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2023-206M 「カンダハル 突破せよ」☆☆☆★

Skandaharu原題:Kandahar
邦題:カンダハル 突破せよ
時間:119分
公開:2023-10-20
製作年度:2023
製作国:イギリス
配給:クロックワークス
製作総指揮:
製作:ベイジル・イバニク エリカ・リー ブレンドン・ボワイエ ジェラルド・バトラー アラン・シーゲル クリスチャン・マーキュリー スコット・ラステティ アリ・ジャーファー
監督:リック・ローマン・ウォー
脚本:ミッチェル・ラフォーチュン
原作:
撮影:マクレガー
音楽:デビッド・バックリー
出演:ジェラルド・バトラー、ナヴィド・ネガーバン、アリ・ファザール、ニーナ・トゥーサント=ホワイト、マーク・アーノルド、コーリイ・ジョンソン、レイ・ハラティアン、トム・リス・ハリス、トラビス・フィメル

ジェラルド・バトラー主演で、アメリカ国防情報局の職員ミッチェル・ラフォーチュンがアフガニスタン赴任時に体験した実話をベースに描いたアクション。

イラン国内で核開発施設の破壊工作に成功したCIA工作員トム・ハリスは、CIAの内部告発による機密情報漏洩で全世界にその正体が明らかとなってしまう。ミッションを即刻中止し、中東からの脱出を図るトムは、30時間後に離陸する英国SAS連隊の飛行機に搭乗するため、アフガニスタン南部のカンダハルにあるCIA基地を目指す。しかし、イランの精鋭集団・コッズ部隊、パキスタン軍統合情報局(ISI)、さらにタリバンの息がかかったゲリラ、金次第で敵にも味方にもなる武装集団など、トムをめぐる追跡劇は敵と味方が入り乱れる混沌としたものとなっていく。

「エンド・オブ・ステイツ」「グリーンランド 地球最期の2日間」につづき、バトラーと3度目のタッグとなるリック・ローマン・ウォーが監督を務める。

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2023-205M 「私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?」☆☆☆★

Siammorline原題:La Syndicaliste
邦題:私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?
時間:121分
公開:2023-10-20
製作年度:2022
製作国:フランス・ドイツ
配給:オンリー・ハーツ
製作総指揮:
製作:ベルトラン・フェブル
監督:ジャン=ポール・サロメ
脚本:ジャン=ポール・サロメ ファデット・ドゥルアール
原作:
撮影:ジュリアン・ハーシュ
音楽:ブリュノ・クーレ
出演:イザベル・ユペール、グレゴリー・ガドゥボワ、フランソワ=グザビエ・ドゥメゾン、ピエール・ドゥラドンシャン、アレクサンドラ・マリア・ララ、ジル・コーエン、マリナ・ファオイス

イザベル・ユペールが主演を務め、フランスの原子力会社の労働組合代表が国家的スキャンダルに巻き込まれていく姿を、実話を基に描いた社会派サスペンス。

世界最大の原子力企業アレバ社のフランス民主労働組合代表を務めるモーリーン・カーニーは、中国とのハイリスクな極秘取引を知り、会社の未来と従業員の雇用を守るため内部告発をする。やがてモーリーンは自宅で襲われるが、権力側は彼女の自作自演だと自白を強要。モーリーンは屈することなく、政府の閣僚や企業のトップを相手に捨て身の覚悟で立ち向かっていく。

共演は「デリシュ!」のグレゴリー・ガドゥボワ、「ヒトラー 最期の12日間」のアレクサンドラ・マリア・ララ。「ルーヴルの怪人」のジャン=ポール・サロメがメガホンをとり、サロメ監督と「ローズメイカー 奇跡のバラ」のファデット・ドゥルアールが共同で脚本を担当。

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2023-204M 「宇宙探索編集部」☆☆☆

Suchutansakuclub原題:宇宙探索編輯部 Journey to the West
邦題:宇宙探索編集部
時間:119分
公開:2023-10-13
製作年度:2021
製作国:中国
配給:ムヴィオラ
製作総指揮:グオ・ファン
製作:
監督:コン・ダーシャン
脚本:コン・ダーシャン
原作:
撮影:
音楽:
出演:ヤオ・ハオユー、アイ・リーヤー、ロイ・ワン、チミー・ジャン、ジョン・チェンチェン

コン・ダーシャンが監督などを務め、実在の雑誌をモデルに描いたロードムービー。落ち目となった科学雑誌の編集長と仲間たちが、ある現象を調べるために中国西部へ向かう。『無言歌』などのヤン・ハオユーのほか、『麻花(マーホア)売りの女』などのアイ・リーヤー、ロイ・ワン、チミー・ジャンらが出演している。
タンが編集長を務める科学雑誌「宇宙探索」は廃刊寸前だった。ある日、中国西部の村で宇宙人の仕業と思われる不思議な現象が起きたという情報が入ってくる。雑誌の再興を懸けるタンは、個性的な編集部員や外部の仲間たちと共に、その村で起きた出来事を調査しようと旅に出る。

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2023-203M 「シック・オブ・マイセルフ」☆☆☆

Sshicofmaiself原題:Sick of Myself
邦題:シック・オブ・マイセルフ
時間:97分
公開:2023-10-23
製作年度:2022
製作国:ノルウェー・スウェーデン・デンマーク・フランス
配給:クロックワークス
製作総指揮:トム・エリク・シェセト ミケール・フライシャー
製作:アンドレア・ベレントセン・オットマール ディベケ・ビョルクリー・グラーベル
監督:クリストファー・ボルグリ
脚本:クリストファー・ボルグリ
原作:
撮影:ベンジャミン・ローブ
音楽:
出演:クリスティン・クラトゥ・ソープ、エイリック・セザー、ファニー・ベイガー、ヘンリク・メスタド、アンドレア・ブライン・フービグ、アンデルシュ・ダニエルセン・リー

違法薬物の過剰摂取で肉体を破壊してまで世の中に注目されたい「狂い切った承認欲求」に人生がぶち壊れる女性の物語。

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2023-202M 「おしょりん」☆☆☆★

Soshorin邦題:おしょりん
時間:120分
公開:2023-11-03
製作年度:2023
製作国:日本
配給:KADOKAWA
製作総指揮:新道忠志
製作:河合広栄
監督:児玉宜久
脚本:関えり香 児玉宜久
原作:藤岡陽子
撮影:岸本正人
音楽:MORISAKI WIN
出演:北乃きい、森崎ウィン、駿河太郎、高橋愛、秋田汐梨、磯野貴理子、津田寛治、榎木孝明、東てる美、佐野史郎、かたせ梨乃、小泉孝太郎

明治時代の福井県を舞台に、同地のメガネ産業の礎を築いた人々の情熱と愛を描いたドラマ。作家・藤岡陽子が史実を基につづった同名小説を、北乃きい主演、小泉孝太郎、森崎ウィンらの共演で映画化した。

明治37年、福井県足羽郡麻生津村の庄屋の長男である増永五左衛門の妻・むめは、育児と家事に追われる日々を過ごしていた。そんなある日、大阪で働いていた五左衛門の弟・幸八が帰郷し、村をあげてメガネ作りに取り組まないかと提案する。その頃メガネはまだほとんど知られていなかったが、活字文化の普及により今後は必需品になるというのだ。初めは反対していた五左衛門も、視力の弱い子どもがメガネをかけて喜ぶ姿を見て挑戦を決め、村の人々を集めて工場を立ちあげるが……。

