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2025-413M 「木曜殺人クラブ」☆☆☆★

Smokuyouclub23原題:The Thursday Murder Club
邦題:木曜殺人クラブ
時間:120分
公開:2025-08-28
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:netflix
製作総指揮:ジョー・バーン リチャード・オスマン エレノア・コロンバス ホリー・バリオ ジェブ・ブロディ
製作:ジェニファー・トッド クリス・コロンバス
監督:クリス・コロンバス
脚本:ケイティ・ブランド スザンヌ・ヒースコート
原作:リチャード・オスマン
撮影:ドン・バージェス
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ヘレン・ミレン、ピアース・ブロスナン、ベン・キングズレー、セリア・イムリー、ナオミ・アッキー、ダニエル・メイズ、ヘンリー・ロイド=ヒューズ、トム・エリス、ジョナサン・プライス、ポール・フリーマン

世界各国でベストセラーとなった、イギリスのリチャード・オスマンによる同名小説を映画化。高齢者用高級施設で穏やかに暮らし、事件の推理を趣味とするシニア世代の4人が、ひょんなことから本物の殺人事件の犯人捜しに巻き込まれる姿を、ユーモラスに描いたミステリー。

引退してもなお元気が余るエリザベス、ロン、イブラヒム、ジョイスの4人は、迷宮入りした未解決事件の調査を楽しむ「木曜殺人クラブ」のメンバーとして、日々謎解きに精を出していた。ところが、自分たちの入居する施設の関係者が殺される事件が発生したことで、気楽な探偵ごっこは本物の殺人捜査へと一変する。探偵気分で推理に興じていた4人は、危険と隣り合わせの状況の中で犯人捜しに奔走する。

エリザベス役をヘレン・ミレン、ロン役をピアース・ブロスナン、イブラヒム役をベン・キングスレー、ジョイス役をセリア・イムリーが演じ、そのほかナオミ・アッキー、デビッド・テナント、ジョナサン・プライスら豪華キャストが集結。「ホーム・アローン」「ハリー・ポッター」シリーズのクリス・コロンバス監督がメガホンをとった。Netflixで2025年8月28日から配信。

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2025-412M 「神々の山嶺」☆☆☆★

Skamigaminoitadaki原題:Le sommet des dieux
邦題:神々の山嶺
時間:94分
公開:2022-07-08
製作年度:2021
製作国:フランス・ルクセンブルク
配給:ロングライド、東京テアトル
製作総指揮:ティボー・ルビー
製作:ジャン=シャルル・オストレロ ディディエ・ブリュネール ダミアン・ブリュネール ステファン・ローランツ
監督:パトリック・インバート
脚本:マガリ・プゾル パトリック・インバート ジャン=シャルル・オストレロ
原作:夢枕獏、谷口ジロー
撮影:
音楽:アミン・ブアファ
出演:堀内賢雄、大塚明夫、逢坂良太、今井麻美

夢枕獏の小説を谷口ジローが漫画化した山岳コミックの傑作「神々の山嶺」を、フランスでアニメーション映画化。エベレスト初登頂をめぐる未解決の謎に迫るクライマーたちの姿を描き、第47回セザール賞でアニメーション映画賞を受賞するなど高い評価を獲得した。記録上に残るエベレストの初登頂は1953年だが、伝説的なイギリス人登山家のジョージ・マロリーが1924年6月にエベレストの山頂付近で消息を絶っていたことから、「マロリーが初登頂を成し遂げていたのかもしれない」という説もささやかれていた。ある時、取材でネパールのカトマンズを訪れた雑誌カメラマンの深町誠は、長らく消息不明になっていた孤高の登山家・羽生丈二が、マロリーの遺品と思われるカメラを手に去っていく姿を目撃する。羽生を見つけ出し、マロリーの謎を突き止めようと考えた深町は、羽生の人生の軌跡を追い始めるが、尋常ならざる執念で危険な山に挑み続ける羽生という男の人間性に次第に魅了されていく。やがて2人の運命は交わり、冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑む羽生に、深町も同行することになるが……。日本版は堀内賢雄、大塚明夫、逢坂良太、今井麻美ら実力派声優が吹き替えを担当。

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2025-411M 「サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行」☆☆☆★

Ssumthingextra原題:Un p'tit truc en plus
邦題:サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行
時間:99分
公開:2025-12-26
製作年度:2024
製作国:フランス
配給:東和ピクチャーズ
製作総指揮:ルドビク・ナール
製作:ピエール・フォレット ティエリー・ウォン
監督:アルテュス
脚本:アルテュス クレマン・マルシャン ミラン・モージェ
原作:
撮影:ジャン=マリー・ドルージェ
音楽:
出演:アルチュス、クロヴィス・コルニアック、アリス・ベライディ、マルク・リゾ、セリーヌ・グルサール、アルノー・トゥパンス、マリ・コラン、テオフィル・ルロワ、ルドヴィク・ブール、ソフィアン・リブ、スタニスラス・カルモン、マヤヌ=サラ・エル・バズ、ボリス・ピトエフ、ギャッド・アベカシス、ティボー・コナン、バンジャマン・ヴァンドワル

宝石泥棒の親子が、障がい者施設のサマーキャンプに逃げ込んだことから巻き起こる騒動を描き、フランスで大ヒットを記録したハートフルコメディ。

パウロは父親とともに宝石店に泥棒に入るが、乗ってきた車がレッカー移動され逃げる手段を失ってしまう。路上で立ち往生していた彼らは、サマーキャンプに出発しようとしていた障がい者施設の職員から新たな入所者と勘違いされたことをきっかけに、障がい者とその支援員に成りすましてサマーキャンプに紛れ込む。個性豊かな入所者たちとの賑やかな日々は、親子の心をやさしく解きほぐしていく。

フランスの人気コメディアン・俳優・作家のアルテュスが監督・脚本およびパウロ役で主演を務め、「幸せはシャンソニア劇場から」などのベテラン俳優クロビス・コルニアックが父親役で共演。サマーキャンプに参加する仲間たちには、実際に障がいを持つ11人のアマチュア俳優を起用した。

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2025-410M 「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」☆☆☆★★

Savaterfireash原題:Avatar: Fire and Ash
邦題:アバター ファイヤー・アンド・アッシュ
時間:197分
公開:2025-12-19
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:リチャード・バネハム レイ・サンキーニ デビッド・バルデス
製作:ジェームズ・キャメロン ジョン・ランドー
監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン リック・ジャッファ アマンダ・シルバー
原作:ジェームズ・キャメロン リック・ジャッファ アマンダ・シルバー ジョシュ・フリードマン シェーン・サレルノ
撮影:ラッセル・カーペンター
音楽:サイモン・フラングレン
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーヴァー、ウーナ・チャップリン、ブリテン・ダルトン、ジャック・チャンピオン、トリニティ・ジョー=リー・ブリス、クリフ・カーティス、ケイト・ウィンスレット、ベイリー・バス、スティーブン・ラング、デビッド・シューリス

