメント (0)

2026-127M 「KEEPER キーパー」☆☆☆

Skeeper原題:KEEPER
邦題:KEEPER キーパー
時間:99分
公開:2026-05-29
製作年度:2025
製作国:カナダ
配給:ショウゲート
製作総指揮:
製作:
監督:オズグッド・パーキンス
脚本:
原作:
撮影:
音楽:
出演:タチアナ・マズラニー、ロッシフ・サザーランド

| | コメント (0)

2026-126M 「人はなぜラブレターを書くのか」☆☆☆★

Sloveletterkaku邦題:人はなぜラブレターを書くのか
時間:122分
公開:2026-04-17
製作年度:2026
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:江成真二
製作:桑原勇蔵 菅井敦 市川南 柿本幸一 植田泰生 高橋紀行 菊地美世志 芦田拓真
監督:石井裕也
脚本:石井裕也
原作:
撮影:鎌苅洋一
音楽:岩代太郎
出演:綾瀬はるか(寺田ナズナ)、當真あみ(小野ナズナ)、細田佳央太(富久信介)、妻夫木聡(寺田良一)、音尾琢真(大橋秀行)、富田望生、西川愛莉(寺田舞)、菅田将暉(川嶋勝重)、笠原秀幸、津田寛治、原日出子(富久晴子)、佐藤浩市(富久隆治)

「舟を編む」の石井裕也監督が綾瀬はるかを主演に迎え、2000年3月に発生した地下鉄脱線事故にまつわる奇跡のような実話をもとに描いたドラマ。

2024年、定食屋を営む寺田ナズナは、ある青年に宛てて手紙を書く。24年前、17歳の小野ナズナは、いつも同じ電車で見かける高校生・富久信介にひそかな恋心を抱いていた。一方、信介は進学校に通いながらプロボクサーを目指し、学校帰りにボクシングの練習に打ち込む日々を送っていた。そんな彼らに、運命の日である2000年3月8日が訪れる。そして2024年、信介の家族の元にナズナからの手紙が届く。父・隆治は手紙の中に亡き息子の生きた証を確かに感じ、息子の知られざる青春の断片と成長を知る。やがて隆治は、ナズナに宛てて手紙をつづりはじめる。

学生時代のナズナを「ストロベリームーン 余命半年の恋」の當真あみ、信介を「町田くんの世界」の細田佳央太、信介が通うボクシングジムの先輩で後に第17代WBC世界スーパーフライ級チャンピオンとなる川嶋勝重を菅田将暉、綾瀬演じるナズナの夫・良一を妻夫木聡、信介の父・隆治を佐藤浩市が演じた。

 

| | コメント (0)

2026-125M 「EPiC エピック エルヴィス・プレスリー・イン・コンサート」☆☆☆★★

Sepic原題:EPiC: Elvis Presley in Concert
邦題:EPiC エピック エルヴィス・プレスリー・イン・コンサート
時間:97分
公開:2026-05-15
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:パルコ
製作総指揮:ジョナサン・レドモンド トム・マッケイ リチャード・ストーリー クリスタ・ウェゲナー キャサリン・マーティン
製作:バズ・ラーマン コリン・スミートン スカイラー・ワイス ジェレミー・カストロ マシュー・グロス
監督:バズ・ラーマン
脚本:
原作:
撮影:
音楽:キム・グリーン ブライアン・パトリック
出演:エルヴィス・プレスリー

2022年の伝記映画「エルヴィス」を手がけたバズ・ラーマン監督が、最新技術を駆使してエルビス・プレスリーを現代によみがえらせた映像作品。

革新的な音楽とカリスマティックなステージパフォーマンスで「キング・オブ・ロックンロール」と称され、時代の寵児として42年の生涯を駆け抜けたエルビス・プレスリー。伝記映画「エルヴィス」の制作中、バズ・ラーマン監督と彼のチームはワーナー・ブラザースの貴重品保管室で、1970年8月のラスベガス公演を追った「エルヴィス・オン・ステージ」と72年の全米ツアーを記録した「エルヴィス・オン・ツアー」のために撮影された映像や、未発表の8ミリフィルム、エルビスが自身のキャリアについて語る未発表音声などの宝の山を発見した。

本作では伝説となったラスベガス公演と全米ツアーの象徴的なパフォーマンスを中心に、貴重な映像の数々を最先端のレストア/リマスター技術により2年以上の歳月をかけて復元。「好きにならずにいられない」「サスピシャス・マインド」といったヒット曲や「オー・ハッピー・デイ」などのレアな歌唱を含む70曲以上の楽曲を使用し、エルビスの圧倒的な歌声に彼自身の発言をシンクロさせるなど、繊細かつ大胆に再構成して没入感たっぷりにスクリーンに映し出す。

| | コメント (0)