主人公・増永むめを北乃、夫・五左衛門を小泉、弟・幸八を森崎がそれぞれ演じた。監督は「えちてつ物語 わたし、故郷に帰ってきました。」の児玉宜久。

鯖江の眼鏡が世界を席巻するスタートの物語。福井県のご当地映画である。かつてなら有楽町スバル座で2週間程度の満席興行をするタイプの作品。しかしこういった性格の作品が公開される劇場が少なくなった。まあKADOKAWAが自前の劇場をメイン館としていくのだろう。

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2023-201M 「シアター・キャンプ」☆☆☆★

Stheatrecamp原題:Theater Camp
邦題:シアター・キャンプ
時間:95分
公開:2023-10-06
製作年度:2023
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:アレックス・ブラウン シェイン・フィスク・ゴールドナー ジミー・タトロ マイケル・ブルーム ジェニファー・セムラー
製作:エリック・フェイグ サミー・キム・ファルベイ ジュリア・ハマー ライアン・ヘラー マリア・ザッカーマン ジェシカ・エルバウム ウィル・フェレル ノア・ガルビン モリー・ゴードン ニック・リーバーマン ベン・プラット
監督:モリー・ゴードン ニック・リーバーマン
脚本:ノア・ガルビン モリー・ゴードン ニック・リーバーマン ベン・プラット
原作:ノア・ガルビン モリー・ゴードン ニック・リーバーマン ベン・プラット
撮影:ネイト・ハートセラーズ
音楽:ジェームズ・マカリスター マーク・ソーネンブリック
出演:ノア・ガルビン、モリー・ゴードン、ベン・プラット、ジミー・タトロ、パティ・ハリソン、ネイサン・リー・グレアム、アヨ・エデビリ、オーウェン・シール、キャロライン・アーロン、エイミー・セダリス

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2023-200M 「神回」☆☆☆

Skamikai邦題:神回
時間:88分
公開:2023-07-21
製作年度:2023
製作国:日本
配給:東映ビデオ
製作総指揮:
製作:與田尚志
監督:中村貴一朗
脚本:中村貴一朗
原作:
撮影:松井宏樹
音楽:稲見喜彦 木幡太郎
出演:青木柚(沖芝樹)、坂ノ上茜(加藤恵那)、新納慎也、桜まゆみ、岩永洋昭、平山繁史、渡辺綾子、横江泰宣、井上想良、日下玉巳、三浦健人、平山由梨、藤堂日向、岡部ひろき、森一、南一恵

タイムループに陥った男子高校生が数えきれないほどの時間を繰り返す中で、切ない思いと人間の本性が浮かびあがってくる青春SF映画。

夏休み中の高校。文化祭実行委員の沖芝樹と加藤恵那は、誰もいない教室で出し物についての打ちあわせを始める。やがて樹の目の前が突然真っ暗になり、打ちあわせを始めた13時に戻っていた。この状況に気づいているのは樹だけで、どうにかその状況から抜け出そうと手を尽くすが上手くいかない。数えきれないほど同じ時間を繰り返すうちに樹の精神は混乱を極め、事態は思わぬ方向へと転がっていく。主人公・樹を「うみべの女の子」の青木柚、恵那を「ぬけろ、メビウス!!」の坂ノ上茜が演じた。

監督・脚本は、短編作品「GUNKANJIMA Traveler in Time」が国内外の映画祭で注目された中村貴一朗。東映ビデオが2021年6月に立ち上げた才能発掘プロジェクト「TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY」の第1回作品。

タイトルの意味がイマイチわからない。ともあれ、5分間のタイムループを繰り返す間に着実に老化して最後は老衰していく、という構造は初めて見た。まあ、途中でばらされる夢落ちなのだが。

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2023-199M 「裸足になって」☆☆☆★

Shadashininatte原題:Houria
邦題:裸足になって
時間:99分
公開:2023-07-21
製作年度:2022
製作国:フランス・アルジェリア
配給:ギャガ
製作総指揮:トロイ・コッツァー
製作:ザビエ・ジャン グレゴワール・ジャンソラン パトリック・アンドレ ムニア・メドゥール
監督:ムニア・メドゥール
脚本:ムニア・メドゥール
原作:
撮影:レオ・ルフェーブル
音楽:ヤスミン・メドゥール マクサンス・ドゥセール
出演:リナ・クードリ(フーリア)、ラシダ・ブラクニ(サブリナ)、ナディア・カシ(ハリマ)、アミラ・イルダ・ドゥアウダ(ソニア)、メリエム・ムジカネ(アメル)、ザーラ・ドゥモンディ(サナ)、サラ・グエンドゥス(ナスラ)

 

「パピチャ 未来へのランウェイ」のムニア・メドゥールが監督・脚本を手がけ、声と夢を理不尽に奪われた少女の再生をみずみずしく描いたヒューマンドラマ。

 

内戦の傷跡が残る北アフリカのイスラム国家アルジェリア。バレエダンサーを夢見る少女フーリアは、男に階段から突き落とされて大ケガを負い、踊ることも声を出すこともできなくなってしまう。失意の底にいた彼女がリハビリ施設で出会ったのは、それぞれ心に傷を抱えるろう者の女性たちだった。フーリアは彼女たちにダンスを教えることで、生きる情熱を取り戻していく。

 

「オートクチュール」「パピチャ 未来へのランウェイ」のリナ・クードリが主人公フーリアを演じ、「女はみんな生きている」のラシダ・ブラクニが共演。「コーダ あいのうた」でろう者の俳優として初めてオスカー像を手にした俳優トロイ・コッツァーが製作総指揮を務めた。

 

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2023-198M 「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」☆☆☆★

Schessnatisu原題:Schachnovelle
邦題:ナチスに仕掛けたチェスゲーム
時間:112分
公開:2023-07-21
製作年度:2021
製作国:ドイツ
配給:キノフィルムズ
製作総指揮:
製作:フィリップ・ワーム トビアス・ウォーカー
監督:フィリップ・シュテルツェル
脚本:エルダル・グリゴリアン
原作:シュテファン・ツバイク
撮影:トーマス・キーナスト
音楽:インゴ・ルードビヒ・フレンツェル
出演:オリヴァー・マスッチ(ヨーゼフ・バルトーク)、アルブレヒト・シュッフ(フランツ=ヨーゼフ・ベーム/チェントヴィッチ)、ビルギット・ミニヒマイアー(アンナ)、アンドレアス・ルスト、ザムエル・フィンツィ、ロルフ・ラッスゴード

オーストリアの作家シュテファン・ツバイクが1942年に発表し、命をかけてナチスに抗議した書として世界的ベストセラーとなった小説「チェスの話」を映画化。

ヨーゼフは久々に再会した妻とともに、ロッテルダム港からアメリカへと向かう豪華客船に乗る。かつてウィーンで公証人の仕事をしていた彼は、オーストリアを併合したナチスドイツに貴族の資産の預金番号を教えるよう迫られるも拒絶し、ホテルに監禁された過去があった。豪華客船ではチェス大会が開かれ、世界王者が乗客全員を相手に戦っていた。世界王者と船のオーナーの対戦の際、オーナーにアドバイスして引き分けに持ち込んだヨーゼフは、自ら王者と一騎打ちをすることになる。ヨーゼフのチェスの強さには、ある悲しい理由があった。

「帰ってきたヒトラー」のオリバー・マスッチが主演を務め、「ゲーテの恋 君に捧ぐ『若きウェルテルの悩み』」のフィリップ・シュテルツェル監督がメガホンをとった。

原題は「チェスの話(本)」というような意味。まあ作中のキーアイテムにもなるのだが。
欧米ではNetflixで大評判だった「クイーンズ・ギャンビット」をはじめチェスを『天才』や『狂気』とともに描いていくケースが多い気がする。日本では似たゲームの囲碁・将棋とかについて、昨今では『スポ根』的な表現で娯楽作品にしていく場合が多いようだ。
まあ、本作も狂気の中に埋没した主人公が、正気へ繋がる細い糸が「チェス」であるという物語。

