« 2019年10月 | トップページ | 2019年12月 »

2019-188M 「ジョジョ・ラビット」☆☆☆★★★

Jojorabit原題:Jojo Rabbit
邦題:ジョジョ・ラビット
時間:109分
公開:2020-01-17
製作年度:2019
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:ケビン・バン・トンプソン
製作:カーシュー・ニール タイカ・ワイティティ チェルシー・ウィンスタンリー
監督:タイカ・ワイティティ
脚本:タイカ・ワイティティ
原作:クリスティン・ルーネンズ
撮影:ミハイ・マライメア・Jr.
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:ローマン・グリフィン・デイビス、タイカ・ワイティティ、スカーレット・ヨハンソン、トーマシン・マッケンジー、サム・ロックウェル、レベル・ウィルソン

「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ監督が第2次世界大戦時のドイツに生きる人びとの姿を、ユーモアを交えて描き、第44回トロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞した人間ドラマ。第2次世界大戦下のドイツに暮らす10歳のジョジョは、空想上の友だちであるアドルフの助けを借りながら、青少年集団「ヒトラーユーゲント」で、立派な兵士になるために奮闘する毎日を送っていた。しかし、訓練でウサギを殺すことができなかったジョジョは、教官から「ジョジョ・ラビット」という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかいの対象となってしまう。母親とふたりで暮らすジョジョは、ある日家の片隅に隠された小さな部屋に誰かがいることに気づいてしまう。それは母親がこっそりと匿っていたユダヤ人の少女だった。主人公のジョジョ役をローマン・グリフィン・デイビス、母親役をスカーレット・ヨハンソン、教官のクレツェンドルフ大尉役をサム・ロックウェルがそれぞれ演じ、俳優でもあるワイティティ監督が、ジョジョの空想の友だちであるアドルフ・ヒトラーに扮した。

冒頭の音楽と映像のモンタージュが映画の世界観をびしっと現す。洗脳からの生還。トロント映画祭で観客賞受賞。ということはオスカーの有力候補である。演劇的なメリハリが心地よいリズム感で物語を進めていく。「意思」がしっかり感じられる作品だ。

| | コメント (0)

2019-187M 「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」☆☆☆

Lastdeal原題:Tumma Kristus
邦題:ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像
時間:95分
公開:2020-02-28
製作年度:2018
製作国:フィンランド
配給:アルバトロス・フィルム、クロックワークス
製作総指揮:
製作:
監督:クラウス・ハロ
脚本:アナ・ヘイナマー
原作:
撮影:トゥオーモ・フートリ
音楽:マッティ・バイ
出演:ヘイッキ・ノウシアイネン、ピルヨ・ロンカ、アモス・ブロテルス、ステファン・サウク

 

「こころに剣士を」のクラウス・ハロ監督が、作者不明の「運命の絵」に魅せられた老美術商とその家族を描いたフィンランド発のヒューマンドラマ。年老いた美術商オラヴィは、家族よりも仕事を優先して生きてきた。そんな彼のもとに、音信不通だった娘から電話がかかってくる。その内容は、問題児の孫息子オットーを、職業体験のため数日間預かってほしいというお願いだった。そんな中、オラヴィはオークションハウスで1枚の肖像画に目を奪われる。価値のある作品だと確信するオラヴィだったが、絵には署名がなく、作者不明のまま数日後のオークションに出品されるという。オットーとともに作者を探し始めたオラヴィは、その画風から近代ロシア美術の巨匠イリヤ・レーピンの作品といえる証拠を掴む。「幻の名画」を手に入れるべく資金集めに奔走するオラヴィは、その過程で娘親子の思わぬ過去を知る。

 

| | コメント (0)