2026-124M 「全知的な読者の視点から」☆☆☆★

Szeh原題:Omniscient Reader: The Prophecy
邦題:全知的な読者の視点から
時間:117分
公開:2026-03-20
製作年度:2025
製作国:韓国
配給:ツイン
製作総指揮:
製作:
監督:キム・ビョンウ
脚本:キム・ビョンウ イ・ジョンミン
原作:singNsong
撮影:チョン・ヘジン
音楽:モグ
出演:イ・ミンホ(ユ・ジュンヒョク)、アン・ヒョソプ(キム・ドクシャ)、チェ・スビン(ユ・サンア)、シン・スンホ(イ・ヒョンソン)、ナナ(チョン・ヒウォン)、ジス(イ・ジヘ)、クォン・ウンソン(イ・ギリョン)

韓国のウェブ小説サイト「Mupia(ムンピア)」で話題を集め、漫画版も大ヒットを記録したsingNsongによる同名小説を実写映画化。小説の世界と現実がリンクする異世界を舞台に、小説の結末を書きかえる戦いに挑む青年の奮闘と成長を描く。

子どもの頃のある事件がきっかけで心にトラウマを抱える青年キム・ドクシャは、唯一の救いだったWEB小説「滅亡した世界で生き残る三つの方法」に励まされながら学生時代を過ごした。現在は平凡な会社員として暮らす彼は、10年以上読み続けたその小説の連載が終了した日、結末に大きく失望する。そんな彼のもとに作者から「だったら、あなたがお望みの結末を見せてください」というメッセージが届き、小説の世界が現実となる。ドクシャは崩壊した世界で仲間たちとともに生き残りをかけたデスゲームに直面し、戦いのなかで自らの過去と向き合っていく。

数々のドラマに出演してきた俳優・歌手のアン・ヒョソプが実写映画初主演を務め、韓国版ドラマ「花より男子 Boys Over Flowers」のイ・ミンホが、小説の登場人物ユ・ジュンヒョク役で共演。「テロ,ライブ」のキム・ビョンウ監督がメガホンをとった。

まさか?の異世界ものバリバリRPGゲーム風なジュブナイルアクションだった。

| | コメント (0)

2026-123M 「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」☆☆☆★

Sdaijobu原題:It's Okay!
邦題:大丈夫、大丈夫、大丈夫!
時間:102分
公開:2026-04-10
製作年度:2023
製作国:韓国
配給:日活、KDDI
製作総指揮:
製作:ソン・ウォンソク
監督:キム・へヨン
脚本:
原作:
撮影:イ・ソクミン
音楽:キム・ジュンソク
出演:イ・レ(イニョン)、チン・ソヨン(ソラ)、チョン・スビン(ナリ)、イ・ジョンハ(ドユン)、ソン・ソック(ドンウク)

韓国・ソウルの芸術団を舞台に、母を亡くした女子高生と完璧主義の先生の心の交流を描いたヒューマンドラマ。

ソウル国際芸術団の舞踊学科に所属するイニョンのもとに、母の訃報が届く。母子家庭で育った彼女は家賃を払えず家を追い出されてしまい、芸術団の練習室に隠れて寝泊まりするようになる。芸術団の60周年公演に向けて猛特訓が続くなか、「魔女」と呼ばれる冷徹な芸術監督ソラに練習室での生活を知られてしまったイニョンは、ソラの家に居候することになる。年齢も性格も生活習慣も異なる2人は互いに戸惑いながらも、同じ時間を過ごすうちに心を通わせていく。そんな中、芸術団のエースでイニョンを敵対視するナリの不調をきっかけにチーム内で問題が発生し、イニョンら団員たちとソラの気持ちはバラバラになってしまう。

「ソウォン 願い」のイ・レが主人公イニョン、「毒戦 BELIEVER」のチン・ソヨンが「魔女」と呼ばれる先生ソラを演じ、「犯罪都市 THE ROUNDUP」のソン・ソックが共演。テレビドラマ「恋愛体質 30歳になれば大丈夫」などのキム・ヘヨン監督が長編初メガホンをとり、2024年・第74回ベルリン国際映画祭ジェネレーションKplus部門にて、韓国映画として初めてクリスタル・ベア賞(最優秀作品賞)に輝いた。

| | コメント (0)

2026-122M 「シネマ歌舞伎 曽根崎心中」☆☆☆★★

Ssonezakisinju邦題:シネマ歌舞伎 曽根崎心中
時間:99分
公開:2026-04-10
製作年度:2026
製作国:日本
配給:松竹
脚本:宇野信夫
原作:近松門左衛門
出演:坂田藤十郎、中村鴈治郎、坂東竹三郎、松本錦吾、中村亀鶴、中村芝翫、片岡我當

近松門左衛門が実際の事件をもとに悲恋を描き、人形浄瑠璃や歌舞伎で上演される名作「曽根崎心中」。歴史的大ヒットとなった映画「国宝」でも重要なシーンを担った同演目を、歌舞伎の舞台を映画館でデジタル上映する「シネマ歌舞伎」としてスクリーン上映。

遊女・お初を生涯で1400回以上も演じた人間国宝・四世坂田藤十郎、恋人の徳兵衛を藤十郎の長男で、映画「国宝」で歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎が演じた、2009年4月の歌舞伎座公演を収録した。

