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2023-198M 「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」☆☆☆★

Schessnatisu原題:Schachnovelle
邦題:ナチスに仕掛けたチェスゲーム
時間:112分
公開:2023-07-21
製作年度:2021
製作国:ドイツ
配給:キノフィルムズ
製作総指揮:
製作:フィリップ・ワーム トビアス・ウォーカー
監督:フィリップ・シュテルツェル
脚本:エルダル・グリゴリアン
原作:シュテファン・ツバイク
撮影:トーマス・キーナスト
音楽:インゴ・ルードビヒ・フレンツェル
出演:オリヴァー・マスッチ(ヨーゼフ・バルトーク)、アルブレヒト・シュッフ(フランツ=ヨーゼフ・ベーム/チェントヴィッチ)、ビルギット・ミニヒマイアー(アンナ)、アンドレアス・ルスト、ザムエル・フィンツィ、ロルフ・ラッスゴード

オーストリアの作家シュテファン・ツバイクが1942年に発表し、命をかけてナチスに抗議した書として世界的ベストセラーとなった小説「チェスの話」を映画化。

ヨーゼフは久々に再会した妻とともに、ロッテルダム港からアメリカへと向かう豪華客船に乗る。かつてウィーンで公証人の仕事をしていた彼は、オーストリアを併合したナチスドイツに貴族の資産の預金番号を教えるよう迫られるも拒絶し、ホテルに監禁された過去があった。豪華客船ではチェス大会が開かれ、世界王者が乗客全員を相手に戦っていた。世界王者と船のオーナーの対戦の際、オーナーにアドバイスして引き分けに持ち込んだヨーゼフは、自ら王者と一騎打ちをすることになる。ヨーゼフのチェスの強さには、ある悲しい理由があった。

「帰ってきたヒトラー」のオリバー・マスッチが主演を務め、「ゲーテの恋 君に捧ぐ『若きウェルテルの悩み』」のフィリップ・シュテルツェル監督がメガホンをとった。

原題は「チェスの話(本)」というような意味。まあ作中のキーアイテムにもなるのだが。
欧米ではNetflixで大評判だった「クイーンズ・ギャンビット」をはじめチェスを『天才』や『狂気』とともに描いていくケースが多い気がする。日本では似たゲームの囲碁・将棋とかについて、昨今では『スポ根』的な表現で娯楽作品にしていく場合が多いようだ。
まあ、本作も狂気の中に埋没した主人公が、正気へ繋がる細い糸が「チェス」であるという物語。

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