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2023-286M 「愛にイナズマ」☆☆☆★

Sainiinazuma邦題:愛にイナズマ
時間:140分
公開:2023-10-28
製作年度:2023
製作国:日本
配給:東京テアトル
製作総指揮:
製作:沢桂一 長澤一史 太田和宏 竹内力
監督:石井裕也
脚本:石井裕也
原作:
撮影:鍋島淳裕
音楽:渡邊崇
出演:松岡茉優(折村花子)、窪田正孝(舘正夫)、池松壮亮(折村誠一)、若葉竜也(折村雄二)、仲野太賀(落合)、趣里(携帯ショップの女)、高良健吾(ホテルの社長)、MEGUMI(原)、三浦貴大(荒川)、芹澤興人、笠原秀幸、鶴見辰吾(佐々木智夫)、北村有起哉(配送会社の社長)、中野英雄(鬼頭三郎)、益岡徹(則夫)、佐藤浩市(折村治)

松岡茉優と窪田正孝が主演を務め、「舟を編む」「茜色に焼かれる」の石井裕也監督がオリジナル脚本で描いたコメディドラマ。

26歳の折村花子は幼少時からの夢だった映画監督デビューを目前に控え、気合いに満ちていた。そんなある日、彼女は魅力的だが空気を読めない男性・舘正夫と運命的な出会いを果たす。ようやく人生が輝き始めたかに思えた矢先、花子は卑劣なプロデューサーにだまされ、全てを失ってしまう。失意の底に突き落とされた花子を励ます正夫に、彼女は泣き寝入りせずに闘うことを宣言。花子は10年以上音信不通だった“どうしようもない家族”のもとを訪れ、父や2人の兄たちの力を借りて、大切な夢を取り戻すべく反撃を開始する。

花子の父・治を佐藤浩市、長兄・誠一を池松壮亮、次兄・雄二を若葉竜也が演じる。

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2023-285M 「SISU シス 不死身の男」☆☆☆★★

Ssisu原題:Sisu
邦題:SISU シス 不死身の男
時間:91分
公開:2023-10-27
製作年度:2023
製作国:フィンランド
配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作総指揮:マイク・グッドリッジ グレゴリー・ウェノン アントニオ・サラス
製作:ペトリ・ジョキランタ
監督:ヤルマリ・ヘランダー
脚本:ヤルマリ・ヘランダー
原作:
撮影:チェル・ラゲルルース
音楽:ユリ・セッパ トゥオマス・バイノーラ
出演:ヨルマ・トンミラ(アアタミ)、アクセル・ヘニー(ブルーノ)、ジャック・ドゥーラン(ヴォルフ)、ミモサ・ヴィッラモ(アイノ)、オンニ・トンミラ(シュルツ)

第2次世界大戦末期のフィンランドを舞台に、不死身の老兵とナチス戦車隊の死闘を描いた痛快バイオレンスアクション。

1944年、ソ連に侵攻されナチスドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。老兵アアタミ・コルピは掘り当てた金塊を隠し持ち、愛犬ウッコとともに凍てつく荒野を旅していた。やがて彼はブルーノ・ヘルドルフ中尉率いるナチスの戦車隊に遭遇し金塊と命を狙われるが、実はアアタミはかつて精鋭部隊の一員として名を馳せた伝説の兵士だった。アアタミは使い古したツルハシ1本と不屈の精神を武器に、次々と敵を血祭りにあげていく。

タイトルの「SISU(シス)」とはフィンランドの言葉で、日本語への正確な翻訳は難しいが、すべての希望が失われたときに現れるという、不屈の精神のような意味合いを持つ。「レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース」のヨルマ・トンミラが主人公アアタミ、「オデッセイ」のアクセル・ヘニーがヘルドルフ中尉を演じた。監督・脚本は「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」のヤルマリ・ヘランダー。

 フィンランドにもタランティーノ命!な映画制作者がいるのだな。これほどにまでインスパアされたオマージュに溢れた作品に、感服する。
 チャプターの文字が段々と破壊されていく小技。エンドクレジットのグラインドハウス感が満点なうえ、思いっきりマカロニ・ウエスタン調のエンドテーマ曲。
 今年はスイス映画で「マッド・ハイジ」のタランティーノリスペクト傑作に出合った。本作もそうだが、青年時代にタランティーノに打ちのめされ、影響をうけ、洗脳されたヨーロッパ映画界の連中が、ここにきて第一線で作品を創り始めたのだろうか。

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2023-284M 「ザ・クリエイター 創造者」☆☆☆★★

Sthecreater原題:The Creator
邦題:ザ・クリエイター 創造者
時間:133分
公開:2023-10-20
製作年度:2023
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:ヤリフ・ミルチャン マイケル・シェイファー ナタリー・レーマン ニック・メイヤー ゼブ・フォアマン
製作:ギャレス・エドワーズ キリ・ハート ジム・スペンサー アーノン・ミルチャン
監督:ギャレス・エドワーズ
脚本:ギャレス・エドワーズ クリス・ワイツ
原作:ギャレス・エドワーズ
撮影:グレイグ・フレイザー
音楽:ハンス・ジマー
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン(ジョシュア)、渡辺謙(ハルン)、ジェンマ・チャン(マヤ)、アリソン・ジャネイ(ハウエル)、マデリン・ユナ・ヴォイルズ(アルフィー)、アマル・チャーダ=パテル(シミュランツ)

「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のギャレス・エドワーズが監督・脚本を手がけた近未来SFアクション。