ジェームズ・キャメロン監督によるSF超大作「アバター」シリーズの第3作。神秘の惑星パンドラを舞台とし、「森」と「海」の世界を描いてきた前2作に続き、今作は「炎」というテーマを軸に、新たにナヴィ同士の戦いが描かれる。

パンドラの先住民ナヴィの生き方に共感し、自らもナヴィとなって彼らとともに生きる道を選んだジェイク・サリー。人類の侵略によって神聖な森を追われたジェイクと家族、仲間たちは、海の部族メトカイナ族と共闘し、多くの犠牲を払いながらも人類を退けることに成功した。しかし、そんなジェイクたちが、今度は灰の部族アッシュ族と対峙することになる。アッシュ族は過去に、パンドラの調和を司る神のような存在である「エイワ」に何らかの裏切りを受け、絶望していた。静かに、しかし激しく怒りを燃やすアッシュ族のリーダー、ヴァランに、ジェイクの因縁の敵であり、自らもナヴィとなったクオリッチ大佐が近づく。両者が手を組むことで、ジェイクたちサリー一家を追い詰めていく。

キャストには、サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、スティーブン・ラング、ジャック・チャンピオン、ケイト・ウィンスレットら前2作からのおなじみの面々が名を連ねる。今作で新たに登場するアッシュ族のリーダー、ヴァランを演じるのは、チャールズ・チャップリンを祖父に持つスペインの俳優ウーナ・チャップリン。

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2025-409M 「映画ラストマン FIRST LOVE」☆☆☆★

Slastman2025邦題:映画ラストマン FIRST LOVE
時間:127分
公開:2025-12-24
製作年度:2025
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
監督:平野俊一
脚本:黒岩勉
原作:
撮影:
音楽:木村秀彬
出演:福山雅治(皆実広見)、大泉洋(護道心太朗)、永瀬廉(護道泉)、今田美桜(吾妻ゆうき)、ロウン(クライド・ユン)、月島琉衣(ニナ・イワノワ)、寛一郎(グレン・アラキ)、谷田歩(トニー・タン)、黒田大輔(旗本文則)、松尾諭(馬目吉春)、今井朋彦(今藤完治)、奥智哉(長谷川壮太)、木村多江(デボラジーン・ホンゴウ)、吉田羊(佐久良円花)、上川隆也(護道京吾)、宮沢りえ(ナギサ・イワノワ)

福山雅治演じる全盲のFBI捜査官と大泉洋演じる孤高の刑事がバディを組み、数々の難事件に挑む姿を描いた2023年放送のテレビドラマ「ラストマン 全盲の捜査官」の続編となる映画版。

過去のある事件がきっかけで両目の視力を失いながらも、どんな事件も必ず最後には解決に導くことから、「ラストマン」と呼ばれて活躍してきたFBI特別捜査官・皆実広見。交換研修のため警視庁にやって来た彼のアテンド役を任されたのは、犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事・護道心太朗だった。数々の難事件を解決し無敵のバディとなった2人は、やがて自分たちが実の兄弟であるという衝撃の真実を知り、さらに深い絆で結ばれるが、皆実は研修を終えアメリカへ戻った。2年後、再び日本を訪れた皆実と彼に呼び出された心太朗は、ある事件のため北海道へ向かう。そこで出会ったのは、皆実の初恋の人であるナギサ・イワノワだった。事件に巻き込まれ謎の組織に追われている彼女を守るため再びタッグを組んだ皆実と心太朗は、FBI、CIA、北海道警の合同チームと共に事件に挑むが、そこには世界を揺るがす陰謀が潜んでいた。

共演には永瀬廉、今田美桜、木村多江、吉田羊、上川隆也らテレビドラマ版のメンバーに加え、事件の鍵を握るナギサ・イワノワ役で宮沢りえが出演。

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2025-408M 「世界一不運なお針子の人生最悪な1日」☆☆☆★★

Ssekaiichifuun原題:Sew Torn
邦題:世界一不運なお針子の人生最悪な1日
時間:100分
公開:2025-12-19
製作年度:2024
製作国:アメリカ・スイス
配給:シンカ
製作総指揮:
製作:フレッド・マクドナルド バリー・ナビディ セバスチャン・クリンガー ダイアマンティス・ザビツァノス ソクラティス・ザビツァノス
監督:フレディ・マクドナルド
脚本:フレディ・マクドナルド フレッド・マクドナルド
原作:
撮影:セバスチャン・クリンガー
音楽:ジェイコブ・ターディン
出演:イヴ・コノリー(バーバラ・ダゲン)、カラム・ワーシー(ジョシュ)、ジョン・リンチ(ジョシュの父親)、K・カラン(エンゲル)、ロン・クック(オスカー)、トーマス・ダグラス(ヘルメットの男)、ヴェルナー・ビールマイアー(グレースの夫)、キャロライン・グッドオール(グレース)

スイスの美しい田舎町を舞台に、犯罪に巻き込まれたお針子の女性が、針と糸の力で運命を切りひらいていく姿を描いたクライムサスペンス。

スイス山中の小さな町でお針子をしているバーバラ。亡き母から譲り受けた店は倒産寸前で、相談できる友人も恋人もいない。ある日、常連客との約束に遅刻した上にミスをして激怒させてしまった彼女は、その帰り道に麻薬取引現場に遭遇する。売人の男たちは血まみれとなって道路に倒れており、周囲には破れた白い粉入りの紙袋と拳銃、そして大金の入ったトランクケースが置かれている。バーバラの脳裏には「完全犯罪(横取り)」「通報」「見て見ぬふり」という3つの選択肢がよぎるが……。

アイルランド出身のイブ・コノリーが主人公のお針子バーバラを熱演し、テレビドラマ「オースティン&アリー」のカルム・ワーシー、「パウロ 愛と赦しの物語」のジョン・リンチ、「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」のK・カランが共演。19歳で制作した同名短編で注目を集めたフレディ・マクドナルド監督が長編初メガホンをとり、コメディ要素も散りばめながら予測不能なストーリー展開で描き出す。

邦題が昨今のラノベやそのアニメ化されたもののように、長文説明調。このパターンは羊頭狗肉になるか、ピッタリ嵌まるかギャンブルだ。とりあえず何も情報を入れずに、邦題のジャケ買いのみで鑑賞してみた。
結果はウェルメイドなタイムループ系の秀作だった。正確にはタイムループではないが、ドイツの名作『ラン・ローラ・ラン』(1998年)に匹敵するナイスな仕上がり。「お針子」という邦題が納得。ネタバレしたくないのでココまで。木戸銭は充分に払う価値ある逸品でした。

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2025-407M 「チャップリン」☆☆☆★

Schaprin2025原題:Chaplin: Spirit of the Tramp
邦題:チャップリン
時間:90分
公開:2025-12-19
製作年度:2024
製作国:スペイン・オランダ・イギリス・フランス
配給:アンプラグド
製作総指揮:アシム・バーラ カルメン・チャップリン ドロレス・チャップリン スタニー・コペット カルロス・フアレス アレクサンドラ・ウッドワード
製作:アシム・バーラ カルメン・チャップリン ドロレス・チャップリン スタニー・コペット カルロス・フアレス
監督:カルメン・チャップリン
脚本:カルメン・チャップリン アシム・バーラ イサキ・ラクエスタ アマイヤ・ラミレス
原作:
撮影:ケネス・オリベ
音楽:ナサニエル・メカリー
出演:マイケル・チャップリン、ジェラルディン・チャップリン、ジョニー・デップ、トニー・ガトリフ、エミール・クストリッツァ、ストーケロ・ローゼンバーグ、リタ・カベルト、ファルキート

