2020-140M 「シチリアーノ 裏切りの美学」☆☆☆
原題:Il traditore
邦題:シチリアーノ 裏切りの美学
時間:152分
公開:2020-08-28
製作年度:2019
製作国:イタリア・フランス・ブラジル・ドイツ
配給:アルバトロス・フィルム、クロックワークス
製作総指揮:
製作:
監督:マルコ・ベロッキオ
脚本:マルコ・ベロッキオ ルドビカ・ランポルディ バリア・サンテッラ フランチェスコ・ピッコロ
原作:
撮影:ブラダン・ラドビッチ
音楽:ニコラ・ピオバーニ
出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(トンマーゾ・ブシェッタ)、マリア・フェルナンダ・カンディド(クリスティーナ・ブシェッタ)、ファブリツィオ・フェラカーネ(ジュゼッペ“ピッポ”カロ)、ルイジ・ロ・カーショ(サルヴァトーレ“トトゥッチョ”コントルノ)、ファウスト・ルッソ・アレジ(ジョヴァンニ・ファルコーネ)、ニコラ・カリ(サルヴァトーレ“トト”リイナ)、ジョヴァンニ・カルカーニョ(ガエターノ・バダラメンティ)、ブルーノ・カリエッロ(アルフォンソ・ジョルダーノ)、アルベルト・ストルティ(フランコ・コッピ)、ヴィンチェンツォ・ピロッタ(ルチアーノ・レッジョ)、ゴフリード・ブルーノ(ステファノ・ボンターデ)、ガブリエーレ・チッチレッロ(ベネデット)、パリデ・チッチレッロ(アントニオ)、エリア・シルトン(テレビジャーナリスト)アレッシオ・プラティコ(ジュゼッペ“ピーノ”グレコ)、ピエール・ジョルジョ・ベロッキオ(チェーザレ)
「夜よ、こんにちは」「肉体の悪魔」などで知られるイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオがイタリアマフィア史上最大のミステリーを映画化。1980年代初頭、マフィア間の抗争が激化の一途をたどるシチリア。パレルモ派の大物ブシェッタは抗争の仲裁に失敗しブラジルへ逃れるが、残された家族や仲間たちはコルレオーネ派の報復により次々と殺害されてしまう。ブラジルで逮捕されイタリアに引き渡されたブシェッタは、マフィア撲滅に執念を燃やす判事ファルコーネから捜査への協力を求められる。麻薬と殺人に明け暮れる犯罪組織コーザ・ノストラに失望していたブシェッタは、組織の罪を告白することを決意。それはコーザ・ノストラの「血の掟」に背く行為だった。出演は「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」のピエルフランチェスコ・ファビーノ、「輝ける青春」のルイジ・ロ・カーショ。2019年・第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
実話であるが、およそ40年にわたる物語。さらに回想を加えると60年以上のお話。ほぼ2/3は裁判状況を描くことで進む。イタリアのこの当時の裁判が「こんなんだったの!?」というほどファンキーでデンジャラス。原題の「裏切者」(直訳)がまあ、一番わかりやすい。美学でもなんでもない。主人公は、そう言ってるが、自己正当化のためには、そう言うだろう。彼の息子たちを含め150人以上が殺戮されていくパッケージシーン。最初この数字なんだろう?というほど機械的に抹殺されていく。「ゴッドファーザー」のクライマックスの丁寧な描き方とは違ってる。イタリアテイスト?
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