2075年、人間を守るために開発されたはずのAIが、ロサンゼルスで核爆発を引き起こした。人類とAIの存亡をかけた戦争が激化する中、元特殊部隊のジョシュアは、人類を滅亡させる兵器を創り出した「クリエイター」の潜伏先を突き止め、暗殺に向かう。しかしそこにいたのは、超進化型AIの幼い少女アルフィーだった。ジョシュアはある理由から、暗殺対象であるはずのアルフィーを守り抜くことを決意するが……。

「TENET テネット」のジョン・デビッド・ワシントンが主人公ジョシュアを演じ、「インセプション」の渡辺謙、「エターナルズ」のジェンマ・チャン、「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のアリソン・ジャネイが共演。

家族の物語であった。

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2023-283M 「ニューヨーク・オールド・アパートメント」☆☆☆★

Snweyoakoldapartment原題:The Saint of the Impossible
邦題:ニューヨーク・オールド・アパートメント
時間:98分
公開:2024-01-12
製作年度:2020
製作国:スイス
配給:百道浜ピクチャーズ
製作総指揮:
製作:
監督:マーク・ウィルキンス
脚本:ラ二=レイン・フェルタム
原作:アーノン・グランバーグ
撮影:
音楽:
出演:マルチェロ・デュラン、アドリアーノ・デュラン、マガリ・ソリエル、タラ・サラー、サイモン・ケザー

ニューヨークで透明人間として生きるペルーからの不法移民の母子の物語。なぜスイス映画?

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2023-282M 「次元大介」☆☆★★

Sjigendaisuke邦題:次元大介
時間:120分
公開:2023-10-13
製作年度:2023
製作国:日本
配給:Amazon Prime Video
製作総指揮:
製作:野崎康次 鈴木常泰
監督:橋本一
脚本:赤松義正
原作:モンキー・パンチ
撮影:山崎裕典
音楽:ジェイムス下地
出演:玉山鉄二(次元大介)、真木よう子(アデル)、真木ことか(水沢オト)、さとうほなみ(瑠璃)、笹野高史、本宮泰風、波岡一喜、野村祐人、馬場徹、田中要次、永瀬正敏(川島武)、草笛光子(矢口千春)

モンキー・パンチ原作「ルパン三世」の人気キャラクター、次元大介を主役に描く実写映画。2014年に公開された実写版「ルパン三世」で次元大介を演じた玉山鉄二が、再び同役に扮して主演を務めた。

ルパン三世の無二の相棒で早撃ちの天才ガンマン、次元大介。過去の悲しい出来事から言葉を発することができなくなった少女オトを守ることになった次元は、オトを狙う謎の組織や、国籍・年齢不詳の美女で、片足と声を失ったミステリアスな元殺し屋のアデルと対峙する。

アデル役に真木よう子、オト役に「御手洗家、炎上する」で注目された子役の真木ことか。そのほかアデルの右腕・川島武役で永瀬正敏、川島の恋人・瑠璃役でさとうほなみが共演。また、表向きはさびれた時計屋、裏社会では世界一のガンスミス(銃職人)と言われる矢口千春役を草笛光子が担当した。メガホンをとったのは「探偵はBARにいる」シリーズの橋本一。Amazon Prime Videoで2023年10月13日から配信。

Amazon配信。実写ルパンからの役繋がりなのだろうが。ふっくらして、昭和の演歌歌手のような風貌の次元だなあ。敵のマクガフィンも今ひとつ理解に苦しむ。

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2023-281M 「VORTEX ヴォルテックス」☆☆☆★

Svortex原題:VORTEX
邦題:VORTEX ヴォルテックス
時間:148分
公開:2023-12-08
製作年度:2021
製作国:フランス
配給:シンカ
製作総指揮:
製作:エドアール・ウェイル バンサン・マラバル ブラヒム・シウア
監督:ギャスパー・ノエ
脚本:ギャスパー・ノエ
原作:
撮影:ブノワ・デビエ
音楽:
出演:ダリオ・アルジェント、フランソワーズ・ルブラン、アレックス・ルッツ、キリアン・デレ

新作のたびにその実験的な試みと過激描写で世界中を挑発し続けてきた鬼才ギャスパー・ノエが、「病」と「死」をテーマに自身の経験を経て新たな世界を作り上げた。主演は、80歳にして初主演を果たしたホラー映画の帝王ダリオ・アルジェントと、『ママと娼婦』の娼婦役で鮮烈な映画デビューを飾り伝説的な女優となったフランソワーズ・ルブラン。
認知症を患う妻と心臓病を抱える夫の人生最期の日々を、スプリットスクリーンの画面分割によって、2つの視点から同時進行で映し出す。心通わぬ家族、不測の出来事、やがて訪れる死。我々は、暴力なき恐怖の渦に吸い込まれ
、“死ぬまで”を追体験する。

2画面の動きと音(雑音含む)を同時に観る=映像音声情報として脳内で処理する、というマルチタスクな鑑賞をせねばならないので、相当に集中力が必要で疲れる。このシステムが必要だったのだろうか。ストレートに描かれても十分に内容は伝わると思われるのだが。

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2023-280M 「マイ・ハート・パピー」☆☆☆★

Smyheardpupy原題:My Heart Puppy
邦題:マイ・ハート・パピー
時間:114分
公開:2024-01-02
製作年度:2023
製作国:韓国
配給:AMGエンタテインメント
製作総指揮:
製作:
監督:キム・ジュファン
脚本:キム・ジュファン
原作:
撮影:
音楽:
出演:ユ・ヨンソク、チャ・テヒョン、チョン・インソン、パク・ジンジュ、キム・ユジュン、イ・ホジョン、ウ・ドファン

