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2025-321M 「ブラックドッグ」☆☆☆★★

Sblackdog原題:狗陣 Black Dog
邦題:ブラックドッグ
時間:110分
公開:2025-09-19
製作年度:2024
製作国:中国
配給:クロックワークス
製作総指揮:リャン・ジン
製作:ズー・ウェンジウ
監督:グアン・フー
脚本:グアン・フー ジ・ルイ ウー・ビン
原作:
撮影:ガオ・ウェイチウ
音楽:ブレトン・ビビアン
出演:エディ・ポン(ラン)、トン・リーヤー(グレープ)、ジャ・ジャンクー(ヤオさん)、チャン・イー、チョウ・ヨウ

中国を舞台に、罪を背負った青年と黒い犬の絆を美しいブルーグレイの映像で描き、2024年・第77回カンヌ国際映画祭にて「ある視点」部門の最優秀作品賞とパルム・ドッグ審査員賞を受賞したヒューマンドラマ。

2008年、北京オリンピックの開催が迫る中国。誤って殺人を犯し服役していた青年ランは刑期を終え、ゴビ砂漠の端に位置するさびれた街に帰郷する。人の流出が止まらず廃墟が目立つ街には、捨てられた犬たちが野犬化し群れをなしていた。知り合いの警察官に誘われ地元のパトロール隊で働くことになったランは、ある日、群れに加わらず単独行動している黒い犬と出会う。賢く決して人間に捕まらないその犬とランとの間には、いつしか奇妙な絆が芽生えはじめる。

「疾風スプリンター」「オペレーション・メコン」のエディ・ポンが寡黙な青年ランを時にユーモラスに演じ、「フラッシュオーバー 炎の消防隊」のトン・リーヤーが共演。さらに、映画監督のジャ・ジャンクーが重要な役どころで出演。「エイト・ハンドレッド 戦場の英雄たち」のグアン・フーが監督を務めた。

 

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2025-320M 「プロセキューター」☆☆☆★

Sprosecuter原題:誤判 The Prosecutor
邦題:プロセキューター
時間:117分
公開:2025-09-26
製作年度:2024
製作国:香港・中国
配給:ツイン
製作総指揮:
製作:ドニー・イェン
監督:ドニー・イェン
アクション監督:大内貴仁
脚本:エドモンド・ウォン
原作:
撮影:
音楽:
出演:ドニー・イェン(フォク・ジーホウ)、ジュリアン・チョン(アウ・パッマン)
マイケル・ホイ(ホイ判事)、フランシス・ン(ヨン・ティラプ次長検事)、マイケル・チョン(リー・ゲンワイ)、ケント・チェン(パウ検事)、ラウ・コン(マー)、ユー・カン(カム・ホン)、アダム・パク(ラウ・シウキョン)、ロッカー・ラム(チャン・コッウィン)、シャーリー・チャン(リー・シーマン)、メイソン・フォン(マー・ガーキット)、レイ・ロイ(イン・サン)、マーク・チェン(マク・チョントン)、ジュー・パクホン(チェン・ホウイン)

「ジョン・ウィック コンセクエンス」「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」などで国際的に活躍する香港のアクション俳優ドニー・イェンが監督・主演・製作を兼任し、巨大な陰謀に立ち向かう検事の姿を描いた法廷アクションエンタテインメント。

香港警察の刑事から検事に転身した熱血漢のフォクは、ある青年が麻薬密売の容疑で起訴された事件に疑問を抱き、独自に捜査を開始。やがて、法を悪用して利益を得ようとする、法曹界と裏社会のつながりに気付く。そんなフォクの行く手を阻むように、刺客が差し向けられる。

主人公フォクを演じるドニー・イェンのほか、「Mr.BOO!」シリーズのマイケル・ホイ、「エグザイル 絆」のフランシス・ン、「イップ・マン」シリーズのケント・チェン、「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」のジャーマン・チョンらが共演。アクション監督は、「はたらく細胞」や「るろうに剣心」シリーズでアクション監督やスタントコーディネーターを務めてきた大内貴仁が担当。

 

 

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2025-319M 「チェンソーマン レゼ篇」☆☆☆★★

Schensawmanreze邦題:チェンソーマン レゼ篇
時間:100分
公開:2025-09-19
製作年度:2025
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:
監督:??原達矢
脚本:瀬古浩司
原作:藤本タツキ
撮影:伊藤哲平
音楽:牛尾憲輔
出演:戸谷菊之介(デンジ)、井澤詩織(ポチタ)、楠木ともり(マキマ)、坂田将吾(早川アキ)、ファイルーズあい(パワー)、高橋花林(東山コベニ)、花江夏樹(ビーム)、内田夕夜(暴力の魔人)、内田真礼(天使の悪魔)、津田健次郎(岸辺)、高橋英則(副隊長)、赤羽根健治(野茂)、乃村健次(謎の男)、喜多村英梨(台風の悪魔)、上田麗奈(レゼ)

2022年にテレビアニメ版が放送された藤本タツキの大ヒットコミック「チェンソーマン」の人気エピソード「レゼ篇」をアニメーション映画化。テレビアニメの最終話からつながる物語で、主人公デンジが偶然出会った謎の少女レゼに翻弄されながら、予測不能な運命へと突き進んでいく姿を、疾走感あふれるバトルアクションとともに描き出す。

「チェンソーの悪魔」との契約により「チェンソーマン」に変身し、公安対魔特異4課所属のデビルハンターとして悪魔たちと戦う少年デンジ。公安の上司である憧れの女性マキマとのデートに浮かれるなか、急な雨に見舞われ雨宿りをしていると、レゼという少女に出会う。近所のカフェで働いているというレゼはデンジに優しくほほ笑みかけ、2人は急接近する。この出会いをきっかけに、デンジの日常は大きく変わりはじめる。

テレビアニメ版に引き続きMAPPAがアニメーション制作を手がけ、テレビアニメ版でアクションディレクターを担当した??原達矢が監督を務めた。テレビアニメ版のオープニングテーマも世界的ヒットを記録した米津玄師が主題歌を手がけ、エンディングテーマでは米津と宇多田ヒカルがコラボレーションした。

 

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2025-318M 「シネマ歌舞伎 源氏物語 六条御息所の巻」☆☆☆★★

Sgenjimonogatari邦題:シネマ歌舞伎 源氏物語 六条御息所の巻
時間:87分
公開:2025-09-26
製作年度:2025
製作国:日本
配給:松竹
監修:坂東玉三郎
演出:今井豊茂
脚本:竹柴潤一
出演:坂東玉三郎、市川染五郎、中村時蔵、中村歌女之丞、中村亀鶴、坂東彌十郎、中村萬壽

六条御息所を坂東玉三郎、光源氏を市川染五郎が演じ、連日完売となった2024年10月の歌舞伎座公演「源氏物語 六条御息所の巻」を、歌舞伎の舞台を映画館でデジタル上映する「シネマ歌舞伎」としてスクリーン上映。

生まれながらの気品と美しさを兼ね備えた光源氏は、愛人である六条御息所のもとを訪れる。2人は花見や舞に興じ、久しぶりの再会を喜んでいた。だが、宮中での多忙さからなかなか会うことができないことを詫びる光源氏に対し、葵の上の懐妊をねたむ六条御息所は、光源氏に激しい感情をぶつける。堪えかねた光源氏が屋敷を去ると、六条御息所は悲しみに暮れ、次第に嫉妬に狂っていく。

シネマ歌舞伎だけの特別映像として、本作への思いを語る坂東玉三郎の特別インタビューも併せて上映。

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2025-317M 「俺ではない炎上」☆☆☆★★

Soredehanaienjo_20250929215401邦題:俺ではない炎上
時間:125分
公開:2026-09-26
製作年度:2025
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:山内学 吉田繁暁
製作:筒井竜平 鴨井雄一
監督:山田篤宏
脚本:林民夫
原作:浅倉秋成
撮影:大内泰
音楽:フジモトヨシタカ
出演:阿部寛(山縣泰介)、芦田愛菜(サクラ)、藤原大祐(住吉初羽馬)、長尾謙杜(青江)、三宅弘城、橋本淳、板倉俊之、浜野謙太、美保純、田島令子、夏川結衣(山縣芙由子)

「六人の嘘つきな大学生」で知られる作家・浅倉秋成の同名小説を、阿部寛主演で映画化。ある日突然、ネット上で身に覚えのない事件の犯人だと名指しされた主人公の姿を通し、SNS上で根拠の乏しい情報が“真実”となり大きな事件へと発展していくという、現代社会ならではの冤罪の恐怖を描いた。

大手ハウスメーカー勤務の山縣泰介は、ある日突然、彼のものと思われるSNSアカウントから女子大生の遺体画像が拡散され、殺人犯としてネット上で名指しされてしまう。身に覚えのない事態に無実を訴えるも、またたく間に情報は広がり、ネットは炎上状態になる。泰介の個人情報は晒され、日本中から追いかけかけ回されることになってしまう。彼を追う謎の大学生・サクラや、大学生インフルエンサー・初羽馬、取引先企業の若手社員・青江、泰介の妻・芙由子ら、さまざまな人物の思惑が絡み合い、事態はさらに混迷していく。泰介は必死の逃亡劇を繰り広げながら、無実を証明し、自分を陥れた真犯人を見つけようと奔走する。

主人公・山縣泰介を阿部寛、大学生サクラを芦田愛菜、初羽馬を藤原大祐、青江を長尾謙杜、芙由子を夏川結衣が演じる。監督は「AWAKE」の山田篤宏、脚本は「護られなかった者たちへ」「空飛ぶタイヤ」などを手がけた林民夫。

 

 

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2025-316M 「沈黙の艦隊 北極海大海戦」☆☆☆★★

Schinmokukantaihokkyokukai邦題:沈黙の艦隊 北極海大海戦
時間:132分
公開:2025-09-26
製作年度:2025
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:戸石紀子 松橋真三 大沢たかお 千田幸子 浦部宣滋
監督:吉野耕平
脚本:髙井光
原作:かわぐちかいじ
撮影:小宮山充
音楽:池頼広
出演:大沢たかお(海江田四郎)、上戸彩(市谷裕美)、津田健次郎(大滝淳)、中村蒼(山中栄治)、松岡広大(入江覚士)、前原滉(溝口拓男)、渡邊圭祐(森山健介)、風吹ジュン(海渡真知子)、トーリアン・トーマス(ボブ・マッケイ)、ブライアン・ガルシア(ジョン・A・ベイツ)、ドミニク・パワー、リック・アムスバリー(ニコラス・ベネット)、岡本多緒(舟尾亮子)、酒向芳(影山誠司)、夏川結衣(曽根崎仁美)、笹野高史(竹上登志雄)、江口洋介(海原渉)

かわぐちかいじの名作コミックを、大沢たかおが主演およびプロデュースを務めて実写化した「沈黙の艦隊」シリーズの映画第2作。2023年の映画第1作および24年に配信されたドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 東京湾大海戦」の続編で、原作随一のバトルシーンである「北極海大海戦」と、連載時に大きな話題を呼んだ「やまと選挙」を描く。

日本政府が極秘に建造した高性能原子力潜水艦を奪い、独立国「やまと」建国を世界に宣言した海江田四郎は、その卓越した操舵で数々の海戦を潜り抜け、東京湾での大海戦で米第7艦隊を圧倒した後、国連総会へ出席するためニューヨークへ針路をとった。そんな中、アメリカとロシアの国境線であるベーリング海峡にさしかかったやまとの背後に、ベネット大統領が送り込んだアメリカの最新鋭原潜が迫り、流氷が浮かぶ極寒の海で潜水艦同士の激しいバトルが幕を開ける。一方、日本ではやまと支持を表明する竹上首相を中心に、衆議院解散総選挙が実施される。

