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2022-120M 「浮草」☆☆☆★★★

Sukikusa原題:Floating Weeds
邦題:浮草
時間:119分
公開:1959-11-17
製作年度:1959
製作国:日本
配給:大映
製作総指揮:
製作:永田雅一
監督:小津安二郎
脚本:野田高梧 小津安二郎
原作:
撮影:宮川一夫
音楽:斎藤高順
出演:中村鴈治郎、京マチ子、若尾文子、川口浩、杉村春子、野添ひとみ、笠智衆

「お早よう」のコンビ野田高梧と小津安二郎の共同脚本を小津安二郎が監督したもので、ドサ廻り一座の浮草稼業ぶりを描いたもの。撮影は「鍵(1959)」の宮川一夫が担当した。志摩半島の西南端にある小さな港町。そこの相生座に何年ぶりかで嵐駒十郎一座がかかった。座長の駒十郎を筆頭に、すみ子、加代、吉之助など総勢十五人、知多半島一帯を廻って来た一座だ。駒十郎とすみ子の仲は一座の誰もが知っていた。だがこの土地には、駒十郎が三十代の頃に子供まで生ませたお芳が移り住んで、駒十郎を待っていた。
松竹ならぬ大映作品。

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2022-119M 「カセットテープ・ダイアリーズ」☆☆☆★

Scasetdiary原題:Blinded by the Light
邦題:カセットテープ・ダイアリーズ
時間:117分
公開:2020-07-03
製作年度:2019
製作国:イギリス
配給:ポニーキャニオン
製作総指揮:トーリー・メッツガー ルネー・ウィット ピーター・タッチ スティーブン・スペンス ハンナ・リーダー トレイシー・ナース ポール・マエダ・バージェス
製作:グリンダ・チャーダ ジェーン・バークレイ ジャマル・ダニエル
監督:グリンダ・チャーダ
脚本:サルフラズ・マンズール グリンダ・チャーダ ポール・マエダ・バージェス
原作:サルフラズ・マンズール
撮影:ベン・スミサード
音楽:A・R・ラフマーン
出演:ロナック・チャーダ・バージェス(ジャベド(10歳))、ビリー・バラット(マット(10歳))、ヴィヴェイク・カルラ(ジャベド)、クルヴィンダー・ギール(マリク)、ミーラ・ガナトラ(ヌール)、ニキータ・メータ(シャジア)、タラ・ディヴィナ(ヤズミン)、ディーン=チャールズ・チャップマン(マット)、ロブ・ブライドン(マットの父)、ネル・ウィリアムズ(イライザ)、アーロン・ファグラ(ループス)、ヘイリー・アトウェル(クレイ先生)、デヴィッド・ヘイマン(エバンズ)、ロレイン・アシュボーン(キャシー)、サリー・フィリップス(アンダーソン先生)

1980年代のイギリスを舞台に、パキスタン移民の少年がブルース・スプリングスティーンの音楽に影響を受けながら成長していく姿を描いた青春音楽ドラマ。87年、イギリスの田舎町ルートン。音楽好きなパキスタン系の高校生ジャベドは、閉鎖的な町の中で受ける人種差別や、保守的な親から価値観を押し付けられることに鬱屈とした思いを抱えていた。しかしある日、ブルース・スプリングスティーンの音楽を知ったことをきっかけに、彼の人生は変わり始める。出演は「キャプテン・アメリカ」シリーズのヘイリー・アトウェル、「1917 命をかけた伝令」のディーン=チャールズ・チャップマン。監督は「ベッカムに恋して」のグリンダ・チャーダ。
ブルースの楽曲があたかもミュージカルのような使われ方をする新機軸。

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2022-118M 「アダム&アダム」☆☆☆

Sadamadam原題:The Adam Project
邦題:アダム&アダム
時間:106分
公開:2022-03-11配信
製作年度:2022
製作国:アメリカ
配給:Netflix
製作総指揮:メアリー・マクラグレン ジョシュ・マクラグレン ダン・レビン ダン・コーエン ジョージ・デューイ パトリック・グーイング ジェニファー・フラケット マーク・レビン
製作:デビッド・エリソン ダナ・ゴールドバーグ ドン・グレンジャー ショーン・レビ ライアン・レイノルズ
監督:ショーン・レビ
脚本:ジョナサン・トロッパー T・S・ノーリン ジェニファー・フラケット マーク・レビン
原作:
撮影:トビアス・シュリッスラー
音楽:ロブ・シモンセン
出演:ライアン・レイノルズ、マーク・ラファロ、ジェニファー・ガーナー、ウォーカー・スコーベル、ゾーイ・サルダナ、キャサリン・キーナー、アレックス・マラリ・Jr

「デッドプール」「レッド・ノーティス」のライアン・レイノルズと「ナイト ミュージアム」のショーン・レビ監督が、「フリー・ガイ」に続きタッグを組んで手がけたタイムトラベルアドベンチャー。科学技術が発達した2050年。戦闘機パイロットのアダム・リードは、あることをきっかけに、「タイムトラベル技術の発明を阻止し、未来の世界を救う」というミッションに挑むことになる。全ての鍵を握る2018年の世界に向かうアダムだったが、アクシデントに見舞われ、到着したのは2022年の世界だった。そこでアダムは、いじめられっ子だが生意気盛りだった12歳の自分に出会う。大人と少年の2人のアダムは、かみ合わないながらも時空を超えた冒険を繰り広げ、その中で次第に絆を育んでいく。アダムの父役でマーク・ラファロ、アダムの妻役でゾーイ・サルダナが共演。Netflixで2022年3月11日から配信。

