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2018-183M 「クリード 炎の宿敵」☆☆☆★

Kuridohonoo 原題:Creed II
邦題:クリード 炎の宿敵
時間:130分
公開:2019-01-11
製作年度:2018
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
製作総指揮:ライアン・クーグラー、マイケル・B・ジョーダン、ガイ・リーデル
製作:シルベスター・スタローン、ケビン・キング・テンプルトン、チャールズ・ウィンクラー、ウィリアム・チャートフ、デビッド・ウィンクラー、アーウィン・ウィンクラー
監督:スティーブン・ケイプル・Jr.
脚本:シルベスター・スタローン、ジュエル・テイラー
原作:シルベスター・スタローン
撮影:クレイマー・モーゲンソー
音楽:ルドウィグ・ゴランソン
出演:マイケル・B・ジョーダン(アドニス・ジョンソン)、シルベスター・スタローン(ロッキー・バルボア)、テッサ・トンプソン(ビアンカ)、ウッド・ハリス、フィリシア・ラシャド、ドルフ・ラングレン(イワン・ドラゴ)、フロリアン・ムンテアヌ(ヴィクトル・ドラゴ)
「ロッキー」シリーズを新たな主人公アドニス・ジョンソンの物語として復活させ、世界中で好評を博した「クリード チャンプを継ぐ男」の続編。「ロッキー4 炎の友情」で、アドニスの父であり、ロッキーの盟友だったアポロ・クリードを葬ったイワン・ドラコの息子ヴィクトルが登場し、アドニスが因縁の対決に挑む姿を描く。ロッキーの指導の下、世界チャンピオンに上り詰めたアドニスは、かつて父アポロの命を奪ったイワン・ドラゴの息子ヴィクターと対戦することになる。ヴィクターの反則行為により試合には勝利したものの、納得のいく勝利を飾ることができなかったアドニスは、心身ともに不調に陥ってしまう。やがて婚約者のビアンカが出産して父親になったアドニスは、ロッキーから父親という存在の大切さを諭され、しばらく一線から遠のくことに。しかし、「ボクシングこそが自分そのもの」と気づいたアドニスは、ヴィクターとの再戦を決意する。前作から続いてアドニス役をマイケル・B・ジョーダン、ロッキー役をシルベスター・スタローンが演じ、スタローンは原案や脚本も担当。「ロッキー4」でイワン・ドラコを演じたドルフ・ラングレンも同役で出演。監督は新鋭スティーブン・ケイプル・Jr.が務めた。

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2018-183M 「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」☆☆☆★★

Fantbeast2018 原題:Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald
邦題:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
時間:134分
公開:2018-11-23
製作年度:2018
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
製作総指揮:ティム・ルイス、ニール・ブレア、リック・セナト、ダニー・コーエン
製作:デビッド・ハイマン、J・K・ローリング、スティーブ・クローブス、ライオネル・ウィグラム
監督:デビッド・イェーツ
脚本:J・K・ローリング
原作:J・K・ローリング
撮影:フィリップ・ルースロ
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:エディ・レッドメイン(ニュート・スキャマンダー)、キャサリン・ウォーターストン(ティナ・ゴールドスタイン)、ダン・フォグラー(ジェイコブ・コワルスキー)、アリソン・スドル(クイニー・ゴールドスタイン)、ジュード・ロウ(アルバス・ダンブルドア)、ジョニー・デップ(ゲラート・グリンデルバルド)、エズラ・ミラー(クリーデンス・ベアボーン)、ゾーイ・クラビッツ(リタ・レストレンジ)、カラム・ターナー(テセウス・スキャマンダー)、クローディア・キム(ナギニ)、ウィリアム・ナディラム(ユスフ・カーマ)、ブロンティス・ホドロフスキー(ニコラス・フラメル)、ケビン・ガスリー
大ヒットファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を担当し、同シリーズと同じ魔法ワールドを舞台に、魔法動物学者ニュート・スキャマンダーの冒険を描いた「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」から続く物語。アメリカからイギリスに戻ってきたニュートは、アメリカ合衆国魔法議会が捕らえた強大な魔法使いグリンデルバルドが逃げ出したことを知る。恩師のダンブルドアから特命を受け、パリに向かったニュートは、仲間の魔法生物たちとともにグリンデンバルドの行方を追う。前作に続きデビッド・イェーツ監督がメガホンをとり、ニュート役の主演エディ・レッドメインほかメインキャストが続投。若き日のダンブルドア役をジュード・ロウが演じる。
広げる広げる!大風呂敷!さてあと何作品でこの物語が完結していくのだろうか。