海江田役の大沢をはじめ、上戸彩、中村蒼、笹野高史、江口洋介らシリーズでおなじみのキャストが続投するほか、津田健次郎、風吹ジュン、渡邊圭祐が新たに参加。前作に引き続き「ハケンアニメ!」の吉野耕平が監督を務めた。

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2025-315M 「テレビの中に入りたい」☆☆★★★

Sisawthetvglow原題:I Saw the TV Glow
邦題:テレビの中に入りたい
時間:102分
公開:20265-09-26
製作年度:2024
製作国:アメリカ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作総指揮:
製作:エマ・ストーン デイブ・マッカリー アリ・ハーティング サム・インティリ サラ・ウィンシャル
監督:ジェーン・シェーンブルン
脚本:ジェーン・シェーンブルン
原作:
撮影:エリック・ K・ユエ
音楽:アレックス・G
出演:ジャスティス・スミス、ジャック・ヘヴン、イアン・フォアマン、ヘレナ・ハワード、フレッド・ダースト、リンジー・ジョーダン

1990年代のアメリカ郊外を舞台に、自分のアイデンティティにもがく若者たちが深夜番組の登場人物に自らを重ねる姿を、不穏かつ幻想的に描いたスリラー映画。

冴えない毎日を過ごすティーンエイジャーのオーウェンにとって、毎週土曜日の22時30分から放送される謎めいたテレビ番組「ピンク・オペーク」は、生きづらい現実を忘れさせてくれる唯一の居場所だった。オーウェンは同じくこの番組に夢中なマディとともに、番組の登場人物と自分たちを重ね合わせるようになっていく。しかしある日、マディはオーウェンの前から姿を消してしまう。ひとり残されたオーウェンは、自分はいったい何者なのか、知りたい気持ちとそれを知ることの怖さとの間で身動きが取れないまま、時間だけが過ぎていく。

「名探偵ピカチュウ」のジャスティス・スミスがオーウェン、「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」のジャック・ヘブンがマディを演じ、「ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド」のヘレナ・ハワード、ミュージシャンのスネイル・メイルことリーンジー・ジョーダン、「ティル」のダニエル・デッドワイラー、ロックバンド「リンプ・ビズキット」のボーカルで映画監督としても活動するフレッド・ダーストが共演。

独りよがりの、結末まで考えずに作り始めたシロウト映画のテイスト。

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2025-314M 「RED ROOMS レッドルームズ」☆☆☆

Sredroom原題:Red Rooms
邦題:RED ROOMS レッドルームズ
時間:118分
公開:2025-09-26
製作年度:2023
製作国:カナダ
配給:エクストリーム
製作総指揮:ティム・リンゲット
製作:ドミニク・ドゥッソウ
監督:パスカル・プラント
脚本:パスカル・プラント
原作:
撮影:バンサン・バイロン
音楽:ドミニク・プラント
出演:ジュリエット・ガリエピ、ローリー・ババン、エリザベート・ロカ、マックスウェル・マッケイブ=ロコス

残忍な連続殺人犯に魅了された女性の狂気を描き、2023年ファンタジア国際映画祭で最優秀脚本賞・最優秀作品賞・最優秀音楽賞を受賞したカナダ発のサイコスリラー。

少女たちを拉致、監禁、拷問し、死に至るまでを撮影してディープウェブ(通称・RED ROOMS)上で配信した容疑で逮捕された連続殺人犯ルドヴィク・シュヴァリエ。ファッションモデルとして活躍するケリー=アンヌのささやかな日課は、あまりにも残忍な犯行で世間を震撼させた彼の裁判を傍聴することだった。

凄惨な事件に取り憑かれた主人公ケリー=アンヌを演じるのは、モデルのキャリアを積みながら映画制作を専攻し、映画監督としても活動するジュリエット・ガリエピ。監督・脚本は、2020年に手がけた「ナディア・バタフライ」が第73回カンヌ国際映画祭の公式セレクションに選出されたパスカル・プラント。

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2025-313M 「ピアノフォルテ」☆☆☆

Spianofolte原題:Pianoforte
邦題:ピアノフォルテ
時間:89分
公開:2025-09-26
製作年度:2023
製作国:ポーランド
配給:コピアポア・フィルム
製作総指揮:
製作:マチェイ・クビツキ
監督:ヤクブ・ピョンテック
脚本:
原作:
撮影:
音楽:
出演:アレクサンダー・ガジェヴ、レオノーラ・アルメッリーニ、エヴァ・ゲヴォルギヤン、ラオ・ハオ、ミシェル・カンドッティ、マルチン・ヴィエチョレク

多くの世界的ピアニストを輩出してきた、世界最古かつ最高峰の舞台であるショパン国際ピアノコンクールに挑む若きピアニストたちに迫ったドキュメンタリー。

ショパンの出身国であるポーランドの首都ワルシャワで、5年に1度開催されているショパン国際ピアノコンクール。出場するだけで名誉なことで、入賞すればその後の成功が約束されるとあり、世界中の若きピアニストたちがその頂点を目指し切磋琢磨している。

本作では、反田恭平さんと小林愛実さんという2人の日本人が入賞を果たした2021年・第18回大会の舞台裏を追い、コロナ禍で1年延期となった大会に臨む6人の出場者を取材。審査は1次から本選まで全4回、21日間にわたって行われる。ポーランド、ロシア、中国、イタリアなど国籍も育った環境も異なる6人が、それぞれ葛藤や苦悩を抱えながらも全身全霊をかけて競技に挑む姿を、臨場感たっぷりに映し出す。

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2025-312M 「ファンファーレ!ふたつの音」☆☆☆★

Sfanfare 原題:En fanfare
邦題:ファンファーレ!ふたつの音
時間:103分
公開:2025-09-19
製作年度:2024
製作国:フランス
配給:松竹
製作総指揮:
製作:マルク・ボルデュール ロベール・ゲディギャン
監督:エマニュエル・クールコル
脚本:エマニュエル・クールコル イレーヌ・ミュスカリ
原作:
撮影:マクサンス・ルモニエ
音楽:ミシェル・ペトロシアン
出演:バンジャマン・ラヴェルネ(ティボ・デゾルモ)、ピエール・ロタン(ジミー・ルコック)、サラ・スコ(サブリナ)
 
白血病を宣告されたことをきっかけに、生き別れた弟の存在とその隠れた才能に気づいたスター指揮者。運命の再会を果たした兄弟が、さまざまな音楽とともに未来へと歩き出す姿を描いた人間ドラマ。
 
世界中を飛び回るスター指揮者ティボ。ある日、白血病と診断されたティポはドナーを探す中で、自分が養子であること、そして生き別れた弟・ジミーがいることを知る。ジミーは、かつて炭鉱で栄えた寂れた町の食堂で働きながら、仲間と結成した吹奏楽団を唯一の楽しみに暮らしていた。育った環境も性格もまったく異なるティボとジミーだったが、ティボはジミーに類まれな音楽の才能を見いだす。兄弟でありながらも異なる運命を歩んできた2人。ティボはその不公平を正そうと、弟のジミーを何がなんでも応援することを決意する。
 
兄のティボ役をセザール賞に5度ノミネートされたフランスの名優バンジャマン・ラべルネ、弟・ジミー役をピエール・ロタンが演じる。監督は「アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台」のエマニュエル・クールコル。

 

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2025-311M 「ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家」☆☆☆★★

Smichellegrand原題:Il etait une fois Michel Legrand
邦題:ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家
時間:109分
公開:2025-09-19
製作年度:2024
製作国:フランス
配給:アンプラグド
製作総指揮:
製作:マルティーヌ・ドゥ・クレルモン=トネール ティエリー・ドゥ・クレルモン=トネール デビッド・ヘルツォーク・デシテス
監督:デビッド・ヘルツォーク・デシテス
脚本:デビッド・ヘルツォーク・デシテス ウィリー・デュハフオーグ
原作:
撮影:ニコラ・ボーシャン リヤド・カイラット スタン・オリンガー
音楽:デビッド・ヘルツォーク・デシテス ミシェル・ルグラン
出演:ミシェル・ルグラン、アニエス・ヴァルダ、ジャック・ドゥミ、カトリーヌ・ドヌーヴ、バンジャマン・ルグラン、クロード・ルルーシュ、バーブラ・ストライサンド、クインシー・ジョーンズ、ナナ・ムスクーリ

映画音楽の巨匠ミシェル・ルグランの軌跡と、人生最後の公演の舞台裏を追ったドキュメンタリー。

フランスが生んだ偉大なジャズミュージシャンにして唯一無二の作曲家、ミシェル・ルグラン。2019年1月26日に他界するまでの75年の音楽人生のなかで、「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」といったジャック・ドゥミ監督とのコンビで名作を生み、「華麗なる賭け」などハリウッドでも活躍した。本作ではルグランの軌跡をたどるとともに、彼にとって人生最後の公演となった18年12月のフィルハーモニー・ド・パリでのコンサートの舞台裏に密着。晩年の姿を映し出すほか、スティングやクロード・ルルーシュら45名以上の音楽家や映画監督、ルグランの家族へのインタビューを交え、自他ともに一切の妥協を許さない厳格な姿勢、栄光の裏に隠された挫折と苦悩など、ルグランの知られざる素顔を余すことなく描き出す。

さらに、ルグランが携わった30作以上の映画の名場面や、16ミリカメラで撮影された若き日のルグランの映像など個人的アーカイブも多数収録。

 

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2025-310M 「ボーイ・キルズ・ワールド 爆拳壊界流転掌列伝」☆☆☆

Sboykillsworld原題:Boy Kills World
邦題:ボーイ・キルズ・ワールド 爆拳壊界流転掌列伝
時間:111分
公開:2025-09-19
製作年度:2024
製作国:アメリカ
配給:AMGエンタテインメント
製作総指揮:ビル・スカルスガルド モーリッツ・モール
製作:サム・ライミ ザイナブ・アジジ ロイ・リー ウェイン・フィッツジョン サイモン・スワート スチュアート・マナシル ダン・ケイガン アレックス・ルボビッチ
監督:モーリッツ・モール
脚本:タイラー・バートン・スミス アーレント・レマース
原作:アーレント・レマース モーリッツ・モール
撮影:ペーター・マティアスコ
音楽:ルドウィグ・フォシェル
出演:ビル・スカルスガルド(ボーイ)、ジェシカ・ロース(6月27日)、ミシェル・ドッカリー(メラニー・ヴァンデルコイ)、ブレット・ゲルマン(ギデオン・ヴァンデルコイ)、イザイア・ムスタファ(ベニー)、ヤヤン・ルヒアン(シャーマン)、キャメロン・クロヴェッティ(少年時代のボーイ)、ニコラス・クロヴェッティ(少年時代のボーイ)、クイン・コープランド(ミナ)、アンドリュー・小路(バショー)、シャールト・コプリー(グレン・ヴァンデルコイ)、H・ジョン・ベンジャミン(ボーイの声)、ファムケ・ヤンセン(ヒルダ・ヴァンデルコイ)

「死霊のはらわた」シリーズのサム・ライミが製作、「IT イット」シリーズのビル・スカルスガルドが主演を務め、声と聴覚を失った男の復讐劇を描いたアクション映画。

文明が崩壊した終末世界。女帝ヒルダ・ヴァン・デル・コイが支配する腐敗した王朝で、少年ボーイは家族を虐殺され、自らも声と聴覚を失ってしまう。絶望する彼を導いたのは、幼い頃に夢中になったゲームの主人公の“内なる声”だった。謎の男シャーマンのもとで地獄のような修行を積んだボーイは、沈黙の殺戮者へと覚醒。年に1度の「粛清の日」の前夜、ついに復讐に乗り出した彼は、暴力の渦のなかで仲間たちと出会い、自らの運命と向き合っていく。

