2023-148M 「怪物」☆☆☆★★★
邦題:怪物
時間:125分
公開:2023-06-02
製作年度:2023
製作国:日本
配給:東宝、ギャガ
製作総指揮:
製作:市川南 依田巽 大多亮 潮田一 是枝裕和
監督:是枝裕和
脚本:坂元裕二
原作:
撮影:近藤龍人
音楽:坂本龍一
出演:安藤サクラ(麦野早織)、永山瑛太(保利道敏)、黒川想矢(麦野湊)、柊木陽太(星川依里)、高畑充希(鈴村広奈)、角田晃広(正田文昭)、中村獅童(星川清高)、田中裕子(伏見真木子)
「万引き家族」でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した是枝裕和監督が、映画「花束みたいな恋をした」やテレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」などで人気の脚本家・坂元裕二によるオリジナル脚本で描くヒューマンドラマ。音楽は、「ラストエンペラー」で日本人初のアカデミー作曲賞を受賞し、2023年3月に他界した作曲家・坂本龍一が手がけた。
大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子どもたちが平穏な日常を送っている。そんなある日、学校でケンカが起きる。それはよくある子ども同士のケンカのように見えたが、当人たちの主張は食い違い、それが次第に社会やメディアをも巻き込んだ大事へと発展していく。そしてある嵐の朝、子どもたちがこつ然と姿を消してしまう。
「怪物」とは何か、登場人物それぞれの視線を通した「怪物」探しの果てに訪れる結末を、是枝裕和×坂元裕二×坂本龍一という日本を代表するクリエイターのコラボレーションで描く。中心となる2人の少年を演じる黒川想矢と柊木陽太のほか、安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希、角田晃広、中村獅童、田中裕子ら豪華実力派キャストがそろった。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され脚本賞を受賞。また、LGBTやクィアを扱った映画を対象に贈られるクィア・パルム賞も受賞している。
今年のカンヌ国際映画祭で脚本賞。クィア・パルム賞も受賞。まあ、そういう香りも漂うが、思春期前の性が未分化なお年頃の話である。奇しくも同様なテーマで『クローズ』という作品が7月の公開を待っているが、こちらもカンヌでカメラ・ドール賞を受賞している。
「家族」であることをギリギリ耐えて維持してきたこれまでの是枝監督が「家族を諦めた。」のかもしれない。
構造が『羅生門』(黒澤明監督)を連想させるとして、様々に語れるだろうが、そのあたりはプロの映画評論家に任せる。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 2023-248M 「ダンサー イン Paris」☆☆☆★(2023.09.20)
- 2023-247M 「福田村事件」☆☆☆★(2023.09.20)
- 2023-246M 「ミステリと言う勿れ」☆☆☆(2023.09.20)
- 2023-245M 「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」☆☆☆★(2023.09.20)
- 2023-244M 「私がやりました」☆☆☆★★★(2023.09.19)
「邦画あかさ行」カテゴリの記事
- 2023-243M 「駒田蒸留所へようこそ」☆☆☆★(2023.09.16)
- 2023-242M 「アリスとテレスのまぼろし工場」☆☆☆(2023.09.15)
- 2023-240M 「唄う六人の女」☆☆☆★★(2023.09.15)
- 2023-239M 「アントニオ猪木をさがして」☆☆☆★★(2023.09.11)
- 2023-236M 「スイート・マイホーム」☆☆☆(2023.09.06)
コメント