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2018-182M 「来る」☆☆☆

Kuru 邦題:来る
時間:138分
公開:2018-12-07
製作年度:2018
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:市川南、川村元気
監督:中島哲也
脚本:中島哲也、岩井秀人、門間宣裕
原作:澤村伊智
撮影:岡村良憲
音楽:冨永恵介、成川沙世子
出演:岡田准一(野崎)、黒木華(田原香奈)、小松菜奈(比嘉真琴)、松たか子(比嘉琴子)、妻夫木聡(田原秀樹)、青木崇高(津田大吾)、柴田理恵(逢坂セツ子)、太賀(高梨重明)、志田愛珠、蜷川みほ、伊集院光(スーパーの店長)、石田えり
「嫌われ松子の一生」「告白」「渇き。」の中島哲也監督が、岡田准一を主演に迎え、「第22回日本ホラー大賞」で大賞に輝いた澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」を映画化したホラー。黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡らが顔をそろえる。恋人の香奈との結婚式を終え、幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に謎の来訪者が現れ、取り次いだ後輩に「知紗さんの件で」との伝言を残していく。知紗とは妊娠した香奈が名づけたばかりの娘の名前で、来訪者がその名を知っていたことに、秀樹は戦慄を覚える。そして来訪者が誰かわからぬまま、取り次いだ後輩が謎の死を遂げる。それから2年、秀樹の周囲で不可解な出来事が次々と起こり、不安になった秀樹は知人から強い霊感を持つ真琴を紹介してもらう。得体の知れぬ強大な力を感じた真琴は、迫り来る謎の存在にカタをつけるため、国内一の霊媒師で真琴の姉・琴子をはじめ、全国から猛者たちを次々と召集するが……。

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2018-181M 「女王陛下のお気に入り」☆☆☆★★★

Jooheikanookiniiri 原題:The Favourite
邦題:女王陛下のお気に入り
時間:120分
公開:2019-02
製作年度:2018
製作国:アイルランド・アメリカ・イギリス
配給:20世紀フォックス映画
製作総指揮:
製作:セシ・デンプシー、エド・ギニー、リー・マジデイ、ヨルゴス・ランティモス
監督:ヨルゴス・ランティモス
脚本:デボラ・デイビス、トニー・マクナマラ
原作:
撮影:
音楽:
出演:オリビア・コールマン(アン女王)、エマ・ストーン(アビゲイル)、レイチェル・ワイズ(レディ・サラ)、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィン
「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」で注目を集めるギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督が、18世紀イングランドの王室を舞台に描いた歴史サスペンス。2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員グランプリを受賞し、王女アンを演じたオリビア・コールマンも女優賞を受賞した。18世紀初頭、フランスとの戦争下にあるイングランド。女王アンの幼なじみレディ・サラは、病身で気まぐれな女王を動かし絶大な権力を握っていた。そんな中、没落したサラの従妹アビゲイルが召使いとして参内し、レディ・サラもアン女王も彼女の魅力に惹きつけられる。レディ・サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を狙っていた。戦争をめぐる政治的駆け引きが繰り広げられる中、サラとの友情を通してチャンスをつかもうとするアビゲイルだったが……。出演はコールマンのほか、「ラ・ラ・ラ・ンド」のエマ・ストーン、「ナイロビの蜂」のレイチェル・ワイズ、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のニコラス・ホルトほか。
過剰なまでのサウンドとピクチャー。魚眼、超広角、標準、望遠、さまざまなレンズを駆使した映像の情報量の洪水に圧倒される。そして重層的に音を重ね塗りした音圧の凄さ。静寂である状況でさえ大音圧を感じる。それらが鬼才ヨルゴス・ランティモス監督が描く物語の<演出>の一翼を担っている。ランティモス監督が前作「聖なる鹿殺し」で描いた、絶妙なバランスで保たれ安定していた人間関係に対して、異物としての登場人物が加わると、あたかも熱湯を一滴づつ滴り落された砂糖菓子の城郭の崩壊のように<状況>が崩れていく悲劇。本作では18世紀のフランスと泥沼の戦争が続くイングランドが舞台。アン女王(オリビア・コールマン)と側近のレディ・サラ(レイチェル・ワイズ)によって戦争は継続され議会は疲弊している。そこへサラの従妹と称するアビゲイル(エマ・ストーン)が落ちぶれてサラを頼ってくる。という人間関係で言えば異物がアビゲイルなのだが、彼女が女王を誑し込み、サラを罠に嵌め、遂にはイングランドの未来まで改変しようとしていく怪物ぶりを描くホラー作品。黒板を爪でひっかくような軋む人間関係のドラマをさらに音と映像の厚塗りが禍々しさを増幅していく。豪華絢爛なセットと衣装で繰り広げられる、美しくも腐乱臭が漂うスクリーンに釘付けにされる。三人の女優らの、映画全編で徐々に変貌していく力関係に、表情と佇まいを表現する演技力が光を放ち、圧倒される。今年のベネチア映画祭で審査員グランプリを受賞しているが、オリビア・コールマンも女優賞を受賞。