「ザ・レイド」のヤヤン・ルヒアン、「X-MEN」シリーズのファムケ・ヤンセン、「第9地区」のシャルト・コプリー、「ブレット・トレイン」のアンドリュー・小路が共演し、主人公の“内なる声”をテレビアニメ「ボブズ・バーガーズ」などのH・ジョン・ベンジャミンが担当。新鋭モーリッツ・モールがメガホンをとり、ビデオゲームや韓国アクション、日本アニメ、クラシックなホラーファンタジーの要素を融合して描き出した。「ブラック・ウィドウ」などに参加したダビド・シャタルスキがアクション監督、「竜とそばかすの姫」のルドウィグ・フォシェルが音楽を担当。

 

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2025-309M 「Ryuichi Sakamoto: Diaries」☆☆☆★★

Ssakamotodiary邦題:Ryuichi Sakamoto: Diaries
時間:96分
公開:2025-11-28
製作年度:2025
製作国:日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ、コムデシネマ・ジャポン
製作総指揮:
製作:有吉伸人 飯田雅裕 鶴丸智康
監督:大森健生
脚本:
原作:
撮影:
音楽:坂本龍一
朗読:田中泯
出演:坂本龍一

2023年3月に他界した世界的音楽家・坂本龍一の最後の3年半の軌跡をたどったドキュメンタリー。2024年にNHKで放送され大きな反響を呼んだドキュメンタリー番組「Last Days 坂本龍一 最期の日々」をベースに、未完成の音楽や映像など新たな要素を加えて映画として公開。

音楽のみならずアート・映像・文学など多様なメディアを横断し、多彩な表現活動を続けてきた坂本龍一。目にしたものや耳にした音をさまざまな形式で記録し続けた本人の日記を軸に、遺族の全面協力により提供された貴重なプライベート映像やポートレートも盛り込みながら、ガンに罹患して亡くなるまでの闘病生活と、その中で行われた創作活動を振り返る。

日記につづられた日々の何気ないつぶやきから、自身の死に対する苦悩や葛藤、音楽を深く思考する言葉の数々を通し、希代の音楽家・坂本が命の終わりとどのように向き合い、何を残そうとしたのかに迫る。人生をかけて追い求めてきた理想の音を生み出すべく情熱を貫いた坂本の最後の日々を、晩年の彼が魅せられた美しい自然の音や風景と共にスクリーンに映し出す。

生前の坂本と親交のあったダンサー・俳優の田中泯が日記の朗読を担当。

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2025-308M 「ひゃくえむ。」☆☆☆★

S100m邦題:ひゃくえむ。
時間:106分
公開:2025-09-19
製作年度:2025
製作国:日本
配給:ポニーキャニオン、アスミック・エース
製作総指揮:
製作:寺田悠輔 片山悠樹 武次茜
監督:岩井澤健治
脚本:むとうやすゆき
原作:魚豊
撮影:駒月麻顕
音楽:堤博明
出演:松坂桃李、染谷将太、笠間淳、高橋季依、田中有紀、

「チ。 地球の運動について」で知られる漫画家・魚豊の連載デビュー作で、陸上競技の世界で「100メートル」という一瞬の輝きに魅せられた者たちの狂気と情熱を描いたスポーツ漫画「ひゃくえむ。」をアニメーション映画化。

生まれつき足が速く、友達も居場所も当たり前のように手に入れてきたトガシと、つらい現実を忘れるためがむしゃらに走り続けていた転校生の小宮。トガシは小宮に速く走る方法を教え、放課後に2人で練習を重ねていく。打ち込めるものを見つけた小宮は貪欲に記録を追うようになり、いつしか2人は100メートル走を通じてライバルとも親友ともいえる関係となる。数年後、天才ランナーとして名を馳せたトガシは、勝ち続けなければならない恐怖におびえていた。そんな彼の前に、トップランナーのひとりとなった小宮が現れる。

松坂桃李がトガシ、染谷将太が小宮の声をそれぞれ演じ、共演には内山昂輝、津田健次郎、高橋李依、種﨑敦美、悠木碧ら豪華声優陣が集結。2020年の長編第1作「音楽」で国内外から高く評価された岩井澤健治が監督を務め、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」のむとうやすゆきが脚本を担当。

魚豊の連載デビュー作。100メートル競走の一瞬の輝きに魅せられた者たちを描いたコミック「ひゃくえむ。」をアニメ化。うーむ、キャッチーな部分が少なすぎる。アニメ『チ。 地球の運動について』の原作者っていっても、伝わるか微妙。

 

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2025-307M 「宝島」☆☆☆★

Stakarajima邦題:宝島
時間:191分
公開:2025-09-19
製作年度:2025
製作国:日本
配給:東映、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:
製作:中村光孝 角田真敏 門屋大輔 吉村文雄 森正文 ルーシー・Y・キム 植田泰生 藤原寛 出來由紀子 津田真希子 上原直樹 中村一彦 武富和彦 野島正也 久保浩章 長濱弘真 永堀真
監督:大友啓史
脚本:高田亮 大友啓史 大浦光太
原作:真藤順丈
撮影:相馬大輔
音楽:佐藤直紀
出演:妻夫木聡(グスク)、広瀬すず(ヤマコ)、窪田正孝(レイ)、中村蒼(小松)、瀧内公美(チバナ)、尚玄(タイラ)、木幡竜(ダニー岸)、奥野瑛太(謝花ジョー)、村田秀亮(辺土名)、デリック・ドーバー(アーヴィン・マーシャル)、ピエール瀧(喜舎場)、栄莉弥(ウタ)、塚本晋也(徳尚)、永山瑛太(オン)

戦後の沖縄を舞台に時代に抗う若者たちの姿を描き、第160回直木賞を受賞した真藤順丈の小説「宝島」を映画化。妻夫木聡が主演を務め、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太ら豪華キャストが共演。「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督がメガホンをとった。

1952年、米軍統治下の沖縄。米軍基地を襲撃して物資を奪い、困窮する住民らに分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれる若者たちがいた。そんな戦果アギヤーとして、いつか「でっかい戦果」をあげることを夢見るグスク、ヤマコ、レイの幼なじみの若者3人と、彼らにとって英雄的存在であるリーダー格のオン。しかしある夜の襲撃で“予定外の戦果”を手に入れたオンは、そのまま消息を絶ってしまう。残された3人はオンの影を追いながら生き、やがてグスクは刑事に、ヤマコは教師に、そしてレイはヤクザになり、それぞれの道を歩んでいくが、アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境で、思い通りにならない現実にやり場のない怒りを募らせていく。そして、オンが基地から持ち出した“何か”を追い、米軍も動き出す。

親友であるオンの痕跡を追う主人公グスクを妻夫木聡が演じ、恋人だったオンの帰りを信じて待ち続けるヤマコ役を広瀬すず、オンの弟であり消えた兄の影を追い求めてヤクザになるレイ役を窪田正孝が担当。そんな彼らの英雄的存在であるオン役を永山瑛太が務めた。

3時間半近い大作。ナニを空にして準備万端。大作は大作であった。原作は未読。残念ながら、それだけであった。戦後史を震撼させるようなものでなく、リアルな琉球のお伽噺。

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2025-306M 「ヒポクラテスの盲点」☆☆☆★

Shipocra 邦題:ヒポクラテスの盲点
時間:109分
公開:2025-10-10
製作年度:2025
製作国:日本
配給:テレビマンユニオン
製作総指揮:
製作:杉田浩光 杉本友昭 大西隼
監督:大西隼
脚本:
原作:
撮影:井上裕太
音楽:畑中正人
出演:

新型コロナワクチンによる後遺症の影響に、多角的な視点から迫ったドキュメンタリー。

新型コロナウイルスの感染拡大で政府が初の緊急事態宣言を出してから5年が経ち、感染症法上の位置づけが5類に移行して2年が過ぎた。未曾有の危機を経て国の感染症対策は変化を重ねてきたが、従来のワクチンとは異なる新技術で開発された新型コロナワクチン(mRNA遺伝子製剤)による後遺症被害について、さまざまな情報が報道され始めている。過去に例のない「新薬」の認可と流通には、医学の盲点や限界のみならず、不都合な事実に目を向けさせないようにするデータのトリック、アカデミアやメディアの政府への忖度など、日本社会が抱える問題が集約されていた。そんな中、新型コロナワクチン後遺症の影響を科学的に究明しようとする医師たちがいた。

映画では後遺症患者、遺族、当時のワクチン推進派など、多様な立場の人々の意見を多角的にとらえることで、科学とファクトに基づいた真実をつまびらかにしていく。

 

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2025-305M 「ドミニク 孤高の反逆者」☆☆☆

Sdominique原題:Dominique
邦題:ドミニク 孤高の反逆者
時間:100分
公開:2025-11-21
製作年度:2024
製作国:アメリカ・コロンビア
配給:彩プロ
製作総指揮:アルバロ・グティエレス ジョエル・グッドマン ジェフ・ミラー
製作:アルバロ・グティエレス ジェイソン・ガービッツ マイケル・S・オヘダ オクサナ・オルラン
監督:マイケル・S・オヘダ
脚本:マイケル・S・オヘダ
原作:マイケル・S・オヘダ オクサナ・オルラン
撮影:ジム・オア
音楽:ナレク・ミルザエイ
出演:オクサナ・オルラン、ホーリス・コンプト、ホセ・コネホ・マルティン、マリア・デル・ロサリオ、アラナ・デ・ラ・ロサ、セバスティアン・カルバハル

南米コロンビアの無法地帯を舞台に、正体不明のグリンガ(よそ者の白人女性)が腐敗した警察と麻薬カルテルを相手に繰り広げる戦いを活写したバイオレンスアクション。

コロンビアの小さな街に流れ着いたウクライナ人女性ドミニクは、そこで知り合った警察官フリオやその家族とともに平穏な日常を過ごしていた。しかし街を牛耳る腐敗した警察と麻薬カルテルによってフリオが惨殺され、彼の家族にも危険が迫る。大切な人たちを守り抜き復讐を果たすべく立ち上がったドニミクは、封印していた戦闘スキルを発動させ、悪党たちに情け容赦なく銃弾を浴びせていく。

マーシャルアーツの訓練も受けているウクライナ系アメリカ人の俳優オクサナ・オルランが主人公ドミニクを演じ、「ザ・アウトロー」のモーリス・コンプトが共演。「サベージ・キラー」「コカイン・ブライド」などリベンジアクションを得意とするマイケル・S・オヘダが監督・脚本・編集を手がけた。

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2025-304M 「テイク・ミー・サムウェア・ナイス」☆☆★★★

Stakemesomewherenice原題:Take Me Somewhere Nice
邦題:テイク・ミー・サムウェア・ナイス
時間:91分
公開:2025-09-13
製作年度:2019
製作国:オランダ・ボスニア
配給:クレプスキュールフィルム
製作総指揮:
製作:イリス・オッテン サンダー・バン・ミュルス ピーテル・カイパース
監督:エナ・センディヤレビッチ
脚本:エナ・センディヤレビッチ
原作:
撮影:エモ・ウィームホフ
音楽:エラ・ファン・デル・ワウデ
出演:サラ・ルナ・ゾリッチ(アルマ)、エルナド・プルニャヴォラツ(エミル)、ラーザル・ドラゴイェヴィッチ(デニス)

