2023-338M 「枯れ葉」☆☆☆★★
原題:Kuolleet lehdet
邦題:枯れ葉
時間:81分
公開:2023-12-15
製作年度:2023
製作国:フィンランド・ドイツ
配給:ユーロスペース
製作総指揮:
製作:アキ・カウリスマキ ミーシャ・ヤーリ マーク・ルオフ ラインハルト・ブルンディヒ
監督:アキ・カウリスマキ
脚本:アキ・カウリスマキ
原作:
撮影:ティモ・サルミネン
音楽:マウステテュトット
出演:アルマ・ポウスティ(アンサ)、ユッシ・ヴァタネン(ホラッパ)、ヤンネ・フーティアイネン(フータリ)、ヌップ・コイヴ(リーサ)
フィンランドの名匠アキ・カウリスマキが5年ぶりにメガホンをとり、孤独を抱えながら生きる男女が、かけがえのないパートナーを見つけようとする姿を描いたラブストーリー。カウリスマキ監督による「パラダイスの夕暮れ」「真夜中の虹」「マッチ工場の少女」の労働者3部作に連なる4作目で、厳しい生活の中でも生きる喜びと誇りを失わずにいる労働者たちの日常をまっすぐに映し出す。
フィンランドの首都ヘルシンキ。理不尽な理由で失業したアンサと、酒に溺れながらも工事現場で働くホラッパは、カラオケバーで出会い、互いの名前も知らないままひかれ合う。しかし不運な偶然と過酷な現実が、2人をささやかな幸福から遠ざけてしまう。
「TOVE トーベ」のアルマ・ポウスティがアンサ、「アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場」のユッシ・バタネンがホラッパを演じ、「街のあかり」のヤンネ・フーティアイネン、「希望のかなた」のヌップ・コイブが共演。2023年・第76回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。
アキ・カウリスマキの5年ぶりの復活作品だという。
ユーロスペースが提供&配給というだけに、なんとも登場人物の佇まいまでもポンヌフの香がする。北欧のポンヌフだね。堀越謙三さんの「でしょ?」というセリフさえも聞こえそう。さまざまな映画のポスター、デートで観るジム・ジャームッシュのゾンビコメディ。映画へのリスペクトも深く、心の底から「微笑ましい」作品だった。
とはいえ、ラストカットはアイリスアウトであって欲しかった。絶対に。
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