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2018-180M 「ロッキー4 炎の友情」☆☆☆★

Rocky4 原題:Rocky IV
邦題:ロッキー4 炎の友情
時間:91分
公開:1986-06-07
製作年度:1985
製作国:アメリカ
配給:UIP 
製作総指揮:ジェームズ・D・ブルベイカー、アーサー・コバニアン
製作:アーウィン・ウィンクラー、ロバート・チャートフ
監督:シルベスター・スタローン
脚本:シルベスター・スタローン
原作:
撮影:ビル・バトラー
音楽:ビンス・ディコーラ
出演:シルベスター・スタローンRocky_Balboa、タリア・シャイアAdrian、バート・ヤングPaulie、カール・ウェザースApollo_Creed、ブリジット・ニールセンLudmilla、ドルフ・ラングレンDrago、マイケル・パタキNicoli
宿敵であり親友であるファイター、アポロを絶命させたソ連の殺人マシーンドラゴに挑戦するロッキーの雄姿を描く。製作はアーウィン・ウィンクラー、ロバート・チャートフ、エグゼクティヴ・プロデューサーはジェイムズ・D・ブルベイカーとアーサー・コバニアン。監督・脚本・主演は「ロッキー3」のシルヴェスター・スタローン、撮影はビル・バトラー、音楽はヴィンス・ディコーラが担当。共演はタリア・シャイア、バート・ヤングなど。
来年1月公開のクリード2ではドラコの息子との闘いとなっていて、その前提の作品だ。映画としてはダレダレな底の浅い作品ではある。製作された1985年といえばソ連崩壊の5年ほど前。

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2018-179M 「フロントランナー」☆☆☆★

Frontrunner 原題:The Front Runner
邦題:フロントランナー
時間:分
公開:2019-02-01
製作年度:2018
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:マット・バイ、ジェイ・カーソン、マイケル・ビューグ、ジェイソン・ブルーメンフェルド、ジョージ・ウルフ、ジェイソン・クロス、クリス・コノバー、エドワード・カーペッツィ
製作:ジェイソン・ライトマン、ヘレン・エスタブルック、アーロン・L・ギルバート
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:マット・バイ、ジェイ・カーソン、ジェイソン・ライトマン
原作:マット・バイ
撮影:エリック・スティールバーグ
音楽:ロブ・シモンセン
出演:ヒュー・ジャックマン、ベラ・ファーミガ、J・K・シモンズ、アルフレッド・モリーナ
日本の観客の顔が見えない。だいたい主人公の名前を知っているかどうかすら疑わしい。そこから宣伝を開始せねばならないのだから、興行は難しいだろう。

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2018-178M 「名探偵コナン ゼロの執行人」☆☆☆

Konanzero2018 邦題:名探偵コナン ゼロの執行人
時間:110分
公開:2018-04-13
製作年度:2018
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:
監督:立川譲
脚本:
原作:青山剛昌
撮影:西山仁
音楽:大野克夫
出演:高山みなみ(江戸川コナン)、山崎和佳奈(毛利蘭)、小山力也(毛利小五郎)、古谷徹(安室透)、茶風林(日暮警部)、緒方賢一(阿笠博士)、岩居由希子(吉田歩美)、高木渉(小嶋元太)、大谷育江(円谷光彦)、林原めぐみ(灰原哀)、上戸彩(橘境子)、博多大吉(羽場二三一)
青山剛昌原作の人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版22作目。サミット会場を狙った大規模爆破事件を発端に、コナンと公安警察が衝突するストーリーが展開し、劇場版20作目「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」に続き、謎の男・安室透がメインキャラクターとして登場する。東京で開かれるサミットの会場となる東京湾の巨大施設「エッジ・オブ・オーシャン」で、大規模爆破事件が発生。事件の裏には、全国の公安警察を操る警察庁の秘密組織・通称「ゼロ」に所属する安室透の影があった。サミット当日ではなく事前に起こされた爆破事件と、安室の行動に違和感を抱くコナン。そんな折、爆破事件の現場から毛利小五郎のものと一致する指紋が発見され……。監督は前作まで計7作の劇場版「コナン」を手がけた静野孔文から、新たに「モブサイコ100」「デス・パレード」の立川護にバトンタッチした。2018年4月に劇場公開され、同年10月19日からシリーズ初の4D版も公開された。