幼い頃に別れた父を訪ねてボスニアへ向かう少女と、彼女の旅の道連れとなる2人の青年の姿を、詩的かつユーモラスに描いたロードムービー。

オランダで暮らすボスニア人の少女アルマ。両親は戦火に揺れる祖国を離れてオランダで暮らし、アルマを育てたが、やがて父はアルマと母を置いてボスニアへ戻り、疎遠となっていた。ある日、父が入院したという知らせが届き、アルマは母に言われるまま、単身ボスニアへ向かう。ボスニアの空港でアルマを出迎えた従兄エミルは無愛想で何の手助けもしてくれず、エミルの“インターン”を名乗るデニスだけが彼女の話に耳を傾けてくれる。父のいる町を目指しバスに乗り込むアルマだったが、休憩の間にバスは彼女を置き去りにし、荷物だけを乗せたまま走り去ってしてしまう。

ボスニア・ヘルツェゴビナ出身でオランダ育ちのエナ・センディヤレビッチが長編初監督を務め、ジム・ジャームッシュ監督作「ストレンジャー・ザン・パラダイス」に多大な影響を受けながら、主人公に監督自身のルーツを投影して描き出す。タイトルは、スコットランド出身のロックバンド「モグワイ」の楽曲名に由来する。2019年・第48回ロッテルダム国際映画祭にてタイガーアワード特別賞を受賞。

リスクの高いジャケ買い鑑賞。特にここイメージフォーラムは危ない。とはいえ『ジャッリカットゥ 牛の怒り』や『グレース』『ヴェルクマイスター・ハーモニー』といった傑作もかかるので油断ならない。
オランダからボスニアへ自分を棄てた父の見舞いに来る少女のロードムービー。ジャームッシュのテイストに影響を受けた、醒めた道程だが、決定的に『脚本が悪い』。ただ流れて行くだけの、ゴールを見失った作品。まあ、タイトルが監督が自問しているのかもしれない。この映画、どこいっちゃうの?ってね。

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2025-303M 「ローズ家 崖っぷちの夫婦」☆☆☆★

Srosefamiry原題:The Roses
邦題:ローズ家 崖っぷちの夫婦
時間:分
公開:2025-10-24
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:マイケル・アドラー ジョナサン・アドラー ベネディクト・カンバーバッチ オリビア・コールマン ケイト・コリンズ
製作:ジェイ・ローチ ミシェル・グラハム アダム・アクランド リア・クラーク エド・シンクレア トム・カーバー
監督:ジェイ・ローチ
脚本:トニー・マクナマラ
原作:ウォーレン・アドラー
撮影:フロリアン・ホーフマイスター
音楽:セオドア・シャピロ
出演:オリヴィア・コールマン、ベネディクト・カンバーバッチ、アンディ・サムバーグ、ケイト・マッキノン

1989年製作の名作「ローズ家の戦争」を、「女王陛下のお気に入り」「ロスト・ドーター」のオリビア・コールマンと「ドクター・ストレンジ」「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のベネディクト・カンバーバッチの主演でリメイクしたブラックコメディ。「オースティン・パワーズ」や「ミート・ザ・ペアレンツ」で知られるコメディの名匠ジェイ・ローチがメガホンをとり、ある夫婦の離婚を巡る争いを、ユーモアや風刺、緻密な心理描写や痛快なユーモアを織り交ぜて描いた。

建築家のテオと料理家のアイヴィは、順調なキャリアやかわいらしい子どもたち、完璧な家庭生活に彩られ、誰もがうらやむ理想的な夫婦だった。ところがある時、テオの事業が破綻したことをきっかけに、2人の関係は音を立てて崩れ始める。心の奥底に秘めていた競争心や不満が火を噴き、最初は嫌味を言い合う程度だった応酬が、次第に口論、罵り合い、つかみ合い、やがては銃まで持ち出す事態へと発展する。一度は愛を誓い合った夫婦でありながら、互いに一歩も引かず、ありとあらゆる手段で攻撃し合うことになった2人は、文字通りの命懸けの夫婦ゲンカを繰り広げていく。

脚本は「女王陛下のお気に入り」や「哀れなるものたち」でアカデミー賞にノミネートされたトニー・マクナマラが担当。共演にはアンディ・サムバーグ、アリソン・ジャネイ、ケイト・マッキノンらが名を連ねる。

1989年のマイケル・ダグラスやキャスリン・ターナー出演の傑作スクリューボールコメディをリメイク。まだソビエトがあった時代。1989年の前作はリアルタイムで鑑賞していました。そうとうに設定が変わっていましたね。ゆえに、それなりに新鮮に感じました。家への固執やら、教育やら、フェミニズムやら、自己実現欲求やら。2025年のカルチャーが反映すると、こう描き変わるのかと。
直接の印象は(これは前作のクライマックスはシニカルでしたが、共通のテーですね)
「殺し合いたいほど、愛しあえれば、死んでもいい」っていう感じですね。
「事態エスカレートしていくスクリューボールコメディの秀作」でした。

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2025-302M 「ベートーヴェン捏造」☆☆☆★

Sbetobennetsuzo邦題:ベートーヴェン捏造
時間:115分
公開:2025-09-12
製作年度:2025
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:新垣弘隆
製作:田渕みのり 櫻井雄一
監督:関和亮
脚本:バカリズム
原作:かげはら史帆
撮影:中島唱太
音楽:眞鍋昭大
出演:山田裕貴(アントン・フェリックス・シンドラー)、古田新太(ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン)、染谷将太(アレクサンダー・ウィーロック・セイヤー)、神尾楓珠(カール・ホルツ)、前田旺志郎(カール・ヴァン・ベートーヴェン)、小澤征悦(ニコラウス・ヨハン・ヴァン・ベートーヴェン)、生瀬勝久(シュテファン・フォン・ブロイニング)、小手伸也(イグナーツ・シュパンツィヒ)、野間口徹(ミヒャエル・ウムラウフ)、遠藤憲一(フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー)

19世紀ウィーンで起きた音楽史上最大のスキャンダルの真相に迫ったノンフィクション書籍「ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく」を、バカリズムが脚本を手がけ日本で映画化。

難聴というハンディキャップを抱えながらも、数々の歴史的名曲を遺した天才音楽家ベートーベン。しかし、後世に伝わる崇高なイメージは秘書シンドラーが捏造したもので、実際のベートーベンは下品で小汚いおじさんだった。かつてどん底の自分を救ってくれたベートーベンを熱烈に敬愛するシンドラーは、彼の死後、そのイメージを“聖なる天才音楽家”へと仕立て上げる。そんなシンドラーの行動は周囲に波紋を広げ、「自分こそが真実のベートーベンを知っている」という男たちの熾烈な情報戦が巻き起こる。さらに、シンドラーの嘘に気づきはじめたアメリカ人ジャーナリストのセイヤーが、真実を追及しようとする。

主人公・シンドラーを山田裕貴、ベートーベンを古田新太が演じ、染谷将太、神尾楓珠、前田旺志郎、小澤征悦、遠藤憲一が共演。人気バンド「Mrs. GREEN APPLE」でキーボードを担当する藤澤涼架が、天才ピアニスト・作曲家のショパン役で劇映画初出演を果たした。監督は「地獄の花園」などでもバカリズムと組んだ関和亮。

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2025-301M 「ブラック・ショーマン」☆☆☆★

Sblackshowman邦題:ブラック・ショーマン
時間:117分
公開:2025-09-12
製作年度:2025
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:臼井裕詞 荒木宏幸 市川南 大給近憲
監督:田中亮
脚本:橋本夏
原作:東野圭吾
撮影:相馬大輔
音楽:佐藤直紀
出演:福山雅治、有村架純、成田凌、生田絵梨花、木村昴、森永悠希、秋山寛貴、犬飼貴丈、岡崎紗絵、森崎ウィン、丸山智己、濱田マリ、伊藤淳史、生瀬勝久、仲村トオル

超一流マジシャンが殺人事件の謎に挑む姿を描いた、東野圭吾の人気ミステリー小説「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を、福山雅治主演、有村架純共演で映画化。

コロナウイルス流行後、観光客が遠のき、かつての活気を失ってしまった町で、多くの教え子に慕われていた元中学校教師・神尾英一が何者かに殺害される。父の訃報を受け、2カ月後に結婚を控えていた娘の神尾真世が、実家のある町に帰ってくる。父はなぜ殺されなければならなかったのか。真実を知りたいと願う真世の前に、元マジシャンの叔父・神尾武史が現れる。かつてラスベガスで名を馳せた武史は、卓越したマジックの腕前とメンタリスト級の観察眼、誘導尋問を武器に、真世とともに事件の謎に挑む。

神尾武史を福山、真世を有村が演じるほか、仲村トオル、生瀬勝久、成田凌、生田絵梨花、森崎ウィンらが顔をそろえる。監督は「コンフィデンスマンJP」シリーズの田中亮。

東野圭吾の人気ミステリー小説の世界で、福山雅治を鑑賞するための『マダム御用達』的な作品。

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2025-300M 「風のマジム」☆☆☆★

Skazenomajimu邦題:風のマジム
時間:105分
公開:2025-09-12
製作年度:2025
製作国:日本
配給:コギトワークス、S・D・P
製作総指揮:笹岡三千雄
製作:佐藤幹也
監督:芳賀薫
脚本:黒川麻衣
原作:原田マハ
撮影:矢﨑よしかつ
音楽:高田漣
出演:伊藤沙莉、染谷将太、尚玄、シシド・カフカ、橋本一郎、小野寺ずる、眞島秀和、肥後克広、滝藤賢一、富田靖子、高畑淳子

南大東島で育つサトウキビを使ったラム酒作りに挑戦し、契約社員から社長になった女性の実話をもとに、人気作家の原田マハが執筆した小説「風のマジム」を、伊藤沙莉主演で映画化。

那覇で豆腐店を営む祖母カマルと母サヨ子と暮らす伊波まじむ。祖母がつけた「まじむ」という名は、沖縄の方言で「真心」を意味する。ある時、祖母とともに通うバーでラム酒の魅力に惹かれ、その原料がサトウキビだと知ったまじむは、契約社員として働く通信会社「琉球アイコム」の社内ベンチャーコンクールに、南大東島産サトウキビを原料としたラム酒製造の企画を応募する。やがてその企画は、家族や会社、南大東島の島民をも巻き込む一大プロジェクトへと発展していく。

主人公まじむ役を伊藤が演じるほか、まじむの祖母役を高畑淳子、母役を富田靖子、まじむが通うバーのバーテンダー役を染谷将太がそれぞれ演じる。監督は広告やショートフィルムを手がけ、本作が映画初監督作となる芳賀薫。

南大東島で沖縄産ラム酒を造るベンチャーを立ち上げた女性の物語。プロジェクトXのホンワカ版のようなお仕事えいが。原田マハの『絵画』ではないテーマの小説が原作。

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2025-299M 「ドランクモンキー 酔拳」☆☆☆★

Ssuiken原題:酔拳
邦題:ドランクモンキー 酔拳
時間:111分
公開:1979-07-21
製作年度:1978
製作国:香港
配給:東映
製作総指揮:
製作:ン・シー・ユエン
監督:ユエン・ウーピン
脚本:
原作:
撮影:チャン・ハイ
音楽:
出演:ジャッキー・チェン、ユエン・シャオティエン、ウォン・チェン・リー、ディーン・セキ、ワン・チェン

酔えば酔うほど強くなるという妙闘技“酔八拳”を使って宿敵を倒す若者を描くアクション映画。製作はウン・シー・ユアン、監督はユアン・ウー・ピン、撮影はチャン・ハイ、アクション監督はユアン・ウー・ピンが各々担当。出演はジャッキー・チェン、ユアン・シァオ・ティエン、ホアン・チョン・リー、ワン・チェン、リン・イン、シン・ティエン、リン・チャオなど。