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2022-117M 「ドロステのはてで僕ら」☆☆☆★★

Sdorosutenohatenibokura邦題:ドロステのはてで僕ら
時間:70分
公開:2020-06-05
製作年度:2020
製作国:日本
配給:トリウッド
製作総指揮:
製作:大槻貴宏 吉田和睦
監督:山口淳太
脚本:上田誠
原作:上田誠
撮影:山口淳太
音楽:滝本晃司
出演:土佐和成(カトウ)、朝倉あき(メグミ)、藤谷理子(アヤ)、石田剛太(コミヤ)、酒井善史(オザワ)、諏訪雅(タナベ)、中川晴樹(ナリタ)、角田貴志(フルヤ)、永野宗典(キンジョウ)、本多力(イシヅカ)

「サマータイムマシン・ブルース」などで知られる人気劇団「ヨーロッパ企画」の短編映画「ハウリング」をリブートした劇団初となるオリジナル長編映画。とある雑居ビルの2階。カトウがテレビの中から声がするので画面を見ると、そこには自分の顔が映っていた。画面の中のカトウから「オレは2分後のオレ」と語りかけられるカトウ。どうやらカトウのいる2階の部屋と1階のカフェが、2分の時差でつながっているらしい。「タイムテレビ」 の存在を知った仲間たちは、テレビとテレビを向かい合わせて、もっと先の未来を知ろうと躍起になるが……。主人公カトウ役の土佐和成をはじめとする劇団メンバーのほか、朝倉あき、藤谷理子らが出演。原案・脚本を劇団の代表である上田誠、監督を劇団の映像ディレクター、山口淳太が務める。
「今」が持続できるなら、遙か未来のバタフライ効果なんか知ったこっちゃない!という勇気あるクライマックスに草。

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2022-116M 「千年女優」☆☆☆★★★

Ssennnennjoyu邦題:千年女優
時間:87分
公開:2002-09-14
製作年度:2001
製作国:日本
配給:クロックワークス
製作総指揮:
製作:真木太郎
監督:今敏
脚本:村井さだゆき 今敏
原作:今敏
撮影:白井久男
音楽:平沢進
出演:荘司美代子、小山茉美、折笠富美子、飯塚昭三、津田匠子、鈴置洋孝、京田尚子、山寺宏一、津嘉山正種

「パーフェクト・ブルー」の今敏監督が、数十年にわたり1人の男性を思い続けた女優の姿を、時間や空間を超えて描くオリジナル長編アニメーション。小さな映像制作会社の社長・立花は、かつて一世を風靡した昭和の大女優・藤原千代子のドキュメンタリーを作るため、人里離れた千代子の邸宅を訪れる。30年前に突如として銀幕から姿を消し、隠遁生活を送っていた千代子は、立花が持参した1本の鍵を見て、思い出を語りはじめる。千代子の語りは、いつしか現実と映画のエピソードが渾然一体となり、波乱万丈の物語へと発展していく。第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門では、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」と同時に大賞を受賞。そのほか、第33回シッチェス・カタロニア国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞するなど、国内外で高い評価を獲得し、ドリームワークスにより世界配給もされた。
20年以上経ても、新鮮な感動が古びない。2010年に逝った、今敏という早世の天才の代表作。

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2022-115M 「佐々木、イン、マイマイン」☆☆☆★★

Ssaki邦題:佐々木、イン、マイマイン
時間:119分
公開:2020-11-27
製作年度:2020
製作国:日本
配給:パルコ
製作総指揮:
製作:汐田海平
監督:内山拓也
脚本:内山拓也 細川岳
原作:
撮影:四宮秀俊
音楽:
出演:藤原季節(石井悠二)、細川岳(佐々木)、萩原みのり(ユキ)、遊屋慎太郎(多田)、森優作(木村)、小西桜子(一ノ瀬)、河合優実(苗村)、井口理(吉村)

初監督作品「ヴァニタス」がPFFアワード2016観客賞を受賞し、人気バンド「King Gnu」や平井堅のMVなどを手がける内山拓也監督の青春映画。俳優になるために上京したものの鳴かず飛ばずで、同棲中のユキとの生活もうまくいかない日々を送って悠二は、高校の同級生の多田と再会をする。悠二は多田との再会で、在学当時にヒーロー的存在だった佐々木との日々を思い起こす。悠二はある舞台出演のため稽古に参加するが、稽古が進むにつれ、舞台の内容が過去と現在にリンクし、悠二の日常が加速していく。そんな矢先、悠二の電話に佐々木から数年ぶりの電話がかかってくる。主人公・悠二役を「his」の藤原季節が演じるほか、細川岳、萩原みのり、遊屋慎太郎、森優作、小西桜子、河合優実、「King Gnu」の井口理、鈴木卓爾、村上虹郎らが脇を固める。
極めて演劇的な高揚感あるクライマックスの描写が小気味よい。

 

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2022-114M 「アーミー・オブ・シーブズ」☆☆☆★

