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2025-185M 「我来たり、我見たり、我勝利せり」☆☆☆★★

Swarekitari原題:Veni Vidi Vici
邦題:我来たり、我見たり、我勝利せり
時間:86分
公開:2025-06-06
製作年度:2024
製作国:オーストリア
配給:ハーク
製作総指揮:
製作:ウルリヒ・ザイドル
監督:ダニエル・ヘースル ユリア・ニーマン
脚本:ダニエル・ヘースル
原作:
撮影:ゲラルト・ケルクレッツ
音楽:マニュエル・リーグラー ゲルハルト・ドーラー
出演:ローレンス・ルップ(アモン・マイナート)、ウルシーナ・ラルディ(ヴィクトリア)、オリヴィア・ゴシュラー(パウラ)、キラ・クラウス(ベラ)、タマキ・ウチダ(ココ)、ドミニク・ヴァルタ(フォルカー・カロッタ)、マルクス・シュラインツァー(アルフレート)、ハイモン・マリア・バッテンガー(アイロス)

「狩り」と称して人間を狙撃するエレガントな億万長者の姿を通し、資本主義の終末的世界をシニカルなユーモアで描いたオーストリア映画。

起業家として成功し、莫大な財産を築き、幸福で充実した人生を送るマイナート家。家族を愛する父アマンは趣味の狩りに情熱を注いでいるが、狩りの対象は動物ではない。“上級国民”である一家は何を狩っても許され、アマンは何カ月にもわたって無差別に人間を射殺し続けていた。時にはその様子を目撃する者もいるが、誰も彼を止めることはできない。娘のポーラはそんな父の傍若無人な姿を目の当たりにしながら、上級国民としてのふるまいを着実に身につけていく。そしてある日、ついにポーラは父と一緒に狩りに行きたいと言いだす。

「失恋セラピー」のローレンス・ルップが父アマンを演じ、「さよなら、アドルフ」のウルシーナ・ラルディ、「フィリップ」のゾーイ・シュトラウプが共演。「パラダイス」3部作のウルリヒ・ザイドル監督が製作を手がけ、ダニエル・ヘースル&ユリア・ニーマンが監督を務めた。

懲悪されずに、一切バチが当たらないまま、人非人な行為も止まず、幸せな生活が続く上級富豪一家の物語。ある意味、痛快である。

 

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