2019-108M 「パリに見出されたピアニスト」☆☆☆
原題:Au bout des doigts
邦題:パリに見出されたピアニスト
時間:106分
公開:2019-09-27
製作年度:2018
製作国:フランス・ベルギー
配給:東京テアトル
製作総指揮:
製作:
監督:ルドビク・バーナード
脚本:ルドビク・バーナード、ジョアン・ベルナール
原作:
撮影:
音楽:
出演:ランベール・ウィルソン(ピエール・ゲイトナー)、クリスティン・スコット・トーマス(エリザベス)、ジュール・ベンシェトリ(マチュー・マリンスキー)、カリジャ・トゥーレ
夢を持たずに生きてきた不良青年と、彼の才能を見いだしピアニストに育てようとする2人の大人たちの物語を描くフランス製ヒューマンドラマ。パリ、北駅に置かれた1台のピアノ。マチューの楽しみは、自分を追う警察官の目を盗んでそのピアノを弾くことだった。そこへ通りかかった音楽学校のディレクター、ピエールはマチューの才能に強く惹かれ、ピアニストとして育て上げたいと声を掛ける。乗り気ではないマチューだったが、実刑を免れるため無償奉仕を命じられた音楽院で、ピエールや厳しいピアノ教師エリザベスの手ほどきを受けることに。生い立ちに恵まれず夢など持たずに生きてきたマチューは、周囲との格差や環境の壁に直面しながらも、本気で音楽と向き合うようになっていく。主演は「アスファルト」のジュール・ベンシェトリ。マチューを見守り導いていく2人の大人を「神々と男たち」のランベール・ウィルソンと「イングリッシュ・ペイシェント」のクリスティン・スコット・トーマスが演じる。
本筋のキーアイデアのみで、周辺の描き方に説得力がもうひとつ無く、緊迫感に欠ける。さまざまな事象事件が、ご都合主義的に配置され、ラスト10数分のクレッシェンドだけで観客の心を震わせようとしているよだが、安っぽくステレオタイプな仕上がり。残念。音楽ものの目的達成系の作品は好きだし、主題の音楽も大好きな曲なのだが、彫り込みが足りない。
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