「喜劇王」の呼び名で知られる20世紀の映画スター、チャーリー・チャップリンのルーツに迫ったドキュメンタリー。

ドタバタ喜劇に庶民の哀愁や社会風刺を巧みに取り入れた作品の数々で、世界中の人々を魅了したチャーリー・チャップリン。ちょび髭にだぶだぶのズボン、ステッキ、山高帽がトレードマークの放浪紳士には、ロマのアイデンティティが垣間見える。本作ではチャップリンがロマの血を引き、そのことを誇りに思っていたことが明かされ、極貧の少年時代からスイスで過ごした晩年までをたどる。

チャップリン家が全面的に協力し公認した初のドキュメンタリー作品として製作され、チャーリーの息子マイケル・チャップリンが製作・出演、孫カルメン・チャップリンが監督を担当。劇中ではマイケルが父チャーリーの足跡をたどり、俳優で娘のジェラルディン・チャップリンらが家族の視点からチャーリーの素顔を語る。

さらに、ジョニー・デップやエミール・クストリッツァら、チャップリンを敬愛する著名人たちも登場。家族が撮影したプライベート映像や貴重な記録映像を交えながら、作品に投影された幼少期の記憶や、ユダヤ人・共産主義者のレッテル、そして放浪紳士に通じるロマの特徴や文化を掘り下げる。

チャップリンの子供たち(もうジジイとババア)が証言していく仕立て。父親がジプシー(ロマ)の血にルーツにあり、作品に反映してきたという。とはいえ、日本人の意識では、今さら驚くような内容でも無いな。あたかも新発見、新証言、新事実!という力瘤は、欧米ならではの民族意識の価値観によるものだろう。監督のカルメン・チャップリンは孫娘。父親のマイケル・チャップリンをメインにしながら叔父や叔母のインタビューを重ねていく。ジョニー・デップやエミール・クストリッツァも証言。

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2025-406M 「死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ」☆☆☆★

Smengele原題:Das Verschwinden des Josef Mengele
邦題:死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ
時間:135分
公開:2026-02-27
製作年度:2025
製作国:フランス・ドイツ
配給:トランスフォーマー
製作総指揮:
製作:
監督:キリル・セレブレンニコフ
脚本:キリル・セレブレンニコフ
原作:オリビエ・ゲーズ
撮影:ウラジスラフ・オペリアンツ
音楽:
出演:アウグスト・ディール、マックス・ブレットシュナイダー、フリーデリーケ・ベヒト

やや冗長である。もう少し整理してコンパクトな時間にまとめてほしい。

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2025-405M 「新ドイツ零年」☆☆☆

Sshindoitsu0nen原題:Allemagne année 90 neuf zéro
邦題:新ドイツ零年
時間:62分
公開:1993-12-25
製作年度:1991
製作国:フランス
配給:ザジフィルムズ
製作総指揮:
製作:
監督:ジャン=リュック・ゴダール
脚本:ジャン=リュック・ゴダール
原作:
撮影:クリストフ・ポロック ステファン・ベンダ アンドレアス・エルバン
音楽:
出演:エディ・コンスタンティーヌ、ハンス・ジシュラー、クラウディア・ミヒェルゼン、アンドレ・ラバルト

ジャン=リュック・ゴダール監督が、冷戦期に東ベルリンに潜伏していた老スパイの西への帰還の旅を、主にドイツに関連した哲学や文学、音楽、映画などを引用しながら描いたドラマ。

ベルリンの壁が崩壊した翌年の1990年のドイツ。西側のスパイとして東ベルリンに30年間潜伏していた諜報員レミー・コーションの前に、軍情報部のゼルテン伯爵が現れる。「すべて終わった」と告げられたレミーは、ゼルテン伯爵に勧められ、西側への帰還を目指して東ドイツを大きく迂回する旅に出る。トーマス・マンの小説の登場人物を思わせる娘シャルロッテや、ドン・キホーテとサンチョ・パンサなど、さまざまな人たちと出会いながら、レミーは西側にたどり着く。

主人公レミー役に、ゴダール監督作「アルファヴィル」でも同名の探偵役を演じたエディ・コンスタンティーヌ。ロベルト・ロッセリーニ監督が「ドイツ零年」でナチスドイツ崩壊の1945年をドイツにとっての「ゼロ年」と示したのに対し、ゴダール監督は東西ドイツが統一された1990年を「新ゼロ年」として本作を手がけた。

 

 

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2025-404M 「ランニング・マン」☆☆☆★

Srunningman原題:The Running Man
邦題:ランニング・マン
時間:130分
公開:2026-01-30
製作年度:2025
製作国:イギリス・アメリカ
配給:東和ピクチャーズ
製作総指揮:スティーブン・キング ジョージ・リンダー ジェームズ・ビドル レイチェル・プライアー オードリー・チョン ピート・チアペッタ アンソニー・ティッタネグロ アンドリュー・ラリー
製作:サイモン・キンバーグ ナイラ・パーク エドガー・ライト
監督:エドガー・ライト
脚本:マイケル・バコール エドガー・ライト
原作:スティーブン・キング
撮影:チョン・ジョンフン
音楽:スティーブン・プライス
出演:グレン・パウエル、ジョシュ・ブローリン、コールマン・ドミンゴ、ウィリアム・H・メイシー、リー・ペイス、マイケル・セラ、エミリア・ジョーンズ、

逃げ切れば大金を手にできるが、捕まれば即死という命懸けの鬼ごっこに挑む男の運命を描くノンストップアクション。ベストセラー作家スティーブン・キングがリチャード・バックマン名義で1982年に発表し、1987年には「バトルランナー」として映画化された小説を、「ベイビー・ドライバー」のエドガー・ライト監督が新たに映画化した。

社会が一握りの富裕層と圧倒的多数の貧困層に分断され、多くの人々が過酷な生活を強いられている近未来。職を失い、重い病を抱えた娘の医療費にも困窮していたベン・リチャーズは、優勝者に巨額の賞金が与えられるデスゲーム「ランニング・マン」への参加を決意する。しかし、そのゲームの実態は、社会を支配する巨大ネットワーク企業が主催する世界最大のリアリティーショーであり、挑戦者の命懸けの逃走劇を全世界の観客が視聴するというものだった。逃走範囲は無制限。高度な殺人スキルをもったハンターたちが挑戦者を追跡し、さらには視聴者までもが懸賞金目立てで挑戦者を追いかけるという狂気のサバイバルが幕を開ける。

主人公ベン・リチャーズ役を「トップガン マーヴェリック」「ツイスターズ」のグレン・パウエルが演じ、彼をゲームへと誘う冷酷なテレビプロデューサーをジョシュ・ブローリン、ショーの司会者をコールマン・ドミンゴが演じる。