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2023-279M 「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」☆☆☆★★★

Skillersofflwermoon原題:Killers of the Flower Moon
邦題:キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
時間:206分
公開:2023-10-20
製作年度:2023
製作国:アメリカ
配給:東和ピクチャーズ
製作総指揮:レオナルド・ディカプリオ リック・ヨーン アダム・ソムナー マリアン・バウアー リサ・フレチェット ジョン・アトウッド シェイ・カマー ニールス・ジュール
製作:マーティン・スコセッシ ダン・フリードキン ブラッドリー・トーマス ダニエル・ルピ
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:エリック・ロス マーティン・スコセッシ
原作:デビッド・グラン
撮影:ロドリゴ・プリエト
音楽:ロビー・ロバートソン
出演:レオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロ、ジェシー・プレモンス、リリー・グラッドストーン、タントゥー・カーディナル、カーラ・ジェイド・マイヤーズ、ジャネー・コリンズ、ジリアン・ディオン、ウィリアム・ベルー、ルイス・キャンセルミ、タタンカ・ミーンズ、マイケル・アボット・Jr、パット・ヒーリー、スコット・シェパード、ジェイソン・イズベル、スタージル・シンプソン

マーティン・スコセッシ監督がレオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロ、ジェシー・プレモンス、リリー・グラッドストーンら豪華キャストを迎え、実話を基に描いた西部劇サスペンス。

1920年代、オクラホマ州オーセージ郡。先住民であるオーセージ族は、石油の発掘によって一夜にして莫大な富を得た。その財産に目をつけた白人たちは彼らを巧みに操り、脅し、ついには殺人にまで手を染める。

ジャーナリストのデビッド・グランがアメリカ先住民連続殺人事件について描いたベストセラーノンフィクション「花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生」を原作に、「フォレスト・ガンプ 一期一会」などの脚本家エリック・ロスとスコセッシ監督が共同脚本を手がけた。

デ・ニーロは自然体で、デカは一生懸命『顔を作って』芝居してるのが印象的でした。まあ、アメリカ映画におけるスコセッシの『らしい』作品とは思います。デカはこれで賞獲り狙いでしょうね。

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2023-278M 「おまえの罪を自白しろ」☆☆☆★

Sonamenotsumiwojihakushiro邦題:おまえの罪を自白しろ
時間:101分
公開:2023-10-20
製作年度:2023
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:石塚慶生 清水啓太郎 池端俊二 阿部雅人
監督:水田伸生
脚本:久松真一
原作:真保裕一
撮影:中山光一
音楽:平野義久
出演:中島健人(宇田晄司)、堤真一(宇田清治郎)、池田エライザ(緒形麻由美)、山崎育三郎(平尾宣樹)、中島歩(宇田揚一朗)、美波(神谷美咲)、浅利陽介、三浦誠己、矢柴俊博、柏原収史、中村歌昇、佐藤恋和、アキラ100%、山崎一、尾美としのり、池田成志、橋本じゅん、春海四方、小林勝也、菅原大吉、升毅、平泉成、尾野真千子(寺中初美)、金田明夫(夏川泰平)、角野卓造(木美塚壮助)

人気作家・真保裕一の同名小説を「アイ・アム まきもと」「謝罪の王様」の水田伸生監督が映画化し、政治家一族の孫娘誘拐事件の行方を描いた社会派サスペンス。

政治家一族である宇田家の次男・晄司は建築会社を設立したものの倒産し、政治スキャンダルの渦中にいる国会議員の父・清治郎の秘書を務めながら煮え切らない日々を過ごしていた。そんなある日、宇田家の長女・麻由美の幼い娘が誘拐されてしまう。犯人の要求は身代金ではなく、翌日の午後5時までに記者会見を開いて清治郎が犯した「罪」を告白しろというものだった。それは国家を揺るがすほどの罪で、権力に固執する清治郎は口を開こうとしない。晄司は家族の命を救うため、罪に隠された真相を暴くべく立ちあがるが……。

主人公・晄司を中島健人、父・清治郎を堤真一が演じ、池田エライザ、山崎育三郎、中島歩、美波、尾野真千子が共演。

 

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2023-277M 「コンクリート・ユートピア」☆☆☆★

Sconcriteyutopia原題:Concrete Utopia
邦題:コンクリート・ユートピア
時間:130分
公開:2024-01-05
製作年度:2023
製作国:韓国
配給:クロックワークス
製作総指揮:
製作:
監督:オム・テファ
脚本:オム・テファ
原作:
撮影:チョ・ヒョンレ
音楽:キム・ヘウォン
出演:イ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨン

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2023-276M 「ザ・シークレット 希望を信じて」☆☆☆

Stheseacret 原題:The Secret: Dare to Dream
邦題:ザ・シークレット 希望を信じて
時間:107分
公開:2020-09-04
製作年度:2020
製作国:アメリカ
配給:アマゾンプライム
製作総指揮:スカイ・バーン フランク・フェリティッタ ロレンツォ・フェルティッタ エリッサ・フリードマン ポール・ハリントン クリストファー・H・ワーナー
製作:ロンダ・バーン ロバート・W・コート ジョー・ゲルシオン マシュー・ジョージ ポール・ハンソン ロバート・カッツ
監督:アンディ・テナント
脚本:アンディ・テナント リック・パークス
原作:ロンダ・バーン
撮影:アンドリュー・ダン
音楽:ジョージ・フェントン
出演:ケイティ・ホームズ、ジョシュ・ルーカス、ジェリー・オコンネル、セリア・ウェストン