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2023-197M 「リバイバル69 伝説のロックフェス」☆☆☆★★

Srevival69原題:Revival69: The Concert That Rocked the World
邦題:リバイバル69 伝説のロックフェス
時間:97分
公開:2023-10-06
製作年度:2022
製作国:カナダ・フランス
配給:STAR CHANNEL MOVIES
製作総指揮:ヘンリー・レス マーク・スローン カーク・ダミコ ドン・アラン・ぺネベイカー クリス・ヘジダス フレイザー・ぺネベイカー
製作:トリッシュ・ドールマン ロン・チャップマン サリー・ブレイク
監督:ロン・チャップマン
脚本:フィリス・エリス
原作:
撮影:ヘンリー・レス ウェス・レッグ
音楽:ピエール=エイドリアン・テオ リッチ・ペル
出演:ロビー・クリーガー、ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、ゲディ・リー、シェップ・ゴードン、クラウス・フォアマン、ダニー・セラフィン、チャック・ベリー、ボ・ディドリー

新旧ロックレジェンドが集結した1969年開催の音楽フェスティバル「トロント・ロックンロール・リバイバル」の真実に迫ったドキュメンタリー。

1969年9月13日、カナダの都市トロントにて、チャック・ベリー、リトル・リチャード、ジーン・ビンセントらロックの創始者たちを集めた音楽フェスティバル「トロント・ロックンロール・リバイバル」が開催された。紆余曲折の末、フェスティバル当日にはジョン・レノン、シカゴ、ドアーズら当時の人気アーティストや無名時代のアリス・クーパーも出演し、新旧ロックスターが圧巻のパフォーマンスを繰り広げた。

映画では関係者たちの証言によって舞台裏が明かされるとともに、未公開のバックステージ風景やコンサート映像を散りばめながら、ロック史を転換させた歴史的瞬間を映し出す。

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2023-196M 「6月0日 アイヒマンが処刑された日」☆☆☆★

Saihimanga601原題:June Zero
邦題:6月0日 アイヒマンが処刑された日
時間:105分
公開:2023-09-08
製作年度:2022
製作国:イスラエル・アメリカ
配給:東京テアトル
製作総指揮:モシェ・エデリー レオン・エデリー ロン・ゴールドマン ジェイソン・ベック エバ・プシュチンスカ アマンダ・マーシャル
製作:デビッド・シルバー ミランダ・ベイリー オーレン・ムーバーマン
監督:ジェイク・パルトロウ
脚本:トム・ショバル ジェイク・パルトロウ
原作:
撮影:ヤロン・シャーフ
音楽:アリエル・マークス
出演:ツァヒ・グラッド、ヨアブ・レビ、ロテム・ケイナン

ナチス戦犯アドルフ・アイヒマンの処刑の舞台裏を描いたヒューマンドラマ。

ナチス親衛隊中佐としてユダヤ人大量虐殺に関与したアドルフ・アイヒマンは、終戦後ブエノスアイレスに潜伏していたところをイスラエル諜報特務庁に捕らえられ、1961年12月に有罪判決を受ける。処刑はイスラエルの「死刑を行使する唯一の時間」の定めに基づき、62年5月31日から6月1日の真夜中に執行されることとなった。宗教的・文化的に火葬の風習がないイスラエルでは、アイヒマンの遺体を焼却するため秘密裏に焼却炉の建設が進められた。その焼却炉を作る工場の人々や、そこで働く13歳の少年、アイヒマンを担当した刑務官、ホロコーストの生存者である警察官らの姿を通し、アイヒマン最期の舞台裏を描き出す。

グウィネス・パルトロウの弟で「マッド・ガンズ」「デ・パルマ」などを手がけてきたジェイク・パルトロウが監督・脚本を手がけた。

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2023-195M 「コンフィデンシャル 国際共助捜査」☆☆☆★★

Sconfidentialkokusaikyojososa原題:Confidential Assignment 2: International
邦題:コンフィデンシャル 国際共助捜査
時間:129分
公開:2023-09-22
製作年度:2022
製作国:韓国
配給:ギャガ
製作総指揮:
製作:
監督:イ・ソクフン
脚本:イム・ソンスン
原作:
撮影:ホン・ジェシク
音楽:
出演:ヒョン・ビン、ユ・ヘジン、イム・ユナ、ダニエル・ヘニー、チン・ソンギュ

大ヒットドラマ「愛の不時着」のヒョンビン主演による2017年製作の韓国映画「コンフィデンシャル 共助」の続編。

国際犯罪組織のリーダーと消えた10億ドルを追って北朝鮮から韓国へやって来た特殊捜査員リム・チョルリョン。韓国側へは北朝鮮から「国際共助捜査」の要請があり、捜査の失敗により左遷されたベテラン刑事カン・ジンテが現場復帰をかけてチョルリョンの相棒に志願する。2人は以前も一緒に捜査をしたことがあり、チョルリョンに思いを寄せるジンテの義妹ミニョンは再会を待ち望んでいた。互いの真の目的や機密情報を隠したまま捜査を進めていく2人の前に、FBI捜査官ジャックが現れる。

前作に続いてヒョンビンがチョルリョン、「タクシー運転手 約束は海を越えて」のユ・ヘジンがジンテ、アイドルグループ「少女時代」のイム・ユナがミニョンを演じた。FBI捜査官ジャック役に「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」のダニエル・ヘニー。

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2023-194M 「こいびとのみつけかた」☆☆★★★

Skoibitonomitsukekata邦題:こいびとのみつけかた
時間:99分
公開:2023-10-27
製作年度:2023
製作国:日本
配給:ジョーカーフィルムズ
製作総指揮:
製作:小池賢太郎 木原康博 三橋悟郎
監督:前田弘二
脚本:高田亮
原作:
撮影:池内義浩
音楽:モリコネン
出演:倉悠貴、芋生悠、川瀬陽太、奥野瑛太、高田里穂、松井愛莉、並木愛枝、小沢まゆ、成田凌、宇野祥平

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2023-193M 「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」☆☆☆★

Skillingofkirischenvaren原題:The Killing of Kenneth Chamberlain
邦題:キリング・オブ・ケネス・チェンバレン
時間:83分
公開:2023-09-15
製作年度:2019
製作国:アメリカ
配給:AMGエンタテインメント
製作総指揮:ロリー・マクレアリー モーガン・フリーマン クリス・パラディーノ ゲイリー・ルチェッシ ミラン・チャクラボルティ
製作:エンリコ・ナターレ デビッド・ミデル
監督:デビッド・ミデル
脚本:デビッド・ミデル
原作:
撮影:
音楽:スティーブン・“キング・ラック”・ウィリアムズ ギャレット・ビーロウ
出演:フランキー・フェイソン、スティーブ・オコネル、エンリコ・ナターレ、ベン・マーテン、ラロイス・ホーキンズ、アニカ・ノニ・ローズ

モーガン・フリーマンが製作総指揮を務め、無実の黒人が白人警官に殺された事件を映画化した「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」の邦題で9月15日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかで順次公開。

本作は、2011年に起きた事件をもとに、無実の黒人が白人警官に殺害されるまでの90分間を実際の事件とほぼ同時間で描くリアルタイム進行型サスペンス。フリーマンが「インビクタス 負けざる者たち」のプロデューサーのロリー・マクレアリーとタッグを組み、製作総指揮を担った。

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2023-192M 「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」☆☆☆☆