2019-186M 「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」☆☆☆★

9ninhonnyaku_20191125101001原題:Les traducteurs
邦題:9人の翻訳家 囚われたベストセラー
時間:105分
公開:2020-01-24
製作年度:2019
製作国:フランス・ベルギー
配給:ギャガ
製作総指揮:
製作:アラン・アタル
監督:レジス・ロワンサル
脚本:レジス・ロワンサル ダニエル・プレスリー ロマン・コンパン
原作:
撮影:ギョーム・シフマン
音楽:三宅純
出演:ランベール・ウィルソン、オルガ・キュリレンコ、アレックス・ロウザー

 

世界的ベストセラー「ダ・ヴィンチ・コード」をはじめとするダン・ブラウンの小説「ロバート・ラングドン」シリーズの出版秘話をもとにしたミステリー映画。シリーズ4作目「インフェルノ」出版時、違法流出防止のため各国の翻訳家たちを秘密の地下室に隔離して翻訳を行ったという前代未聞のエピソードを題材に描く。フランスの人里離れた村にある洋館。全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時発売に向けて、9人の翻訳家が集められた。翻訳家たちは外部との接触を一切禁止され、毎日20ページずつ渡される原稿を翻訳していく。しかしある夜、出版社社長のもとに「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば全ページを流出させる」という脅迫メールが届く。社長役に「神々と男たち」のランベール・ウィルソン、翻訳家役に「007 慰めの報酬」のオルガ・キュリレンコ、「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」のアレックス・ロウザー。「タイピスト!」のレジス・ロワンサルが監督・脚本を手がけた。

 

| | コメント (0)

2019-185M 「母との約束、250通の手紙」☆☆☆★

Hahtonoyakusoku原題:La promessa dell'alba
邦題:母との約束、250通の手紙
時間:131分
公開:2020-01-31
製作年度:2017
製作国:フランス・ベルギー
配給:松竹
製作総指揮:
製作:エリック・ジュエルマン フィリップ・ルスレ
監督:エリック・バルビエ
脚本:エリック・バルビエ マリー・エイナール
原作:ロマン・ギャリー
撮影:グリン・スピーカート
音楽:
出演:ピエール・ニネ、シャルロット・ゲンズブール、ディディエ・ブルドン、ジャン=ピエール・ダルッサン、キャサリン・マコーマック、フィネガン・オールドフィールド

 

外交官や映画監督、そして「勝手にしやがれ」の女優ジーン・セバーグの夫としての顔も持ち、1980年に拳銃自殺で最期を遂げたフランスの伝説的文豪ロマン・ギャリーの自伝小説「夜明けの約束」を、シャルロット・ゲンズブールと「イヴ・サンローラン」のピエール・ニネの共演で映画化。シングルマザーとして息子ロマンを育てるユダヤ系ポーランド人移民のニーナ。息子が将来、軍人として活躍した後、作家として成功すると信じる彼女は、息子の才能を引き出すために躍起になる。ロマンは、そんな母からの過剰な愛と重圧にあえぎながらも、母の夢をかなえようと決意。成長したロマンは自由フランス軍に身を投じ、病で生死の境をさまよった時も、ニーナからの激励の手紙が届き続けた。やがてロマンはパイロットとして活躍し、執筆した小説が出版され作家デビューも果たすことになるが……。

 

| | コメント (0)

2019-184M 「アナと雪の女王2」☆☆☆★★

Anayuki2原題:Frozen 2
邦題:アナと雪の女王2
時間:103分
公開:2019-11-22
製作年度:2019
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:
製作:ピーター・デル・ベッチョ
監督:クリス・バック ジェニファー・リー
脚本:
原作:
撮影:
音楽:クリステン・アンダーソン=ロペス ロバート・ロペス
出演:エルサ(松たか子)、神田沙也加(アナ)、武内駿輔(オラフ)、原慎一郎(クリストフ)、吉田羊(イドゥナ)
閉じる

 