本作はロンダ・バーンが2006年に発表した自己啓発書『ザ・シークレット』を原作としている。

 

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2023-275M 「ポッド・ジェネレーション」☆☆☆★

Spodgeneration原題:The Pod Generation
邦題:ポッド・ジェネレーション
時間:111分
公開:2023-12-01
製作年度:2023
製作国:ベルギー・フランス・イギリス
配給:パルコ
製作総指揮:エミリア・クラーク ソフィー・バーセス ポール・ネルソン ジェイミー・マテウス=ティーク エイドリアン・ポリトウスキー ネッサ・マッギル シエラ・ガルシア ナタナエル・カルミッツ
製作:ジュヌビエーブ・ルマル ヤン・ゼヌー ナディア・カムリッチ マルタン・メッツ
監督:ソフィー・バーセス
脚本:ソフィー・バーセス
原作:
撮影:アンドリー・パレーク
音楽:サーシャ・ガルペリン エフゲニー・ガルペリン
出演:エミリア・クラーク、キウェテル・イジョフォー、ロザリー・クレイグ、ビネット・ロビンソン、ジャン=マルク・バール、キャサリン・ハンター

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2023-274M 「春画先生」☆☆★★

Ssyungasensei邦題:春画先生
時間:114分
公開:2023-10-13
製作年度:2023
製作国:日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作総指揮:
製作:中西一雄 小林敏之 小西啓介
監督:塩田明彦
脚本:塩田明彦
原作:塩田明彦
撮影:芦澤明子
音楽:ゲイリー芦屋
出演:内野聖陽(芳賀一郎)、北香那(春野弓子)、柄本佑(辻村俊介)、白川和子(本郷絹代)、安達祐実(藤村一葉)

江戸文化の裏の華である「春画」に魅せられた型破りな師弟コンビが織りなす春画愛を描いたコメディドラマ。

肉筆や木版画で人間の性的な交わりを描いた「春画」の研究者である「春画先生」こと芳賀一郎は、妻に先立たれて以来、世捨て人のように研究に没頭する日々を過ごしていた。そんな芳賀から春画鑑賞を学ぶ春野弓子は、春画の奥深い魅力にのめり込んでいくと同時に、芳賀に恋心を抱くように。やがて、芳賀が執筆している「春画大全」の完成を急ぐ編集者・辻村や、芳賀の亡き妻の姉である一葉の登場により、大きな波乱が巻き起こる。

「きのう何食べた?」の内野聖陽が芳賀、アニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」やNHK大河ドラマ「どうする家康」の北香那が弓子を演じ、柄本佑、白川和子、安達祐実が共演。「黄泉がえり」「月光の囁き」の塩田明彦が原作・脚本・監督を務めた。映倫審査ではR15+に指定され、商業映画としては日本映画史上初めて無修正の浮世絵春画がスクリーン上映される作品となった。

いやあ、こんな映画とは予想もつかなかった。安い官能小説もどき。参った!今年の黒歴史袋に入れるわ。

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2023-273M 「大雪海のカイナ ほしのけんじゃ」☆☆☆★★

Sohyukiumikaina邦題:大雪海のカイナ ほしのけんじゃ
時間:100分
公開:2023-10-13
製作年度:2023
製作国:日本
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:
製作:
監督:安藤裕章
脚本:村井さだゆき 山田哲弥
原作:弐瓶勉
撮影:
音楽:馬瀬みさき KOHTA YAMAMOTO
出演:細谷佳正(カイナ)、高橋李依(リリハ)、村瀬歩(ヤオナ)、小西克幸(オリノガ)、坂本真綾(アメロテ)、杉田智和(ンガポージ)、堀内賢雄(ハレソラ)、大原さやか(ムルノタ)、熊谷健太郎(ノゼ)、諸星すみれ(チル)、花江夏樹(ビョウザン)

「シドニアの騎士」「BLAME!」で知られる漫画家の弐瓶勉とアニメーションスタジオのポリゴン・ピクチュアズのタッグによって生み出されたオリジナルテレビアニメ「大雪海のカイナ」の劇場版。テレビシリーズから続く物語を描く。

文明が衰退し、どこまでも広がる雪の海「雪海(ゆきうみ)」に沈んだ惑星。人類の多くは、はるか上空までそびえる巨木「軌道樹」の上に広がる世界「天膜」でかろうじて暮らしていた。そんな天膜に暮らす少年カイナと、軌道樹の根本にある町で生きる雪海の王女リリハは、人びとの水源となっている「大軌道樹」を目指すが、そこにはビョウザン率いる独裁国家プラナトがあった。「建設者」と呼ばれる兵器を自在に操り、人類のためにと大軌道樹の破壊をもくろむビョウザン。カイナとリリハはそこで、滅びゆく世界の謎に迫っていく。

「亜人」の安藤裕章がテレビシリーズに続いて監督を務めた。脚本は「シドニアの騎士」「BLAME!」も手がけた村井さだゆき。キャストはカイナ役に細谷佳正、リリハ役に高橋李依。劇場版の新キャラクターであるビョウザンの声は花江夏樹が務める。

