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2022-166M 「デリシュ!」☆☆☆★★

Sdelish原題:Delicieux
邦題:デリシュ!
時間:112分
公開:2022-09-02
製作年度:2020
製作国:フランス・ベルギー
配給:彩プロ
製作総指揮:イブ・フランソワ=マシュエル
製作:クリストフ・ロシニョン フィリップ・ボエファール
監督:エリック・ベナール
脚本:エリック・ベナール ニコラ・ブークリエフ
原作:
撮影:ジャン=マリー・ドルージュ
音楽:クリストフ・ジュリアン
出演:グレゴリー・ガドゥボワ(マンスロン)、イザベル・カレ(ルイーズ)、バンジャマン・ラヴェルネ(シャンフォール公爵)、ギヨーム・ドゥ・トンケデック(イアサント)、クリスチャン・ブイエ(ジャコブ)、ロレンツォ・ルフェーブル(バンジャマン)、マリー=ジュリー・ボー(サン=ジュネ伯爵夫人)

フランス革命前夜の18世紀フランスを舞台に、世界で初めてレストランを作った男の実話をもとに描いた人間ドラマ。

1789年。宮廷料理人マンスロンは、創作料理「デリシュ」にジャガイモを使用したことで貴族たちの反感を買って解雇され、息子を連れて実家へ帰ることに。ある日、マンスロンのもとに謎めいた女性ルイーズが料理を習いたいと訪ねてくる。彼女の熱意に負けて料理を教えることになったマンスロンは、失っていた料理への情熱を徐々に取り戻していく。やがてマンスロンはルイーズと息子の協力を得て、一般人のために開かれた世界初のレストランを開店する。

マンスロンを「オフィサー・アンド・スパイ」のグレゴリー・ガドゥボワ、ルイーズを「ムースの隠遁」のイザベル・カレが演じる。「ブルー・レクイエム」などの脚本家エリック・ベナールが監督を務めた。

原題のデリシュは店名。当初は主人公が料理長を務める公爵家の晩餐で、予定外に出したオードブルの名前だ。しかしそれが原因で公爵家を追われてしまう。彼は故郷の田舎で家業のパン焼きに戻り、世捨て人になってしまう。しかし…。
彼が最終的に創りあげたのは、今のSA的な、田舎の食事がウリの街道の休憩所。これがフランス最初のレストランの開業物語かと思ったら、サスペンスたっぷりな復讐劇にもなり、謎の弟子志願の美魔女まで登場し、あれよあれよと波乱万丈のストーリーに引き込まれていく。18世紀末のコスチュームもので、1789年7月14日のバスチーユ占領の前日譚となっている。
エリック・ベナール監督の保守的なしっかりとした演出に加え、フランス革命後の写実主義絵画にインスパイアされたような、端正で精緻に計算されたフレーミングを魅せた撮影のジャン=マリー・ドルージュにも刮目せざるを得ない。
観ていて、眼福な映像に予断を許さないストーリー。なかなかの傑作だ。

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