2023-045M 「コンパートメント No.6」☆☆☆
原題:Hytti Nro 6
邦題:コンパートメント No.6
時間:107分
公開:2023-02-10
製作年度:2021
製作国:フィンランド・ロシア・エストニア・ドイツ
配給:アットエンタテインメント
製作総指揮:
製作:ユッシ・ランタマキ エミリア・ハウッカ
監督:ユホ・クオスマネン
脚本:アンドニス・フェルドマニス リビア・ウルマン ユホ・クオスマネン
原作:
撮影:J=P・パッシ
音楽:
出演:セイディ・ハーラ(ラウラ)、ユーリー・ボリソフ(リョーハ)、ディナーラ・ドルカーロワ(イリーナ)、ユリア・アウグ(車掌)、リディア・コスティナ(リョーハの養母)、トミ・アラタロ(ギターを持ったフィンランド人の男)
長編デビュー作「オリ・マキの人生で最も幸せな日」がカンヌ国際映画祭「ある視点」部門の作品賞に輝いたフィンランドの新鋭ユホ・クオスマネンが、同国の作家ロサ・リクソムの小説を基に撮りあげた長編第2作。
1990年代のモスクワ。フィンランドからの留学生ラウラは恋人と一緒に世界最北端駅ムルマンスクのペトログリフ(岩面彫刻)を見に行く予定だったが、恋人に突然断られ1人で出発することに。寝台列車の6号客室に乗り合わせたのはロシア人の炭鉱労働者リョーハで、ラウラは彼の粗野な言動や失礼な態度にうんざりする。しかし長い旅を続ける中で、2人は互いの不器用な優しさや魅力に気づき始める。
2021年・第74回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、グランプリを受賞した。
なんの予備知識もなくシネマカリテに来たが、平日昼間で押すな押すなの満席大盛況。カンヌのグランプリの誘客パワーに改めて驚く。
映画はフィンランドからモスクワに留学している女学生がムルマンスクのペトログリフを見るために列車の一人旅を描くロードムービー。雰囲気は数十年前のシナリオに自由度が少ないアドベンチャーゲームやロールプレイングゲームのような、牽引力に欠けるカビ臭さのあるストーリー。あとはひたすら寒そうな風景、風景。北欧人やロシア人の「寒さへの耐性」をこれでもかと、訴えられる。ゴールに至っては凍死寸前なシチュエーション。ああ、冬に観る映画じゃあないな。
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