レギュラーアニメを配信でコンプリート視聴し予習。ポスト・アポカリプスファンタジーという、大好物な世界観の理解は、準備万端で鑑賞。

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2023-272M 「シャクラ」☆☆☆

Sshakura原題:天龍八部之喬峰傳 Sakra
邦題:シャクラ
時間:130分
公開:2024-01-05
製作年度:2023
製作国:香港・中国
配給:ツイン
製作総指揮:
製作:ドニー・イェン ウォン・ジン
監督:ドニー・イェン
アクション監督:谷垣健治
脚本:
原作:金庸
撮影:
音楽:
出演:ドニー・イェン、チェン・ユーチー、リウ・ヤースー、ウー・ユエ、チョン・シウファイ

 原作は、香港を代表する武侠小説家・金庸(きんよう)の長編「天龍八部」。宋代の中国、丐幇(かいほう)の幇主・喬峯(ドニー)は誰からも慕われる英雄的な存在だった。しかしある日、副幇主が何者かによって殺害される。犯人に仕立て上げられた喬峯は、自分が漢民族ではなく契丹人であるという出自まで明かされ、丐幇を追放されてしまう。自らを陥れた人間を探し出し、出生の真実をつきとめるため喬峯は旅に出る。しかし、彼の行く手には更なる罠が仕掛けられていた。

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2023-271M 「アナログ」☆☆★★★

Sanarogu邦題:アナログ
時間:120分
公開:2023-10-06
製作年度:2023
製作国:日本
配給:アスミック・エース、東宝
製作総指揮:豊島雅郎 上田太地
製作:牟田口新一郎 市川南 藤島ジュリーK. 小野田丈士 竹澤浩 弓矢政法 潮田一 小野剛 奥村景二 渡辺章仁 檜原麻希
監督:タカハタ秀太
脚本:港岳彦
原作:ビートたけし
撮影:板倉陽子
音楽:内澤崇仁
出演:二宮和也(水島悟)、波瑠(美春みゆき)、桐谷健太(高木淳一)、浜野謙太(山下良雄)、藤原丈一郎(島田紘也)、坂井真紀(浅井陽子)、筒井真理子(椎名順子)、宮川大輔(高橋俊和)、佐津川愛美(山下香織)、鈴木浩介(岩本修三)、板谷由夏(香津美)、高橋惠子(水島玲子)、リリー・フランキー(田宮)

ビートたけしが初めて書きあげた恋愛小説「アナログ」を映画化し、二宮和也が主演、波瑠がヒロインを務めたラブストーリー。

手作りや手書きにこだわるデザイナーの水島悟は、自身が内装を手がけた喫茶店「ピアノ」で、小さな商社に勤める謎めいた女性・美春みゆきと出会う。自分と似た価値観のみゆきにひかれた悟は意を決して連絡先を聞くが、彼女は携帯電話を持っていないという。そこで2人は連絡先を交換する代わりに、毎週木曜日に「ピアノ」で会う約束を交わす。会える時間を大切にして丁寧に関係を紡いでいく悟とみゆき。しかし悟がプロポーズを決意した矢先、みゆきは突然姿を消してしまう。

「鳩の撃退法」「ホテル ビーナス」のタカハタ秀太監督がメガホンをとり、「宮本から君へ」「MOTHER マザー」の港岳彦が脚本を手がけた。

メロドラマ!まあ携帯持ってないなら『なぜ家電を聞かない?教えない?』というわけで、舞台が昭和前半時代ならよかったかも。

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2023-270M 「アンダーカレント」☆☆☆★

Sundercal邦題:アンダーカレント
時間:143分
公開:2023-10-06
製作年度:2023
製作国:日本
配給:KADOKAWA
製作総指揮:
製作:小池賢太郎 飯田雅裕
監督:今泉力哉
脚本:澤井香織 今泉力哉
原作:豊田徹也
撮影:岩永洋
音楽:細野晴臣
出演:真木よう子(関口かなえ)、井浦新(堀隆之)、江口のりこ(菅野よう子)、中村久美(木島敏江)、康すおん(田島三郎)、内田理央(藤川美奈)、永山瑛太(関口悟)、リリー・フランキー(山崎道夫)

「愛がなんだ」「街の上で」の今泉力哉監督が真木よう子と初タッグを組み、フランスを中心に海外でも人気を誇る豊田徹也の長編コミック「アンダーカレント」を実写映画化したヒューマンドラマ。

かなえは家業の銭湯を継ぎ、夫・悟とともに幸せな日々を送っていた。ところがある日、悟が突然失踪してしまう。かなえは途方に暮れながらも、一時休業していた銭湯の営業をどうにか再開させる。数日後、堀と名乗る謎の男が銭湯組合の紹介を通じて現れ、ある手違いから住み込みで働くことに。かなえは友人に紹介された胡散臭い探偵・山崎とともに悟の行方を捜しながら、堀との奇妙な共同生活の中で穏やかな日常を取り戻していくが……。

謎の男・堀を井浦新、探偵・山崎をリリー・フランキー、失踪した夫・悟を永山瑛太が演じる。「愛がなんだ」の澤井香織が今泉監督とともに脚本を手がけた。

コミックが原作。静止画のコマ割りと比較して、動画である映画では、本来ストップモーション(コミックなら大コマで強調したりして)で観客に解釈させたい瞬間も『流れて』しまう。とてもエモーショナルな良いテーマの作品だと思うが、瑛太の役柄が解釈不能なまでに希薄となる。そこが映画というメディアの限界なのか。

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2023-269M 「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」☆☆★★★