Smi202301_20230721190501 原題:Mission: Impossible - Dead Reckoning Part One
邦題:ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE
時間:164分
公開:2023-07-21
製作年度:2023
製作国:アメリカ
配給:東和ピクチャーズ
製作総指揮:デビッド・エリソン ダナ・ゴールドバーグ ドン・グレンジャー トミー・ゴームリー
製作:トム・クルーズ クリストファー・マッカリー
監督:クリストファー・マッカリー
脚本:クリストファー・マッカリー エリック・ジェンドレセン
原作:ブルース・ゲラー
撮影:フレイザー・タガート
音楽:ローン・バルフェ
出演:トム・クルーズ、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヴァネッサ・カービー、ヘイリー・アトウェル、ポム・クレメンティエフ、シェー・ウィガム、イーサイ・モラレス、ヘンリー・ツェニー

トム・クルーズの代名詞で、世界的人気を誇るスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第7作。シリーズ初の2部作となり、イーサン・ハントの過去から現在までの旅路の果てに待ち受ける運命を描く。タイトルの「デッドレコニング(Dead Reckoning)」は「推測航法」の意味で、航行した経路や進んだ距離、起点、偏流などから過去や現在の位置を推定し、その位置情報をもとにして行う航法のことを指す。

IMFのエージェント、イーサン・ハントに、新たなミッションが課される。それは、全人類を脅かす新兵器を悪の手に渡る前に見つけ出すというものだった。しかし、そんなイーサンに、IMF所属以前の彼の過去を知るある男が迫り、世界各地で命を懸けた攻防を繰り広げることになる。今回のミッションはいかなる犠牲を払ってでも達成せねばならず、イーサンは仲間のためにも決断を迫られることになる。

シリーズを通して数々の命懸けのスタントをこなしてきたトム・クルーズは、今作ではノルウェーの山々に囲まれた断崖絶壁からバイクで空中にダイブするアクションシーンを披露。共演はサイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ビング・レイムス、バネッサ・カービーらに加え、第1作に登場したユージーン・キットリッジ役のヘンリー・ツェーニーもカムバック。「キャプテン・アメリカ」シリーズのヘイリー・アトウェル、人気刑事ドラマ「NYPDブルー」のイーサイ・モラレス、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのポム・クレメンティエフらが新たに参加した。監督・脚本は「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」以降のシリーズを手がけているクリストファー・マッカリー。

キービジュアルの、崖からバイクでジャンプするトム・クルーズのカットが、予告を見過ぎて耳タコ目イカの本作は、イロイロ聞く前に観る封切り初日の初回。まあ『前編』なので「ワイルド・スピード」の如くハラハラ場面でコンテニューとなるのは必定?
 というわけで見終わったが、圧倒された。そのハリウッドの資金力に。いったいどれだけの予算を注ぎ込んでいるのだろう。ワンシーンワンシーン、ワンカットワンカット全てに、隙が無く金がかけられている。カーチェイス、豪華列車バトルと映画史が培ったアクションモチーフに尽きることない製作費を投入して、観客を魅了する。トム・クルーズのイーサン・ハントをはじめとするお馴染みのキャストの面々。しかしラスボスは本作では人間ではないらしい。てなことで、十分に堪能した今はパート2が待ち遠しい!
 終映後に、昔から『新しもの好き』なN田センセと遭遇したので、絶賛しておいた。

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2023-191M 「ヴァチカンのエクソシスト」☆☆☆★

Svaticanexosisut原題:The Pope's Exorcist
邦題:ヴァチカンのエクソシスト
時間:103分
公開:2023-07-14
製作年度:2023
製作国:アメリカ・イギリス・スペイン
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:ジョー・ホームウッド ソフィー・キャシディ エドワード・J・シーバー
製作:ダグ・ベルグラッド マイケル・パトリック・カチュマレク ジェフ・カッツ
監督:ジュリアス・エイバリー
脚本:マイケル・ペトローニ エバン・スピリオトポウロス
原作:ガブリエーレ・アモルト、マイケル・ペトローニ R・ディーン・マクレアリー チェスター・ヘイスティングス
撮影:カリッド・モタセブ
音楽:ジェド・カーゼル
出演:ラッセル・クロウ(ガブリエーレ・アモルト神父)、ダニエル・ゾヴァット(トマース・エスキベル神父)、アレックス・エッソー(ジュリア)、フランコ・ネロ(教皇)、ローレル・マースデン、ピーター・デソウザ=フェオニー

オスカー俳優ラッセル・クロウがホラー映画初主演を務め、カトリック教会の総本山バチカンのローマ教皇に仕えた実在のエクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父の回顧録「エクソシストは語る」を映画化。

1987年7月、サン・セバスチャン修道院。アモルト神父はローマ教皇から、ある少年の悪魔祓いを依頼される。少年の様子を見て悪魔の仕業だと確信したアモルトは、若き相棒トマース神父とともに本格的な調査を開始。やがて彼らは、中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判の記録と、修道院の地下に眠る邪悪な魂の存在にたどり着く。

共演は「ドント・ブリーズ」のダニエル・ゾバット、「セーラ 少女のめざめ」のアレックス・エッソー、「続・荒野の用心棒」のフランコ・ネロ。

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2023-190M 「マッド・ハイジ」☆☆☆★★

Smadhaidi原題:Mad Heidi
邦題:マッド・ハイジ
時間:92分
公開:2023-07-14
製作年度:2022
製作国:スイス
配給:ハーク、S・D・P
製作総指揮:テロ・カウコマー スコット・キャメロン・ペディゴ ラース・リーン
製作:バレンティン・グルタート
監督:ヨハネス・ハートマン、サンドロ・クロプシュタイン
脚本:サンドロ・クロプシュタイン ヨハネス・ハートマン グレゴリー・ビトマー トレント・ハーガ
原作:
撮影:エリック・レーナー
音楽:マリオ・バトコビッチ
出演:アリス・ルーシー(ハイジ)、マックス・リュートリンガー(クノール司令官)、キャスパー・ヴァン・ディーン(マイリ)、デヴィッド・スコフィールド(アルペヒ(アルムおんじ))、アルマル・G・サトー(クララ)、ケル・マツェナ(ペーター)

チーズ製造会社のワンマン社長でスイス大統領でもある強欲なマイリは、自社製品以外のすべてのチーズを禁止する法律を制定し、スイス全土を掌握する恐怖の独裁者として君臨。それから20年後、アルプスに暮らす年頃の女性ハイジは、禁制のヤギのチーズを闇で売りさばいていた恋人のペーターが見せしめのため目の前で処刑され、唯一の身寄りである祖父も山小屋ごと爆破されて殺されてしまう。愛する者たちを失ったハイジは、復讐のために戦いに身を投じる。

「スターシップ・トゥルーパーズ」のキャスパー・バン・ディーンが独裁者マイリ、「グラディエーター」「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」などで知られるデビッド・スコフィールドが、アルムおんじことハイジの祖父を演じた。

『映画秘宝』が元気だったら歓喜するかもね。
 クラウドファンディングでメジャーを一切頼らずに製作したというスイス映画。製作者はどうやら相当にタランティーノをリスペクトしているのか。というより、このC級テイストが大好きなのか。
 スイスがチーズ企業が支配するファッショな帝国と変貌したという世界観。そのイントロの紹介はまるで「スターシップ・トルーパーズ」(ポール・バーホーベン監督 1997年)の香り。殺された恋人のペーターの復讐に殺戮マシンと化すハイジ。国家を地獄へ落とす壮絶な戦いが全編で。という荒唐無稽さはタランティーノがロバート・ロドリゲスと組んで、かつての低予算映画へのオマージュを詰め込んだ「プラネット・テラー in グラインドハウス」と「デス・プルーフ in グラインドハウス」のスピンアウトのような仕掛け。スイスの国旗がハーケンクロイツの悪夢のように翻り、そのディストピア感は、ナチスが月の裏側に潜んでいたという「アイアン・スカイ」(ティモ・ブオレンソラ監督 2012年)の狂いっぷりだ。
 という例示だけで、この作品のポジションは「わかる人は判る」ものだということが、理解できるではないか。で、僕は大好きなのだ。