世界中で社会現象を巻き起こし、日本でも歴代3位となる興行収入255億円を記録した大ヒットディズニーアニメ「アナと雪の女王」の続編。雪と氷に覆われたアレンデール王国に陽光を取り戻し、深い絆で結ばれた姉エルサと妹アナ。氷や雪を操る魔法の力を持つ“ありのままの自分”を受け入れたエルサと、明るいキャラクターが持ち前のアナは、仲間たちに囲まれて幸せな毎日を過ごしていた。そんなある日、エルサにしか聞こえない不思議な歌声により、姉妹は未知の世界へと導かれる。それは、エルサの魔法の力の秘密を解き明かす冒険の始まりだった。姉妹は仲間のオラフやクリストフとともに、数々の試練に立ち向かっていく。前作に続きエルサとアナの声をイディナ・メンゼルとクリステン・ベル、日本語吹き替え版では松たか子と神田沙也加がそれぞれ務め、監督も前作のクリス・バックとジェニファー・リーが続投。

 

 

| | コメント (0)

2019-183M 「グリンゴ 最強の悪運男」☆☆☆★

Guringo_20191122145901原題:Gringo
邦題:グリンゴ 最強の悪運男
時間:111分
公開:2020-02-07
製作年度:2018
製作国:アメリカ・メキシコ・オーストラリア
配給:キノフィルムズ
製作総指揮:トリッシュ・ホフマン マシュー・ストーン
製作:レベッカ・イェルダム ナッシュ・エドガートン シャーリーズ・セロン ベス・コノ A・J・ディックス アンソニー・タンバキス
監督:ナッシュ・エドガートン
脚本:アンソニー・タンバキス マシュー・ストーン
原作:マシュー・ストーン
撮影:エドゥアルド・グラウ
音楽:クリストフ・ベック
出演:デヴィッド・オイェロウォ、シャーリーズ・セロン、ジョエル・エドガートン、アマンダ・サイフリッド、タンディ・ニュートン、シャールト・コプリー

スラップスティック&スクリューボールコメディを目指している。主人公が自分の狙いとは裏腹に、周りが彼の思惑とは真逆の方向へ疾走してしまう結果、巻き込まれのカオスに翻弄されていく。その結末のために強引なるご都合主義なストーリーがこれでもか!と展開されていく。そういうバカ映画。シャーリーズ・セロンが色悪で奮闘。彼女のセリフは英語のまま理解したほうが笑える。

 

| | コメント (0)

2019-182M 「リンドグレーン」☆☆☆★★

Rindgren原題:Unge Astrid
邦題:リンドグレーン
時間:123分
公開:2019-12-07
製作年度:2018
製作国:スウェーデン・デンマーク
配給:ミモザフィルムズ
製作総指揮:ヘンリク・ツェイン
製作:マリア・ダリン ラーシュ・G・リンドストロム
監督:ペアニル・フィシャー・クリステンセン
脚本:キム・フップス・オーカソン ペアニル・フィシャー・クリステンセン
原作:
撮影:エリク・モルバリ・ハンセン
音楽:ニクラス・スミット
出演:アルバ・アウグスト(アストリッド)、マリア・ボネヴィー(ハンナ)、マグヌス・クレッペル(サムエル)、トリーヌ・ディルホム(マリー)、ヘンリク・ラファエルソン(ブロムベルイ)

 

「長くつ下のピッピ」「ロッタちゃん」など数々の名作児童文学を生んだスウェーデンの作家アストリッド・リンドグレーンの知られざる若き日々を描いた伝記ドラマ。スウェーデンのスモーランド地方。兄弟姉妹と自然の中で伸び伸びと育った少女アストリッドは思春期を迎え、より広い世界や社会に目を向けるように。率直で自由奔放な彼女は、次第に教会の教えや倫理観、保守的な田舎のしきたりや男女の扱いの違いに息苦しさを覚え始める。そんな中、文才を見込まれて地方新聞社で働くことになった彼女は、そこで才能を開花させるが……。デンマークの巨匠ビレ・アウグストの娘アルバ・アウグストが主演を務め、彼女の母親を「真夜中のゆりかご」のマリア・ボネビー、父親を「ミレニアム」シリーズのマグヌス・クレッペル、里親マリーを「未来を生きる君たちへ」のトリーヌ・ディルホムが演じた。監督・脚本は、長編監督デビュー作「A SOAP」がベルリン国際映画祭で銀熊賞・最優秀新人作品賞を受賞したペアニレ・フィシャー・クリステンセン。絵本「おじいちゃんがおばけになったわけ」で知られるデンマークの作家キム・フップス・オーカソンが共同脚本を手がけた。

