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2019-119M 「ロケットマン」☆☆☆

Rocetman原題:Rocketman
邦題:ロケットマン
時間:121分
公開:2019-08-23
製作年度:2019
製作国:イギリス・アメリカ
配給:東和ピクチャーズ
製作総指揮:エルトン・ジョン、クローディア・ボーン、ブライアン・オリバー、スティーブ・ハミルトン・ショウ、マイケル・グレイシー
製作:マシュー・ボーン、デビッド・ファーニッシュ、アダム・ボーリング、デビッド・リード
監督:デクスター・フレッチャー
脚本:リー・ホール
原作:
撮影:ジョージ・リッチモンド
音楽:マシュー・マージソン
出演:タロン・エガートン(エルトン・ジョン)、ジェイミー・ベル(バーニー・トーピン)、リチャード・マッデン(ジョン・リード)、ジェマ・ジョーンズ(アイヴィー)、ブライス・ダラス・ハワード(シーラ・フェアブラザー)、スティーブン・グレアム(ディック・ジェイムス)、テイト・ドノバン(ダグ・ウェストン)、チャーリー・ロウ(レイ・ウィリアムズ)、スティーブン・マッキントッシュ、トム・ベネット、オフィリア・ラビボンド

 

グラミー賞を5度受賞したイギリス出身の世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンの自伝的映画。並外れた音楽の才能でまたたく間にスターへの階段を駆け上がっていった一方で、様々な困難や苦悩にも満ちたエルトン・ジョンの知られざる半生を、「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」や「ロケット・マン」など数々のヒット曲にのせたミュージカルシーンを交えて描いていく。イギリス郊外の町で両親の愛を得られずに育った少年レジナルド(レジー)・ドワイトは、唯一、音楽の才能には恵まれていた。やがてロックに傾倒し、ミュージシャンを目指すことを決意したレジーは、「エルトン・ジョン」という新たな名前で音楽活動を始める。そして、後に生涯の友となる作詞家バーニー・トーピンとの運命的な出会いをきっかけに、成功への道をひた走っていくが……。日本でも社会現象となった大ヒット作「ボヘミアン・ラプソディ」で、降板した監督に代わり映画を完成させたデクスター・フレッチャーがメガホンをとり、「キングスマン」シリーズのマシュー・ボーンが製作を担当。同じく「キングスマン」シリーズでブレイクしたタロン・エガートンがエルトン役を務め、吹き替えなしで歌唱シーンもこなした。エルトン・ジョン本人も製作総指揮に名を連ねている。

 

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2019-118M 「ジェニーの肖像」☆☆☆★

Jenny2原題:Portrait of Jennie
邦題:ジェニーの肖像
時間:85分
公開:1951-07-03
製作年度:1947
製作国:アメリカ
配給:東宝洋画部
製作総指揮:
製作:
監督:ウィリアム・ディターレ
脚本:レナード・ベルコビッチ
脚色:ポール・オズボーン、ピーター・バーネイズ
原作:ロバート・ネイサン
撮影:ジョセフ・オーガスト
音楽:ディミトリ・ティオムキン
出演:ジェニファー・ジョーンズJennie_Appleton、ジョセフ・コットンEben_Adams、エセル・バリモアSpinney、リリアン・ギッシュMother_Mary_of_Mercy、セシル・ケラウェイMatthews、デビッド・ウェインGus

「レベッカ」のデイヴィッド・O・セルズニック製作になる1947年度作品で、ロバート・ネイザン(「気まぐれ天使」)の同名の小説からレオナルド・バーコヴィッチ(気まぐれ天使)が潤色、「仔鹿物語」のポール・オスボーンがピーター・バーニースと協同で脚色し、「欲望の砂漠」のウィリアム・ディーターレが監督した。撮影は「悪魔の金」のジョセフ・オーガスト、音楽は「西部の男」のディミトリ・ティオムキンで、ドビュッシイの曲を使用している。「ガス燈」のジョセフ・コットン、「聖処女」のジェニファー・ジョーンズをめぐって、「ミネソタの娘」のエセル・バリモア「奥様は魔女」のセシル・ケラウェイ、往年のスター、リリアン・ギッシュが出演する。なお本作品は幻想的雰囲気を強調するため、さまざまな特殊技巧を使用しているので評判となっている。
ラストカットの肖像画。ここでフルカラーになる驚き。当時の劇場はじわったのだろうな。


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2019-117M 「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」☆☆☆★

Spidermanfarfromhome原題:Spider-Man: Far From Home
邦題:スパイダーマン ファー・フロム・ホーム
時間:135分
公開:2019-06-28
製作年度:2019
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、トーマス・M・ハメル、エリック・ハウサーマン・キャロル、レイチェル・オコナー、スタン・リー、アビ・アラド、マット・トルマック
製作:ケビン・ファイギ、エイミー・パスカル
監督:ジョン・ワッツ
脚本:クリス・マッケーナ、エリック・ソマーズ
原作:スタン・リー、スティーブ・ディッコ
撮影:マシュー・J・ロイド
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:トム・ホランド(ピーター・パーカー/スパイダーマン)、サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューリー)、ゼンデイヤ(ミシェル・“MJ”・ジョーンズ)、コビー・スマルダース(マリア・ヒル)、ジョン・ファブロー(ハッピー・ホーガン)、J・B・スムーブ(デル先生)、ジェイコブ・バタロン(ネッド)、マーティン・スター(ハリントン先生)、マリサ・トメイ(メイおばさん)、ジェイク・ギレンホール(クエンティン・ベック/ミステリオ)、アンガーリー・ライス(ベティ)、トニー・レボロリ(フラッシュ)、レミー・ハイ(ブラッド)、ヌーマン・アチャル(ディミトリ)