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2018-177M 「30年後の同窓会」☆☆☆★

30nengo 原題:Last Flag Flying
邦題:30年後の同窓会
時間:125分
公開:2018-06-08
製作年度:2017
製作国:アメリカ
配給:ショウゲート
製作総指揮:ハリー・ギッテス、トーマス・リー・ライト、カレン・ルース・ゲッチェル製作:ジンジャー・スレッジ、リチャード・リンクレイター、ジョン・スロス
監督:リチャード・リンクレイター
脚本:リチャード・リンクレイター、ダリル・ポニックサン
原作:ダリル・ポニックサン
撮影:シェーン・ケリー
音楽:グレアム・レイノルズ
出演:スティーブ・カレル(ラリー・“ドク”・シェパード)、ブライアン・クランストン(サル・ニーロン)、ローレンス・フィッシュバーン(リチャード・ミューラー牧師)、J・クイントン・ジョンソン(ワシントン)、ユール・バスケス、シシリー・タイソン
「6才のボクが、大人になるまで。」のリチャード・リンクレイター監督が、「さらば冬のかもめ」でも知られるダリル・ポニックサンの小説を原作に、30年ぶりに再会した男たちの再生の旅路を描いたロードムービー。男ひとりで酒浸りになりながらバーを営むサルと、過去を捨てて牧師となったミューラーのもとに、ある日、30年にわたって音信不通だった旧友のドクが突然現れる。ドクは1年前に妻に先立たれ、2日前に遠い地で息子が戦死したことを2人に打ち明け、死んだ息子を故郷に連れ帰る旅に同行してほしいと依頼する。30年前のある事件で大きく人生が変わってしまっていた3人は、ともに旅をし、語り合うことで、人生に再び輝きを取り戻していく。主人公の3人をスティーブ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーンという、いずれもアカデミー主演男優賞にノミネートされた経験を持つ実力派が演じる。

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2018-176M 「バハールの涙」☆☆☆★★

Baharu 原題:Les filles du soleil
邦題:バハールの涙
時間:111分
公開:2019-01
製作年度:2018
製作国:フランス・ベルギー・ジョージア・スイス
配給:コムストック・グループ、ツイン
製作総指揮:
製作:
監督:エバ・ユッソン
脚本:エバ・ユッソン
原作:
撮影:
音楽:
出演:ゴルシフテ・ファラハニ、エマニュエル・ベルコ
「パターソン」のゴルシフテ・ファラハニが、捕虜となった息子の救出のためISと戦うこととなったクルド人女性を演じるドラマ。「青い欲動」のエバ・ウッソン監督が、自らクルド人自治区に入り、女性戦闘員たちの取材にあたって描いた。弁護士のババールは夫と息子と幸せな生活を送っていたが、ある日クルド人自治区の町でISの襲撃を受ける。襲撃により、男性は皆殺しとなり、バハールの息子は人質としてISの手に渡ってしまう。その悲劇から数カ月後、バハールはクルド人女性武装部隊「太陽の女たち」のリーダーとして戦いの最前線にいた。そんなバハールの姿を、同じく小さな娘と離れ、戦地で取材を続ける片眼の戦場記者マチルドの目を通して映し出していく。2018年・第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品。
女性戦場ジャーナリストとクルド女性兵士を軸にISとの地方戦を描く。

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2018-175M 「ファースト・マン」☆☆☆★★

Firstman 原題:First Man
邦題:ファースト・マン
時間:141分
公開:2018-02-08
製作年度:2018
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、アイザック・クラウスナー、アダム・メリムズ、ジョシュ・シンガー
製作:ウィク・ゴッドフリー、マーティ・ボーウェン、アイザック・クラウスナー、デイミアン・チャゼル
監督:デイミアン・チャゼル
脚本:ジョシュ・シンガー
原作:ジェームズ・R・ハンセン
撮影:
音楽:ジャスティン・ハーウィッツ
出演:ライアン・ゴズリング(ニール・アームストロング)、クレア・フォイ(ジャネット・アームストロング)、ジェイソン・クラーク、カイル・チャンドラー、パトリック・フュジット、キアラン・ハインズ、イーサン・エンブリー、シェー・ウィガム、コリー・ストール、ブロ・シュレイバー
「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督&主演ライアン・ゴズリングのコンビが再びタッグを組み、人類で初めて月面に足跡を残した宇宙飛行士ニール・アームストロングの半生を描いたドラマ。ジェームズ・R・ハンセンが記したアームストロングの伝記「ファーストマン」を原作に、ゴズリングが扮するアームストロングの視点を通して、人類初の月面着陸という難業に取り組む乗組員やNASA職員たちの奮闘、そして人命を犠牲にしてまで行う月面着陸計画の意義に葛藤しながらも、不退転の決意でプロジェクトに挑むアームストロング自身の姿が描かれる。アームストロングの妻ジャネット役に、「蜘蛛の巣を払う女」やテレビシリーズ「ザ・クラウン」で活躍するクレア・フォイ。そのほかの共演にジェイソン・クラーク、カイル・チャンドラー。脚本は「スポットライト 世紀のスクープ」「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」のジョシュ・シンガー。