小学校のころにピッピや名探偵カッレのシリーズを読んだ。その作家アストレッド・リンドグレーンの若かりし時代のエピソード。クリステンセン監督の丁寧な演出と、悲しい青春を細密画のように演じる女優アルバ・アウグストの演技が清々しい。撮影のエリク・モルバリ・ハンセンがいい仕事で、美しい北欧の風景を描いていく。なかなかの逸品。春に上映していた「田園の守り人たち」から岩波ホールの作品は、逆境の人生に立ち向かって生き抜く女性と家族を描いた作品が続く。本作もそんな流れに相応しいと思う。

 

| | コメント (0)

2019-181M 「エンジェルオブマイン」☆☆☆★

Amgelofmine原題:Angel of mine
邦題:エンジェルオブマイン
時間:97分
公開:未定
製作年度:2018
製作国:アメリカ・オーストラリア
配給:未定
製作総指揮:
製作:
監督:キム・ファラント
脚本:ルーク・デイヴィス、デイビット・リーガル
原作:
撮影:アンドリュー・スミス
音楽:
出演:ノオミ・ラパス、イヴォンヌ・ストラホフスキー、ルーク・エヴァンズ、リチャード・ロクスバーグ、ロブ・コリンズ

2008年にカトリーヌ・フロが主演した「L'empreinte de l'ange」のリメイク。生みの母の確信は強し。

| | コメント (0)

2019-180M 「家族を想うとき」

Kazokuomou原題:Sorry We Missed You
邦題:家族を想うとき
時間:100分
公開:2019-12-13
製作年度:2019
製作国:イギリス・フランス・ベルギー
配給:ロングライド
製作総指揮:パスカル・コーシュトゥー グレゴリア・ソーラ バンサン・マラバル
製作:レベッカ・オブライエン
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラバーティ
原作:
撮影:ロビー・ライアン
音楽:ジョージ・フェントン
出演:クリス・ヒッチェン(リッキー)、デビー・ハニーウッド(アビー)、リス・ストーン(セブ)、ケイティ・プロクター(ライザ・ジェーン)、ロス・ブリュースター(マロニー)、チャーリー・リッチモンド(ヘンリー)、ジュリアン・アイオンズ(フレディ)、シェイラ・ダンカリー(ロージー)、マクシー・ピーターズ(ロバート)、クリストファー・ジョン・スレイター(ベン)、ヘザー・ウッド(モリー)、アルベルト・ドゥンバ(ハープーン)、ナタリア・ストーンバンクス(ロズ)、ジョーダン・コラード(ドッジ)

 

「麦の穂をゆらす風」「わたしは、ダニエル・ブレイク」と2度にわたり、カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞した、イギリスの巨匠ケン・ローチ監督作品。現代が抱えるさまざまな労働問題に直面しながら、力強く生きるある家族の姿が描かれる。イギリス、ニューカッスルに暮らすターナー家。フランチャイズの宅配ドライバーとして独立した父のリッキーは、過酷な現場で時間に追われながらも念願であるマイホーム購入の夢をかなえるため懸命に働いている。そんな夫をサポートする妻のアビーもまた、パートタイムの介護福祉士として時間外まで1日中働いていた。家族の幸せのためを思っての仕事が、いつしか家族が一緒に顔を合わせる時間を奪い、高校生のセブと小学生のライザ・ジェーンは寂しさを募らせてゆく。そんな中、リッキーがある事件に巻き込まれてしまう。2019年・第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

 

 

| | コメント (0)

