2022-093M 「モガディシュ 脱出までの14日間」☆☆☆★★
原題:Escape from Mogadishu
邦題:モガディシュ 脱出までの14日間
時間:121分
公開:2022-07-01
製作年度:2021
製作国:韓国
配給:ツイン
製作総指揮:
製作:チョ・ソンミン カン・へジョン キム・ヨンファ
監督:リュ・スンワン
脚本:リュ・スンワン
原作:
撮影:チェ・ヨンファン
音楽:バン・ジュンソク
出演:キム・ユンソク、ホ・ジュノ、チョ・インソン、ク・ギョファン、キム・ソジン、チョン・マンシク
「ベルリンファイル」「生き残るための3つの取引」のリュ・スンワン監督がメガホンをとり、韓国民主化から3年、ソウル五輪からわずか2年後の1990年、ソマリアで内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員たちによる脱出劇を映画化。ソウル五輪を成功させた韓国は1990年、国連への加盟を目指して多数の投票権を持つアフリカ諸国でロビー活動を展開。ソマリアの首都モガディシュに駐在する韓国大使ハンも、ソマリア政府上層部の支持を取り付けようと奔走していた。一方、韓国に先んじてアフリカ諸国との外交を始めていた北朝鮮も同じく国連加盟を目指しており、両国間の妨害工作や情報操作はエスカレートしていく。そんな中、ソマリアで内戦が勃発。各国の大使館は略奪や焼き討ちにあい、外国人にも命の危険が迫る。大使館を追われた北朝鮮のリム大使は、職員と家族たちを連れ、絶対に相容れない韓国大使館へ助けを求めることを決める。ハン大使役に「1987、ある闘いの真実」のキム・ユンソク、リム大使役に「国家が破産する日」のホ・ジュノ。第42回青龍映画賞で作品賞、監督賞ほか5部門を受賞し、韓国で大ヒットを記録した。
実話だそうだ。ソマリア内戦に巻き込まれた韓国外交官が北朝鮮の外交官もろともイタリア大使館の協力で国外脱出したお話。そうとう盛ってるようだが、かの国ではこれが「歴史の真実」になってしまうのだろう。
ともあれ、圧倒的な(物語る牽引力)で2時間を見せ切る韓国映画の力量は、残念ながら邦画は勝てないレベルになっている。例えば『新感染』とか日本じゃ企画は通らないし、脚本を書ける人材が思い浮かばない。
昨年の韓国の映画賞を総なめし、ナンバーワンヒットとなっただけの良作である。
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