パラマウントの新作をスクリーニング。来年1月末に封切予定。
1987年にシュワルツネッガー主演で製作されたもののリメイク。経過や結末は微妙に違うが、世界観モチーフはまま。

 

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2025-403M 「新解釈・幕末伝」☆☆☆★

Sbakumatsuden邦題:新解釈・幕末伝
時間:118分
公開:2025-12-19
製作年度:2025
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:江成真二
製作:桑原勇蔵 市川南 柿本幸一 植田泰生 高橋紀行 弓矢政法 松橋真三 芦田拓真
監督:福田雄一
脚本:福田雄一
原作:
撮影:工藤哲也
音楽:瀬川英史
出演:ムロツヨシ、佐藤二朗、広瀬アリス、岩田剛典、矢本悠馬、松山ケンイチ、染谷将太、勝地涼、倉悠貴、山下美月、賀来賢人、小手伸也、高橋克実、市村正親、渡部篤郎、山田孝之

「新解釈・三國志」で中国の「三國志」を独自のユーモアを交えた解釈で描いた福田雄一監督が、これまでもさまざまな映画やドラマ、小説などで描かれた激動の時代・幕末を新たな切り口で描く歴史エンタテインメント。福田監督作品でおなじみのムロツヨシと佐藤二朗が主演を務めた。

1800年代中期、260年続いた江戸時代は終わりを迎えようとしていた。日本の未来を変えるべく立ち上がったのは、のちに「幕末のヒーロー」と呼ばれる坂本龍馬と西郷隆盛だった。大きな時代の波とともに、数々の革命的な出来事が繰り返され、やがて明治という新たな時代が幕を開ける。その裏には、誰もが想像できなかった戦いと友情の物語があった。

革命の志士・坂本龍馬役をムロツヨシ、幕末の英雄・西郷隆盛役を佐藤二朗が演じる。さらに山田孝之、広瀬アリス、渡部篤郎、岩田剛典、矢本悠馬、松山ケンイチ、染谷将太ら豪華キャストが集結し、「幕末」の新解釈を講義する歴史学者役で市村正親が出演する。

福田雄一監督とそのギャングたちの悪ふざけ映画の、第?弾。銀魂から三国志から、様々にネタを撒く。僕は、幕末もの喜劇映画は『幕末太陽伝』(川島雄三監督)をマスターピースと信じているので、本作は複雑な気分。角度を持って観てしまうな。
仕掛けとしては、薩長同盟やら、船中八策やら、勝海舟との関係やらの、小説的名場面を、福田劇団が『ほぼ設定のみの舞台』で演劇的に演じていくシーンが積み重なる。それぞれは、彼ら演者の『芸』を笑っていればよいだけの映画。まあ、おそらく、そういうコンセプトだったのだろうから、文句を言わずに連中のギャグに吹いていればいいのだ。

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2025-402M 「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」☆☆★★

Sbeautifljurny原題:A Big Bold Beautiful Journey
邦題:ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行
時間:109分
公開:2025-12-19
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:コゴナダ アイリーン・フェルドマン オリ・アイゼン ジョン・アトウッド ジーノ・ファルセット マイカ・グリーン ダニエル・ステインマン ポール・メゼイ
製作:ブラッドリー・トーマス ライアン・フリードキン ユーリー・ヘンリー セス・リース
監督:コゴナダ
脚本:セス・リース
原作:
撮影:ベンジャミン・ローブ
音楽:久石譲
出演:コリン・ファレル(デヴィッド)、マーゴット・ロビー(サラ)、ケヴィン・クライン(レンタカーショップのメカニック)、フィービー・ウォーラー=ブリッジ(レンタカーショップの店員)、ジョディ・ターナー=スミス(GPS)、ユヴィ・ヘクト(高校時代のデヴィッド)、ジェニファー・グラント(デヴィッドの母)、ハミッシュ・リンクレイター(デヴィッドの父)、リリー・レーブ(サラの母)、クロエ・イースト(シェリル)、サラ・ガドン(カフェの女性)

「アフター・ヤン」「コロンバス」のコゴナダ監督がコリン・ファレルとマーゴット・ロビーを主演に迎え、人生をやり直せる不思議なドアに出会った男女が繰り広げる時空旅行を描いたファンタジックなヒューマンドラマ。

友人の結婚式で知り合ったデヴィッドとサラは、レンタカーのカーナビに導かれ奇妙なドアにたどり着く。そのドアの先は、それぞれの「人生で一番やり直したい日」につながっていた。デヴィッドが淡い初恋を経験した高校時代や、サラの母親が最期を迎えた場所など、人生のターニングポイントとなった出来事をやり直すことで、ふたりは自分自身や大切な人たちと向き合っていく。

共演は「ワンダとダイヤと優しい奴ら」などの名優ケビン・クライン、テレビドラマ「Fleabag フリーバッグ」のフィービー・ウォーラー=ブリッジ。脚本は「ザ・メニュー」のセス・リース。数々のジブリ作品を手がけてきた音楽家・久石譲が音楽を担当し、ハリウッド映画に初参加を果たした。

予告編的には、タイムリープ系どこでもドアの人生コメディっぽいのだが。どこまで辻褄を納得させてるか、興味津々。だって普通に思いつく設定なので、予想を超えた驚愕の展開を見せてくれなければね。と、期待したものの、コリン・ファレルの貧相なビジュアル、ボーイミーツガールのメンタルトレーニング臭いテーマ。レンタカーのナビに誘導された場所にあるドアをくぐると、互いのトラウマ過去の場に。心の傷の開陳合戦による、自他啓発&許容と解釈と諦観と感謝。もう、なんというか、恋愛さえも病み狂ったアメリカの酷さが、コレでもか!と安直に提示されていく。陰キャこじらせた系の、ドンヨリ気分にさせられる劇薬だ。

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2025-401M 「シャドウズ・エッジ」☆☆☆★★

Sshadwsedge原題:捕風追影 The Shadow's Edge
邦題:シャドウズ・エッジ
時間:141分
公開:2025-12-12
製作年度:2025
製作国:香港・中国
配給:クロックワークス
製作総指揮:
製作:
監督:ラリー・ヤン
脚本:ラリー・ヤン
原作:
撮影:
音楽:
出演:ジャッキー・チェン(ホワン・ダージョン)、チャン・ツィフォン(ホー・チウグオ)、レオン・カーフェイ(フー・ロンション)、ツーシャー(シーワン/シーモン)、ジュン(フーフォン)

ジャッキー・チェンが主演を務め、追跡のエキスパートが率いる警察と元暗殺者が従えるサイバー犯罪集団の戦いを描いたバトルアクション。

マカオの街で、神出鬼没のサイバー犯罪集団による巧妙な強奪事件が続発。監視システムも乗っ取られ捜査に行き詰まった警察は、切り札として、すでに現役を退いた追跡のエキスパート・黄徳忠に協力を依頼する。警察の若き精鋭たちとチームを組んだ黄徳忠は、昔ながらの捜査術と最新テクノロジーを駆使し、「影」と呼ばれる元暗殺者が率いるサイバー犯罪集団を追う。