若手俳優のトム・ホランドが新たにスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じ、「アベンジャーズ」を中心とした「マーベル・シネマティック・ユニバース」の世界に参戦した「スパイダーマン ホームカミング」の続編。「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界を舞台に、スパイダーマンこと高校生のピーター・パーカーの新たな戦いと成長を描く。夏休みに学校の研修旅行でヨーロッパへ行くことになったピーターは、旅行中に思いを寄せるMJに告白しようと計画していた。最初の目的地であるベネチアに着いたピーターたちは水の都を満喫するが、そこに水を操るモンスターが出現。街は大混乱に陥るが、突如現れた謎のヒーロー、ミステリオが人々の危機を救う。さらに、ピーターの前には元「S.H.I.E.L.D.」長官でアベンジャーズを影から支えてきたニック・フューリーが現れ、ピーターをミステリオことベックに引き合わせる。ベックは、自分の世界を滅ぼした「エレメンタルズ」と呼ばれる自然の力を操る存在が、ピーターたちの世界にも現れたことを告げる。監督は、前作に続いてジョン・ワッツが務めた。ベック/ミステリオ役に「ナイトクローラー」のジェイク・ギレンホール。

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2019-116M 「ヘルボーイ」☆☆☆★

Shellboy原題:Hellboy
邦題:ヘルボーイ
時間:120分
公開:2019-09
製作年度:2019
製作国:アメリカ
配給:REGENTS
製作総指揮:ラティ・グロブマン、クリスタ・キャンベル、ジェフリー・グリーンスタイン、アビ・ラーナー、トレバー・ショート、ジョン・トンプソン、マイク・ミニョーラ、マーク・ヘルウィック
製作:マシュー・オトゥール、レス・ウェルドン、ヤリフ・ラーナー、フィリップ・ウェストグレン、カール・ハンプ、ローレンス・ゴードン、ロイド・レビン、マイク・リチャードソン
監督:ニール・マーシャル
脚本:アンドリュー・コスビー
原作:マイク・ミニョーラ
撮影:ロレンツォ・セナトーレ
音楽:ベンジャミン・ウォルフィッシュ
出演:デビッド・ハーバー(ヘルボーイ)、ミラ・ジョボビッチ(ブラッドクイーン)、イアン・マクシェーン、サッシャ・レイン、ダニエル・デイ・キム、トーマス・ヘイデン・チャーチ

2004年にギレルモ・デル・トロ監督で映画化された人気コミックを原作者マイク・ミニョーラの完全監修で再映画化。地獄で生まれ、地球で育てられた悪魔の子ヘルボーイ。超常現象調査防衛局「B.P.R.D.」のエージェントとして活躍する彼に、イギリスを荒らしまわる巨人退治のミッションが下される。暗黒時代に封印されたブラッドクイーンが1500年の眠りから覚めたことを知ったヘルボーイは、霊媒能力を持つ少女アリス、ベン・ダイミョウ少佐らとともにブラッドクイーンへと近づいていく。しかし、ブラッドクイーンはヘルボーイを王として迎え入れる企てを図り、ヘルボーイは彼女の甘言と魔力によって世界を滅亡させるほどの強大なパワーを手にしてしまう。ヘルボーイ役をドラマ「ストレンジャー・シングス」のデビッド・ハーバー、最強の敵ブラッドクイーン役をミラ・ジョボビッチがそれぞれ演じる。監督は大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のニール・マーシャル。
15年位前にデルトロのを見ている。今になってなぜこの企画が出され通され資金が集まったか、本当に不明。とはいえ、ダークファンタジーアクション、それなりに見切ってしまう。でも、ほかに企画することあるだろうに。

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2019-115M 「ボールズ・ボールズ」☆☆★★★

Ballsballs原題:Caddyshack
邦題:ボールズ・ボールズ
時間:98分
公開:1980-10-04
製作年度:1980
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
製作総指揮:ジョン・ピータース
製作:ダグラス・ケニー
監督:ハロルド・ライミス
脚本:ブライアン・ドイル=マーレイ、ハロルド・ライミス、ダグラス・ケニー
原作:
撮影:スティーヴン・ラーナー
音楽:ジョニー・マンデル
出演:チェビー・チェイスTy_Webb、ロドニー・デンジャーフィールドAl_Czrvik、テッド・ナイトSmails、マイケル・オキーフDanny、ビル・マーレイCarl_Spackler

フロリダのある名門ゴルフ場を舞台に展開されるドタバタ・コメディ。製作総指揮はジョン・ピータース、製作はダグラス・ケニー、監督は「アニマル・ハウス」の脚本をダグラス・ケニーと担当し、劇場用映画はこれがデビュー作品となるハロルド・レイミス、脚本はブライアン・ドイル・マレー、ハロルド・レイミスとダグラス・ケニー、撮影はスティーヴン・ラーナー、音楽はジョニー・マンデル、編集はウィリアム・カルース、製作デザインはスタン・ジョリーが各々担当。主演はチェヴィ・チェイス、ロドニー・デンジャーフィールド、テッド・ナイト、マイケル・オキーフ、ビル・マーレイ、サラ・ホルコム、スコット・コロンビー、シンディ・モーガン、ダン.レズン、ヘンリー・ウィルコクスンなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。テクニカラー、ビスタサイズ。1980年作品。