Sarmyobthieves原題:Army of Thieves
邦題:アーミー・オブ・シーブズ
時間:129分
公開:2021-10-29
製作年度:2021
製作国:アメリカ
配給:Netflix
製作総指揮:ミシャ・ブコウスキー フランク・クシェ
製作:デボラ・スナイダー ザック・スナイダー ウェスリー・カラー ダン・マーグ マティアス・シュバイクホファー
監督:マティアス・シュバイクホファー
脚本:シェイ・ハッテン
原作:ザック・スナイダー シェイ・ハッテン
撮影:ベルンハルト・ヤスパー
音楽:ハンス・ジマー スティーブ・マッツァーロ
出演:マティアス・シュヴァイクホファー、ナタリー・エマニュエル、ルビー・O・フィー、スチュアート・マーティン、グズ・カーン、ジョナタン・コエン

ザック・スナイダー監督によるゾンビアクション「アーミー・オブ・ザ・デッド」の前日譚となるクライムコメディ。同作で印象を残したドイツ人鍵師ルドウィックを主人公に、マティアス・シュバイクホファーが引き続き同役を演じ、自ら監督も務めた。アメリカでゾンビが大量発生しはじめた頃。ドイツで銀行員として働きながら金庫破りの腕を磨くセバスティアンは、謎の女性グウェンから声を掛けられる。彼女は凄腕のスリ師で、自分たちの銀行強盗団にセバスティアンをスカウト。セバスティアンは個性的な強盗団のメンバーたちと共に欧州各地をめぐり、難攻不落と名高い3つの金庫を狙うが……。共演に「ワイルド・スピード」シリーズのナタリー・エマニュエル、「ポーラー 狙われた暗殺者」のルビー・O・フィー。Netflixで2021年10月29日から配信。

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2022-113M 「人質 韓国トップスター誘拐事件」☆☆☆

Shitojiti原題:Hostage: Missing Celebrity
邦題:人質 韓国トップスター誘拐事件
時間:94分
公開:2022-09-09
製作年度:2021
製作国:韓国
配給:ツイン
製作総指揮:キム・ウテク
製作:リュ・スンワン
監督:ピル・カムソン
脚本:ピル・カムソン
原作:
撮影:チェ・ヨンファン
音楽:キム・テソン
出演:ファン・ジョンミン、イ・ユミ、リュ・ギョンス

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2022-112M 「メタモルフォーゼの縁側」☆☆☆★★

Smetamoruengawa邦題:メタモルフォーゼの縁側
時間:118分
公開:2022-06-17
製作年度:2022
製作国:日本
配給:日活
製作総指揮:
製作:沢桂一 鳥羽乾二郎 長澤一史
監督:狩山俊輔
脚本:岡田惠和
原作:鶴谷香央理
撮影:谷康生
音楽:T字路s
出演:芦田愛菜(佐山うらら)、宮本信子(市野井雪)、高橋恭平(河村紡)、古川琴音(コメダ優)、汐谷友希(橋本英莉)、伊東妙子、菊池和澄、大岡周太朗、生田智子(花江)、光石研(沼田)

鶴谷香央理の漫画「メタモルフォーゼの縁側」を芦田愛菜と宮本信子の共演で実写映画化し、ボーイズラブ漫画を通してつながる女子高生と老婦人の交流を描いた人間ドラマ。毎晩こっそりBL漫画を楽しんでいる17歳の女子高生・うららと、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳の老婦人・雪。ある日、うららがアルバイトする本屋に雪がやって来る。美しい表紙にひかれてBL漫画を手に取った雪は、初めてのぞく世界に驚きつつも、男の子たちが繰り広げる恋物語に魅了される。BL漫画の話題で意気投合したうららと雪は、雪の家の縁側で一緒に漫画を読んでは語り合うようになり、立場も年齢も超えて友情を育んでいく。「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の岡田惠和が脚本を手がけ、「青くて痛くて脆い」の狩山俊輔が監督を務めた。

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2022-111M 「ストーリー・オブ・マイ・ワイフ」☆☆☆

Sstryofmywife2022原題:A felesegem tortenete
邦題:ストーリー・オブ・マイ・ワイフ
時間:169分
公開:2022-08-12
製作年度:2021
製作国:ハンガリー・ドイツ・フランス・イタリア
配給:彩プロ
製作総指揮:
製作:モニカ・メーチ
監督:イルディコー・エニェディ
脚本:イルディコー・エニェディ
原作:
撮影:マルツェル・レーブ
音楽:アダム・バラージュ
出演:レア・セドゥ、ハイス・ナバー、ルイ・ガレル、セルジオ・ルビーニ、ルナ・ヴェドラー、ジャスミン・トリンカ、ロマーヌ・ボーランジェ

2021年・第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品。
1920年のマルタ共和国。船長のヤコブ(ハイス・ナバ―)は、カフェに最初に入ってきた女性と結婚するという賭けを友人とする。そこにリジ―(レア・セドゥ)という美しい女性が入ってくる。ヤコブは初対面のリジ―に結婚を申し込む。その週末、二人だけの結婚の儀式を行う。幸せなひと時を過ごしていたが、リジ―の友人デダン(ルイ・ガレル)の登場によりヤコブは二人の仲を怪しみ嫉妬を覚えるようになる…。
まあ、長い割には中身が薄い。レア・セドゥがエッチな雰囲気なので★増加。

