2019-188M 「ジョジョ・ラビット」☆☆☆★★★
原題:Jojo Rabbit
邦題:ジョジョ・ラビット
時間:109分
公開:2020-01-17
製作年度:2019
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:ケビン・バン・トンプソン
製作:カーシュー・ニール タイカ・ワイティティ チェルシー・ウィンスタンリー
監督:タイカ・ワイティティ
脚本:タイカ・ワイティティ
原作:クリスティン・ルーネンズ
撮影:ミハイ・マライメア・Jr.
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:ローマン・グリフィン・デイビス、タイカ・ワイティティ、スカーレット・ヨハンソン、トーマシン・マッケンジー、サム・ロックウェル、レベル・ウィルソン
「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ監督が第2次世界大戦時のドイツに生きる人びとの姿を、ユーモアを交えて描き、第44回トロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞した人間ドラマ。第2次世界大戦下のドイツに暮らす10歳のジョジョは、空想上の友だちであるアドルフの助けを借りながら、青少年集団「ヒトラーユーゲント」で、立派な兵士になるために奮闘する毎日を送っていた。しかし、訓練でウサギを殺すことができなかったジョジョは、教官から「ジョジョ・ラビット」という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかいの対象となってしまう。母親とふたりで暮らすジョジョは、ある日家の片隅に隠された小さな部屋に誰かがいることに気づいてしまう。それは母親がこっそりと匿っていたユダヤ人の少女だった。主人公のジョジョ役をローマン・グリフィン・デイビス、母親役をスカーレット・ヨハンソン、教官のクレツェンドルフ大尉役をサム・ロックウェルがそれぞれ演じ、俳優でもあるワイティティ監督が、ジョジョの空想の友だちであるアドルフ・ヒトラーに扮した。
冒頭の音楽と映像のモンタージュが映画の世界観をびしっと現す。洗脳からの生還。トロント映画祭で観客賞受賞。ということはオスカーの有力候補である。演劇的なメリハリが心地よいリズム感で物語を進めていく。「意思」がしっかり感じられる作品だ。
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