2022-222M 「イニシェリン島の精霊」☆☆☆★★
原題:The Banshees of Inisherin
邦題:イニシェリン島の精霊
時間:109分
公開:2023-01-27
製作年度:2022
製作国:イギリス・アメリカ・アイルランド
配給:ディズニー
製作総指揮:
製作:グレアム・ブロードベント ピーター・チャーニン マーティン・マクドナー
監督:マーティン・マクドナー
脚本:マーティン・マクドナー
原作:
撮影:ベン・デイビス
音楽:カーター・バーウェル
出演:コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン、ケリー・コンドン、バリー・コーガン
「スリー・ビルボード」のマーティン・マクドナー監督が、人の死を予告するというアイルランドの精霊・バンシーをモチーフに描いた人間ドラマ。
1923年、アイルランドの小さな孤島イニシェリン島。住民全員が顔見知りのこの島で暮らすパードリックは、長年の友人コルムから絶縁を言い渡されてしまう。理由もわからないまま、妹や風変わりな隣人の力を借りて事態を解決しようとするが、コルムは頑なに彼を拒絶。ついには、これ以上関わろうとするなら自分の指を切り落とすと宣言する。
「ヒットマンズ・レクイエム」でもマクドナー監督と組んだコリン・ファレルとブレンダン・グリーソンが主人公パードリックと友人コルムをそれぞれ演じる。共演は「エターナルズ」のバリー・コーガン、「スリー・ビルボード」のケリー・コンドン。2022年・第79回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門でマーティン・マクドナーが脚本賞を、コリン・ファレルがポルピ杯(最優秀男優賞)をそれぞれ受賞した。
一昔前、六本木WAVEにあったシネヴィヴァンあたりが上映館としてふさわしいタイプの作品。といえば、わかる人にはわかるだろう。理不尽なほど多様な、作家の世界観が前面にあるタイプの作品の数々が、六本木のスクリーンを染めた。マーティン・マクドナー脚本・監督の本作も、観る者がトラウマになりそうなメランコリックな怪作だ。
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