 

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2022-110 「PLAN 75」☆☆☆★

Splan75邦題:PLAN 75
時間:112分
公開:2022-06-17
製作年度:2022
製作国:日本・フランス・フィリピン・カタール
配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作総指揮:小西啓介 水野詠子 國實瑞惠 石垣裕之 フレデリック・コルベ ウィルフレド・C・マナーラン
製作:水野詠子 ジェイソン・グレイ フレデリック・コルベ マエバ・サビニャン
監督:早川千絵
脚本:早川千絵、ジェイソン・グレイ
原作:
撮影:浦田秀穂
音楽:レミ・ブバル
出演:倍賞千恵子、磯村勇斗、たかお鷹、河合優実、ステファニー・アリアン、大方斐紗子、串田和美

これが長編デビュー作となる早川千絵監督が、是枝裕和監督が総合監修を務めたオムニバス映画「十年 Ten Years Japan」の一編として発表した短編「PLAN75」を自ら長編化。75歳以上が自ら生死を選択できる制度が施行された近未来の日本を舞台に、その制度に翻弄される人々の行く末を描く。少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。満75歳から生死の選択権を与える制度「プラン75」が国会で可決・施行され、当初は様々な議論を呼んだものの、超高齢化社会の問題解決策として世間に受け入れらた。夫と死別し、ひとり静かに暮らす78歳の角谷ミチは、ホテルの客室清掃員として働いていたが、ある日突然、高齢を理由に解雇されてしまう。住む場所も失いそうになった彼女は、「プラン75」の申請を検討し始める。一方、市役所の「プラン75」申請窓口で働くヒロムや、死を選んだお年寄りにその日が来るまでサポートするコールセンタースタッフの瑶子らは、「プラン75」という制度の在り方に疑問を抱くようになる。年齢による命の線引きというセンセーショナルな題材を細やかな演出とともに描き、初長編監督作にして第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品。初長編作品に与えられるカメラドールのスペシャルメンション(次点)に選ばれた。ミチ役で倍賞千恵子が主演。磯村勇斗、たかお鷹、河合優実らが共演する。
 予告では、自発性姥捨て山系ディストピアものとしてアピールしている。果たしてどう裏切ってくれるか楽しみ。なぜ欧州が一定の評価をしてのか。最近の邦画「鈴木さん」や洋画では「ザ・サークル」のような、羊頭狗肉なワンアイデアに辟易しているので。
 数カ国から映画助成金を集めてる。凄い組成だ。落ち着いた、若さが出すぎない演出も、詰めの説明が雑。音楽が素晴らしかった。外国の方だった。
 主題の是非は観客にぶん投げているが、シニカルな寓話になっておらず、リアルな、検討すべき政策だとも思わせる。それほど高齢化は「映画でディストピアとして描く」というシャレにならないほど深刻。
 楢山節考が僕らの世代には刺さります。すなわち老母と生活を共にする、という状況での母子愛と「口減らし」という掟の葛藤の物語。本作は、「今」の高齢者、家族を喪失し、孤独独居の(かつて景気が良く、元気にイケイケだった)高齢者の処置に、絶望の安楽死を合法的に選択できる社会を描いています。まあ現代の「口減らし」の掟の別名ですね、PLAN75は。聞きとれませんでしたが、政府は対象年齢を65に計画してるような背景もあるようでした。昭和の僕らは「楢山節考」に素直に感涙を流せますが、本作は背筋が凍る。家族とか集落とかのレベルでなく、日本国としての口減らし政策のマルチバースな未来。

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2022-109M 「峠 最後のサムライ」☆☆☆★

Stohge邦題:峠 最後のサムライ
時間:114分
公開:2022-06-17
製作年度:2022
製作国:日本
配給:松竹、アスミック・エース
製作総指揮:
製作:大角正 木下直哉
監督:小泉堯史
脚本:小泉堯史
原作:司馬遼太郎
撮影:上田正治 北澤弘之
音楽:加古隆
出演:役所広司(河井継之助)、松たか子(おすが)、香川京子(お貞)、田中泯(河井代右衛門)、永山絢斗(松蔵)、芳根京子(むつ)、坂東龍汰(小山正太郎)、榎木孝明(川島億次郎)、渡辺大(花輪求馬)、AKIRA(山本帯刀)、東出昌大(徳川慶喜)、佐々木蔵之介(小山良運)、井川比佐志(月泉和尚)、山本學(老人)、吉岡秀隆(岩村精一郎)、仲代達矢(牧野忠恭(雪堂))

幕末の動乱期を描いた司馬遼太郎の長編時代小説「峠」を、「雨あがる」「蜩ノ記」の小泉堯史監督のメガホン、役所広司、松たか子、田中泯、香川京子、佐々木蔵之介、仲代達矢ら日本映画界を代表する豪華キャストの共演で映画化。徳川慶喜の大政奉還によって、260年余りにも及んだ江戸時代が終焉を迎えた。そんな動乱の時代に、越後長岡藩牧野家家臣・河井継之助は幕府側、官軍側のどちらにも属することなく、越後長岡藩の中立と独立を目指していた。藩の運命をかけた継之助の壮大な信念が、幕末の混沌とした日本を変えようとしていた。「蜩ノ記」に続いて小泉監督作に主演する役所が主人公となる継之助に扮し、継之助を支え続ける妻おすがを松が演じる。
ニッポンが震えても、僕は震えなかったし、「熱い心」は伝わらなかった。