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2025-298M 「LOVE」☆☆☆

Slove2025原題:Kjarlighet
邦題:LOVE
時間:120分
公開:2025-09-05
製作年度:2024
製作国:ノルウェー
配給:ビターズ・エンド
製作総指揮:
製作:
監督:ダーグ・ヨハン・ハウゲルード
脚本:ダーグ・ヨハン・ハウゲルード
原作:
撮影:セシリエ・セメク
音楽:
出演:アンドレア・ブライン・ホヴィグ(マリアンヌ)、タヨ・チッタデッラ・ヤコブセン(トール)、マルテ・エンゲブリクセン(ハイディ)、トーマス・グレスタッド(オーレ)、ラース・ヤコブ・ホルム(ビョルン)

ベストセラー作家や図書館司書という経歴を持つノルウェーのダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督が、ノルウェーの首都オスロを舞台に「恋」「愛」「性」にまつわる3つの風景を描くトリロジーの第2作。恋愛に不器用な大人たちが、それぞれの本音をさらけ出しながら、さまざまな愛の形を模索し、肯定していく姿を映し出す。

泌尿器科に勤める医師マリアンヌと看護師トールは、ともに独身で、ステレオタイプな恋愛から距離を置いている。マリアンヌは友人に紹介された男性に会うが、子どもがいる彼との恋愛に前向きになれない。その後、フェリーに乗ったマリアンヌはトールに遭遇し、マッチングアプリなどから始まるカジュアルな恋愛を勧められ、興味を抱く。一方トールは、フェリーで知り合った精神科医ビョルンの姿を、自らの勤務先である病院で見かけ……。

2024年・第81回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。日本では25年9月、特集上映「オスロ、3つの愛の風景」にて、トリロジーの「SEX」「DREAMS」とともに劇場公開。

 

 

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2025-297M 「SEX」☆☆☆

Ssex2025原題:SEX
邦題:SEX
時間:118分
公開:2025-09-05
製作年度:2024
製作国:ノルウェー
配給:ビターズ・エンド
製作総指揮:
製作:
監督:ダーグ・ヨハン・ハウゲルード
脚本:ダーグ・ヨハン・ハウゲルード
原作:
撮影:セシリエ・セメク
音楽:
出演:トルビョルン・ハール(金髪の男)、ヤン・グンナル・ロイゼ(茶髪の男)、シリ・フォルバーグ(茶髪の男の妻)、ビルギッテ・ラーセン(金髪の男の妻)

ベストセラー作家や図書館司書という経歴を持つノルウェーのダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督が、ノルウェーの首都オスロを舞台に「恋」「愛」「性」にまつわる3つの風景を描くトリロジーの第1作。妻子のいる2人の男性が、とある体験から「男らしさ」について再考していく姿を、コメディタッチで描き出す。

煙突掃除人として働く、妻子持ちの2人の男。ひとりは客先の男性との思いがけないセックスで新しい刺激を覚えるが、悪びれることなく妻にその体験を話したことで夫婦仲がこじれてしまう。もうひとりは、デビッド・ボウイに女性として意識される夢を見たことから、自分という人格が他人の視線によりどのように形成されているのか気になりはじめる。それぞれ良き父、良き夫として過ごしてきた彼らは、自らの「男らしさ」やアイデンティティと向き合っていくことになる。

2024年・第74回ベルリン国際映画祭でエキュメニカル審査員賞など3部門を受賞。日本では25年9月、特集上映「オスロ、3つの愛の風景」にて、トリロジーの「LOVE」「DREAMS」とともに劇場公開。

 

 

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2025-296M 「シナリオ」☆☆☆★

Sscnarios原題:Scenarios
邦題:シナリオ
時間:18分
公開:2025-09-05
製作年度:2024
製作国:フランス・日本
配給:ねこじゃらし
製作総指揮:
製作:ジャン=ポール・バタジア
監督:ジャン=リュック・ゴダール
脚本:ジャン=リュック・ゴダール
原作:
撮影:ファブリス・アラーニョ
音楽:
出演:

フランスの巨匠ジャン=リュック・ゴダールが、2022年に居住していたスイスで安楽死する前日に撮影した遺作。

2022年9月13日、ゴダールは自身が書いたシナリオに従い自発的な死を遂げた。彼はその2年前から「シナリオ」と題した最後の長編映画企画に取り組んでおり、モンタージュの構想を記した手帳やノートを何冊も作成していた。しかし、ゴダールは死の数日前になってこの企画を仕切り直し、2部構成の映画として仕上げるよう指示を出す。それに従って制作されたのが本作「シナリオ」で、コラージュ技法による18分間の映像を収め、死の前日のゴダールの姿も映し出す。

ゴダール自身が本作の制作ビジョンを語ったドキュメンタリー「シナリオ 予告篇の構想」も制作され、2本でひとつの作品として構成される。2024年・第77回カンヌ国際映画祭クラシック部門でワールドプレミア上映された後、第49回トロント国際映画祭、第37回東京国際映画祭でも上映された。

JLGの遺作と言われる作品。いつものように意味不明な18 分間。1分100円の木戸銭。もう、高座で寝てるだけの名人の落語を見物する気分。そこに『在る』事への目撃者としての同時代性を、将来語るためだけに、シネフィルが集う。『封切を観たのですよ』ってね。

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2025-295M 「ハンス・ジマー&フレンズ ダイアモンド・イン・ザ・デザート」☆☆☆★★

Shanszimmer原題:Hans Zimmer & Friends: Diamond in the Desert
邦題:ハンス・ジマー&フレンズ ダイアモンド・イン・ザ・デザート
時間:158分
公開:2025-07-11
製作年度:2025
製作国:アメリカ・イギリス
配給:カルチャヴィル
製作総指揮:ジェリー・ブラッカイマー スティーブン・コフスキー マイケル・マルト オマー・サーブ ポール・ダグデール
製作:サイモン・フィッシャー スティーブン・コフスキー マイケル・マルト オマー・サーブ ジョン・フェザーストーン
監督:ポール・ダグデール
脚本:
原作:
撮影:ブレット・ターンブル
音楽:
出演:ハンス・ジマー、ビリー・アイリッシュ、クリストファー・ノーラン、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、フィニアス・オコンネル、ジェリー・ブラッカイマー、ジョニー・マー、ファレル・ウィリアムス、ターニャ・ラポワント、ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ

映画音楽の巨匠ハンス・ジマーのライブパフォーマンスを映像収録し、豪華トークゲストとの対談とともにスクリーン上映するコンサート映画。

「DUNE デューン 砂の惑星」「グラディエーター」「インターステラー」「ライオン・キング」など、ジマーが手がけた映画音楽の名曲の数々を、壮大なライブパフォーマンスとして収録。ドバイを象徴するコカ・コーラ・アリーナや万博会場エキスポ・シティ・ドバイ内のアル・ワスル・プラザ・ドームをはじめ、アラビア砂漠の砂丘、ブルジュ・アル・アラブなどさまざまな場所を舞台に、ジマーのバンドと世界屈指のオーケストラが演奏を繰り広げる。トークパートには、シンガーソングライターのビリー・アイリッシュ、映画監督のクリストファー・ノーラン、ドゥニ・ビルヌーブ、映画プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー、俳優のティモシー・シャラメ、ゼンデイヤらが登場。ジマーとの対談を通して、それぞれの作品や創作の裏側について語る。

「エルトン・ジョン・ライヴ Farewell From Dodger Stadium」などのコンサート映画や音楽ドキュメンタリーで高く評価された映像作家ポール・ダグデールが監督を務め、ジェリー・ブラッカイマーが製作総指揮に名を連ねた。

 

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2025-294M 「大統領暗殺裁判 16日間の真実」☆☆☆★

Sdaitoryoansatsusaiban原題:Land of Happiness
邦題:大統領暗殺裁判 16日間の真実
時間:124分
公開:2025-08-22
製作年度:2024
製作国:韓国
配給:ショウゲート
製作総指揮:
製作:イ・ジュンタク チャン・ジンスン
監督:チュ・チャンミン
脚本:ホ・ジュンソク
原作:
撮影:ホン・ジェシク
音楽:キム・テソン
出演:チョ・ジョンソク、イ・ソンギュン、ユ・ジェミョン、ウ・ヒョン、イ・ウォンジョン、チョン・ベス、ソン・ヨンギュ

1979年に韓国のパク・チョンヒ(朴正煕)大統領が中央情報部部長キム・ジェギュに暗殺された事件の裁判を中心に、1979年10月26日の大統領暗殺から同年12月12日の軍事クーデターに至る一連の事件に巻き込まれた3人の男たちの姿を、史実に基づいて描いたサスペンス。

勝つためには手段を選ばない弁護士会のエースであるチョン・インフは、上官の命令によって大統領暗殺事件に関与した中央情報部(KCIA)部長の随行秘書官パク・テジュの弁護を引き受ける。軍人であるパク・テジュは、ひとりで軍法裁判にかけられ、最初の公判からわずか16日後に最終判決が下されることになっていた。しかし、この裁判は後に軍事クーデターを起こす巨大権力の中心人物、合同捜査団長チョン・サンドゥによって不正に操られていたことが明らかとなる。

ドラマ「賢い医師生活」のチョ・ジョンソクが主人公チョン・インフ役を担当。「パラサイト 半地下の家族」などに出演し、2023年12月に亡くなったイ・ソンギュンがパク・テジュ役を務め、本作が最後の作品になった。チョン・サンドゥ役は、ドラマ「梨泰院クラス」や「劇映画 孤独のグルメ」で知られるユ・ジェミョン。監督・脚本は「王になった男」のチュ・チャンミン。

1979年に韓国の朴正煕大統領が、金中央情報部部長らに暗殺された事件の裁判の物語。 映画『ソウルの春』で描かれた全斗煥の軍事クーデターも同時期に発生する。激動の全斗煥政権時代の1984年に僕は友人とソウルを観光した。

 

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2025-293M 「六つの顔」☆☆☆★

S6tunokao邦題:六つの顔
時間:82分
公開:2025-08-22
製作年度:2025
製作国:日本
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
製作総指揮:
製作:丸山靖博 林季彦
監督:犬童一心
脚本:犬童一心
原作:
撮影:蔦井孝洋
音楽:上野耕路
ナレーション:オダギリジョー
出演:野村万作、野村萬斎、野村裕基、三藤なつ葉、深田博治、高野和憲

「ジョゼと虎と魚たち」「のぼうの城」の犬童一心監督が、人間国宝の狂言師・野村万作を追ったドキュメンタリー。

日本で650年以上にわたり受け継がれてきた伝統芸能・狂言の第一人者であり、芸歴90年を超えて現在もなお舞台に立ち続ける野村万作。2023年には文化勲章を受章し、翌24年6月には受章記念公演を開催、ライフワークとして磨き上げてきた珠玉の狂言「川上」を上演した。本作では、その公演が行われた特別な1日に寄り添いながら、万作が自身の過去に対して思い浮かべる“六つの顔”をアニメーションで表現するなど、大胆かつ繊細なアプローチで彼の芸境に迫る。狂言への思いを語る万作の姿に加え、息子・野村萬斎、孫・野村裕基へのインタビューも収録。さらに、「川上」の物語の舞台である奈良・川上村の金剛寺の荘厳な原風景もカメラに収め、万作が長年にわたり追求してきた世界観を、その至高の芸とともにスクリーンに映し出す。

「頭山」でアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた山村浩二がアニメーションを手がけ、俳優のオダギリジョーがナレーションを担当。野村万作と野村萬斎が監修を務めた。

 

 

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2025-292M 「Mr.ノーバディ2」☆☆☆★★

Smenobody2原題:Nobody 2
邦題:Mr.ノーバディ2
時間:90分
公開:2025-10-24
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
製作総指揮:デビッド・ハイマン
製作:ケリー・マコーミック デビッド・リーチ マーク・プロビッシエロ ブレイデン・アフターグッド ボブ・オデンカーク
監督:ティモ・ジャヤント
脚本:デレク・コルスタッド アーロン・ラビン
原作:デレク・コルスタッド
撮影:
音楽:
出演:ボブ・オデンカーク、コニー・ニールセン、ジョン・オーティス、RZA、コリン・ハンクス、クリストファー・ロイド、ジャロン・ストーン

