2023-004M 「イメージの本」☆☆★★
原題:Le livre d'image
邦題:イメージの本
時間:84分
公開:2019-04-20
製作年度:2018
製作国:スイス・フランス
配給:コムストック・グループ
製作総指揮:
製作:ファブリス・アラーニョ ミトラ・ファラハニ
監督:ジャン=リュック・ゴダール
脚本:ジャン=リュック・ゴダール
原作:
撮影:ファブリス・アラーニョ
音楽:
出演:(ナレーション)ジャン=リュック・ゴダール
ヌーベルバーグの巨匠ジャン=リュック・ゴダールが、暴力・戦争・不和に満ちた世界への怒りを、様々な絵画・映画・文章・音楽で表現した作品。過去人類がたどってきたアーカイブの断片を中心に、新たに撮り下ろした子どもたちや美しい海辺などの映像を交えながら、ゴダール特有のビビッドな色彩で巧みにコラージュ。5章で構成され、ゴダール自らがナレーションを担当した。2018年・第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、特別に設けられた「スペシャル・パルムドール」を受賞した。
2022年に安楽死したゴダールの、結果として遺作。理解不能なるイメージの断片は、カンヌにして「棚上げなる名誉賞」的に対応。おおまかには、60年代後期に毛沢東思想や原理主義的なマルクス主義思想から迷い込んだ「達成不能な理想郷を実現するために不断の革命を続ける」という、自家中毒にも似た癌化した純粋な現実否定の迷路を、フィルムに焼き付けるとこうなる。という作品だと想像する。いつかは観なければならないと思っていたので、Amazon配信に感謝。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 2023-088M 「ロストケア」☆☆☆★★★(2023.03.22)
- 2023-087M 「シンデレラ 3つの願い」☆☆☆★(2023.03.22)
- 2023-086M 「Single8」☆☆☆★(2023.03.22)
- 2023-085M 「死体の人」☆☆☆★(2023.03.22)
- 2023-084M 「ソフト/クワイエット」☆☆★★★(2023.03.22)
「洋画 あ行」カテゴリの記事
- 2023-082M 「ウーマン・トーキング 私たちの選択」☆☆☆★(2023.03.17)
- 2023-074M 「ウィ、シェフ!」☆☆☆(2023.03.15)
- 2023-071M 「エッフェル塔 創造者の愛」☆☆☆(2023.03.05)
- 2023-067M 「EO イーオー」☆☆★★★(2023.03.03)
- 2023-066M 「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」☆☆☆★(2023.03.03)
コメント