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2022-108M 「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」☆☆☆★

Spascavilldog邦題:バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版
時間:119分
公開:2022-06-17
製作年度:2022
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:小川晋一 松岡宏泰 石塚紘太
監督:西谷弘
脚本:東山狭
原作:アーサー・コナン・ドイル
撮影:山本英夫
音楽:菅野祐悟
出演:ディーン・フジオカ(誉獅子雄)、岩田剛典(若宮潤一)、新木優子(蓮壁紅)、広末涼子(冨楽朗子)、村上虹郎(蓮壁千里)、渋川清彦(冨楽雷太)、西村まさ彦(千鶴男)、山田真歩(小暮クミコ)、佐々木蔵之介(江藤礼二)、小泉孝太郎(捨井遥人)、稲森いずみ(蓮壁依羅)、椎名桔平(馬場杜夫)

アーサー・コナン・ドイルの名作探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案に、ディーン・フジオカ演じる犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄と岩田剛典演じる精神科医・若宮潤一が数々の難事件に挑む姿を描いたテレビドラマ「シャーロック」の劇場版。原作シリーズの中でも人気の高い「バスカヴィル家の犬」をモチーフに、不気味な島で暮らす華麗な一族をめぐる事件を描く。瀬戸内海の離島で、日本有数の資産家が莫大な遺産を遺して変死した。資産家は死の直前に、娘の誘拐未遂事件の犯人捜索を若宮に依頼していた。真相を探るべく島へやって来た獅子雄と若宮の前に現れたのは、異様なたたずまいの洋館と、そこに住まう華麗な一族の面々と怪しい関係者たち。島に古くから伝わる不気味な魔犬の呪いが囁かれる中、島内で新たな事件が連鎖的に発生し……。監督は「容疑者Xの献身」の西谷弘。
ドラマを見ていないので予習ご出来ていない。世界観が不明なまま鑑賞へ。
ドイルの原案だというが、チゲーだろう。

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2022-107M 「ガン・ホー」☆☆☆

Sgunho原題:Gung Ho
邦題:ガン・ホー
時間:112分
公開:未公開
製作年度:1986
製作国:アメリカ
配給:パラマウント映画
製作総指揮:ロン・ハワード
製作:デボラ・ブラム トニー・ガンツ
監督:ロン・ハワード
脚本:ローウェル・ガンツ ババルー・マンデル
原作:エドウィン・ブラム ローウェル・ガンツ ババルー・マンデル
撮影:ドナルド・ピーターマン
音楽:トーマス・ニューマン
出演:マイケル・キートン, ゲディ・ワタナベ, ジョージ・ウェント, ミミ・ロジャース, 山村聡, ジョン・タートゥーロ, ロン・ハワード

のちに『ビューティフル・マインド』でアカデミー監督賞を受賞するロン・ハワードが1986年に当時バブル期だった日本を取り上げ、文化・経済面での“日米摩擦”をテーマに製作した喜劇映画。当時、アメリカで公開された際にはヒットを記録し、その後テレビドラマ版も製作されたが、日本に対する見方や日本文化に対する描写などが的確すぎたため日本ではビデオ発売のみとなっていた。作品自体に賛否両論があるが、大筋は労働者と管理職、地元とよそ者の対立と和解という展開であり、喜劇映画定番のさわやかなエンディングで締めている。
アマゾンプライムでレンタル。

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2022-106M 「劇場版 ねこ物件」☆☆★★★

Snekobukken邦題:劇場版 ねこ物件
時間:93分
公開:2022-08
製作年度:2022
製作国:日本
配給:AMGエンタテインメント
製作総指揮:吉田尚剛
製作:
監督:綾部真弥 田口桂
脚本:綾部真弥
原作:
撮影:小島悠介
音楽:沢田ヒロユキ ペイズリィ8
出演:古川雄輝、細田佳央太、上村海成、本田剛文、松大航也、金子隼也、山谷花純、長井短、竜雷太

ドラマを観ておらず、世界観(ゆるふわ系)に入ることができなかった。

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2022-105M 「さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について」☆☆★★★

Sfebian原題:Fabian oder Der Gang vor die Hunde
邦題:さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について
時間:178分
公開:2022-06-10
製作年度:2021
製作国:ドイツ
配給:ムヴィオラ
製作総指揮:
製作:フェリックス・フォン・ベーム
監督:ドミニク・グラフ
脚本:コンスタンティン・リープ ドミニク・グラフ
原作:エーリッヒ・ケストナー
撮影:ハンノ・レンツ
音楽:スベン・ロッセンバッハ フロリアン・ファン・フォルクセン
出演:トム・シリング(ヤーコプ・ファビアン)、アルブレヒト・シュッヘ(シュテファン・ラブーデ)、ザスキア・ローゼンダール(コルネリア・バッテンベルク)、ミヒャエル・ヴィッテンボルン(ラブーデ弁護士)、ペトラ・カルクチュケ(ファビアン夫人)、エルマー・グートマン(ファビアン氏)、アリョーシャ・シュタデルマン(マーカルト監督)、アンヌ・ベネント(ルート・ライター男爵)、メレト・ベッカー(イレーネ・モル)