Sakazukin邦題:赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。
時間:107分
公開:2023-09-14
製作年度:2023
製作国:日本
配給:Netflix
製作総指揮:
製作:
監督:福田雄一
脚本:鎌田哲生 福田雄一
原作:青柳碧人
撮影:工藤哲也
音楽:瀬川英史 信澤宣明 酒井麻由佳
出演:橋本環奈、新木優子、岩田剛典、夏菜、若月佑美、加治将樹、ムロツヨシ、桐谷美玲、山本美月、キムラ緑子、真矢ミキ、佐藤二朗

童話の世界で起こる事件を、旅の途中の赤ずきんが探偵役として解決していく姿を描いた青柳碧人の同名人気小説を、「銀魂」「今日から俺は!!」シリーズの福田雄一監督のメガホン、橋本環奈、新木優子、岩田剛典の共演で実写映画化。

赤いずきんを被った少女・赤ずきんは、旅の途中で灰だらけの少女・シンデレラと出会う。魔法使いに素敵なドレス姿に変えてもらった2人は舞踏会へと向かう途中でカボチャの馬車で男をひき殺してしまう。バレることを恐れ、なんとか死体を隠した2人はお城の舞踏会に無事到着し、シンデレラは王子様と恋に落ちる。そんな中、男の死体が発見されたことで舞踏会は中断。赤ずきんとシンデレラは最大のピンチに直面するが……。

赤ずきん役を橋本、シンデレラ役を新木、王子様役を岩田がそれぞれ演じる。Netflixで2023年9月14日から配信。

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2023-268M 「イコライザー THE FINAL」☆☆☆★★

Sikoraizafinal原題:The Equalizer 3
邦題:イコライザー THE FINAL
時間:109分
公開:2023-10-06
製作年度:2023
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:デビッド・ブルームフィールド タラク・ベン・アマール アンディ・ミッチェル
製作:トッド・ブラック ジェイソン・ブルメンタル デンゼル・ワシントン アントワン・フークア スティーブ・ティッシュ クレイトン・タウンゼント アレックス・シスキン トニー・エルドリッジ マイケル・スローン
監督:アントワン・フークア
脚本:リチャード・ウェンク
原作:マイケル・スローン リチャード・リンドハイム
撮影:ロバート・リチャードソン
音楽:マーセロ・ザーボス
出演:デンゼル・ワシントン(ロバート・マッコール)、ダコタ・ファニング(エマ・コリンズ)、デヴィッド・デンマン(フランク・コンロイ)

名優デンゼル・ワシントンが世の悪を完全抹消する闇の仕事請負人を演じる人気アクション「イコライザー」のシリーズ最終章となる第3作。アントワン・フークア監督が前2作に続いてメガホンをとり、イタリアを舞台に主人公ロバート・マッコールが最後にして最大の戦いに挑む姿を描く。

シチリアでの事件で負傷し心身ともに限界を迎えたマッコールは、アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町にたどり着く。身内のように温かく接してくれる人々の存在に救われた彼は、この町を安住の地にすることを心に誓い、イコライザーのスイッチともいうべき腕時計を外すことを決意する。しかしその町にも魔の手が迫り、マッコールは大切な人々を守るため再びイコライザーの仕事を開始。やがて事態はイタリア全土を巻き込む爆破テロ事件へと拡大していく。

マッコールの過去に深く関わる謎のCIAエージェントをダコタ・ファニングが演じ、「マイ・ボディガード」以来18年ぶりにワシントンと共演した。

2014年の初作、2018年の続編。そして忘れた頃の2023年にファイナルと銘打つシリーズ。デンゼル・ワシントンも数えで古希だ。まあ、初作が還暦なのだから、相当に元気なジジイだ。

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2023-267M 「ティル」☆☆☆★

Still原題:Till
邦題:ティル
時間:130分
公開:2023-12-15
製作年度:2022
製作国:アメリカ
配給:パルコ
製作総指揮:プレストン・ホームズ シノニエ・チュクウ
製作:キース・ボーチャンプ バーバラ・ブロッコリ ウーピー・ゴールドバーグ トーマス・レビン マイケル・レイリー フレデリック・ゾロ
監督:シノニエ・チュクウ
脚本:マイケル・レイリー キース・ボーチャンプ シノニエ・チュクウ
原作:
撮影:ボビー・ブコウスキー
音楽:アベル・コジェニオウスキ
出演:ダニエル・デッドワイラー、ウーピー・ゴールドバーグ、ジェイリン・ホール、ショーン・パトリック・トーマス、ジョン・ダグラス・トンプソン、ヘイリー・ベネット

1950年代アメリカで、アフリカ系アメリカ人による公民権運動を大きく前進させるきっかけとなった実在の事件「エメット・ティル殺害事件」を劇映画化。

1955年、イリノイ州シカゴ。夫を戦争で亡くしたメイミー・ティルは、空軍で唯一の黒人女性職員として働きながら、14歳の息子エメットと平穏に暮らしていた。ある日、エメットは初めて生まれ故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚宅を訪れる。しかし彼は飲食雑貨店で白人女性キャロリンに向けて口笛を吹いたことで白人の怒りを買い、8月28日、白人集団に拉致されて凄惨なリンチの末に殺されてしまう。息子の変わり果てた姿と対面したメイミーは、この陰惨な事件を世間に知らしめるべく、ある大胆な行動を起こす。

「ザ・ハーダー・ゼイ・フォール 報復の荒野」のダニエル・デッドワイラーが主人公メイミーを熱演し、ゴッサム・インディペンデント映画賞など数々の女優賞を受賞。名優ウーピー・ゴールドバーグが共演し、製作にも名を連ねる。

 

 

