2025-104M 「ノーバディーズ・ヒーロー」☆☆☆★
原題:Viens je t'emmene
邦題:ノーバディーズ・ヒーロー
時間:100分
公開:2025-03-22
製作年度:2022
製作国:フランス・ベルギー
配給:サニーフィルム
製作総指揮:
製作:シャルル・ジリベール
監督:アラン・ギロディ
脚本:アラン・ギロディ ローラン・ルネッタ
原作:
撮影:エレーヌ・ルバール
音楽:グザビエ・ボシュロン
出演:ジャン=シャルル・クリシェ、ノエミ・ルヴォウスキー、イリエス・カドリ、ミシェル・マジエロ、ルノー・リュットン
「湖の見知らぬ男」などで知られるフランスの映画作家アラン・ギロディが監督・脚本を手がけ、娼婦への愛に悶絶する男と街で起きたテロ事件を描いた社会派コメディ。
クリスマス前の街。独身男性メデリックはランニング中に見かけた売春婦イザドラにひと目ぼれし口説こうとするが、彼女の嫉妬深い夫に邪魔されてしまう。時を同じくして、街の中心部で大規模なテロ事件が発生。メデリックのアパートに現れたアラブ系青年セリム、仕事とプライベートの区別がないフロランス、混乱する近隣住人たちとホテルフロントの老人と少女。メデリックの周囲で思わぬトラブルが次から次へと発生し、人々は疑心暗鬼に陥っていく。
「カミーユ、恋はふたたび」など監督としても活躍する俳優ノエミ・ルボフスキーがイザドラを演じ、「ボレロ 永遠の旋律」のドリア・ティリエが共演。2022年・第72回ベルリン国際映画祭パノラマ部門のオープニング作品。
たぶん、スクリューボール・コメディを志向したのだろうな。途方に暮れる、巻き込まれ系の主人公が、様々な登場人物のタイミングで翻弄されていく艶話。ジョギング中に出会った中年の娼婦と「イタす」目的が、ひたすら邪魔されて果たせないドタバタ。なかなか60年代のフランスコメディのリズム感で、緩い笑いに浸れる。
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