相思相愛の仲である遊女・お初と商人・徳兵衛。ある日、徳兵衛は友人の裏切りにより、伯父に返すはずだった金をだまし取られてしまう。名誉を傷つけられ絶望する徳兵衛を、お初は信じ続けていた。縁の下に潜む徳兵衛に、「命をかけて潔白を証明する」覚悟を問うお初。その問いに「死の決意」をもって応える徳兵衛。潔白を証明し、来世で添い遂げるため、2人は夜陰にまぎれて曽根崎の森へと向かう。

| | コメント (0)

2026-121M 「ヴィットリア 抱きしめて」☆☆☆★★

Svitoriadakishimete原題:Vittoria
邦題:ヴィットリア 抱きしめて
時間:84分
公開:2026-04-10
製作年度:2024
製作国:イタリア
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
製作総指揮:
製作:ロレンツォ・チオッフィ ジョルジオ・ジャンパ ナンニ・モレッティ
監督:アレッサンドロ・カッシゴリ ケイシー・カウフマン
脚本:アレッサンドロ・カッシゴリ ケイシー・カウフマン
原作:
撮影:メリッサ・ノチェッティ
音楽:ジョルジオ・ジャンパ
出演:マリレーナ・アマート、ジェンナーロ・スカーリカ、ヴィンチェンツィオ・スカーリカ、アンナ・アマート、ニーナ・ロレンツァ・チャーノ

養子縁組を通して家族同士の複雑な関係性や倫理観を描いたイタリア発のヒューマンドラマ。

ナポリでヘアサロンを営みながら、夫や3人の息子たちと暮らすジャスミン。家族仲は円満で仕事も充実しているが、自分の人生に足りない何かを感じていた。父を亡くした後、ジャスミンは見知らぬ少女の夢をたびたび見るようになる。夢の中で自分の腕に飛び込んでくる少女に会いたいと強く望む彼女は養子縁組を行うことを決意するが、家族から理解を得られず家庭内がぎくしゃくしてしまう。しかも、通常の養子縁組では性別を選ぶことは許されないことだった。

「カリフォルニエ」のアレッサンドロ・カッシゴリとケイシー・カウフマンが監督・脚本を手がけ、同作にも出演したマリレーナ・アマートが主演を務めた。製作にはイタリアの名匠ナンニ・モレッティが名を連ねた。2024年・第81回ベネチア国際映画祭アルカ・シネマ・ジョヴァーニ部門にて最優秀イタリア映画賞を受賞。

| | コメント (0)

2026-120M 「脛擦りの森」☆☆☆

Ssunekosurinomori邦題:脛擦りの森
時間:61分
公開:2026-04-10
製作年度:2025
製作国:日本
配給:シンカ
製作総指揮:
製作:川村岬 平賀督基 スージュン 伊藤義彦 北原豪 中村高志
監督:渡辺一貴
脚本:渡辺一貴
原作:
撮影:大和谷豪
音楽:福田廉之介
出演:高橋一生(謎の男)、蒼戸虹子(さゆり)、黒崎煌代(若い男)

「岸辺露伴は動かない」シリーズの監督・渡辺一貴と主演・高橋一生のタッグによるオリジナル作品。岡山県に伝わる妖怪「脛擦り(すねこすり)」に着想を得て、深い森の中を舞台に、神秘的で美しく、そして残酷な愛の物語を描き出す。

人里から離れた深い森の中。足に傷を負った若い男は、女の甘い歌声に導かれ、古めかしい神社にたどり着く。そこには謎の男と、若く美しい妻・さゆりが暮らしていた。看病を受け、傷も癒えた若い男は、そこで夢のような、時の止まったかのような時間を過ごす。繰り返される穏やかな日々は、まるで永遠に続くかに思えたが……。

渡辺監督が岡山県の森に足を運び、その地に伝わる物語からインスピレーションを受けてオリジナル脚本を執筆。岡山県の高梁市や新見市で撮影が行われた。謎の男役で高橋一生が主演を務め、男とともに森の奥深くに暮らす謎の女・さゆりを、これが映画出演2作目となる新星・蒼戸虹子が演じた。第78回カンヌ国際映画祭監督週間に出品された「見晴らし世代」で主演を務め、注目を集める黒崎煌代が、傷を負い森に迷い込む若い男に扮する。

| | コメント (0)

2026-119M 「1975年のケルン・コンサート」☆☆☆★

S1975kerun原題:Köln 75
邦題:1975年のケルン・コンサート
時間:116分
公開:2026-04-10
製作年度:2025
製作国:ドイツ・ポーランド・ベルギー
配給:ザジフィルムズ
製作総指揮:オーレン・ムーバーマン リリアン・ラサール ポール・ハドソン ライン・ランヌ ジェニファー・フォックス
製作:ソル・ボンディ フレッド・ブール
監督:イド・フルーク
脚本:イド・フルーク
原作:
撮影:イェンス・ハラント
音楽:
出演:マーラ・エムデ(ヴェラ・ブランデス)、ジョン・マガロ(キース・ジャレット)、マイケル・チャーナス(マイケル・ワッツ)、アレクサンダー・シェーア(マンフレート・アイヒャー)、ウルリッヒ・トゥクール(ヴェラの父親)、ヨルディス・トリーベル(ヴェラの母親)

