2022-183M 「3つの鍵」☆☆☆★★
原題:Tre piani
邦題:3つの鍵
時間:119分
公開:2022-09-16
製作年度:2021
製作国:イタリア・フランス
配給:チャイルド・フィルム
製作総指揮:
製作:ナンニ・モレッティ ドメニコ・プロカッチ
監督:ナンニ・モレッティ
脚本:ナンニ・モレッティ フェデリカ・ポントレモーリ バリア・サンテッラ
原作:エシュコル・ネボ
原案:ナンニ・モレッティ フェデリカ・ポントレモーリ バリア・サンテッラ
撮影:ミケーレ・ダッタナージオ
音楽:フランコ・ピエルサンティ
出演:マルゲリータ・ブイ(ドーラ)、ナンニ・モレッティ(ヴィットリオ)、アレッサンドロ・スペルドゥーティ(アンドレア)、リッカルド・スカマルチョ(ルーチョ)、エレナ・リエッティ(サラ)、キアラ・アバルサルモ(フランチェスカ(7歳))、ジュリア・コッパーリ(フランチェスカ(12歳))、ジェア・ダッロールト(フランチェスカ(17歳))、アルバ・ロルヴァケル(モニカ)、アドリアーノ・ジャンニーニ(ジョルジョ)、アリーチェ・アダーム(ベアトリーチェ(5歳))、レティツィア・アルノー(ベアトリーチェ(10歳))、デニーズ・タントゥッキ(シャルロット)、アンナ・ボナイウート(ジョヴァンナ)、パオロ・グラツィオージ(レナート)、ステファノ・ディオニジ(ロベルト)、トンマーゾ・ラーニョ(ルイージ)、テコ・セリオ(サヴェリオ)、フランチェスコ・アクアローリ(精神科医)、ダリア・デフローリアン(モニカの母)、アレッシア・ジュリアーニ(警察官)、ロッサーナ・モルターラ(弁護士)、ラウラ・ナルディ(心理学者)
「息子の部屋」でカンヌ国際映画祭パルムドール、「親愛なる日記」で同監督賞を受賞しているイタリアの名匠ナンニ・モレッティが、同じアパートに住む3つの家族の素顔が、ひとつの事故をきっかけに次第に露わになっていく様子をスリリングに描いた人間ドラマ。
ローマの高級住宅地にあるアパートに暮らす、3つの家族。それぞれが顔見知り程度で、各家庭の扉の向こう側にある本当の顔は知らない。ある夜、3階に住むジョバンニとドーラの裁判官夫婦の息子アンドレアの運転する車が建物に衝突し、ひとりの女性が亡くなる。同じ夜、2階に住む妊婦のモニカは陣痛が始まり、夫が出張中のためひとりで病院に向かう。1階のルーチョとサラの夫婦は、仕事場で起こったトラブルのため娘を朝まで向かいの老夫婦に預けるが、認知症の老夫と娘が一緒に行方不明になってしまう。
イスラエルの作家エシュコル・ネボの「Three floors up」が原作で、デビュー以来オリジナル作品を手がけてきたモレッティ監督にとっては初の原作ものとなった。出演はマルゲリータ・ブイ、リッカルド・スカマルチョ、アルバ・ロルバケルら。
同じアパートに住む四つの家族の10年にわたる群像劇。久しぶりにオーソドックスなイタリア中産階級のドラマ。ナンニ・モレッティ監督による、しっかりした楷書体のような仕上がり。
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