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2019-114M 「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」☆☆☆★

Eighthgreat原題:Eighth Grade
邦題:エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ
時間:93分
公開:2019-09-20
製作年度:2018
製作国:アメリカ
配給:トランスフォーマー
製作総指揮:ジャミン・オブライエン
製作:スコット・ルーディン、イーライ・ブッシュ、リラ・ヤコブ、クリストファー・ストーラー
監督:ボー・バーナム
脚本:ボー・バーナム
原作:
撮影:
音楽:アンナ・メレディス
出演:エルシー・フィッシャー、ジョシュ・ハミルトン、エミリー・ロビンソン、ジェイク・ライアン、ダニエル・ゾルガードリ

生まれたときからウェブサイトやSNSが存在する“ジェネレーションZ世代”のティーンたちのリアルな葛藤や恋、家族との関係を描き、全米で評判を集めた青春ドラマ。中学校生活最後の1週間を迎えたケイラは、“クラスで最も無口な子”に選ばれてしまう。待ち受ける高校生活に不安を抱える彼女は、SNSを駆使して不器用な自分を変えようとするが、なかなか上手くいかない。高校生活が始まる前に、憧れの男の子や人気者の女の子たちに近付こうと奮闘するケイラだったが……。「怪盗グルーのミニオン危機一発」で主要キャラクター・アグネスの声を務めたエルシー・フィッシャーが主演を務め、第76回ゴールデングローブ賞の主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされた。YouTuber出身という異色の経歴を持つ人気コメディアンで、「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」などで俳優としても活躍するボー・バーナムが自身の経験をもとに脚本を執筆し、メガホンをとった。

 

 

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2019-113M 「ゴールデン・リバー」☆☆☆★★

Goldenriver原題:The Sisters Brothers
邦題:ゴールデン・リバー
時間:120分
公開:2019-07-05
製作年度:2018
製作国:アメリカ・フランス・ルーマニア・スペイン
配給:ギャガ
製作総指揮:ミーガン・エリソン、チェルシー・バーナード、サミー・シャー
製作:パスカル・コーシュトゥー、グレゴワール・ソルワ、ミヒェル・メルクト、マイケル・デ・ルカ、アリソン・ディッキー、ジョン・C・ライリー
監督:ジャック・オーディアール
脚本:ジャック・オーディアール、トーマス・ビデガン
原作:パトリック・デウィット
撮影:ブノワ・デビエ
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:ジョン・C・ライリー(イーライ・シスターズ)、ホアキン・フェニックス(チャーリー・シスターズ)、ジェイク・ギレンホール(ジョン・モリス)、リズ・アーメッド(ハーマン・カーミット・ウォーム)、レベッカ・ルート(メイフィールド)、アリソン・トルマン(酒場の女)、ルトガー・ハウアー(提督)、キャロル・ケイン(ミセス・シスターズ)

「ディーパンの闘い」「君と歩く世界」「真夜中のピアニスト」などで知られるフランスの名匠ジャック・オーディアール監督が初めて手がけた英語劇で、ジョン・C・ライリー、ホアキン・フェニックス、ジェイク・ギレンホール、リズ・アーメッドという豪華キャストを迎えて描いた西部劇サスペンス。2018年・第75回ベネチア国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した。ゴールドラッシュに沸く1851年、最強と呼ばれる殺し屋兄弟の兄イーライと弟チャーリーは、政府からの内密の依頼を受けて、黄金を探す化学式を発見したという化学者を追うことになる。政府との連絡係を務める男とともに化学者を追う兄弟だったが、ともに黄金に魅せられた男たちは、成り行きから手を組むことに。しかし、本来は組むはずのなかった4人が行動をともにしたことから、それぞれの思惑が交錯し、疑惑や友情などさまざまな感情が入り乱れていく。
 その深い知識と分析力、加えて素晴らしい文章表現力によって文武両道を証明する母校体育教師のI田君が、ひとこと「傑作」としか書かないほど打ちのめされたらしい作品を、遅ればせながら観た。彼の評価を信じたからだ。残念ながら僕は打ちのめされるまでは行かなかったが、ジワジワくる佳作西部劇だと認める。しかもフランス製だってことが驚愕だ(もちろんアメリカ資本も入ってるけど、あとはルーマニア・スペイン!だぜ)。
 ハワード・ホークスとフランス映画は呪縛というか、ヌーベルバーグのトラウマ。ヌーベルバーグの映画理論的支柱だった「カイエ・デュ・シネマ」誌でヒッチコックとともにホークスを称揚していったのは有名だ。
 ベルトルッチが2003年に発表した自伝的映画「ドリーマーズ」はパリの五月革命(1968年)を背景に、若きシネフィルたちを主人公にした切なさ満点の名作だが、彼らが通うシネマテーク・フランセーズらしきスクリーンでホークス作品を見るシーンがあったような、なかったような・・・。
 ともあれ、1952年生まれの本作のジャック・オーディアール監督は家庭環境的にも、十分その空気を体験しただろうし(父親が脚本家のミシェル・オーディアール。「地下室のメロディ」《アンリ・ベルヌイユ監督 1963年》などに参加)、五月革命の年には16歳という多感な少年時代だったはずだったことを前提に観る作品だろう。
 原題はSisters Brothers.「シスター家の兄弟」てなことだが、直訳だと邦題には困るだろう。まあ「ゴールデン・リバー」で許そう。ホークス監督の初の西部劇でジョン・ウェイン主演の名作「赤い河」(原題・Red River)への目配せなのかリスペクトなのか。おっとここでもホークスの呪縛かな。本作監督でジャック・オーディアールは2018年のベルリン映画祭の最優秀監督賞を受賞(銀獅子賞)という栄光に輝いている。
 性格の違う兄弟が目的に向かっていくバディ&ロードムービー。というと「レインマン」を想起してしまうが、こちらは全く女っ気が無い。物語は殺し屋を営んでいる、生真面目な兄イーライと何をしでかすかわからない弟チャーリーの二人がある依頼を受けることから始まる。ああ、これ以上書けない。まあタイトルに匂わせているようにゴールドラッシュに纏わる追跡ものとだけ言っておこう。
 撮影監督は、フランク・ヴェーデキントの小説「ミネハハ」を映画化した「エコール」(ルシール・アザリロヴィック監督 2004年)で、森の中の寄宿舎に住む少女たちを幻想的に描き切ったブノワ・デビエ。カメラは短焦点レンズを多用しているようで、タイトなショットの切り替えしが多い。狙いなのかどうかは判らないが、西部劇を観る客としてはスケールのある広大な荒野のショットで抒情的に描いたカットが少なすぎる欲求不満が残る。
 立て続けに西部劇を2本観たが、このジャンルでビジネスになるのかという疑問がある。本作はフレンチウェスタンだし、ベルリン映画祭だし、アメリカの興業はディズニー&マーベルでないと映画じゃない的な様相だし。オーソドックスな西部劇が製作されることに奇跡を感じる。もちろん、小さなバジェットで軽量に稼ぐことは可能だろうが、それなりに規模あるビジネスともなると西部劇に資金を投じる金主がいるのだろうか、と思ってしまう。