ドイツの児童文学作家エーリッヒ・ケストナーが1931年に発表した大人向け長編小説「ファビアン あるモラリストの物語」を、「コーヒーをめぐる冒険」のトム・シリング主演で映画化。1931年、ベルリン。時代は狂躁と頽廃の20年代から出口の見えない不況へと移り変わり、人々の心の隙間に入り込むようにナチズムの足音が忍び寄る。作家志望の青年ファビアンは、目的のない無為な日々を過ごしていた。女優を夢見るコルネリアとの恋や、唯一の親友であるラブーデの破滅。世界が大きく変わる予感と不安の中、ファビアンはどこへ行くべきか惑い、焦りを募らせていく。やがてコルネリアは女優の夢をかなえるためファビアンのもとを離れるが……。コルネリアを演じるのは「ある画家の数奇な運命」でもシリングと共演したサスキア・ローゼンタール。監督は、ドイツでテレビ映画を中心に手がけてきたドミニク・グラフ。2021年・第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品。
178分!老人には辛い尺だ。

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2022-104M 「極主夫道 ザ・シネマ」☆☆★★

Sgokushufudo邦題:極主夫道 ザ・シネマ
時間:117分
公開:2022-06-03
製作年度:2022
製作国:日本
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:
製作:竹内寛 沢桂一 ウィリアム・アイアトン 森川真行 葵てるよし
監督:瑠東東一郎
脚本:宇田学
原作:おおのこうすけ
撮影:高野学
音楽:瀬川英史
出演:玉木宏(龍)、川口春奈(美久)、志尊淳(雅)、古川雄大(酒井タツキ)、玉城ティナ(大前ゆかり)、MEGUMI(田中和子)、安井順平(佐渡島幸平)、田中道子(太田佳世)、白鳥玉季(向日葵)、中川大輔(井田昇)、片岡久道(岡野純)、水橋研二(遠野誠)、本多力(三宅亮)、くっきー!、橋本じゅん(大城山國光)、滝藤賢一(虎二郎)、稲森いずみ(江口雲雀)、竹中直人(江口菊次郎)、吉田鋼太郎(近藤)、松本まりか(虎春)、安達祐実(白石園長先生)、新川優愛(佳純)、渡辺邦斗(和馬)、猪塚健太(山本)、藤田朋子(加藤)

おおのこうすけの同名コミックを原作とする人気テレビドラマ「極主夫道」を映画化。かつて「不死身の龍」と恐れられた伝説の極道・黒田龍は結婚をきっかけに足を洗い、現在は専業主夫として平穏な毎日を過ごしていた。そんなある日、街に凶悪な地上げ屋が現れ、ターゲットの保育園に執拗な嫌がらせを始める。龍は元舎弟の雅とともに保育園の用心棒を引き受けるが、地上げ屋の行動はエスカレート。元武闘派ヤクザのクレープ屋・虎二郎やその妹で元レディース総長の虎春も龍の仲間に加わる中、思わぬトラブルが次々と発生し……。キャストには主演の玉木宏をはじめ、川口春奈、志尊淳らドラマ版のメンバーが続投するほか、吉田鋼太郎、松本まりか、安達祐実が新たに参加。「劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD」の瑠東東一郎監督がドラマ版に続いてメガホンをとる。
ドラマは配信でコンプリートし、予習完了で臨む。だが、テレビシリーズの延長なだけで、プロット的に錬磨が足りず、スケール感もなし。残念ながら、キャラをたててある脇の個人芸も空回りぎみ。

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2022-103M 「オフィサー・アンド・スパイ」☆☆☆★

Sofficeandspy原題:J'accuse
邦題:オフィサー・アンド・スパイ
時間:131分
公開:2022-06-03
製作年度:2019
製作国:フランス・イタリア
配給:ロングライド
製作総指揮:
製作:アラン・ゴールドマン
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロバート・ハリス ロマン・ポランスキー
原作:
撮影:パベル・エデルマン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:ジャン・デュジャルダン(ピカール)、ルイ・ガレル(ドレフュス)、エマニュエル・セニエ(ポーリーヌ)、グレゴリー・ガドゥボワ(アンリ)、エルヴェ・ピエール(ゴンス将軍)、ウラディミール・ヨルダノフ(メルシエ将軍)、ディディエ・サンドル(ボワデッフル将軍)、メルヴィル・プポー(ラボリ弁護士)、エリック・リュフ(サンデール大佐)、マチュー・アマルリック(ベルティヨン)

