2021-042M 「私は確信する」☆☆☆★
原題:Une intime conviction
邦題:私は確信する
時間:110分
公開:2021-02-12
製作年度:2018
製作国:フランス・ベルギー
配給:セテラ・インターナショナル
製作総指揮:
製作:カロリーヌ・アドリアン
監督:アントワーヌ・ランボー
脚本:アントワーヌ・ランボー イザベル・ラザール
原作:アントワーヌ・ランボー カリム・ドリディ
撮影:ピエール・コットロー
音楽:グレゴワール・オージェ
出演:マリナ・フォイス(ノラ)、オリヴィエ・グルメ(デュポン=モレッティ弁護士)、ローラン・リュカ(ジャック・ヴィギエ)、ジャン・ベンギーギ(スピネル弁護士)、フランソワ・フェネール(リキアルディ裁判長)、フランソワ・カロン(ド・コーヌ弁護士)、フィリップ・ドルモワ(法務官)、ジャン=クロード・ルゲー(デュビッソン弁護士)、フィリップ・ウシャン(オリヴィエ・デュランデ)、アルマンド・ブーランジェ(クレマンス)、スティーヴ・ティアンチュー(ブルノ)、レオ・ラバートランディ(フェリクス)、ロラン・シリング(サビー警視)、ロジェ・ソーザ(ジャン・ヴィギエ)、インディア・ヘア(セヴェリーヌ)
2000年にフランスで実際に起こった未解決事件の「ヴィギエ事件」を題材にした裁判サスペンス。スザンヌ・ヴィギエが3人の子どもたちを残して姿を消した。数々の証言や疑惑により、大学教授の夫ジャックが妻殺害の容疑者となる。ジャックの無実を確信するシングルマザーのノラは、彼の無実を勝ち取るため、敏腕弁護士のデュポン=モレッティに事件の弁護を懇願する。自らアシスタントとなったノラは、事件の調査を進めていく。食い違いを見せる、刑事、ベビーシッター、スザンヌの愛人らの証言。次第にこの事件の新たな真実や疑惑が浮かび上がっていく。実在する弁護士デュポン=モレッティ役は「息子のまなざし」などで知られる名優オリビエ・グルメ、ノラ役はフランスではコメディエンヌとしても人気の高いマリナ・フォイス。
日本でいえばさしずめ三浦和義氏の一連の疑惑事件だろう。マスコミリンチにさらされ、劇場型の<容疑者>の存在感に、ポピュリズムに溢れた無責任な、マスコミ判決が乱発される、あの事件だ。日本人一億総ざんげしなければならない個人の尊厳を踏みにじった人権侵害。いかに彼がグレーだとはいえ、それはあくまで推定無罪として静かに法の判断を待つことが必要だった。日本人はその反省があるのだろうか。昨今の、有名人の発言の切り取りでの<マスコミの暴力>と、その暴力を頭から信じてしまい、正義の味方として被疑者を非難する情報受容者のインテリジェンスに欠けた発言。目に余る。
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