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2023-189M 「サントメール ある被告」☆☆★★★

Ssaintomer原題:Saint Omer
邦題:サントメール ある被告
時間:123分
公開:2023-07-14
製作年度:2022
製作国:フランス
配給:トランスフォーマー
製作総指揮:
製作:トゥフィク・アヤディ クリストフ・バラル
監督:アリス・ディオップ
脚本:アリス・ディオップ アムリタ・ダビッド マリー・ンディアイ
原作:
撮影:クレール・マトン
音楽:
出演:カイジ・カガメ、グスラジ・マランダ、ヴァレリー・ドレヴィル、オレリア・プティ、グザヴィエ・マリー、ロベール・カンタレラ、サリマタ・カマテ、トマ・ドゥ・プルケリ、アダマ・ディアロ・タンバ、マリアム・ディオップ、ダド・ディオップ

我が子を殺した罪に問われた女性の裁判の行方を実話を基に描き、2022年・第79回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)と新人監督賞を受賞した法廷劇。

フランス北部の町サントメール。女性作家ラマは、生後15カ月の娘を海辺に置き去りにして死亡させた容疑で逮捕された若い女性ロランスの裁判を傍聴する。セネガルからフランスに留学し、完璧なフランス語を話すロランス。被告本人や娘の父親である男性が証言台に立つが、真実は一体どこにあるのかわからない。やがてラマは、偶然にも被告ロランスの母親と知り合う。

「私たち」などのドキュメンタリー作品で国際的に高く評価されてきたセネガル系フランス人監督アリス・ディオップがメガホンをとり、作家マリー・ンディアイが脚本に参加。「燃ゆる女の肖像」のクレール・マトンが撮影を手がけた。

Bunkamuraが解体されるので、ル・シネマは渋谷TOEIのスクリーンをレンタルしての再開。まあ、TOEIだけあって小屋としては大きくなったが、インディペンデント系の作品では『閑散』風味が強くなるか。

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2023-188M 「君たちはどう生きるか」☆☆☆★★

Skimitachihadohikiruka邦題:君たちはどう生きるか
時間:124分
公開:2023-07-14
製作年度:2023
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:
監督:宮崎駿
脚本:宮崎駿
原作:宮崎駿
撮影:
音楽:米津玄師
出演:山時聡真、菅田将暉、柴咲コウ、あいみょん、木村佳乃、木村拓哉(特別出演)、竹下景子、風吹ジュン、阿川佐和子、滝沢カレン、大竹しのぶ、國村隼、小林薫、火野正平

宮崎駿監督が「風立ちぬ」以来10年ぶりに手がける長編アニメーション作品。

「千と千尋の神隠し」で当時の国内最高興行収入記録を樹立し、ベルリン国際映画祭でアニメーション作品で初となる金熊賞、ならびに米アカデミー賞では長編アニメーション賞を受賞。同作のほかにも「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「ハウルの動く城」などスタジオジブリで数々の名作を世に送り出し、名実ともに日本を代表する映画監督の宮崎駿。2013年公開の「風立ちぬ」を最後に長編作品から退くことを表明した同監督が、引退を撤回して挑んだ長編作品。

宮崎監督が原作・脚本も務めたオリジナルストーリーとなり、タイトルは、宮崎監督が少年時代に読み、感動したという吉野源三郎の著書「君たちはどう生きるか」から借りたものとなっている。

謎だらけの宮崎駿の新作。なんの情報もないまま公開。いろいろ論評が目に入る前に観る。同様の理由で昨日の公開初日に観た後輩のFBを迂闊に読んでしまったが、まあ決定的な情報も無く安心。さて、これからだ。
ストーリーからキャストから、事件系なら動機と犯人まで全部晒してやろう。ということは、しない。
と、観る前に書いた。

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2023-187M 「ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家」☆☆☆★

Sgodalt原題:Godard seul le cinema
邦題:ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)
時間:105分
公開:2023-09-22
製作年度:2022
製作国:フランス
配給:ミモザフィルムズ
製作総指揮:
製作:
監督:シリル・ルティ
脚本:シリル・ルティ
原作:
撮影:
音楽:
出演:ジャン=リュック・ゴダール、ギョーム・グイ、セレステ・ブランケル、ジョセフィーヌ・マンシーニ

ゴダールがこの世を去る直前となる第79回(2022年)ベネチア国際映画祭の「ベネチア・クラシック・ドキュメンタリー部門」で上映された本作の監督・脚本・編集を務めたのは、ドキュメンタリーの編集を数多く手掛けてきたシリル・ルティ。時代を熱狂させた“流行監督”としての1960年代、その華々しさに自ら背を向けるように突進していった68年の五月革命をターニングポイントとする政治の季節を経て、70年代の内省と再生。そしてキャリアの劇的な復活を遂げた80年代と、ゴダールの革新的な功績を整理し網羅的に紹介する。容易に捉え難い映画作家の全貌を整理できるのと同時に、初めてゴダール作品に触れる映画ファンにもゴダール入門として最適の1本だ。

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2023-186M 「アステロイド・シティ」☆☆☆★★

Sasteroidcity原題:Asteroid City
邦題:アステロイド・シティ
時間:104分
公開:2023-09-01
製作年度:2023
製作国:アメリカ
配給:パルコ
製作総指揮:ロマン・コッポラ ヘニング・モルフェンター クリストフ・フィッサー チャーリー・ウォーケン
製作:ウェス・アンダーソン スティーブン・レイルズ ジェレミー・ドーソン
監督:ウェス・アンダーソン
脚本:ウェス・アンダーソン
原作:ウェス・アンダーソン
撮影:ロバート・イェーマン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、ジェフリー・ライト、ブライアン・クランストン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、ビル・マーレイ、ルパート・フレンド、ジェイソン・シュワルツマン、ホープ・デイヴィス、スティーヴン・パーク、マヤ・サーマン=ホーク、エドワード・ノートン、リーヴ・シュレイバー、スティーヴ・カレル、マット・ディロン、ホン・チャウ、ウィレム・デフォー、トニー・レボロリ、ジェイク・ライアン、ジェフ・ゴールドブラム

2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
時は1955年、アメリカ南西部に位置する砂漠の街、アステロイド・シティ。隕石が落下してできた巨大なクレーターが最大の観光名所であるこの街に、科学賞の栄誉に輝いた5人の天才的な子供たちとその家族が招待される。子供たちに母親が亡くなったことを伝えられない父親、マリリン・モンローを彷彿とさせるグラマラスな映画スターのシングルマザー──それぞれが様々な想いを抱えつつ授賞式は幕を開けるが、祭典の真最中にまさかの宇宙人到来!?この予想もしなかった大事件により人々は大混乱!街は封鎖され、軍は宇宙人の事実を隠蔽しようとし、子供たちは外部へ情報を伝えようと企てる。果たしてアステロイド・シティと、閉じ込められた人々の運命の行方は──!?