2019-179M 「ターミネーター ニュー・フェイト」☆☆☆★★

Tm2019原題:Terminator: Dark Fate
邦題:ターミネーター ニュー・フェイト
時間:129分
公開:2019-11-08
製作年度:2019
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:ダナ・ゴールドバーグ ドン・グレンジャー エドワード・チェン ジョン・J・ケリー ティム・ミラー ボニー・カーティス ジュリー・リン
製作:ジェームズ・キャメロン デビッド・エリソン
監督:ティム・ミラー
脚本:デビッド・ゴイヤー ジャスティン・ローズ ビリー・レイ
原作:ジェームズ・キャメロン チャールズ・イグリー ジョシュ・フリードマン デビッド・ゴイヤー ジャスティン・ローズ
撮影:ケン・セング
音楽:トム・ホルケンボルフ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー(T-800)、リンダ・ハミルトン(サラ・コナー)、マッケンジー・デイヴィス(グレース)、ナタリア・レイエス(ダニー)、ガブリエル・ルナ(REV-9)、ディエゴ・ボネータ

ジェームズ・キャメロンが生み出したSFアクション「ターミネーター」のシリーズ通算6作目で、キャメロンが直接手がけ、名作として人気の高い「ターミネーター2」の正当な続編として描かれる。キャメロンがプロデューサーとなり、「ターミネーター2」以来にシリーズの製作へ復帰。「デッドプール」を大ヒットさせたティム・ミラー監督が新たにメガホンをとった。人類滅亡の日である「審判の日」は回避されたが、まだ危機は去っていなかった。メキシコシティで父と弟とごく普通の生活を送っていた21歳の女性ダニーのもとに、未来から最新型ターミネーター「REV-9」が現れ、彼女の命を狙う。一方、同じく未来からやってきたという女性戦士グレースが、ダニーを守るためにREV-9と壮絶な戦いを繰り広げる。何度倒しても立ち上がってくるREV-9にダニーとグレースは追いつめられるが、そこへ、かつて人類を滅亡の未来から救ったサラ・コナーが現れる。リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーも28年ぶりにカムバックし、シリーズの顔であるT-800を演じるアーノルド・シュワルツェネッガーも出演。グレース役に「ブレードランナー 2049」のマッケンジー・デイビス、ダニー役にコロンビア出身の新鋭女優ナタリア・レイエス。

| | コメント (0)

2019-178M 「ゾンビランド ダブルタップ」☆☆☆★★

Zonbiwtap原題:Zombieland: Double Tap
邦題:ゾンビランド ダブルタップ
時間:99分
公開:2019-11-22
製作年度:2019
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:ポール・ワーニック レット・リース レベッカ・リボ ルーベン・フライシャー デビッド・バーナド ジャック・ヘラー ダグ・ベルグラッド
製作:ギャビン・ポローン
監督:ルーベン・フライシャー
脚本:レット・リース ポール・ワーニック デイブ・キャラハム
原作:レット・リース ポール・ワーニック
撮影:チョン・ジョンフン
音楽:デビッド・サーディ
出演:ウディ・ハレルソン(タラハシー)、ジェシー・アイゼンバーグ(コロンバス)、エマ・ストーン(ウィチタ)、アビゲイル・ブレスリン(リトルロック)

 

ゾンビが蔓延した世界を舞台に、自ら編み出した「生き残るための32のルール」を実践する引きこもりの青年を描いた人気ゾンビコメディ「ゾンビランド」の10年ぶりとなる続編。爆発的なウィルス感染によって地球上の人類がゾンビと化したなか、コロンバス、タラハシー、ウィチタ、リトルロックの4人は、コロンバスが作り上げたルールに従い、10年にわたってゾンビ社会を生き抜いていた。そして2019年、地球上のゾンビたちが、パワーもスピードもレベルアップした新種へと進化。そのほかの生存者を仲間に加えたコロンバスたちは、ルールさえ守れば何でもありな状態で、ゾンビたちをなぎ倒していくが……。コロンバス役のジェシー・アイゼンバーグを筆頭に、ウッディ・ハレルソン、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリンという、前作以降にそれぞれ大きくブレイクを果たしたメインキャスト4人が再結集。監督も大ヒット作「ヴェノム」を手がけたルーベン・フライシャーが、再びメガホンをとった。

