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2023-013M 「オットーという男」☆☆☆★★

Sottotoiuotoko原題:A Man Called Otto
邦題:オットーという男
時間:129分
公開:2023-03-10
製作年度:2022
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:マーク・フォースター レネ・ウルフ ルイーズ・ロズナー デビッド・マギー ティム・キング スティーブン・シェアシアン セリア・コスタス
製作:フレドリク・ビークストレム・ニカストロ リタ・ウィルソン トム・ハンクス ゲイリー・ゴーツマン
監督:マーク・フォースター
脚本:ハンネス・ホルム、デビッド・マギー
原作:フレドリック・バックマン
撮影:
音楽:
出演:トム・ハンクス/マリアナ・トレビーニョ/レイチェル・ケラー/マヌエル・ガルシア=ルルフォ/ ジョン・ヒギンズ/トニー・ビンガム/キャメロン・ブリトン/ ピーター・ローソン・ジョーンズ/マックス・パヴェル

ピッツバーグで暮らす頑固者のオットーは愛妻を亡くしてむなしい日々を独りで送っているが、 隣に元気な家族が引っ越して暮らしが騒がしくなる。 始めはその家族との接触を拒んでいたが、次第にその家族に興味をひかれていき、心を開いて打ちとけるようになる...

孤高の老人が、周りの無原罪にも思えるピュアな人々(子供や移民家族)と出会うことによって化学反応をおこし、心が溶けてゆくモチーフ。ある意味『クリスマス・キャロル』以来のしゃぶり尽くされたテーマであり、あとは演じる老人の役者の存在感次第となる。逆に功成り名遂げたベテラン名優の「ご馳走」役なのかもしれない。
思いつくままに挙げると、『グラン・トリノ』(2008年)のクリント・イーストウッド。『ヴィンセントが教えてくれたこと』(2014年)のビル・マーレイ。ケン・ローチ監督が2度目のカンヌ・パルムドール受賞の『わたしは、ダニエル・ブレイク』(2016年)。
本作は、2015年にフレドリック・バックマンのベストセラー小説をスウェーデンで映画化し、大ヒットした『幸せなひとりぼっち』のハリウッド版だ。
主役はトム・ハンクス、なるほど。泣かせる人情ものとして、しっかりした幹がある。原作の勝利でもあるだろうが、ハリウッドが大好きな「イマドキの社会矛盾やdiscrimination」を散りばめて2020年代の物語として構成されている。
主人公の生年が1955年!なことに、いささか心が動揺する。

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