一見するとごく平凡で何者でもない中年男が、実は一流の殺し屋という裏の顔を持ち、激しい戦いを繰り広げる姿をユーモアを交えて描いた「Mr.ノーバディ」の続編。

ロシアンマフィアとの壮絶な死闘から4年。焼失させた3000万ドルを肩代わりした組織への借金を返済するため、ハッチ・マンセルは休日も返上し、昼夜を問わず任務をこなしていた。その結果、家庭は崩壊寸前になってしまう。妻や子どもたちとの関係を修復するため、一家でバカンスを計画するが、旅先の寂れたリゾート地は巨悪組織の密輸ルートとなっていた。やがてハッチは、地元保安官とのささいな衝突をきっかけに、巨悪組織を相手取ったド派手な全面戦争に巻き込まれていく。

「ベター・コール・ソウル」で広く知られるボブ・オデンカークが、前作に続いて主人公のハッチを演じた。ハッチの妻ベッカ役を「グラディエーター」のコニー・ニールセン、ハッチの父デヴィッド役を「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のクリストファー・ロイドが再演。冷徹さとカリスマ性をあわせ持つ巨悪組織の女帝レンディーナを、「氷の微笑」「カジノ」のシャロン・ストーンが演じる。監督は「KILLERS キラーズ」「ヘッド・ショット」のティモ・ジャヤント。

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2025-291M 「九月と七月の姉妹」☆☆☆★

Sseptemberjury原題:September Says
邦題:九月と七月の姉妹
時間:100分
公開:2025-09-05
製作年度:2024
製作国:アイルランド・イギリス・ドイツ
配給:SUNDAE
製作総指揮:クラウディア・ユセフ
製作:チェルシー・モーガン・ホフマン ララ・ヒッキー エド・ギニー アンドリュー・ロウ レイチェル・ダーガベル ビオラ・フーゲン マイケル・ウェバー セシル・トル=ポロノウスキー
監督:アリアン・ラベド
脚本:アリアン・ラベド
原作:デイジー・ジョンソン
撮影:バルタザール・ラブ
音楽:ジョニー・バーン
出演:ミア・サリア(ジュライ)、パスカル・カン(セプテンバー)、ラキー・サクラー(シーラ)、ニーヴ・モリアーティ(ジェニファー)、スージー・ベンバ(ダンスのインストラクター)、モリー・ニルソン(モリー・ニルソン)

イギリスの作家デイジー・ジョンソンによる同名長編小説を原作に、15歳の少女の視点を通して姉妹のいびつな絆を描いたドラマ。

わずか10カ月違いで生まれ、幼い頃から常に一心同体だった姉妹セプテンバーとジュライ。我の強い姉と内気な妹は支配関係にありながら、お互いのほかには誰も必要としないほど強い絆で結ばれている。ふたりは時折、「セプテンバーの指示にジュライが従い、命令どおりにできなければジュライは命をひとつなくしてしまう」というゲームに興じていた。姉妹は学校で起きた事件をきっかけに、母シーラに連れられてアイルランドの海辺近くにある亡父の家「セトルハウス」に引っ越す。新しい生活のなかで、ジュライはセプテンバーとの関係が変化しはじめていることに気づく。ただの戯れだったはずの命令ゲームは次第に緊張感を増し、外界と隔絶された家の中には不穏な空気が漂うようになる。

「ロブスター」「ビフォア・ミッドナイト」など俳優としても活躍し、ヨルゴス・ランティモス監督の公私にわたるパートナーとしても知られるアリアン・ラベドが長編初監督を務めた。

初公開時の『籠の中の乙女』(ヨルゴス・ランティモス監督 2009年)を彷彿とさせるビジュアルに、不穏な趣を感じさせる。〈妹を支配する姉〉という関係性に、どこか超然とアートの〈被写体〉扱いする母親。姉妹の迷妄と現実が、混濁し続ける物語は、後段からその倒錯を、観客に映画的に仕掛けてくる。これじゃあまるで!という真相は、この作品のアリアン・ラベド監督はヨルゴス・ランティモスの公私にわたるパートナーだったとさ。

 

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2025-290M 「DREAMS」☆☆☆★

Sdream原題:DREAMS
邦題:DREAMS
時間:110分
公開:2025-09-05
製作年度:2024
製作国:ノルウェー
配給:ビターズ・エンド
製作総指揮:
製作:イングベ・サーテル
監督:ダーグ・ヨハン・ハウゲルード
脚本:ダーグ・ヨハン・ハウゲルード
原作:
撮影:セシリエ・セメク
音楽:
出演:エラ・オーヴァービー(ヨハンネ)、ロメ・エムネトゥ(ヨハンナ)、アーネ・ダール・トルプ(クリスティン)、アンネ・マリット・ヤコブセン(ヨハンネの祖母)

ベストセラー作家や図書館司書という経歴を持つノルウェーのダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督が、女性教師に恋をした少女の赤裸々な手記をめぐり、異なる価値観を持つ3世代の女性たちの物語を描いたドラマ。ノルウェーの首都オスロを舞台に「恋」「愛」「性」にまつわる3つの風景をつづる、ハウゲルード監督によるトリロジーの第3作で、2025年・第75回ベルリン国際映画祭にて、ノルウェー映画として初めて最高賞の金熊賞を受賞した。

女性教師のヨハンナに初めての恋をした17歳のヨハンネは、恋焦がれる思いや高揚感を手記にしたためる。自らの気持ちを誰かに共有しようと詩人の祖母に手記を見せるヨハンナだったが、事態はそこから思わぬ方向へと展開してしまう。祖母は孫の手記に自らの女性としての戦いの歴史を思い起こし、母は“同性愛の目覚めを記したフェミニズム小説”として現代的な価値観にあてはめようとする。

2025年9月、特集上映「オスロ、3つの愛の風景」にて、トリロジーの前2作「SEX」「LOVE」とともに劇場公開。

北欧ドラマ。女子高生が恋に恋して、憧れの女性教師に深く恋愛感情を持つ。が、しかし当然の如くフラれてしまうが、それを手記にする。その手記を祖母に読んでもらい、から展開するドラマ。ほぼ手記を朗読していたり、主人公の独白だったりで進行する。映画というより〈文章そのもの〉のような作品。

 

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2025-289M 「ふつうの子ども」☆☆☆★

Sfutunokodomo邦題:ふつうの子ども
時間:96分
公開:2025-09-05
製作年度:2025
製作国:日本
配給:murmur
製作総指揮:
製作:石井紹良 清水伸司 水谷晴夫 村松秀信 山国秀幸 岩田潤 野儀健太郎 伊藤伴雄 森君夫 地崎昌和
監督:呉美保
脚本:高田亮
原作:
撮影:田中創
音楽:田中拓人
出演:嶋田鉄太、瑠璃、味元耀大、瀧内公美、少路勇介、大熊大貴、長峰くみ、林田茶愛美、風間俊介、蒼井優

「そこのみにて光輝く」「きみはいい子」の監督・呉美保と脚本家・高田亮が3度目のタッグを組み、現代を生きる子どもたちの日常を生き生きと描いた人間ドラマ。

10歳の小学4年生・上田唯士は両親と3人家族で、おなかが空いたらごはんを食べる、ごくふつうの男の子。最近は、同じクラスの三宅心愛のことが気になっている。環境問題に高い意識を持ち、大人にも物怖じせず声をあげる心愛に近づこうと奮闘する唯士だったが、彼女はクラスの問題児・橋本陽斗にひかれている様子。そんな3人が心愛の提案で始めた“環境活動”は、次第に親たちも巻き込む大騒動へと発展していく。

「LOVE LIFE」「ちひろさん」などに出演する嶋田鉄太が主人公・唯士、本格的な演技は本作が初となる瑠璃が心愛、ドラマ「3000万」の味元耀大が陽斗を演じた。クラスメイト役にはオーディションで選ばれた子どもたちを起用し、ワークショップを通して共通の時を過ごしながら、呉監督とともにそれぞれのキャラクターをつくりあげた。脇を固める大人のキャストとして、唯士の母・恵子役で蒼井優、担任教師・浅井役で風間俊介、心愛の母・冬役で瀧内公美が出演。

小学生の環境テロごっこ。呉美保監督の、子役の捌き方は見事。ココまでナチュラルに演じていく子役も凄い。

 

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2025-288M 「バード ここから羽ばたく」☆☆☆★★

Sbird原題:Bird
邦題:バード ここから羽ばたく
時間:119分
公開:2025-09-05
製作年度:2023
製作国:イギリス
配給:アルバトロス・フィルム
製作総指揮:ジェサミン・バーガム カラ・ダーレット ランダル・サンドラー クロード・アマデオ マイケル・ダルト クリス・トリアナ モリー・アッシャー レン・ブラバトニック ダニー・コーエン エバ・イェーツ ミア・ベイズ アリソン・トンプソン マーク・グッダー ハリー・ディクソン ジェームズ・グリーン
製作:テッサ・ロス ジュリエット・ハウエル リー・グルームブリッジ アンドレア・アーノルド
監督:アンドレア・アーノルド
脚本:アンドレア・アーノルド
原作:
撮影:ロビー・ライアン
音楽:ブリアル
出演:ニキヤ・アダムズ(ベイリー)、バリー・コーガン(バグ)、フランツ・ロゴフスキ(バード)

「フィッシュ・タンク」「アメリカン・ハニー」などで知られるイギリスの映画監督アンドレア・アーノルドが、世界の片隅に生きる孤独な少女に訪れた、魔法のような4日間を描いた青春映画。

郊外の下町で、シングルファザーのバグと暮らす12歳の少女ベイリー。やり場のない孤独を募らせていた彼女は、草原で服装も言動も奇妙な謎の男・バードと知り合う。バードのぎこちない振る舞いの中にピュアな何かを感じ取ったベイリーは、両親を捜しているという彼を手伝うことになるが……。

主人公ベイリー役には、学校演劇の経験しかなかった無名の少女ニキヤ・アダムズを抜てき。自己中心的な厄介者ながらも家族への愛情は深い父親バグを「イニシェリン島の精霊」のバリー・コーガン、正体不明の男・バードを「大いなる自由」などに出演するドイツの俳優フランツ・ロゴフスキが演じた。「哀れなる者たち」のロビー・ライアンが撮影監督を務め、16ミリフィルムのざらついた画質とスマートフォンによるデジタル映像を組み合わせた、カラフルで詩的な映像美で映し出す。2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

『トレインスポッティング』からおよそ30年。さらに壊滅的にぶっ壊れているイギリスの、退廃しきったポップカルチャーは、もう異世界にしか見えない。そんな狂気の世界観(『スワロウテイル』的でもある)と価値観の中、必死に生き続ける、少女の初潮の物語。チョイとファンタジー。ここ2本旧作を観たアンドレア・アーノルド監督の新作。

 

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2025-287M 「シャッフル・フライデー」☆☆☆

Sshuflfriday原題:Freakier Friday
邦題:シャッフル・フライデー
時間:112分
公開:2025-09-05
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:ネイサン・ケリー アン・マリー・サンダーリン リンジー・ローハン
製作:クリスティン・バー アンドリュー・ガン ジェイミー・リー・カーティス
監督:ニーシャ・ガナトラ
脚本:ジョーダン・ワイス
原作:メアリー・ロジャース
撮影:マシュー・クラーク
音楽:エイミー・ドハティ
出演:ジェイミー・リー・カーティス(テス・コールマン)、リンジー・ローハン(アンナ・コールマン)、ジュリア・バターズ(ハーパー・コールマン)、ソフィア・ハモンズ(リリー・レイエス)、マニー・ハシント(エリック・レイエス)、チャド・マイケル・マーレイ(ジェイク)、マーク・ハーモン(ライアン)、マイトレイ・ラマクリシュナン(エラ)、ヴァネッサ・ベイアー(マダム・ジェン)

