2016-178M 「ハイ・ライズ」☆☆★★★
原題:High-Rise
邦題:ハイ・ライズ
時間:119分
公開:2016-08-06
製作年度:2015
製作国:イギリス
配給:トランスフォーマー
製作総指揮:ピーター・ワトソン
トーステン・シュマッカー、リジー・フランク、サム・ラベンダー、アンナ・ヒッグス
ガブリエラ・マルチネリ、クリストファー・サイモン、ジュヌビエーブ・ルマル
製作:ジェレミー・トーマス
監督:ベン・ウィートリー
脚本:エイミー・ジャンプ
原作:J・G・バラード
撮影:ローリー・ローズ
音楽:クリント・マンセル
出演:トム・ヒドルストン(ロバート・ラング)、ジェレミー・アイアンズ(アンソニー・ロイヤル)、シエナ・ミラー(シャーロット・メルヴィル)、ルーク・エバンス(リチャード・ワイルダー)、エリザベス・モス(ヘレン・ワイルダー)、ジェームズ・ピュアフォイ(パンクボーン)、キーリー・ホーズ(アン・ロイヤル)、ピーター・フェルディナンド(コスグローヴ)、シエンナ・ギロリー(ジェーン)、リース・シェアスミス(スティール)、エンゾ・シレンティ(タルボット)、オーガスタス・プリュー(マンロー)、ダン・スキナー(シモンズ)、ステイシー・マーティン(フェイ)、トニー・ウェイ(管理人ロバート)、レイラ・ミマック(ローラ)
輸入公開されるということで、いち早く原作を読んだ作品につき、イマイチな評判だが鑑賞することにした。原作もそうだったが、登場人物が多くて整理しきれていない、設定ディストピアのワンアイデア作品のため、映画版においても、人物が描き切れていない。MV風なエッジの効いた映像シーンがストーリーの説明役にもならずに挿入され、脚本の未整理と監督の未消化が際立つ凡作となってしまった。数十年前に書かれた原作で、書評でも書いたが、おそらく当時はここまでのタワーマンションは存在しておらず、そういう点では斬新なSF的設定で寓話として語れたのだろう。しかし、21世紀の現在ともなると、日本でも湾岸のタワーマンションにおける居住階層でのカースト問題が現実のものなので、リアルな事件映画になってしまう。ある意味で予言の書だったかもね。これで、ある階層にアジア人が我が物顔でコミュニティなどを作っていたら、というアレンジが必要だったかも。
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