2022-172M 「靴ひものロンド」☆☆☆★
原題:Lacci
邦題:靴ひものロンド
時間:100分
公開:2022-09-09
製作年度:2020
製作国:イタリア・フランス
配給:樂舎
製作総指揮:
製作:ベッペ・カスケット
監督:ダニエレ・ルケッティ
脚本:ダニエレ・ルケッティ フランチェスコ・ピッコロ
原作:ドメニコ・スタルノーネ
撮影:イバン・カサルグランディ
音楽:
出演:アルバ・ロルヴァケル、ルイジ・ロ・カーショ、ラウラ・モランテ、シルヴィオ・オルランド、ジョヴァンナ・メッゾジョルノ、アドリアーノ・ジャンニーニ、リンダ・カリーディ、フランチェスカ・デ・サピオ
「ワン・モア・ライフ!」「ローマ法王になる日まで」などで知られるイタリアの名匠ダニエレ・ルケッティが、ドメニコ・スタルノーネの小説「靴ひも」を映画化した家族ドラマ。
1980年代の初頭。ナポリで暮らす4人家族の平穏な日々は、父アルドの浮気によって一変した。両親の激しい口論や父の魅力的な愛人、壊れていく母ヴァンダの姿を見つめながら、子どもたちはローマとナポリを行き来する。数年後、離散していた家族はふとしたきっかけで再び一緒に暮らすことに。それからさらに月日は流れ、アルドとヴァンダは夏のバカンスへ出かけるが、帰宅すると家は激しく荒らされており、飼い猫がいなくなっていた。
アルドとヴァンダの若き日を「幸福なラザロ」のアルバ・ロルバケルと「輝ける青春」のルイジ・ロ・カーショ、老年期を「息子の部屋」のラウラ・モランテと「ボローニャの夕暮れ」のシルビオ・オルランドがそれぞれ演じた。「イタリア映画祭2021」では「靴ひも」のタイトルで上映。
テキトーでその場限りの思いつきで行動する男。縋る妻の深謀遠慮。いつからか、仮面を被った子どもたち。なんとも背筋が凍る家族の物語が、時系列を錯綜させてコメディータッチで描かれてゆく。しかし大詰めで、舌を噛み切りたくなるような事が数十秒後に発生する予感で、エンドクレジット。うーむ、欧州映画だ。
60年前なら、妻役は絶対にソフィア・ローレンだったろうなあ。
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