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2019-112M 「荒野の誓い」☆☆★★★

Koyanotikai原題:Hostiles
邦題:荒野の誓い
時間:135分
公開:2019-09-06
製作年度:2017
製作国:アメリカ
配給:クロックワークス、STAR CHANNEL MOVIES
製作総指揮:ドナルド・E・スチュワート、バイロン・アレン、キャロリン・フォークス、ジェニファー・ルーカス、テレンス・ヒル、クリス・シャラランブス、マーク・ボード
製作:ジョン・レッシャー、ケン・カオ、スコット・クーパー
監督:スコット・クーパー
脚本:スコット・クーパー
原作:ドナルド・E・スチュワート
撮影:マサノブ・タカヤナギ
音楽:マックス・リヒター
出演:クリスチャン・ベール(ジョー・ブロッカー)、ロザムンド・パイク(ロザリー・クウェイド)、ウェス・ステューディ(イエロー・ホーク)、ベン・フォスター、ティモシー・シャラメ、ジェシー・プレモンス、アダム・ビーチ、ロリー・コクレイン

 

「ファーナス 訣別の朝」でもタッグを組んだクリスチャン・ベールとスコット・クーパー監督による、産業革命後の開拓地を舞台にした西部劇。1892年、産業革命によって急速に開拓地や街へと変貌を遂げつつあるアメリカ・ニューメキシコ州。インディアン戦争の英雄で、現在は看守を務めるジョー・ブロッカーは、かつて宿敵関係にあったシャイアン族の酋長イエロー・ホークとその家族をモンタナ州へ護送する任務に就く。その道中でコマンチ族の虐殺によって家族を失った過去を持つロザリーと出会い、彼女も旅に加わることとなる。一行はなんとか厳しい辺境地を乗り越えたが、ある地点で互いの協力なしでは生きていけない危機的な状況に陥ってしまう。ブロッカー役をベール、ロザリー役を「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイク、イエロー・ホーク役を「ジェロニモ」「アバター」のウェス・ステューディがそれぞれ演じる。

 

 

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2019-111M 「天気の子」☆☆☆★★

Tenki邦題:天気の子
時間:114分
公開:2019-07-19
製作年度:2019
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:川村元気
監督:新海誠
脚本:新海誠
原作:新海誠
撮影:
音楽:RADWIMPS
出演:醍醐虎汰朗(森嶋帆高)、森七菜(天野陽菜)、本田翼(夏美)、吉柳咲良(天野凪)、平泉成(安井)、梶裕貴(高井)、倍賞千恵子(冨美)、小栗旬(須賀圭介)

