2020-139M 「82年生まれ、キム・ジヨン」☆☆☆★★
原題:Kim Ji-young: Born 1982
邦題:82年生まれ、キム・ジヨン
時間:118分
公開:2020-10-09
製作年度:2019
製作国:韓国
配給:クロックワークス
製作総指揮:
製作:
監督:キム・ドヨン
脚本:ユ・ヨンア
原作:チョ・ナムジュ
撮影:イ・スンジェ
音楽:キム・テソン
出演:チョン・ユミ(ジヨン)、コン・ユ(デヒョン)、キム・ミギョン(ミスク)、コン・ミンジョン(ウニョン)、キム・ソンチョル(ジソク)、イ・オル(ヨンス)、リュ・アヨン(アヨン)、イ・ボンリョン(ヘス)
平凡な女性の人生を通して韓国の現代女性が担う重圧と生きづらさを描き、日本でも話題を集めたチョ・ナムジュのベストセラー小説を、「トガニ 幼き瞳の告発」「新感染 ファイナル・エクスプレス」のチョン・ユミとコン・ユの共演で映画化。結婚を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨンは、母として妻として生活を続ける中で、時に閉じ込められているような感覚におそわれるようになる。単に疲れているだけと自分に言い聞かせてきたジヨンだったが、ある日から、まるで他人が乗り移ったような言動をするようになってしまう。そして、ジヨンにはその時の記憶はすっぽりと抜け落ちていた。そんな心が壊れてしまった妻を前に、夫のデヒョンは真実を告げられずに精神科医に相談に行くが、医師からは本人が来ないことには何も改善することはできないと言われてしまう。監督は短編映画で注目され、本作が長編デビュー作となるキム・ドヨン。
ジヨンの<絶望>は、昭和に生まれた我々世代では<絶望>であることが想像もつかないに違いない。とくに男には。
映画では、主人公の親世代の価値観も描かれ、さらに諦観していた母親の覚醒さえもなしとげる。長編デビューというドヨン監督の丁寧かつリアルな演出が光る。
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