「戦場のピアニスト」「ゴーストライター」のロマン・ポランスキーが19世紀フランスで実際に起きた冤罪事件“ドレフュス事件”を映画化した歴史サスペンス。作家ロバート・ハリスの同名小説を原作に、権力に立ち向かった男の不屈の闘いと逆転劇を壮大なスケールで描き、2019年・第76回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞した。1894年、ユダヤ系のフランス陸軍大尉ドレフュスが、ドイツに軍事機密を漏洩したスパイ容疑で終身刑を言い渡された。対敵情報活動を率いるピカール中佐はドレフュスの無実を示す証拠を発見し上官に対処を迫るが、隠蔽を図ろうとする上層部から左遷を命じられてしまう。ピカールは作家ゾラらに支援を求め、腐敗した権力や反ユダヤ勢力との過酷な闘いに身を投じていく。ピカールを「アーティスト」のジャン・デュジャルダン、ドレフュスを「グッバイ・ゴダール!」のルイ・ガレルが演じた。
左翼が利用しそうな話だなあ。国家、軍部の隠蔽による予断冤罪事件の映画化。最後に人事に文句を直訴するドレフェスって実はけっこう嫌な性格なのだろうな。ぼくが上司だったら排除するよ。

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2022-102M 「君を想い、バスに乗る」☆☆☆★

Skimiwoomoibasuninoru原題:The Last Bus
邦題:君を想い、バスに乗る
時間:86分
公開:2022-06-03
製作年度:2021
製作国:イギリス
配給:HIGH BROW CINEMA
製作総指揮:フィル・ハント コンプトン・ロス ジェームズ・アザートン ジャン・ペイス ティエリー・ウェイズ=ベイリー ヘンリエット・ウォルマン ジェニファー・アーミテージ ノーマン・メリー ピーター・ハンプデン ティモシー・スポール
製作:ロイ・ボウルター ソロン・パパドプーロス
監督:ギリーズ・マッキノン
脚本:ジョー・エインズワース
原作:
撮影:ジョージ・キャメロン・ゲッデス
音楽:ニック・ロイド・ウェバー
出演:ティモシー・スポール、フィリス・ローガン

最愛の妻に先立たれた老人がイギリス縦断の旅に出る姿を描いたヒューマンドラマ。愛する妻メアリーを亡くしたばかりのトム・ハーパーは、かつてメアリーと出会った場所を訪れるため、ローカルバスのフリーパスを利用してイギリス縦断の旅に出ることを決める。50年暮らした家のあるスコットランド最北端の村ジョン・オ・グローツを離れ、イギリス最南端の岬ランズ・エンドを目指して、様々な人と出会い、トラブルに巻き込まれながらも、トムは妻と交わしたある約束を胸に旅を続ける。「ターナー、光に愛を求めて」「ハリー・ポッター」シリーズのティモシー・スポールが主演を務め、実年齢より30歳近く年老いた役を特殊メイクなしで演じた。亡き妻メアリー役に「ダウントン・アビー」シリーズのフィリス・ローガン。「ウイスキーと2人の花嫁」「グッバイ・モロッコ」のギリーズ・マッキノン監督がメガホンをとった。
イギリス縦断!路線バスの旅。

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2022-101M 「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」☆☆☆★

Shagaren2022suka 邦題:鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー
時間:125分
公開:2022-05-20
製作年度:2022
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
製作総指揮:
製作:東立 高橋雅美 池田宏之 阿部隆二 藤島ジュリーK. 森田圭 岩上敦宏 細野義朗 中野伸二
監督:曽利文彦
脚本:曽利文彦 宮本武史
原作:荒川弘
撮影:橋本桂二
音楽:北里玲二
出演:山田涼介(エドワード・エルリック)、本田翼(ウィンリィ・ロックベル)、ディーン・フジオカ(ロイ・マスタング大佐)、蓮佛美沙子(リザ・ホークアイ中尉)、本郷奏多(エンヴィー)、黒島結菜(ランファン)、渡邊圭祐(リン・ヤオ役/グリード)、寺田心(セリム)、内山信二(グラトニー)、大貫勇輔、ロン・モンロウ(メイ・チャン)、水石亜飛夢、奥貫薫(サラ・ロックベル)、高橋努、堀内敬子、丸山智己、遼河はるひ(イズミ・カーティス)、平岡祐太、山田裕貴(ゾルフ・J・キンブリー)、麿赤兒、大和田伸也、舘ひろし(キング・ブラッドレイ)、藤木直人(ユーリ・ロックベル)、山本耕史(アレックス・ルイ・アームストロング)、筧利夫(フー)、杉本哲太、栗山千明(オリヴィエ・ミラ・アームストロング)、風吹ジュン(ピナコ・ロックベル)、佐藤隆太(マース・ヒューズ中佐)、仲間由紀恵(トリシャ・エルリック)、新田真剣佑(スカー)、内野聖陽(ヴァン・ホーエンハイム役/お父様)

荒川弘の大ヒット漫画を実写映画化した「鋼の錬金術師」の続編となる完結編2部作の前編。亡き母に会いたい一心で錬金術最大の禁忌である人体錬成に挑んで失敗し、失った体を取り戻すため旅を続ける兄弟エドとアル。彼らが訪れた中央(セントラル)では、国家錬金術師ばかりを狙った殺人事件が相次いでいた。犯人は正体不明で、額に十字傷を持つことから「傷の男(スカー)」と呼ばれている。エドとアルも命を狙われ応戦するが、圧倒的な強さを誇るスカーに機械鎧(オートメイル)を破壊され、絶体絶命に追い込まれてしまう。主人公エドを演じる山田涼介ら前作のキャストに加え、スカー役の新田真剣佑、大総統キング・ブラッドレイ役の舘ひろし、オリヴィエ・ミラ・アームストロング役の栗山千明が新たに参加。前作に続き、「ピンポン」の曽利文彦監督がメガホンをとった。
5年前の初回を観ているため、お付き合い。前後編で完結とな。