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2018-174M 「喜望峰の風に乗せて」☆☆★★

Kiboho 原題:The Mercy
邦題:喜望峰の風に乗せて
時間:101分
公開:2019-01
製作年度:2017
製作国:イギリス
配給:キノフィルムズ
製作総指揮:オリビエ・クールソン、ロン・ハルパーン、ジェニー・ボーガーズ、ダン・マクレイ、クリスティーン・ランガン、ダーモット・マキヨン、ジョニー・パーシー
製作:グレアム・ブロードベント、ピート・チャーニン、スコット・Z・バーンズ、ニコラ・モベルネ
ジャック・ペラン
監督:ジェームズ・マーシュ
脚本:スコット・Z・バーンズ
原作:
撮影:エリック・ゴーティエ
音楽:ヨハン・ヨハンソン
出演:コリン・ファース、レイチェル・ワイズ、デビッド・シューリス、ケン・ストット
「博士と彼女のセオリー」のジェームズ・マーシュ監督が「英国王のスピーチ」のコリン・ファースを主演に迎え、実話をもとに描いた海洋冒険ドラマ。1968年、イギリス。ヨットによる単独無寄港世界一周を競うゴールデン・グローブ・レースが開催されることに。華々しい経歴を持つセーラーたちが参加する中、航海計器の会社を経営するビジネスマン、ドナルド・クロウハーストが名乗りをあげる。アマチュアの果敢な挑戦にスポンサーも現われ、家族や周囲の期待に押されながら出航するドナルド。そんな彼を待ち受けていたのは、過酷な自然と耐え難い孤独、そして自分自身の思いがけない行動だった。共演に「ナイロビの蜂」のレイチェル・ワイズ、「ワンダーウーマン」のデビッド・シューリス。

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2018-173M 「ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲」☆☆☆★★

Je2018 原題:Johnny English Strikes Again
邦題:ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲
時間:89分
公開:2018-11-09
製作年度:2018
製作国:イギリス
配給:東宝東和
製作総指揮:ライザ・チェイシン、ウィリアム・デイビス
製作:ティム・ビーバン、エリック・フェルナー、クリス・クラーク
監督:デビッド・カー
脚本:ウィリアム・デイビス
原作:
撮影:フロリアン・ホーフマイスター
音楽:ハワード・グッドオール
出演:ローワン・アトキンソン(ジョニー・イングリッシュ)、ベン・ミラー(ボフ)、オルガ・キュリレンコ(オフィーリア)、ジェイク・レイシー(ヴォルタ)、エマ・トンプソン(首相)、マシュー・ビアード(P)、アダム・ジェームズ(ペガサス)、ミランダ・ヘネシー(タラ)
「Mr.ビーン」で世界的に知られるイギリスの人気コメディアン、ローワン・アトキンソン主演によるスパイアクションコメディ「ジョニー・イングリッシュ」の7年ぶりとなるシリーズ第3作。大規模なサイバー攻撃によってイギリスの諜報機関「MI7」の現役スパイたちの情報が漏洩してしまい、残された最後の頼みの綱として、隠居状態だったジョニー・イングリッシュが呼び出される。早速、事件を裏で操るハッカーを見つけだそうと任務に就くジョニーだったが、限られたスキルしかなく、アナログ人間な彼にとって、最先端テクノロジーこそが最大の脅威だった。アトキンソンが「007」のジェームズ・ボンドを彷彿させるが、時代遅れで変なおじさんのジョニー・イングリッシュに扮したほか、「007 慰めの報酬」でボンドガールを務めたオルガ・キュリレンコ、イギリスの名女優エマ・トンプソンらが共演した。
以外にツボにはまって楽しんでしまった。昭和時代のスパイ映画への完全なるオマージュとパロディ。

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2018-172M 「マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!」☆☆★★

Mygeneration 原題:My Generation
邦題:マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!
時間:95分
公開:2019-01-05
製作年度:2017
製作国:イギリス
配給:東北新社、STAR CHANNEL MOVIES
製作総指揮:ジェームズ・クレイトン
製作:マイケル・ケイン、ディック・クレメント、イアン・ラ・フレネ、サイモン・フラー、フーラ・クローニン・オライリー
監督:デビッド・バッティ
脚本:ディック・クレメント、イアン・ラ・フレネ
原作:
撮影:
音楽:ターキン・ゴッチ
出演:マイケル・ケイン、デビッド・ベイリー、ショーン・コリンズ、ロジャー・ダルトリー、ドノバン、ダドリー・エドワーズ、マリアンヌ・フェイスフル、バーバラ・フラニスキ、ルル、ポール・マッカートニー、テリー・オニール、デビッド・パットナム、メアリー・クワント、ミム・スカラ、サンディ・ショウ、ペネロピ・トゥリー、ツイッギー
イギリスの名優マイケル・ケインがプロデュースとプレゼンターを務め、今なお世界中に影響を与え続けるイギリスの1960年代カルチャー「スウィンギング・ロンドン」を描いたドキュメンタリー。ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ザ・フーといった大物ミュージシャンをはじめ、モデルのツイッギー、ファッションデザイナーのマリー・クワントなど、6年がかりで50以上のインタビュー撮影を敢行。さらにジョン・レノンやデビッド・ボウイら伝説的パイオニアたちの貴重なアーカイブ映像も盛り込みながら、時代をリードした人々の証言を通して当時の熱狂を体感することができる。ブロードキャスターとして活躍するピーター・バラカンが日本語字幕監修を担当。

