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2025-170M 「デビルズ・バス」☆☆☆★

Sdevilsbath原題:Des Teufels Bad
邦題:デビルズ・バス
時間:121分
公開:2025-05-23
製作年度:2024
製作国:オーストリア・ドイツ
配給:クロックワークス
製作総指揮:ウルリヒ・ザイドル ベティーナ・ブロケンパー
製作:ウルリヒ・ザイドル
監督:ベロニカ・フランツ セベリン・フィアラ
脚本:ベロニカ・フランツ セベリン・フィアラ
原作:
撮影:マルティン・ゲシュラハト
音楽:ソープ&スキン
出演:アーニャ・プラシュク、ダーヴィド・シャイト、マリア・ホーフスタッター

「グッドナイト・マミー」で世界的に注目を集めたオーストリアの監督コンビ、ベロニカ・フランツ&セベリン・フィアラが監督・脚本を手がけ、実在の裁判記録に着想を得て、宗教とタブーに支配された歴史の暗部を美しくも残酷な映像表現で描いたオーストリア・ドイツ合作映画。

18世紀半ば、オーストリア北部。古くからの伝統が残る小さな村に嫁いできたアグネスは、夫の育った閉鎖的な世界や村の住人たちになじむことができず、憂うつな日々を過ごしていた。アグネスは彼らの無神経な言動やおぞましい儀式、何かの警告のように放置された腐乱死体など異様な光景を日常的に目撃し、精神的に追い詰められていく。極限状態のなかで現実と幻想の区別がつかなくなった彼女を、村人たちは狂人あつかいするようになる。やがてアグネスは、この世界から自由になることを求めて驚くべき行動に出る。

「ソープ&スキン」の名でミュージシャン、歌手、作曲家としても活動するオーストリアのアーニャ・プラシュクがアグネス役で主演を務め、音楽も手がけた。2024年・第74回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(芸術貢献賞)、第57回シッチェス・カタロニア国際映画祭にて最優秀作品賞を受賞した。

18世紀を舞台のコスチュームもの。グロテスク、メンタル崩壊、宗教的狂乱、閉鎖的因習、捕らわれる村。キーワードだけでキワモノっぽいが、時々『薔薇の名前』のような傑作が出現するジャンルでもある。
本作は史劇で鬱病を描く珍作。とっても真面目に地味に淡々と、新妻が鬱を拗らせ、遂には『自殺』は教会が許してくれないので、殺人を犯して死刑になる事を企図するに至るお話。邦題では『浴室スプラッタホラー』なイメージとなるが、死を望むほどの鬱状態を『悪魔の浴槽』と欧米では呼ぶそうだ。邦題のミスリードを期待してるのか?絶叫ホラーと勘違いして来る客いるかも。

 

 

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