2023-096M 「生きる LIVING」☆☆☆★★
原題:LIVING
邦題:生きる LIVING
時間:103分
公開:2023-03-31
製作年度:2022
製作国:イギリス
配給:東宝
製作総指揮:ノーマン・メリー ピーター・ハンプデン ショーン・ウィーラン トーステン・シューマッハー エマ・バーコフスキー オリー・マッデン ダニエル・バトセック カズオ・イシグロ ニック・パウエル
製作:スティーブン・ウーリー エリザベス・カールセン
監督:オリバー・ハーマナス
脚本:カズオ・イシグロ
原作:黒澤明 橋本忍 小国英雄
撮影:ジェイミー・D・ラムジー
音楽:エミリー・レビネイズ=ファルーシュ
出演:ビル・ナイ(ミスター・ウィリアムズ)、エイミー・ルー・ウッド(マーガレット)、アレックス・シャープ(ピーター)、トム・バーク(サザーランド)
黒澤明監督の名作映画「生きる」を、ノーベル賞作家カズオ・イシグロの脚本によりイギリスでリメイクしたヒューマンドラマ。
1953年、第2次世界大戦後のロンドン。仕事一筋に生きてきた公務員ウィリアムズは、自分の人生を空虚で無意味なものと感じていた。そんなある日、彼はガンに冒されていることがわかり、医師から余命半年と宣告される。手遅れになる前に充実した人生を手に入れたいと考えたウィリアムズは、仕事を放棄し、海辺のリゾート地で酒を飲んで馬鹿騒ぎするも満たされない。ロンドンへ戻った彼はかつての部下マーガレットと再会し、バイタリティに溢れる彼女と過ごす中で、自分も新しい一歩を踏み出すことを決意する。
「ラブ・アクチュアリー」などの名優ビル・ナイが主演を務め、ドラマ「セックス・エデュケーション」のエイミー・ルー・ウッドがマーガレットを演じる。
オリジナルでは、主人公のうだつの上がらない小役人を志村喬が見事に造形した。彼の「決意」による感動は、あの風貌だから増幅されたのだろう。さて、ビル・ナイである。端正な英国紳士の風貌で、いかなる渡辺勘治を演じてくれるのか、楽しみである。
と、書いてから観終わったが、概ねオリジナルのストーリーからは逸脱はしていなかった。まあ、当たり前だが。で、ヤクザは出てこなかった。渡辺の肝の据え方を描いていた部分だったのだが残念、というか英国ではムリか?。オリジナルは2時間半あったが、こちらは1時間40分ということもあるか。ブランコはあんなにカットを割っていたっけ?オリジナルを見直さねば。
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