2018-196M 「グリーンブック」☆☆☆★★★

邦題:グリーンブック
時間:130分
公開:2019-03-01
製作年度:2018
製作国:アメリカ
配給:ギャガ
製作総指揮:ジェフ・スコール、ジョナサン・キング、オクタビア・スペンサー、クワミ・L・パーカー、ジョン・スロス、スティーブン・ファーネス
製作:ジム・バーク、チャールズ・B・ウェスラー、ブライアン・カリー、ピーター・ファレリー、ニック・バレロンガ
監督:ピーター・ファレリー
脚本:ニック・バレロンガ、ブライアン・カリー、ピーター・ファレリー
原作:
撮影:ショーン・ポーター
音楽:パトリック・J・ドン・ビト
出演:ビゴ・モーテンセン(トニー・リップ)、マハーシャラ・アリ(ドクター・シャーリー)、リンダ・カーデリニ、ディミテル・D・マリノフ、P・J・バーン
アカデミー賞の有力な前哨戦として知られる第41回トロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞したロードムービー。人種差別が残る1960年代のアメリカ南部で、黒人ジャズピアニストと白人運転手の2人が繰り広げる旅を描いた。「メリーに首ったけ」や「愛しのローズマリー」といったコメディ映画を生み出してきたファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリー監督がメガホンをとり、「イースタン・プロミス」でアカデミー主演男優賞にノミネートされたビゴ・モーテンセンと、「ムーンライト」でアカデミー助演男優賞に輝いたマーシャハラ・アリが共演した。1962年、アメリカ南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストのドン・シャーリーは、粗野で無教養なイタリア系のトニー・リップを用心棒兼運転手として雇う。全く正反対の2人は、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに旅を始めるが……。
スタンリー・クレイマーの「手錠のまゝの脱獄」(1958)が有名な設定だが、白人と黒人のバディ系ロードムービーだ。トロントで観客賞ということで、オスカーの有力候補とされている。前哨戦のゴールデングローブでも主要部門にノミネートされていて、関係者はドキドキワクワクの数か月だろう。ヴィゴ・モーテッセンがいい。粗野なイタリア系をきっちりと丁寧に演じている。その家族たちの描写もいい。同時代を背景にした「ドライビング Miss デイジー」(1989)という秀作は運転手が黒人である。
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