「愛人 ラマン」「コールド・ウォー 香港警察 二つの正義」のレオン・カーフェイが犯罪集団の首領である元暗殺者を演じ、「THE MYTH 神話」以来約20年ぶりにジャッキー・チェンと共演を果たした。人気K-POPグループ「SEVENTEEN」のメンバーで俳優としても活躍するJUNが犯罪集団のメンバー役で悪役に初挑戦したほか、「シスター 夏のわかれ道」のチャン・ツィフォン、テレビドラマ「山河之影 錦衣衛と謀りの王朝」のツーシャーが出演。監督・脚本は「ライド・オン」でもジャッキー・チェンと組んだラリー・ヤン。

2時間以上の犯罪追跡サスペンス活劇として、十分堪能した。かなり剛腕でストーリーを牽引する脚本の勢いが強い。枝葉末節の説明よりも、要点を浮き彫りにしての、マクガフィンの追跡。傑作ではないが佳作な娯楽映画だ。というわけで、続編も期待したい。

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2025-400M 「落語家の業」☆☆☆★★

Srakugokanogo邦題:落語家の業
時間:95分
公開:2025-12-13
製作年度:2025
製作国:日本
配給:bluebird siblings
製作総指揮:
製作:
監督:榎園喬介
脚本:榎園喬介
原作:
撮影:榎園喬介
音楽:杉浦康博
出演:快楽亭ブラック、立川談之助、鈴々舎馬るこ、げんきいいぞう、大本営八俵

落語家・快楽亭ブラックの生き様を描いたドキュメンタリー。

落語界のカリスマ・立川談志の弟子であり、彼が残した名言「落語とは、人間の業の肯定である」を体現するかのような破滅的な生活と過激な落語で知られる快楽亭ブラック。メディアへの露出は限定的でありながら、長年にわたり根強い人気を集めてきた。コンプライアンスが厳しい現代、もはや二度と現れないかもしれない芸人らしい芸人であり、すべての出来事を笑い飛ばすその了見は、息苦しい現代を生きる術でもある。1952年に米軍兵士と日本人女性との間に生まれたブラックは、差別から逃れるため、幼少期から多くの時間を映画館の闇の中で過ごした。69年に立川談志に入門するが、師匠のお金を競馬に使ったことが発覚して破門される。79年に談志門下に戻り、92年に二代目・快楽亭ブラックを襲名し真打昇進するも、2005年に借金2000万円が発覚して落語立川流を自主退会。その後も過激な落語で人気を集める一方、歌舞伎や日本映画への造詣から、評論家・脚本家としても活動している。

映画祭の主宰や映画館の運営を経て映画制作を行う榎園喬介が監督を務めた。活動弁士の坂本頼光が語りを担当。

破天荒な噺家人生に目を見張らせる。が、何処まで虚構か真実か、生半可に信じちゃいけない。
平日の一回興行。なので、満席!なのかなと思ったら、終映後にブラックvsヨネスケのトークショーが企画されていた。だからか。が、しかし次の劇場に向かうので、途中で失礼。

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2025-399M 「ドイツ零年」☆☆☆★★

Sdoitu0nen原題:Germania anno zero
邦題:ドイツ零年
時間:74分
公開:1952-06-07
製作年度:1948
製作国:イタリア
配給:ザジフィルムズ
製作総指揮:
製作:ロベルト・ロッセリーニ
監督:ロベルト・ロッセリーニ
脚本:ロベルト・ロッセリーニ マックス・コルペット カルロ・リッツァーニ
原作:
撮影:ロベール・ジュイヤール
音楽:レンツォ・ロッセリーニ
出演:エドモンド・メシュケ、エルンスト・ピットシャウ、インゲトラウト・ヒンツェ、フランツ・クリューガー、エーリッヒ・ギューネ、アレクサンドラ・マニス

ヌーベルバーグの監督たちに多大な影響を与えたネオレアリズモの旗手ロベルト・ロッセリーニによる「戦争3部作」の3作目で、第2次世界大戦後の廃墟と化したベルリンの街に生きる少年とその家族の姿を通して、戦争がもたらす残酷さを描いたドラマ。ほぼオールロケ、素人俳優の起用といったネオレアリズモの手法を駆使しながら、少年を襲う悲劇をドキュメンタリータッチで描き出す。

ナチスドイツ崩壊後のベルリン。少年エドモンドは、病弱で寝たきりの父、警察を恐れ家に引きこもる元ナチス党員の兄、家計を助けながら父を看病する姉とともに、間借りした狭い部屋に暮らしている。父と兄に代わってお金を稼ぐため、学校にも行かず廃墟のような街をさまようエドモンドは、ある日、小学校の担任教師だったエニングと再会する。学校を追放され闇商売に手を染めるエニングが説くナチス思想に、無垢なエドモンドは次第に感化されていく。

クライマックスのカットは、2003年のカンヌパルムドールやアカデミー賞を席巻した『戦場のピアニスト』(ロマン・ポランスキー監督)のポスタービジュアルがインスパイアされた瓦礫のロングショットが印象的。戦後のドイツ廃墟を舞台に、塗炭の苦しみのなかで、日々の生活に藻掻いている家族と少年の悲劇。日本では「火垂るの墓」と同様な、戦争がもたらす、悲惨を描く。
ゴダールの『新ドイツ零年』との併映企画があるので、その前にアマプラでロッセリーニ版を再見した。

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2025-398M 「ナイブズ・アウト ウェイク・アップ・デッドマン」☆☆☆★

Sgz1w89gxwaaczit原題:Wake Up Dead Man: A Knives Out Mystery
邦題:ナイブズ・アウト ウェイク・アップ・デッドマン
時間:146分
公開:2025-12-12
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:Netflix
製作総指揮:
製作:ラム・バーグマン ライアン・ジョンソン
監督:ライアン・ジョンソン
脚本:ライアン・ジョンソン
原作:
撮影:スティーブ・イエドリン
音楽:ネイサン・ジョンソン
出演:ダニエル・クレイグ、ジョシュ・オコナー、グレン・クローズ、ジョシュ・ブローリン、ミラ・クニス、ジェレミー・レナー、ケリー・ワシントン、アンドリュー・スコット、ケイリー・スピーニー、ダリル・マコーマック

ダニエル・クレイグが主演を務め、ライアン・ジョンソン監督がオリジナル脚本で描く人気ミステリー「ナイブズ・アウト」シリーズ第3弾。ダニエル・クレイグ扮する名探偵ブノワ・ブランが、これまでで最も危険な事件へと挑む。

ある田舎町の教会で、絶対に実行不可能と思われる犯罪が発生し、名探偵ブノワ・ブランは若く実直な神父と手を組み、真相究明に挑む。しかし、その教会には長年封じられてきた忌まわしい過去が潜んでいた。