映画というより、ゴージャスなアート作品。誰も思いつかないことを、思いついて、映画作品にしてしまう「毎作が代表作」というのは本当。
もう、ウェス・アンダーソンである、ということだけで「天恵の才能」なのだろう。

今年のカンヌでコンペ登場も音沙汰は無かったので少々不安でした。
まあ、いまさらウェス・アンダーソンが栄誉を求めるか?という基本的な疑問はありますが。
宇宙人のフィギュアがあれば、欲しい。ジャコメッティの彫刻の用で、ジャパンアニメのテイストも入っていて、良いですね。

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2023-185M 「Pearl パール」☆☆☆★

Spearl原題:Pearl
邦題:Pearl パール
時間:103分
公開:2023-07-07
製作年度:2022
製作国:アメリカ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作総指揮:ミア・ゴス ピーター・ポーク サム・レビンソン アシュリー・レビンソン スコット・メスカディ デニス・カミングス カリーナ・マナシル
製作:ジェイコブ・ジャフク タイ・ウェスト ケビン・チューレン ハリソン・クライス
監督:タイ・ウェスト
脚本:タイ・ウェスト ミア・ゴス
原作:タイ・ウェスト
撮影:エリオット・ロケット
音楽:タイラー・ベイツ ティム・ウィリアムズ
出演:ミア・ゴス、デヴィッド・コレンスウェット、タンディ・ライト、マシュー・サンダーランド、エマ・ジェンキンズ=プーロ

タイ・ウェスト監督、ミア・ゴス主演のホラー「X エックス」のシリーズ第2作で、1970年代が舞台だった「X エックス」の60年前を描く前日譚。「X エックス」に登場した極悪老婆パールの若き日を描き、夢見る少女だったパールがいかにしてシリアルキラーへと変貌したかが明らかにされる。

スクリーンの中で歌い踊る華やかなスターに憧れるパールは、厳格な母親と病気の父親と人里離れた農場で暮らしている。若くして結婚した夫は戦争へ出征中で、父親の世話と家畜たちの餌やりの毎日に鬱屈とした気持ちを抱えていた。ある日、父親の薬を買いにでかけた町で、母親に内緒で映画を見たパールは、ますます外の世界へのあこがれを強めていく。そして、母親から「お前は一生農場から出られない」といさめられたことをきっかけに、抑圧されてきた狂気が暴発する。

前作で主人公マキシーンとパールの2役を演じたミア・ゴスが今作でも主演を務め、若かりし日のパールを演じてるほか、脚本と製作総指揮にも名を連ねている。

製作会社のA24がブランド化して、一定の固定客を掴むようになったようだ。「X」のハワードとパールの前日譚。というより60年前のビギニング作品。

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2023-184M 「1秒先の彼」☆☆☆★

S1byosakinokare邦題:1秒先の彼
時間:119分
公開:2023-07-07
製作年度:2023
製作国:日本
配給:ビターズ・エンド
製作総指揮:
製作:根岸洋之 定井勇二
監督:山下敦弘
脚本:宮藤官九郎
原作:チェン・ユーシュン
撮影:鎌苅洋一
音楽:関口シンゴ
出演:岡田将生(皇一(ハジメ))、清原果耶(長宗我部麗華(レイカ))、福室莉音(桜子)、片山友希(皇舞)、しみけん(ミツル)、笑福亭笑瓶(ラジオDJ/写真屋の店主)、松本妃代(エミリ)、伊勢志摩(小沢)、柊木陽太(皇一(幼少期))、加藤柚凪(長宗我部麗華(幼少期))、朝井大智、山内圭哉、羽野晶紀(皇清美)、加藤雅也(皇平兵衛)、荒川良々(釈迦牟尼仏憲)

監督・山下敦弘と脚本家・宮藤官九郎が初タッグを組み、2020年製作の台湾映画「1秒先の彼女」をリメイクしたラブストーリー。原作の舞台を京都に移して男女のキャラクター設定を逆転し、周囲よりワンテンポ早い男性とワンテンポ遅い女性の“消えた1日”をめぐる物語を描く。

郵便局の窓口で働くハジメは、何をするにも人よりワンテンポ早い。ある日、彼は路上ミュージシャンの桜子に出会い、彼女のまっすぐな歌声にひかれて恋に落ちる。必死のアプローチの末にどうにか花火大会デートの約束を取りつけたものの、目覚めるとなぜか翌日になっていた。やがてハジメは、郵便局に毎日やって来るワンテンポ遅いレイカが“消えた1日”の鍵を握っていることを知る。

「ドライブ・マイ・カー」の岡田将生がハジメ役、「護られなかった者たちへ」の清原果耶がレイカ役で主演を務めた。

オリジナルの台湾映画「1秒先の彼女」が面白ったので。印象としては、オリジナルの通り「彼女」のほうが切ない気がするが。

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2023-183M 「トランスフォーマー ビースト覚醒」☆☆☆★★

Strancebeast原題:Transformers: Rise of the Beasts
邦題:トランスフォーマー ビースト覚醒
時間:127分
公開:2023-08-04
製作年度:2023
製作国:アメリカ
配給:東和ピクチャーズ
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ ブライアン・ゴールドナー デビッド・エリソン ダナ・ゴールドバーグ ドン・グレンジャー ブライアン・オリバー ブラッドリー・J・フィッシャー バレリ・アン
製作:ドン・マーフィ トム・デサント ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ マイケル・ベイ マーク・バーラディアン ダンカン・ヘンダーソン
監督:スティーブン・ケイプル・Jr.
脚本:ジョビー・ハロルド ダニエル・メテイヤー ジョシュ・ピーターズ エリック・ホーバー ジョン・ホーバー
原作:ジョビー・ハロルド
撮影:エンリケ・シャディアック
音楽:ジョニック・ボンテンプス
出演:アンソニー・ラモス、ドミニク・フィッシュバック、ルナ・ローレン・ベレス、ディーン・スコット・バスケス、トベ・ンウィーグウェ、ピーター・カレン、ロン・パールマン、

2007年にマイケル・ベイ監督、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮による第1作が公開されて以降、世界的大ヒットを記録してきたSFアクション超大作「トランスフォーマー」のシリーズ通算7作目。動物の姿をしたビースト戦士(マクシマルズ)が初登場し、新たな物語が幕を開ける。

オプティマスプライム率いるトランスフォーマーたちが地球に来て間もない1994年。あらゆる星を食べ尽くす、惑星サイズの規格外な最強の敵「ユニクロン」が地球を次の標的に動き出した。この未曽有の危機に立ち向かうべく、プライムは仲間たちを集め、意図せず戦いに巻き込まれた人間のノアとエレーナ、そして地球を救う新たな希望であるビースト戦士たちとともに立ち上がる。

人間側の主人公となる青年ノア役を「イン・ザ・ハイツ」「アリー スター誕生」のアンソニー・ラモスが演じる。エレーナ役は「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」などに出演してきた新星ドミニク・フィッシュバック。「クリード 炎の宿敵」を手がけたスティーブン・ケイプル・Jr.監督がメガホンをとった。

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2023-182M 「シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ~ロックと家族の絆~」☆☆☆★★

Sayukawamakoto邦題:シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ~ロックと家族の絆~
時間:98分
公開:2023-08-25
製作年度:2023
製作国:日本
配給:KADOKAWA
製作総指揮:
製作:緒方寛治 坂井博行
監督:寺井到
脚本:
原作:
撮影:中牟田靖 宮成健一 丸本知也
音楽:
出演:鮎川誠 / シーナ / 鮎川陽子 / 鮎川純子 / LUCY MIRROR / 唯子

2023年1月に74歳で亡くなったロックミュージシャン・鮎川誠の素顔に迫ったドキュメンタリー。

1978年に鮎川と妻のシーナが中心となって結成した「シーナ&ロケッツ」。2015年にシーナが亡くなった後も、鮎川はバンドの続?を決断。次女・純子がマネージャーとして、19年からは末娘のルーシーがボーカルを務めるなど、家族が鮎川を全力でサポートした。鮎川がすい臓がんによって余命5カ月の宣告を受けた際も、「死ぬまでに1本でも多くシーナ&ロケッツのライブをやりたい」という鮎川の願いを実現させるため、家族は鮎川に寄り添った。