 

 

| | コメント (0)

2019-177M 「逃走迷路」☆☆★★★

Tosomeiro原題:Saboteur
邦題:逃走迷路
時間:108分
公開:1979
製作年度:1942
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:
製作:フランク・ロイド ジャック・H・スカーボール
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ピーター・ヴィアテル、ジョーン・ハリソン、ドロシー・パーカー
原作:
撮影:ジョセフ・バレンタイン
音楽:チャールズ・プレビン フランク・スキナー
出演: ロバート・カミングス、プリシラ・レイン、ノーマン・ロイド、オットー・クルーガー、アラン・バクスター

無実の罪を着せられた男が真相を突き止めるべく奔走する姿を描いたヒッチコック監督作。カリフォルニアの航空機工場で大規模な火災が発生し、男性従業員が命を落とす。被害者の同僚であるバリー・ケインは、事件現場でガソリン入りの消火器を持っていたことから容疑者とみなされ、警察から追われる身となってしまう。ケインは自分に消火器を手渡した男フライが真相を知っていると考え、行方を追うが……。

| | コメント (0)

2019-176M 「疑惑の影」☆☆☆★

Giwakunokage原題:Shadow of a Doubt
邦題:疑惑の影
時間:108分
公開:1942
製作年度:1946
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:
製作:ジャック・H・スカーボール
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ソーントン・ワイルダー、アルマ・レヴィル、サリー・ベンソン
原作:ゴードン・マクドネル
撮影:ジョセフ・バレンタイン
音楽:ディミトリ・ティオムキン
出演:テレサ・ライト、ジョセフ・コットン、マクドナルド・ケリー、パトリシア・コリンジ、ヘンリー・トラヴァース、ウォーレス・フォード、ヒューム・クローニン

アルフレッド・ヒッチコック監督による心理スリラー。カリフォルニア州の田舎町サンタローザで暮らすニュートン一家のもとに突然チャーリー叔父さんが訪ねてくる。ニュートン家の長女チャーリーは同じ名前の叔父の来訪を喜んでいたが、やがて2人の探偵が訪ねてくると次第にチャーリー叔父さんに秘密があるのではないかと疑い始める……。チャーリー叔父さんに「第三の男」のジョセフ・コットン。チャーリーに「打撃王」のテレサ・ライト。

| | コメント (0)

2019-175M 「のらくら(ゴルフ狂時代)」☆☆☆★

Chapnorakura原題:The Idle Class
邦題:のらくら(ゴルフ狂時代)
時間:32分
公開:1921-12-30
製作年度:1921
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:
製作:チャールズ・チャップリン
監督:チャールズ・チャップリン
脚本:チャールズ・チャップリン
原作:
撮影:ローランド・トザロー
音楽:
出演:チャールズ・チャップリン、エドナ・パーヴィアンス、マック・スウェイン

ゴルフがまだブルジョア階級のステータス・シンボルであった頃、保養地の冬のフロリダを舞台に瓜二つの人物(浮浪者と紳士)が取り違えられたことから巻き起こる騒動を軽快に風刺たっぷりに描き出すコメディ。監督・主演はチャールズ・チャップリン。別邦題「ゴルフ狂時代」。

| | コメント (0)

2019-172M 「バガー・ヴァンスの伝説 」☆☆☆★★

Bagarvance原題:THE LEGEND OF BAGGER VANCE
邦題:バガー・ヴァンスの伝説
時間:125分
公開:2001-03-03
製作年度:2000
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ 、カレン・テンコフ
製作:ジェイク・エバーツ、マイケル・ノジック、ロバート・レッドフォード
監督:ロバート・レッドフォード
脚本:ジェレミー・レヴェン
原作:スティーヴン・プレスフィールド
撮影:ミヒャエル・バルハウス
音楽:レイチェル・ポートマン
出演:ウィル・スミス(バガー・ヴァンス)、マット・デイモン(ラナルフ・ジュナ)、シャーリーズ・セロン(アデール)、ブルース・マッギル、ジョエル・グレッチ、レイン・スミス、J・マイケル・モンクリーフ、ピーター・ゲレッティ
4年ぶりに再見。いい映画だなぁ。原稿チェック用にて。

| | コメント (0)

