2023-151M 「渇水」☆☆☆★
邦題:渇水
時間:100分
公開:2023-06-02
製作年度:2023
製作国:日本
配給:KADOKAWA
製作総指揮:
企画プロデュース:白石和彌
製作:堀内大示 藤島ジュリーK. 徳原重之 鈴木仁行 五十嵐淳之
監督:高橋正弥
脚本:及川章太郎
原作:河林満
撮影:袴田竜太郎
音楽:向井秀徳
出演:生田斗真(岩切俊作)、門脇麦(小出有希)、磯村勇斗(木田拓次)、山崎七海(小出恵子)、柚穂(小出久美子)、宮藤官九郎(伏見)、宮世琉弥(今西)、吉澤健(坂上)、池田成志(佐々木課長)、篠原篤(大林)、柴田理恵(竹内)、森下能幸(石川)、田中要次(細川)、大鶴義丹(加東刑事)、尾野真千子(岩切和美)
「凶悪」「孤狼の血」などを送り出してきた白石和彌監督が初プロデュースを手がけ、生田斗真を主演に迎えて送る人間ドラマ。作家・河林満の名編「渇水」を原作に、心の渇きにもがく水道局職員の男が幼い姉妹との交流を通して生きる希望を取り戻していく姿を描く。
市の水道局に勤める岩切俊作は、水道料金を滞納している家庭や店舗を回り、料金徴収および水道を停止する「停水執行」の業務に就いていた。日照り続きの夏、市内に給水制限が発令される中、貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々を送る俊作。妻子との別居生活も長く続き、心の渇きは強くなるばかりだった。そんな折、業務中に育児放棄を受けている幼い姉妹と出会った彼は、その姉妹を自分の子どもと重ね合わせ、救いの手を差し伸べる。
監督は、岩井俊二監督作や宮藤官九郎監督作で助監督を務めてきた高橋正弥。
もしこの作品の脚本を渡されて、出資を誘われれば「今回はご縁がなかったと」謝絶する。本が悪いわけでなく、キャスティングはまあまあではある。しかしテーマが一言で説明しづらい、さらにそれを映像で観客の『腑に落ちる』カタルシスとして描きづらい、という一点で、乗れない。まあ、そういうことだ。
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