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2018-171M 「スウィッチ 素敵な彼女?」☆☆☆

Switch_2 原題:Switch
邦題:スウィッチ 素敵な彼女?
時間:103分
公開:1991-09-07
製作年度:1991
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
製作総指揮:アーノン・ミルチャン、パトリック・ワックスバーガー
製作:トニー・アダムス
監督:ブレイク・エドワーズ
脚本:ブレイク・エドワーズ
原作:
撮影:ディック・ブッシュ
音楽:ヘンリー・マンシーニ
出演:エレン・バーキン(Steve Amanda Brooks)、ペリー・キング(Steve)、ジミー・スミッツ(Walter)、ジョベス・ウィリアムズ(Margo)、ロレイン・ブラッコ(Sheila)、トニー・ロバーツ(Arnold)
死んだプレイボーイが女性になって現世に復活、名誉挽回を図るファンタジー・コメディ。監督は「ティファニーで朝食を」「ピンクパンサー」シリーズのブレイク・エドワーズ、製作はトニー・アダムス、エグゼクティヴ・プロデューサーはアーノン・ミルチャンとパトリック・ワックスバーガー、撮影はディック・ブッシュ、音楽は「ティファニーで朝食を」ほかエドワーズ監督の諸作品を手掛けているヘンリー・マンシーニ、編集はロバート・パーガメント、美術はロジャー・マウスがそれぞれ担当。

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2018-170M 「特捜部Q キジ殺し」☆☆☆

Tokusoubukijikorosi 原題:Fasandaeberne
邦題:特捜部Q キジ殺し
時間:119分
公開:2016-02-02
製作年度:2014
製作国:デンマーク・ドイツ・スウェーデン
配給:マグネット・コミュニケーションズ
製作総指揮:
製作:
監督:ミケル・ノルガード
脚本:ニコライ・アーセル
原作:ユッシ・エーズラ・オールスン
撮影:エリック・クレス
音楽:ヨハン・セーデルクビスト
出演:ニコライ・リー・コス, ファレス・ファレス, ピルウ・アスベック,デビッド・デンシック,ダニカ・クルチッチ
デンマークの人気作家ユッシ・エーズラ・オールスンによる世界的ベストセラー「特捜部Q」シリーズの映画化第2弾。コペンハーゲン警察署の未解決事件捜査班「特捜部Q」に配属された個性的な刑事たちの活躍を描く。特捜部Qの刑事カールのデスクに、なぜか20年前に捜査終了したはずの双子惨殺事件のファイルが置かれていた。何者かの意図を感じたメンバーたちは再捜査に乗り出し、事件当時に重要情報を知る少女キミーが失踪していた事実にたどり着く。すぐにキミーの行方を追いはじめる一同だったが、キミーを探し続けている人物は他にもいた……。ミケル・ノルガード監督をはじめ前作のスタッフ・キャストが再結集し、「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のニコライ・アーセル&ラスムス・ハイスタバーグが脚本に参加。「天使と悪魔」のニコライ・リー・カースが主人公カール役を、「ゼロ・ダーク・サーティ」のファレス・ファレスが相棒アサド役を引き続き演じた。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち 2016」上映作品。

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2018-169M 「特捜部Q 檻の中の女」☆☆☆★

Tokusouq 原題:特捜部Q 檻の中の女
邦題:Kvinden i buret
時間:97分
公開:2015-01-24
製作年度:2013
製作国:デンマーク
配給:マグネット・コミュニケーションズ
製作総指揮:
製作:
監督:ミケル・ノルガード
脚本:ニコライ・アーセル
原作:ユッシ・エーズラ・オールスン
撮影:エリック・クレス
音楽:ヨハン・セーデルクビスト
出演:ニコライ・リー・コス, ファレス・ファレス, ソニア・リクター
世界的に人気を集めるユッシ・エーズラ・オールスン原作のミステリー小説「特捜部Q」シリーズの第1作「檻の中の女」を、本国デンマークで映画化。「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のニコライ・アーセルが脚本を手がけた。コペンハーゲン警察殺人課の刑事カールは、新設されたばかりの未解決事件班「特捜部Q」に左遷させられてしまう。捜査終了と判断された事件の資料を整理するだけの仕事にやる気を見出せないカールだったが、資料の中から5年前に世間を騒がせた美人議員失踪事件の捜査ファイルを発見し、その捜査結果に違和感を抱く。助手アサドと共に調査に乗り出したカールは、やがて議員がまだ生きている可能性にたどり着く。主人公カール役を「天使と悪魔」のニコライ・リー・カース、助手アサド役を「ゼロ・ダーク・サーティ」のファレス・ファレス、失踪した議員役を「しあわせな孤独」のソニア・リクターが演じた。2015年1~2月、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開催の「未体験ゾーンの映画たち 2015」上映作品。
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2018-168M 「ボヘミアン・ラプソディ」☆☆☆☆

