2021-187M 「クーリエ 最高機密の運び屋」☆☆☆★★
原題:The Courier
邦題:クーリエ 最高機密の運び屋
時間:112分
公開:2021-09-23
製作年度:2020
製作国:イギリス・アメリカ
配給:キノフィルムズ
製作総指揮:ドミニク・クック トム・オコナー ジョシュ・バーニー アシュリー・フォックス グレン・バスナー アリソン・コーエン ミラン・ポペルカ リア・クラーク ベネディクト・カンバーバッチ
製作:アダム・アクランド ベン・ブラウニング ベン・ピュー ロリー・エイトキン
監督:ドミニク・クック
脚本:トム・オコナー
原作:
撮影:ショーン・ボビット
音楽:アベル・コジェニオウスキ
出演:ベネディクト・カンバーバッチ(グレヴィル・ウィン)、メラーブ・ニニッゼ(オレグ・ペンコフスキー(アレックス))、レイチェル・ブロズナハン(エミリー・ドノヴァン(ヘレン))、ジェシー・バックリー(シーラ)、アンガス・ライト(ディッキー(ジェームズ))、ジェリコ・イヴァネク(マッコーン)、キリル・ピロゴフ(グリバノフ)、アントン・レッサー(ベルトラン)、マリア・ミロノワ(ヴェラ)、ウラジミール・チュプリコフ(フルシチョフ第一書記)
ベネディクト・カンバーバッチが主演を務め、キューバ危機の舞台裏で繰り広げられた実話を基に、核戦争を回避するべく奔走する男たちの葛藤と決断をスリリングに描いたスパイサスペンス。1962年10月、アメリカとソ連の対立は頂点に達し、キューバ危機が勃発。英国人セールスマンのグレヴィル・ウィンは、スパイの経験など一切ないにも関わらず、CIAとMI6の依頼を受けてモスクワへと飛ぶ。そこで彼は、国に背いたGRU(ソ連軍参謀本部情報総局)の高官ペンコフスキーとの接触を重ね、機密情報を西側へと運び続けるが……。グレヴィル・ウィンをカンバーバッチ、ペンコフスキーを「名もなきアフリカの地で」のメラーブ・ニニッゼが演じる。「追想」など映画監督としても活躍する舞台演出家ドミニク・クックがメガホンをとった。
東西冷戦の最中に盛んに作られたスパイ物のハードボイルドタイプの香り。例えば「寒い国から帰ったスパイ」(マーティン・リット監督 ジョン・ル・カレ原作 1965年)など。娯楽に振った代表が007シリーズだ。ソ連側の情報源ペンコフスキーを演じたメラーブ・ニニッゼがいい。第三の男のハリー・ライムを思わせる人なつっこい風貌だ。アベル・コジェニオウスキの音楽もいい。ニーノ・ロータを連想させる哀愁ゆたかな、60-70年代の映画音楽の王道メロディに酔う。
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