« 2024-258M 「ぼくのお日さま」☆☆☆★ | トップページ | 2024-260M 「スオミの話をしよう」☆☆☆ »

2024-259M 「侍タイムスリッパー」☆☆☆★★★

Ssamuraitime邦題:侍タイムスリッパー
時間:131分
公開:2024-08-17
製作年度:2023
製作国:日本
配給:ギャガ、未来映画社
製作総指揮:
製作:清水正子
監督:安田淳一
脚本:安田淳一
原作:
撮影:安田淳一
音楽:
出演:山口馬木也(高坂新左衛門)、冨家ノリマサ(風見恭一郎)、沙倉ゆうの(山本優子)、峰蘭太郎(関本)、紅萬子(節子)、福田善晴(西経寺住職)、井上肇(井上)、田村ツトム(錦京太郎)、安藤彰則(安藤)、庄野崎謙(山形彦九郎)

現代の時代劇撮影所にタイムスリップした幕末の侍が時代劇の斬られ役として奮闘する姿を描いた時代劇コメディ。

幕末の京都。会津藩士の高坂新左衛門は家老から長州藩士を討つよう密命を受けるが、標的の男と刃を交えた瞬間、落雷によって気を失ってしまう。目を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所だった。新左衛門は行く先々で騒動を起こしながら、江戸幕府が140年前に滅んだことを知り、がく然とする。一度は死を覚悟する新左衛門だったが、心優しい人たちに助けられ、生きる気力を取り戻していく。やがて彼は磨き上げた剣の腕だけを頼りに撮影所の門を叩き、斬られ役として生きていくことを決意する。

テレビドラマ「剣客商売」シリーズなど数々の時代劇に出演してきた山口馬木也が主演を務め、冨家ノリマサ、沙倉ゆうのが共演。「ごはん」「拳銃と目玉焼」の安田淳一が監督・脚本を手がけ、自主制作作品でありながら東映京都撮影所の特別協力によって完成させた。一部劇場ではシーンを追加した「デラックス版」が上映。

2023年8月17日に池袋シネマ・ロサの一館のみで封切られ(8月30日からは川崎チネチッタでデラックス版が上映スタート)、口コミで話題が広まったことから同年9月13日からはギャガが共同配給につき、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ日比谷ほか全国100館以上で順次拡大公開される。

監督の安田淳一が、脚本はもとより車両やタイトルなど、あらゆる役割にクレジットされている。究極の手作りインディーズ作品だが、なぜか安っぽくなく風格があり、王道の物語として完結させている。この娯楽作品としての完成度の高さは、口コミで伝わったそうだ。独立系の大手、ギヤガが配給に加わり、超拡大公開となっている。僕が見た新宿ピカデリーも、祭日とはいえ、そこそこのサイズのスクリーンが満席だった。昭和時代にテレビや劇場で、あたりまえに時代劇を見ていた世代には、そうとう刺さる中身だ。僕が所属していた会社でも、正月には大型時代劇大作(12時間ドラマ)をウリにしていた時代もあった。

|

« 2024-258M 「ぼくのお日さま」☆☆☆★ | トップページ | 2024-260M 「スオミの話をしよう」☆☆☆ »

映画・テレビ」カテゴリの記事

邦画あかさ行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 2024-258M 「ぼくのお日さま」☆☆☆★ | トップページ | 2024-260M 「スオミの話をしよう」☆☆☆ »