「君の名は。」が歴史的な大ヒットを記録した新海誠監督が、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄されながらも自らの生き方を選択しようとする少年少女の姿を描いた長編アニメーション。離島から家出し、東京にやって来た高校生の帆高。生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく手に入れたのは、怪しげなオカルト雑誌のライターの仕事だった。そんな彼の今後を示唆するかのように、連日雨が振り続ける。ある日、帆高は都会の片隅で陽菜という少女に出会う。ある事情から小学生の弟と2人きりで暮らす彼女には、「祈る」ことで空を晴れにできる不思議な能力があり……。「兄に愛されすぎて困ってます」に出演した醍醐虎汰朗と「地獄少女」「Last Letter」など話題作への出演がひかえる森七菜という新鋭の2人が、帆高と陽菜の声をそれぞれ演じる。そのほかの出演に小栗旬、本田翼、平泉成、梶裕貴、倍賞千恵子ら。「君の名は。」に続いて川村元気が企画・プロデュース、田中将賀がキャラクターデザイン、ロックバンド「RADWIMPS」が音楽を担当。RADWIMPSが手がける主題歌には女性ボーカルとして女優の三浦透子が参加。
①可能ならば114分の公開版でなく、おそらく130分と予想するオリジナルディレクターカットを見たいと妄想する。説明的であったかも知れない部分をカットして、観客の想像力に委ねたのかな。あとは予定尺というのがあるしね。
②冒頭の一言から、時折セリフに厚い音楽が被さり、聞き取れない部分があった。これは僕の老化なのかな?
③実写と見まごうほどのカットがあるが、どうなかな?地面に雨が跳ねるカットとか。実写のアニメティックCG処理かな?描いていたら凄い。でもその労力は必要だった?

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2019-110M 「ジョン・ウィック パラベラム」☆☆☆★★

Jhon4原題:John Wick: Chapter 3 - Parabellum
邦題:ジョン・ウィック パラベラム
時間:130分
公開:2019-10
製作年度:2019
製作国:アメリカ
配給:ポニーキャニオン
製作総指揮:チャド・スタエルスキ、デビッド・リーチ、ジョビー・ハロルド、ジェフ・ワックスマン
製作:ベイジル・イバニク、エリカ・リー
監督:チャド・スタエルスキ
脚本:デレク・コルスタッド、シェイ・ハッテン、クリス・コリンズ、マーク・エイブラムス
原作:デレク・コルスタッド
撮影:ダン・ローストセン
音楽:タイラー・ベイツ、ジョエル・J・リチャード
出演:キアヌ・リーブス、ハル・ベリー、ローレンス・フィッシュバーン、マーク・ダカスコス、エイジア・ケイト・ディロン、ランス・レディック、アンジェリカ・ヒューストン、イアン・マクシェーン

キアヌ・リーブスが伝説の元殺し屋に扮し、銃とカンフーを融合させた「ガン・フー」や車とカンフーを合わせた「カー・フー」など、これまでにないアクション要素を盛り込みヒットした「ジョン・ウィック」シリーズの第3弾。前作で怒りのあまりに、一流殺し屋が集う「コンチネンタルホテル」の掟である「ホテル内で殺しはおこなってはいけない」を破ってしまったジョン。聖域から追放された彼を待っていたのは、組織による粛清の包囲網だった。刺客たちがさまざまな殺しのスキルを駆使し、賞金首となったジョンに襲いかかる。傷だらけとなったジョンは、かつて「血の契約」を交わしたソフィアに協力を求め、カサブランカへと飛ぶが……。監督は前2作から続投のチャド・スタエルスキが担当。イアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーンら前作からのキャストに加え、オスカー女優のハル・ベリーが謎の女ソフィア役で出演。
相変わらずの凝りまくったバトルアクション。その繋ぎにストーリーがあるといってもよいのだが、一気に引き込まれてしまう。ボディダブルが派手な格闘をするのだが、クライマックスはキアヌ本人がきちんと殺陣をしているようだ。ともあれ、思いっきり今回は続編への因縁を残しての仕上がり。

 

 

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2019-109M 「プライベート・ウォー」☆☆☆★★

Pribvatewar原題:A Private War
邦題:プライベート・ウォー
時間:110分
公開:2019-09-13
製作年度:2019
製作国:イギリス・アメリカ
配給:ポニーキャニオン
製作総指揮:エリック・リー、ジョナサン・ファーマン、ベス・コノ、A・J・ディックス、デビッド・ディナースタイン、ジェイソン・レスニック、ウィリアム・サドラー、ウェイン・マーク・ゴッドフリー、ロバート・ジョーンズ
製作:ベイジル・イバニク、マリッサ・マクマホン、マシュー・ジョージ、マシュー・ハイネマン、シャーリーズ・セロン
監督:マシュー・ハイネマン
脚本:アラッシュ・アメル
原作:マリエ・ブレンナー
撮影:ロバート・リチャードソン
音楽:H・スコット・サリナス
出演:ロザムンド・パイク(メリー・コルヴィン)、ジェイミー・ドーナン(ポール・コンロイ)、トム・ホランダー(ショーン・ライアン)、スタンリー・トゥッチ(トニー・ショウ)

レバノン内戦や湾岸戦争など世界中の戦地を取材した実在の女性記者メリー・コルヴィンの半生を、「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイク主演、「カルテル・ランド」「ラッカは静かに虐殺されている」など骨太なドキュメンタリーを手がけてきたマシュー・ハイネマンの初劇映画監督作品として映画化。イギリスのサンデー・タイムズ紙の戦争特派員として活躍するアメリカ人ジャーナリスト、メリー・コルビンは、2001年のスリランカ内戦取材中に銃撃戦に巻き込まれて、左目を失明してしまう。黒い眼帯を着用し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみながらも、人びとの関心を世界の紛争地域に向けたいという彼女の思いは強まっていく。2012年、シリアの過酷な状況下にいる市民の現状を全世界に伝えるため、砲弾の音が鳴り響く中での過酷なライブ中継がスタートする。コルビン役をパイクが演じるほか、ジェイミー・ドーナン、トム・ホランダー、スタンリー・トゥッチらが脇を固める。