ブノワ・ブランと手を組む若き神父を「ゴッズ・オウン・カントリー」「墓泥棒と失われた女神」のジョシュ・オコナーが演じるほか、グレン・クローズ、ジョシュ・ブローリン、ミラ・クニス、ジェレミー・レナー、ケリー・ワシントン、アンドリュー・スコット、ケイリー・スピーニー、ダリル・マコーマック、トーマス・ヘイデン・チャーチら豪華キャストが共演。Netflixで2025年12月12日から配信。

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2025-397M 「エディントンへようこそ」☆☆☆★★

Sedinton原題:Eddington
邦題:エディントンへようこそ
時間:148分
公開:2025-12-12
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作総指揮:レン・ブラバトニック ダニー・コーエン ティモ・アルジランダー アンドレア・スカルソ ハリソン・ハフマン アレハンドロ・デ・レオン タイラー・カンペローネ
製作:ラース・クヌードセン アリ・アスター アン・ロアク
監督:アリ・アスター
脚本:アリ・アスター
原作:
撮影:ダリウス・コンジ
音楽:ダニエル・ペンバートン ボビー・クルリック
出演:ホアキン・フェニックス(ジョー・クロス)、ペドロ・パスカル(テッド・ガルシア)、エマ・ストーン(ルイーズ・クロス)、オースティン・バトラー(ヴァーノン・ジェファーソン)、ルーク・グライムス(ガイ・トゥーリー)、ディードル・オコンネル(ドーン)、マイケル・ウォード(マイケル・クーク)、アメリー・フーファーレ(サラ)、クリフトン・コリンズ・Jr(ロッジ)、ウィリアム・ベルー(バタフライ)

「ミッドサマー」のアリ・アスター監督が「ボーはおそれている」に続いてホアキン・フェニックスを主演に迎え、コロナ禍でロックダウンされた小さな町の選挙戦が全米を巻き込む大事件へと発展していく様子を描いたスリラー映画。

2020年、アメリカ・ニューメキシコ州の小さな町エディントン。コロナ禍のロックダウンにより息苦しい隔離生活を強いられ、住民たちの不満と不安は爆発寸前に陥っていた。そんな中、町の保安官ジョーは、IT企業誘致で町を救おうとする野心家の市長テッドとマスクの着用をめぐる小競り合いから対立し、突如として市長選に立候補する。ジョーとテッドの諍いの火は周囲へと燃え広がり、SNSはフェイクニュースと憎悪で大炎上する事態となる。一方、ジョーの妻ルイーズはカルト集団の教祖ヴァーノンの扇動動画に心を奪われ、陰謀論にのめりこむ。疑いと論争と憤怒が渦巻き、暴力が暴力を呼び、批判と陰謀が真実を覆い尽くすなか、エディントンの町は破滅の淵へと突き進んでいく。

保安官ジョーをホアキン・フェニックス、市長テッドをペドロ・パスカル、ジョーの妻ルイーズをエマ・ストーン、カルト集団の教祖ヴァーノンをオースティン・バトラーがそれぞれ演じた。2025年・第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

アリ・アスターの作風は、不安定極まりないものの、一見安定しているかに見えるコミュニティやパーソナルな世界が、ささやかな歪みから、不可逆的な混沌の極みに向かって、暴力的に拡散崩壊していく過程を描きつつ、スクリーンに観客の視線を釘付けにする。『ミッドサマー』で、背筋を凍らせながら、学生たちとコミュニティの爆散崩壊を眺めた記憶が、蘇る。そう、本作は、観客に『観たことによるトラウマ』を刻み込みのだ。

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2025-396M 「悪魔祓い株式会社」☆☆☆

Sakumabaraikabusiki原題:Holy Night: Demon Hunters
邦題:悪魔祓い株式会社
時間:92分
公開:2025-12-12
製作年度:2025
製作国:韓国
配給:ギャガ
製作総指揮:
製作:
監督:イム・デヒ
脚本:イム・デヒ
原作:マ・ドンソク
撮影:キム・ジヨン
音楽:モグ
出演:マ・ドンソク(バウ)、ソヒョン(シャロン)、イ・デヴィッド(キム)、キョン・スジン(ジョンウォン)、チョン・ジソ(ウンソ)

「新感染 ファイナル・エクスプレス」や「犯罪都市」シリーズで人気を集める韓国の俳優マ・ドンソクが、企画・原案・主演を務めたホラーアクションエンタテインメント。

強靭な肉体と力を持つ社長のバウ、魅惑のエクソシスト・シャロン、情報収集を担うキムの3人が、悪魔祓いを専門で請け負う「悪魔祓い株式会社」を営んでいた。ある時、悪魔崇拝カルト集団の台頭によって社会が混乱し、警察や聖職者たちまでもが助けを求めて悪魔祓い株式会社に駆け込む事態に陥る。そんな中、医師ジョンウォンから、何者かの支配によって異常行動を繰り返す妹ウンソを助けてほしいという依頼が舞い込む。バウたちはウンソを救い、さらには社会の秩序を取り戻すために奮闘する。

強面で屈強なバウをマ・ドンソクが演じ、シャロン役を「少女時代」のソヒョン、2人をサポートしながら情報収集に勤しむキム役を「イカゲーム」シリーズのイ・デビッドが務める。

マ・ドンソクもの。自らの企画製作でもあるようだ。マ・ドンソクは、もう『ジャンル』化しているのだろう。スティーブン・セガールの『沈黙』シリーズなどの系譜に入れても良いのだろう。
今回のネタ(敵方)は、怨霊やら悪魔やららしい。笑。ラッセル・クロウが肉体派のエクソシストを演じた『ヴァチカンのエクソシスト』(2023年)にインスパイアされたっぽい。ガチガチの拳で退魔していくエクソシストは、マ・ドンソクならでは。

 

 

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2025-395M 「レンタル・ファミリー」☆☆☆★★

Srentalfamiry原題:Rental Family
邦題:レンタル・ファミリー
時間:110分
公開:2026-02-27
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:ジェニファー・セムラー 小泉朋 スティーブン・ブレイハット レオニード・レベデフ ブレンダン・フレイザー オーレン・ムーバーマン
製作:エディ・ベイスマン ジュリア・レベデフ HIKARI 山口晋
監督:HIKARI
脚本:HIKARI スティーブン・ブレイハット
原作:
撮影:石坂拓郎
音楽:ヨンシー アレックス・ソマーズ
出演:ブレンダン・フレイザー、平岳大、山本真理、柄本明、シャノン・ゴーマン

「ザ・ホエール」で第95回アカデミー主演男優賞に輝いたブレンダン・フレイザーが主演を務め、全編日本で撮影を敢行したヒューマンドラマ。長編デビュー作「37セカンズ」やドラマ「BEEF ビーフ」などで注目された日本人監督・HIKARIがメガホンをとり、東京で暮らす落ちぶれた俳優が、レンタル・ファミリーの仕事を通して自分自身を見つめ直していく姿を描く。