23年3月に開催されたTBSドキュメンタリー映画祭で上映された「シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢」をもとに、未公開映像や、家族とのプライベート映像などを加えて再編集し、劇場公開。日本を代表するギタリストとして最後まで現役のロックミュージシャンとしてステージに立ち続けた鮎川誠の素顔に肉薄していく。

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2023-181M 「ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌」☆☆☆★

Slaboem原題:La boheme: A New York Love Song
邦題:ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌
時間:96分
公開:2023-10-06
製作年度:2022
製作国:香港・アメリカ
配給:フラニー&Co.、シネメディア、リュミエール
製作総指揮:
製作:
監督:レイン・レトマー
脚本:レイン・レトマー
原作:
撮影:アリス・ミラー
音楽:ジャコモ・プッチーニ、ショーン・ケリー
出演:ビジョー・チャン/シャン・ズウェン/ラリサ・マルティネス/ルイス・アレハンドロ・オロスコ/井上秀則/アンソニー・ロス・コスタンツォ/イ・ヤン

大晦日のニューヨーク。凍える寒さの屋根裏部屋で、その日暮らしの夢見る4人の芸術家たち。その中の一人、詩人のロドルフォが部屋に残っていると、隣人のミミが彼の火を借りにやって来て、2人はたちまち恋に落ちる。同じころ、店で仲間と新年パーティをしていたマルチェッロは、偶然やってきた元恋人ムゼッタと再会。最初は戸惑いつつも、2人の間にはかつての強い愛が蘇るのだった。運命的な出会いを果たした、ミミは重い病に侵され、ロドルフォはそんな彼女のもとを立ち去っていた。同じころ、ムゼッタとマルチェッロも嫉妬心から別れを迎えていた。すれ違う2組の恋人たち。そしてそれぞれ別の道を選んでいくのだがー。

プッチーニの「ラ・ボエーム」を現代ニューヨークを舞台にした作品。アジア人によるロドルフォとミミをはじめ、人種的には多様性の極致をいくキャスティングだ。でもってピアノ伴奏によるオリジナルオペラのイタリア語での熱唱。というシュールの極致の作品。
原作オペラでは、パリの貧乏で若い芸術家たちを描いている「ラ・ボエーム」を、ニューヨークを舞台にしたミュージカルに仕立てた「RENT/レント」(2005年 クリス・コロンバス監督)が存在する。この作品では不治の病が「HIV」感染で描かれたが、今回の作品では製作がパンデミック渦中ということで、どうやら「COVID-19」感染をイメージされているのだろう。まあ、マスクしながら熱唱というシーンもあり、オペラ的には不自然極まりないが。


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2023-180M 「プチ・ニコラ パリがくれた幸せ」☆☆☆★★

Sputitnicola原題:Le petit Nicolas: Qu'est-ce qu'on attend pour etre heureux?
邦題:プチ・ニコラ パリがくれた幸せ
時間:86分
公開:2023-06-09
製作年度:2022
製作国:フランス
配給:オープンセサミ、フルモテルモ
製作総指揮:
製作:アトン・スマーシュ リリアン・エシュ セドリック・ピロ クリステル・エノン
監督:アマンディーヌ・フルドン バンジャマン・マスブル
脚本:アンヌ・ゴシニ ミシェル・フェスレール
原作:ルネ・ゴシニ ジャン=ジャック・サンペ
撮影:
音楽:ルドビック・ブールス
出演:アラン・シャバ(ルネ・ゴシニ)、ロラン・ラフィット(ジャン=ジャック・サンペ)、シモン・ファリ(二コラ)

フランスで50年以上にわたって愛され続ける児童書「プチ・ニコラ」を初めてアニメーション映画化。親友同士でもある原作者2人の波乱に満ちた人生に「プチ・ニコラ」の物語を交え、ノスタルジーと創作の喜びに満ちた作品として描き出す。

パリの街にある小さなアトリエ。イラストレーターのジャン=ジャック・サンペと作家のルネ・ゴシニは、ニコラという少年のキャラクターに命を吹き込んでいた。いたずら好きなニコラがクラスメイトたちと織り成す愉快な日々を描きながら、サンペは自分が得られなかった幸せな少年時代を追体験していく。一方、物語に最高の楽しさを与えるゴシニも、ある悲劇を胸に秘めていた。ニコラの存在は、そんな2人を固い絆で結びつけていく。

原作のイラストレーターであるサンペがグラフィッククリエイターとして参加。2022年アヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞にあたるクリスタル賞を受賞した。

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2023-179M 「ファルコン・レイク」☆☆☆★

Sfalconlake原題:Falcon Lake
邦題:ファルコン・レイク
時間:100分
公開:2022
製作年度:2023-08-25
製作国:カナダ・フランス
配給:パルコ
製作総指揮:
製作:ダビド・ゴキエ ジュリアン・デリス シルバン・コルベイユ ナンシー・グラン ジャリル・レスペール ダニー・ブーン ジャン=リュック・オルミエール
監督:シャルロット・ルボン
脚本:シャルロット・ルボン
原作:バスティアン・ビベス
撮影:
音楽:
出演:ジョゼフ・アンジェル、サラ・モンプチ、モニア・ショクリ

「ザ・ウォーク」「イヴ・サンローラン」などで知られるカナダ出身の俳優シャルロット・ルボンが長編初メガホンをとり、思春期の少年少女の忘れられないひと夏をつづった青春ドラマ。フランスのバンドデシネ作家バスティアン・ビベスの「年上のひと」を原作に、16ミリフィルムならではの映像美で繊細に描き出す。

もうすぐ14歳になるバスティアンは母の親友ルイーズのもとで夏を過ごすため、家族4人でケベックの湖畔にあるコテージへやって来る。ルイーズの娘である16歳のクロエと出会ったバスティアンは、大人びた雰囲気の彼女に恋心を抱く。クロエの気を引くため、幽霊が出るという湖へ泳ぎに行くバスティアンだったが……。

バスティアンの母役に「胸騒ぎの恋人」のモニア・ショクリ。2022年・第75回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品されたほか、世界各地の映画祭で注目を集めた。

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2023-178M 「ファッション・リイマジン」☆☆☆

Sfashonreimagine原題:Fashion Reimagined
邦題:ファッション・リイマジン
時間:100分
公開:2023-09-22
製作年度:2022
製作国:イギリス
配給:フラッグ
製作総指揮:シンディ・ミール スチュワート・ル・マレシャル リサ・マリイー・ルッソ
製作:ベッキー・ハトナー
監督:ベッキー・ハトナー
脚本:
原作:
撮影:
音楽:フィル・フランス
出演:エイミー・パウニー

現代アーティストのダミアン・ハーストの妻だったマイア・ノーマンが2002年に設立し、現代アーティストとのコラボなどで注目された女性ファッション・ブランド「Mother of Pearl」。クリエイティブディレクターのエイミー・パウニーは、2017年4月、英国ファッション協議会とVOGUEによりその年の英国最優秀新人デザイナーに選出されました。

当時のファッション業界は大量消費の真っ只中、農場では児童労働がまかりとおり、環境を汚染する化学肥料を使う製造工程は当たり前、CO2の排出量もファッション業界を“1つの国”と考えると、中国やアメリカに次ぐ量でした。環境活動家の両親をもつパウニーはこの状況に危機感を覚え、新人賞受賞で獲得した賞金の10万ポンドをもとに、「Mother of Pearl」の原材料から製造過程まで、すべてにおいて、自身の生き方のルーツにもつながるサステナブルなブランドに変革することを決意。新たなラインを「No Frills」(飾りは要らない)と名づけ、新コレクションのデビューまで18ヶ月というタイムリミットの中、“地球を壊さず、常識を壊す”という信念を貫くために、エイミーと仲間たちはさまざまな困難に遭遇しながらも立ち向かっていき──。