Bohemian 原題:Bohemian Rhapsody
邦題:ボヘミアン・ラプソディ
時間:135分
公開:2018-11-09
製作年度:2018
製作国:アメリカ
配給:20世紀フォックス映画
製作総指揮:アーノン・ミルチャン、デニス・オサリバン、ジャスティン・ヘイザ、デクスター・フレッチャー、ジェーン・ローゼンタール
製作:グレアム・キング、ジム・ビーチ
監督:ブライアン・シンガー
脚本:アンソニー・マッカーテン
原作:アンソニー・マッカーテン、ピーター・モーガン
撮影:ニュートン・トーマス・サイジェル
音楽:ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー
出演:ラミ・マレック(フレディ・マーキュリー)、ルーシー・ボーイントン(メアリー・オースティン)、グウィリム・リー(ブライアン・メイ)、ベン・ハーディ(ロジャー・テイラー)、ジョセフ・マッゼロ(ジョン・ディーコン)、エイダン・ギレン(ジョン・リード)、アレン・リーチ(ポール・プレンター)、トム・ホランダー(ジム・ビーチ)、マイク・マイヤーズ(レイ・フォスター)、アーロン・マカスカー(ジム・ハットン)
世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に残る伝説の数々を再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざるストーリーを描き出していく。「ナイト ミュージアム」のラミ・マレックがフレディを熱演し、フレディの恋人メアリー・オースティンを「シング・ストリート 未来へのうた」のルーシー・ボーイントンが演じる。監督は「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー。

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2018-167M 「ビブリア古書堂の事件手帖」☆☆☆

Biburia 邦題:ビブリア古書堂の事件手帖
時間:121分
公開:2018-11-01
製作年度:2018
製作国:日本
配給:20世紀フォックス映画、KADOKAWA
製作総指揮:
製作:小川真司
監督:三島有紀子
脚本:渡部亮平、松井香奈
原作:三上延
撮影:阿部一孝
音楽:安川午朗、サザンオールスターズ
出演:黒木華(篠川栞子)、野村周平(五浦大輔)、成田凌(稲垣)、夏帆(五浦絹子)、東出昌大(田中嘉雄)、神野三鈴、高橋洋、酒向芳、桃果、渡辺美佐子
シリーズ累計640万部を突破した三上延原作のベストセラーミステリー小説を、黒木華と野村周平の主演で実写映画化。五浦大輔は祖母の遺品から夏目漱石の直筆と思われる署名が入った「それから」を見つけ、鑑定してもらうため北鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」を訪れる。店主である若い女性・篠川栞子は極度の人見知りでありながら本に対して並外れた情熱と知識を持っており、大輔が持ち込んだ本を手に取って見ただけで、大輔の祖母が死ぬまで隠し通してきた秘密を解き明かしてしまう。そんな栞子の推理力に圧倒された大輔は、足を怪我した彼女のために店を手伝うことに。やがて大輔は、栞子が所有する太宰治「晩年」の希少本をめぐり、大庭葉蔵と名乗る謎の人物が彼女を付け狙っていることを知る。監督は「幼な子われらに生まれ」「しあわせのパン」の三島有紀子。

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2018-166M 「天才作家の妻 40年目の真実」☆☆☆★★★

Tensaisakka 原題:The Wife
邦題:天才作家の妻 40年目の真実
時間:101分
公開:2019-01-26
製作年度:2017
製作国:スウェーデン・アメリカ・イギリス
配給:松竹
製作総指揮:ジェーン・アンダーソン、ビョルン・ルンゲ、ゲロ・バウクネット、マーク・クーパー、フローリアン・ダーゲル、トマス・エスキルソン、ガード・シェパーズ
製作:ロザリー・スウェドリン、ミタ・ルイーズ・フォルデイガー、クローディア・ブリュームフーバー、ジョー・バムフォード、ピアース・テンペスト
監督:ビョルン・ルンゲ
脚本:ジェーン・アンダーソン
原作:
撮影:ウルフ・ブラントース
音楽:ジョスリン・プーク
出演:グレン・クローズ(ジョーン・キャッスルマン)、ジョナサン・プライス(ジョゼフ・キャッスルマン)、クリスチャン・スレイター(ナサニエル・ボーン)、マックス・アイアンズ(デビッド・キャッスルマン)、ハリー・ロイド(若い頃のジョゼフ・キャッスルマン)、アニー・スターク(若い頃のジョーン・キャッスルマン)、エリザベス・マクガバン
アカデミー賞に6度ノミネートされているベテラン女優グレン・クローズが、世界的作家の夫を慎ましく支えてきた妻に扮し、夫婦の絆や人生の意味とは何かを描いたヒューマンドラマ。現代文学の巨匠ジョゼフがノーベル文学賞を授与されることになり、ジョゼフと妻のジョーンは息子を伴い、ノーベル賞の授賞式が行われるストックホルムを訪れる。しかし、そこでジョゼフの経歴に疑いを抱く記者ナサニエルと出会い、夫婦の秘密について問いただされる。実は若い頃から文才に恵まれていたジョーンは、あることがきっかけで作家になることをあきらめた過去があった。そしてジョゼフと結婚後、ジョーンは夫の影となり、世界的作家となる彼の成功を支えてきたのだが……。クローズがジョーンを演じ、夫ジョゼフ役は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどに出演するベテラン俳優のジョナサン・プライスが務めた。
今秋の収穫(公開は来年1月末)。原題はシンプル(The Wife)なのに、説明過多な邦題がもったいない。もっとタイトルマッチをすべきだったのでは?グレン・クローズがオスカー候補になりそうな名演。映画内の状況ではノーベル文学賞を受賞する夫が主人公でありながら、映画としては監督のビョルン・ルンゲによって深く彫り込まれた妻のグレン・クローズが主役の存在感を見せつける。とある憶測から近づいてくる伝記作家のクリスチャーン・スレーターもルシファーの囁きのような挑発を繰り返す不気味さがアクセントになる。ややステレオタイプにしか描かれていない長男に違和感があったが、原作にない映画オリジナルキャラと聞いて納得。もう少々、人物造形を練って欲しかった。口説く詩の回収がちと直球かな。