ジェイミー・リー・カーティスとリンジー・ローハン主演で、ひょんなことから心と体が入れ替わった母と娘を描いた2003年のコメディ映画「フォーチュン・クッキー」の続編。今作では、祖母・母・娘の3世代4人が入れ替わって巻き起こる騒動と、入れ替わりを通してそれぞれが大切なものに気づいていく姿を描く。

シングルマザーのアンナは、母テスに支えられながら忙しくも充実した日々を送っていた。ある日、高校生の娘ハーパーが同級生リリーと大ゲンカをし、アンナは学校に呼び出される。そこでリリーの父エリックと運命的な出会いを果たし、恋に落ちる。やがて2人は結婚を決意するが、娘同士の仲は相変わらず悪く、新しい家族を素直に受け入れられない。そんな中、婚約パーティに現れた占い師の呪文によって、翌朝の金曜日、アンナとハーパー、テスとリリーの体が入れ替わってしまう。娘たちは結婚を阻止するチャンスと考え、親同士の仲を引き裂こうと計画するが……。

前作に引き続き、テス役をジェイミー・リー・カーティス、アンナ役をリンジー・ローハンが演じる。ハーパー役はジュリア・バターズ、リリー役はソフィア・ハモンズ。エリック役を「スター・ウォーズ アコライト」などで注目を集めるマニー・ジャシントが務めた。監督は「レイトナイト 私の素敵なボス」のニーシャ・ガナトラ。

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2025-286M 「ヒックとドラゴン」☆☆☆★

Shickanddragon2025 原題:How to Train Your Dragon
邦題:ヒックとドラゴン
時間:125分
公開:2025-09-05
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
製作総指揮:デビッド・ケイン ディーン・デュボア クリス・サンダース ダグ・デイビソン ロイ・リー
製作:マーク・プラット アダム・シーゲル
監督:ディーン・デュボア
脚本:ディーン・デュボア
原作:クレシッダ・コーウェル
撮影:ビル・ポープ
音楽:ジョン・パウエル
出演:メイソン・テムズ、ニコ・パーカー、ガブリエル・ハウエル、ジュリアン・デニソン、ブロンウィン・ジェームズ、ハリー・トレヴァルドウィン、ピーター・セラフィノウィッツ、ニック・フロスト、ジェラルド・バトラー

「シュレック」「野生の島のロズ」などで知られるドリームワークス・アニメーションの代表作「ヒックとドラゴン」を実写映画化したアクションアドベンチャー。バイキングとドラゴンが争いを続けてきた島を舞台に、心優しいバイキングの少年と傷ついたドラゴンの交流が、島の未来を大きく変えていく姿を描く。

バイキングの一族が暮らすバーク島では、長年にわたり人間とドラゴンが戦いを繰り広げていた。族長ストイックの息子ヒックは、父のような立派なバイキングになりたいと願っているが、ひ弱で失敗ばかり。発明好きでユーモアや優しさをもちあわせたヒックは、勇敢であることが一人前の証しであるバイキングの世界では、なかなか認められない。ある日、ヒックは自作の投石器で、ドラゴンの中で最も凶暴とされるナイト・フューリーを撃墜する。とどめを刺せば一人前と認めてもらえると勇んだヒックだったが、弱ったドラゴンを目にしてとどめを刺すことはできなかった。傷ついて飛べずにいるそのドラゴンを「トゥース」と名付け、再び飛べるようにと人工の尾翼を開発し、飛行訓練を施すヒック。それはバイキングの掟に反すことだったが、トゥースは徐々に活力を取り戻していき、ヒックとトゥースは強い絆で結ばれていくが……。

主人公ヒック役は「ブラック・フォン」で注目を集めたメイソン・テムズ。父ストイック役を、アニメ版でも同役の声優を務めたジェラルド・バトラーが担当。監督・脚本は、アニメ版も手がけたディーン・デュボア。撮影は「マトリックス」などで知られるビル・ポープ、音楽もアニメ版と同じジョン・パウエルが担当した。

 

 

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2025-285M 「遠い山なみの光」☆☆☆★★

Stohiyamanaminohikari邦題:遠い山なみの光
時間:123分
公開:2025-09-05
製作年度:2025
製作国:日本・イギリス・ポーランド
配給:ギャガ
製作総指揮:堤天心
製作:石黒裕之 福間美由紀 スティーブン・ウーリー エリザベス・カールセン マリウシュ・ブロダルスキ マルタ・グモシンスカ
監督:石川慶
脚本:石川慶
原作:カズオ・イシグロ
撮影:ピオトル・ニエミイスキ
音楽:パベウ・ミキェティン
出演:広瀬すず(悦子)、二階堂ふみ(佐知子)、吉田羊(1980年代の悦子)、カミラ・アイコ(ニキ)、柴田理恵(藤原)、渡辺大知(松田重夫)、鈴木碧桜(万里子)、松下洸平(二郎)、三浦友和(緒方)

ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロが自身の出生地・長崎を舞台に執筆した長編小説デビュー作を映画化したヒューマンミステリー。日本・イギリス・ポーランドの3カ国合作による国際共同製作で、「ある男」の石川慶監督がメガホンをとり、広瀬すずが主演を務めた。

1980年代、イギリス。日本人の母とイギリス人の父の間に生まれロンドンで暮らすニキは、大学を中退し作家を目指している。ある日、彼女は執筆のため、異父姉が亡くなって以来疎遠になっていた実家を訪れる。そこでは夫と長女を亡くした母・悦子が、思い出の詰まった家にひとり暮らしていた。かつて長崎で原爆を経験した悦子は戦後イギリスに渡ったが、ニキは母の過去について聞いたことがない。悦子はニキと数日間を一緒に過ごすなかで、近頃よく見るという夢の内容を語りはじめる。それは悦子が1950年代の長崎で知り合った佐知子という女性と、その幼い娘の夢だった。

1950年代の長崎に暮らす主人公・悦子を広瀬すず、悦子が出会った謎多き女性・佐知子を二階堂ふみ、1980年代のイギリスで暮らす悦子を吉田羊、悦子の夫で傷痍軍人の二郎を松下洸平、二郎の父でかつて悦子が働いていた学校の校長である緒方を三浦友和が演じた。2025年・第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品。

 

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2025-285M 「遠い山なみの光」☆☆☆★★

Stohiyamanaminohikari邦題:遠い山なみの光
時間:123分
公開:2025-09-05
製作年度:2025
製作国:日本・イギリス・ポーランド
配給:ギャガ
製作総指揮:堤天心
製作:石黒裕之 福間美由紀 スティーブン・ウーリー エリザベス・カールセン マリウシュ・ブロダルスキ マルタ・グモシンスカ
監督:石川慶
脚本:石川慶
原作:カズオ・イシグロ
撮影:ピオトル・ニエミイスキ
音楽:パベウ・ミキェティン
出演:広瀬すず(悦子)、二階堂ふみ(佐知子)、吉田羊(1980年代の悦子)、カミラ・アイコ(ニキ)、柴田理恵(藤原)、渡辺大知(松田重夫)、鈴木碧桜(万里子)、松下洸平(二郎)、三浦友和(緒方)

ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロが自身の出生地・長崎を舞台に執筆した長編小説デビュー作を映画化したヒューマンミステリー。日本・イギリス・ポーランドの3カ国合作による国際共同製作で、「ある男」の石川慶監督がメガホンをとり、広瀬すずが主演を務めた。

1980年代、イギリス。日本人の母とイギリス人の父の間に生まれロンドンで暮らすニキは、大学を中退し作家を目指している。ある日、彼女は執筆のため、異父姉が亡くなって以来疎遠になっていた実家を訪れる。そこでは夫と長女を亡くした母・悦子が、思い出の詰まった家にひとり暮らしていた。かつて長崎で原爆を経験した悦子は戦後イギリスに渡ったが、ニキは母の過去について聞いたことがない。悦子はニキと数日間を一緒に過ごすなかで、近頃よく見るという夢の内容を語りはじめる。それは悦子が1950年代の長崎で知り合った佐知子という女性と、その幼い娘の夢だった。

1950年代の長崎に暮らす主人公・悦子を広瀬すず、悦子が出会った謎多き女性・佐知子を二階堂ふみ、1980年代のイギリスで暮らす悦子を吉田羊、悦子の夫で傷痍軍人の二郎を松下洸平、二郎の父でかつて悦子が働いていた学校の校長である緒方を三浦友和が演じた。2025年・第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品。

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2025-284M 「鯨が消えた入り江」☆☆☆★

Skujiragakietairie原題:我在這裡等 A Balloon's Landing
邦題:鯨が消えた入り江
時間:101分
公開:2025-08-08
製作年度:2024
製作国:台湾
配給:マーチ
製作総指揮:
製作:
監督:エンジェル・テン
脚本:エンジェル・テン ウー・ジモ セブン・リョン
原作:
撮影:
音楽:
出演:テレンス・ラウ、ファンディ・ファン、チャン・ツーシュエン、アリソン・リン

香港と台湾を舞台に、1通の手紙がつないだ真夏の奇跡を描いたロードムービー。美しくきらめく台湾の原風景をバックに、心に傷を負った作家と孤独な青年の、時空を超えた絆を描き出す。

香港の人気作家ティエンユーは、新作小説に盗作疑惑が持ち上がり、世間から激しいバッシングを浴びてしまう。心に深い傷を負った彼は、かつて文通していた少年が教えてくれた、天国につながるという「鯨が消えた入江」を探すため、ひとり台湾へと向かう。慣れない異国の地でぼったくりに遭い、台北の繁華街で酔い潰れてしまったティエンユーは、地元のチンピラであるアシャンに助けられる。ティエンユーが旅の目的を打ち明けると、「鯨が消えた入江」を知っているというアシャンは彼をそこへ連れていくと請け合い、2人のひと夏の旅が始まるが……。

「トワイライト・ウォリーアーズ 決戦!九龍城砦」のテレンス・ラウが優しく純朴な作家ティエンユーを繊細に演じ、「運命のマッチアップ」のフェンディ・ファンがチンピラのアシャン役で共演。

ビジュアルからはウォン・カーウァイ的な香りがするのだが。というわけで、ジャケ買い鑑賞。
ほのかな、奥ゆかしきBL風味はあるものの、直接表現は無く、それよりもチョット不思議な詩情溢れるマルチバースものであった。なんと女性観客で満席!主人公2人の役者は、そんなに人気があるのか?知らなかった。

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2025-283M 「愛はステロイド」☆☆☆★★

Saihasteloid 原題:Love Lies Bleeding
邦題:愛はステロイド
時間:104分
公開:2025-08-29
製作年度:2024
製作国:イギリス・アメリカ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作総指揮:スーザン・カー オリー・マッデン ダニエル・バトセック デビッド・キンバンギ
製作:アンドレア・コーンウェル オリバー・カスマン
監督:ローズ・グラス
脚本:ローズ・グラス ベロニカ・トフィウスカ
原作:
撮影:ベン・フォーデスマン
音楽:クリント・マンセル
出演:クリステン・スチュワート(ルー)、ケイティ・オブライアン(ジャッキー)、エド・ハリス(ルー・シニア)、ジェナ・マローン(ベス)、アンナ・バリシニコフ(デイジー)、デイヴ・フランコ(JJ)

「スペンサー ダイアナの決意」のクリステン・スチュワートと、「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」などに出演した元ボディビル選手の俳優ケイティ・オブライアンが共演したクィア・ロマンス・スリラー。