かつて歯磨き粉のCMで一世を風靡したものの、近頃は世間から忘れ去られつつあるアメリカ人俳優フィリップ。俳優業を細々と続けながら東京で暮らし、すっかり街になじんでいた。そんなある日、フィリップはレンタル・ファミリー会社を経営する多田から仕事を依頼される。レンタル・ファミリーとは、依頼人にとって大切な「家族」のような役割を演じることで報酬を得る仕事。最初のうちは、他人の人生に深く関わることに戸惑うフィリップだったが、仕事を通して出会った人々と交流していくうちに、いつしか彼自身の心にも変化が起こりはじめる。

レンタル・ファミリー会社を営む多田役で平岳大、レンタル・ファミリー会社の俳優として働く愛子役で山本真理、老優・喜久雄役で柄本明が共演。

フォックスサーチライト名義の作品だが、ほぼ邦画。だが、アメリカ映画。邦画なら、来年の日本アカデミー賞で、主演男優賞候補になってもおかしくないブレンダン・フレイザーの名演技が光る。こういう国籍不詳なコンテンツは、配信各社の十八番かと思っていたが、いまやメジャースタジオでも堂々と企画されるのだな。

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2025-394M 「WIND BREAKER ウィンドブレイカー」☆☆★★★

Swindbreakers邦題:WIND BREAKER ウィンドブレイカー
時間:122分
公開:2025-12-05
製作年度:2025
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
製作総指揮:
製作:遠山宏樹 水上繁雄 赤津一彦 山田邦雄 柴田三穂子 高島祐一郎 岩上敦宏 木村知郎
監督:萩原健太郎
脚本:政池洋佑
原作:にいさとる
撮影:岡村良憲
音楽:Yaffle 桜木力丸
出演:水上恒司(桜遥)、木戸大聖(楡井秋彦)、八木莉可子(橘ことは)、綱啓永(蘇枋隼飛)、JUNON(杉下京太郎)、中沢元紀(柊登馬)、曽田陵介、萩原護、高橋里恩、山下幸輝(兎耳山丁子)、濱尾ノリタカ(十亀条)、上杉柊平(梅宮一)

講談社の漫画アプリ「マガジンポケット」で2021年より連載され、テレビアニメ化や舞台化もされた人気不良漫画「WIND BREAKER」を実写映画化。

ケンカだけが取り柄の孤独な少年・桜遥は、不良の巣窟と恐れられる風鈴高校のてっぺんをとるべく、街の外から同校に入学する。しかし現在の風鈴高校は生徒たちが「防風鈴(ぼうふうりん)=ウィンドブレイカー」と呼ばれ、街を守る存在となっていた。ケンカは弱いが情報収集に長けた楡井や、防風鈴の総代を務める梅宮、クールでミステリアスな蘇枋、梅宮を崇拝する荒くれものの杉下、梅宮を支える武闘派の柊ら個性的な面々と出会った桜は、戸惑いながらも防風鈴の一員として、仲間たちとともに街を守るべく奮闘する。そんなある日、力の絶対信仰を掲げる凶悪な集団「獅子頭連(ししとうれん)」が、防風鈴を新たな標的に定めて動き出す。

水上恒司が桜役で主演を務め、楡井役で木戸大聖、蘇枋役で綱啓永、杉下役でJUNON(BE:FIRST)、柊役で中沢元紀、梅宮役で上杉柊平、桜たちを見守る喫茶店員・ことは役で八木莉可子、獅子頭連の頭取・兎耳山役で山下幸輝、副頭取・十亀役で濱尾ノリタカが共演。「ブルーピリオド」「サヨナラまでの30分」の萩原健太郎が監督を務め、「ハケンアニメ!」の政池洋佑が脚本を担当。

アニメシリーズは見終わっているが、実写ではどうだろうか。様々に形と設定を変えて出てくる、不良高校生ケンカもの。基本的に、若い役者たちの魅力とイキの良さが重要なんだよね。
原作がそうなのだから仕方ないが、地政学的にスケールがせせこましい。短い『商店街を護る』集団と、悪役チームという構造。実写では、もっとぶち壊れて邪悪凶悪なキャラクターか欲しかった。敵も味方もイケメンモデルのようで、迫力が無い。

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2025-393M 「ズートピア2」☆☆☆★

Szootopia2原題:Zootopia 2
邦題:ズートピア2
時間:108分
公開:2025-12-05
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:
製作:イベット・メリーノ
監督:ジャレッド・ブッシュ バイロン・ハワード
脚本:
原作:
撮影:
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:上戸彩(ジュディ・ホップス)、森川智之(ニック・ワイルド)、三宅健太(ボゴ署長)、高橋茂雄(クロウハウザー)、Ami(ガゼル)、山路和弘(Mr.ビッグ)

動物たちが高度な文明社会を築き、人間のように暮らす世界「ズートピア」を舞台に描き、第89回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞した人気ディズニー・アニメーション「ズートピア」の続編。前向きで夢をあきらめないウサギのジュディと、皮肉屋だが頼れるキツネのニックが再びバディを組み、ズートピアの謎に迫っていく姿を描く。

あらゆるタイプの動物たちが平和に暮らし、「誰でも夢をかなえられる」という理想の楽園ズートピア。ウサギで初めて警察官になるという夢をかなえたジュディは、以前にも増して熱心に任務にあたり、元詐欺師のニックも警察学校を無事卒業して警察官となった。再びバディを組むこととなった2人は、ズートピアに突如現れた指名手配犯のヘビ、ゲイリーを捜索するため、潜入捜査を行うことになる。ゲイリーは一体何者なのか。やがてジュディとニックは、ゲイリーと爬虫類たちが隠すズートピアの暗い過去にまつわる巨大な謎に迫っていき、その中で2人の絆が試されることとなる。

前作で共同監督・脚本を担当し、ディズニー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーも務めるジャレド・ブッシュと、同じく前作から続投のバイロン・ハワードが監督を務めた。日本語版声優もジュディ役の上戸彩、ニック役の森川智之らが続投し、ゲイリー役は人気声優の下野紘が担当。ズートピア創設者一族の御曹司パウバート役で山田涼介も参加。

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2025-392M 「天文館探偵物語」☆☆★★★

Stenmonkantantei邦題:天文館探偵物語
時間:81分
公開:2025-12-05
製作年度:2025
製作国:日本
配給:アイエス・フィールド、S・D・P
製作総指揮:
製作:嶋田豪
監督:諸江亮
脚本:諸江亮
原作:嶋田豪
撮影:塩田哲也
音楽:朝倉紀行
出演:寺西拓人(宇佐美蓮)、大原優乃(橋口凪)、肥後遼太郎(山下健斗)、室龍太(板倉靖幸)、高田翔(蒲生清彦)、原嘉孝(橋口拓海)、新名真郎(有村悠一郎)、西田聖志郎(吉田三郎)、SHIGETORA(大森渉)、西岡徳馬(板倉雄馬)

アイドルグループ「timelesz」の寺西拓人が映画初主演を務め、南九州一の繁華街として知られる鹿児島県の天文館を舞台に、探偵の青年と街の人々の絆を描いた人情ドラマ。