世界的ジャズピアニストのキース・ジャレットが1975年1月24日にドイツのケルン歌劇場で行ったコンサートの開催までの舞台裏を、当時18歳だった女性プロモーターを主人公に描いた音楽青春映画。

ドイツ・ケルンに住む音楽好きの高校生ヴェラ・ブランデスは、厳格な父親への反抗心もあり、来独ミュージシャンのツアーをブッキングするアルバイトを始める。持ち前のバイタリティを発揮して仕事が軌道に乗り始めた頃、ベルリンのジャズ・フェスティバルに出向いた彼女は、アメリカの天才ピアニスト、キース・ジャレットの演奏に衝撃を受ける。キースのケルン公演を実現させようと決意した彼女は、幾多の困難を乗り越えてコンサート開催に漕ぎつけるが、当日、キースの希望していたピアノとは異なる種類のピアノが用意されるというトラブルが発生する。開演時間が迫る中、キースは演奏を拒否し、コンサート開催が危ぶまれるが……。

ライブアルバムの名盤「ケルン・コンサート」としても知られる伝説的なコンサートが、開催中止寸前のトラブルに見舞われるも、弱冠18歳の女性プロモーターの機転と行動力で実現したという、知る人ぞ知る実話を史実に基づき映画化。ドイツの新鋭マラ・エムデがヴェラ役を演じ、キース・ジャレット役を「ファースト・カウ」「パスト ライブス 再会」などで知られるジョン・マガロが演じた。

| | コメント (0)

2026-118M 「ひなぎく」☆☆★★

Shinagiku原題:Sedmikrásky
邦題:ひなぎく
時間:75分
公開:2026-03-14
初公開:1991年3月3日
製作年度:1966
製作国:チェコスロバキア
配給:チェスキー・ケー
製作総指揮:
製作:
監督:ベラ・ヒティロバー
脚本:ベラ・ヒティロバー エステル・クルンバホバー
原作:ベラ・ヒティロバー パベル・ユラーチェク
撮影:ヤロスラフ・クチェラ
音楽:イジー・シュスト イジー・シュルトル
出演:イトカ・チェルホバー、イバナ・カルバノバー

1960年代チェコ・ヌーベルバーグを代表する一作で、「マリエ1」と「マリエ2」という奔放な2人の少女が繰り広げる大騒ぎを、色ズレやカラーリング、実験的な光学処理、斬新な効果音、唐突な場面転換など冒険心に満ちた多彩な手法を用いて描き出した。

金髪のボブにひなぎくの花輪をのせた姉と、こげ茶の髪を2つに結んだ妹。2人はともに「マリエ」と名乗って姉妹と偽り、男たちを騙して食事をおごらせた挙句に嘘泣きして逃げ出したりと自由気ままに生きている。部屋の中でも、牛乳風呂に入ったり紙を燃やしたりとやりたい放題。グラビアを切り抜き、ベッドのシーツを切り、ついにはお互いの身体をちょん切り始め、やがて画面そのものがコマ切れになる。

監督・脚本は、チェコ映画の先駆者であり、チェコ・ヌーベルバーグで最も著名な女性監督ベラ・ヒティロバー。主人公の2人を演じたのは、オーディションで選ばれた素人のイトカ・ツェルホバーとイバナ・カルバノバー。そのほかの登場人物も作曲家やデザイナーなど、プロの俳優ではない面々が務めている。日本では1991年に吉祥寺バウスシアターで初めて正式に劇場公開され、口コミでロングラン上映となった。以降もカルト的人気を集め、2026年3月には製作60年、日本公開35年を記念して4Kレストア版でリバイバル公開される。

破戒的な描写のカオス。ど前衛の極み。

| | コメント (0)

2026-117M 「パリから来た殺し屋」☆☆★★★

Soutsideman原題:The Outside Man
邦題:パリから来た殺し屋
時間:112分
公開:2026-04-03
製作年度:1972
製作国:フランス・イタリア・アメリカ
配給:コピアポア・フィルム
製作総指揮:
製作:ジャック・バール
監督:ジャック・ドレー
脚本:ジャン=クロード・カリエール ジャック・ドレー イアン・マクレラン・ハンター
原作:ジャン=クロード・カリエール ジャック・ドレー
撮影:シルバーノ・イッポリティ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、アン=マーグレット、ロイ・シャイダー、アンジー・ディキンソン、ミシェル・コンスタンタン、ウンベルト・オルシーニ、フェリス・オーランディ、テッド・デ・コルシア、タリア・シャイア、ジャッキー・アール・ヘイリー