2019-174M 「ジェミニマン」☆☆★★★

Jeminiman原題:Gemini Man
邦題:ジェミニマン
時間:117分
公開:2019-10-25
製作年度:2019
製作国:アメリカ
配給:東和ピクチャーズ
製作総指揮:チャド・オマン マイク・ステンソン ブライアン・ベル グォ・グワンチャン ドン・マーフィ
製作:ジェリー・ブラッカイマー デビッド・エリソン ダナ・ゴールドバーグ ドン・グレンジャー
監督:アン・リー
脚本:デビッド・ベニオフ ビリー・レイ ダーレン・レムケ
原作:ダーレン・レムケ デビッド・ベニオフ
撮影:ディオン・ビーブ
音楽:ローン・バルフェ
出演:ウィル・スミス(ヘンリー/ジュニア)、メアリー・エリザベス・ウィンステッド(ダニー)、クライヴ・オーウェン(クレイ・ヴェリス)、ベネディクト・ウォン(バロン)

 

ウィル・スミスが現在の自分と若い自分の2役を演じ、「ブロークバック・マウンテン」「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」の名匠アン・リーがメガホンをとった近未来アクション。史上最強とうたわれるスナイパーのヘンリーは政府に依頼されたミッションを遂行中、何者かに襲撃される。自分の動きをすべて把握し、神出鬼没な謎の襲撃者の正体は、秘密裏に作られた若い頃のヘンリーのクローンだった。その衝撃の事実を知ったヘンリーは、アメリカ国防情報局の捜査官ダニーの協力を得ながら、政府を巻き込む巨大な陰謀の渦中へと身を投じていく。主演のスミスは現在のヘンリーのほか、クローンである若いヘンリーも演じ、クローンのヘンリーは最新のデジタル技術によってスミスの外見を若返らせている。ダニー役はメアリー・エリザベス・ウィンスレット。製作に「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジェリー・ブラッカイマー。

 

| | コメント (0)

2019-173M 「シライサン」☆☆★★★

Siraisan邦題:シライサン
時間:98分
公開:2020-01-10
製作年度:2020
製作国:日本
配給:松竹メディア事業部
製作総指揮:
製作:大角正
監督:安達寛高
脚本:安達寛高
原作:
撮影:金子雅和
音楽:中川孝
出演:飯豊まりえ(端紀)、稲葉友(鈴木春男)、忍成修吾、谷村美月、江野沢愛美、染谷将太

 

飯豊まりえが初の映画単独主演を務め、人気小説家・乙一として知られる安達寛高が長編監督デビューを果たしたホラー。安達監督が脚本も手がけ、「その名を知ると現れて、視線をそらすと殺される」という新たなホラーキャラクター「シライサン」の恐怖をオリジナルストーリーで描く。眼球の破裂した死体が連続して発見された。直接の死因はいずれも心臓麻痺で、死の直前に何かに怯え、とり憑かれた様子だったという奇妙な共通点があった。親友を目の前で亡くした大学生の端紀と弟を失った春男は、ともに事件を調べ始める。2人は事件の鍵を握る女性・詠子を探し出すが、ほどなく彼女は「シライサン……」という謎の言葉を残し、一連の事件の被害者と同じように死んでしまう。事件に目をつけた雑誌記者の間宮も加わり、「シライサン」の呪いが徐々に明らかになっていくが……。

シネプラの武内君のプロデュース。配給が松竹メディアということで、配信やパッケージをメインに展開するのだろう。でもメジャー映画製作ということで目出度い。

 

| | コメント (0)