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2023-266M 「白鍵と黒鍵の間に」☆☆☆

Shakkentokokkennoaidani邦題:白鍵と黒鍵の間に
時間:94分
公開:2023-10-06
製作年度:2023
製作国:日本
配給:東京テアトル
製作総指揮:
製作:大熊一成 太田和宏 甲斐真樹 佐藤央 前信介 澤將晃
監督:冨永昌敬
脚本:冨永昌敬 高橋知由
原作:
撮影:三村和弘
音楽:魚返明未
出演:池松壮亮(南/博)、仲里依紗(千香子)、森田剛(あいつ)、クリスタル・ケイ(リサ)、松丸契(K助)、川瀬陽太(曽根)、杉山ひこひこ(門松)、中山来未(Y子)、福津健創、日高ボブ美、佐野史郎(宅見)、洞口依子(母親)、松尾貴史(熊野)、高橋和也(三木)

池松壮亮が1人2役で主演を務め、昭和末期の銀座を舞台に2人のジャズピアニストの運命が交錯し大きく狂い出す一夜を描いたドラマ。「素敵なダイナマイトスキャンダル」の冨永昌敬監督が、ミュージシャン・南博の回想録「白鍵と黒鍵の間に ジャズピアニスト・エレジー銀座編」を大胆にアレンジして映画化した。

昭和63年。銀座のキャバレーでピアノを弾いていたジャズピアニスト志望の博は、謎の男からのリクエストで“あの曲”こと「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を演奏する。しかし“あの曲”をリクエストできるのは銀座を牛耳るヤクザの親分・熊野会長だけで、演奏を許されているのも会長お気に入りのピアニスト・南だけだった。未来に夢を見る博と、夢を見失ってしまった南の運命は絡みあい、多くの人々を巻き込みながら事態は思わぬ方向へと転がっていく。

共演には仲里依紗、森田剛、高橋和也、クリスタル・ケイ、松尾貴史ら個性豊かな顔ぶれがそろう。

odessa EDITION上映回。ちと時制が混乱しているのと、クライマックスが意味不明となっている。この混乱=カオスは狙いか?それとも僕の読解力不足なのか?

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2023-265M 「ヒッチコックの映画術」☆☆☆★

Shichcokeigajutu原題:My Name Is Alfred Hitchcock
邦題:ヒッチコックの映画術
時間:120分
公開:2023-09-29
製作年度:2022
製作国:イギリス
配給:シンカ
製作総指揮:グララ・ギリン
製作:ジョン・アーチャー
監督:マーク・カズンズ
脚本:マーク・カズンズ
原作:
撮影:
音楽:ドナ・マクケビット
出演:

「サスペンス映画の神様」と称され映画史に多大な影響を残した巨匠アルフレッド・ヒッチコックの映画づくりの裏側をひも解いたドキュメンタリー。

ヒッチコック本人がナビゲートするスタイルで、膨大なフィルモグラフィと過去の発言を再考察し、驚きと遊び心に満ちた映画づくりの秘密を紹介。「白い恐怖」「めまい」「北北西に進路を取れ」「サイコ」といった代表作の名シーンを解説するほか、現在日本では視聴が困難な「快楽の園」「ダウンヒル」など初期作品の本編フッテージも使用しながら、ヒッチコックの演出テクニックを視覚的に解き明かしていく。

「ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行」のマーク・カズンズが監督・脚本を手がけた。

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2023-264M 「BAD LANDS バッド・ランズ」☆☆☆★★

Sbadlands邦題:BAD LANDS バッド・ランズ
時間:143分
公開:2023-09-29
製作年度:2023
製作国:日本
配給:東映、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:
製作:村松秀信 ウィリアム・アイアトン 勝股英夫 藤島ジュリーK.
監督:原田眞人
脚本:原田眞人
原作:黒川博行
撮影:北信康
音楽:土屋玲子
出演:安藤サクラ(橋岡煉梨(ネリ))、山田涼介(矢代穣(ジョー))、生瀬勝久(高城政司)、吉原光夫(佐竹刑事)、大場泰正(教授(宇佐美))、淵上泰史(胡屋賢人)、サリngROCK(林田)、天童よしみ(新井ママ)、江口のりこ(日野班長)、宇崎竜童(曼荼羅(上松))

安藤サクラと山田涼介が特殊詐欺を生業とする姉弟役を演じたクライムサスペンス。「ヘルドッグス」「関ヶ原」の原田眞人が監督・脚本・プロデュースを務め、直木賞作家・黒川博行の小説「勁草」を実写映画化した。

大阪で特殊詐欺に手を染める橋岡煉梨(ネリ)と弟の矢代穣(ジョー)。ある夜、思いがけず3億円もの大金を手にしたことから、2人はさまざまな巨悪から狙われることとなる。

幼い頃からネリのことをよく知る元ヤクザ・曼荼羅を宇崎竜童、特殊詐欺グループの名簿屋という裏の顔を持つNPO法人理事長・高城を生瀬勝久、大阪府警で特殊詐欺の捜査をする刑事・佐竹を吉原光夫、特殊詐欺合同特別捜査班の班長・日野を江口のりこが演じる。