「男と女」「暗殺の森」などで知られるフランスの名優ジャン=ルイ・トランティニャンが主演を務めた、フランス、イタリア、アメリカ合作によるクライムサスペンス。

ロサンゼルス国際空港に降り立ったフランス人の殺し屋ルシアン。ビバリーヒルズのホテルにチェックインし、拳銃を懐にしのばせたルシアンは、車でターゲットである組織の大ボスが住む高級住宅街へと向かう。ターゲットを手際良く始末したルシアンがホテルに戻ると、ホテルは何者かによってチェックアウトされ、パスポートと航空券が消えていた。疑心暗鬼に陥るルシアンに、突如、正体不明の殺し屋が放つ銃弾の雨が降り注ぐ。

ルシアン役のトランティニャンのほか、「愛の狩人」のアン=マーグレット、「フレンチ・コネクション」のロイ・シャイダーをはじめとする仏・伊・米の個性派俳優たちが共演。監督は「ボルサリーノ」2部作や「フリックストーリー」などで知られるジャック・ドレー。脚本を「存在の耐えられない軽さ」「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」など数々の名作を手がけたジャン=クロード・カリエールが担当。1972年の製作から半世紀以上を経て、2026年に4Kリマスター版で日本初公開。

1972年のジャック・ドレー監督作品。なんと劇場では日本初公開らしい。この頃はこの手の欧州作品は日本ヘラルドかフランス映画社の牙城。ジャック・ドレーならヘラルドかな。米、仏、伊の三国共作。それでも日本公開がされなかった、というのはやはり作品クオリティが合格点ではなかったのか。そのあたりが、心配だったが、案の定フランス俳優がロサンジェルスを舞台にして英語を駆使。これってもう、ジャン=ルイがかわいそうなだけ。

 

| | コメント (0)

2026-116M 「落下音」☆☆☆★

Srakkaon原題:In die Sonne schauen
邦題:落下音
時間:155分
公開:2026-04-03
製作年度:2025
製作国:ドイツ
配給:ギャガ
製作総指揮:
製作:
監督:マーシャ・シリンスキ
脚本:マーシャ・シリンスキ ルイーズ・ピーター
原作:
撮影:ファビアン・ガンパー
音楽:
出演:ハンナ・ヘクト(アルマ)、レーア・ドリンダ(エリカ)、レナ・ウルツェンドウスキ(アンゲリカ)、レーニ・ガイゼラー(レンカ)

北ドイツの農場を舞台に、それぞれ異なる時代を生きる4人の少女が体験する不可解な出来事を描いた映像叙事詩。

1910年代、アルマは同じ村で自分と同じ名前を持つ、幼くして死んだ少女の気配を感じる。1940年代、戦争の傷跡が残るなか、エリカは片足を失った叔父への抑えきれない欲望に気づき、自らの得体の知れない影に戸惑う。1980年代、アンゲリカは常に自分の肌にまとわりつく“何か”の視線におびえていた。そして現代、家族とともに移り住んだレンカは、自分の存在が消えてしまいそうな孤独感にさいなまれる。4人の少女の不安は百年の時を経て響き合い、北ドイツの農場を静かに覆い尽くしていく。

本作が長編第2作となるドイツ出身の新鋭マーシャ・シリンスキが監督・脚本を手がけ、2025年・第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて審査員賞を受賞した(オリバー・ラクセの「Sirât」と同時受賞)。

 

 

| | コメント (0)

2026-115M 「ザッケン!」☆☆☆★

Szakken邦題:ザッケン!
時間:98分
公開:2026-04-03
製作年度:2026
製作国:日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
製作総指揮:
製作:真家基成 安倍純子 石田誠 野村弘幸 岩尾純一
監督:上村奈帆
脚本:上村奈帆
原作:上村奈帆 モノガタリラボ
撮影:野口高遠
音楽:入江陽
出演:中島瑠菜(杉野ゆかり)、大島美優(徳田みみ)、八神遼介(三木カオル)、阿佐辰美、豊島心桜(大森まどか(グー子))、仲村悠菜(狂咲蘭)、山崎光、中村守里、中島歩(福澤先生)、土屋伸之(杉野優一)、板谷由夏(杉野梨花子)、岡本信人(道草四太郎)

東京都立日比谷高校に実在する部活動「雑草研究部」をモチーフに、脚本家・映画監督の上村奈帆とシナリオ制作チーム「モノガタリラボ」が原作を開発して誕生した漫画「ザッケン!」(小学館刊)を、上村が自ら脚本・監督を務めて映画化した青春ストーリー。自分がわからずに迷う思春期の少女が、それまで見向きもしていなかった足元に生える雑草から、自分らしさを見つけていく姿を繊細かつみずみずしく描く。

高校1年生の春。何かに夢中になれるわけでもなく、ただ日々をこなすだけの、どこにでもいる少女だった杉野ゆかりは、雑草を愛し、その生命力に魅せられている同級生の徳田みみ=通称「ドクダミちゃん」と出会う。少し風変りだが、まっすぐでピュアな心を持つ彼女に、ゆかりも少しずつ心を開いていく。ドクダミちゃんは「ザッケン」こと「雑草研究部」の復活を願っており、ゆかりはその熱意に戸惑いながらも、彼女とともにザッケン復活を目指す活動を始めることになるが……。

