2023-039M 「TAR/ター 」☆☆☆★★
原題:TAR
邦題:TAR/ター
時間:158分
公開:2023-05-12
製作年度:2022
製作国:アメリカ
配給:ギャガ
製作総指揮:
製作:トッド・フィールド スコット・ランバート アレクサンドラ・ミルチャン
監督:トッド・フィールド
脚本:トッド・フィールド
原作:
撮影:フロリアン・ホーフマイスター
音楽:ヒドゥル・グドナドッティル
出演:ケイト・ブランシェット、マーク・ストロング、ジュリアン・グローヴァー、ノエミ・メルラン、ニーナ・ホス、アラン・コーデュナー
「イン・ザ・ベッドルーム」「リトル・チルドレン」のトッド・フィールド監督が16年ぶりに手がけた長編作品で、ケイト・ブランシェットを主演に、天才的な才能を持った女性指揮者の苦悩を描いたドラマ。
ドイツの有名オーケストラで、女性としてはじめて首席指揮者に任命されたリディア・ター。天才的能力とたぐいまれなプロデュース力で、その地位を築いた彼女だったが、いまはマーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんなある時、かつて彼女が指導した若手指揮者の訃報が入り、ある疑惑をかけれたターは追い詰められていく。
「アビエイター」「ブルージャスミン」でアカデミー賞を2度受賞しているケイト・ブランシェットが主人公リディア・ターを熱演。2022年・第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、ブランシェットが「アイム・ノット・ゼア」に続き自身2度目のポルピ杯(最優秀女優賞)を受賞。また、第80回ゴールデングローブ賞でも主演女優賞(ドラマ部門)を受賞し、ブランシェットにとってはゴールデングローブ賞通算4度目の受賞となった第95回アカデミー賞では作品、監督、脚本、主演女優ほか計6部門でノミネート。
アカデミー賞の作品賞など6部門ノミネート。昨秋からの様々な映画賞を席巻している話題作だが、中味は謎だった。女性指揮者役のケイト・ブランシェットが凄い、というくらいしか情報が無かった。そして5月公開ということで、観終わった僕も、まだ語れない。もう一度しっかり観て虚実を判断したい。とFBには書いたが、結局のところ「妙なメロディ」「メトロノーム」「襲われた男?」などなどホラーなのかミステリなのか不明な部分が放置されている。「ブラックスワン」のようなメンタル異常だ!ってことでの描写が「現実」「妄想」が錯綜した形で提示されているのだろうか。どうなんだろう、そのあたりを読解するのには一度では難しいかもしれない。ともあれ、ベルリンフィルからドロップして場末の仕事が、東南アジアでオタクたちが集う「モンハンのスクリーンコンサート」ってのが、「堕ちた」感たっぷりに描かれるけど、それはそれで、音楽家たちに(特に大阪から来るはずの、多分日本人の指揮者)に失礼なんじゃないか、なんて思うぞ。
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