2020-007M 「マ・レイニーのブラックボトム」☆☆☆★★
原題:Ma Rainey's Black Bottom
邦題:マ・レイニーのブラックボトム
時間:94分
公開:2020-12-18
製作年度:2020
製作国:アメリカ
配給:Netflix
製作総指揮:コンスタンザ・ロメロ
製作:デンゼル・ワシントン トッド・ブラック ダニー・ウルフ
監督:ジョージ・C・ウルフ
脚本:ルーベン・サンチャゴ=ハドソン
原作:オーガスト・ウィルソン
撮影:トビアス・シュリッスラー
音楽:ブランフォード・マルサリス
出演:ヴィオラ・デイヴィス(マ・レイニー)、チャドウィック・ボーズマン(レヴィー)、グリン・ターマン、コールマン・ドミンゴ、マイケル・ポッツ、ジョニー・コイン、テイラー・ペイジ、ジェレミー・シェイモス、ドゥーサン・ブラウン、ジョシュア・ハート
1920年代のシカゴを舞台に、「ブルースの母」と称される実在の歌手マ・レイニーと彼女を取り巻く人々を描いたNetflixオリジナル映画。「フェンス」の原作者としても知られる劇作家オーガスト・ウィルソンの戯曲を、「サヨナラの代わりに」のジョージ・C・ウルフ監督のメガホンで映画化した。1927年。シカゴの録音スタジオで、人気歌手マ・レイニーのレコーディングが始まろうとしていた。4人組バックバンドのひとりであるトランペット奏者レヴィーは野心に燃え、他のメンバーたちと揉め事を起こす。やがて遅れて到着したマ・レイニーは白人のプロデューサーらと主導権を巡って激しく対立し、スタジオは緊迫した空気に包まれる。マ・レイニー役に「フェンス」のオスカー女優ビオラ・デイビス。「ブラックパンサー」のチャドウィック・ボーズマンがレヴィーを演じ、彼の遺作となった。Netflixで2020年12月18日から配信。
舞台劇だけに役者たちによる丁々発止の名演技が見どころ。アリアのようなカデンツァのような描かれ方での彼らの独白が、怨念を絞り出すような悲しき物語であることが、心を抉る。黒人たちが、その原点に怒りを込めて振り返っている。そういう点で、これは音楽映画ではなく政治映画である。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 2025-152M 「季節はこのまま」(2025.05.13)
- 2025-151M 「新世紀ロマンティクス」(2025.05.13)
- 2025-150M 「アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓」☆☆☆★★(2025.05.13)
- 2025-149M 「クィア QUEER」☆☆☆★(2025.05.12)
- 2025-148M 「リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界」☆☆☆★★(2025.05.12)
「洋画 ま行」カテゴリの記事
- 2025-147M 「未完成の映画」☆☆☆★★(2025.05.08)
- 2025-142M 「メガロポリス」☆☆★★★(2025.05.02)
- 2025-139M 「メイデン」☆☆☆★(2025.05.01)
- 2025-131M 「マインクラフト ザ・ムービー」☆☆★★★(2025.04.25)
- 2025-110M 「マリア・モンテッソーリ 愛と創造のメソッド」☆☆☆(2025.04.02)
コメント