2019-171M 「ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ」☆☆★★

Slongdaysjo原題:Long Day's Journey Into Night
邦題:ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ
時間:138分
公開:2020-02-28
製作年度:2018
製作国:中国・フランス
配給:リアリーライクフィルムズ、miramiru
製作総指揮:
製作:
監督:ビー・ガン
脚本:
原作:
撮影:
音楽:
出演:ホアン・ジュエ、タン・ウェイ、シルヴィア・チャン

 

初監督作「凱里ブルース」で注目を集めた中国の新世代監督ビー・ガンの第2作。自分の過去をめぐって迷宮のような世界をさまようことになる男の旅路を描いた。途中に3Dのワンシークエンスショットが入るという演出があり、物語の中盤で主人公が映画館に入り、現実と記憶と夢が交錯する世界に入り込むと同時に、観客も3Dメガネを装着し、その世界を追体験することができる。父の死をきっかけに、何年も距離を置いていた故郷の凱里へ戻ったルオ・ホンウは、そこで幼なじみである白猫の死を思い起こす。そして同時に、ルオの心をずっと捉えて離れることのなった、ある女性のイメージが付きまとう。香港の有名女優と同じワン・チーウェンと名乗った彼女の面影を追い、ルオは現実と記憶と夢が交わるミステリアスな旅に出る。2018年・第71回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品。日本では、同年の第19回東京フィルメックスで学生審査員賞を受賞。

 

 

| | コメント (0)

2019-170M 「ファイティング・ファミリー」☆☆☆★

Fightlingfamiry原題:Fighting with My Family
邦題:ファイティング・ファミリー
時間:108分
公開:2019-11-29
製作年度:201
製作国:アメリカ
配給:パルコ
製作総指揮:アンディ・バーマン ハイラム・ガルシア ダニエル・バトセック トレイシー・ジョセフス デビッド・コッシ ロードリ・トーマス
製作:ケビン・ミッシャー ドウェイン・ジョンソン ダニー・ガルシア スティーブン・マーチャント マイケル・ルイジ
監督:スティーブン・マーチャント
脚本:スティーブン・マーチャント
原作:
撮影:レミ・アデファラシン
音楽:ビック・シャーマ
出演:フローレンス・ピュー(ペイジ)、レナ・ヘディ(ジュリア)、ニック・フロスト(リッキー)、ジャック・ロウデン(ザック)、ヴィンス・ヴォーン(ハッチ)、ドウェイン・ジョンソン(ロック)

アメリカのプロレス団体WWEで一夜にしてスターの座を掴んだ女性ファイター、ペイジの実話をもとに、プロレスを通して固い絆で結ばれた家族を描いたヒューマンドラマ。ペイジとその家族を描いたドキュメンタリー「The Wrestlers:Fighting with My Family」に感銘したドウェイン・ジョンソンが、イギリスの映画製作会社Film4 Productionsとタッグを組んで映画化した。イギリス北部でレスリングジムを営むナイト一家。中学1年生の時からリングに立っている18歳のサラヤは、いつかWWEの試合に出て一家を盛り上げたいと願っていた。兄ザックもプロレス命だが、その一方で愛する彼女と結婚して普通の家庭を持ちたいとも考えている。そんなある日、WWEのトライアウトに参加した2人は、尊敬するスーパースター、ドウェイン・ジョンソンと対面を果たす。兄妹は大喜びでトレーニングに励むが、サラヤだけが次のステージに進み、フロリダへ行くことが決定し……。主人公ペイジを「トレイン・ミッション」「Midsommar」のフローレンス・ピュー、兄ザックを「ダンケルク」のジャック・ロウデン、父パトリックを「ショーン・オブ・ザ・デッド」のニック・フロストが演じる。ドウェイン・ジョンソンも本人役で出演。「蜘蛛の巣を払う女」などに俳優として出演したスティーブン・マーチャントが監督・脚本を手がけた。

| | コメント (0)

« 2019年10月 | トップページ | 2019年12月 »