「蔵のある街」「とれ!」など主演作が続き、「TOKYOタクシー」では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した中島瑠菜が杉野ゆかり役、NHK連続テレビ小説「おむすび」やドラマ「ぼくたちん家」など話題作に出演する大島美優が徳田みみ役を演じ、主演を務めた。

 

 

| | コメント (0)

2026-114M 「炎かがよへ」☆☆★★

Shomura邦題:炎かがよへ
時間:112分
公開:2026-04-03
製作年度:2026
製作国:日本
配給:S・D・P、shinshin
製作総指揮:堀江圭馬
製作:梅村安 嶋田豪
監督:松田圭太
脚本:冨岡淳広 松田圭太
原作:堀江圭馬
撮影:吉沢和晃
音楽:朝倉紀行
出演:荒木飛羽(蘆名盛隆)、元之介(佐竹義重)、樋口日奈(彦姫)、ゆうたろう(大庭三左衛門)、吉田メタル(佐瀬種常)、松大航也(松本行輔)、杉江大志(蘆名盛興)、翔(栗村盛胤)、佳久創(蘆名盛氏)、加藤小夏(桔梗)、ダイアモンド☆ユカイ(鷗閑斎)、原嘉孝(金上盛備)、戸塚祥太(織田信長)、京本政樹(松本氏輔)、中村梅雀(富田氏実)

現在の福島県会津地方を中心に、鎌倉時代から400年続いた蘆名家の第18代当主として、織田信長からも一目置かれながらも、わずか24年で生涯を閉じた戦国武将・蘆名盛隆(あしなもりたか)を描いた時代劇。

陸奥国を本拠とし、鎌倉時代から400年続く戦国大名・蘆名家に、戦で敗れた二階堂家は、幼い嫡男の盛隆を蘆名家に人質として差し出していた。14歳で初陣した盛隆は、やがて同盟を超えた関係を育むことになる武将・佐竹義重と運命的な出会いを果たす。ほどなくして蘆名家跡取りの蘆名盛興が若くして病死すると、当主・蘆名盛氏は盛興の妻である彦姫の婿として人質の身である盛隆を迎え、やがて盛隆は蘆名家の18代当主となる。実権を掌握した盛隆はある日、美しい舞を舞う家臣・大庭三左衛門に出会い、心を奪われる。

盛隆役を、NHK大河ドラマ「西郷どん」、連続テレビ小説「半分、青い。」などに出演した荒木飛羽が演じ、俳優・インフルエンサーなどの顔を持つ元之介、「乃木坂46」元メンバーの樋口日奈らが顔をそろえる。監督・脚本を「最果てリストランテ」「渚に咲く花」の松田圭太が手がけた。

戦国武将・蘆名盛隆を描いた時代劇。驚いた!BL時代劇だった。嫉妬に狂った美形小姓。

| | コメント (0)

2026-113M 「ザ・ブライド!」☆☆☆★★

Sbride原題:The Bride!
邦題:ザ・ブライド!
時間:127分
公開:2026-04-03
製作年度:2026
製作国:アメリカ
配給:東和ピクチャーズ、東宝
製作総指揮:カーラ・ライジ デビッド・ウェッブ コートニー・キボウィッツ
製作:マギー・ギレンホール エマ・ティリンジャー・コスコフ オスナット・ハンデルスマン・カレン
監督:マギー・ギレンホール
脚本:マギー・ギレンホール
原作:
撮影:ローレンス・シャー
音楽:ヒドゥル・グドナドッティル
出演:ジェシー・バックリー(ブライド)、クリスチャン・ベール(フランク)、ピーター・サースガード(ジェイク・ワイルズ刑事)、アネット・ベニング(コーネリア・ユーフォロニウス博士)、ジェイク・ギレンホール(ロニー・エドウィン・リード)、ペネロペ・クルス(ミルナ・マロイ)

2021年の長編初監督作「ロスト・ドーター」で高く評価された俳優マギー・ギレンホールが監督・脚本を手がけ、孤独な不死身の怪物・フランケンシュタインと、墓場からよみがえった花嫁・ブライドが繰り広げる愛と破壊の逃避行を描いた作品。

1930年代のシカゴ。自らを創造した博士の名前であるフランケンシュタインを名乗って生きる怪物は、人間たちから忌み嫌われ、誰とも心を通わせることなく過ごしてきた。孤独に耐えきれなくなった彼は、高名な研究者・ユーフォロニウス博士に伴侶を創って欲しいと依頼する。ユーフォロニウス博士は事故死した女性の遺体を墓から掘り起こし、フランケンシュタインの花嫁・ブライドとしてよみがえらせる。フランケンシュタインとブライドはある事件をきっかけに追われる身となるが、2人の逃避行は人々や警察を巻き込み、やがて社会全体を揺るがす革命へと突き進んでいく。

「ハムネット」のジェシー・バックリーがブライド、「ダークナイト」のクリスチャン・ベールがフランケンシュタインを鮮烈に演じ、共演にもピーター・サースガード、アネット・ベニング、ジェイク・ギレンホール、ペネロペ・クルスら豪華キャストが顔をそろえた。

| | コメント (0)