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2019-108M 「パリに見出されたピアニスト」☆☆☆

Parispiano原題:Au bout des doigts
邦題:パリに見出されたピアニスト
時間:106分
公開:2019-09-27
製作年度:2018
製作国:フランス・ベルギー
配給:東京テアトル
製作総指揮:
製作:
監督:ルドビク・バーナード
脚本:ルドビク・バーナード、ジョアン・ベルナール
原作:
撮影:
音楽:
出演:ランベール・ウィルソン(ピエール・ゲイトナー)、クリスティン・スコット・トーマス(エリザベス)、ジュール・ベンシェトリ(マチュー・マリンスキー)、カリジャ・トゥーレ

 

夢を持たずに生きてきた不良青年と、彼の才能を見いだしピアニストに育てようとする2人の大人たちの物語を描くフランス製ヒューマンドラマ。パリ、北駅に置かれた1台のピアノ。マチューの楽しみは、自分を追う警察官の目を盗んでそのピアノを弾くことだった。そこへ通りかかった音楽学校のディレクター、ピエールはマチューの才能に強く惹かれ、ピアニストとして育て上げたいと声を掛ける。乗り気ではないマチューだったが、実刑を免れるため無償奉仕を命じられた音楽院で、ピエールや厳しいピアノ教師エリザベスの手ほどきを受けることに。生い立ちに恵まれず夢など持たずに生きてきたマチューは、周囲との格差や環境の壁に直面しながらも、本気で音楽と向き合うようになっていく。主演は「アスファルト」のジュール・ベンシェトリ。マチューを見守り導いていく2人の大人を「神々と男たち」のランベール・ウィルソンと「イングリッシュ・ペイシェント」のクリスティン・スコット・トーマスが演じる。

本筋のキーアイデアのみで、周辺の描き方に説得力がもうひとつ無く、緊迫感に欠ける。さまざまな事象事件が、ご都合主義的に配置され、ラスト10数分のクレッシェンドだけで観客の心を震わせようとしているよだが、安っぽくステレオタイプな仕上がり。残念。音楽ものの目的達成系の作品は好きだし、主題の音楽も大好きな曲なのだが、彫り込みが足りない。

 

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2019-107M 「トイ・ストーリー4」☆☆☆★★

Toy4原題:Toy Story 4
邦題:トイ・ストーリー4
時間:100分
公開:2019-07-12
製作年度:2019
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:アンドリュー・スタントン、リー・アンクリッチ、ピート・ドクター
製作:ジョナス・リベラ、マーク・ニールセン
監督:ジョシュ・クーリー
脚本:ステファニー・フォルソム、アンドリュー・スタントン
原作:
撮影:
音楽:ランディ・ニューマン
出演:唐沢寿明(ウッディ)、所ジョージ(バズ・ライトイヤー)、戸田恵子(ボー・ピープ)、竜星涼(フォーキー)

おもちゃの世界を舞台に描くピクサー・アニメーションの大ヒットシリーズ「トイ・ストーリー」の第4作。ウッディたちの新しい持ち主となった女の子ボニーは、幼稚園の工作で作ったフォーキーを家に持ち帰る。ボニーの今一番のお気に入りであるフォーキーを仲間たちに快く紹介するウッディだったが、フォークやモールでできたフォーキーは自分を「ゴミ」だと認識し、ゴミ箱に捨てられようとボニーのもとを逃げ出してしまう。フォーキーを連れ戻しに行ったウッディは、その帰り道に通りがかったアンティークショップで、かつての仲間であるボー・ピープのランプを発見する。一方、なかなか戻ってこないウッディとフォーキーを心配したバズたちも2人の捜索に乗り出すが……。ボー・ピープが「トイ・ストーリー2」以来19年ぶりに再登場を果たすほか、物語の鍵を握るフォーキー、ふわもふコンビのダッキー&バニー、かわいいアンティークのおもちゃギャビー・ギャビーなど新キャラクターたちも続々と登場。数々のピクサー作品でストーリーボードアーティストを担当し、「インサイド・ヘッド」では脚本にも参加したジョシュ・クーリーが長編初監督を務める。

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2019-106M 「Diner ダイナー」☆☆★★★

Diner邦題:Diner ダイナー
時間:117分
公開:2019-07-05
製作年度:2019
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
製作総指揮:
製作:伊藤卓哉、甘木モリオ
監督:蜷川実花
脚本:後藤ひろひと、杉山嘉一、蜷川実花
原作:平山夢明
撮影:相馬大輔
音楽:大沢伸一
出演:藤原竜也(ボンベロ)、玉城ティナ(オオバカナコ)、窪田正孝(スキン)、本郷奏多(キッド)、武田真治(ブロ)、斎藤工(カウボーイ)、佐藤江梨子(ディーディー)、金子ノブアキ(ブタ男)、小栗旬(マテバ)、土屋アンナ(マリア)、真矢ミキ(無礼図)、奥田瑛(二コフィ)