そのジャンルに於いては縦横無尽の原田眞人ならではの、痛快娯楽悪漢映画。

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2023-263M 「バッド・デイ・ドライブ」☆☆☆★

Sbaddaydrive原題:Retribution
邦題:バッド・デイ・ドライブ
時間:91分
公開:2023-12-01
製作年度:2023
製作国:イギリス・アメリカ・フランス
配給:キノフィルムズ
製作総指揮:メルセデス・ガメロ ロン・ハルパーン リュック・エチエンヌ
製作:アンドリュー・ローナ アレックス・ハインマン ジャウム・コレット=セラ フアン・ソラ
監督:ニムロッド・アーントル
脚本:アルベルト・マリーニ
原作:
撮影:フラビオ・ラビアーノ
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:リーアム・ニーソン、ノーマ・ドゥメズウェニ、リリー・アスペル、ジャック・チャンピオン、エンベス・デイヴィッツ、マシュー・モディーン

平凡なビジネスマンが車に爆弾を仕掛けられ、事件に巻き込まれていくさまを描くサスペンス。主演はリーアム・ニーソン。ドイツや韓国でもリメイクされた2015年のスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」の英語リメイク。

いつものように子どもたちを学校に送り届けるため車を走らせる金融ビジネスマンのマットのもとに「その車に爆弾を仕掛けた。降りてはいけない。通報してもいけない。これから伝える指示に従わなければ爆破する」と、謎の着信が入る。マットはその声の主、要求、目的などがわからぬまま運転を続けるが、行く先々で同様に爆弾を仕掛けられた車が次々と爆破されていく。しかも、その被害者はいずれもマットの同僚だった。マットは警察とマスコミから容疑者として追われながら、恐怖に怯える子どもたちとともに車を走らせ続けるが……。

マト役をニーソン、妻のヘザー役を「シンドラーのリスト」以来30年ぶりのニーソンとの共演となるエンベス・デイビッツが演じる。監督は「プレデターズ」のニムロッド・アーントル。

リーアム・ニーソンが運転席にいるだけの91分間のノンストップサスペンス。

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2023-262M 「沈黙の艦隊」☆☆☆★

Schinmokunokantai邦題:沈黙の艦隊
時間:113分
公開:2023-09-29
製作年度:2023
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:戸石紀子 松橋真三 大沢たかお 千田幸子 浦部宣滋
監督:吉野耕平
脚本:高井光
原作:かわぐちかいじ
撮影:小宮山充
音楽:池頼広
出演:大沢たかお(海江田四郎)、玉木宏(深町洋)、上戸彩(市谷裕美)、ユースケ・サンタマリア(南波栄一)、中村倫也(入江蒼士)、中村蒼(山中栄治)、松岡広大(入江覚士)、前原滉(溝口拓男)、水川あさみ(速水貴子)、岡本多緒(舟尾亮子)、手塚とおる(赤垣浩次)、酒向芳(影山誠司)、笹野高史(竹上登志雄)、アレクス・ポーノヴィッチ(ローガン・スタイガー)、リック・アムスバリー(ニコラス・ベネット)、橋爪功(海原大悟)、夏川結衣(曽根崎仁美)、江口洋介(海原渉)

1988~96年に講談社の週刊漫画誌「モーニング」にて連載された、かわぐちかいじの名作コミック「沈黙の艦隊」を、大沢たかおが主演のほかプロデューサーも務めて実写映画化。

日本近海で、海上自衛隊の潜水艦がアメリカの原子力潜水艦に衝突して沈没する事故が発生。全乗員76名が死亡したとの報道に衝撃が走るが、実は全員が生存しており、衝突事故は日米が極秘裏に建造した日本初の高性能原子力潜水艦「シーバット」に彼らを乗務させるための偽装工作だった。しかし艦長の海江田四郎はシーバットに核ミサイルを積み、アメリカの指揮下を離れて深海へと消えてしまう。海江田をテロリストと認定し撃沈を図るアメリカと、アメリカより先に捕獲するべく追う海自のディーゼル艦「たつなみ」。その艦長である深町洋は、海江田に対し並々ならぬ感情を抱いていた。

プロデュースも手がける大沢が海江田、玉木宏が深町を演じ、上戸彩、中村倫也、江口洋介が共演。監督は「ハケンアニメ!」の吉野耕平。

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2023-261M 「夏へのトンネルさよならの出口」☆☆☆★

Snatsuhenotonnelsayonaranodeguchi邦題:夏へのトンネルさよならの出口
時間:83分
公開:2022-09-09
製作年度:2022
製作国:日本
配給:ポニーキャニオン
製作総指揮:
製作:
監督:田口智久
脚本:田口智久
原作:八目迷
撮影:星名工
音楽:富貴晴美
出演:鈴鹿央士(塔野カオル)、飯豊まりえ(花城あんず)、畠中祐(加賀翔平)、小宮有紗(川崎小春)、照井春佳(浜本先生)、小山力也(カオルの父)、小林星蘭(塔野カレン)

第13回小学館ライトノベル大賞でガガガ賞と審査員特別賞をダブル受賞した八目迷の小説「夏へのトンネル、さよならの出口」をアニメーション映画化。

とある田舎町で噂されている「ウラシマトンネル」。その不思議なトンネルに入ると、あるものを失う代わりに欲しいものが何でも手に入るのだという。掴みどころがない性格に見えて過去の事故が心の傷となっている高校生・塔野カオルは、芯の通った態度の裏で自身の理想像との違いに苦悩する転校生・花城あんずと、トンネルを調査してそれぞれの願いをかなえるため協力関係を結ぶ。

「蜜蜂と遠雷」の鈴鹿央士が主人公カオル、「いなくなれ、群青」の飯豊まりえが転校生あんずの声を演じる。「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」の田口智久が監督・脚本を手がけ、「映画大好きポンポさん」のCLAPがアニメーション制作を担当。

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