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2018-165M 「イコライザー2」☆☆☆★★

Ikorai2 原題:The Equalizer 2
邦題:イコライザー2
時間:121分
公開:2018-10-05
製作年度:2018
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
製作総指揮:モリー・アレン、デビッド・ブルームフィールド
製作:トッド・ブラック、ジェイソン・ブルメンタル、デンゼル・ワシントン、アレックス・シスキン、スティーブ・ティッシュ、アントワン・フークア、メイス・ニューフェルド、トニー・エルドリッジ、マイケル・スローン
監督:アントワン・フークア
脚本:リチャード・ウェンク
原作:マイケル・スローン、リチャード・リンドハイム
撮影:オリバー・ウッド
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:デンゼル・ワシントン(ロバート・マッコール)、ペドロ・パスカル(デイブ・ヨーク)、アシュトン・サンダース(マイルズ)、ビル・プルマン(ブライアン・プラマー)、メリッサ・レオ(スーザン・プラマー)
オスカー俳優のデンゼル・ワシントンが、「トレーニング デイ」のアントワン・フークア監督とタッグを組んだアクションサスペンス「イコライザー」の続編。元CIAエージェントで、昼間の表の顔とは別に、世の裁けない悪人を19秒で抹殺していく「イコライザー」としての顔を持つ主人公ロバート・マッコールの戦いを描く。現在の表の職業として、日中はタクシー運転手として働いているマッコールだったが、CIA時代の元上官で親友のスーザンが何者かに殺害されてしまう。独自に捜査を開始したマッコールは、スーザンが死の直前まで手がけていた任務の真相に近づいていくが、やがてマッコール自身にも危険が迫る。そして、その手口から相手はマッコールと同じ特殊訓練を受けていることが判明。同時に身内であるはずのCIAの関与も明らかになっていく。マッコール役のワシントン

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2018-164M 「デイアンドナイト」☆☆☆★

Daynight 邦題:デイアンドナイト
時間:134分
公開:2019-01-26
製作年度:2019
製作国:日本
配給:日活
製作総指揮:
製作:山田孝之、伊藤主税、岩崎雅公
監督:藤井道人
脚本:小寺和久、藤井道人、山田孝之
原作:阿部進之介
撮影:今村圭佑
音楽:堤裕介
出演:阿部進之介(明石幸次)、安藤政信(北村健一)、清原果耶(大野奈々)、小西真奈美
俳優・山田孝之がプロデューサーに専念し、「善と悪はどこからやってくるのか」をテーマに描いたオリジナルドラマ。山田と同じ事務所に所属する俳優の阿部進之介が企画・原案から携わり、長編映画に初主演。山田は俳優として出演はせず、プロデューサーに専念したほか、脚本にも名を連ねている。明石幸次は父の自殺で実家へと戻ってきた。明石の父は大手企業の不正を内部告発したことから自殺にまで追いやられ、家族も崩壊寸前となっていた。そんな明石に手を差し伸べたのは北村という男だった。北村は児童養護施設のオーナーとして、父親同然に孤児たちを養いながら、「子どもたちを生かすためなら犯罪もいとわない」という清濁を共存させた道徳観を持っていた。児童養護施設で生活する少女・奈々は、北村に傾倒していく明石を案じていたが、復讐心が次第に増幅し、明石の中の善悪の境界線が瓦解していく。主人公・明石役を阿部、北村役を安藤政信、奈々役を清原果耶がそれぞれ演じる。監督は「青の帰り道」などを手がけた藤井道人。

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