藤原竜也と蜷川実花監督が初タッグを組み、平山夢明の小説「ダイナー」を映画化。元殺し屋の天才シェフ、ボンベロが店主をつとめる殺し屋専用の食堂「ダイナー」。日給30万円の怪しいアルバイトに手を出したばかりに闇の組織に身売りされてしまった少女オオバカナコは、ボンベロに買われウェイトレスとして働くことに。ボンベロが「王」として君臨するダイナーには、全身傷だらけの孤高の殺し屋スキンや、子どものような姿をしたサイコキラーのキッド、不気味なスペイン語を操る筋肉自慢の荒くれ者のブロら、ひと癖もふた癖もある殺し屋たちが次々とやって来て……。ダイナーの店主ボンベロ役を藤原、物語の鍵を握る少女オオバカナコ役を玉城ティナが演じるほか、窪田正孝、斎藤工、小栗旬、土屋アンナ、奥田瑛二ら豪華キャスト陣が殺し屋役で出演。

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2019-105M 「レディ・マエストロ」☆☆☆

Ladymaestro原題:De dirigen
邦題:レディ・マエストロ
時間:139分
公開:2019-09-20
製作年度:2018
製作国:オランダ
配給:アルバトロス・フィルム
製作総指揮:アンドレアス・クライン
アンドリュー・アーンスター
製作:デイブ・シュラム
監督:マリア・ペーテルス
脚本:マリア・ペーテルス
原作:
撮影:ロルフ・デケンズ
音楽:ボブ・ジマーマン
出演:クリスタン・デ・ブラーン(アントニオ・ブリコ)、ベンジャミン・ウェインライト(フランク)、スコット・ターナー・スコフィールド

大恐慌時代。女性オーケストラ指揮者を目指してベルリンフィルでデビューしたブリコの実話。

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2091-104M 「ダンボ」☆☆☆★

Danbo原題:Dumbo
邦題:ダンボ
時間:112分
公開:2019-03-29
製作年度:2019
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:ティム・バートン、ナイジェル・ゴステロウ
製作:ジャスティン・スプリンガー、アーレン・クルーガー、カッテルリ・フラウエンフェルダー、デレク・フライ
監督:ティム・バートン
脚本:アーレン・クルーガー
原作:
撮影:ベン・デイビス
音楽:ダニー・エルフマン
出演:コリン・ファレル(ホルト・ファリア)、マイケル・キートン(V・A・ヴァンデバー)、ダニー・デビート(マックス・メディチ)、エバ・グリーン(コレット・マーチャント)、アラン・アーキン(J・グリフィン・レミントン)、ニコ・パーカー(ミリー・ファリア)、フィンリー・ホビンス(ジョー・ファリア)

 

1941年製作のディズニー・アニメの古典的名作「ダンボ」を、「チャーリーとチョコレート工場」「アリス・イン・ワンダーランド」のティム・バートン監督のメガホンで実写化したファンタジーアドベンチャー。サーカス団に飼われ、大きな耳を使って空を飛ぶことができる小さなゾウの子ども「ダンボ」が、引き離された母親を助けるため、サーカス団の家族の力を借りて新たな一歩を踏み出す姿を描いた。出演は、サーカス団の元看板スターでダンボの世話係を任されるホルト役にコリン・ファレル、サーカス団の空中ブランコのスター、コレット役に「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」など近年のバートン作品に欠かせない存在となっているエバ・グリーン、ダンボを使って金儲けを企む企業家ヴァンデバー役に「スパイダーマン ホームカミング」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のマイケル・キートン。

 

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2019-103M 「エンテベ空港の7日間」☆☆☆★

Sentebe原題:7 Days in Entebbe
邦題:エンテベ空港の7日間
時間:107分
公開:2019-10
製作年度:2018
製作国:イギリス・アメリカ
配給:キノフィルムズ
製作総指揮:ジェフ・スコール、ジョナサン・キング、オリビエ・クールソン、ジャン=クロード・デルモン、アンジェラ・モリソン、ジョー・バーン、ライザ・チェイシン
製作:ティム・ビーバン、エリック・フェルナー、ケイト・ソロモン、マイケル・ライト、ロン・ハルパーン
監督:ジョゼ・パジーリャ
脚本:
原作:
撮影:ルラ・カルバーリョ
音楽:ロドリゴ・アマランテ
出演:ダニエル・ブリュール、ロザムンド・パイク、エディ・マーサン、リオル・アシュケナージ、ドゥニ・メノーシェ、ベン・シュネッツァー

「エンテベの勝利」「特攻サンダーボルト作戦」「サンダーボルト救出作戦」とこれまでに3度映画化されたハイジャック事件を、「エリート・スクワッド」でベルリン映画祭金熊賞を受賞したジョゼ・パジーリャ監督がハイジャック犯目線の要素や新事実などを盛り込んで描いた政治群像劇。1976年、イスラエル・テルアビブ発パリ行きのエールフランス機が乗っ取られるハイジャック事件が発生した。500万ドルと50人以上の親パレスチナ過激派の解放を要求する犯人に、多数の国民を人質にとられたイスラエル首相は交渉の道を探りながらも態度を保留する。犯人との交渉に反対の意向を示す国防大臣は、士官らとともに秘密裏に人質奪還計画を進めていくが……。「ラッシュ プライドと友情」のダニエル・ブリュール、「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイクのほか、エディ・マーサン、リオル・アシュケナージらが脇を固める。

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2019-102M 「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」☆☆☆★