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2023-177M 「アイの歌声を聴かせて」☆☆☆★

Sainoutagoe邦題:アイの歌声を聴かせて
時間:108分
公開:2021-10-29
製作年度:2021
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
監督:吉浦康裕
脚本:吉浦康裕 大河内一楼
原作:吉浦康裕
撮影:大河内喜夫
音楽:高橋諒
出演:土屋太鳳(シオン)、原遥(サトミ)、工藤阿須加(トウマ)、興津和幸(ゴッちゃん)、小松未可子(アヤ)、日野聡(サンダー)、大原さやか(美津子)、浜田賢二(野見山)、津田健次郎(西城)、咲妃みゆ、カズレーザー(先生)

「サカサマのパテマ」「イヴの時間」の吉浦康裕が原作・脚本・監督を務めたオリジナル長編アニメーション。景部市高等学校に転入してきたシオンは、登校初日、クラスで孤立しているサトミに「私がしあわせにしてあげる!」と話しかけ、ミュージカルさながらに歌い出す。勉強も運動も得意で底抜けの明るさを持つシオンはクラスの人気者になるが、予測不能な行動で周囲を大騒動に巻き込んでしまう。一途にサトミのしあわせを願うシオンの歌声は、孤独だったサトミに変化をもたらし、いつしかクラスメイトたちの心も動かしていく。声の出演は、不思議な転校生シオンを土屋太鳳、クラスメイトのサトミを福原遥、サトミの幼なじみで機械マニアのトウマを工藤阿須加が担当。「コードギアス」シリーズの大河内一楼が共同脚本、「海辺のエトランゼ」の漫画家・紀伊カンナがキャラクター原案、「とある魔術の禁書目録」シリーズのJ.C.STAFFがアニメーション制作を手がけた。

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2023-176M 「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」☆☆☆★★★

Sindy2023原題:Indiana Jones and the Dial of Destiny
邦題:インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
時間:154分
公開:2023-06-30
製作年度:2023
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ ジョージ・ルーカス
製作:キャスリーン・ケネディ フランク・マーシャル サイモン・エマニュエル
監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:ジェズ・バターワース ジョン=ヘンリー・バターワース デビッド・コープ ジェームズ・マンゴールド
原作:
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ハリソン・フォード(インディ・ジョーンズ)、フィービー・ウォーラー=ブリッジ(ヘレナ)、アントニオ・バンデラス(レオナルド)、ジョン・リス=デイヴィス、マッツ・ミケルセン

ハリソン・フォード演じる考古学者インディ・ジョーンズの冒険を描くアドベンチャー映画の金字塔「インディ・ジョーンズ」シリーズの第5作。前作から15年ぶりの新作となり、過去4作でメガホンをとったスティーブン・スピルバーグはジョージ・ルーカスとともに製作総指揮を務め、「LOGAN ローガン」「フォードvsフェラーリ」のジェームズ・マンゴールド監督にメガホンが託された。

考古学者で冒険家のインディ・ジョーンズの前にヘレナという女性が現れ、インディが若き日に発見した伝説の秘宝「運命のダイヤル」の話を持ち掛ける。それは人類の歴史を変える力を持つとされる究極の秘宝であり、その「運命のダイヤル」を巡ってインディは、因縁の宿敵である元ナチスの科学者フォラーを相手に、全世界を股にかけた争奪戦を繰り広げることとなる。

宿敵フォラー役を「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」「アナザーラウンド」など国際的に活躍するデンマークの名優マッツ・ミケルセン、インディとともに冒険を繰り広げるヘレナ役をドラマ「Fleabag フリーバッグ」「キリング・イヴ Killing Eve」のクリエイターとしても知られるフィービー・ウォーラー=ブリッジが務める。そのほか、「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」にも登場したサラー役のジョン・リス=デイビスがカムバック。スペインの名優アントニオ・バンデラスも出演する。シリーズおなじみのテーマ曲を手がけた巨匠ジョン・ウィリアムズが引き続き音楽を担当。

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2023-175M 「山女」☆☆☆

Syamaonnna邦題:山女
時間:100分
公開:2023-06-30
製作年度:2022
製作国:日本・アメリカ
配給:アニモプロデュース
製作総指揮:安田慎 中林千賀子 白田正樹
製作:エリック・ニアリ 三宅はるえ 家冨未央 白田尋晞
監督:福永壮志
脚本:福永壮志 長田育恵
原作:
撮影:ダニエル・サティノフ
音楽:アレックス・チャン・ハンタイ
出演:山田杏奈(凛)、森山未來(山男)、二ノ宮隆太郎(泰造)、三浦透子(春)、山中崇、川瀬陽太、赤堀雅秋、白川和子、品川徹、でんでん、永瀬正敏(伊兵衛)

「リベリアの白い血」「アイヌモシリ」の福永壮志監督が、人間の脆さと自然への畏敬の念、そして現代にも通じる貧困や差別など社会問題を映し出したドラマ。

18世紀後半の東北。冷害による食糧難に苦しむ村で、凛は人びとから蔑まれながらもたくましく生きていた。そんな彼女の心の救いは、盗人の女神様が宿ると言われる早池峰山だった。ある日、村中を揺るがす事件を起こし、村人から責められる父親・伊兵衛をかばう凛は、家を守るため自ら村を去る。けっして越えてはいけないと言い伝えられる山神様の祠を越えた凛は、さらに山の奥深くへと進んでいく。そんな凛の前に現れたのは、人間なのかもわからない不思議な存在だった。

凛役を「樹海村」「ひらいて」の山田杏奈、村人たちから恐れられる山男役を森山未來、凛の父親・伊兵衛役を永瀬正敏がそれぞれ演じ、二ノ宮隆太郎、三浦透子、山中崇、川瀬陽太、赤堀雅秋、白川和子、品川徹、でんでんらが顔をそろえる。

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2023-174M 「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦」☆☆☆★

Stoman2kessen邦題:東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦
時間:96分
公開:2023-06-30
製作年度:2023
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
製作総指揮:
製作:大多亮 高橋雅美 高見洋平
監督:英勉
脚本:高橋泉
原作:和久井健
撮影:江崎朋生
音楽:やまだ豊
出演:北村匠海(タケミチ)、山田裕貴(ドラケン)、杉野遥亮(ナオト)、今田美桜(ヒナタ)、眞栄田郷敦(ミツヤ)、清水尋也(ハンマ)、磯村勇斗(アッくん)、永山絢斗(場地圭介(バジ))、村上虹郎(羽宮一虎(カズトラ))、高杉真宙(松野千冬(チフユ))、間宮祥太朗(キサキ)、吉沢亮(マイキー)

和久井健の人気コミックを北村匠海主演で実写映画化した大ヒット作「東京リベンジャーズ」の続編2部作の第2部。

東京卍會崩壊の危機へとつながる、かつての親友同士の決戦がついに火蓋を切った。敵対チーム・芭流覇羅(バルハラ)に寝返った場地を連れ戻すため戦うことを決めたマイキー。一方、芭流覇羅にいる一虎は、東京卍會を潰してマイキーを殺そうとしていた。タケミチはそれぞれの思いを受け止めながらも、最悪の結末を阻止してヒナタや仲間たちの未来を救うべく、戦いに身を投じるが……。

主人公タケミチ役の北村やマイキー役の吉沢亮、ドラケン役の山田裕貴ら第1作のキャストに加え、場地を永山絢斗、一虎を村上虹郎、タケミチの相棒・千冬を高杉真宙が演じる。

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