2026-112M 「黄金泥棒」☆☆☆

Sohgondorobo邦題:黄金泥棒
時間:112分
公開:2026-04-03
製作年度:2026
製作国:日本
配給:キノフィルムズ
製作総指揮:
製作:
監督:萱野孝幸
脚本:萱野孝幸
原作:
撮影:宗大介
音楽:松下雅史
出演:田中麗奈、森崎ウィン、阿諏訪泰義、石川恋、岩谷健司、中村祐美子、勝野洋、宮崎美子

人生に退屈していた平凡な主婦が金(きん)の魅力にとりつかれ、100億円相当の金の茶碗を盗み出そうとする姿を描いたクライムコメディ。実在の事件から着想を得た物語で、主人公の主婦・美香子を田中麗奈が演じた。

平凡で味気ない日々に退屈していた専業主婦の美香子は、ある日訪れた百貨店で、ゴールドカンパニーのSGCが販売する、100万円もする「金のおりん」をつい盗んでしまう。普通であることが幸せだと言い聞かされて育った美香子だったが、金の魅力にとりつかれたことをきっかけに、幼いころに抱いていた「特別な人になりたかった」「私にしかできないことをする」という夢がよみがり、無謀にも100億円相当の「秀吉の金の茶碗」を盗み出す計画を立てる。しかし、美香子を利用しようとするSGCの社員・金城との駆け引きや、なし崩し的に泥棒の共犯者となった夫の浮気など、トラブルが連続し……。

金の精錬から製作、販売、買取などすべてを手がけるゴールドカンパニーの株式会社SGCが協力し、総額数百億円にものぼる本物の金工芸品の数々が劇中に登場。美香子と駆け引きを繰り広げる金城役で森崎ウィンが共演。監督・脚本は「断捨離パラダイス」「津田寛治に撮休はない」などのオリジナル作品を手がける萱野孝幸。主題歌を広瀬香美が担当。

| | コメント (0)

2026-111M 「俺たちのアナコンダ」☆☆☆★

Sanakonda2026原題:Anaconda
邦題:俺たちのアナコンダ
時間:99分
公開:2026-04-03
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:サムソン・ムク
製作:ブラッド・フラー アンドリュー・フォーム ケビン・エッテン トム・ゴーミカン
監督:トム・ゴーミカン
脚本:トム・ゴーミカン ケビン・エッテン
原作:ハンス・バウアー ジム・キャッシュ ジャック・エップス・Jr.
撮影:ナイジェル・ブラック
音楽:デビッド・フレミング
出演:ジャック・ブラック、ポール・ラッド、スティーヴ・ザーン、タンディウェイ・ニュートン、ダニエラ・メルキオール、セルトン・メロ

ジャック・ブラックとポール・ラッドが主演を務め、映画「アナコンダ」のリメイク版制作のためジャングルを訪れた主人公たちが本物の巨大ヘビに襲われる姿を描いたアドベンチャーコメディ。

少年時代から映画を愛してきた幼なじみのダグとグリフは、1997年公開のパニックスリラー映画「アナコンダ」をバイブルとして崇めていた。40代を迎えた現在、ダグは映画監督の夢を諦めて結婚式カメラマンの仕事に従事し、グリフは売れない俳優として暮らしている。ある日、地元のパーティで再会した2人は、長年の夢だった「アナコンダ」のリメイク版を自主制作するべく立ち上がる。友人たちを引き連れて南米アマゾンへ向かった彼らは、低予算ながらも順調に撮影を進めていくが、グリフが誤って主役のヘビを殺してしまうトラブルが発生。代役のヘビを探そうとジャングル奥地へ足を踏み入れたものの、そこには巨大なアナコンダが潜んでいた。

主人公2人の友人役で「猿の惑星:聖戦記」のスティーブ・ザーンと「M:I-2」のタンディウェ・ニュートン、謎めいたガイド役で「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」のダニエラ・メルキオール、ヘビ使い役で「アイム・スティル・ヒア」のセルトン・メロが共演。「マッシブ・タレント」のトム・ゴーミカン監督がメガホンをとった。

| | コメント (0)

2026-110M 「そして彼女たちは」☆☆☆★★★

Ssoshitekanojotachiha原題:Jeunes mères
邦題:そして彼女たちは
時間:104分
公開:2026-03-27
製作年度:2025
製作国:ベルギー・フランス
配給:ビターズ・エンド
製作総指揮:
製作:ジャン=ピエール・ダルデンヌ リュック・ダルデンヌ デルフィーヌ・トムソン ドゥニ・フロイド
監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ リュック・ダルデンヌ
脚本:ジャン=ピエール・ダルデンヌ リュック・ダルデンヌ
原作:
撮影:ブノワ・デルボー
音楽:
出演:バベット・ファーベーク、エルサ・ホーベン、ジャナイナ・ハロイ・フォーカン、ルシー・ラリュエル、サミア・ヒルミ

「ある子供」「少年と自転車」などで知られるベルギーの名匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟が、母子支援施設で暮らす5人の若き母親たちを描いた群像劇。