Sdorakue邦題:ドラゴンクエスト ユア・ストーリー
時間:103分
公開:2019-08-02
製作年度:2013
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:阿部秀司、臼井央、伊藤響
監督:山崎貴
脚本:山崎貴
原作:堀井雄二
撮影:
音楽:すぎやまこういち
出演:佐藤健(リュカ)、有村架純(ビアンカ)、波瑠(フローラ)、坂口健太郎(ヘンリー)、山田孝之(パパス)、ケンドーコバヤシ(サンチョ)、安田顕(プサン)、古田新太(ブオーン)、松尾スズキ(ルドマン)、山寺宏一(スラりん)、井浦新(ミルドラース)、賀来千香子(マーサ)、吉田鋼太郎(ゲマ)

1986年の第1作発売以来、シリーズを重ねて国民的RPGとして人気を誇る「ドラゴンクエスト」の5作目で、92年に発売された「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」を原案に3DCGアニメ映画化。総監督に山崎貴、監督に八木竜一、花房真と「STAND BY ME ドラえもん」を手がけたスタッフが結集し、佐藤健、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之ら豪華キャストが声優を務めた。少年・リュカはゲマ率いる魔物たちに連れ去られた母を取り戻すため、父・パパスと旅を続けていた。しかし、道中での魔物たちとの激闘により、パパスはリュカの目の前で非業の死を遂げてしまう。それから10年後、故郷に戻ったリュカは「天空のつるぎと勇者を探し出せば、母を救うことができる」と書かれた父の日記を発見。パパスの遺志を受け継ぎ、冒険へと旅立つ。次々と立ちはだかる試練の数々、ビアンカとフローラをめぐる究極の選択など、リュカの壮大な冒険が描かれる。

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2019-101M 「イソップの思うツボ」☆☆☆

Isop邦題:イソップの思うツボ
時間:87分
公開:2019-08-16
製作年度:2019
製作国:日本
配給:アスミック・エース
製作総指揮:
製作:井西政彦、久保田傑
監督:浅沼直也、上田慎一郎、中泉裕矢
脚本:浅沼直也、上田慎一郎、中泉裕矢
原作:
撮影:曽根剛
音楽:
出演:石川瑠華(亀田美羽)、井桁弘恵(兎草早織)、紅甘(戌井小柚)、斉藤陽一郎(戌井連太郎)、藤田健彦(田上)、高橋雄祐(八木圭佑)、桐生コウジ(兎草信司)、川瀬陽太(近藤)、渡辺真起子(亀田美紗子)、佐伯日菜子(兎草裕子)

 

「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督を中心とした製作スタッフが再結集し、再び予測不能な物語を紡ぎだしたオリジナル作品。上田監督と「カメ止め」助監督の中泉裕矢、スチール担当の浅沼直也が3人で共同監督・脚本を務めた。カメだけが友達の内気な女子大生・亀田美羽、大人気タレント家族の娘である恋愛体質の兎草早織、父と2人で復讐代行業を営む戌井小柚。ウサギとカメ、イヌの名前を持つ3人は、有名童話さながらの奇想天外な騙し合いを繰り広げるが……。舞台やテレビ、ミュージックビデオで活躍する石川瑠華が美羽、「4月の君、スピカ。」の井桁弘恵が早織、「光」「アイスと雨音」の紅甘が小柚をそれぞれ演じ、「恋に至る病」の斉藤陽一郎、「愛のむきだし」の渡辺真起子、「らせん」の佐伯日菜子らが脇を固める。

 

 

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2019-100M 「マイ・エンジェル」☆☆★★★

Myangel原題:Angel Face
邦題:マイ・エンジェル
時間:108分
公開:2019-08-10
製作年度:2018
製作国:フランス
配給:ブロードメディア・スタジオ
製作総指揮:
製作:マルク・ミソニエ
監督:バネッサ・フィロ
脚本:バネッサ・フィロ
原作:
撮影:ギョーム・シフマン
音楽:
出演:マリオン・コティヤール、エイリーヌ・アクソイ=エテックス、アルバン・ルノワール、ステファーヌ・リドー

ビッチ母が美少女娘をネグレクト。

 

 

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2019-099M 「俺たちは天使じゃない」☆☆☆★★

Oretachi原題:We're No Angels
邦題:俺たちは天使じゃない
時間:101分
公開:1990-02-10
製作年度:1989
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:ロバート・デ・ニーロ
製作:アート・リンソン
監督:ニール・ジョーダン
脚本:デビッド・マメット
原作:Sam and Bella Spewak、アルベール・ユッソン
撮影:フィリップ・ルースロ
音楽:ジョージ・フェントン
出演:ロバート・デ・ニーロNed、ショーン・ペンJim、デミ・ムーアMolly、ホイト・アクストンFather Levesgue、ブルーノ・カービイDeputy、レイ・マカナリーWarden、ジェームズ・ルッソBobby、ウォーレス・ショーンTrenslator

刑務所を脱走した2人の男が巻き起こす騒動を描くアクション・コメディ。マイケル・カーティス監督による55年製作の同名作品のリメイク版で、エグゼクティヴ・プロデューサーは主演のロバート・デ・ニーロ、製作はアート・リンソン、監督は「プランケット城への招待状」のニール・ジョーダン。戯曲を脚本化したロナルド・マクドゥゲルのオリジナルを基に、脚色はデイヴィッド・マメット、撮影はフィリップ・ルースロ、音楽はジョージ・フェントンが担当。出演はほかにショーン・ペン、デミ・ムーアなど。

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