2020-009M 「ジュディ 虹の彼方に」☆☆☆★★
原題:Judy
邦題:ジュディ 虹の彼方に
時間:118分
公開:2020-03-06
製作年度:2018
製作国:イギリス
配給:ギャガ
製作総指揮:キャメロン・マクラッケン ローズ・ガーネット アンドレア・スカルソ ミッキー・リデル ピート・シレイモン ローレンス・マイヤーズ リー・ディーン アーロン・レベン チャールズ・ダイアモンド エリス・グッドマン ヒラリー・ウィリアムズ
製作:デビッド・リビングストーン
監督:ルパート・グールド
脚本:トム・エッジ
原作:ピーター・キルター
撮影:オーレ・ブラット・バークランド
音楽:ガブリエル・ヤーレ
出演:レネー・ゼルウィガー、フィン・ウィットロック、ルーファス・シーウェル、ジェシー・バックリー、マイケル・ガンボン
「オズの魔法使」で知られるハリウッド黄金期のミュージカル女優ジュディ・ガーランドが、47歳の若さで急逝する半年前の1968年冬に行ったロンドン公演の日々を鮮烈に描いた伝記ドラマ。「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズのレニー・ゼルウィガーが主演を務め、ジュディの奔放で愛すべき女性像と、その圧倒的なカリスマ性で人々を惹きつける姿を見事に演じきった。1968年。かつてミュージカル映画の大スターとしてハリウッドに君臨したジュディは、度重なる遅刻や無断欠勤によって映画出演のオファーが途絶え、巡業ショーで生計を立てる日々を送っていた。住む家もなく借金も膨らむばかりの彼女は、幼い娘や息子との幸せな生活のため、起死回生をかけてロンドン公演へと旅立つ。共演に「マネー・ショート 華麗なる大逆転」のフィン・ウィットロック、テレビドラマ「チェルノブイリ」のジェシー・バックリー、「ハリー・ポッター」シリーズのマイケル・ガンボン。「トゥルー・ストーリー」のルパート・グールド監督がメガホンをとった。
「エディット・ピアフ 愛の讃歌」(2007年)でマリオン・コティヤールがオスカー。実在の歌手の伝記としては最低ノミネートはゲットできるジャンル。ミュージカル「シカゴ」(2003年)で歌唱の実績もあるレニー・ゼルウィガーが、歌唱も含めジュディ・ガーランドの晩年を演じるという<美味しい役どころ>を見事にこなして、オスカー候補。力演なのは認めざるをえない。お笑いコンビのローレル&ハーディの晩年を描いた「僕たちのラストステージ」(2018年)も良作だったが、共通しているのは渡英。ハリウッドの大スターだったアーティストが落ちぶれると<英国興行=ドサ回り>するという印象が強いことだ。そういうものなのかな。
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