 

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2022-100M 「炎の少女チャーリー」☆☆☆

Sfirestarter原題:Firestarter
邦題:炎の少女チャーリー
時間:95分
公開:2022-06-17
製作年度:2022
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
製作総指揮:ライアン・テュレック グレゴリー・レッサンズ スコット・ティームズ マーサ・デ・ラウレンティス J・D・リフシッツ ラファエル・マーグレス
製作:ジェイソン・ブラム アキバ・ゴールズマン
監督:キース・トーマス
脚本:スコット・ティームス
原作:スティーブン・キング
撮影:カリム・ハッセン
音楽:ジョン・カーペンター コディ・カーペンター ダニエル・デイビス
出演:ザック・エフロン、ライアン・キーラ・アームストロング、シドニー・レモン、カートウッド・スミス、マイケル・グレイアイズ、グロリア・ルーベン

1984年にドリュー・バリモア主演で映画化されたスティーブン・キングの小説「ファイアスターター」を新解釈で再映画化。不思議なパイロキネシス(自然発火)の力を持つ少女チャーリー。その能力は成長するにつれて覚醒しはじめ、10代を迎える頃には感情の揺らぎに呼応して暴走するようになり、チャーリー本人でさえも制御できなくなっていく。父アンディは娘の能力を必死で隠し続けるが、チャーリーの存在を知った政府の秘密組織が彼女を軍事利用するためスパイを送り込む。「トゥモロー・ウォー」「ブラック・ウィドウ」のライアン・キーラ・アームストロングが主人公チャーリー、「グレイテスト・ショーマン」のザック・エフロンがチャーリーの父アンディを演じる。「ザ・ヴィジル 夜伽」のキース・トーマスが監督を務め、「ハロウィン KILLS」のスコット・ティームズが脚本を担当。
ファイアー!続編あるかな?

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2022-099M 「トップガン マーヴェリック」☆☆☆☆

Sopgan2022原題:Top Gun: Maverick
邦題:トップガン マーヴェリック
時間:131分
公開:2022-05-27
製作年度:2022
製作国:アメリカ
配給:東和ピクチャーズ
製作総指揮:トミー・ハーパー ダナ・ゴールドバーグ ドン・グレンジャー チャド・オマン マイク・ステンソン
製作:ジェリー・ブラッカイマー トム・クルーズ クリストファー・マッカリー デビッド・エリソン
監督:ジョセフ・コジンスキー
脚本:アーレン・クルーガー エリック・ウォーレン・シンガー クリストファー・マッカリー
原作:ピーター・クレイグ ジャスティン・マークス
撮影:クラウディオ・ミランダ
音楽:ハロルド・フォルターメイヤー ハンス・ジマー ローン・バルフェ
主題歌:レディー・ガガ
出演:トム・クルーズ(ピート・マーヴェリック・ミッチェル)、マイルズ・テラー(ブラッドリー・ルースター・ブラッドショー海軍大尉)、ジェニファー・コネリー(ペニー・ベンジャミン)、ジョン・ハム(サイクロン・シンプソン海軍中将)、グレン・パウエル(ジェイク・ハングマン・セレシン海軍大尉)、ルイス・プルマン(ロバート・ボブ・フロイド海軍大尉)、チャールズ・パーネル(ウォーロック海軍少将)、バシール・サラフディン(バーニー・ホンド・コールマン准尉)、モニカ・バルバロ(ナターシャ・フェニックス・トーレス大尉)、ジェイ・エリス(ルーベン・ペイバック・フィッチ海軍大尉)、ダニー・ラミレス(ミッキー・ファンボーイ・ガルシア海軍大尉)、グレッグ・ターザン・デイヴィス(ジャヴィ・コヨーテ・マチャド海軍大尉)、ヴァル・キルマー(トム・アイスマン・カザンスキー海軍大将)
エド・ハリス

トム・クルーズを一躍スターダムに押し上げた1986年公開の世界的ヒット作「トップガン」の続編。アメリカ海軍のエリートパイロット養成学校トップガンに、伝説のパイロット、マーヴェリックが教官として帰ってきた。空の厳しさと美しさを誰よりも知る彼は、守ることの難しさと戦うことの厳しさを教えるが、訓練生たちはそんな彼の型破りな指導に戸惑い反発する。その中には、かつてマーヴェリックとの訓練飛行中に命を落とした相棒グースの息子ルースターの姿もあった。ルースターはマーヴェリックを恨み、彼と対峙するが……。主人公マーヴェリックをクルーズが再び演じ、「セッション」のマイルズ・テラー、「ビューティフル・マインド」のジェニファー・コネリー、「アポロ13」のエド・ハリスが共演。さらに前作でマーヴェリックのライバル、アイスマンを演じたバル・キルマーも再出演する。「オブリビオン」のジョセフ・コジンスキーが監督を務め、「ミッション:インポッシブル」シリーズの監督や「ユージュアル・サスペクツ」の脚本家として知られるクリストファー・マッカリーが脚本に参加。
満足だ。ほぼ想像通りの物語。爽快なハリウッド娯楽の王道な結末!これでいいのだ。

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