若くして妊娠した女性たちを支援する施設で共同生活を送る、ジェシカ、ペルラ、アリアンヌ、ジュリー、ナイマの5人の少女。頼る人を持たず、貧困や暴力などさまざまな問題を抱える彼女たちは、戸惑い、悩み、目指すべき家族像を見いだせないまま母親になる。押し寄せる孤独感に飲み込まれそうになりながらも「愛する」ことを望む少女たちは、時に誰かに寄り添われ、それぞれが歩むべき道を選びとっていく。

「CLOSE クロース」のルーカス・ドン監督が共同プロデューサーに名を連ねた。2025年・第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、脚本賞とエキュメニカル審査員賞を受賞。

カンヌ映画祭が愛してやまないダルデンヌ兄弟の新作。多分、相変わらずの散文詩だろうなあ。と思ったら、4組の未成年母子の物語を、きちんとヴァリエーションをつけて、破綻なくカットバックで描いて、一定の結末にたどり着いていた。なかなか心に刺さる、貧困の断面を見せつけられた。傑作。

| | コメント (0)

2026-109M 「金子文子 何が私をこうさせたか」☆☆☆★

Skanekoayako_20260402073901邦題:金子文子 何が私をこうさせたか
時間:121分
公開:2026-02-28
製作年度:2025
製作国:日本
配給:旦々舎
製作総指揮:
製作:
監督:浜野佐知
脚本:山﨑邦紀
原作:
撮影:高間賢治
音楽:吉岡しげ美
出演:菜 葉 菜、小林且弥、三浦誠己、洞口依子、白川和子、結城貴史、和田光沙、鳥居しのぶ、大方斐紗子、菅田俊、吉行和子

約100年前に日本の国家権力に全力で抗った虚無主義者・無政府主義者の金子文子を主人公に、死刑判決から獄中での自死に至るまでの121日間を描いた伝記ドラマ。「雪子さんの足音」などの女性監督・浜野佐知が、金子文子の生の声を伝える短歌をもとに、彼女の孤独な闘いを描き出す。

1903年に生まれた金子文子は、父親が出生届を出さなかったため「無籍者」として育ち、9歳の時に朝鮮半島で暮らす祖母と叔母の家に引き取られた。植民地である朝鮮の村人たちを搾取する祖母一家から奴隷同然の虐待を受け、1919年には朝鮮の三・一独立運動を目撃。16歳で山梨の母の実家に戻され、その後東京で苦学した文子は、思想的にはキリスト教から社会主義、無政府主義を経て虚無主義にたどり着いた。やがて彼女は、朝鮮で独立運動に身を投じ日本に逃れて来た朴烈と出会う。同志にして恋人となった2人は、日本の帝国主義・植民地主義を批判する活動に奔走するが、1923年の関東大震災の際に検束され、死刑判決を受ける。その後、恩赦により無期懲役に減刑され栃木女子刑務所へ送られた文子は、たったひとりの獄中闘争を続けるが……。

菜葉菜が主演を務め、最後まで国家権力に反逆した文子の魂の叫びを体現。小林且弥が朴烈を演じ、三浦誠己、洞口依子、吉行和子が共演。

| | コメント (0)

2026-108M 「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き」☆☆☆★★

Smilkysubway邦題:銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き
時間:46分
公開:2026-02-06
製作年度:2026
製作国:日本
配給:バンダイナムコフィルムワークス
製作総指揮:
製作:
監督:亀山陽平
脚本:亀山陽平
原作:亀山陽平
撮影:
音楽:キャンディーズ
出演:寺澤百花、永瀬アンナ、小松未可子、金元寿子、小市眞琴、内山昂輝、山谷祥生、藤原由林

暴走する銀河特急を舞台に、個性的なキャラクターたちが織り成すシュールで賑やかな展開が話題を呼んだショートアニメ「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ」の劇場版。監督の亀山陽平が2年をかけてほぼひとりで作り上げ、2025年7月から放送・配信された全12話を再編集し、新たなシーンを追加した。

銀河道路交通法違反で逮捕された強化人間のチハルとサイボーグのマキナ、同じタイミングで警察に捕まった強化人間のアカネとカナタ、サイボーグのカートとマックス。警察官のリョーコは、そんなクセ者のコンビたちを集め、奉仕活動として惑星間走行列車・通称「ミルキー☆サブウェイ」の清掃を命じる。それは簡単に終わるはずだったが、ミルキー☆サブウェイが突然暴走し、一同は大混乱に陥る。解決に向けてリョーコも奮闘するものの、やがて彼らは予期せぬ大事件へ巻き込まれていく。

評判が良いようで、気にはなっていたものの、46分の尺。作家ほぼ1人きりで頑張るアニメ。しっかり劇場定価の木戸銭。普通の映画の倍の濃密さで心に響いて欲しい。と期待したら、現時点では今年のアニメ1位だ。脚本と声優の演出演技が秀逸。観て良かった。

| | コメント (0)

« 2026年3月 | トップページ | 2026年5月 »