1989年。トレーニングジムで働くルーは、自分の夢をかなえるためラスベガスへ向かう野心家のボディビルダー、ジャッキーと運命的な出会いを果たし恋に落ちる。しかしルーは、街の裏社会を仕切り凶悪な犯罪を繰り返す父親や、夫からDVを受けている姉など、家族にさまざまな問題を抱えていた。そんなルーをかばおうとするジャッキーは、思いもよらない犯罪網へと引きずりこまれていく。

父親を嫌悪しながらもその影響下から抜け出せないルーをスチュワート、彼女のパートナーとなるボディビルダーのジャッキーをオブライアン、圧倒的な力を持つルーの父親をエド・ハリスが演じ、ジェナ・マローン、アンナ・バリシニコフが共演。「セイント・モード 狂信」のローズ・グラス監督がメガホンをとり、ノワール、ラブストーリー、スリラー、ユーモアなど多様なジャンルを横断しながら、大胆で示唆に富んだストーリーテリングと刺激的な演出で描き出す。

なかなかの拾い物。予測が付かない方向へ物語が展開し、フィジカルに死体がゴロゴロし始める。脚本の勝利だと思う。

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2025-282M 「FOG OF WAR 見えざる真実」☆☆☆★

Sfogofwar原題:Fog of War
邦題:FOG OF WAR 見えざる真実
時間:103分
公開:2025-08-15
製作年度:2025
製作国:アメリカ
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
製作総指揮:ロバート・レビーン ニコラス・ドナーマイヤー ジェシー・コーマン ジェイソン・クリングスタイン マシュー・ヘルダーマン ルーク・テイラー トーマス・マン ジェフリー・トゥッシ ウィル・ハーシュフェルド ジョン・イングアジャート カーラ・ジョーンズ ルーク・ラングスデール ロリー・ルーニー グレゴリー・ルーデン アン・B・ルーデン ジュディ・ラザール スティーブン・ブラウン ブライアン・S・アンガー マイケル・J・ロススタイン エイデン・ダーモディ ランディ・スティーブンソン デビッド・ネイザー ジョン・キーズ タマジン・シモンズ サビーネ・ステナー サラ・カスティーヨ
製作:ジョーダン・イェール・レビン ジョーダン・ベッカーマン マイケル・デイ スコット・レベンソン
監督:マイケル・デイ
脚本:ルーク・ラングスデール
原作:
撮影:ディーン・フィッシャー・Jr.
音楽:コーエン・ウォルターズ ジェフ・フランシス
出演:ジェイク・アベル(ジーン)、ブリアナ・ヒルデブランド(ペニー)、ルーリグ・ゲーザ、デヴィッド・B・メドウズ、サル・レンディーノ、グレッグ・ナッチャー、デヴィッド・ギア、ジュリア・エブナー、ミラ・ソルヴィノ(モード)、ジョン・キューザック(ボブ)

第2次世界大戦でナチスドイツの敗北を決定づけた「ノルマンディー上陸作戦」を題材に、作戦の行方を左右する極秘任務に身を投じた米軍兵が繰り広げる心理戦を描いたスパイドラマ。

1944年、フランスの戦場で脚を負傷し帰国した米軍兵ジーンは、アメリカの諜報機関OSS(戦略情報局)の工作員である婚約者ペニーとともに、ペニーの伯父ボブと伯母モードが暮らすマサチューセッツ州の屋敷を訪れる。実はペニーの知らぬところで、ジーンはOSSから極秘任務を与えられていた。ノルマンディー上陸作戦に関する機密文書が盗まれ、それをナチスへ渡そうとするスパイが屋敷周辺に潜伏している可能性があるという。そのスパイの正体を突き止めるというのが極秘任務だった。人里離れた屋敷には、独特の雰囲気を漂わせるボブとモードに加え、謎めいたベルギー人移民ヴィクターも暮らしていた。誰が敵か味方かわからないなか、独自に調査を進めていくジーンだったが……。

「パーシー・ジャクソン」シリーズのジェイク・アベルが米軍兵ジーン、「デッドプール」シリーズのブリアナ・ヒルデブランドがジーンの婚約者ペニー、「サウルの息子」のルーリグ・ゲーザがベルギー人ヴィクター、ジョン・キューザックとミラ・ソルビノがペニーの伯父ボブと伯母モードをそれぞれ演じた。

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2025-281M 「不思議の国でアリスと Dive in Wonderland」☆☆★★★

Sfushigialiceto邦題:不思議の国でアリスと Dive in Wonderland
時間:95分
公開:2025-08-29
製作年度:2025
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
監督:篠原俊哉
脚本:柿原優子
原作:ルイス・キャロル
原案:髙田友美 鈴木純 木野花ヒランコ
撮影:並木智
音楽:コトリンゴ
出演:原菜乃華(安曇野りせ)、マイカ・ピュ(アリス)、山本耕史(マッドハッター)、八嶋智人(三月ウサギ)、小杉竜一(ハンプティダンプティ)、山口勝平(白ウサギ)、森川智之(チェシャ猫)、山本高広(青虫)、木村昴(トゥイードルダム)、村瀬歩(トゥイードルディー)、小野友樹(ヤマネ)、花江夏樹(???)、松岡茉優(ハートの女王)、間宮祥太朗(浦井洸)、戸田恵子(安曇野文子)

世界中で読み継がれてきたルイス・キャロルの名作小説「不思議の国のアリス」を、日本で初めて劇場アニメーション化。

失敗しないように空気を読み、周囲と同じようにしているはずなのになぜかうまくいかない大学生の安曇野りせ。人生に迷っていた彼女は、亡き祖母が遺した招待状に導かれ「不思議の国」に迷い込む。そこで出会った少女アリスと一緒に旅をすることになった彼女は、白ウサギや青虫、ハートの女王とトランプ兵、マッドハッターと三月ウサギ、ハンプティダンプティ、双子のトゥイードルダムとトゥイードルディー、チェシャ猫ら個性豊かな住人たちに次々と出会い、大騒動に巻き込まれていく。

「すずめの戸締まり」の原菜乃華が主人公りせ、実写映画「はたらく細胞」のマイカ・ピュがアリスの声を演じ、松岡茉優、山本耕史、八嶋智人、間宮祥太朗、戸田恵子らが声の出演。「色づく世界の明日から」「白い砂のアクアトープ」の篠原俊哉が監督を務め、「薬屋のひとりごと」の柿原優子が脚本、「劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク」などのP.A.WORKSがアニメーション制作を担当。

『不思議の国のアリス』の世界観で、就職に失敗続きのモラドリアム女子大生が自己啓発していく珍作。なぜこんなテーマにしたのか全く謎だし、観に来た子供たちは、テーマをキャッチできないと思うが。まあ、オトナの頭でっかちが生んだ失敗作と断じよう。

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2025-280M 「COW 牛」

Scow原題:COW
邦題:COW 牛
時間:98分
公開:2025-08-30
製作年度:2021
製作国:イギリス
配給:アルバトロス・フィルム
製作総指揮:ローズ・ガーネット マキシン・フランクリン サンドラ・ウィファム
製作:カット・マンスール
監督:アンドレア・アーノルド
脚本:
原作:
撮影:マグダ・コバルチク
音楽:
出演:

「フィッシュ・タンク」「アメリカン・ハニー」などで3度にわたりカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞したイギリスの女性映画作家アンドレア・アーノルドが、酪農場の1頭の乳牛に密着し、4年の歳月をかけて完成させたドキュメンタリー。

大規模酪農場で飼育されているホルスタイン・フリーシアン種のルマは、1頭の雌の子牛を出産する。やがて子牛と引き離されたルマは搾乳機につなげられ、餌を食べ、放牧されて走り回り、種付けされ、再び子牛を産む。カメラは極力、牛の目線の高さに据えられ、農場の日々の営みと家畜たちの生活を記録する。ナレーションやテキストによる説明は一切ない。

2021年・第34回東京国際映画祭「ユース」部門上映作品。特集上映企画「アンドレア・アーノルド監督セレクション」(2025年8月30日~、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開)にて劇場初公開。

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2025-279M 「ワザリング・ハイツ 嵐が丘」

Sarashigaoka2025原題:Wuthering Heights
邦題:ワザリング・ハイツ 嵐が丘
時間:129分
公開:2025-08-30
製作年度:2011
製作国:イギリス
配給:アルバトロス・フィルム
製作総指揮:テッサ・ロス マーク・ウーリー ティム・ハスラム ヒューゴ・ヘッペル アダム・クーリック
製作:ロバート・バーンスタイン ダグラス・レイ ケビン・ローダー
監督:アンドレア・アーノルド
脚本:アンドレア・アーノルド オリビア・ヘトリード
原作:エミリー・ブロンテ
撮影:ロビー・ライアン
音楽:
出演:カヤ・スコデラーリオ、ジェームズ・ハウマン、ソロモン・グレイブ、シャノン・ビアー、スティーブ・エベッツ、オリバー・ミルバーン、ポール・ヒルトン、シモーヌ・ジャクソン、リー・ショウ、ジェームズ・ノースコート、エイミー・レン、ニコラ・バーリー

「フィッシュ・タンク」「アメリカン・ハニー」などで国際的に高く評価されるイギリスの女性映画作家アンドレア・アーノルドが2011年に手がけた長編第3作で、エミリー・ブロンテの名作小説「嵐が丘」を独自の解釈と美意識で映画化。

ヨークシャーの荒野に建つ屋敷「嵐が丘」に、主人アーンショーが孤児の少年を連れて帰ってくる。ヒースクリフと名づけられた少年は、アーンショーの娘キャサリンと強い絆で結ばれるが、やがてキャサリンは裕福な家の息子エドガーと結婚してしまう。ショックのあまり出奔したヒースクリフは、数年後に大金持ちとなって嵐が丘に舞い戻るが……。

出自不明の主人公ヒースクリフ役に、黒人俳優ジェームズ・ハウソンを起用したことでも話題を呼んだ。キャサリン役は、後に「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」などに出演するカヤ・スコデラーリオ。2011年・第68回ベネチア国際映画祭で撮影賞を受賞。日本では、特集上映企画「アンドレア・アーノルド監督セレクション」(2025年8月30日~、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開)にて劇場初公開。


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2025-278M 「素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる」☆☆★★★

Ssutekisugiru邦題:素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる
時間:67分
公開:2025-09-27
製作年度:2025
製作国:日本
配給:OCAWARI
製作総指揮:
製作:田中佐知彦
監督:大河原恵
脚本:大河原恵
原作:
撮影:平見優子
音楽:山岸健太
出演:大河原恵、名村辰、みやなおこ、鎌滝恵利、はやしだみき、荒木知佳、安東信助、森喜行、山本圭将、金子清文、富山えり子、松崎天海、椎名琴音、廣田朋菜、福本剛士、きゅありん、見里瑞穂、松?翔平、林大貴、新井秀幸

2015年に監督・主演を務めた中編「みんな蒸してやる」で注目を集めた大河原恵が長編初監督・脚本を手がけ、不器用すぎる愛が周囲の人々を巻き込みながら予測不能な事態を引き起こしていく姿を描いたラブストーリー。

春田望は交際中の恋人・横溝千歳が別の女性と結婚することを知る。大好きな横溝のことを忘れられない春田だったが、そんな彼女の前に横溝の姿をした「カステラ」を名乗る男が現れ、次々と予想外の出来事が展開していく。

大河原監督が自ら春田を演じ、「世の中にたえて桜のなかりせば」の名村辰が横溝とカステラの2役を務めた。「市子」のみやなおこ、「愛なき森で叫べ」の鎌滝恵利、「フィクショナル」のはやしだみき、「春原さんのうた」の荒木知佳が共演。2025年・第20回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門にてJAPAN CUTS AWARDを受賞した。


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