2023-229M 「君は行く先を知らない」☆☆☆★
原題:Hit the Road
邦題:君は行く先を知らない
時間:93分
公開:2023-08-25
製作年度:2021
製作国:イラン
配給:フラッグ
製作総指揮:
製作:ジャファル・パナヒ パナー・パナヒ
監督:パナー・パナヒ
脚本:パナー・パナヒ
原作:
撮影:
音楽:
出演:モハマド・ハッサン・マージュニ(父親)、パンテア・パナヒハ(母親)、ヤラン・サルラク(次男)、アミン・シミアル(長男)
「白い風船」「人生タクシー」などで知られるイランの巨匠ジャファル・パナヒの長男パナー・パナヒの長編監督デビュー作。監督自身や家族、友人たちに起きた実際の出来事に着想を得た物語で、イランの荒野を車で旅する家族の姿を描いたロードムービー。
荒涼としたイランの大地を車で旅している4人家族。ケガをした脚にギプスをして後部座席に座る父は、悪態をつきながら、はしゃぐ幼い次男の相手をしている。助手席に座る母はカーステレオから流れる古い歌謡曲に体を揺らし、成人したばかりの長男は運転席で無言でハンドルを握っている。次男が隠し持ってきた携帯電話を道端に捨て去ったり、転倒した自転車レースの選手を乗せたり、余命わずかなペットの犬の世話をしたり、さまざまなことが起こりながらも、一家はやがてトルコ国境近くの高原に到着する。そこで父と母は羊飼いや仮面をつけた男と交渉し、長男は旅人として村に迎えられる。旅の目的を知らない次男は変わらず無邪気にはしゃいでいるが……。
監督のパナー・パナヒはテヘラン芸術大学で映画制作を学び、父の現場で助監督や編集なども経験。本作で長編監督デビューを果たし、2021年・第74回カンヌ国際映画祭監督週間に出品。日本でも同年の第22回東京フィルメックスでコンペティション部門に出品された(映画祭上映時タイトル「砂利道」)。
あえて情報を一切入れずに鑑賞。ポスタービジュアルとタイトルだけで惹かれるので。
鑑賞後。ジャファル・パナヒの長男の監督デビュー作、というだけで期待もあった。若作りだが、テーマさえも家業のようだな。少年の演技が凄すぎて目を剥く。
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