さまざまな事情を抱える人々が行き交う、どこか懐かしい繁華街・天文館。宇佐美蓮はバーテンダーの仕事をしながら、ひそかに探偵として街の人たちの困りごとを解決するべく奔走していた。そんなある日、蓮は相棒の山下健斗と共に、スリ事件を起こした橋口凪を追いかける。シングルマザーの凪は、夫から逃げてきたと蓮たちに明かす。凪を助けた蓮たちは、天文館エリアの再開発をめぐる巨大な陰謀に巻き込まれていく。

「劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ」などに出演した鹿児島県出身の大原優乃がヒロイン・橋口凪、同じく鹿児島県出身の肥後遼太郎が蓮の相棒・山下健斗を演じ、室龍太、高田翔、西岡德馬が共演。さらに「timelesz」の原嘉孝が凪の兄・拓海役で友情出演。「うちのじいじは字が書けない」で第29回キネコ国際映画祭のキネコ短編グランプリを受賞した諸江亮が監督・脚本を手がけた。

まずは鹿児島県のご当地作品。
脚本がグダグダ。様々な曰く因縁が、後出しジャンケンのように、しかもセリフてを説明されてゆく。演出や編集もキレが無く、コンテ段階から、画面の構成が工夫されておらず、単調。ストーリー自体も、観客を鷲掴みにしてドラマへ引き込むパワーが無い。役者の演技は、演出が出来ておらず単調。唯一注目したのは、主人公のシャツ。とっかえひっかえ、なかなか良いシャツを着せている。

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2025-391M シネマ歌舞伎「京鹿子娘五人道成寺/二人椀久」

Skyokanoko邦題:京鹿子娘五人道成寺/二人椀久
時間:123分
公開:2018-01-13
製作年度:2018
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
出演:
●「京鹿子娘五人道成寺」配役
白拍子花子:坂東 玉三郎
白拍子花子:中村 勘九郎
白拍子花子:中村 七之助
白拍子花子:中村 時蔵
白拍子花子:中村 児太郎
所化 阿面坊:坂東 彦三郎
所化 仙念坊:中村 萬太郎
所化 妙念坊:市村 橘太郎
所化 喜観坊:中村 吉之丞
●「二人椀久」配役
松山太夫:坂東 玉三郎
椀屋久兵衛:中村 勘九郎

歌舞伎の舞台を映画館でデジタル上映する「シネマ歌舞伎」シリーズ第30弾。歌舞伎の女方舞踊の最高峰と言われる「京鹿子娘道成寺」。通常は1人で踊る大曲を坂東玉三郎、中村勘九郎、中村七之助ら5人の花子で踊り分け、さらに豪華絢爛さを増した、2016年12月に歌舞伎座で上演された特別演出版。桜の花が咲く季節、紀州の道成寺に鐘供養のために訪れた白拍子の花子。華やかな踊りを披露する花子は、次第に形相が変わり、ついには蛇の体となって姿を現す。玉三郎ら出演者によるインタビューや舞台裏の様子を収めた特別映像も織り交ぜ、舞踏「二人椀久」と2本立てで上映。

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2025-390M 「WEAPONS ウェポンズ」☆☆☆

Swepons原題:Weapons
邦題:WEAPONS ウェポンズ
時間:128分
公開:2025-11-28
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
製作総指揮:ミシェル・モリッシー ジョシュ・ブローリン
製作:ザック・クレッガー ロイ・リー マリ・ユーン J・D・リフシッツ ラファエル・マーグレス
監督:ザック・クレッガー
脚本:ザック・クレッガー
原作:
撮影:ラーキン・サイプル
音楽:ライアン・ホラデイ ヘイズ・ホラデイ ザック・クレッガー
出演:ジョシュ・ブローリン(アーチャー)、ジュリア・ガーナー(ジャスティン)、オールデン・エアエンライク(ポール)、オースティン・エイブラムズ(ジェームズ)、ケイリー・クリストファー(アレックス)、ベネディクト・ウォン(マーカス)、エイミー・マディガン(グラディス)

コメディアン、脚本家、監督、俳優など多彩に活躍し、2022年に発表した監督作「バーバリアン」が高い評価を受けたザック・クレッガーが、監督・脚本・音楽を手がけたホラー。

舞台は静かな郊外の町。ある水曜日の深夜2時17分、子どもたち17人が突然ベッドを抜け出し、暗闇の中へ走り出したまま姿を消す。消息を絶ったのは、ある学校の教室の生徒たちだけだった。なぜ彼らは、同じ時刻に突如として姿を消したのか。疑いの目が向けられた担任教師ガンディは、残された手がかりをもとに集団失踪事件の真相に迫ろうとするが、この日を境に不可解な事件が町で相次ぎ、やがて町全体が狂気に包まれていく。

物語は登場キャラクターそれぞれの視点で描かれ、モキュメンタリー風の演出も相まって、全米では公開後に観客の考察が飛び交い、スマッシュヒットを記録した。出演はジョシュ・ブローリン、ジュリア・ガーナー、オールデン・エアエンライク、オースティン・エイブラムス、ベネディクト・ウォンら。

妙に評価が高い。平凡なストレートホラー系っぽいのだが、違うかな?と、事前のイメージ。
まず、原題の意味が取れないうえに、邦題もまんまなので、意味不明。
ヴィランの動機が理解不能。子供を集めて何をしたかったのか。まあ、黒魔術系のホラーなのは解った。
と言いつつも、2時間見てしまった。『ブラックフォン』並みに謎な作品。

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2025-389M 「旅人の必需品」☆☆☆

Stabibitonohitujuhin原題:A Traveler's Needs
邦題:旅人の必需品
時間:90分
公開:2025-11-01
製作年度:2024
製作国:韓国
配給:ミモザフィルムズ
製作総指揮:
製作:ホン・サンス
監督:ホン・サンス
脚本:ホン・サンス
原作:
撮影:ホン・サンス
音楽:ホン・サンス
出演:イザベル・ユペール、イ・ヘヨン、クォン・ヘヒョ、チョ・ユニ、ハ・ソングク、キム・スンユン

韓国を代表する映画作家ホン・サンスが「3人のアンヌ」「クレアのカメラ」に続いてイザベル・ユペールと3度目のタッグを組んだコメディドラマ。

ソウルを旅する謎めいたフランス人女性イリス。生活費を稼ぐためフランス語の個人レッスンをしているが、そのあまりにも風変わりな教え方に生徒たちは戸惑いを隠しきれない。レッスンを終えると、彼女は年下のボーイフレンドのアパートへと帰っていく。イリスは何のために韓国へやってきたのか、そしてなぜフランス語を教えているのか。韓国の国民的詩人ユン・ドンジュの詩に触れるなかで、謎に包まれた彼女の日常が徐々に浮かび上がっていく。

共演にもホン・サンス監督作の常連俳優が顔をそろえ、主人公イリスがフランス語を教える生徒ウォンジュをイ・ヘヨン、そのパートナーをクォン・ヘヒョ、イリスのボーイフレンド・イングクをハ・ソングク、その母親をチョ・ユニがそれぞれ演じた。2024年・第74回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され、審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞。日本では、ホン・サンス監督のデビュー30周年を記念して5カ月連続で新作を上映する企画「月刊ホン・サンス」の第1弾作品として劇場公開。

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